JPH11268266A - インクジェット記録装置の駆動方法 - Google Patents

インクジェット記録装置の駆動方法

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JPH11268266A
JPH11268266A JP7912398A JP7912398A JPH11268266A JP H11268266 A JPH11268266 A JP H11268266A JP 7912398 A JP7912398 A JP 7912398A JP 7912398 A JP7912398 A JP 7912398A JP H11268266 A JPH11268266 A JP H11268266A
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signal
pressure generating
pulse
potential difference
ink
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JP7912398A
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Inventor
Tomohiro Sayama
朋裕 狭山
Shuji Yonekubo
周二 米窪
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆる「引き打ち」方式を採用したインク
ジェット記録装置において、小ドット用の駆動信号を最
適化することにより、インク滴の重量をさらに減し、記
録ドット径をより小さくすることができる駆動方法を提
供すること。 【解決手段】 圧電振動子の駆動信号において、放電パ
ルス114の電位差ΔV1(圧力発生室の膨張前後の電
位差)を、充電パルス116の電位差ΔV2(圧力発生
室の収縮前後の電位差)よりも大きくして、インクのメ
ニスカスをノズル開口から大きく引き込んだ状態から圧
力発生室を収縮させて、小ドット用のインク滴を吐出さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタあるいはインクジェットプロッタなどのインクジ
ェット記録装置の駆動方法に関するものである。さらに
詳しくは、インクジェット記録装置のノズル開口からイ
ンク滴を吐出させて微小なインク滴を吐出させるための
駆動技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタやインクジェッ
トプロッタなどの各種インクジェット記録装置に用いら
れるインクジェットヘッドとしては、ノズル開口に連通
する圧力発生室の容積を変化させることによりインク滴
の吐出を行う形式のものが知られている。この種のイン
クジェット記録装置では、圧力発生室を区画形成してい
る周壁の一部に面外方向に弾性変形可能な振動板を形成
し、この振動板を圧電振動子などの圧力発生素子によっ
て振動させることにより、圧力発生室の容積を変化させ
る。
【0003】インクジェット記録装置では、高品位の記
録を実現するには記録ドット径を小さくする必要があ
る。記録ドット径を小さくする方法として、従来から、
ノズル開口に連通するインク室を膨張させてから収縮さ
せるという、いわゆる「引き打ち」方式が採用されてい
る。この方式によれば、インク滴の重量を少なくできる
ので、記録ドット径を小さくすることが可能である。こ
の「引き打ち」方式のインクジェット記録装置におい
て、圧電振動子を作動させるための駆動信号は、図6
(B)に示すように、中間電位Vmを所定時間だけ維持
した後(ホールドパルス113)、最低電位VLSまで
一定の勾配で下降し(第1の信号/放電パルス11
4)、この最低電位VLSを所定時間だけ維持した後
(第2の信号/ホールドパルス115)、最大電位VP
まで一定の勾配で再び上昇する(第3の信号/充電パル
ス116)。
【0004】このような駆動信号によれば、図3に示す
記録ヘッドにおいては、図9(A),(B)に示すよう
に、先に印加された充電パルスでインク滴を吐出した後
のインクのメニスカスは、ホールドパルス113が印加
されている間、インク表面張力により所定の周期の振動
でノズル開口23を中心とする振動を引き起し、この時
間の経過に伴って、メニスカスは振動を減衰させなが
ら、やがて静止した状態となる。ここで、充電パルス1
14を印加すると、圧電振動子17は圧力発生室32の
