JPH11267099A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH11267099A
JPH11267099A JP10075982A JP7598298A JPH11267099A JP H11267099 A JPH11267099 A JP H11267099A JP 10075982 A JP10075982 A JP 10075982A JP 7598298 A JP7598298 A JP 7598298A JP H11267099 A JPH11267099 A JP H11267099A
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JP
Japan
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led
endoscope
light
illumination
ceramic substrate
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Withdrawn
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JP10075982A
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English (en)
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Seiichi Hosoda
誠一 細田
Katsunori Sakiyama
勝則 崎山
Hiroshi Takasugi
啓 高杉
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LED等の固体発光素子を用い、従来よりも
照明光量を増大できる照明手段を実現できる内視鏡を提
供する。 【解決手段】 内視鏡1の先端の先端構成部2の観察窓
に隣接して設けた照明窓には照明レンズ3と、3つのL
ED4を実装したセラミック基板5とが取り付けられ、
このセラミック基板5は電気絶縁性を有し、かつ0.0
4cal/cm・sec・C以上の高い熱伝導率を有
し、LED4に駆動電流を流して発光させた際に伴う熱
を効率良く周囲の先端構成部2側に放熱する構造にする
ことにより、LED4の温度上昇を抑制し、より大きな
駆動電流で発光させることを可能にして照明光量を増大
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は挿入部の先端に設け
た固体発光素子を発光させて検査部位等を照明する内視
鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内視鏡の照明手段としては外部の
光源装置のランプから供給される照明光をライトガイド
により伝送し、その先端面から照明レンズを介して出射
するものが広く用いられていた。
【0003】近年、発光ダイオード(LEDと略記)等
の固体発光素子の発光輝度等の特性が改良され、内視鏡
の照明手段に使用できるような状況になりつつある。L
EDを内視鏡の照明装置に使用した従来例として、例え
ば特開平7−275200号公報がある。
【0004】この従来例のように先端部にLEDを配置
して照明手段を形成した場合、LEDの点灯時に点灯電
流(或いは駆動電流)によってLEDが発熱する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、LEDには耐
熱範囲があり、耐熱範囲を超えないように点灯電流を定
格電流の値以内に設定することが一般に行われている。
このため、従来は、LEDによる照明で光量が不足する
場合にも、定格による制約のためにLEDの点灯電流を
増加させることができなかった。このような場合には、
観察像は暗くなる等の欠点がある。
【0006】従って、より観察し易い像を得るのに適し
た照明光量を得られる照明を行うことができる照明手段
を実現することが望まれる状況にあった。
【0007】(発明の目的)本発明は上述した点に鑑み
てなされたもので、LED等の固体発光素子を用い、従
来よりも照明光量を増大できる照明手段を実現できる内
視鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】内視鏡先端部に配置され
る複数の固体発光素子と、前記固体発光素子が取り付け
られ、電気絶縁性を有し、熱伝導率が0.04cal/
cm・sec・℃以上である基板とを設けることによ
り、固体発光素子を発光させた際の熱を基板によって効
率よく放熱して固体発光素子の温度上昇を抑制し、従っ
て駆動電流を増大することが可能となり、照明光量を増
大できるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡の
先端部の構成を示し、図2はLEDを取り付けたセラミ
