JPWO2010050426A1 - 被検体内導入装置および医療システム - Google Patents

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Abstract

被検体内に導入される被検体内導入装置は、第1特殊光を出力するLED15bと、第1特殊光と異なる波長帯域の第2特殊光を出力するLED15gと、第1特殊光と第2特殊光との配光を整合する配光整合部15yと、を有する照明部15と、照明部15を駆動して被検体900内を照明する照明制御回路15Aと、被検体900内を撮像する撮像部14と、を備える。

Description

本発明は、被検体内導入装置に関し、特に人や動物や植物などの被検体内に導入されて被検体内の画像を取得するカプセル型の被検体内導入装置に関する。
従来、単色光または白色光を出力する複数の光源を用いて被検体内を照明しつつ被検体内の画像を取得するカプセル型の生体内撮像装置が存在する(例えば以下に示す特許文献1参照)。また、近年では、赤色(R)、緑色(G)および青色(B)ごとに異なる光源を用いて被検体内を照明しつつ被検体内の画像を取得することで、被検体内のカラー画像を取得する技術が開発されている(例えば以下に示す特許文献2参照)。
特開2007−181669号公報 特開2002−112961号公報
しかしながら、色成分ごとに異なる光源を使用する場合、各光源が発する光の配光を一致させることが困難である。配光が一致しない光源で照明すると、撮像した画像に色むらが生じてしまうという問題が発生する。
例えば上述した特許文献2による技術では、RGBおよび赤外光それぞれを出力する複数種類のLEDが光軸に沿って積層された光源を用いて被検体内を照明するが、この技術では、上層の膜が下層の光源からの光を屈折させたり下層の光源からの光に上層の電極などの膜構成の影が含まれたりしてしまい、下層の光源と上層の光源との配光を一致させることが困難であるという問題が発生する。このため、積層された複数の光源から積層方向へ出力された光を集光レンズで集光し、これをファイバを介して被検体内に照射すると、色成分ごとの配光の異なりが被検体内でそのまま形成されてしまうことになり、撮像画像に色むらが生じてしまうという問題が発生する。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、撮像画像に色むらを生じさせることなく被検体内を照明することができる被検体内導入装置および医療システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、前記第1および第2の光を透過する第1部材と、前記第1の光を反射し前記第2の光を透過する第2部材と、が接合されてなるダイクロイック・プリズムを含み、前記第1および第2光源が、前記第1部材と前記第2部材との接合面で反射した前記第1の光の光軸が前記接合面を透過した前記第2の光の光軸と一致するように前記ダイクロイック・プリズムに前記第1の光と前記第2の光とをそれぞれ入射することを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、束ねられた複数のファイバよりなるファイバ群を含み、前記ファイバ群が、前記複数のファイバの光入射端が揃えられた光入射面と、前記複数のファイバの光出射端が揃えられた光出射面と、を有し、前記複数のファイバが、前記光入射面から入射した光が分散して前記光出射面から出射するように交錯しており、前記第1および第2光源が、前記光入射面に前記第1の光と前記第2の光とをそれぞれ入射することを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、入射した光を拡散して出力するプリズムを含むことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、前記ミラーおよび前記ハーフミラーが、離間して配設されることで反射領域を形成し、前記第1および第2光源が、前記反射領域内に配置されていることを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、を備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する光源と、該第1の光の一部を該第1の光と異なる波長帯域の第2の光に変換する波長シフタと、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、を備え、前記波長シフタが、前記光源から出力された前記第1の光を分散して通過させる複数の貫通孔を有することを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、を備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光と該第1の光と異なる波長帯域の第2の光とを出力する光源と、前記第1の光を透過する第1フィルタと、前記第2の光を透過させる第2フィルタと、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、を備え、前記第1および第2フィルタが、前記光源から出力された前記第1および第2の光をそれぞれ分散して透過させることを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、を備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する光源と、白色光を出力し且つ前記第1の光を透過する白色光源と、前記第1の光の一部を該第1の光と異なる波長帯域の第2の光に変換する波長シフタと、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光と前記白色光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、を備え、前記光源と前記白色光源とが、光軸が一致するように配置されていることを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、を備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による医療システムは、上記した何れかの被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、前記被検体内導入装置が、前記撮像部で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信部を備え、前記通信装置が、前記無線送信部から送信させた前記画像データを受信する無線受信部と、該無線受信部で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理部と、該画像信号処理部で信号処理した画像データを当該通信装置に着脱可能に接続された携帯型記録媒体に格納する通信装置外部インタフェース部と、を備え、前記表示装置が、前記携帯型記録媒体を着脱可能な表示装置外部インタフェース部と、該表示装置外部インタフェース部に接続された前記携帯型記録媒体から前記画像データを読み出して表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による医療システムは、上記した何れかの被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、前記被検体内導入装置が、前記撮像部で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信部を備え、前記通信装置が、前記無線送信部から送信させた前記画像データを受信する無線受信部と、該無線受信部で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理部と、該画像信号処理部で信号処理した画像データを前記表示装置へ出力する通信装置外部インタフェース部と、を備え、前記表示装置が、前記通信装置外部インタフェース部から出力された前記画像データを入力する表示装置外部インタフェース部と、該表示装置外部インタフェース部に入力された前記画像データを用いて前記被検体内の画像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、それぞれ波長帯域の異なる第1の光と第2の光との配光を整合させることが可能となるため、撮像画像に色むらを生じさせることなく被検体内を照明することが可能な被検体内導入装置および医療システムを実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1〜7のいずれかによるカプセル型医療装置を用いた医療システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1〜6のいずれかによる医療システムを構成する各装置の概略構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1〜7のいずれかによるカプセル型医療装置の概略構成を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態1〜6のいずれかによるカプセル型医療装置の撮像部における撮像素子の素子配列例を示す概念図である。 図5Aは、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図5Bは、図5AにおけるB−B断面図である。 図6は、本発明の実施の形態1〜6による照明部の発光特性および撮像素子の分光感度特性を示す図である。 図7は、血液の吸光度特性を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態1による配光整合部の概略構成を示す斜視図である。 図9Aは、本発明の実施の形態1の変形例によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図9Bは、図9AにおけるB−B断面図である。 図10Aは、本発明の実施の形態2によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図10Bは、図10AにおけるD−D断面図である。 図11Aは、本発明の実施の形態3によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図11Bは、図11AにおけるF−F断面図である。 図12Aは、本発明の実施の形態4によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図12Bは、図12AにおけるH−H断面図である。 図13Aは、本発明の実施の形態5によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図13Bは、図13AにおけるJ−J断面図である。 図14Aは、本発明の実施の形態6によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図14Bは、図14AにおけるL−L断面図である。 図15Aは、本発明の実施の形態6の変形例によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図15Bは、図15AにおけるL−L断面図である。 図16は、本発明の実施の形態7による医療システムにおけるカプセル型医療装置の概略構成を示すブロック図である。 図17は、本発明の実施の形態7によるカプセル型医療装置の撮像部における撮像素子の素子配列例を示す概念図である。 図18Aは、本発明の実施の形態7によるカプセル型医療装置の構成例を示す図である。 図18Bは、図16AにおけるN−N断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の説明において、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。また、各図では、構成の明瞭化のため、断面におけるハッチングの一部が省略されている。さらに、後述において例示する数値は、本発明の好適な例に過ぎず、従って、本発明は例示された数値に限定されるものではない。