容積を膨張させる方向に撓み、圧力発生室32に負圧が
生じる。
【0005】その結果、メニスカスはノズル開口23の
内部に向かう動きを引き起し、メニスカスはノズル開口
23の内部に引き込まれる。そして、この状態をホール
ドパルス115が印加されている間、保持した後、充電
パルス116が印加されると、圧力発生室32に正圧が
発生し、インク滴が吐出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェット記録装置では、記録品位のより一層の向上が望
まれており、このような要求に対応するには、記録ドッ
ト径をさらに小さくする必要があるが、このような要求
には、従来の「引き打ち」方式を採用するだけでは対応
することができない。
【0007】そこで、本発明の課題は、いわゆる「引き
打ち」方式を採用したインクジェット記録装置におい
て、小ドット用の駆動信号を最適化することによりイン
ク滴の重量をさらに減らし、記録ドット径をより小さく
することができる駆動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、複数のノズル開口の各々に対応する圧
力発生素子を作動させることにより、前記ノズル開口に
連通する圧力発生室を収縮させて当該ノズル開口からイ
ンク滴を吐出させるインクジェット記録装置の駆動方法
において、前記圧力発生素子を作動させるための駆動信
号には、少なくとも、前記圧力発生室を膨張させる第1
の信号と、当該圧力発生室の膨張状態を保持する第2の
信号と、当該圧力発生室を収縮させてインク滴を吐出さ
せる第3の信号とを含み、前記圧力発生室の膨張開始時
における前記第1の信号と前記第2の信号との第1の電
位差は、前記圧力発生室の収縮終了時における前記第3
の信号と前記第2の信号との第2の電位差よりも大きい
ことを特徴とする。
【0009】本発明では、前記圧力発生室の膨張開始時
における前記第1の信号と前記第2の信号との第1の電
位差が大きいので、インクのメニスカスはその分、ノズ
ル開口から大きく引き込まれた状態にある。従って、こ
の状態から圧力発生室を収縮させるのであれば、インク
滴の重量が少ないので、記録ドット径を小さくすること
ができる。また、前記圧力発生室の収縮終了時における
前記第3の信号と前記第2の信号との第2の電位差が小
さいので、圧力発生室の収縮度合いが小さい。それ故、
インク滴の重量を一層少なくできるので、記録ドット径
をさらに小さくすることができ、表示品位の向上を図る
ことができる。
【0010】本発明では、温度検出手段の温度検出結果
に基づいて、温度が高いときには前記第1の電位差と前
記第2の電位差との差を拡大させ、温度が低いときには
前記第1の電位差と前記第2の電位差との差を圧縮する
ことが好ましい。たとえば、前記温度検出手段の温度検
出結果に基づいて前記圧力発生室の収縮終了時における
前記第3の信号の電位を調整することにより、前記第1
の電位差と前記第2の電位差との差を調整する。すなわ
ち、本発明では、前記圧力発生室の膨張開始時における
前記第1の信号と前記第2の信号との第1の電位差と、
前記圧力発生室の収縮終了時における前記第3の信号と
前記第2の信号との第2の電位差との間の大小関係によ
ってインク滴の重量が変化するのを利用しているので、
このような大小関係を調整すれば、温度変化に伴ってイ
ンク粘度が変化してインク滴の重量が変動してしまうの
を補償することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
たインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
を説明する。
【0012】[実施形態1] (インクジェットプリンタの全体構成)図1は、本形態
のインクジェット記録装置の機能ブロック図である。
【0013】図1において、インクジェット記録装置
は、プリントコントローラ1とプリントエンジン2とか
ら構成されている。プリントコントローラ1は、ホスト
コンピュータ(図示せず。)などからの多値階層情報を
含む記録データなどを受信するインターフェース3と、
多値階層情報を含む記録データなどの各種データの記憶
を行うRAM4と、各種データ処理を行うためのルーチ
ンなどを記憶したROM5と、CPUなどからなる制御
部6と、発振回路7と、後述する記録ヘッド10への駆
動信号を発生させる駆動信号発生回路8と、この駆動信
号発生回路8で駆動信号を発生させるための電源を生成
する電源生成部80と、ドットパターンデータに展開さ