ック基板を示し、図3は本実施の形態におけるLEDを
発光させる駆動電流を示す。
【0010】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡1はその挿入部の先端部を構成する先端構成
部2に設けた照明窓に照明レンズ3と、その奥の収納凹
部に複数のLED4R,4G,4B(図1ではLED4
で代表する)を取り付けたセラミック基板5を配置して
内視鏡照明装置10を設けている。
【0011】図2に示すように電気絶縁性を有し、高い
熱伝導率を有する板状のセラミック基板5の一方の面に
は複数のプリント配線パターン6が設けてあり、各プリ
ント配線パターン6には赤、緑、青(それぞれR,G,
Bと略記)でそれぞれ発光するLED4R,4G,4B
の両電極部分が半田付けで接続固定されている。LED
4R,4G,4Bは本実施の形態では、小さなパッケー
ジに封入されたチップタイプのLEDを採用している。
【0012】また、各プリント配線パターン6はセラミ
ック基板5の側面を経て他方の面まで延出され、各LE
D4I(I=R,G,B)を発光(点灯)させる駆動信
号線(点灯信号線)7の一端がそれぞれ接続され、各駆
動信号線7の他端を図示しないLED駆動回路に接続す
ることによりLED4R,4G,4Bに駆動信号(点灯
信号)を印加して発光させることができるようにしてい
る。
【0013】本実施の形態ではこのように小型で矩形板
形状のセラミック基板5に設けたプリント配線パターン
6にLED4R,4G,4Bを取り付けて、LED4
R,4G,4Bで発生した熱を熱伝導性の高いセラミッ
ク基板5側に放熱できるようにしている。
【0014】図1に示すようにこのセラミック基板5は
先端構成部2の収納凹部に面接触する接続部8で固定さ
れ、LED4R,4G,4Bで発生した熱をセラミック
基板5に効率良く伝え、セラミック基板5に放熱した熱
をさらにこのセラミック基板5に広い面積で接触する接
続部8を介して金属製などの熱伝導性が高い先端構成部
2に伝え、この先端構成部2から放熱できるようにし
て、LED4R,4G,4Bの温度上昇を抑制する構造
にしている。
【0015】また、照明窓に隣接して設けられた観察窓
には被写体像を結ぶ対物レンズ9を取付け、その結像位
置には固体撮像素子としての電荷結合素子(CCDと略
記)11が配置されている。このCCD11の裏面のリ
ードには信号線12が接続され、図示しないCCD駆動
回路及び信号処理回路に接続される。
【0016】本実施の形態では図3に示すようにLED
4R,4G,4Bは矩形波状の駆動信号DR,DG,D
Bで順次駆動される面順次の照明を行う面順次照明手段
を採用している。つまり、LED4Rは駆動信号DRに
より照明時間TR駆動され、その照明時間TRだけLE
D4RはRで発光し、LED4Gは照明時間TGの時間
駆動され、その照明時間TGだけLED4GはGで発光
し、LED4Bは照明時間TBの駆動され、その照明時
間TBだけLED4BはBで発光する。
【0017】つまり、各LED4Iの駆動時間は各色の
光の照明期間TIとなる。そして、各色の光による照明
期間TIにおいて、照明された撮像対象物としての被写
体は対物レンズ9によりCCD11に結像され、その光
電変換機能により信号電荷として蓄積される。このCC
D11も面順次の照明に対応して、各色成分の撮像を行
うモノクロのCCDである。
【0018】そして、その照明期間TIの後の読み出し
期間にCCD駆動回路からのCCD駆動信号の印加によ
り、読み出されて(色成分の)画像信号となり信号処理
回路に入力され、増幅された後、A/D変換されて一旦
メモリに格納される。
【0019】メモリに格納された3つの色の光で撮像さ
れた色成分の画像信号は同時に読み出され、D/A変換
されて3原色信号RGBとなり、モニタに入力されてそ
の表示面にカラーで被写体像を表示するようにしてい
る。
【0020】本実施の形態では、LED4R,4G,4
Bが取り付けられる部材として熱伝導が高いセラミック
基板5を採用することにより、放熱性を非常に高くして
いる。この場合、セラミック基板5は熱伝導率が0.0
4cal/cm・sec℃以上の熱伝導率を持つことが
望ましく、この場合には高い放熱が期待できる。(社)
プリント回路学会のプリント回路技術便覧−第2版−に
よれば、セラミック基板の熱伝導率は4〜5×10-2
al/cm・sec℃と記載されている。
【0021】こうして高い放熱性を確保することによ
り、LED4R,4G,4Bを発光させる駆動電流を従
来よりも増大できるようにして、内視鏡1による撮像対
象を観察に適した明るさにできる照明手段を形成してい
ることが特徴となっている。
【0022】次に本実施の形態の作用を説明する。上述
したように本実施の形態では、CCD11は面順次のカ
ラー撮像を行うCCDであり、時系列的にRGBの色の
光で照明することによって、カラー撮像が可能になって
いる。
【0023】図3に示したように、LED4R,4G,
4Bは間欠的な矩形波状の駆動信号DR,DG,DBで