<実施の形態1>
まず、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10を、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、胃902内に蓄えた液体904に浮かぶ被検体内導入装置にカプセル型医療装置10を適用して胃902の内壁画像を取得する場合を例に挙げて説明する。ただし、本発明はこれに限定されず、本実施の形態によるカプセル型医療装置10を食道から肛門にかけて移動する途中で被検体900内の画像を取得する被検体内導入装置に適用することも可能である。また、液体904が蓄えられる臓器は、胃902に限らず、例えば小腸や大腸など、各種器官とすることができる。さらに、液体904には、例えば生理食塩水や水など、被検体900およびカプセル型医療装置10に対して悪影響を与えない液体を用いることが好ましい。なお、液体904は透明であることが好ましい。これにより、カプセル型医療装置10によって取得する画像が液体904によって不鮮明となることを防止できる。
図1は、本実施の形態によるカプセル型医療装置10を用いた医療システム1の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、例えば経口で被検体900内に導入されて胃902に蓄えられた液体904に浮遊するカプセル型医療装置10と、このカプセル型医療装置10と無線通信を行なうことでカプセル型医療装置10との間で画像データや制御命令等を送受信する通信装置130と、を備える。
また、通信装置130は、フラッシュメモリ(登録商標)やスマートカード(登録商標)などの携帯型記録媒体140が着脱可能に構成される。携帯型記録媒体140には、例えばカプセル型医療装置10が取得した被検体内画像の画像データが記録される。ユーザは、携帯型記録媒体140を例えばパーソナルコンピュータやサーバなどの情報処理端末150に接続し、携帯型記録媒体140に格納された画像データを情報処理端末150で読み取って情報処理端末150の表示部に被検体内画像を表示させる。
この通信装置130は、被検体900外に配置される。また、通信装置130には、同軸ケーブルなどの接続ケーブル139を介して体外アンテナ120が接続される。体外アンテナ120は、被検体900外であってカプセル型医療措置10の近傍に配置される。通信装置130は、この体外アンテナ120を介してカプセル型医療装置10とデータの送受信を行なう。
ここで、図2並びに図3〜図4を用いて、本実施の形態による医療システム1をより詳細に説明する。図2は、本実施の形態による医療システム1を構成する各装置の概略構成を示すブロック図である。図3は本実施の形態によるカプセル型医療装置10の概略構成を示す斜視図であり、図4は本実施の形態による通信装置130における画像信号処理装置135の概略構成を示すブロック図である。また、図4はカプセル型医療装置10の撮像部14における撮像素子14aの素子配列例を示す概念図である。
・カプセル型医療装置
まず、本実施の形態によるカプセル型医療装置10の一例を、図2を用いて詳細に説明する。図2に示すように、被検体900内に導入されるカプセル型医療装置10は、被検体900内を撮像する撮像部14と、撮像部14を駆動して画像データを取得する撮像制御回路14Aと、複数の波長帯域の光をそれぞれ出力する複数の照明部15と、撮像部14で被検体900内を撮像する際に照明部15を駆動して撮像方向を照明する照明制御回路15Aと、撮像制御回路14Aで取得された画像データを無線信号として通信装置130へ送信する無線送信回路13と、通信装置130から送信された無線信号を受信する無線受信回路12と、通信装置130から無線受信回路12を介して入力された制御命令等に基づいてカプセル型医療装置10内の各回路を制御する制御回路11と、カプセル型医療装置10内の各回路に電力を供給する電源部17と、を備える。なお、撮像部14および照明部15の構成および配置については、後述において詳細に説明する。
また、制御回路11は、例えば無線受信回路12を介して通信装置130から受信した制御命令等に基づき、定期的(例えば1秒間に2コマ)に、撮像制御回路14Aおよび照明制御回路15Aを駆動制御して撮像動作を実行させ、これにより取得された画像データを無線送信回路13に通信装置130へ送信させる。
さらに、カプセル型医療装置10は、センサ部16およびこれを駆動制御するセンサ制御回路16Aを備えても良い。センサ部16は、体温計や圧力計やpH計などで構成され、適宜、被検体内情報として被検体900内の温度や圧力やpH値などを取得する。センサ制御回路16Aは、制御回路11からの制御のもと、センサ部16を駆動して被検体内情報を取得し、これを制御回路11へ入力する。
カプセル型医療装置10の各回路および各部は、図2に示すように、容器18とキャップ19とからなるカプセル型の筐体内に収納される。ここで図3に示すように、容器18は、一方の端が半球状のドーム形状をしており他方の端が開口された略円筒形状または半楕円球状の形状を有する。一方、キャップ19は、半球形状を有し、容器18の開口に嵌められることで容器18内を封止する。容器18およびキャップ19よりなるカプセル型容器は、例えば被検体900が飲み込める程度の大きさである。また、本実施の形態では、少なくともキャップ19が透明な材料で形成され、かつ、上述した撮像部14および照明部15がカプセル型容器(18、19)内のキャップ19側に配置される。撮像部14の撮像方向および照明部15の照明方向は、図2又は図3に示すように、キャップ19を介してカプセル型医療装置10の外側へ向いている。これにより、照明部15で被検体900内部を照明しつつ撮像部14で被検体900内部を撮像することが可能となる。なお、キャップ19は、照明部15から出力した光および/又は対物レンズ14cを介して撮像素子14aに入射する光の配光を調整するためのレンズとしての機能も果たしている。
・通信装置
次に、本実施の形態による通信装置130の一例を、図2および図4を用いて詳細に説明する。図2に示すように、被検体900外表(例えば被検体900表面または被検体900が着用する衣服等)に配置される通信装置130は、制御命令等の送信信号の生成やカプセル型医療装置10から受信した画像データの携帯型記録媒体140への格納などを制御する制御回路131と、制御回路131が出力したカプセル型医療装置10の制御命令等に所定の処理を実行して送信信号を生成する送信信号処理回路132と、送信信号を体外アンテナ120から送信する無線送信回路133と、カプセル型医療装置10から送信された画像データ等を体外アンテナ120を介して受信する無線受信回路134と、受信した画像データに所定の処理を実行して画像信号(これも画像データという)を生成する画像信号処理回路135と、携帯型記録媒体140が着脱可能なインタフェース回路136と、通信装置130の各部へ電力を供給する電源部137と、を備える。
なお、通信装置130には、操作者が撮像指示などの各種操作を入力するための操作部が設けられても、この操作部を備えた他の装置と無線回線又は有線回線を介して通信可能に構成されても良い。さらに、通信装置130には、カプセル型医療装置10から受信した被検体内画像を表示する表示部が設けられても良い。
(撮像部および照明部)
次に、本実施の形態によるカプセル型医療装置10の撮像部14および照明部15のより詳細な構成例を、図面を用いて詳細に説明する。図4は本実施の形態による撮像部14における撮像素子14aの素子配列例を示すレイアウト図である。図5Aおよび図5Bは、本実施の形態によるカプセル型医療装置10の構成例を示す図である。なお、図5Aは図5BにおけるA−A断面図であり、図5Bは図5AにおけるB−B断面図である。また、図6に、照明部15の発光特性および撮像素子14aの分光感度特性を示す。さらに、例として、図7に血液の吸光度特性を示す。
本実施の形態では、可視領域の一部の波長帯域の光(以下、これを特殊光という)を用いて被検体900内を照明しつつ撮像部14を駆動して撮像する、いわゆる特殊光観察を行なう場合を例に挙げる。なお、本実施の形態では、可視領域全体に亘る波長帯域の光、いわゆる白色光(以下、これを通常光という)を用いて被検体900内を照明しつつ撮像部14を駆動して撮像することを、通常光観察という。
・撮像部
図3に示すように、本実施の形態による撮像部14は、被検体900内壁からの反射光を受光して電荷を蓄積する撮像素子14aと、撮像素子14aの受光面側に配設された対物レンズ14cと、よりなる。この撮像部14は、これを駆動制御する撮像制御回路14Aを備えた回路基板14Bに搭載される。回路基板14Bは、撮像部14を搭載する面がキャップ19側に向けられた状態で、キャップ19側に片寄って配設される。
撮像制御回路14Aは、制御回路11からの制御のもと、撮像部14を駆動して被検体内画像の画像データを取得し、これを無線送信回路13に入力する。なお、撮像制御回路14Aは、例えば撮像部14から入力したアナログの画像データにサンプリングや増幅やA/D(Analog to Digital)変換などの所定の処理を実行することで、デジタルの画像データを生成する。
また、図4に示すように、本実施の形態による撮像素子14aは、複数の受光素子14bと複数の受光素子14gとが行列方向(図面中xおよびy方向)それぞれにおいて交互に配列されたCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラよりなる。図6に示すように、受光素子14bは、例えば415nm付近の波長帯域W14bの光を受光して電荷を蓄積する。一方、受光素子14gは、例えば540nm付近の波長帯域W14gの光を受光して電荷を蓄積する。したがって、撮像素子14aを用いて取得される画像データは、415nm付近の波長帯域W14bの光を受光した受光素子14bが生成する画像データと、540nm付近の波長帯域W14gの光を受光した受光素子14gが生成する画像データと、を含んでいる。なお、415nm付近の波長帯域W14bの光は青色を示し、540nm付近の波長帯域W14gの光は緑色を示す。したがって、撮像素子14aは、緑色(G)成分の画像データと青色(B)成分の画像データとを生成する。
ここで、図7に示すように、被検体900を例えば人間や動物等の生体とした場合、その血液の吸光度は、415nm付近と540nm付近とでピークを形成する。したがって、415nm付近の光や540nm付近の光の反射光を撮像素子14aで受光して得られた、いわゆるネガ画像の画像データを反転してポジ画像の画像データを生成することで、被検体900の血管の構造を表現する画像を生成することが可能となる。