れた印字データおよび駆動信号をプリントエンジン2に
送信するためのインターフェース9とを備えている。
【0014】ホストコンピュータなどから送られた多値
階層情報を含む記録データはインターフェース3を介し
て記録装置内部の受信バッファ4Aに保持される。受信
バッファ4Aに保持された記録データは、コマンド解析
が行われてから中間バッファ4Bへ送られる。中間バッ
ファ4B内では、制御部6によって中間コードに変換さ
れた中間形式としての記録データが保持され、各文字の
印字位置、修飾の種類、大きさ、フォントのアドレスな
どが付加される処理が制御部6によって実行される。次
に、制御部6は、中間バッファ4B内の記録データを解
析し、後述するように階層データをデコード化した後の
2値化されたドットパターンデータを出力バッファ4C
に展開し、記憶させる。
【0015】記録ヘッド10の1スキャン分に相当する
ドットパターンデータが得られると、このドットパター
ンデータは、インターフェース9を介して記録ヘッド1
0にシリアル転送される。出力バッファ4Cから1スキ
ャン分に相当するドットパターンデータが出力される
と、中間バッファ4Bの内容が消去されて、次の中間コ
ード変換が行われる。ここで、ドットパターンデータに
展開された印字データは、後述するように、各ノズル毎
の階調データとして、たとえば2ビットで構成される。
【0016】プリントエンジン2は、記録ヘッド10
と、紙送り機構11と、キャリッジ機構12とを備えて
いる。紙送り機構11は、紙送りモータおよび紙送りロ
ーラなどからなり、記録紙などの記録媒体を順次送り出
して副走査を行うものである。キャリッジ機構12は、
記録ヘッド10を搭載するキャリッジと、このキャリッ
ジをタイミングベルトを介して走行させるキャリッジモ
ータなどからなり、記録ヘッド10を主走査させるもの
である。
【0017】記録ヘッド10は、副走査方向にたとえば
48個などの多数のノズルを有し、所定のタイミングで
各ノズルからインク滴を吐出させるものである。ドット
パターンデータに展開された印字データは、発振回路7
からのクロック信号(CLK)に同期して、インターフ
ェース9からシフトレジスタ13にシリアル転送され
る。このシリアル転送された印字データ(SI)は、一
旦、ラッチ回路14によってラッチされる。ラッチされ
た印字データは、電圧増幅器であるレベルシフタ15に
よって、スイッチ回路16を駆動できる電圧、たとえば
数十ボルト程度の所定の電圧にまで昇圧される。所定の
電圧まで昇圧された印字データはスイッチ回路16に与
えられる。スイッチ回路16の入力側には、駆動信号発
生回路8からの駆動信号(COM)が印加されており、
スイッチ回路16の出力側には、圧力発生素子としての
圧電振動子17が接続されている。
【0018】印字データは、スイッチ回路16の動作を
制御する。たとえば、スイッチ回路16に加わる印字デ
ータが「1」である期間中は、駆動信号が圧電振動子1
7に印加され、この信号に応じて圧電振動子17は伸縮
を行う。一方、スイッチ回路16に加わる印字データが
「0」である期間中は、圧電振動子17への駆動信号の
供給が遮断される。
【0019】(インクジェット記録ヘッドの構成)記録
ヘッド10の構成を具体的に示したのが図2である。図
1中のシフトレジスタ回路13、ラッチ回路14、レベ
ルシフタ15、スイッチ回路16および圧電振動子17
は、各々記録ヘッド10の各ノズルに対応した素子13
A〜13N、14A〜14N、15A〜15N、16A
〜16N、17A〜17Nから構成されている。印字デ
ータは、(10)、(11)等のごとく、各ノズル毎
に、2ビットデータで構成されている。そして、全ての
ノズルについての各桁のビットデータが一記録周期内に
シフトレジスタ13A〜13Nにシリアル転送される。
そして、アナログスイッチとして構成される各スイッチ
素子16A〜16Nに加わるビットデータが「1」の場
合は、駆動信号COMが圧電振動子17A〜17Nに直
接印加され、各圧電振動子17A〜17Nは駆動信号の
信号波形に応じて変位する。逆に、各スイッチ素子16
A〜16Nに加わるビットデータが「0」の場合は、各
圧電振動子17A〜17Nへの駆動信号が遮断され、各
圧電振動子17A〜17Nは直前の電荷を保持する。
【0020】図3は、記録ヘッド10の機械的断面構造
の一例を示してある。この図において、第1の蓋部材3
0は、厚さが6μm程度のジルコニア(ZrO)の薄板
から構成され、その表面に一方の極となる共通電極31
