JPH11269261A - ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法 - Google Patents

ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法

Info

Publication number
JPH11269261A
JPH11269261A JP7413398A JP7413398A JPH11269261A JP H11269261 A JPH11269261 A JP H11269261A JP 7413398 A JP7413398 A JP 7413398A JP 7413398 A JP7413398 A JP 7413398A JP H11269261 A JPH11269261 A JP H11269261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ether glycol
thf
polytetramethylene ether
ptmg
tetrahydrofuran
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7413398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3788020B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Murai
信行 村井
Hiroshi Takeo
弘 竹尾
Hidetoshi Tanaka
秀俊 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP07413398A priority Critical patent/JP3788020B2/ja
Publication of JPH11269261A publication Critical patent/JPH11269261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3788020B2 publication Critical patent/JP3788020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furan Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1,4ーブタンジオール、その酢酸エステル
を出発物質として、分子量分布の狭いポリテトラメチレ
ンエーテルグリコールを製造する工業的有利な製造法を
提供する。 【解決手段】 1,4ーブタンジオール及び/又は1,
4ーブタンジオールの酢酸エステルを、酸触媒の存在
下、環化させてテトラヒドロフランを製造する工程、及
び得られたテトラヒドロフランを酸性触媒の存在下、開
環重合してポリテトラメチレンエーテルグリコールを製
造する工程を含む、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ールの製造方法に於いて、得られたポリテトラメチレン
エーテルグリコールからそのオリゴマーを分離し、テト
ラヒドロフラン製造工程に循環することを特徴とするポ
リテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール(PTMGと略記する)の製造方
法に関する。詳しくは、分子量分布の狭いPTMGを経
済的に製造する方法に関する。PTMGはポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂などの原料として用いられる。
【0002】
【従来の技術】PTMGの製法としては、種々の方法が
あるが、通常、テトラヒドロフラン(THFと略記す
る)の開環重合により製造される。工業的な製法の1つ
として、THFをカルボン酸無水物、例えば無水酢酸と
固体酸触媒の存在下、開環重合させてポリテトラメチレ
ンエーテルグリコールのジカルボン酸エステル(PTM
Eと略記する)を製造し、次いで、低級アルコール、例
えばメタノールとエステル交換してPTMGを製造する
方法が知られている。
【0003】PTMGは重合体であり、重合度の異なる
多数の分子の混合物であって、分子量分布を持っている
が、近年、工業製品としては分子量分布の狭いPTMG
が要求されている。分子量分布を狭くする方法として
は、PTMGを水ーメタノール混合物等の溶媒により分
別する方法、分子蒸留によりPTMGオリゴマーを分離
する方法、或いはこれらを組み合わせた方法等が知られ
ている(例えば、USP5、282、929、特開平1
−92221等)。
【0004】又分離されたオリゴマーは酸触媒の存在下
解重合すると、THFとして再利用できることが知られ
ている。しかしながら、これらの方法ではPTMGの溶
媒分別やオリゴマーの回収、解重合のための装置が必要
であり、工業的には必ずしも満足な方法とはいえなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記事情に鑑み、本発