また、光は、一般的に波長の長さによって透過率が異なる。本実施の形態では、415nm付近の光と540nm付近の光との2種類の波長帯域の光を使用しているため、415nm付近の光の反射成分から生成した画像データと540nm付近の光の反射成分から生成した画像データとを用いることで、血管の立体的構造を表現する立体画像を生成することが可能となる。
・照明部
また、本実施の形態による照明部15は、それぞれが、異なる波長帯域の光を出力する1つ以上のLED(Light Emitting Diode)などよりなる光源を含み、この光源を駆動制御する照明制御回路15Aを備えた回路基板15Bに搭載される。照明制御回路15Aは、例えば制御回路11からの制御のもと、撮像タイミングにあわせて照明部15を駆動して被検体900内部を照明する。
本実施の形態では、図5Aに示すように、複数の照明部15は、例えば対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称となるように、照明制御回路15Aを搭載する回路基板15B上にレイアウトされる。ただし、本発明はこれに限定されず、複数の照明部15は、例えば光軸LX上の一点を含み且つ撮像素子14aにより取得される画像データのx軸またはy軸(図4および図5A参照)と平行な直線を中心線として線対称となるように回路基板15B上にレイアウトされていても良い。
各照明部15は、図5Aおよび図5Bならびに図6に示すように、例えば415nm付近の波長帯域W15bの光(以下、これを第1特殊光という)を出力するLED15b(第1光源)と、例えば540nm付近の波長帯域W14gの光(以下、これを第2特殊光という)を出力するLED15g(第2光源)と、を含む光源15xを備える。ここで、図6を用いて、LED15bが出力する第1特殊光の波長帯域およびLED15gが出力する第2特殊光の波長帯域と受光素子14bの受光感度帯域および受光素子14gの受光感度帯域との関係を説明する。図6に示すように、本実施の形態では、LED15bが415nm付近にピークを持つ波長帯域W15bの第1特殊光を出力するのに対し、受光素子14bの受光感度帯域W14bが415nm付近にピークを持つ波長帯域W14bであるため、受光素子14bは主としてLED15bから出力された第1特殊光の分光を受光して画像データを生成する一方、LED15gが540nm付近にピークを持つ波長帯域W15gの第2特殊光を出力するのに対し、受光素子14gの受光感度帯域W14gが540nm付近にピークを持つ波長帯域W14gであるため、受光素子14gは主としてLED15gから出力された第2特殊光の分光を受光して画像データを生成する。
また、各照明部15は、LED15bから出力された第1特殊光の光軸とLED15gから出力された第2特殊光の光軸とが重なるように第1および第2特殊光を合波するダイクロイック・プリズム15pと、ダイクロイック・プリズム15pから出力された合波光を拡散することで第1特殊光と第2特殊光との配光を一致させる拡散板15dと、よりなる配光整合部15yを備える。なお、ここで言う配光の一致とは、最大照度が同じであるか否かに関わらず、異なる波長帯域の光を最大照度で規格化した場合の光分布が一致または略一致することを指す。また、LEDの光軸とは、LEDから出力される光の広がりの中心線を指す。
また、配光整合部15yの概略構成を図8に示す。図8に示すように、ダイクロイック・プリズム15pは、立方体または直方体の形状を有し、少なくとも第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを透過する第1部材15mと、第1特殊光L15bを反射し、第2特殊光L15gを透過する第2部材15nと、を有する。第1部材15mおよび第2部材15nは、例えば断面が直角二等辺三角形の三角柱の形状を有する。ダイクロイック・プリズム15pは、第1部材15mと第2部材とにおける直角に等辺三角形の斜辺を含む面同士が接合されてなる。この接合面は、第1特殊光L15bを反射する反射面15hとして機能する。光源15xのLED15bおよび15gは、ダイクロイック・プリズム15pにおける第1部材15mと第2部材15nとの接合面である反射面15hに対してそれぞれ45°の傾きを有する面にそれぞれ配設され、それぞれダイクロイック・プリズム15pの中心方向へ第1特殊光L15bまたは第2特殊光L15gを入射する。
本実施の形態では、図8に示すように、LED15gがダイクロイック・プリズム15pの第1部材15mの側面の略中央に配設され、LED15bがダイクロイック・プリズム15pの第2部材15nの底面の略中央に配設されている。このような構成により、LED15bから出力された第1特殊光L15bが接合面である反射面15hで反射して光取出面15sへ進行し、LED15gから出力された第2特殊光L15gが反射面15hを透過してそのまま光取出面15sへ進行するため、反射面15hにおいて第1特殊光L15bと第2特殊光L15gとを反射面15hにおいて合波することが可能となる。なお、合波光L15の光軸は、例えばダイクロイック・プリズム15pの上面である光出射面15sの中央を通り且つ対物レンズ14cの光軸LXと平行である。
また、ダイクロイック・プリズム15pの光出射面15sには、上述したように拡散板15dが配設される。拡散板15dの光入射面と光取出面とは互いに対向しており、それぞれ例えばサンドブラスト処理されている。すなわち、拡散板15dの光入射面及び光取出面には、無数の凹凸が形成されている。このように無数の凹凸を備えた2面で挟まれた領域を形成する拡散板15dをダイクロイック・プリズム15pの光出射面15sに配置しておくことで、拡散板15dに入射した合波光L15を拡散板15dの光入射面および光取出面それぞれで複数回乱反射させることが可能となるため、合波光L15に含まれる第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをそれぞれ拡散することが可能となる。この結果、拡散板15dの光取出面から出力される合波光L15aに含まれる第1特殊光L15bと第2特殊光L15gとの配光を一致させることが可能となる。
なお、ダイクロイック・プリズム15pから出力された合波光L15に含まれる第1特殊光L15bと第2特殊光L15gとの配光を整合させる構成は、上記した拡散板15dに限定されず、例えばダイクロイック・プリズム15pの屈折率およびカプセル型医療装置10内雰囲気の屈折率と異なる屈折率を備えた板状の導波路など、種々変形することが可能である。
上述のような構成を備えることで、本実施の形態では、各照明部15から光軸と配光とが一致する異なる波長帯域の光(第1特殊光および第2特殊光)を出力させることが可能となる。また、本実施の形態によるカプセル型医療装置10では、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称に、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称に、複数の照明部15が配列されているため(例えば図5A参照)、複数の照明部15を同時に駆動した場合に照明部15全体から撮像方向に放射される異なる波長帯域の光全体の光軸および配光を一致させることが可能となる。
また、上記のように光軸と配光とが一致した異なる波長帯域の光で被検体900内を照明することで、撮像部14で取得される色成分ごとの画像データの輝度分布を一致させることが可能となる。この結果、色むらが低減された被検体内画像の画像データを生成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、カプセル型医療装置10の光学窓であるキャップ19がキャップ19を透過する光の配光を整える光学的機能を備えるため、異なる波長帯域の光の光軸および配光をより一致させることが可能である。
なお、本実施の形態では、第2特殊光の光源として540nm付近にピークを持つ光を出力するLED15bを用いたが、本発明はこれに限定されず、例えば通常光を出力する白色LEDと、白色LEDから出力された光の一部を透過させるか又は波長をシフトさせることで540nm付近の光を透過/出力するフィルタと、を組み合わせた光源を使用しても良い。
(変形例1)
また、本実施の形態では、照明部15が照明制御回路15Aを搭載する回路基板15Bのキャップ19側の面に配設された構成を例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、例えば図9Aおよび図9Bに示す本実施の形態の変形例1によるカプセル型医療装置10Aに示すように、照明部15が回路基板15Bにおけるキャップ19と反対側の面(これを裏面とする)に配設された構成であっても良い。この場合、回路基板15Bには、拡散板15dから出力された光をキャップ19側へ出射するための開口15aが形成される。
このように照明部15を回路基板15Bの裏面側に配設した構成とすることで、光源である照明部15と撮像対象物である被検体900内部との間の距離を大きくすることが可能となる。この結果、照明部15と被検体900内部との光学距離が大きくなるため、各照明部15が出力する異なる波長帯域の光の光軸および配光を近似的により一致させることが可能である。
なお、図9Aおよび図9Bは、図5Aおよび図5Bにそれぞれ対応する図である。また、その他の構成は、上述した実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2によるカプセル型医療装置20を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下において、本発明の実施の形態1と同様の構成については、説明の簡略化のため、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、胃902内に蓄えた液体904に浮かぶ被検体内導入装置にカプセル型医療装置20を適用した場合を例に挙げるが、本発明はこれに限定されず、本実施の形態によるカプセル型医療装置20を食道から肛門にかけて移動する途中で被検体900内の画像を取得する被検体内導入装置に適用することも可能である。
図10Aおよび図10Bは、本実施の形態によるカプセル型医療装置20の構成例を示す図である。なお、図10Aは図10BにおけるC−C断面図であり、図10Bは図10AにおけるD−D断面図である。
本実施の形態によるカプセル型医療装置20は、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様の構成を有する。ただし、図10Aおよび図10Bと図5Aおよび図5Bとを比較すると明らかなように、本実施の形態によるカプセル型医療装置20では、カプセル型医療装置10における照明部15が照明部25に置き換えられている。
照明部25は、図8に示す照明部15における配光整合部15yが、配光整合部25yに置き換えられている。配光整合部15y(例えば図5B参照)と配光整合部25y(例えば図10B参照)とを比較すると明らかなように、配光整合部25yは、配光整合部15yにおけるダイクロイック・プリズム15pが、複数のファイバを束ねて形成されたファイバ群25fに置き換えられている。また、照明部25では、第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをそれぞれ出力する2つのLED15bおよび15gが共にファイバ群25fの下側に配設されている。