順次駆動され、R,G,Bで時系列で発光し、撮像対象
を照明する。この場合、LED4R,4G,4Bに流れ
る駆動電流により光に変換されなかった電力消費分が熱
となり、LED4R,4G,4Bは発熱する。
【0024】この熱は熱伝導率が高いセラミック基板5
により効率良く放熱される。従って、この放熱を高める
ことにより、LED4R,4G,4Bにはその定格電流
以上の電流を流すことができ、これによって照明光の光
量を従来よりも増大させることができる。
【0025】また、セラミック基板5の熱はこれに面接
触する接続部8を介して先端構成部2に効率良く放熱さ
れ、LED4R,4G,4Bを発光させた際の発熱によ
る温度上昇を抑制できる。
【0026】LED4R,4G,4Bへの駆動電流は本
来は平均してその定格電流内にするべきであるが、本実
施の形態ではこのようにして温度上昇を抑制する手段を
形成しているので、平均の定格電流以上に流すことがで
きる。例えば図3に示すように本実施の形態では平均の
駆動電流の値、平均値AVはこのように間欠的に発光さ
せた場合の定格の駆動電流の値、定格値MVより大きな
値にできる。
【0027】なお、実際には各LED4Iの駆動電流D
Iに対してそれぞれの平均値AVと定格値MVとでAV
>MVとなるの関係を図3では3を合わせた場合のよう
な平均値AVと定格値MVで代表して示している。
【0028】定格値MVというのは通常の放熱条件で設
定された値であり、本実施の形態のように積極的に放熱
した条件ではLED4R,4G,4Bの温度上昇を大き
く抑制或できるので、その分電流を増大することが可能
となる。
【0029】このように本実施の形態によれば、熱伝導
率の高いセラミック基板5にLED4R,4G,4Bを
取り付けているので、LED4R,4G,4Bを発光さ
せた場合の熱上昇を抑制でき、LED4R,4G,4B
を定格以上の駆動電流で発光させることが可能になり、
内視鏡照明に必要な高い照明光量を得ることが可能とな
る。
【0030】また、セラミック基板5は先端構成部2に
面接触する接続部8で取り付けられ、セラミック基板5
の熱を先端構成部2に効率良く放熱できるので、LED
4R,4G,4Bを発光させた際の発熱による温度上昇
を抑制できる。
【0031】従って、術者は、明るい照明のもとで撮像
され、図示しないモニタの表示面に表示された被写体像
を観察し易い状態で観察することができ、的確な診断等
を行うことができる。つまり、診断等に適した照明を行
うことが可能になる。
【0032】これに対し、照明光量が不足した従来例の
場合には、観察像が暗くなって不鮮明な像になってしま
ったり、信号処理系でゲインを増大することにより、明
るい像として表示することは可能であるが、S/Nを改
善することはできないので、十分な照明光量の場合より
は観察像の画質は低下する。
【0033】なお、LED4R,4G,4Bの温度上限
を超えないようにしなければならないので、セラミック
基板5等に温度センサを設けて、その検出温度により、
平均値AVを制御するようにしても良い。
【0034】また、接続部8でセラミック基板5を先端
構成部2に広い面積で面接触する状態で固定する場合、
熱伝導性が高い接着剤を使用しても良い。
【0035】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図4ないし図6を参照して説明する。図4
は第2の実施の形態の内視鏡の先端部の構成を示し、図
5はLEDを取り付けたセラミック基板を示し、図6は
本実施の形態におけるLEDを発光させる駆動電流を示
す。本実施の形態は例えば硬性の挿入部を有する硬性内
視鏡の場合で説明する。
【0036】図4に示すように硬性の挿入部を形成する
外套管14の先端部には観察用枠体15を介して対物レ
ンズ16及びCCD17が取り付けられ、このCCD1
7は信号線18が接続されている。このCCD17の撮
像面にはカラーモザイクフィルタ19が取り付けてあ
り、白色照明のもとでカラー撮像を行うことができる同
時式のカラー撮像を行うことができるようにしている。
【0037】また観察用枠体15に隣接して先端部に配
置したアルミニュウム等の金属製の熱伝導率が高い照明
用枠体20には照明レンズ21が取り付けられ、この照
明レンズ21の奥にLED22R,22G,22B22
(図4では単にLED22で代表している)を取り付け
たセラミック基板23が面接触する接続部、或いは熱伝
導率が高い接続部材24を介して或いは取り付けられて
いる(図4では接続部材24の場合を示しているが、第
1の実施の形態のように面接触する接続部にしても良
い)。このセラミック基板23は第1の実施の形態で説
明したものと同様に電気的絶縁性を有し、高い熱伝導率
を備えたものである。
【0038】本実施の形態では、図5に示すように小型
のセラミック基板23を例えば円弧状に屈曲させて(同
じ収納空間に収納される場合の)面積を広くした形状と
し、このセラミック基板23に設けたプリント配線パタ
ーン25にLED22R,22G,22Bを取り付け