明は、PTMGからそのオリゴマーを分離して分子量分
布の狭い製品を得ると共に、回収したオリゴマーを経済
的に再利用した工業的有利なPTMGの製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、1,4ー
ブタンジオール(以下1,4BGと略記する)及び/又
は1,4BGの酢酸エステルを原料として脱水環化或い
は脱酢酸環化によってTHFを製造し、次いでTHFを
酸性触媒の存在下に開環重合してポリテトラメチレンエ
ーテルグリコール(以下PTMGと略記する)を製造
し、更に、PTMG中のオリゴマーを蒸留等の方法によ
って除去し、分子量分布の改善されたPTMGを製造す
る方法に於いて、分離したオリゴマーの有効な利用法を
検討していたが、THF製造工程で、未反応の1,4B
G或いは1,4BGの酢酸エステル(以下これらを回収
1,4BGと総称する)を回収し、THFの原料として
再使用していることに注目し検討を進めた結果、回収
1,4BG中に、分子間で縮合したポリエーテル型の高
沸物が存在することが分かり、PTMGから分離された
オリゴマーは、回収1,4BGに混合してTHF製造反
応を行えば、THFとして再利用できることを見出し
た。更に驚くべきことにTHF化反応に於いては、分子
間縮合による高沸化と高沸物の解重合によるTHF生成
反応が平衡関係にあり、PTMGのオリゴマーを添加す
ることによって、効率良くTHFを生成させることがで
きることが判明した。本発明はかかる新規な知見に基づ
いて達成されたものであって、その要旨は、1,4ーブ
タンジオール及び/又は1,4ーブタンジオールの酢酸
エステルを、酸触媒の存在下、環化させてテトラヒドロ
フランを製造する工程、及び得られたテトラヒドロフラ
ンを酸性触媒の存在下、開環重合してポリテトラメチレ
ンエーテルグリコールを製造する工程を含む、ポリテト
ラメチレンエーテルグリコールの製造方法に於いて、得
られたポリテトラメチレンエーテルグリコールからポリ
テトラメチレンエーテルグリコールのオリゴマーを分離
し、テトラヒドロフラン製造工程に循環することを特徴
とするポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方
法に存する。以下本発明について詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】PTMGの原料となるTHFを製
造するためのTHF製造工程では、原料として、1,4
BG或いは1,4BGのモノ又はジ酢酸エステル或いは
これらの混合物が用いられる。酢酸エステルを用いる場
合は、THFと共に生成する酢酸がTHF生成反応を阻
害するので水を添加することが好ましい。THF生成反
応は、通常スルホン酸型の強酸性陽イオン交換樹脂を触
媒として用い、反応温度50℃乃至100℃で実施され
る。温度が低いとTHFの生成速度が遅く、温度が高い
とイオン交換樹脂の寿命が短くなるので65℃乃至85
℃が好ましい。圧力は常圧乃至1MPaが好適な条件で
あるが、生成したTHFの沸騰を抑制するためには若干
の加圧下が好ましく用いられる。THF製造反応器から
抜き出された反応液は、THF、水、未反応の1,4B
G及び/又は1,4BGの酢酸エステル及び若干の高沸
物、場合によっては酢酸を含むので、蒸留などの手段に
よって未反応物を分離回収し、THF製造反応器へ循環
再使用する。一方、THFを含む生成物は蒸留などの手
段で精製して、実質的に水を含まないTHFを得、必要
あれば、含まれる可能性のある高沸物を更に蒸留によっ
て分離し、好適にPTMG製造の原料として用いられ
る。
【0008】PTMGの製造方法は各種の方法が知られ
ているが、中でも酸触媒及びカルボン酸例えば無水酢酸
の存在下でTHFを開環重合させて得られるPTMGの
ジカルボン酸エステルを、低級アルコールとエステル交
換して製造する方法が好適である。かかる製法につき更
に詳しく説明する。使用される酸触媒としては、特に限
定されるものではなく、公知のものを使用することが出
来る。例えば、特公昭61−11969号記載の超強酸
性陽イオン交換樹脂、特公昭62−19452号記載の
漂白土、特開平7−228684号記載のゼオライト等
の固体酸触媒が挙げられる。過塩素酸の様な液体の酸を
使用することもできるが、この場合は開環重合後に酸を
中和および/または分離する工程が複雑になるので工業
上不利である。固体酸触媒を用いた場合には、触媒の分
離が簡単に出来るので好ましい。固体酸触媒は、懸濁
床、固定床のいずれでも使用できるが、固定床流通反応
で用いると触媒の分離操作を別途行う必要がなく特に好
ましい。
【0009】反応条件は、目的とするPTMGの分子量
や用いる酸触媒の種類によって異なるが、カルボン酸と
して無水酢酸を使用する場合、通常、反応液中における
酸触媒の濃度として0.1〜50重量%、無水酢酸の濃
度として0.1〜30重量%程度で使用される。反応温
度は通常、−20〜150℃の範囲で、反応時間は通