が形成され、その表面には後述するようにPZTなどか
らなる圧電振動子17(各圧電振動子17A〜17Nの
いずれか)が固定され、さらにその表面にAuなどの比
較的柔軟な金属の層からなる駆動電極34が形成されて
いる。
【0021】圧電振動子17は第1の蓋部材30ととも
に、たわみ振動型のアクチュエータを構成しており、圧
電振動子17が充電されると収縮して圧力発生室32の
体積を縮める変形を行い、圧電振動子17が放電される
と伸長して圧力発生室32の体積を元に拡げる方向に変
形するようになっている。
【0022】スペーサ35は、圧力発生室32を形成す
るのに適した厚さがたとえば100μmのジルコニアな
どのセラミック板に通孔を形成したもので、後述する第
2の蓋部材36と第1の蓋部材30により両面が封止さ
れて前述の圧力発生室32を形成している。
【0023】第2の蓋部材36も、やはりジルコニアな
どのセラミック板であり、後述するインク供給口37と
圧力発生室32とを接続する連通孔38と、ノズル開口
23と圧力発生室32の他端とを接続するノズル連通孔
39とが形成され、スペーサ35の他面に固定されてい
る。
【0024】これらの各部材30、35、36は粘度状
のセラミックス材料を所定の形状に成形し、それを積層
して焼成することにより、接着剤を使用することなく、
アクチュエータユニット21に纏められている。
【0025】インク供給口形成基板40は、アクチュエ
ータユニット21の固定基板を兼ねるとともに、圧力発
生室32側の一端側に、後述する共通のインク室41と
ノズル開口23とに接続するノズル連通孔44が形成さ
れ、他方の面をノズルプレート45により封止されて共
通のインク室41を形成している。
【0026】これらインク供給口形成基板40、共通の
インク室形成基板43、およびノズルプレート45は、
各々の間に熱溶着フィルムや接着剤などの接着層46、
47により固定して流路ユニット22に纏められてい
る。
【0027】この流路ユニット22と前述のアクチュエ
ータユニット21とは、熱溶着フィルムや接着剤などの
接着層48により固定されて記録ヘッド10が構成され
ている。
【0028】このように構成した記録ヘッド10におい
て、圧電振動子17を放電すると、圧力発生室32が膨
張し、圧力発生室32内の圧力が低下して共通のインク
室41から圧力発生室32内にインクが流入する。これ
に対して、圧電振動子17を充電すると、圧力発生室3
2が縮小し、圧力発生室32内の圧力が上昇して圧力発
生室32内のインクがノズル開口23を介して外部に吐
出される。
【0029】(各駆動パルスと階調表示との関係)本形
態に係るインクジェット記録装置は階調表示であり、図
4を参照して、それを行う動作を説明する。
【0030】図4は、階調信号の波形と吐出されるイン
ク滴の大小関係、および階調値などとの関係を示す説明
図である。
【0031】図1に示した駆動信号発生回路8が発生さ
せる駆動信号は、図4に示すように、横軸が時間、縦軸
が電圧であり、小ドット用の「第1の駆動パルス」とし
ての第1のパルスと、大ドット用の「第2の駆動パル
ス」としての第2パルスという2つの駆動パルスで構成
されている。第1パルスは、たとえば5ngの小さなイ
ンク滴を吐出させるためのものである。小ドットを記録
する場合にこの第1パルスが選択され、小さいドット径
が得られる。大ドットを記録する場合には、第1および
第2パルスが連続して選択されることにより、たとえば
20ng(5ng+15ng)の大きなインク滴が吐出
され、大きなドット径が得られる。
【0032】階調表現に関しては、ドットを形成しない
無ドットの場合(階調値1)、小ドットのみを形成する
場合(階調値2)、大ドットを形成する場合(階調値
3)の3パターンで記録紙上に記録ドットを形成すれ
ば、3階調のドット階調を行うことできる。なお、各階
調値を(00)、(01)、(10)のように2ビット
データで表すことができる。
【0033】たとえば小さなインク滴のみを吐出する小
ドットの階調値2の場合は、スイッチ回路16に対し
て、第1パルス発生時に同期させて「1」を印加させ、
第2パルス発生時は「0」を印加すれば、第1パルスの
みを圧電振動子17に供給することができる。すなわ
ち、階調値2を示す2ビットのデータ(01)を2ビッ
トデータ(10)に翻訳(デコード)することにより、
第1パルスのみを圧電振動子17に印加することがで
き、小ドットの階調値2を実現できる。またに、デコー
ドされた2ビットデータ(11)をスイッチ回路16に