て、LED22R,22G,22Bからの熱をセラミッ
ク基板23に放熱できるようにした。なお、図2のよう
に平面状にしたものでも良いし、円板状にしてその外周
面が照明用枠体20の内周面に面接触する構成にしても
良い。
【0039】LED22R,22G,22Bは小さなパ
ッケージに封入されたチップタイプのLEDが採用され
ている。各プリント配線パターン25は駆動信号線26
(図4参照)と接続される。次に本実施の形態の作用を
説明する。
【0040】第1の実施の形態と違うところは、カラー
撮像方式が異なっており、固体撮像素子としてのCCD
17はカラーモザイクフィルタ17を備えたカラー撮像
を行うものである。このために、照明光は白色光(R、
G、Bの光の同時発光)にしている。
【0041】照明光はR、G、Bの発光強度のバランス
がとれた白色光が必要となり、R、G、Bそれぞれで発
光するLED22R,22G,22B22の各色のバラ
ンスをとって照明できるようになっている。
【0042】本実施の形態でも第1の実施の形態と同様
に、放熱条件が通常の条件設定より改善されているの
で、発光(点灯)させる駆動電流を増やすことが可能と
なっている。
【0043】具体的には、図6に示すようにLED22
R,22G,22Bは直流の駆動電流DR,DG,DB
で常時駆動され、その値VはLED22R,22G,2
2Bを常時(連続的に)発光させた場合の駆動電流の定
格値MRより大きな値であり、定格値MRの場合よりも
大きな強度で発光させることができるようになる。
【0044】なお、内視鏡先端部へセラミック基板23
を取り付ける際には熱伝導性の高い接着剤を使用すると
効果的である。熱伝導は接着面が大きいほど効果が大き
いため、基板形状を接触面に合わせて広くなるように工
夫すればよい。
【0045】図7は変形例の内視鏡1′の先端側の構成
を示す。この内視鏡1′は図1の内視鏡1が面順次方式
の照明及びカラー撮像を行うものであったのに対し、図
4の内視鏡の場合と同様に白色照明を行うものである。
【0046】図1においては3つのLED4(具体的に
はR,G,Bでそれぞれ発光するLED4R,4G,4
B)がセラミック基板5に実装されているが、図7に示
すこの内視鏡1′ではそれぞれ白色発光する例えば、複
数の白色LED4′にしている。
【0047】また、図1のCCD11の代わりに、CC
D11とその前面にカラーモザイクフィルタ28を配置
したカラー撮像CCD11′を採用している。
【0048】図8は複数の白色LED4′を取り付けた
セラミック基板5を示す。このセラミック基板5は円板
の対向する2個所を切り欠いた形状で、この切り欠いた
2個所にプリント配線パターン6を設け、複数の白色L
ED4′を半田付けで接続固定している。そして、この
セラミック基板5は円弧状外周面5aが先端構成部2の
内周面に面接触する接続部8となって固定される。
【0049】プリント配線パターン6は電気絶縁性を有
し、かつ高い熱伝導率のセラミック基板5の裏面側で2
本の駆動信号線7に接続される。この駆動信号線7は挿
入部内を挿通され、内視鏡1′の外部のLED駆動回路
(この場合には直流電圧を発生する直流電圧発生回路)
等に接続され、このLED駆動回路からの駆動信号の印
加で各白色LED4′は白色光で発光する。
【0050】図9は白色LED4′の概略の構成を示
し、この白色LED4′は高輝度で発光する青色発光L
EDチップ29と、この青色発光LEDチップ29の発
光面の前に配置された蛍光物質(或いは波長変換物質)
からなる蛍光板30から構成される。
【0051】この蛍光板30は青色発光LEDチップ2
9で発光された青色の光で励起され、赤、緑等のより波
長が長い光を励起光として出射する。この場合、青色が
励起されないで透過するものもあるので、これらの光が
ランダムに混ざって白色光として出射される。青色の光
は紫外線であっても同様に蛍光板から白色光が励起され
る。
【0052】また、CCD11′も信号線12を介して
内視鏡1′の外部のビデオプロセッサに接続され、白色
照明の下で、CCD11′を駆動し、かつ光電変換され
た信号に対する信号処理を行い、図示しないカラーモニ
タで被写体像をカラー表示する。
【0053】この変形例の場合にも、電気絶縁性を有
し、かつ高い熱伝導率のセラミック基板5に白色LED
4′を取り付けてこのセラミック基板5の側面に形成し
た円弧状外周面5aが先端構成部2の内周面に面接触す
る接続部8として固定しているので、図6の場合と同様
に白色LED4′の定格値より大きな値の駆動電流で発
光駆動できる。従って、定格値で発光させた場合よりも
大きな照明光量を得ることができる。
【0054】なお、例えば図8の一方のプリント配線パ
ターン6を先端構成部2の基板取付け用孔の内周面と面
接触する円弧形状にしても良い。例えば、駆動信号のグ
ランド側を先端構成部2と導通させるようにしても良
い。このようにした場合には、プリント配線パターン6
により、白色LED4′の熱をそのプリント配線パター
