JPH11269208A - アクリル化合物又はメタクリル化合物の混合物、その製法、その使用、それを含有する放射線硬化性材料及びその硬化法 - Google Patents

アクリル化合物又はメタクリル化合物の混合物、その製法、その使用、それを含有する放射線硬化性材料及びその硬化法

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JPH11269208A
JPH11269208A JP10341683A JP34168398A JPH11269208A JP H11269208 A JPH11269208 A JP H11269208A JP 10341683 A JP10341683 A JP 10341683A JP 34168398 A JP34168398 A JP 34168398A JP H11269208 A JPH11269208 A JP H11269208A
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ケーニガー ライナー
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ライヒ ヴォルフガング
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ベック エーリッヒ
Lothar Wolf
ヴォルフ ローター
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    • C08G59/1433Polycondensates modified by chemical after-treatment with organic low-molecular-weight compounds
    • C08G59/1438Polycondensates modified by chemical after-treatment with organic low-molecular-weight compounds containing oxygen
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクリル化合物またはメタクリル化合物の全
量に対して40〜95重量%のエポキシド(メタ)アク
リレートを含有するアクリル化合物またはメタクリル化
合物の混合物。 【解決手段】 次の工程: (a) ヒドロキシ化合物をアクリル酸またはメタクリ
ル酸を用いてエステル化する; (b) 必要なら、次にさらにアクリル酸またはメタク
リル酸を添加する; (c) 次に、(a)のエステル化生成物の存在下で過
剰のアクリル酸またはメタクリル酸をエポキシド類と反
応させる を含む方法により得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクリル化合物また
はメタクリル化合物の全量に対して40〜95重量%の
エポキシド(メタ)アクリレートを含有するアクリル化
合物またはメタクリル化合物の混合物に関するものであ
り、その混合物は下記の工程から成る方法により得られ
る: (a) ヒドロキシ化合物類をアクリル酸またはメタク
リル酸を用いてエステル化する工程; (b) 必要なら、次にさらにアクリル酸またはメタク
リル酸を添加する工程; (c) 次に、工程(a)のエステル化生成物の存在下
で過剰のアクリル酸またはメタクリル酸をエポキシドと
反応させる工程。
【0002】本発明はさらに、前記混合物およびその混
合物を含有する放射線硬化性材料の製法に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】エポキシド(メタ)アクリレートをベー
スとする放射線硬化性材料は公知である。エポキシド
(メタ)アクリレートの粘度が非常に高いので、反応性
希釈剤(低粘度、放射線硬化性化合物)が、例えば被覆
材料として使用するのに必要な良好な平坦化を達成する
ためにしばしば加えられる。反応性希釈剤の量を少量に
維持することが望ましい。エポキシド(メタ)アクリレ
ートをベースとする放射線硬化性材料は一般に硬質であ
るが脆い被覆物をもたらす。従って、著しい硬さの他に
柔軟性および弾力性を高めると有利なはずである。
【0004】EP−A−126341およびEP−A−
127766はヒドロキシ化合物を用いてのアクリル酸
またはメタクリル酸のエステル化の方法を開示してお
り、その際にアクリル酸またはメタクリル酸を過剰に使
用している。この過剰な(メタ)アクリル酸は除去され
ずに、エポキシドと反応する。従って、得られた混合物
は少量のエポキシド(メタ)アクリレートを含有する。
この方法の目的は(メタ)アクリル酸をできるだけ完全