ファイバ群25fにおける各ファイバの光入力端は、LED15bおよび15gが配設された側に揃えられている。一方、各ファイバの光出力端は、拡散板15dが配設される上面側に揃えられている。各ファイバは、LED15bから入射された第1特殊光L15bとLED15gから入射された第2特殊光L15gとがファイバ群25fの光出射面全体から満遍なく出力されるように交錯されている。したがって、ファイバ群25fに入射した第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gそれぞれは、各ファイバを通って分散された後、ファイバ群25fの光出射面から出射する。その後、拡散板15dに入射して拡散された後、拡散板15dの上面である光取出面から出力される。
以上のような構成を備えることで、LED15bおよびLED15gから出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをファイバ群25fの光出射面全体から略均一に分散して出力し、また、分散することで光軸および配光が一致した第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを拡散板15dで拡散することが可能となるため、本発明の実施の形態1と同様に、各照明部25から光軸と配光とが一致する異なる波長帯域の光(第1特殊光および第2特殊光)を出力させることが可能となる。また、本実施の形態によるカプセル型医療装置20では、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様に、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称に、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称に、複数の照明部25が配列されているため(例えば図10A参照)、複数の照明部25を同時に駆動した場合に照明部25全体から撮像方向に放射される異なる波長帯域の光全体の光軸および配光を一致させることが可能となる。
また、上記のように光軸と配光とが一致した異なる波長帯域の光で被検体900内を照明することで、本発明の実施の形態1と同様に、撮像部14で取得される色成分ごとの画像データの輝度分布を一致させることが可能となる。この結果、色むらが低減された被検体内画像の画像データを生成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、カプセル型医療装置20の光学窓であるキャップ19がキャップ19を透過する光の配光を整える光学的機能を備えるため、異なる波長帯域の光の光軸および配光をより一致させることが可能である。
なお、その他の構成および効果は、本発明の実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態によるカプセル型医療装置20は、本発明の実施の形態1の変形例1によるカプセル型医療装置10Aと同様に、照明部25が回路基板15Bのキャップ19と反対側の面に配設された構成であっても良い。この具体的な構成例は、図9Aおよび図9Bから容易に想到し得るため、ここでは詳細な説明を省略する。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3によるカプセル型医療装置30を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下において、本発明の実施の形態1または2と同様の構成については、説明の簡略化のため、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、胃902内に蓄えた液体904に浮かぶ被検体内導入装置にカプセル型医療装置30を適用した場合を例に挙げるが、本発明はこれに限定されず、本実施の形態によるカプセル型医療装置30を食道から肛門にかけて移動する途中で被検体900内の画像を取得する被検体内導入装置に適用することも可能である。
図11Aおよび図11Bは、本実施の形態によるカプセル型医療装置30の構成例を示す図である。なお、図11Aは図11BにおけるE−E断面図であり、図11Bは図11AにおけるF−F断面図である。
本実施の形態によるカプセル型医療装置30は、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様の構成を有する。ただし、図11Aおよび図11Bと図5Aおよび図5Bとを比較すると明らかなように、本実施の形態によるカプセル型医療装置30では、カプセル型医療装置10における照明部15が照明部35に置き換えられている。
照明部35は、図8に示す照明部15における配光整合部15yが、配光整合部35yに置き換えられている。配光整合部15y(例えば図5B参照)と配光整合部35y(例えば図11B参照)とを比較すると明らかなように、配光整合部35yは、配光整合部15yにおけるダイクロイック・プリズム15pが、平面凹レンズ35lに置き換えられると共に、平板状の拡散板15dが平面凹レンズ35lの凹面に沿って歪曲した拡散板35dに置き換えられている。また、照明部35では、第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをそれぞれ出力する2つのLED15bおよび15gが共に平面凹レンズ35lの下側に配設されている。
平面凹レンズ35lの光入射面は、平面であり、LED15bおよび15gが配設される。この光入射面を下面とする。一方、平面凹レンズ35lの光出射面は、凹面であり、拡散板35dが配設される。この光出射面を上面とする。このように平面凹レンズ35lを配設することで、平面である光入射面に入射した第1および第2特殊光L15bおよびL15gが凹面である光出射面で拡散して出射するため、LED15bおよび15gと撮像対象である被検体900内壁との光学距離を長くすることができる。この結果、各照明部15が出力する第1および第2特殊光L15bおよびL15gの光軸および配光を近似的に一致させることが可能となる。また、光軸および配光が近似的に一致された第1および第2特殊光L15bおよびL15gは、光出射面に配設された拡散板35dに入射して拡散された後、拡散板35dの上面である光取出面から出力される。
このような構成を備えることで、LED15bおよびLED15gから出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを平面凹レンズ35lにおいてそれぞれ拡散し、また、拡散することで光軸および配光が一致した第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを拡散板35dでさらに拡散することが可能となるため、本発明の実施の形態1と同様に、各照明部35から光軸と配光とが一致する異なる波長帯域の光(第1特殊光および第2特殊光)を出力させることが可能となる。また、本実施の形態によるカプセル型医療装置30では、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様に、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称に、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称に、複数の照明部35を同時に駆動した場合に照明部35全体から撮像方向に放射される異なる波長帯域の光光全体の光軸および配光を一致させることが可能となる。
また、上記のように光軸と配光とが一致した異なる波長帯域の光で被検体900内を照明することで、本発明の実施の形態1と同様に、撮像部14で取得される色成分ごとの画像データの輝度分布を一致させることが可能となる。この結果、色むらが低減された被検体内画像の画像データを生成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、カプセル型医療装置30の光学窓であるキャップ19がキャップ19を透過する光の配光を整える光学的機能を備えるため、異なる波長帯域の光の光軸および配光をより一致させることが可能である。
なお、その他の構成および効果は、本発明の実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態によるカプセル型医療装置30は、本発明の実施の形態1の変形例1によるカプセル型医療装置10Aと同様に、照明部35が回路基板15Bのキャップ19と反対側の面に配設された構成であっても良い。この具体的な構成例は、図9Aおよび図9Bから容易に想到し得るため、ここでは詳細な説明を省略する。
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4によるカプセル型医療装置40を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下において、本発明の実施の形態1〜3のいずれかと同様の構成については、説明の簡略化のため、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、胃902内に蓄えた液体904に浮かぶ被検体内導入装置にカプセル型医療装置40を適用した場合を例に挙げるが、本発明はこれに限定されず、本実施の形態によるカプセル型医療装置40を食道から肛門にかけて移動する途中で被検体900内の画像を取得する被検体内導入装置に適用することも可能である。
図12Aおよび図12Bは、本実施の形態によるカプセル型医療装置40の構成例を示す図である。なお、図12Aは図12BにおけるG−G断面図であり、図12Bは図12AにおけるH−H断面図である。
本実施の形態によるカプセル型医療装置40は、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様の構成を有する。ただし、図12Aおよび図12Bと図5Aおよび図5Bとを比較すると明らかなように、本実施の形態によるカプセル型医療装置40では、カプセル型医療装置10における照明部15が照明部45に置き換えられると共に、照明制御回路15Aが搭載される回路基板15Bが回路基板45Bに置き換えられている。
照明部45は、図8に示す照明部15における配光整合部15yが、配光整合部45yに置き換えられると共に、第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをそれぞれ出力する2つのLED15bおよび15gを含む光源15xが回路基板45Bのキャップ19と反対側の面(これを裏面とする)に配設されている。
配光整合部45yは、回路基板45Bのキャップ19側の面の略全体をカバーするリング板状の拡散板よりなる。すなわち、本実施の形態では、複数の照明部45において共通の配光整合部45yを用いる。なお、配光整合部45yは、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称な形状、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称な形状を有する。また、配光整合部45yの中心に設けられた穴は、キャップ19を介する光を撮像素子15aへ直接入射させるための窓である。
また、回路基板45Bには、キャップ19と反対側の面に配設された光源15x(LED15bおよびLED15g)から出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをキャップ19側へ通過させるための開口45aが形成されている。したがって、LED15bおよびLED15gからそれぞれ出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gは、開口45aを介して配光整合部45yに入射し、配光整合部45yにおいて拡散された後、配光整合部45yの上面である光取出面から出力される。
このような構成を備えることで、LED15bおよびLED15gから出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをリング状の配光整合部45yにおいて拡散することが可能となるため、本発明の実施の形態1と同様に、各照明部45から光軸と配光とが一致する異なる波長帯域の光(第1特殊光および第2特殊光)を出力させることが可能となる。また、本実施の形態によるカプセル型医療装置40では、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様に、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称に、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称に、複数の照明部45が配列されているため(例えば図12A参照)、複数の照明部45を同時に駆動した場合に照明部45全体から撮像方向に放射される異なる波長帯域の光全体の光軸および配光を一致させることが可能となる。
また、上記のように光軸と配光とが一致した異なる波長帯域の光で被検体900内を照明することで、本発明の実施の形態1と同様に、撮像部14で取得される色成分ごとの画像データの輝度分布を一致させることが可能となる。この結果、色むらが低減された被検体内画像の画像データを生成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、カプセル型医療装置40の光学窓であるキャップ19がキャップ19を透過する光の配光を整える光学的機能を備えるため、異なる波長帯域の光の光軸および配光をより一致させることが可能である。
なお、その他の構成および効果は、本発明の実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
<実施の形態5>
次に、本発明の実施の形態5によるカプセル型医療装置50を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下において、本発明の実施の形態1〜4のいずれかと同様の構成については、説明の簡略化のため、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、胃902内に蓄えた液体904に浮かぶ被検体内導入装置にカプセル型医療装置50を適用した場合を例に挙げるが、本発明はこれに限定されず、本実施の形態によるカプセル型医療装置50を食道から肛門にかけて移動する途中で被検体900内の画像を取得する被検体内導入装置に適用することも可能である。
図13Aおよび図13Bは、本実施の形態によるカプセル型医療装置50の構成例を示す図である。なお、図13Aは図13BにおけるI−I断面図であり、図13Bは図13AにおけるJ−J断面図である。
本実施の形態によるカプセル型医療装置50は、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様の構成を有する。ただし、図13Aおよび図13Bと図5Aおよび図5Bとを比較すると明らかなように、本実施の形態によるカプセル型医療装置50では、カプセル型医療装置10における照明部15が照明部55に置き換えられている。
照明部55は、図8に示す照明部15における配光整合部15yが、配光整合部55yに置き換えられている。配光整合部15y(例えば図5B参照)と配光整合部55y(例えば図13B参照)とを比較すると明らかなように、配光整合部55yは、配光整合部15yにおけるダイクロイック・プリズム15pが、下側のミラー55rと上側のハーフミラー55hとよりなる反射領域に置き換えられると共に、拡散板15dが本発明の実施の形態4による拡散板35dと同様のリング状の拡散板55dに置き換えられている。また、照明部55では、第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをそれぞれ出力する2つのLED15bおよび15gがミラー55rとハーフミラー55hとで挟まれた領域内に配置されている。
ミラー55rおよびハーフミラー55hは、それぞれ回路基板15のキャップ19側の面の略全体をカバーするリング板状の部材である。ただし、ミラー55rは、光源15xから出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを全反射する。一方、ハーフミラー55hは、光源15xから出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gそれぞれの例えば約50%を反射し、約50%を透過させる。したがって、LED15bおよびLED15gから出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gそれぞれは、離間して配設されたミラー55rおよびハーフミラー55hが形成する反射領域内で反射を繰り返して拡散された後、反射領域の光出射面であるハーフミラー55h上面に配設された拡散板55dに入射してさらに拡散される。その後、拡散板55dの上面である光取出面から出力される。
このような構成を備えることで、LED15bおよびLED15gから出力された第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gをミラー55rおよびハーフミラー55hよりなるリング状の反射領域において拡散し、また、拡散することで光軸および配光が一致した第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを拡散板55dでさらに拡散することが可能となるため、本発明の実施の形態1と同様に、各照明部55から光軸と配光とが一致する異なる波長帯域の光を出力させることが可能となる。また、本実施の形態によるカプセル型医療装置50では、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様に、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称に、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称に、複数の照明部55が配列されているため(例えば図13A参照)、複数の照明部55を同時に駆動した場合に照明部55全体から撮像方向に放射される異なる波長帯域の光全体の光軸および配光を一致させることが可能となる。
また、上記のように光軸と配光とが一致した異なる波長帯域の光で被検体900内を照明することで、本発明の実施の形態1と同様に、撮像部14で取得される色成分ごとの画像データの輝度分布を一致させることが可能となる。この結果、色むらが低減された被検体内画像の画像データを生成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、カプセル型医療装置50の光学窓であるキャップ19がキャップ19を透過する光の配光を整える光学的機能を備えるため、異なる波長帯域の光の光軸および配光をより一致させることが可能である。
なお、その他の構成および効果は、本発明の実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態によるカプセル型医療装置50は、本発明の実施の形態1の変形例1によるカプセル型医療装置10Aと同様に、照明部55が回路基板15Bのキャップ19と反対側の面に配設された構成であっても良い。この具体的な構成例は、図9Aおよび図9Bから容易に想到し得るため、ここでは詳細な説明を省略する。
<実施の形態6>
次に、本発明の実施の形態6によるカプセル型医療装置60を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下において、本発明の実施の形態1〜5のいずれかと同様の構成については、説明の簡略化のため、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、胃902内に蓄えた液体904に浮かぶ被検体内導入装置にカプセル型医療装置60を適用した場合を例に挙げるが、本発明はこれに限定されず、本実施の形態によるカプセル型医療装置60を食道から肛門にかけて移動する途中で被検体900内の画像を取得する被検体内導入装置に適用することも可能である。
図14Aおよび図14Bは、本実施の形態によるカプセル型医療装置60の構成例を示す図である。なお、図14Aは図14BにおけるK−K断面図であり、図14Bは図14AにおけるL−L断面図である。
本実施の形態によるカプセル型医療装置60は、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様の構成を有する。ただし、図14Aおよび図14Bと図5Aおよび図5Bとを比較すると明らかなように、本実施の形態によるカプセル型医療装置60では、カプセル型医療装置10における照明部15が照明部65に置き換えられている。
照明部65は、図8に示す照明部15における光源15xが光源65xに置き換えられると共に、配光整合部15yが配光整合部65yに置き換えられている。光源65xは、例えば第1特殊光L15bを出力するLEDで構成される。
配光整合部65yは、光源65xの光取出面である上面に配設される。また、配光整合部65yは、例えば図5Bに示す配光整合部15yと比較すると明らかなように、配光整合部15yにおけるダイクロイック・プリズム15pが、回路基板15のキャップ19側の面の略全体をカバーするリング板状の形状を有し、415nm付近の波長帯域W15bの第1特殊光L15bを540nm付近の波長帯域W15gの第2特殊光L15gに変換して出力する波長シフタ65sに置き換えられている。また、拡散板15dが、本発明の実施の形態4による拡散板35dと同様の拡散板65dに置き換えられている。
波長シフタ65sは、415nm付近の波長帯域W15bの第1特殊光を吸収して励起し、その後、基底状態に戻る際に540nm付近の波長帯域W15gの第2特殊光を放出する蛍光体を含んでなる。
また、波長シフタ65sのうち各光源65x上に位置する領域には、複数の貫通孔65aが形成されている。各光源65x上の領域において、複数の貫通孔65aの総開口面積は、この領域の約半分の面積を占める。この貫通孔65aは、光源65xから出力された第1特殊光L15bをそのまま拡散板65dへ入射させるための穴である。貫通孔65aは、光源65x上の領域全体から満遍なく第1特殊光L15bが出力されるように分散して形成されている。したがって、拡散板65dには、光源65xから出力された第1特殊光L15bと、波長シフタ65sを透過することで波長帯域が変換された第2特殊光L15gとが、同程度の光量で分散して入射される。また、拡散板65dに入射された光は、拡散板65dにおいて拡散された後、拡散板65dの上面である光取出面から出力される。
このような構成を備えることで、光源65xから出力された第1特殊光L15bと第1特殊光L15bを波長変換して生成された第2特殊光L15gとを分散して出力し、また、分散することで光軸および配光が略一致した第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを拡散板65dで拡散することが可能となるため、本発明の実施の形態1と同様に、複数の照明部65全体から光軸と配光とが一致する異なる波長帯域の光(第1特殊光および第2特殊光)を出力させることが可能となる。また、本実施の形態によるカプセル型医療装置60では、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様に、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称に、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称に、複数の照明部65が配列されているため(例えば図14A参照)、複数の照明部65を同時に駆動した場合に撮像方向に放射される異なる波長帯域の光全体の光軸および配光を一致させることが可能となる。
また、上記のように光軸と配光とが一致した異なる波長帯域の光で被検体900内を照明することで、本発明の実施の形態1と同様に、撮像部14で取得される色成分ごとの画像データの輝度分布を一致させることが可能となる。この結果、色むらが低減された被検体内画像の画像データを生成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、カプセル型医療装置60の光学窓であるキャップ19がキャップ19を透過する光の配光を整える光学的機能を備えるため、異なる波長帯域の光の光軸および配光をより一致させることが可能である。
なお、その他の構成および効果は、本発明の実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態によるカプセル型医療装置60は、本発明の実施の形態1の変形例1によるカプセル型医療装置10Aと同様に、照明部65が回路基板15Bのキャップ19と反対側の面に配設された構成であっても良い。この具体的な構成例は、図9Aおよび図9Bから容易に想到し得るため、ここでは詳細な説明を省略する。
(変形例1)
また、本実施の形態では、光源65xに第1特殊光L15bを出力するLEDを用い、この光源65xより出力された第1特殊光L15bの一部を第1特殊光L15bよりも波長の長い第2特殊光L15gに変換する手段に貫通孔65aを備えた波長シフタ65sを用いたが、本発明はこれに限定されず、例えば図15Aおよび図15Bに示す本実施の形態の変形例1によるカプセル型医療装置60Aに示すように、光源65x−1に白色光を出力する白色LEDを用い、この光源65x−1より出力された光から第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gを生成するように構成しても良い。この場合、白色光を第1特殊光L15bおよび第2特殊光L15gに変換する構成としては、例えば白色光のうち415nm付近の波長帯域の光(第1特殊光)を透過するフィルタ65b(第1フィルタ)と540nm付近の波長帯域の光(第2特殊光)を透過するフィルタ65g(第2フィルタ)とを組み合わせた光学フィルタを用いることができる。
したがって、本変形例による照明部65−1は、光源65x−1が白色LED(白色光源)を備え、配光整合部65y−1がフィルタ65bおよび65gよりなる光学フィルタと拡散板65dとを備えた構成を有する。なお、光学フィルタは、例えば上述した本実施の形態による波長シフタ65sがフィルタ65bに置き換えられ、波長シフタ65sの貫通孔65aがフィルタ65gに置き換えられた構成を備える。
また、図15Aおよび図15Bは、図5Aおよび図5Bにそれぞれ対応する図である。その他の構成は、上述した実施の形態6によるカプセル型医療装置60と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
<実施の形態7>
次に、本発明の実施の形態7によるカプセル型医療装置70を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下において、本発明の実施の形態1〜6のいずれかと同様の構成については、説明の簡略化のため、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、胃902内に蓄えた液体904に浮かぶ被検体内導入装置にカプセル型医療装置70を適用した場合を例に挙げるが、本発明はこれに限定されず、本実施の形態によるカプセル型医療装置70を食道から肛門にかけて移動する途中で被検体900内の画像を取得する被検体内導入装置に適用することも可能である。
本実施の形態によるカプセル型医療装置70は、特殊光を用いて被検体900内を照明しつつ撮像する特殊光観察と、通常光を用いた被検体900内を照明しつつ撮像する通常光観察と、の両方を同時もしくは個別に実行できるように構成されている。ここで、図16に、本実施の形態によるカプセル型医療装置70の概略ブロック図を示す。
図16に示すように、カプセル型医療装置70は、被検体900内を撮像する撮像部74と、撮像部74を駆動して画像データを取得する撮像制御回路74Aと、1種類以上の特殊光および/または通常光をそれぞれ出力する複数の照明部75と、撮像部74で被検体900内を撮像する際に照明部75を駆動して撮像方向を照明する照明制御回路75Aと、撮像時に駆動する照明部として特殊光光源75eと通常光光源75nとの少なくとも一方を選択する照明選択回路75Cと、を備える。照明部75は、1種類以上の特殊光を出力する特殊光光源75eと、通常光を出力する通常光光源75nと、を含む。なお、他の構成は、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様である。
(撮像部および照明部)
ここで、本実施の形態によるカプセル型医療装置70の撮像部74および照明部75のより詳細な構成例を、図面を用いて詳細に説明する。図17は本実施の形態による撮像部74における撮像素子74aの素子配列例を示すレイアウト図である。図18Aおよび図18Bは、本実施の形態によるカプセル型医療装置70の構成例を示す図である。なお、図18Aは図18BにおけるM−M断面図であり、図18Bは図18AにおけるN−N断面図である。
・撮像部
本実施の形態による撮像部74は、図3に示す構成において、撮像素子14aが撮像素子74aに置き換えられる。撮像素子74aは、図16に示すように、複数の受光素子74rと複数の受光素子74gと複数の受光素子74bとが行列方向(図面中xおよびy方向)それぞれにおいて順番に配列されたCCDまたはCMOS構造を備える。受光素子74gおよび74gは、それぞれ本発明の実施の形態1による受光素子14gおよび14bと同様の受光素子である。また、受光素子74rは、例えば700nm付近にピークを持つ受光感度帯域を備える。したがって、撮像素子74aは、赤色成分(R)の画像データと緑色成分(G)の画像データと青色成分(B)の画像データとを生成する。
・照明部
また、本実施の形態による照明部75は、それぞれが、複数種類の特殊光と通常光とを出力する複数のLED(Light Emitting Diode)などの光源を含み、この光源を駆動制御する照明制御回路75Aおよびこの光源のうち駆動する光源を選択する照明選択回路75Cを備えた回路基板75Bに搭載される。照明制御回路75Aは、例えば制御回路11からの制御のもと、撮像タイミングにあわせて照明部15を駆動して被検体900内部を照明する。照明選択回路75Cは、例えば制御回路11からの制御のもと、撮像時に駆動する光源を選択する。
各照明部75は、図18Aおよび図18Bに示すように、第1および第2特殊光と通常光とを適宜出力する光源75xと、光源75xから出力された各種光の配光を整合する配光整合部75yと、を備える。光源75xは、第1特殊光および第2特殊光を出力する特殊光光源75eと、通常光を出力する通常光光源75n(白色光源)と、を含む。
特殊光光源75eは、第1特殊光を出力するLED75bと、LED75bの光出射面(上面)に設けられた波長シフタ75sと、を備える。また、波長シフタ75sには、LED75bの一部を露出させる開口が形成されている。この開口の中心は、LED75bの光軸と一致する。また、この開口の面積は、例えばLED75bの光出射面の面積の約半分である。さらに、この開口には、通常光光源75nが設けられる。
通常光光源75nは、透明な樹脂と発光電極とを含むLEDを含んで構成され、通常光を出力する。また、通常光光源75nの光軸は、特殊光光源75eにおけるLED75bの光軸と一致する。
したがって、特殊光光源75eのみを駆動した場合、光源75xからは、通常光光源75nの透明な部分を透過する第1特殊光と、波長シフタ75sに入射して波長が変換することで生成された第2特殊光と、が出力される。一方、通常光光源75nを駆動した場合、光源75xからは、通常光が出力される。
光源75xの光出射面(上面)には、本発明の実施の形態1による拡散板15dと同様の拡散板75dが配設される。したがって、光源75xから出力された第1および第2特殊光および/または通常光は、拡散板75dによって拡散され、配光が整合された状態で拡散板75dの光取出面(上面)より出力される。
このように、本実施の形態では、特殊光観察と通常光観察とを同時に行なう場合でも、光軸が一致する光源からそれぞれ出力された1つ以上の特殊光と通常光とを拡散して配光を一致させることが可能となる。また、本実施の形態によるカプセル型医療装置70では、本発明の実施の形態1によるカプセル型医療装置10と同様に、対物レンズ14cの光軸LX上の一点を中心として点対称に、または、光軸LX上の一点を通る直線を中心線として線対称に、複数の照明部75が配列されているため(例えば図18A参照)、複数の照明部75を同時に駆動した場合に照明部75全体から撮像方向に放射される光全体の光軸および配光を一致させることが可能となる。
また、上記のように光軸と配光とが一致した1つ以上の特殊光と通常光とで被検体900内を照明することで、撮像部74で取得される色成分ごとの画像データの輝度分布を一致させることが可能となる。この結果、色むらが低減された被検体内画像の画像データを生成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、カプセル型医療装置20の光学窓であるキャップ19がキャップ19を透過する光の配光を整える光学的機能を備えるため、異なる波長帯域の光の光軸および配光をより一致させることが可能である。
なお、その他の構成および効果は、本発明の実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態によるカプセル型医療装置70は、本発明の実施の形態1の変形例1によるカプセル型医療装置10Aと同様に、照明部75が回路基板75Bのキャップ19と反対側の面に配設された構成であっても良い。この具体的な構成例は、図9Aおよび図9Bから容易に想到し得るため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、上記実施の形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは上記記載から自明である。
1 医療システム
10、10A、20、30、40、50、60、60A、70 カプセル型医療装置
11 制御回路
12 無線受信回路
13 無線送信回路
14、74 撮像部
14A、74A 撮像制御回路