常、0.5〜10時間の範囲から選ばれる。得られた重
合反応液は、PTMGのジカルボン酸エステル(PTM
Eと略記する)と未反応原料等を含有しているので、通
常、未反応のTHFと無水酢酸を常圧または減圧下で留
去させる。留去させたTHFと無水酢酸は必要に応じて
精製してTHFの開環重合あるいは他の用途に再利用す
ることができる。
【0010】次いで、未反応原料を除去したPTMEか
らエステル交換によりPTMGを製造する。エステル交
換の方法や使用する触媒、アルコール等は特に限定され
るものではなく、公知のものを使用できる。例えば特公
昭61−11969号には、アルコールとして炭素数1
−4のアルカノール、触媒としてカルシウム、ストロン
チウム、バリウムまたはマグネシウムの酸化物、水酸化
物またはアルコキシドを使用する方法が開示されてい
る。また、特公平1−17486号には、炭素数1−1
0の直鎖および分枝鎖のアルコールと触媒として酸化カ
ルシウムまたは水酸化カルシウムを用い、必要に応じて
0.01−0.1%の水の存在下で反応を行う方法が開
示されている。これらの中、アルコールとして低級(炭
素数1〜4)アルカノールを用い、カルシウムの酸化物
又は水酸化物を触媒として用いることが好ましい。
【0011】反応条件は特に限定されないが、通常PT
MEに対して触媒を0.001〜1重量%、低級アルコ
ールを5〜30モル倍用いる。反応は通常、低級アルコ
ールの沸点で実施されるが、加圧することにより、より
高い温度で実施することもできる。また、少量の水の存
在下で反応を行っても差し支えない。反応形式はバッチ
でも連続でも実施できるし、2段階以上の反応器を用い
ても良い。副生する低級アルコールの酢酸エステルは反
応を押し切るために反応中に蒸留して留去させることが
望ましい。
【0012】得られたPTMGは必要に応じて公知の方
法により触媒の中和、濾過および低級アルコールの留去
を行う。留去した低級アルコールは必要に応じて精製し
てエステル交換反応あるいは他の用途に再利用しても良
い。通常、工業的には上記の方法で数平均分子量500
〜3000のPTMGが得られ、ポリウレタン弾性繊維
やポリウレタンエラストマー或いはポリエステルエラス
トマーの原料として使われる。
【0013】なお、THFからPTMGを製造する方法
は上記方法に限られるものではなく、PTMEをアルカ
リ性触媒で加水分解する方法、THFをフルオロスルホ
ン酸触媒の存在下で開環重合させる方法等の公知の方法
を採用することが出来る。かくして得られたPTMG中
には、数%の2量体乃至10量体程度のオリゴマーが含
まれる。オリゴマーは、弾性繊維やエラストマーの物性
に悪影響を及ぼすと言われており、オリゴマーの少ない
PTMGが要望されている。オリゴマーを除去する方法
として、蒸留、限外濾過或いは水−メタノールによる分
別等の方法が知られているが、中でも薄膜蒸発器或いは
分子蒸留装置を使用した蒸留による方法が簡便である。
蒸留は、5torr(666.5Pa)以下の高真空
下、温度250℃乃至350℃の条件で実施され、通常
5量体以下の分子量のオリゴマーが留出物として分離さ
れる。缶出液としてオリゴマーが減少したPTMGが得
られ、これはポリウレタン樹脂、或いは繊維等の原料と
して好適に使用される。
【0014】分離されたオリゴマーは、場合によって
は、特殊な用途の原料として用いることが出来るが、本
発明方法ではTHF製造工程に循環して、再度THF製
造原料として使用される。1,4BG、その酢酸エステ
ルからTHFを製造する反応器の反応条件は、オリゴマ
ーの解重合条件と同一であるので、この反応器でオリゴ
マーは解重合されてTHFを生成する。従って、オリゴ
マー処理の為の新たな設備を設置する必要がない。又、
オリゴマーの添加は、THF生成反応の平衡をTHF生
成方向へ進めることになるので更に経済的に有利にPT
MGの製造を実施できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に制約されるものではない。又、「%」及び「部」は
特記しない限り、「重量%」及び「重量部」を意味す
る。
【0016】実施例1 (THF製造工程)1,4ージアセトキシブタンを加水
分解して得られた1ーヒドロキシー4ーアセトキシブタ
ン58%、1,4ージアセトキシブタン27%,1,4
−BG9%を含有する水性液を、後述する高沸分離塔か
ら回収された未反応物及びPTMGより分離されたオリ
ゴマーと共に、スルホン酸型強酸性陽イオン交換樹脂を
充填したTHF製造反応器に導入し、温度80℃、滞留
時間6時間で反応させた。反応液は,THF、酢酸、水
及び未反応物を含んでいるので、高沸分離塔に導入し、
未反応物を缶出液として回収し、THF反応器へ循環し
た。高沸分離塔は、塔頂圧力290torr(0.39
MPa)、塔底温度185℃、還流比0.3で運転し、
塔頂よりTHF67%、酢酸22%、水10%を含む留
出物を得、後述する脱水塔の留出物と共に酢酸分離塔に
供給した。酢酸分離塔塔底より酢酸、水を主成分とする
缶出液を抜き出し、塔頂から水5.9%、THF94.