に反応させ、この(メタ)アクリル酸の除去のために不
必要な作業を避けることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はエポキ
シド(メタ)アクリレートをベースとして、極めて低い
粘度を有し、著しい硬さと優れた弾力性を有する被覆物
をもたらす放射線硬化性材料を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】我々は、この目的が、上
記定義した混合物、その製法およびその混合物を含有す
る放射線硬化性材料により達成されることを発見した。
【0007】この新規な混合物は、アクリル化合物また
はメタクリル化合物の全量に対して40〜95重量%、
好ましくは50〜95重量%、特に好ましくは60〜9
5重量%、非常に特に好ましくは70〜95重量%のエ
ポキシドアクリレートまたはエポキシドメタクリレート
(つまり、エポキシド(メタ)アクリレート)を含有す
る。
【0008】上記重量については、エポキシド(メタ)
アクリレートの最大含有量95重量%の代わりに、90
重量%、特に85重量%または80重量%でもよい。
【0009】1つのエポキシド(メタ)アクリレートと
は、エポキシ基とアクリル酸またはメタクリル酸との少
なくとも1個の反応生成物を含有する化合物であると考
えられる。
【0010】この新規な混合物は最初に定義された工程
(a)−(c)を有する方法により得られる。
【0011】この方法は、好ましくはワン−ポット法、
すなわち中間生成物が単離されない方法である。
【0012】工程(a)では、ヒドロキシ化合物はアク
リル酸またはメタクリル酸でエステル化されるが、好ま
しくはヒドロキシ基のモルに対してモル過剰の該酸を使
用する。アクリル酸が好ましい。
【0013】ヒドロキシ化合物は、例えば、1価から1
0価まで、好ましくは1価から6価まで、特に好ましく
は1価から5価までのアルコール類が挙げられる。
【0014】例えば、炭素原子の数が1個、好ましくは
4個から20個までの範囲のモノアルコールが適してお
り、特にアルカノール類、例えば、ブタノール、2−エ
チルヘキサノール、ラウリルアルコール、シクロヘキサ
ノール、トリメチルシクロヘキサノール、または2−メ
チル−3−フェニルプロパノール、または1モルのモノ
アルコールに対して10モル以下のエチレンオキシド、
プロピレンオキシド又はそれらの混合物を反応させて得
られたアルコキシル化生成物、特にエトキシル化生成物
またはプロポキシル化生成物が適している。
【0015】炭素原子2個から20個まで、ヒドロキシ
ル基2個から6個まで、好ましくは2個から4個までを
有する多価アルカノール類、およびこれらのアルカノー
ル類と多価アルカノール1モルに対して20モル以下、
好ましくは10モル以下、特に好ましくは5モル以下の
アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピ
レンオキシドまたはそれらの混合物とのアルコキシル化
生成物、特にエトキシル化生成物またはプロポキシル化
生成物もまた特に適している。
【0016】例えば、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオールま
たは2−エチル−1,4−ブタンジオール、トリオー
ル、例えばグリセロール、トリメチロールプロパン、ト
リメチロールエタンまたはトリメチロールブタン、テト
ラオール、例えばペンタエリスリトール、ペンタオール
およびヘキサオール、例えばジ−トリメチロールプロパ
ンおよびジ−ペンタエリスリトール、およびこれらのア
ルコールの対応するエトキシル化生成物またはプロポキ
シル化生成物が挙げられる。
【0017】他の適当なヒドロキシ化合物としては、上
記多価アルコール、特にジオールとポリカルボン酸、特
にジカルボン酸とを反応させることにより得られるよう
なポリエステルポリオールが挙げられる。
【0018】ヒドロキシ化合物は、工程(a)で、ヒド
ロキシ化合物に含まれるOH基のモルに対して好ましく
は少なくとも90モル%、特に好ましくは少なくとも1
10モル%のアクリル酸またはメタクリル酸でエステル
化される。エステル化は好ましくは酸性エステル化触媒
の存在下で、水と共沸混合物を形成する炭化水素の存在
下で、および重合抑制剤の存在下で行われる。
【0019】使用される酸性エステル化触媒類として
は、例えば、市販の無機酸または有機酸または酸性イオ
ン交換剤が挙げられるが、硫酸およびp−トルエンスル
ホン酸が好ましい。一般に、これらの使用量はエステル
化される(メタ)アクリル酸とアルコールとの混合物に
対して0.1〜3重量%である。
【0020】エステル化は溶剤なしで、または溶剤中で
行うことができる。エステル化は共沸混合条件下で高温