14B、45B 回路基板
14a、74a 撮像素子
14b、14g、74b、74g、74r 受光素子
15、25、35、45、55、65、75 照明部
15A、75A 照明制御回路
15B、75B 回路基板
15a、45a 開口
15b、15g、75b、75g LED
15d、35d、55d、65d、75d 拡散板
15h 反射面
15m 第1部材
15n 第2部材
15pダイクロイック・プリズム
15s 光取出面
15x、65x、75x 光源
15y、25y、35y、45y、55y、65y、75y 配光整合部
16 センサ部
16A センサ制御回路
17 電源部
18 容器
19 キャップ
25f ファイバ群
35l 平面凹レンズ
55h ハーフミラー
55r ミラー
65a 貫通孔
65b、65g フィルタ
65s、75s 波長シフタ
75C 照明選択回路
75e 特殊光光源
75n 通常光光源
L15、L15a 合波光
L15b 第1特殊光
L15g 第2特殊光
LX 光軸
W14b、W14g、W15b、W15g 波長帯域
かかる目的を達成するために、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、を備え、前記配光整合部は、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、前記ミラーおよび前記ハーフミラーは、離間して配設されることで反射領域を形成し、前記第1および第2光源は、前記反射領域内に配置されていることを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記配光整合部が、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、をさらに備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源手段と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合手段と、前記光源手段を駆動して前記被検体内を照明する照明制御手段と、前記被検体内を撮像する撮像手段と、を備え、前記配光整合手段が、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、前記ミラーおよび前記ハーフミラーが、離間して配設されることで反射領域を形成し、前記第1および第2光源が、前記反射領域内に配置されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、を備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、をさらに備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源手段と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合手段と、前記光源手段を駆動して前記被検体内を照明する照明制御手段と、前記被検体内を撮像する撮像手段と、前記光源手段を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源手段から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、を備え、前記光源手段が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源手段から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、をさらに備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する光源と、該第1の光の一部を該第1の光と異なる波長帯域の第2の光に変換する波長シフタと、を有する光源手段と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合手段と、前記光源手段を駆動して前記被検体内を照明する照明制御手段と、前記被検体内を撮像する撮像手段と、を備え、前記波長シフタが、前記光源から出力された前記第1の光を分散して通過させる複数の貫通孔を有することを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、をさらに備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光と該第1の光と異なる波長帯域の第2の光とを出力する光源と、前記第1の光を透過する第1フィルタと、前記第2の光を透過させる第2フィルタと、を有する光源手段と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合手段と、前記光源手段を駆動して前記被検体内を照明する照明制御手段と、前記被検体内を撮像する撮像手段と、を備え、前記第1および第2フィルタが、前記光源から出力された前記第1および第2の光をそれぞれ分散して透過させることを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明による被検体内導入装置は、前記光源部を搭載する回路基板と、前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、をさらに備え、前記光源部が、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、前記回路基板が、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明による被検体内導入装置は、被検体内に導入される被検体内導入装置であって、第1の光を出力する光源と、白色光を出力し且つ前記第1の光を透過する白色光源と、前記第1の光の一部を該第1の光と異なる波長帯域の第2の光に変換する波長シフタと、を有する光源手段と、前記第1の光と前記第2の光と前記白色光との配光を整合する配光整合手段と、前記光源手段を駆動して前記被検体内を照明する照明制御手段と、前記被検体内を撮像する撮像手段と、を備え、前記光源と前記白色光源とが、光軸が一致するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明による医療システムは、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、を備え、前記配光整合部が、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、前記ミラーおよび前記ハーフミラーが、離間して配設されることで反射領域を形成し、前記第1および第2光源が、前記反射領域内に配置されている被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、前記被検体内導入装置が、前記撮像部で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信部を備え、前記通信装置が、前記無線送信部から送信させた前記画像データを受信する無線受信部と、該無線受信部で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理部と、該画像信号処理部で信号処理した画像データを当該通信装置に着脱可能に接続された携帯型記録媒体に格納する通信装置外部インタフェース部と、を備え、前記表示装置が、前記携帯型記録媒体を着脱可能な表示装置外部インタフェース部と、該表示装置外部インタフェース部に接続された前記携帯型記録媒体から前記画像データを読み出して表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による医療システムは、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源手段と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合手段と、前記光源手段を駆動して前記被検体内を照明する照明制御手段と、前記被検体内を撮像する撮像手段と、を備え、前記配光整合手段が、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、前記ミラーおよび前記ハーフミラーが、離間して配設されることで反射領域を形成し、前記第1および第2光源が、前記反射領域内に配置されている被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、前記被検体内導入装置が、前記撮像手段で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信手段を備え、前記通信装置が、前記無線送信手段から送信させた前記画像データを受信する無線受信手段と、該無線受信手段で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理手段と、該画像信号処理手段で信号処理した画像データを当該通信装置に着脱可能に接続された携帯型記録媒体に格納する通信装置外部インタフェース手段と、を備え、前記表示装置が、前記携帯型記録媒体を着脱可能な表示装置外部インタフェース手段と、該表示装置外部インタフェース手段に接続された前記携帯型記録媒体から前記画像データを読み出して表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による医療システムは、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源部と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、前記被検体内を撮像する撮像部と、を備え、前記配光整合部が、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、前記ミラーおよび前記ハーフミラーが、離間して配設されることで反射領域を形成し、前記第1および第2光源が、前記反射領域内に配置されている被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、前記被検体内導入装置が、前記撮像部で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信部を備え、前記通信装置が、前記無線送信部から送信させた前記画像データを受信する無線受信部と、該無線受信部で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理部と、該画像信号処理部で信号処理した画像データを前記表示装置へ出力する通信装置外部インタフェース部と、を備え、前記表示装置が、前記通信装置外部インタフェース部から出力された前記画像データを入力する表示装置外部インタフェース部と、該表示装置外部インタフェース部に入力された前記画像データを用いて前記被検体内の画像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による医療システムは、第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源手段と、前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合手段と、前記光源手段を駆動して前記被検体内を照明する照明制御手段と、前記被検体内を撮像する撮像手段と、を備え、前記配光整合手段が、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、前記ミラーおよび前記ハーフミラーが、離間して配設されることで反射領域を形成し、前記第1および第2光源が、前記反射領域内に配置されている被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、前記被検体内導入装置が、前記撮像手段で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信手段を備え、前記通信装置が、前記無線送信手段から送信させた前記画像データを受信する無線受信手段と、該無線受信手段で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理手段と、該画像信号処理手段で信号処理した画像データを前記表示装置へ出力する通信装置外部インタフェース手段と、を備え、前記表示装置が、前記通信装置外部インタフェース手段から出力された前記画像データを入力する表示装置外部インタフェース手段と、該表示装置外部インタフェース手段に入力された前記画像データを用いて前記被検体内の画像を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。