0%からなる共沸混合物を留出させた。共沸混合物は、
圧力0.83MPa・G、還流比0.3で操作される理
論段14段の脱水塔で蒸留し、塔頂より水13%を含む
THFを留出させ、酢酸分離塔に供給し、缶出液として
水分50ppm以下のTHFを得た。缶出液は常圧、還
流比0.6で運転されるTHF精製塔に供給し、塔頂よ
り純度99.9%以上のTHFを留出させ、PTMG製
造工程に供給した。
【0017】(PTMG製造工程)THF2000部、
無水酢酸332部を800℃で焼成したジルコニア・シ
リカ粉末100部を触媒として、撹拌機付きの反応器で
40℃で8時間反応させた。反応終了後、触媒を濾過
し、無色の重合液から未反応のTHF及び無水酢酸を減
圧下で留去し、PTMGのジ酢酸エステルを得た。TH
Fの転化率は55%であった。得られたPTMGのジ酢
酸エステルは、ゲルパーミエイションクロマトグラフィ
ー(GPC)でポリエチレングリコールを標準として分
析したところ、数平均分子量(Mn)は2000、分子
量分布(Mw/Mn)は2.1であった。
【0018】次いでこのPTMGのジ酢酸エステル10
00部及びメタノール1000部、水酸化カルシウム1
部の混合物を20段の理論段数を持つ蒸留塔を備えた反
応器に仕込み、撹拌下に6時間沸騰加熱し、蒸留塔の塔
頂部よりメタノール/酢酸メチルの共沸混合物を留出さ
せながらエステル交換を行った。得られた共沸物は88
部であった。反応器内の液を赤外線吸収スペクトルによ
り分析したところ、残留するエステル量は検出限界以下
であった。
【0019】反応液は、冷却後、1μmフィルターを装
着した加圧濾過器で濾過し、水酸化カルシウムを除去
し、1910部の無色透明な濾液を得た。濾液には約1
0ppmの水酸化カルシウムが溶解していたので、スル
ホン酸型の強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンSK1
BH(商標;三菱化学社製)を充填した30℃の吸着塔
を通過させ、溶存する水酸化カルシウムを除去した。吸
着処理した液のカルシウムを分析したところ検出限界以
下であった。処理液は。蒸発器で常圧下、メタノールの
大部分を除去した後、10torr(1333Pa)の
減圧下、熱媒温度250℃で運転される薄膜蒸発器で連
続的に処理し、メタノールを実質的に含まないPTMG
870部を得た。得られたPTMGは、GPCでポリエ
チレングリコールを標準として分析したところ、分子量
(Mn)は1920、Mw/Mnは2.15であった。
【0020】このPTMGを0.5torr(66.7
Pa)の減圧下、熱媒温度250℃で運転される薄膜蒸
発器を使用してオリゴマーを留出させ、分子量(Mn)
1995のPTMGを缶出液として得た。Mw/Mnは
2.0であった。留出したオリゴマーは0.8%であ
り、全量THF製造反応器に循環し、THF製造原料と
して再使用した。
【0021】
【発明の効果】本発明方法によれば、1,4ーBG及び
/又はその酢酸エステルを原料として製造したPTMG
からオリゴマーを分離して分子量分布の狭いPTMGを
得ることが出来、且つ、分離したオリゴマーをTHF製
造工程に循環して、THF製造の原料として再使用する
ことにより、オリゴマーの回収、再使用のための新たな
設備を設置することなく、しかもTHF製造反応の効率
を改善することが出来、経済的な方法で、工業的に極め
て有利にPTMGを製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,4ーブタンジオール及び/又は1,
    4ーブタンジオールの酢酸エステルを、酸触媒の存在
    下、環化させてテトラヒドロフランを製造する工程及び
    得られたテトラヒドロフランを酸性触媒の存在下、開環
    重合してポリテトラメチレンエーテルグリコールを製造
    する工程を含む、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
    ルの製造方法に於いて、得られたポリテトラメチレンエ
    ーテルグリコールからテトラメチレンエーテルグリコー
    ルのオリゴマーを分離し、テトラヒドロフラン製造工程
    に循環することを特徴とするポリテトラメチレンエーテ
    ルグリコールの製造方法。
  2. 【請求項2】 テトラヒドロフランを開環重合してポリ
    テトラメチレンエーテルグリコールを製造する工程が、
    テトラヒドロフランを、固体酸触媒と無水カルボン酸の
    存在下反応させてポリテトラメチレンエーテルグリコー
    ルジ酢酸エステルを得、これを低級アルコールとエステ
    ル交換させてポリテトラメチレンエーテルグリコールを
    製造する工程であることを特徴とする請求項1記載のポ
    リテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法。
JP07413398A 1998-03-23 1998-03-23 ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法 Expired - Fee Related JP3788020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07413398A JP3788020B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07413398A JP3788020B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11269261A true JPH11269261A (ja) 1999-10-05