ン6による高い熱伝導率でこれに面接触する或いは半田
固定された先端構成部2に放熱することができる。
【0055】この場合にはやはり、白色LED4′は発
光の際に発生する熱を有効に放熱して、その温度上昇を
抑制できるので、その定格値よりも大きな値の駆動電流
で発光駆動でき、照明光量を増大できる。
【0056】また、その変形例として、例えば先端構成
部2に接続されるプリント配線パターン6が形成される
部分のセラミック基板5を金属板に置換しても良い。つ
まり、固体発光素子が実装される基板を固体発光素子の
一方の電極と接続される部分は電気的に絶縁性を有し、
高い熱伝導率を有するセラミック基板などとし、残りの
部分を高い熱伝導率を有する金属基板としても良い。こ
の場合には、金属基板の熱伝導率は電気的絶縁性を有す
るセラミック基板よりもはるかに大きくできるので、絶
縁する部分の基板としてはセラミック基板に限定されな
い。
【0057】なお、このような構成にすることを他の実
施の形態(第1或いは第2の実施の形態)等に適用して
も良い。LEDは、R,G,Bだけでなく、白色発光L
EDも使用できる。その他に、半導体レーザのような固
体発光素子全般に適用可能である。
【0058】(第3の実施の形態)次に図10〜図15
を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。図1
0は内視鏡システムを示し、図11は内視鏡先端部の断
面を示し、図12はLEDユニットの詳細を示し、図1
3はLED点灯回路の構成を示し、図14は同心円状の
LEDユニットを有する内視鏡先端部を示し、図15は
同心円状のLEDユニットを示す。
【0059】図10に示すように内視鏡システム31は
内視鏡32と、この内視鏡32の細長の挿入部33の後
端に設けた操作部34に着脱自在に取り付けたカメラコ
ントロールユニット(CCUと略記)35と、この内視
鏡32を使用する術者36に装着可能なヘッドマウント
ディスプレイ37と、例えばCCU35に装着されるバ
ッテリ38とを有する。
【0060】挿入部33は硬質の先端部41と、この先
端部41の後端に隣接して設けられた湾曲自在の湾曲部
42と、この湾曲部42の後端から操作部34の前端ま
で延びる長尺の可撓管部43とからなり、操作部34に
設けた湾曲ノブ44を操作することにより、湾曲部42
を湾曲することができる。
【0061】図11に示すように先端部41を構成する
先端部本体45には観察物体を照明するLEDユニット
46と、観察物体からの戻り光を撮像する撮像ユニット
47とが設けられている。
【0062】撮像ユニット47は枠体48に対物レンズ
49を取付け、その結像位置にCCD51を取り付けて
いる。このCCD51はその裏面に設けたフレキシブル
基板52を介してケーブル53の一端と接続され、この
ケーブル53の他端は図10のCCU35と接続され、
このCCU35内の映像信号或いはTV信号生成回路に
よりTV信号へ変換される。
【0063】このTV信号は、該術者36のヘッドに着
脱自在で装着されるヘッドマウントディスプレイ37に
入力され、術者36は眼前のディスプレイに表示される
観察物体像を観察することができる。
【0064】また、LEDユニット46は先端構成部4
5に設けた照明用開口部55の内周面56に取付けられ
る。このLEDユニット46に接続されたケーブル57
は操作部34内或いはCCU35内に設けたLED点灯
回路58(図13参照)に接続される。
【0065】また、図10に示すように操作部34には
光量調整用ノブ59が設けてあり、この光量調整用ノブ
59を操作することにより、LED点灯回路58を介し
てLEDチップ62I(I=R,G,B)の発光強度を
任意に可変できる。
【0066】図12に示すようにLEDユニット46は
熱伝導率が高い金属またはセラミックス等で構成された
基板61の上には、R、G、Bの色でそれぞれ発光する
LEDチップ62R、62G、62Bが設けられ、LE
Dチップ62R、62G、62Bの一方の電極からはボ
ンディングワイヤ63で基板61のリード挿通孔を通し
たリード64へ結線されている。
【0067】前記基板61は各LEDチップ62Iの直
方体の1つの面が基板の面に接触するようにして固定さ
れ、その上方の発光面側をカバーガラス65で覆い、3
つのLEDチップ62R、62G、62Bを封入してい
る。
【0068】前記LEDユニット46は図11に示すよ
うに照明用開口部55の内周面56に基板61の外周面
61aが面接触するように固定されている。固定方法は
ネジ、接着、圧入等を用いる。また、接触面にはシリコ
ングリス等の伝熱部材を介してもよい。
【0069】また、前記基板61には温度検出用のセン
サとして例えばサーミスタ66が取り付けられている。
なお、基板61のリード挿通孔を通したリード64は樹
脂67により気密を保持するように固定されている。
【0070】図13に示すようにLEDチップ62Iへ
の電源はトランジスタ71を介して行われる。トランジ
スタ71のコレクタはバッテリ37のプラス電極に接続