で、一般に40〜120℃、好ましくは70〜115℃
の範囲の温度で行われるが、炭化水素類、例えば脂肪族
炭化水素、脂環式炭化水素または芳香族炭化水素または
その混合物、好ましくは70〜120℃の範囲の沸点を
有するものは反応による水を除去するための共留剤とし
て特に適していることが判明した。
【0021】適当な脂肪族炭化水素類としては、例えば
ヘキサンおよびその異性体および60〜95℃の範囲の
沸点を有する炭化水素混合物が挙げられる。
【0022】特に好ましい共留剤としては、シクロヘキ
サン、メチルシクロヘキサンおよびトルエンが挙げられ
る。炭化水素の添加量は厳密ではなく、使用する器具次
第でその炭化水素添加量は重量当たり(メタ)アクリル
酸およびヒドロキシ化合物を含有する反応混合物の量の
0.1〜2倍の範囲で変動してもよい。反応混合物対炭
化水素の比は1:0.20から1:0.8の範囲が特に
有利である。
【0023】適当な重合抑制剤としては、例えば、1価
および多価のフェノールをベースとするものが挙げら
れ、例えば、p−メトキシフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−p−クレゾール、ヒドロキノンモノメチルエ
ーテルおよびレゾルシノールモノメチルエーテル、およ
びさらにチオジフェニルアミン型の化合物類(=フェノ
チアジン)および錫(II)化合物類が挙げられる。フ
ェノール化合物、フェノチアジンおよび、必要なら、錫
(II)化合物を組み合わせたものが有利である。OH
成分と(メタ)アクリル酸を含有するエステル化混合物
に対して、フェノールをベースとする化合物の使用量は
好ましくは0.05〜1%であり、錫(II)化合物類
の使用は0.01〜1%であり、Sn及びフェノチアジ
ンは0.001〜0.1%である。
【0024】エステル化の後で、例えば炭化水素などの
溶剤は蒸留により、必要なら減圧下で反応混合物から除
去できる。エステル化触媒は例えば第三アミンまたはア
ルカリ金属水酸化物を添加するなど適当な方法で中和で
きる。
【0025】次に、工程(b)でさらにアクリル酸また
はメタクリル酸を添加してもよい。
【0026】全体的に、新規方法におけるアクリル酸ま
たはメタクリル酸の量は好ましくは含まれるヒドロキシ
化合物類のOH基の合計モル数に対して少なくとも12
0モル%、特に好ましくは少なくとも135モル%、さ
らに特に好ましくは少なくとも150モル%である。
【0027】一般に、アクリル酸またはメタクリル酸の
全量は400モル%以下、特に350モル%以下、さら
に特に好ましくは300モル%以下である。
【0028】アクリル酸またはメタクリル酸の量はエポ
キシド(メタ)アクリレートの所望の含有量が達せられ
るような量である。
【0029】アクリル酸またはメタクリル酸の全量は工
程(a)でなるべく速く完全に使用されてもよい。新規
方法ではアクリル酸を使用するのが好ましい。次に工程
(c)でエポキシドとの反応が行われる。
【0030】好ましいエポキシドは、1〜5個、特に好
ましくは1〜3個、特に2個のエポキシ基を有する。こ
のような化合物の分子量は好ましくは2000g/モル
未満、特に1100g/モル未満、特に好ましくは50
0g/モル未満である。芳香族、好ましくはジフェニル
基を有するエポキシド類が特に適している。
【0031】適当なエポキシドの例としては、エポキシ
化オレフィン類、飽和または不飽和カルボン酸のグリシ
ジルエステルまたは脂肪族または芳香族ポリオール類の
グリシジルエーテルが挙げられる。このような生成物は
多数市販されている。ビスフェノールAのポリグリシジ
ル化合物および多官能アルコール、例えばブタンジオー
ル、グリセロールおよびペンタエリスリトールのグリシ
ジルエーテルが特に好ましい。このようなポリエポキシ
化合物類の例としては、シェル社の登録商標「Epikote
812」(エポシド価:約0.67)および登録商標
「Epikote 828」(エポキシド価:約0.53)お
よび登録商標「Epikote 162」(エポキシド価:約
0.61)が挙げられる。
【0032】特定の例としては、下記のエポキシ化合物
類が挙げられる: モノエポキシド:シクロヘキセンオキシド、シクロペン
テンオキシド、1,2−エポキシ−p−ビニルシクロヘ
キサン;ジエポキシド:4−ビニル−1−シクロヘキセ
ンジエポキシド、1,4−シクロヘサンジメタノールジ
グリシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシ
ジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエ
ーテル、3−(ビス(グリシジルオキシメチル)メトキ
シ)−1,2−プロパンジオール、ジグリシジル1,
2,3,6−テトラヒドロフタレート、3,4−エポキ
シシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレート、3,4−エポキシ−6−メチルシ
クロヘキシルメチル3,4−エポキシ−6−メチルシク
ロヘキサンカルボキシレート、1,2−ジグリシジルシ
クロヘキサンジカルボキシレート、ビス(3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル)アジピート、2−(3,4
−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−
エポキシ)シクロヘキサン−メタジオキサン;ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグ
ルシジルエーテル ビスフェノールHジグリシジルエーテル;トリエポキシ
ド:ペンタエリスリトールトリグリシジルエーテル。
【0033】上記化合物類のポリマーまたはオリゴマー
も適している。
【0034】エポキシ化合物との反応は、好ましくは8
0〜130℃、特に好ましくは90〜110℃の範囲の
温度で行われ、好ましくは反応混合物の酸価が10mg
KOH/g未満、特に好ましくは5mgKOH/g未満
となるまで継続される。
【0035】例えば、第四アンモニウムまたはホスホニ
ウム化合物を工程(c)で反応用触媒として使用するこ
とができる。
【0036】新規方法により得られる混合物は熱硬化た
だし好ましくは高エネルギー放射線硬化できる材料とし
て、使用するのに特に適している。
【0037】新規方法により得られる混合物類は、例え
ば仕上げ材料、印刷インクまたは接着剤などの被覆用材
料類またはその添加剤として、立体リトグラフィにおい
てフォトレジストの製造のために印刷版として、成型物
として、または例えば光学レンズ用キャスティング材料
として使用することができる。
【0038】放射線硬化性材料類またはその添加剤とし
て使用するために、架橋剤、シックナー、平坦化剤また
は充填剤または顔料などの添加剤類を放射線硬化性混合
物類に添加してもよい。
【0039】新規混合物または放射線硬化性材料は、熱
により、好ましくは紫外線または電子光線などの高エネ
ルギー放射により硬化することができる。
【0040】紫外線による放熱硬化には、通常光開始剤
を添加する。
【0041】適当な光開始剤の例としては、ベンゾフェ
ノンとその誘導体、例えば、アルキルベンゾフェノン、
ハロメチル化ベンゾフェノン、ミヒラーケトンおよびベ
ンゾイン、およびベンゾインエーテルで例えばエチルベ
ンゾインエーテル、ベンジルケタールで例えばベンジル
ジメチルケタール、アセトフェノン誘導体、例えば、ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ンおよびヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ア
ントラキノンおよびその誘導体類、例えばメチルアント
ラキノン、および特にアシルホスフィンオキシドで例え
ば登録商標「Lucirin」TPO(2,4,6−トリメチ
ルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド)が挙げら
れる。
【0042】新規材料の用途にもよるが、重合性成分に
対して0.1〜15重量%、好ましくは1〜10重量%
の光開始剤を単独の物質として、またはしばしば有利な
相乗作用効果により相互に組み合わせて使用することが
できる。
【0043】従来のエポキシド(メタ)アクリル酸エス
テルに富んだ混合物と比べて、新規な混合物の粘度は低
い。さらに、新規混合物を使って得られる被覆物は優れ
た性能特性を有し、特に弾力性や柔軟性に優れ、また優
れた硬度を有する。
【0044】
【実施例】I アクリレート化合物の製造 混合物1a トリプロピレングリコール(TPG)320gをアクリ
ル酸288gでエステル化した。アクリル酸を過剰に使
用した。H2SO4 2.5gをエステル化触媒として使用
した。203gのメチルシクロヘキサンを同伴剤として
使用した。重合抑制剤は2,6−t−ブチル−p−クレ
ゾール0.5g、p−メトキシフェノール1.5g、フ
ェノチアジン0.015g、亜燐酸トリフェニル0.5
gおよびH3PO20.5gを含有していた。
【0045】エステル化温度:109〜114℃ エステル化時間:4.5時間 次に、75%濃度臭化テトラブチルアンモニウム溶液1
5gを加えた。次に、メチルシクロヘキサンを減圧下
で、75〜110℃で留去した。
【0046】次に、アクリル酸212gで酸価(AN)
240を確定した。
【0047】次に、過剰なアクリル酸をEpikote 82
8(ビスフェノールAジグリシジルエーテル)540.