JP3788020B2 JP3788020B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=13538397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07413398A Expired - Fee Related JP3788020B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3788020B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012236819A (ja) * 2011-04-27 2012-12-06 Mitsubishi Chemicals Corp テトラヒドロフランの製造方法
WO2018151057A1 (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 株式会社クラレ コポリエーテルポリオール、ポリウレタンおよびコポリエーテルポリオールの製造方法
CN115403756A (zh) * 2022-08-10 2022-11-29 内蒙古君正化工有限责任公司 一种煤高效制备可降解塑料的绿色低碳制备工艺

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012236819A (ja) * 2011-04-27 2012-12-06 Mitsubishi Chemicals Corp テトラヒドロフランの製造方法
WO2018151057A1 (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 株式会社クラレ コポリエーテルポリオール、ポリウレタンおよびコポリエーテルポリオールの製造方法
JPWO2018151057A1 (ja) * 2017-02-16 2019-12-12 株式会社クラレ コポリエーテルポリオール、ポリウレタンおよびコポリエーテルポリオールの製造方法
CN115403756A (zh) * 2022-08-10 2022-11-29 内蒙古君正化工有限责任公司 一种煤高效制备可降解塑料的绿色低碳制备工艺
CN115403756B (zh) * 2022-08-10 2024-04-23 内蒙古君正化工有限责任公司 一种煤高效制备可降解塑料的绿色低碳制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3788020B2 (ja) 2006-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1917288B1 (en) Manufacture of polytrimethylene ether glycol
US7339072B2 (en) Process for production of a carboxylic acid/diol mixture suitable for use in polyester production
US5099074A (en) Process for the preparation of polyether glycols
EA009917B1 (ru) Способ получения эластомерных сложных сополиэфиров
US3501420A (en) High purity polyester depolymerization products from polyester scrap by polish hydrogenation
US5481024A (en) Process for the preparation of monomeric terephthalic diesters and diols from polyesters
RU2162862C2 (ru) Способ получения простых полиэфирполиолов с двумя концевыми гидроксильными группами
JP3931421B2 (ja) ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法
JP3788020B2 (ja) ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法
JP3659042B2 (ja) ポリアルキレンエーテルグリコールの製造方法
JP3849360B2 (ja) ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法
JP3424755B2 (ja) ジヒドロキシ化合物含有残留物を後処理するための方法
JP4465078B2 (ja) ポリオキシテトラメチレングリコールの製造方法
JP4486237B2 (ja) ポリエステル廃棄物からの有効成分回収方法
JP2000212119A (ja) ポリアルキレンエ―テルグリコ―ルの製造方法およびそれに用いる無水酢酸の精製方法
JP4368026B2 (ja) 粗製無水酢酸の精製法及び無水酢酸を用いたポリオキシテトラメチレングリコールの製造法
WO2006098437A1 (ja) ポリエーテルポリオール類の製造方法
SU840056A1 (ru) Способ очистки полиэфиров
JP3903513B2 (ja) ジアセトキシブテンの製造方法
JP2004277412A (ja) テトラヒドロフラン含有物の精製方法
JP3837966B2 (ja) ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造方法
JPH10237057A (ja) 粗テトラヒドロフランの精製方法
JPH11292963A (ja) ポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造法
JPS60203634A (ja) ポリオキシブチレン‐ポリオキシアルキレングリコール中のオリゴマー環状エーテルの含量を減少させる方法
SU899582A1 (ru) Способ получени полиэфиров

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060320

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees