JP2005134482A - 画像投影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示画像の色分布を崩さずに非常に明るい画像を投影表示すること。
【解決手段】入力されたカラー画像データに応じた画像を投影する画像投影装置は、駆動電流値及び駆動時間によって複数色の発光光量を色毎に調整可能なLED11R,11G,11Bと、これらLED11R,11G,11Bが射出した照明光の色に対応する上記入力カラー画像データによって変調処理がなされるDMD(商標)16と、上記LED11R,11G,11Bが射出した照明光を上記DMD(商標)16によって変調することで表現可能な色空間内の表現領域を設定し、その設定した表現領域と上記カラー画像データに応じて適応的に上記LED11R,11G,11Bの各色毎の発光光量をフレーム周期で制御する照明条件設定部24と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】入力されたカラー画像データに応じた画像を投影する画像投影装置は、駆動電流値及び駆動時間によって複数色の発光光量を色毎に調整可能なLED11R,11G,11Bと、これらLED11R,11G,11Bが射出した照明光の色に対応する上記入力カラー画像データによって変調処理がなされるDMD(商標)16と、上記LED11R,11G,11Bが射出した照明光を上記DMD(商標)16によって変調することで表現可能な色空間内の表現領域を設定し、その設定した表現領域と上記カラー画像データに応じて適応的に上記LED11R,11G,11Bの各色毎の発光光量をフレーム周期で制御する照明条件設定部24と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像を表示する画像表示装置、特に、入力された画像データに応じて表示デバイス上に形成した画像を、観察者が観察可能なように、光源からの照明光によって被投影面に対し投影する画像投影装置に関する。
画像を表示する画像表示装置には、照明装置からの照明光を液晶やマイクロミラーなどの表示デバイスを使ってその透過量または反射量を制御して変調し、階調表現することによって画像を形成し表示する装置がある。液晶モニター、プロジェクタ等の画像投影装置などがそれである。カラー画像の表示では、原色毎に照明光を変調し、それらを空間的にまたは時間的に合成することによりカラー画像を生成する場合が多い。カラー画像を表示する場合、色の再現性を確保するために各原色の照明光量の合成比率のバランスを調整する必要がある。そのため、通常は各原色の入力画像データが同一である場合に、その合成色が白に見えるように所謂ホワイトバランスの調整を固定的に行う。
一般に原色の照明光は、白色ランプからダイクロイック・ミラーやカラーフィルタなどの色分離光学素子を使って固定的に原色光を分離して作り出すため、柔軟に各原色の照明光量を制御することはできない。従って、初期段階において原色照明光のバランスが所定の比になるよう光学的に設定したり、入力画像データに対する表示デバイスの変調量を所定の変換ルールに則って補正するようにしてホワイトバランスを調整する。
一方、照明光の明るさ或いは表示デバイスによる変調の結果得られる表示画像の明るさは、各原色の照明光の最大出力によって作り出す方が、表示可能な明るさを最大限にすることができる。但し、一般には、各原色の照明光の最大出力が偶然にもホワイトバランスがとれているような光源は見当たらないので、この場合は上述の説明のようにホワイトバランスが崩れ、表示画像の色再現性を劣化せざるを得なくなる。即ち、照明光を最大限明るくしようとすれば、色再現性が確保されず、色再現性を重視しようとすれば、光源が有する最大限の照明光量を引き出すことが困難となると言う解決しがたい課題が存在する。
このような課題を解決しようとして、例えば特許文献1に開示されている方法がある。この方法によれば、入力画像データを構成する各原色画像データの階調レベルが全て最大及び最小の場合に限って、各原色の照明光の最大出力によって表示するようにし、それ以外は所定のホワイトバランスを維持した表示になるように工夫されている。従って上記階調レベルが全て最大及び最小のときの表示画像の明るさは最大、最小を示すが色のバランスは崩れ、一般にホワイトバランスが取れた状態とはなっていないが、比較的色バランスを悪化させることなく、表示可能な明るさを高めることができるとされている。
また、特許文献2では、原色照明光を表示デバイスに順次照明して観察者の視覚上で画像合成し表示画像を生成する所謂カラー面順次方式の画像表示装置において、各原色の照明期間の間毎に白色の照明を行う実施の形態が開示されている。この方法は、入力画像データの白成分を強調することによって生成される画像の明るさを向上させようとするものである。従来のカラー面順次方式では、原色の照明光が切り替わる期間の混色状態が発生することによる画質劣化を防ぐために、原色の照明光及び対応する表示デバイスの変調画像の切り替わり期間は非表示としている場合が多い。しかし、非表示期間が存在している分、照明光の利用期間が短くなり、明るさの低下を招くと言う問題があるが、この点を特許文献2は解決しようとしている。但し、各原色の照明期間及び白色の照明を行う期間は所定の値に固定されている。
その他、画像表示装置に限らず、原色の照明光の光量バランスを種々の目的によって調整設定する実施の形態がある。例えば、特許文献3のようなカラー面順次照明方式の電子内視装置において、撮像センサの分光感度の偏りを相殺するために原色の照明光のバランスを調整し設定しているものなどがある。
これら開示されている実施の形態は、画像表示装置の表示画像において、色バランスを過度に悪化させることなく表示可能な明るさを高めたり、照明光の色バランスを調整することで撮像系の特性を補正し色再現性の良い画像を得ようとするものである。
特開2002−51353号公報
特開2002−82652号公報
特開2002−112962号公報
しかしながら、上記実施の形態は全て照明光の色バランスを予め調整し、固定的に設定する形式を取るものである。表示しようとする画像の色成分は個々に特徴的な分布を有するものも多く、特にビジネス用途や文教用途でのプレゼンテーション用画像では特定の背景色が使われたり、染色した試料の顕微鏡画像、また医療用内視鏡画像のように赤色成分を多く含む画像など、色成分の偏りある画像は多い。
特徴的な色分布を有する画像に対し、従来のように固定的な般化性のあるホワイトバランスを適用するのでは、却って各原色の照明光の最大出力を有効に活用することを困難にしていると言う未だ解決されていない課題が残っている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、LEDのような原色を電気的に容易に光量制御が可能な光源を照明光とし、表示しようとする画像の色分布に応じて基準の色ベクトルを算出し、その基準の色ベクトルから各原色の照明光量のバランスをその都度適応的に設定すると共に、光源の照明光の出力能力を必要にして十分なレベルまで引き上げて有効に活用することにより、表示画像の色分布を崩さずに、非常に明るい画像を投影表示する画像投影装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様による画像投影装置は、
入力されたカラー画像データに応じた画像を投影する画像投影装置において、
駆動電流値及び駆動時間によって複数色の発光光量を色毎に調整可能な照明手段と、
前記照明手段が射出した照明光の色に対応する前記カラー画像データによって変調処理がなされる表示デバイスと、
前記照明手段が射出した照明光を前記表示デバイスによって変調することで表現可能な色空間内の表現領域を設定する表現領域設定手段と、
前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記カラー画像データに応じて適応的に前記照明手段の各色毎の発光光量をフレーム周期で制御する照明光量制御手段と、
を具備することを特徴とする。
入力されたカラー画像データに応じた画像を投影する画像投影装置において、
駆動電流値及び駆動時間によって複数色の発光光量を色毎に調整可能な照明手段と、
前記照明手段が射出した照明光の色に対応する前記カラー画像データによって変調処理がなされる表示デバイスと、
前記照明手段が射出した照明光を前記表示デバイスによって変調することで表現可能な色空間内の表現領域を設定する表現領域設定手段と、
前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記カラー画像データに応じて適応的に前記照明手段の各色毎の発光光量をフレーム周期で制御する照明光量制御手段と、
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、表示画像の入力データより基準の色ベクトルを適応的に設定することにより表示のための照明光の色バランスを設定し、且つその色バランスを維持して照明光量を最大限に制御することができるため、表示画像の色再現性を大きく崩さずに非常に明るい表示画像を得ることが可能となる画像投影装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る画像投影装置の電気的構成を示す図であり、図2は本実施形態に係る画像投影装置の光学的構成を示す図である。
図1は本発明の第1実施形態に係る画像投影装置の電気的構成を示す図であり、図2は本実施形態に係る画像投影装置の光学的構成を示す図である。
本実施形態に係る画像投影装置は、入力された画像データに応じて表示デバイス上に形成した画像を、観察者が観察可能なように、光源からの照明光によって被投影面(スクリーン)に対し投影する画像投影装置であって、表示デバイスとして反射型の表示素子であるDMD(商標)を使用した単板方式の画像投影装置である。ここで、DMD(商標)とは、2次元マイクロミラー偏向アレイであり、その詳細は、例えば、特開平11−32278号公報の段落[0026]や国際公開第WO98/29773号公報の第5頁第23行目乃至第6頁第6行目に開示されているので、説明は省略する。
ここで、本実施形態に係る画像投影装置は、図2に示すように、光源として、発光色が異なる複数のLED、ここでは発光色が赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のLED11R,11G,11Bを用いている。それらLED11R,11G,11BはR,G,B時分割で重ならないように順次点灯される。各LEDからの光は、対応するテーパーロッド12R,12G,12Bに入射される。ここで、テーパーロッドは、その入射端面の面積よりもその出射端面の面積の方が大きく構成され、LEDからの拡散光のNAを小さく変換する、即ち、LEDからの拡散光を略平行光に変換するものである。これらテーパーロッド12R,12G,12Bからの出射光は、ダイクロイック・クロス・プリズム13によって所定方向に射出され、リレーレンズ14を介して反射ミラー15により反射し、DMD(商標)16に入射され変調された後、投影レンズ17を介して投影光18として被投影面(スクリーン1)に投影される。この場合、ダイクロイック・クロス・プリズム13からの出射光とDMD(商標)16受光面の入射光は結像関係をなすように設計された曲率形状をもった反射ミラー15によりクリティカル照明系を構成する。DMD(商標)16受光面は矩形形状であり、その形状のアスペクト比に合わせてダイクロイック・クロス・プリズム13からの矩形形状の出射形状は決められている。この構成によれば、照明光路を畳み込んでいるためコンパクトに納めることができる。なお、DMD(商標)16の変調動作によりDMD(商標)16から投影レンズ17に入射されないときの所謂オフ光が反射ミラー15及びダイクロイック・クロス・プリズム13の出射口に入射されないように光路設計がなされている。
このような構成の単板方式の画像投影装置では、R,G,B時分割で重ならないように各原色のLEDを発光させるものであるが、本実施形態では、R,G,Bの内の少なくとも2つを発光させて所定の色の照明光を得る、例えば、図3に示すように、R,G,Bを全て発光させて白色の照明光を得るシーケンスも含めた4つのシーケンスで、発光強度と発光時間とをコントロールすることによって所望の照明光量が得られる。ここで、図3は、縦軸を発光強度(に比例するLEDの駆動電流)、横軸を時間としたR,G,Bそれぞれのタイミングチャートを示している。即ち、1フレームは、時分割照明期間(第1の期間)と同時照明期間(第2の期間)とからなり、時分割照明期間ではR,G,B時分割で重ならないように各LEDが発光され、同時照明期間ではR,G,B全てのLEDが点灯されるものである。なお、照明光量は、発光強度と発光時間の積で表され、R,G,Bそれぞれの照明光量は、時分割照明期間での照明光量と同時照明期間での照明光量との和であるので、以下の数1のように書き表される。
なお、R,G,Bを同時発光する同時照明期間での照明光量(Iwr×Tw),(Iwg×Tw),(Iwb×Tw)は、以下に説明する色バランスベクトルの成分比と一致させるように発光強度Iwr,Iwg,Iwbが制御される。
これらR,G,Bの照明光量及びDMD(商標)16の表示データは、入力される画像データに従って以下のようにして設定される。