5gと反応させた。温度:100〜105℃。反応は酸
価が6未満になるまで続けた。
【0048】最終生成物には73重量%のエポキシドア
クリル酸エステル類が含まれていた。エポキシドアクリ
レートの含有量は酸価の減少により測定された。
【0049】混合物1b トリプロピレングリコール(TPG)320gをアクリ
ル酸288gでエステル化した。アクリル酸を過剰に使
用した。H2SO4 2.5gをエステル化触媒として使
用した。メチルシクロヘキサン203gを共留剤として
使用した。重合抑制剤は2,6−t−ブチル−p−クレ
ゾール0.5g、p−メトキシフェノール1.5g、フ
ェノチアジン0.015g、亜燐酸トリフェニル0.5
gおよびH3PO20.5gを含有していた。
【0050】エステル化温度:105〜110℃ エステル化時間:5時間 次に75%濃度臭化テトラブチルアンモニウム溶液15
gを加えた。次に、メチルシクロヘキサンを減圧下で、
75〜110℃で留去した。
【0051】次に、アクリル酸223gで酸価(AN)
260を確定した。
【0052】次に、過剰なアクリル酸をEpikote 828
557gと反応させた。温度:100〜105℃。反
応は酸価が6未満になるまで続けた。
【0053】比較C1 ジアクリル酸トリプロピレングリコール(TPGDA)
70重量%とジアクリル酸ビスフェノールAジグリシジ
ル30重量%とを混合して混合物を調製した。
【0054】混合物2a ジプロピレングリコール(DPG)277gをアクリル
酸358gでエステル化した。アクリル酸を過剰に使用
した。H2SO4 2.5gをエステル化触媒として使用
した。メチルシクロヘキサン211gを共留剤として使
用した。重合抑制剤は2,6−t−ブチル−p−クレゾ
ール0.5g、p−メトキシフェノール1.5g、フェ
ノチアジン0.015g、亜燐酸トリフェニル0.5g
およびH 3PO2 0.5gを含有していた。
【0055】エステル化温度:109〜114℃ エステル化時間:4時間 次に75%濃度臭化テトラブチルアンモニウム溶液15
gを加えた。次に、メチルシクロヘキサンを減圧下で、
75〜110℃で留去した。
【0056】次に、アクリル酸188gで酸価(AN)
275を確定した。
【0057】次に、過剰なアクリル酸をEpikote 828
590gと反応させた。温度:100〜105℃。反
応は酸価が6未満になるまで続けた。
【0058】混合物2b ジプロピレングリコール(DPG)277gをアクリル
酸358gでエステル化した。アクリル酸を過剰に使用
した。H2SO4 2.5gをエステル化触媒として使用
した。メチルシクロヘキサン211gを同伴剤として使
用した。重合抑制剤は2,6−t−ブチル−p−クレゾ
ール0.5g、p−メトキシフェノール1.5g、フェ
ノチアジン0.015g、亜燐酸トリフェニル0.5g
およびH 3PO2 0.5gを含有していた。
【0059】エステル化温度:105〜110℃ エステル化時間:4.5時間 次に75%濃度臭化テトラブチルアンモニウム溶液15
gを加えた。次に、メチルシクロヘキサンを減圧下で、
75〜110℃で留去した。
【0060】次に、アクリル酸249gで酸価(AN)
315を確定した。
【0061】次に、過剰なアクリル酸をEpikote 828
729gと反応させた。温度:100〜105℃。反
応は酸価が6未満になるまで続けた。
【0062】比較C2 DPGDA70重量%とEpa 520 30重量%と
を混合して混合物を調製した。
【0063】II 性能特性の試験 振り子硬度がDIN53157により測定されたが、こ
れは被膜の硬度の尺度である。秒(s)で表されてお
り、高い数値は高い硬度を示す。
【0064】エリクセン押出し試験がDIN53156
により測定されたが、これは柔軟性と弾力性の尺度であ
る。mmで表されており、高い数値は高い柔軟性を示
す。
【0065】白い紙に塗布された液体被覆フィルムをド
ープ処理されていない高圧水銀ランプ(電力:ランプの