印加すれば、第1パルスおよび第2パルスが圧電振動子
17に印加され、これにより記録紙上に大小2発のイン
ク滴が続けて着弾し、各インクが混ざり合って実質的に
大ドットが形成され、階調値3を実現できる。さらに、
インク滴を吐出しない無ドットの階調値1の場合は、2
ビットデータ(00)をスイッチ回路16に与えられ
ば、圧電振動子17にはパルスが印加されないので、無
ドットの階調値1を実現できる。
【0034】上記の各駆動パルスに割り当てられる1ビ
ットのデータがパルス選択信号に相当する。また、印字
データの生成は制御部6が行い、生成された印字データ
は出力バッファ4Cに記憶される。たとえば、大ドット
を記録する圧電振動子17のスイッチ回路16には2ビ
ットデータ(11)を与えるように、制御部6が印字デ
ータを生成し、出力バッファ4Cに記憶するのである。
【0035】次に、各2ビットの印字データをスイッチ
回路16などに与える具体的構成について、図5の波形
図を参照して説明する。
【0036】図1、図4および図5において、まず、出
力バッファ4Cには、制御部6により翻訳された2ビッ
トの印字データ(D1、D2)が記憶されている。ここ
で、D1は第1パルスの選択信号、D2は第2パルスの
選択信号である。この2ビットの印字データは、一記録
周期内に記録ヘッド10の各ノズルに対応したスイッチ
回路16に与えられる。
【0037】具体的には、記録ヘッド10のノズル数を
n個とし、副走査方向のある位置における1番目のノズ
ルの印字データを(D11、D21)、2番目のノズル
の印字データを(D12、D22)のように表した場
合、シフトレジスタ13には、全ノズルについての第1
パルス選択信号D1のデータ(D11、D12、D1
3、・・・D1n)がクロック信号に同期してシリアル
入力される。同様にして、全ノズルについての第2パル
ス選択信号D2のデータ(D21、D22、D23、・
・・D2n)が、一記録周期内でシフトレジスタ13に
転送される。
【0038】より具体的には、図5に示すように、目的
とする駆動パルスが発生するタイミングの前に、当該駆
動パルスを選択する印字データがシフトレジスタ13に
転送される。そして、目的とするパルスの発生に同期さ
せて、シフトレジスタ13にセットされた印字データを
ラッチ回路14に転送して記憶させる。ラッチ回路14
の印字データは、レベルシフタ15により昇圧され、ス
イッチ回路16に入力される。
【0039】次に、駆動信号を構成する駆動パルスにつ
いて説明する。
【0040】まず、小ドット用の第1パルスは、その電
圧値が中間電位Vmからスタートし(ホールドパルス1
11)、第1の最大電位VPSまで一定の勾配で上昇し
(ホールドパルス112)、第1の最大電位VPSを所
定時間だけ維持する(ホールドパルス113)。次に、
第1パルスは第1の最低電位VLSまで一定の勾配で下
降し(第1の信号/放電パルス114)、第1の最低電
位VLSを所定時間だけ維持する(第2の信号/ホール
ドパルス115)。
【0041】そして、第1パルスの電圧値は第2の最大
電位VPLまで一定の勾配で再び上昇し(第3の信号/
充電パルス116)、第2の最大電位VPを所定時間だ
け維持する(117)。その後、第1パルスは中間電位
Vmまで一定の勾配で降下する(放電パルス118)。
【0042】図3および図5において、充電パルス11
2が圧電振動子117に印加されると、圧電振動子17
は圧力発生室32の容積を収縮させる方向に撓み、圧力
発生室32内に正圧を発生させる。その結果、メニスカ
スはノズル開口23から盛り上がる。
【0043】充電パルス112で盛り上がったメニスカ
スは、ホールドパルス113が印加されている間、イン
ク表面張力により所定の周期の振動でノズル開口23内
に戻る動きに転じる。
【0044】次に、放電パルス114を印加すると、圧
電振動子17は圧力発生室32の容積を膨張させる方向
に撓み、圧力発生室32に負圧が生じる。その結果、メ
ニスカスのノズル開口23の内部に向かう動きが重畳さ
れて、メニスカスはノズル開口23の内部に大きく引き
込まれる。このように、メニスカスがノズル開口23の
内部に向かうタイミングで放電パルス114を印加する
ことにより、比較的小さな放電パルス114の電位差で
もメニスカスをノズル開口23の内部に大きく引き込む
ことができる。このような状態は、ホールドパルス11
5が印加されている間、保持される。
【0045】次に、充電パルス116を印加すると、圧
力発生室32に正圧が発生してメニスカスがノズル開口