即ち、図1に示すように、画像データ入力処理部19により、パーソナルコンピュータやビデオ機器などの不図示の画像出力装置から出力された画像データを取得し、画像データ記憶部20に一旦記憶させる。
そして、この画像データ記憶部20に記憶された画像データは、演算対象画像フレーム設定部21にて読み出され、次段の色バランスベクトル算出部22で用いる画素の色分布をどの範囲の画像データにより求めるかを設定する。
例えば、入力画像データとして、画像ファイル単位で入力されるプレゼンテーション用の静止画像であったとすると、そのようなプレゼンテーション用静止画像は背景色に偏りのある色を使うケースが多いので、複数の画像フレームで構成される報告資料の単位を対象画像フレームとすれば良い。また、自然画の静止画像であれば、一枚単位を対象画像フレームとすれば効果的である。
一方、動画像が画像データとして入力される場合には、その入力された動画像データにおける一連のフレーム群毎、例えばシーンチェンジの単位を対象画像フレームとすれば良い。このシーンチェンジは、MPEGなどの時系列に連続するフレーム間でデータ圧縮処理を行っている圧縮データを扱う場合は、圧縮データが急激に増加するフレーム位置によって特定する方法も考えられる。また、フレーム間の相関値を常に検出し、色や輝度の急激な変化により、特定していくことも他の方法として考えられる。さらには、既に動画像データにシーンチェンジ情報が付帯しているフォーマットでは、その情報を容易に利用でき便利である。
また、どのような範囲を演算対象画像フレームとして設定するかは、モード切替部23によって操作者が任意に指定するようにしても良い。
色バランスベクトル算出部22は、上記演算対象画像フレーム設定部21から与えられる演算対象画像フレームの画像データから、後述するようにして色バランスベクトルを算出し、入力画像データが色空間内で分布する領域を認識する。
色バランスベクトル算出部22により算出された色バランスベクトルは、照明条件設定部24に入力される。この照明条件設定部24では、その入力された色バランスベクトルに基づいて、各原色(R,G,B)照明光の光量を決定する。この照明条件設定部24で設定されたRGB各色の照明光の光量は、上記数1に従って光源の発光時間及び発光強度によって制御される。而して、照明条件設定部24は、その発光時間及び発光強度を表す信号若しくはデータを、R,G,B各原色毎に、R,G,B光源発光制御駆動部25R,25G,25Bに送り、そのような発光光量でR,G,B各光源としてのLED11R,11G,11Bを発光させる。なお、発光光量は、LED11R,11G,11Bに印加する電流値を設定することで制御できるが、電圧値または電流値と電圧値の両方を設定することで制御しても勿論構わない。
また、照明条件設定部24は、各光源の発光時間のパターン及び発光強度を表す信号若しくはデータを、画像シーケンス生成部26及び表示画像データ生成部27に送る。画像シーケンス生成部26は、各原色(R,G,B)の照明光の照明期間、DMD(商標)16の切替タイミング等を示す画像シーケンスを生成して、表示デバイス変調制御駆動部28に送る。また、表示画像データ生成部27は、上記画像データ記憶部20に記憶された画像データに対応する画像をスクリーン1に対し投影可能なように、その画像データをR,G,B各原色毎に、上記時分割照明期間に投影する画像に対応する画像データと、上記同時照明期間に投影する画像に対応する画像データとの2つに分け、その画像データを表示デバイス変調制御駆動部28に送る。表示デバイス変調制御駆動部28は、送られてきた上記画像シーケンス及び画像データに従って、表示デバイスであるDMD(商標)16を駆動制御する。
また、上記色バランスベクトル算出部22で算出された色バランスベクトルは、色バランスベクトル記録部29に記録しておき、同様の画像データが入力された時には、それを利用することで、色バランスベクトルの算出処理を省略することもできる。更には、この色バランスベクトル記録部29には、予め想定される画像データ種毎に、色バランスベクトルを記録しておいても良い。例えば、体内を写した医療用画像や染色した試料の顕微鏡画像では特定の色の成分が多く含まれているので、そのような画像では逐次算出するのではなく、予め色バランスベクトルを求め、この色バランスベクトル記録部29に記録しておいて設定値として選択して利用できるようにしておくことが合理的である。そのため、本実施形態に係る画像投影装置は、更に、使用者が所望のデータ種を指定入力するための画像データ種設定入力部30と、該画像データ種設定入力部30からの画像種IDに従って色バランスベクトル記録部29から対応する色バランスベクトルを選択する色バランスベクトル選択部31とを備えている。
なお、色バランスベクトルを算出する「適応色バランスモード」と、記録されている色バランスベクトルを使用する「固定色バランスモード」とを、モード切替部23により、使用者が任意に切り替えられるようにしても良い。ここで、「固定色バランスモード」は、目的別、例えば体内医療用画像用などカテゴライズ画像種毎に予め色バランスベクトルが設定されていて、それを操作者が選択するモードである。目的別の色バランスベクトルを選択するには、操作者が手動でスイッチ等を操作するのが最も単純な方法である。また、「適応色バランスモード」は、入力画像の内対象とする画像群に対して適応的に色バランスベクトルを算出し、適用するものである。
また更に、モード切替部23に、そのような色バランスベクトルに基づく制御を行うモードと、そのような制御を行なわないモードとを切り替える機能も持たせても良い。
以下、本実施形態に係る画像投影装置の動作を詳細に説明する。
なお、説明を簡単にするため、原色が2つの照明光X,Yによる2次元色空間から成り立っているものとする。また、説明を簡単にするために、図4に示すように、各照明光X,Yの単独発光時(時分割照明期間)の発光強度Ix,Iyは同一とし、照明光量は発光時間に比例するとする。同時発光時(同時照明期間)の発光強度Iwx,Iwyは適宜加減される。即ち、この2原色照明光の出力シーケンスにおいては、光量は以下の数2で表される。
なお、説明を簡単にするため、原色が2つの照明光X,Yによる2次元色空間から成り立っているものとする。また、説明を簡単にするために、図4に示すように、各照明光X,Yの単独発光時(時分割照明期間)の発光強度Ix,Iyは同一とし、照明光量は発光時間に比例するとする。同時発光時(同時照明期間)の発光強度Iwx,Iwyは適宜加減される。即ち、この2原色照明光の出力シーケンスにおいては、光量は以下の数2で表される。
まず、上記色バランスベクトル算出部22での色バランスベクトルVの算出方法について説明する。
色バランスベクトル算出部22では、上記色バランスベクトルを、例えば図5に示すようにして求める。即ち、図5の上側に示すように、横軸を原色Xのデータ値Dx、縦軸を原色Yのデータ値Dyとして、演算対象画像フレーム設定部21によって設定された対象とする演算対象画像フレームの画像データの各画素の色ベクトルをプロットすると、画像データのカラー分布101が得られる。ここで、このカラー分布101における原色Xの最大値をdx、原色Yの最大値をdyとすると、色バランスベクトルVは、以下の数3で定まる。
このような色バランスベクトルVに対し、演算対象画像フレームの画像データの各画素の色ベクトルを、その色バランスベクトルVに射影する(例えばa→a’)と、図5の下側に示すような発生頻度の分布が得られる。これを、色バランスベクトルVの傾きを変えながら、即ち、例えば原色Xについて値dxを順次変えながら順次行い、射影分布の分散が最大になる色バランスベクトルVを、求める色バランスベクトルとする。なお、この分散が最大になるベクトルの求め方は、画像処理、符号化処理等で通常利用されるKL変換、ニューラルネットワーク等を活用すれば良い。
あるいは、入力された画像データにおける各輝度毎のヒストグラムを求め、輝度値として削除しても観察者に違和感を与えない輝度値の上限をそのヒストグラムを用いて設定し、この設定した各色毎の上限値を用いて画像データが分布する領域を認識して色バランスベクトルを算出するようにしても良い。
即ち、図6に示すように、まず、入力画像データのカラー分布から座標軸Dx,Dyそれぞれに射影した発生頻度分布を求める。そして、座標軸Dxに対する発生頻度分布からDxの最小値と最大値の間で所定の発生割合を示す設定値dxを定める。同様に、座標軸Dyに対する発生頻度分布からDyの最小値と最大値の間で所定の発生割合を示す設定値dyを定める。こうして求めたdx,dyより上記数3によって色バランスベクトルVが決定される。
これら設定値dx,dyは、これらの値を超える座標値をもつ画素が、これらの値以下の範囲に何れかの画素に丸め込まれても視覚上違和感の無い程度に設定される。視覚上違和感の無い程度を見つけるには、いくつものサンプル画像データにより実際に表示画像を複数の被験者が観察して経験則として決定されるものである。なお、丸め込みの手法については、後述する。
照明条件設定部24は、こうして算出された色バランスベクトルに基づいて各原色(R,G,B)照明光の光量を決定する。以下にその詳細を説明するが、ここでも上述のように、説明を簡単にするため、原色が2つの照明光X,Yによる2次元色空間から成り立っているものとして説明する。
図7は、照明光Xも照明光Yも表示デバイスX,Yによって変調されず、最大の階調表現がなされた場合の表示画像Xまたは表示画像Yの任意画素光量を示したものである。即ち、照明光Xと照明光Yの条件設定の考え方を示したものである。この場合、図4に示した同時照明期間Twにおける照明光X及び照明光Yの設定光量は、以下の数4に示すx2max及びy2maxである。x2max及びy2maxを成分とする最大色バランスベクトルwmの成分比は、色バランスベクトル算出部22で上述のようにして算出された色バランスベクトルVの成分比と一致するように設定される。即ち、同一方向のベクトルとなる。
また、図4に示した時分割照明期間TxまたはTyにおける照明光X及び照明光Yの設定光量は、上記数4に示すx1max及びy1maxである。但し、座標(x2max,y2max)を原点とした値である。時分割照明期間における設定光量x1max及びy1maxは、図4で示した1フレーム期間Tfが与えられ、同時照明期間Twが決まると残りのTf−Twをどのように配分して光量設定するかによって決定される。
時分割照明期間において色の最大表示範囲を定義する最大色表示ベクトルcmは、終点を図7に示す照明光X,Yの設定可能ライン102上の何れかで設定可能である。最大色表示ベクトルcmは、時分割照明期間の照明光の組合せ光量を示しているとも言える。そして、その残りの期間Tf−Twを全て照明光Xが使うとすれば、照明光Xは最大でIx(Tf−Tw)の光量を出力することになり、x1maxは最大でIx(Tf−Tw)の光量設定が可能である。この場合はTyはゼロである。同様に、残りの期間Tf−Twを全て照明光Yが使うとすれば、照明光Yは最大でIy(Tf−Tw)の光量を出力することになり、y1maxは最大でIy(Tf−Tw)の光量設定が可能である。この場合はTxはゼロである。従って、x1max及びy1maxの設定値は、上記照明光X,Yの設定可能ライン102上の点pの座標を満足するように設定が可能である。最大色表示ベクトルcmは、時分割照明期間(Tf−Tw)に照明光X及び照明光Yによって表現可能な色成分ベクトルを示している。
なお、上記照明光X,Yの設定可能ライン102は、図8に示すように表すこともできる。即ち、図8は、横軸txを照明光Xの照明時間、縦軸tyを照明光Yの照明時間として表す図で、図中のLx1,Ly2,Lwはそれぞれ照明光X,Y,W(XとYの同時照明)を表し、大きさは照明期間を表している。照明光X,Yは、上記照明光X,Yの設定可能ライン102上を満たす光量設定が可能である。Tx+Ty=Tf−Twである。即ち、照明光Xが期間Txの間光り、次に照明光Yが期間Tyの間光った後、照明光XとYが期間Twの間同時に光り、この1サイクルの期間がTfである。
次に、変調を考慮した表示画像の色表現範囲について説明する。ここで、照明期間Txにおいて照明光Xを変調するのが表示デバイスX、照明期間Tyにおいて照明光Yを変調するのが表示デバイスYとなる。照明期間Twでは照明光Xと照明光Yをそれぞれ表示デバイスX,Yが同時且つ同一に変調する。
図9は、横軸が照明期間Tx及びTwにおける照明光Xを変調して得られる表示画像Xの任意の画素光量を表し、縦軸が照明期間Ty及びTwにおける照明光Yを変調して得られる表示画像Yの任意の画素光量を表す図である。
まず、このXYで定義される色空間において特定の色バランスが取れた色バランスベクトルVが設定される。この色バランスベクトルVは、白バランスを取ったものでも良いし、画像毎に特定の色バランスを設定しても良い。
同時照明期間Twにおける表示デバイスX及び表示デバイスYの変調後の表示画像の任意画素は、それぞれ光量x2max,y2maxを成分の最大値とし、且つそれらを固定的成分比としてもつベクトルw(=x2,y2)として推移し、その推移範囲の色範囲を表現する。ベクトルwは上記色バランスベクトルVと方向を同じくする。即ち、成分比が等しい。
一方、時分割照明期間TxまたはTyにおける表示デバイスX,Yの変調後の表示画像の任意画素は、それぞれ光量x1max,y1maxを最大値とした色範囲の成分をもつベクトルc(=x1,y1)として表される。光量x1maxとy1maxの比は、上記色バランスベクトルVと成分比が等しくなるよう設定しても良いし、異なっても良いが、ベクトルwとベクトルcによってカバーされる色範囲が入力画像データがもつ色範囲にマッチしていることが望ましい。
表示画像の任意の画素は、ベクトルwとベクトルcを合成したベクトルp(画素ベクトル)で表される。即ち、本実施形態では、任意の色を表現する方法として、まず特定の色バランスをもった照明光を変調して第1の画像を生成し、その任意の色から第1の画像の色成分を差し引いた色の成分を、独立変調可能な照明光により変調して第2の画像を生成し、第1と第2の画像を人の残像現象を利用して合成することにより任意の色を表現することに特徴がある。
面順次方式の画像生成方式では、通常、時分割照明のみか同時照明による可変不可能な色バランスをもった照明を加えた照明しかできないが、本実施形態では、画像に応じて可変設定可能な特定の色バランスをもった照明光を利用するので、有効に色表現が可能で且つ効果的に表示画像の明るさを増すことができる。
なお、本実施形態では、例えば1枚の画像データ毎にベクトルwとベクトルcの適正な移動範囲が設定されるので、複数の画像群で捉えた場合、結局必要な色範囲は全てをカバーすることになる。
上記のようなベクトルcとベクトルwの色表示範囲の設定は、図10に示すようにして行われる。
即ち、図11に示すような画像データのカラー分布101が与えられた場合、演算対象画像フレーム設定部21によって、その入力画像から色バランスベクトル算出の演算対象となる画像フレーム(群)を設定し(ステップS11)、色バランスベクトル算出部22にて、図5または図6を参照して説明したように、その演算対象とする画像フレームの画素データ(Dx,Dy)を使って、正規化された色バランスベクトルVを求める(ステップS12)。
次に、照明条件設定部24にて、上記色バランスベクトルVの長さをVm=(dx,dy)以下になる範囲で仮設定し、それをwm=(dxw,dyw)とおく(ステップS13)。そして、最大色表示ベクトルcm=(dxc,dyc)を、以下の式より求める(ステップS14)。
dxc=dx−dxw,
dyc=dy−dyw
その後、上記仮設定されたベクトルwmとcmとによって表示可能な色の範囲を確認する(ステップS15)。ここで、表示可能な色の範囲が、演算対象となる画像フレーム(群)の色分布をカバーしているか否かを判別し(ステップS16)、カバーしていない場合には上記ステップS13に戻って、色バランスベクトルVの長さを変えて上記の動作を繰り返す。
dyc=dy−dyw
その後、上記仮設定されたベクトルwmとcmとによって表示可能な色の範囲を確認する(ステップS15)。ここで、表示可能な色の範囲が、演算対象となる画像フレーム(群)の色分布をカバーしているか否かを判別し(ステップS16)、カバーしていない場合には上記ステップS13に戻って、色バランスベクトルVの長さを変えて上記の動作を繰り返す。
なおここで、表示可能な色の範囲と色分布の関係は、詳細は後述するようにベクトルwmとcmの設定によって異なってくるが、それが適当かどうかは視覚上許容されるかどうかを判断する所定の評価基準により行われる。さらに、色分布は比視感度によって見え方が異なってくるので、色に対して比視感度を考慮した重み付けがなされれば、尚一層良好な表示可能な色の範囲が設定されることになる。
而して、上記ステップS16で表示可能な色の範囲が色分布をカバーしていると判別されたならば、次に、その仮設定されたベクトルwmから同時照明期間Twの照明光X,Yの光量設定値を求め、
dxw:dyw=Iwx:Iwy …(1)
となるようにIwx,Iwyを設定する(ステップS17)。
dxw:dyw=Iwx:Iwy …(1)
となるようにIwx,Iwyを設定する(ステップS17)。
そして、それら設定されたIwx,Iwyから
Ix・Tx:Iwx・Tw=dxc:dxw …(2)
Iy・Ty:Iwy・Tw=dyc:dyw …(3)
Tx+Ty+Tw=Tf, 0≦Tx,Ty,Tw≦Tf …(4)
を満足するIx,Tx,Iy,Ty,Twを求める(ステップS18)。但し、
Ix=Iy …(5)
とする。それら(1)式乃至(5)式から、
Tx:Ty=dxc:dyc …(6)
の関係を得る(ステップS19)。
Ix・Tx:Iwx・Tw=dxc:dxw …(2)
Iy・Ty:Iwy・Tw=dyc:dyw …(3)
Tx+Ty+Tw=Tf, 0≦Tx,Ty,Tw≦Tf …(4)
を満足するIx,Tx,Iy,Ty,Twを求める(ステップS18)。但し、
Ix=Iy …(5)
とする。それら(1)式乃至(5)式から、
Tx:Ty=dxc:dyc …(6)
の関係を得る(ステップS19)。
そして、同時照明期間Twを上記(4)式の条件に基づき仮設定する(ステップS20)。その後、時分割照明期間(Tf−Tw)を求め、上記(6)式の関係式を使って、TxとTyの割り当て時間を決定する(ステップS21)。そして、その設定された照明光による色の表示可能範囲が、演算対象となる画像フレーム(群)の色分布をカバーしているか否かを判別し(ステップS22)、カバーしていない場合には上記ステップS13に戻って、色バランスベクトルVの長さを変えて上記の動作を繰り返す。
而して、上記ステップS22で、設定された照明光による色の表示可能範囲が色分布をカバーしていると判別されたならば、このフローチャートの動作を終了し、これによって設定されたIx,Tx,Iy,Ty,Iwx,Iwy,Twによって光源及び表示デバイスの制御を行っていくこととなる。
ここで、色バランスベクトルと表示画像の表示範囲との関係を説明する。図12に示すように、任意の投影画素を表すベクトルpの色成分は、ベクトルw+ベクトルcで表される。ベクトルpは位置ベクトルである。このベクトルpが表示できる範囲は、図示のように表示可能領域103である。ベクトルwの表示範囲を大きくとると光量を大きくすることが可能であるが、ベクトルcの表示範囲が狭まり、表示可能領域103が小さくなってしまう。
従って、この場合、同図のように画像データの中で表示不可能な表示不可領域104が存在してしまう。表示不可領域104の任意の投影画素の対応位置ベクトルをqとする。qは表示可能領域103の何れかのベクトルで表示する必要がある。原点と点qを結ぶ直線上であって点qに最も距離が近い表示可能領域103の点をq’とし、点qをq’に割当て変換し、表示するものとすれば、表示光量は減るものの色のバランスを維持して表示が可能となる。このため、視感上大きな違和感を観察者に与えることなく表示が可能となる。
上記点q’の決め方は他にも種々考えられる。例えば、同座標空間上での点qと最短ユークリッド距離になる点q’にしても良い。また、予め視感上違和感のないことを確かめて得られる割り当てテーブルを作成し、それによって変換しても構わない。さらに、割り当て方は、ニューラルネットワークを構成し、視感上の教師データによる学習によって決定できるような仕組みにすることも有効な手段である。
上記色バランスベクトルVは、通常モードでは白バランスがとれたベクトルにし且つベクトルcの表示範囲を大きくとるようにし、入力画像のカラー分布に偏りがある場合には、上記演算により画像に適応して設定される適応モードに切り替えられるようにしておくことも機能的である。
通常モードは色再現優先、適応モードは明るさ優先として使い分けると便利である。例えば、色の再現性を重視するデザイン関連のプレゼンテーションでは通常モードにし、出先で照明を落とせないシーンでの業務プレゼンテーションでは適応モードにすると言った使い分けができる。
また、前述したように、表示可能な色の範囲と色分布の関係は、ベクトルwmとcmの設定によって異なってくる。これを、図13(A)乃至(C)を参照して説明する。即ち、図13(A)乃至(C)の3つの図は、色バランスベクトルVの成分、即ち同時照明期間Twの1フレーム期間Tfの比率の違いによって表示可能領域が異なる様子を示した概念図である。
図13(A)は、画像データに共通する色の成分(色バランスベクトルw)の表示範囲を小さくし、時分割照明成分の色表示ベクトルcの表示範囲を大きくした場合を示している。この場合は、色の表示範囲は大きくなるが、同時照明期間Twが少ないので必然的に明るさは大きく取れない。よって、色再現優先モードとして利用できる。
図13(B)は、画像データに共通する色の成分(色バランスベクトルw)の表示範囲を中程度にした場合を示している。この場合は、表示可能領域は図13(A)の場合よりも小さくなるが、明るさはより多く確保できる。
図13(C)は、画像データに共通する色の成分(色バランスベクトルw)の表示範囲を大きくし、時分割照明成分の色表示ベクトルcの表示範囲を小さく設定した場合を示している。この場合は、表示可能領域は上記の場合より最も小さく、色の再現性は劣るが、明るさは最も大きく確保できる。よって、明るさを優先するモードとして利用できる。
なお、表示画像の効果的光量確保のため、表示画像データ生成部27は、以下のようなデータ変換を行うことが好ましい。
図11に示したように、入力画像データのカラー分布101は、0≦Dx≦dx,0≦Dy≦dyの領域で与えられる。入力画像データの階調レベルを8ビット、0〜255で表現可能であるとすると、dx、dyもその範囲内の所定の値をとる。スクリーン1に投影する画像の階調レベルは、照明光が表示デバイスを通過した後の出力と対応するため、dx<255、dy<255の場合には、入力画像データの値をそのままにして画像を投影すると、ベクトルwmとcmは対応する照明光の光量を表示デバイスで過度に抑制している状態となっている。例えば、dx<128、dy<128のように入力画像データのカラー分布が広くない場合、照明光の光量を約半分に抑制してしまう。更に、本実施形態においては、ベクトルwmとベクトルcmは別々の照明期間で投影するので、各ベクトルで表現する階調レベルとしてそれぞれ最大8ビットを設定することが可能である。しかし、例えばdx=255、dy=255とした場合には、独立した照明光を利用できると言うこの利点を生かすことができない。
そこで、ベクトルwmの成分値dxw及びdywを共に最大階調レベルのデータ(上記の例では255)に変換し、ベクトルcmの成分値dxc及びdycを共に最大階調レベルのデータ(上記の例では255)に変換すれば、効率良く照明光を利用できることになる。即ち、ベクトルwmは同時照明期間の照明光量をそのままストレートに表示画像の光量として、ベクトルcmは時分割照明期間の照明光量をそのままストレートに表示画像の光量として反映することができる。
よって、前述しているベクトルw及びベクトルcの成分データが、線形的に図14(A)に示す関係により変換されることは、効果的な表示画像の光量確保となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。上記第1実施形態では、ベクトルcとベクトルwの色表示範囲の設定方法として、まずベクトルwを先に仮設定してベクトルcを決めるものとして説明したが、本第2実施形態は、逆に、ベクトルcを先に仮設定してベクトルwを決めるというものである。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。上記第1実施形態では、ベクトルcとベクトルwの色表示範囲の設定方法として、まずベクトルwを先に仮設定してベクトルcを決めるものとして説明したが、本第2実施形態は、逆に、ベクトルcを先に仮設定してベクトルwを決めるというものである。
図15は、本実施形態に係る画像投影装置の動作フローチャートを示している。
即ち、図14(B)に示すような画像データのカラー分布101が与えられた場合、演算対象画像フレーム設定部21によって、その入力画像から色バランスベクトル算出の演算対象となる画像フレーム(群)を設定し(ステップS11)、色バランスベクトル算出部22にて、図5または図6を参照して説明したように、その演算対象とする画像フレームの画素データ(Dx,Dy)を使って、正規化された色バランスベクトルVを求める(ステップS12)。
次に、照明条件設定部24にて、最大色表示ベクトルcm=(dxc,dyc)を求める(ステップS31)。これは、以下のようにして行う。
まず、図14(B)に示すように、色バランスベクトルVと直交する軸に対して、カラー分布の画素データを射影し、発生頻度を算出する。そして、発生頻度の最大,最小を示し、且つ色バランスベクトルVと平行なカラー分布の境界線u1,u2を求める。
次に、同図のように色バランスベクトルV上を任意の点を始点としてDx軸に平行で且つ終点がu1と交わる点を終点とするベクトルcxを求める。同様にして、色バランスベクトルV上を任意の点を始点としてDy軸に平行で且つ終点がu2と交わる点を終点とするベクトルcyを求める。これらベクトルcxとベクトルcyは、それぞれ最大色表示ベクトルcmのDx及びDy成分を示している。即ち、cm=(dxc,dyc)である。
入力画像において、本実施形態の方法によって表示可能とする範囲は、ベクトルcx、ベクトルcyを辺とする矩形領域がベクトルw上をそれらベクトルの始点が移動して得られる軌跡の範囲である。ベクトルcx、ベクトルcyを辺とする矩形領域は、与えられた画像データのカラー分布101を無駄なく表示できる大きさ、形状に設定される方が望ましい。従って、同図のように画像データのカラー分布101の最大値dx,dyと境界線u1,u2とがそれぞれ交わる点にベクトルcx、ベクトルcyの終点がくるように設定されると、より無駄を無くすことができる。
なお、境界線u1,u2は必ずしも発生頻度の最大,最小を示すものでなくても構わず、表示画像の品質に対する所定の基準によって決められれば良い。
こうして、最大色表示ベクトルcm=(dxc,dyc)が求められたならば、次に、最大色バランスベクトルwm=(dxw,dyw)を求める(ステップS32)。これは、ベクトルwmの成分であるdxw,dywを、
dxw=dx−dxc,
dyw=dy−dyc
によって算出する。
dxw=dx−dxc,
dyw=dy−dyc
によって算出する。
なお、dx,dyはカラー分布の最大値であっても良いし、表示画像の品質に対する所定の基準によって決められても良い。但し、dx,dyが最大値でない場合は、表示画像は入力画像データの色範囲をカバーできない場合があるので、範囲外のデータを範囲内の何れかのデータに丸め込む必要がある。その丸め込みのやり方については、例えば図12を用いて説明した手法が利用できる。
そして、こうしてベクトルcmとwmが仮設定されたならば、それらによって表示可能な色の範囲を確認する(ステップS15)。ここで、表示可能な色の範囲が、演算対象となる画像フレーム(群)の色分布をカバーしているか否かを判別し(ステップS16)、カバーしていない場合には上記ステップS31に戻って、最大色表示ベクトルcm=(dxc,dyc)を変えて上記の動作を繰り返す。
而して、上記ステップS16で表示可能な色の範囲が色分布をカバーしていると判別されたならば、上記第1実施形態と同様のステップS17乃至ステップS22の動作を行う。但し、ステップS22において、設定された照明光による色の表示可能範囲が演算対象となる画像フレーム(群)の色分布をカバーしていないと判断した場合には、上記ステップS31に戻ることとなる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図16は、本実施形態に係る画像投影装置の構成を示す図である。本実施形態に係る画像投影装置は、入力される画像データにプロファイルデータが既にヘッダー情報として付されている場合に適用できるものである。
即ち、この画像投影装置は、上記第1実施形態に係る画像投影装置における入力画像毎に色バランスベクトルを算出する機能、つまり、演算対象画像フレーム設定部21、色バランスベクトル算出部22、モード切替部23、色バランスベクトル記録部29、画像データ種設定入力部30、及び色バランスベクトル選択部31を備えていない。その代わりに、画像データ記憶部20に記憶された入力画像データから画像データプロファイルを分離する画像データプロファイル分離部32を備えている。
図14(C)は、画像データ入力処理部19に入力され画像データ記憶部20に記憶される入力画像データ105のフォーマットを示す図である。即ち、入力画像データ105は、画像データプロファイル105aと、R,G,B各原色画像データ105b,105c,105dからなっている。ここで、画像データプロファイル105aには、当該入力画像データ105に適用するための色バランスベクトルの情報105a1と各原色画像データの最大値105a2,105a3,105a4とを少なくとも有している。従って、画像データプロファイル分離部32は、この画像データプロファイル105aから必要な情報を分離して、照明条件設定部24に対し与えることができる。即ち、上記第1または第2実施形態のように色バランスベクトルを算出するまでもなく、投影条件の設定プロセスに移行できる。
なお、これはフレーム画像のデータ単位での例であるが、所定の画像データ群として共通の画像データプロファイル105aをもっても良い。その場合には、該画像データプロファイル105aが適用されるフレームを特定するデータ(画像フレームID105a5及び帰属ファイル名105a6)が付加される。
このように、入力された画像データ105が、当該画像データが色空間内で分布する領域の情報が予め記憶された画像データプロファイル105aを有し、画像データプロファイル分離部32が、その画像データプロファイル105aから上記領域の情報を読み出すことによって領域を認識することができる。
この場合、画像データは画像ファイル単位で入力され、画像データプロファイル105aは、その画像ファイル単位に画像ファイル内の画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する。あるいは、画像データは動画像データとして入力され、画像データプロファイル105aは、その動画像データにおける一連のフレーム群毎に各シーンを構成する画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する。この場合、フレーム群毎は入力された動画像データにおける一連のシーン毎である。
[第4実施形態]
図17は、本発明の第4実施形態に係る画像投影装置に使用するライトエンジン33の構成を示す図であり、図18は、そのようなライトエンジンによる単板方式の本実施形態に係る画像投影装置の構成を示す図である。
図17は、本発明の第4実施形態に係る画像投影装置に使用するライトエンジン33の構成を示す図であり、図18は、そのようなライトエンジンによる単板方式の本実施形態に係る画像投影装置の構成を示す図である。
即ち、本実施形態に係る画像投影装置は、図2の構成において、光源としてのLED11R,11G,11Bの代わりに、ライトエンジン33R,33G,33Bを使用するものである。
この場合、各ライトエンジン33は、平行ロッド34と反射プリズム35が一体的に接合されて導光部材を形成し、該導光部材が回転モータ36の回転軸37と結合されたロッドホルダ38により保持されて図中矢印のように高速回転するようになっている。そして、ドラム状に形成した発光体基板39の内周に配列した複数の光源としてのLED11を、上記導光部材の回転に併せて順次点灯する。この場合、平行ロッド34の端面である入射面にLED11からの拡散光を導くための導光手段として平行ロッド40が各LED11毎に固定設置されている。而して、このような構成の照明装置では、上記回転に伴って変化する平行ロッド34の位置に対応するLED11が発光し、そのLED11からの拡散光が当該LED11に対し設けられた平行ロッド40によって導光され、この平行ロッド40の出射面から、そのとき対向している平行ロッド34の入射面に入射されて、反射プリズム35で反射され、テーパーロッド12の出射面から射出される。