Claims (22)

  1. 被検体内に導入される被検体内導入装置であって、
    第1の光を出力する第1光源と、前記第1の光と異なる波長帯域の第2の光を出力する第2光源と、を有する光源部と、
    前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、
    前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、
    前記被検体内を撮像する撮像部と、
    を備えたことを特徴とする被検体内導入装置。
  2. 前記配光整合部は、前記第1および第2の光を透過する第1部材と、前記第1の光を反射し前記第2の光を透過する第2部材と、が接合されてなるダイクロイック・プリズムを含み、
    前記第1および第2光源は、前記第1部材と前記第2部材との接合面で反射した前記第1の光の光軸が前記接合面を透過した前記第2の光の光軸と一致するように前記ダイクロイック・プリズムに前記第1の光と前記第2の光とをそれぞれ入射することを特徴とする請求項1記載の被検体内導入装置。
  3. 前記配光整合部は、束ねられた複数のファイバよりなるファイバ群を含み、
    前記ファイバ群は、前記複数のファイバの光入射端が揃えられた光入射面と、前記複数のファイバの光出射端が揃えられた光出射面と、を有し、
    前記複数のファイバは、前記光入射面から入射した光が分散して前記光出射面から出射するように交錯しており、
    前記第1および第2光源は、前記光入射面に前記第1の光と前記第2の光とをそれぞれ入射することを特徴とする請求項1記載の被検体内導入装置。
  4. 前記配光整合部は、入射した光を拡散して出力するプリズムを含むことを特徴とする請求項1記載の被検体内導入装置。
  5. 前記配光整合部は、前記第1および第2の光を反射するミラーと、前記第1および第2の光の一部を反射し且つ一部を透過させるハーフミラーと、を含み、
    前記ミラーおよび前記ハーフミラーは、離間して配設されることで反射領域を形成し、
    前記第1および第2光源は、前記反射領域内に配置されていることを特徴とする請求項1記載の被検体内導入装置。
  6. 前記配光整合部は、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の被検体内導入装置。
  7. 点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の被検体内導入装置。
  8. 前記光源部を搭載する回路基板と、
    前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、
    を備え、
    前記光源部は、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、
    前記回路基板は、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の被検体内導入装置。
  9. 被検体内に導入される被検体内導入装置であって、
    第1の光を出力する光源と、該第1の光の一部を該第1の光と異なる波長帯域の第2の光に変換する波長シフタと、を有する光源部と、
    前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、
    前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、
    前記被検体内を撮像する撮像部と、
    を備え、
    前記波長シフタは、前記光源から出力された前記第1の光を分散して通過させる複数の貫通孔を有することを特徴とする被検体内導入装置。
  10. 前記配光整合部は、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする請求項9に記載の被検体内導入装置。
  11. 点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする請求項9に記載の被検体内導入装置。
  12. 前記光源部を搭載する回路基板と、
    前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、
    を備え、
    前記光源部は、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、
    前記回路基板は、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の被検体内導入装置。
  13. 被検体内に導入される被検体内導入装置であって、
    第1の光と該第1の光と異なる波長帯域の第2の光とを出力する光源と、前記第1の光を透過する第1フィルタと、前記第2の光を透過させる第2フィルタと、を有する光源部と、
    前記第1の光と前記第2の光との配光を整合する配光整合部と、
    前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、
    前記被検体内を撮像する撮像部と、
    を備え、
    前記第1および第2フィルタは、前記光源から出力された前記第1および第2の光をそれぞれ分散して透過させることを特徴とする被検体内導入装置。
  14. 前記配光整合部は、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする請求項13に記載の被検体内導入装置。
  15. 点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする請求項13に記載の被検体内導入装置。
  16. 前記光源部を搭載する回路基板と、
    前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、
    を備え、
    前記光源部は、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、
    前記回路基板は、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項13に記載の被検体内導入装置。
  17. 被検体内に導入される被検体内導入装置であって、
    第1の光を出力する光源と、白色光を出力し且つ前記第1の光を透過する白色光源と、前記第1の光の一部を該第1の光と異なる波長帯域の第2の光に変換する波長シフタと、を有する光源部と、
    前記第1の光と前記第2の光と前記白色光との配光を整合する配光整合部と、
    前記光源部を駆動して前記被検体内を照明する照明制御部と、
    前記被検体内を撮像する撮像部と、
    を備え、
    前記光源と前記白色光源とは、光軸が一致するように配置されていることを特徴とする被検体内導入装置。
  18. 前記配光整合部は、前記第1の光と前記第2の光とを拡散して配光を整合させる拡散部を備えたことを特徴とする請求項1〜5、9、13および17のいずれか一つに記載の被検体内導入装置。
  19. 点対称または線対称に配置された複数の前記光源部および前記配光整合部を備えたことを特徴とする請求項1〜5、9、13、17および18のいずれか一つに記載の被検体内導入装置。
  20. 前記光源部を搭載する回路基板と、
    前記回路基板の第1面側に配設され、前記光源部から出力された光を外部へ透過させる光学窓と、
    を備え、
    前記光源部は、前記回路基板における前記第1面と反対側の第2面に搭載され、
    前記回路基板は、前記光源部から出力された光を前記光学窓へ通過させる貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜5、9、13および17〜19のいずれか一つに記載の被検体内導入装置。
  21. 請求項1〜20のいずれか一つに記載の被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、
    前記被検体内導入装置は、前記撮像部で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信部を備え、
    前記通信装置は、前記無線送信部から送信させた前記画像データを受信する無線受信部と、該無線受信部で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理部と、該画像信号処理部で信号処理した画像データを当該通信装置に着脱可能に接続された携帯型記録媒体に格納する通信装置外部インタフェース部と、を備え、
    前記表示装置は、前記携帯型記録媒体を着脱可能な表示装置外部インタフェース部と、該表示装置外部インタフェース部に接続された前記携帯型記録媒体から前記画像データを読み出して表示する表示部と、を備えたことを特徴とする医療システム。
  22. 請求項1〜20のいずれか一つに記載の被検体内導入装置と、前記被検体外に配置された通信装置と、画像データを用いて画像を表示する表示装置と、を備えた医療システムであって、
    前記被検体内導入装置は、前記撮像部で取得された画像データを無線信号として送信する無線送信部を備え、
    前記通信装置は、前記無線送信部から送信させた前記画像データを受信する無線受信部と、該無線受信部で受信した前記画像データを信号処理する画像信号処理部と、該画像信号処理部で信号処理した画像データを前記表示装置へ出力する通信装置外部インタフェース部と、を備え、
    前記表示装置は、前記通信装置外部インタフェース部から出力された前記画像データを入力する表示装置外部インタフェース部と、該表示装置外部インタフェース部に入力された前記画像データを用いて前記被検体内の画像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする医療システム。
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