23から盛り上がる。このとき、メニスカスがノズル開
口23の内部に大きく引き込まれた状態で、正圧方向の
圧力変化が発生するため、吐出されるインク滴は微小な
インク滴となる。
【0046】放電パルス118は放電パルス114およ
び充電パルス116で励起されたメニスカスの振動を抑
えるためのパルスである。
【0047】次に、大ドット用の第2パルスについて説
明する。
【0048】第2パルスは、第1パルスに引き続いて中
間電位Vmからスタートする(ホールドパルス11
9)。第2の最低電位VLLまで一定の勾配で下降し
(放電パルス121)、第2の最低電位VLLを所定時
間だけ維持する(ホールドパルス122)。この第2パ
ルスの第2の最低電位VLLは第1パルスの最低電位V
LSよりも高い。そして、第2パルスの電圧値は最大電
位VPまで一定の勾配で上昇し(充電パルス123)、
第2の最大電位VPLを所定時間だけ維持する(ホール
ドパルス124)。その後、第2パルスは中間電位Vm
まで一定の勾配で下降する(放電パルス125)。
【0049】放電パルス121を印加すると、前述のよ
うに、圧力発生室32内に負圧が生じてメニスカスはノ
ズル開口23の内部に引き込まれる。但し、放電パルス
121の電位差を、第1パルスの放電パルス114の電
位差よりも小さく設定することにより、第1パルスに比
してメニスカスがノズル開口23の内部に大きく引き込
まれることはない。
【0050】充電パルス123が印加されると、圧力発
生室32の正圧が発生してメニスカスがノズル開口23
から盛り上がる。このとき、メニスカスがノズル開口2
3の内部にそれほど引き込まれない状態で、正圧方向の
圧力変化が発生するため、吐出されるインク滴は第1パ
ルスに比して大きなインク滴となる。
【0051】放電パルス125は、放電パルス121お
よび充電パルス123で励起されたメニスカスの振動が
ノズル開口23の出口に向かうタイミングでメニスカス
をノズル開口23の内部へ向かわせる。
【0052】(小ドット化対策)このような波形の駆動
信号のうち、小ドット用の第1パルスについては、その
波形を図6(A)に示すように最適化して、階調値2に
おけるインク滴の重量をさらに減らし、記録ドット径を
より小さくする。
【0053】本形態では、図6(A)に示すように、放
電パルス114の電位差ΔV1(圧力発生室32の膨張
開始時における第1の信号と第2の信号との第1の電位
差)は、充電パルス116の電位差ΔV2(圧力発生室
32の収縮終了時における第3の信号と第2の信号との
第2の電位差)よりも大きい。すなわち、第1の最大電
位VPSと第2の最大電位VPLとを比較すると、第1
の最大電位VPSの方が高い。たとえば、放電パルス1
14の電位差ΔV1を100%とすると、充電パルス1
16の電位差ΔV2は83%である。従って、本形態で
は、放電パルス114の電位差ΔV1が大きいので、イ
ンクのメニスカスはその分、ノズル開口23から大きく
引き込まれた状態になり、ノズル開口23の内部にイン
クの存在しない部分がある。従って、この状態から圧力
発生室32を収縮させれば、インク滴を飛ばす速度が同
じでも、吐出されるインク滴の重量が少ない。また、充
電パルス116の電位差ΔV2が小さいので、圧力発生
室32の収縮度合いが小さく、インクの吐出量も少な
い。
【0054】このように、本形態では、小ドットの際に
は、ノズル開口23においてインクのメニスカスを大き
く引き込んで、インクを小さく吐き出すので、インク滴
の重量を減らすことができる。それ故、階調値2におい
て記録ドット径をさらに小さくすることができ、表示品
位(解像度)の向上を図ることができる。
【0055】[実施形態2]図7は、本形態のインクジ
ェット記録装置の機能ブロック図である。なお、本形態
のインクジェット記録装置の基本的な構成は、実施形態
1と同様なので、共通する機能を有する部分には、同一
の符合を付してそれらの説明を省略する。
【0056】インクジェット記録装置において、温度変
化に伴ってインク粘度が変化して小ドットのときにイン
ク滴の重量が変動すると、その影響が記録品位に顕著に
現れる。そこで、本形態では、かかる温度変化に伴う表
示品位の低下を防止することを目的に、図7に示すよう
に、インクジェット記録装置のプリントコントローラ1
に対しては、まず、温度センサ91およびAD変換器9
2からなる温度検出手段90が構成されている。この温
度検出手段90の温度検出結果は温度補償手段93に入
力され、この温度補償手段93は、温度とインク粘度と
の関係に対応する温度補償条件が記憶されている温度補