長さ1cm当たり120W;ランプから基体までの距離
12cm)の下を通過させて、指の爪に対する引っ掻き
耐性を有するしっかり接着した被覆物を得るベルト速度
(m/分)が反応性の尺度である。液体被覆フィルムは
100μmコイル塗装機で塗布された。
【0066】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 20/32 C08F 20/32 (72)発明者 ヴォルフガング ライヒ ドイツ連邦共和国 マックスドルフ リー トブルクシュトラーセ 10アー (72)発明者 エーリッヒ ベック ドイツ連邦共和国 ラーデンブルク シラ ーシュトラーセ 1 (72)発明者 ローター ヴォルフ ドイツ連邦共和国 トルノ フリーデンス シュトラーセ 2

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル化合物またはメタクリル化合物
    の全量に対して40〜95重量%のエポキシド(メタ)
    アクリレートを含有するアクリル化合物またはメタクリ
    ル化合物の混合物において、次の工程; (a) ヒドロキシ化合物をアクリル酸またはメタクリ
    ル酸を用いてエステル化する; (b) 必要なら、次にさらにアクリル酸またはメタク
    リル酸を添加する; (c) 次に、工程(a)のエステル化生成物の存在下
    で過剰のアクリル酸またはメタクリル酸をエポキシド類
    と反応させる を含む方法により得られることを特徴とする、アクリル
    化合物又はメタクリル化合物の混合物。
  2. 【請求項2】 エポキシド(メタ)アクリレートの含有
    率が70〜95重量%である、請求項1記載の混合物。
  3. 【請求項3】 工程(c)のエポキシドが2個から4個
    のエポキシ基を有するエポキシドである、請求項1また
    は2記載の混合物。
  4. 【請求項4】 工程(c)のエポキシドが少なくとも1
    個の芳香族基を有し、分子量が500g/モル未満であ
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載の混合物。
  5. 【請求項5】 (メタ)アクリレートがアクリル酸また
    はメタクリル酸と1価から6価までのアルコール類との
    エステル類である、請求項1から4までのいずれか1項
    記載の混合物。
  6. 【請求項6】 アクリル化合物またはメタクリル化合物
    の全量に対して40〜95重量%のエポキシド(メタ)
    アクリレートを含有するアクリル化合物またはメタクリ
    ル化合物の混合物の製法において、該混合物を次の工
    程; (a) ヒドロキシ化合物をアクリル酸またはメタクリ
    ル酸を用いてエステル化する; (b) 必要なら、次にさらにアクリル酸またはメタク
    リル酸を添加する; (c) 次に、エポキシド類と反応させる; により得ることを特徴とする、アクリル化合物又はメタ
    クリル化合物の混合物の製法。
  7. 【請求項7】 放射線硬化性材料としての請求項1から
    5までのいずれか1項記載の混合物の使用。
  8. 【請求項8】 請求項1から5までのいずれか1項記載
    の混合物を含有する放射線硬化性材料。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の放射線硬化性材料を高
    エネルギー光または電子光線により硬化させることを特
    徴とする、放射線硬化性材料の硬化方法。
JP10341683A 1997-12-02 1998-12-01 アクリル化合物又はメタクリル化合物の混合物、その製法、その使用、それを含有する放射線硬化性材料及びその硬化法 Withdrawn JPH11269208A (ja)

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