され、エミッタに接続された電流調整用抵抗72R、7
2G、72Bを経て、R(赤)で発光するLED62
R、G(緑)で発光するLED62G、B(青)で発光
するLED62Bの各アノードへ接続される。
【0071】各LEDチップのカソードは1つにまとめ
られてバッテリ37のマイナス電極へ接続される。前記
トランジスタ71のベースにはアンプ73からバイアス
電圧が加えられる。このアンプ73の入力端には前記サ
ーミスタ66が接続され、その抵抗値に応じて入力端の
電位が変化する。
【0072】そして、サーミスタ66の温度が高くなる
と、その抵抗値が小さくなり、アンプ73を通したトラ
ンジスタ71のベースのバイアス電圧を下げ、LEDチ
ップ62Iへ流れる点灯電流の値を下げるようにしてい
る。つまり、LEDチップ62Iへ流れる点灯電流を環
境温度に応じて自動的に制限して、LEDチップ62I
が破壊、或いは劣化する上限温度以上になるのを防止し
ている。
【0073】また、アンプ73のゲイン制御端子には光
量調整用ノブ59の操作でその抵抗値が変化する光量調
整用可変抵抗74が接続され、光量調整用可変抵抗74
の設定値により前記バイアス電圧を調整できるようにし
ている。この光量調整用可変抵抗74の値は操作部34
に設けた光量調整用ノブ59の操作により任意に設定で
きる。
【0074】図14は本実施の形態の変形例の先端部4
1′を示し、この変形例では中央に配置した撮像ユニッ
ト47の周囲に同心で円筒状のLEDユニット46′を
設けている。図15に示す様に、このLEDユニット4
6′は円筒状をなすセラミックス基板77で構成され
る。このセラミックス基板77の前面は透明樹脂78で
封止される。なお、LEDチップの固定方法は図12と
同様である。
【0075】次に本実施の形態(及びその変形例)の作
用を説明する。LEDユニット46(或いは46′)か
ら照射された光は観察物体を照らし出す。観察物体で反
射された戻り光は撮像ユニット47へ入り、CCD51
に結像する。CCD51で光電変換された信号はCCU
35に入力され、該CCU35によりTV信号に変換さ
れ、このTV信号はヘッドマウントディスプレイ37に
入力され観察物体の像が映し出される。
【0076】また、図10に示す光量調整用ノブ59の
操作でLEDユニット46(或いは46′)の照明光量
を可変できる。この光量調整用ノブ59で設定される図
13に示す光量調整用可変抵抗74の設定値によってア
ンプ73はバイアス電圧を発生させる。トランジスタ7
3は前記バイアス電圧に応じた電流を各LEDチップ6
2Iへ流し出す。トランジスタ73とLEDチップ62
Iの間には各LEDチップ62Iの特性の違いに応じた
抵抗72R,72G,72Bが設けられ、各LEDチッ
プ62Iへの電流値を制限する。
【0077】また、前記アンプ73には前記LEDユニ
ット46に設けたサーミスタ66が接続され、前記LE
Dユニット46の温度に応じてトランジスタ71のバイ
アス電圧を制御する。
【0078】内視鏡32を使用している環境温度に応じ
てLEDユニット46の温度が変動する。環境温度が高
いとLEDユニット46の温度も高くなり、LEDユニ
ット46の温度を検知したサーミスタ66の抵抗値がア
ンプ73を介してトランジスタ71のバイアス電圧を低
く押さえる働きをする。これにより、内視鏡32を使用
している環境温度に応じて、LEDチップ62R、62
G、62Bの駆動電流をLEDチップ62R、62G、
62Bの特性劣化、破壊等を防止する温度以上に駆動電
流が流れないように制限する。
【0079】一方、図14或いは図15に示すように円
筒状のLEDユニット46′にして、その円筒の内部に
撮像ユニット47を設けるようにすると、この場合には
LEDユニット46′を先端構成部45に固定する場合
の接触面の面積を大きくでき、LEDユニット46′で
発生あいた熱をより効率良く先端構成部45側に放熱す
ることができる。
【0080】本実施の形態は以下の効果を有する。従来
のプラスチックLEDパッケージに封入されたLEDに
比較してセラミックスや金属の基板61にLEDチップ
62Iを面で接触するように取り付けているので、放熱
特性を向上できる。よって、従来よりもLEDチップ6
2Iに流せる電流が多くなり、より明るい照明が可能に
なる。
【0081】また、LEDユニット46をセラミックス
や金属の基板61で作成し、前記基板61を内視鏡32
の先端部41の金属で形成した先端部本体45に面接触
させたため、放熱特性が向上した。よって、従来よりも
LEDチップ62Iに流せる電流が多くなり、より明る
い照明が可能になる。
【0082】LEDユニット46の温度を検知してLE
Dチップ62Iへ流す電流値を制御したため、環境温度
に応じた最適なLEDチップ62Iの駆動ができるよう
になった。これによりLEDチップ62Iの特性の劣化
等を防止でき、寿命を延ばす等が可能となる。
【0083】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図16ないし図19を参照して説明する。