償条件記憶手段94から現在の温度に対応する補償条件
を設定する。次に、温度補償手段93は、ここで設定し
た補償条件に基づいて、電源生成部80での電源の生成
条件を最適化し、この最適化された電源に基づいて、駆
動信号発生回路8は、所定の駆動信号(小ドット用の第
1パルス)を発生させる。
【0057】すなわち、本形態では、図8(A)に示す
ように、温度補償手段93は、現在温度が25℃であれ
ば、放電パルス114の電位差ΔV1(圧力発生室32
の膨張開始時における第1の信号と第2の信号との第1
の電位差)を100%としたときに、充電パルス116
の電位差ΔV2(圧力発生室32の収縮終了時における
第3の信号と第2の信号との第2の電位差)が83%に
なるような電源を電源生成部80で生成させる。
【0058】これに対して、温度検出手段90の温度検
出結果において、現在の温度が40℃であったときに
は、インク粘度が小さくてインク滴の重量が多すぎるこ
とになるので、図8(B)に示すように、温度補償手段
93は、放電パルス114の電位差ΔV1(圧力発生室
32の膨張開始時における第1の信号と第2の信号との
第1の電位差)を100%としたときに、充電パルス1
16の電位差ΔV2(圧力発生室32の収縮終了時にお
ける第3の信号と第2の信号との第2の電位差)が66
%になるような電源(25℃のときに最適であった第2
の最高電位VPLよりも低めの第2の最高電位VPL′
に相当する電源)を電源生成部80で生成させる。従っ
て、駆動信号発生回路8は、温度補償後の電源を用いて
充電パルス116およびホールドパルス117を発生さ
せる。それ故、現在の温度が40℃のときには、インク
滴の重量が少なくなる方向に記録ヘッド10の駆動条件
が自動的に設定変更されるので、インク滴の重量が多す
ぎる事態になるのを防止することができる。
【0059】一方、温度検出手段90の温度検出結果に
おいて、現在の温度が10℃であったときには、インク
粘度が大きくてインク滴の重量が少なすぎることになる
ので、図8(C)に示すように、温度補償手段93は、
放電パルス114の電位差ΔV1(圧力発生室32の膨
張開始時における第1の信号と第2の信号との第1の電
位差)を100%としたときに、充電パルス116の電
位差ΔV2(圧力発生室32の収縮終了時における第3
の信号と第2の信号との第2の電位差)がたとえば10
0%になるような電源(25℃のときに最適であった第
2の最高電位VPLよりも高めの第2の最高電位VP
L″に相当する電源)を電源生成部80で生成させ、そ
の電源に基づいて、駆動信号発生回路8は、所定の駆動
信号(小ドット用の第1パルス)を発生させる。
【0060】すなわち、駆動信号発生回路8は、第1の
最高電位VPSに相当する電源を用いて充電パルス11
6およびホールドパルス117を発生させる。その結
果、現在の温度が10℃のときには、インク滴の重量が
多くなる方向に記録ヘッド10の駆動条件が自動的に設
定変更されるので、インク滴の重量が少なすぎる事態に
なるのを防止することができる。
【0061】このように、本形態では.温度検出手段9
0の温度検出結果に基づいて、温度が高いときには、放
電パルス114の電位差ΔV1(圧力発生室32の膨張
開始時における第1の信号と第2の信号との第1の電位
差)と、充電パルス116の電位差ΔV2(圧力発生室
32の収縮終了時における第3の信号と第2の信号との
第2の電位差)との差を拡大させ、温度が低いときには
放電パルス114の電位差ΔV1と充電パルス116の
電位差ΔV2との差を圧縮するので、小ドットの際の温
度補償を行うことができる。また、本形態では、あくま
で、第1の最高電位VPSよりも低い第2の最高電位V
PLの設定を変えるので、第1の最高電位VPSを高め
ることがない。それ故、駆動電圧が高くなることがな
い。
【0062】[その他の実施形態]なお、上記形態で
は、圧電振動子17として撓み振動子型のPZTを用い
たが、縦振動横効果のPZTを用いてもよく、この縦振
動横効果のPZTを用いた場合には、充電と放電とか入
れ代わることになる。また、圧力発生素子としては、圧
電振動子に限らず、磁歪素子などを用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置では、圧力発生室の膨張前後におけ
る駆動信号の電位差が大きいので、インクのメニスカス
はその分、ノズル開口から大きく引き込まれた状態にあ
る。従って、この状態から圧力発生室を収縮させるので