図16は本発明の第4の実施の形態を備えた内視鏡装置
の全体構成を示し、図17は先端部の概略の構成を示
し、図18は先端部の先端面の一部を拡大して示し、図
19は変形例における先端面の一部を示す。
【0084】図16に示すように内視鏡装置81は第4
の実施の形態の電子内視鏡82と、この電子内視鏡82
と接続されるビデオプロセッサ83と、このビデオプロ
セッサ83に接続されるモニタ84及び画像ファイリン
グ装置85とからなる。
【0085】電子内視鏡82は、細長で可撓性の挿入部
86を有し、その後端には操作部87が設けられてい
る。操作部87から基端が延出されたユニバーサルコー
ド88の先端にはコネクタ89が設けられており、信号
処理回路を内蔵したビデオプロセッサ85に接続される
ようになっている。この挿入部86の先端部90には撮
像手段が内蔵されている。
【0086】図17は、電子内視鏡82の挿入部86の
先端側を示す概略図である。挿入部86の先端に設けら
れた先端部90の先端面には観察窓91が形成され、こ
の観察窓91の内部には、結像光学系92、固体撮像素
子93が配設されている。この固体撮像素子93は、信
号線94によって、前記ビデオプロセッサ83に内蔵さ
れた信号処理回路と接続され、この信号処理回路により
信号処理され、ビデオプロセッサ83に接続されたモニ
タ84によって、体腔内の画像が表示されるようになっ
ている。
【0087】前記挿入部86の先端面には、発光素子と
して発光ダイオード95R,95G,95Bが配置され
ている。発光ダイオード95RはRの波長領域、95G
はGの波長領域、95BはBの波長領域を発光するよう
になっており、発光ダイオード駆動回路96によって、
所定のタイミングで発光ダイオード95R,95G,9
5Bが発光させられるようになっている。
【0088】図18は、発光ダイオード周辺を内視鏡挿
入部先端の正面から見た図である。発光ダイオード及び
送気、送水チャンネル以外の構成は省略してある。ま
た、この図18では発光ダイオード95R周辺の構造に
ついて説明する。その他の発光ダイオード周辺の構造も
これに準ずるものとする。発光ダイオード95Rの周囲
には、送気及び送水を行うためのチャンネル97が発光
ダイオード95Rに接するように取り囲んで配設され、
送気、送水ノズル98へ連通している。
【0089】以上の構成の内視鏡装置によれば、通常の
送気、送水動作により、発光ダイオードを囲むように配
設されたチャンネル16を通って、送気、送水が行われ
るため、発光ダイオードの放熱が促進される。尚、送
気、送水動作は、通常、内視鏡検査において、絶えず行
われているため、放熱のために特別に送風を行う手段を
設ける必要がない。
【0090】図19は、第4の実施の形態の変形例を示
し、図18と同様に発光ダイオード周辺を内視鏡挿入部
先端の正面から見た図である。送気、送水を行うチャン
ネル16と発光ダイオード12〜14の間に放熱用部材
18を設けたものである。放熱用部材18は、アルミな
ど、放熱を促進させる素材であればどの様なものでも良
い。この構成の内視鏡装置によれば、第4の実施の形態
の場合よりもさらに放熱効果を促進させる事が可能であ
る。
【0091】第4の実施の形態及びその変形例では、面
順次式の内視鏡装置について述べたが、これに限ったも
のではなく、送気、送水チャンネルが発光ダイオードを
取り囲むような構造になっていれば良い。また、ファイ
バースコープ、同時式の内視鏡装置に適用しても良い。
【0092】本実施の形態及び変形例は以下の効果を有
する。本実施の形態及び変形例によれば、発光ダイオー
ドの周囲に設けられた送気、送水チャンネルを通って送
気、送水が行われるため、発光ダイオードの放熱のため
に特別な手段を設ける必要がなく、発光ダイオードの放
熱が促進され、発光ダイオードの光量をあげるために、
発光ダイオードに大電流を流す事が可能である。
【0093】[付記] 1.内視鏡先端部に配置される複数の固体発光素子と、
前記固体発光素子が取り付けられ、電気絶縁性を有し、
熱伝導率が0.04cal/cm・sec・℃以上であ
る基板とを有することを特徴とする内視鏡。
【0094】2.前記基板を内視鏡先端部に取り付け、
該基板からの熱を内視鏡先端部に放熱するようにした付
記1記載の内視鏡。 3.固体発光素子チップを固定した基板が金属ないしセ
ラミックスであって、前記基板が直接内視鏡先端部の主
となる金属部材に少なくとも面で接していることを特徴
とする内視鏡。
【0095】(付記3に対する従来技術)特開平7−2
99025に内視鏡先端にLEDを用いた照明手段が示
されている。特開昭60−55924に内視鏡の照明に
LEDを用いた調光手段が示されている。
【0096】(付記3に対する従来技術の問題点)特開
平7−299025、特開昭60−55924にはLE
Dの放熱手段について何ら考慮されていない。一般に、
物体を照明するには高輝度LEDが必要になるが、高輝
度LEDは発熱も多く、放熱を考慮しなければ最大輝度
を得られないばかりかLEDの寿命を著しく低下させる
ことになる。 (目的)内視鏡先端でのLEDの放熱性を向上させ、強
いては、LEDの性能を100%発揮させ且つ寿命の長
い内視鏡を提供する。
【0097】(問題点を解決する手段および作用)内視
鏡先端部に配置するLEDチップを金属あるいはセラミ
ックスの基板上に設け、前記基板を内視鏡先端部の金属
部材に接着等で固定する。LEDチップを樹脂パッケー
ジでなく金属あるいはセラミックスの基板上に設けたこ
とにより放熱性が格段に向上する。さらに、前記基板を
内視鏡先端部の金属部材に面で接触するように固定した
ことにより放熱面積を広くできる。
【0098】4.被写体に向けて発光する発光素子を内
視鏡挿入部の先端に設けた照明手段を備えた内視鏡にお
いて、送気、または、送水を行うための管を発光素子の
周囲に配置した事を特徴とする内視鏡。
【0099】(付記4の技術分野)挿入部先端に発光素
子を組み込んで被写体を照明する内視鏡に関する。 (付記4に対する従来の技術)内視鏡において、体腔内
を照明する手段として、内視鏡挿入部の先端に発光ダイ
オードを設け、この発光ダイオードからの光を照明光と
して利用するようにしたものがある。これら発光ダイオ
ードを照明光とした場合には、体腔内を明るく照明する
ために、発光ダイオードに大電流を加える必要が生じ
る。
【0100】(解決しようとする課題及び目的)しかし
ながら、発光ダイオードに大電流を流すと、発熱量が増
大するため、放熱を効率良く行う必要が生ずる。このた
め、内視鏡挿入部先端に照明装置として、発光ダイオー
ドを配置した内視鏡において、特別な放熱手段を設ける
事無く、発光ダイオードの発熱量を抑制する事が可能な
内視鏡を提供する事を目的とする。
【0101】(課題を解決するための手段および作用)
上記目的を達成するために、内視鏡挿入部先端に発光素
子として、発光ダイオードを配置した内視鏡において、
送気または、送水を行うチャンネルを発光素子の周囲に
配置した事を特徴とする。この構成により、特別な放熱
手段を設ける事無く、通常の送気、送水動作によって、
発光素子の放熱を促進させる事が可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡先端部に配置される複数の固体発光素子と、前記固
体発光素子が取り付けられ、電気絶縁性を有し、熱伝導
率が0.04cal/cm・sec・℃以上である基板
とを設けているので、固体発光素子を発光させた際の熱
を基板によって効率よく放熱して固体発光素子の温度上
昇を抑制でき、従って駆動電流を増大することが可能と
なり、照明光量を増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の先端部の
構成を示す断面図。
【図2】LEDを取り付けたセラミック基板を示す斜視
図。
【図3】本実施の形態におけるLEDを発光させる駆動
電流を示す動作説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の内視鏡の先端部の
構成を示す断面図。
【図5】LEDを取り付けたセラミック基板を示す斜視
図。
【図6】本実施の形態におけるLEDを発光させる駆動
電流を示す動作説明図。
【図7】第2の実施の形態の変形例の内視鏡の先端部の
構成を示す断面図。
【図8】白色発光LEDを取り付けたセラミック基板を
示す斜視図。
【図9】白色発光LEDの概略の構成図。
【図10】本発明の第3の実施の形態を備えた内視鏡シ
ステムの全体構成図。
【図11】内視鏡先端部の構成を示す断面図。
【図12】LEDユニットの詳細を示す図。
【図13】LEDの点灯回路を示す回路図。
【図14】同心円状のLEDユニットを有する内視鏡先
端部を示す斜視図。
【図15】同心円状のLEDユニットを示す斜視図。
【図16】本発明の第4の実施の形態を備えた内視鏡装
置の全体構成図。
【図17】内視鏡の先端部の概略の構成図。
【図18】先端部の先端面の一部を拡大して示す正面
図。
【図19】変形例における先端面の一部を示す正面図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…先端構成部 3…照明レンズ 4…LED 5…セラミック基板 6…プリント配線パターン 7…駆動信号線 8…接続部 9…対物レンズ 10…内視鏡照明装置 11…CCD 12…信号線 AV…平均値 MV…定格値 DR,DG,DB…駆動電流 TR,TG,TB…照明期間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡先端部に配置される複数の固体発
    光素子と、 前記固体発光素子が取り付けられ、電気絶縁性を有し、
    熱伝導率が0.04cal/cm・sec・℃以上であ
    る基板とを有することを特徴とする内視鏡。
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