あれば、インク滴の重量が少ないので、記録ドット径を
小さくすることができる。また、圧力発生室の収縮前後
における電位差が小さいので、圧力発生室の収縮度合い
が小さい。それ故、インク滴の重量を一層少なくできる
ので、記録ドット径をさらに小さくすることができ、表
示品位の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るインクジェット記
録装置の機能ブロック図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置の記録ヘッ
ド駆動回路の要部を示す回路図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置の記録ヘッ
ドの機械的構造を示す説明図である。
【図4】図1に示すインクジェット記録装置における駆
動波形と、吐出されるインク滴の大小関係などを示す説
明図である。
【図5】図1に示すインクジェット記録装置における駆
動パルスと印字データの転送タイミングなどとの関係を
示す説明図である。
【図6】(A)は、図1に示すインクジェット記録装置
において小ドット用のインク滴を吐出するための駆動パ
ルスの波形図、(B)は、従来のインクジェット記録装
置の駆動パルスの波形図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るインクジェット記
録装置の機能ブロック図である。
【図8】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図7に示
すインクジェット記録装置において25℃、40℃、お
よび10℃のときに小ドット用のインク滴を吐出するた
めの駆動パルスの波形図である。
【図9】(A)、(B)は、インクジェット記録装置に
おいてインク滴を吐出するための駆動信号の波形図、お
よびこの波形に対応して起こるインクのメニスカスの動
きを示す説明図である。
【符号の説明】
6 制御部 8 駆動信号発生回路 10 記録ヘッド 16 スイッチ回路 17 圧電振動子(圧力発生素子) 23 ノズル開口 32 圧力発生室 80 電源生成部 90 温度検出手段 91 温度センサ 92 AD変換器 93 温度補償手段 94 温度補償条件記憶手段 114 放電パルス(第1の信号) 115 ホールドパルス(第2の信号) 116 充電パルス(第3の信号) ΔV1 圧力発生室の膨張開始時における第1の信号と
第2の信号との第1の電位差 ΔV2 圧力発生室の収縮終了時における第3の信号と
第2の信号との第2の電位差

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズル開口の各々に対応する圧力
    発生素子を作動させることにより、前記ノズル開口に連
    通する圧力発生室を収縮させて当該ノズル開口からイン
    ク滴を吐出させるインクジェット記録装置の駆動方法に
    おいて、 前記圧力発生素子を作動させるための駆動信号には、少
    なくとも、前記圧力発生室を膨張させる第1の信号と、
    当該圧力発生室の膨張状態を保持する第2の信号と、当
    該膨張状態から前記圧力発生室を収縮させてインク滴を
    吐出させる第3の信号とを含み、 前記圧力発生室の膨張開始時における前記第1の信号と
    前記第2の信号との第1の電位差は、前記圧力発生室の
    収縮終了時における前記第3の信号と前記第2の信号と
    の第2の電位差よりも大きいことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、温度検出手段の温度
    検出結果に基づいて、温度が高いときには前記第1の電
    位差と前記第2の電位差との差を拡大させ、温度が低い
    ときには前記第1の電位差と前記第2の電位差との差を
    圧縮することを特徴とするインクジェット記録装置の駆
    動方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記温度検出手段の
    温度検出結果に基づいて前記圧力発生室の収縮終了時に
    おける前記第3の信号の電位を調整することにより、前
    記第1の電位差と前記第2の電位差との差を調整するこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置の駆動方法。
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