なお、上記ドラム状の発光体基板39の外周には放熱板41が設けられており、LED11の発光に伴って発生される熱を放熱することで、熱によるLED11の特性変化を防止し、該ライトエンジン33を連続運転しても安定した照明が得られるようになっている。また更に、その放熱板41に接する空気を排気するための放熱ファン42を備えている。ここで、該放熱ファン42は、上記導光部材即ちロッドホルダ38を回転させるための回転モータ36の軸に連結され、上記回転モータ36によって上記導光部材が回転すると同時に上記放熱ファン42が回転し、放熱板41に接する空気を排気することが可能となる。このように、導光部材を可動させる回転モータ36とLED11の放熱を行なうための放熱ファン42のモータとを同一にしているため、単一の駆動力源で2つの機能を実現することができ、効果的にこの駆動力源を活用するため、使用スペースの削減、電力の有効利用が可能となる。
このような構成のライトエンジン33では、複数のLED11を順次切り替えパルス発光させ、放射光を取込む導光部材との相対位置関係をLED11の発光切り替えに併せて選択しながら変移させることによって、実効的に高輝度のLEDが得られ、大光量の平行度の向上した光が導光部材の出射端面から得られることになる。
また、導光部材にLED拡散光を導く平行ロッド40が個々のLED11毎に設けられるため、LED11の配列ピッチが密に確保できなくとも平行ロッド40によって導かれた光があたかも密に配列されたLEDから発するような状態を作り出すことが可能となる。即ち、LED11の配列間隔を確保でき設計を容易にすると共にLED11の密なる配置を実現し、導光部材が取り込む光量の欠如状態をなくすことができ、安定した照明光を得ることができるようになる。
従って、該ライトエンジン33に搭載するLED11の発光色をR,G,Bの何れか一色にすることで、図15のように、Rライトエンジン33R,Gライトエンジン33G,Bライトエンジン33Bを構成することができる。
そして、各ライトエンジン33の各LED11の発光光量を、上記第1乃至第3実施形態で説明したように制御すれば良い。
また、反射プリズム35からの出射光は、回転せず図示しない保持機構により固定的に設置されたテーパーロッド12の入射口に、円形状の入射照明形状として入射される。このテーパーロッド12の入射口は、上記入射照明形状が該入射口にほぼ内接するような大きさの矩形形状とされている。このテーパーロッド12に入射された光は、矩形の出射口形状をしたテーパーロッド12の出射口から図のようにほぼ矩形の出射照明形状をした照明光として射出される。このことにより照明光の形状が矩形で得られるため、その後に矩形の受光面を持つ表示デバイスであるDMD(商標)16に照明光を入射するときに、形状が互いに一致しているため無駄なく効率良く照明光を利用することが可能となる。
[第5実施形態]
本実施形態は、上記第4実施形態で説明したようなライトエンジンによる3板方式の画像投影装置である。
本実施形態は、上記第4実施形態で説明したようなライトエンジンによる3板方式の画像投影装置である。
図19はその構成を示す図で、表示デバイスとして、スクリーン1面に対し投影する画像において用いる色毎に複数(R,G,B表示デバイス43R,43G,43B)有し、それら複数の表示デバイスのうちの各表示デバイスは、時分割照明期間には互いに重ならないように、また同時照明期間には同時に、画像を形成するよう、表示デバイス変調制御駆動部28によって制御される。これら表示デバイス43R,43G,43Bはそれぞれ、対応するライトエンジン33R,33G,33Bからの光を導光するテーパーロッド12R,12G,12Bの出射口、即ちダイクロイック・クロス・プリズム13の各入射口に配されている。そして、該ダイクロイック・クロス・プリズム13の出射口側には、投影レンズ17を配している。而して、表示デバイス43R,43G,43Bに表示された画像に応じて光変調された光が、ダイクロイック・クロス・プリズム13によって投影レンズ17に導かれ、該投影レンズ17によって投影光18としてスクリーン1に投影される。
なお、本実施形態では、表示デバイス43R,43G,43Bを、光透過型の液晶デバイスとしている。そのため、偏波方向を揃えるために、テーパーロッド12R,12G,12BとR,G,B表示デバイス43R,43G,43Bの間にはそれぞれ光変換素子44を配している。また、図では省略したが、この液晶デバイスの出力側(光が射出する側)には、偏光板が付設されている。
[第6実施形態]
本実施形態は、別の構成のライトエンジンによる単板方式の画像投影装置である。
本実施形態は、別の構成のライトエンジンによる単板方式の画像投影装置である。
即ち、図20に示すように、本実施形態に係る画像投影装置におけるライトエンジン45は、ドラム状に形成した3段の基板のそれぞれ内周にLED11R,11G,11Bを実装している。ここで、各段をそれぞれ同色の発光色のLED11が配列されている。このようなドラムの内側には、一体可動部46が収納されている。この一体可動部46は、6個の平行ロッド47と、2個の三角プリズム48と、4個の導光パイプ49と、4個のダイクロイックプリズム50と、1個のテーパーロッド12とから構成されている。
即ち、同図において、最も左の段には赤(R)色の発光色のLED11Rを配列し、対応する三角プリズム48の対角面には、括弧書きで示すように、赤(R)色の波長帯域の光を反射するミラーコート51を形成する。LED11R側つまり平行ロッド47側である入射面には何も設けない。また、中央の段には緑(G)色の発光色のLED11Gを配列し、対応するダイクロイックプリズム50の、対角面には赤(R)色の波長帯域の光を透過し且つ緑(G)色の波長帯域の光を反射するダイクロイックコート52を形成し、LED11G側つまり平行ロッド47側である入射面には緑(G)色の波長帯域の光を透過し且つ赤(R)色の波長帯域の光を反射するダイクロイックコート53を形成する。そして、最も右の段には青(B)色の発光色のLED11Bを配列し、対応するダイクロイックプリズム50の、対角面には赤(R)色及び緑(G)色の波長帯域の光を透過し且つ青(B)色の波長帯域の光を反射するダイクロイックコート54を形成し、LED11B側つまり平行ロッド47側である入射面には青(B)色の波長帯域の光を透過し且つ赤(R)色及び緑(G)色の波長帯域の光を反射するダイクロイックコート55を形成する。なお、三角プリズム48を、ダイクロイックプリズムに置き換えても良い。
このような構成のライトエンジン45では、図示しない回動可能な保持具に取り付けられた一体可動部46を図示しない回転モータで矢印方向に回転し、ドラム状に形成した基板の内周に配列した複数の光源としてのLED11を、上記一体可動部46の回転に併せて順次点灯する。即ち、複数のLED11を順次切り替えパルス発光させ、その放射光を取込む一体可動部46の入射端面との相対位置関係をLED11の発光切り替えに併せて選択しながら変移させることによって、実効的に高輝度の3色のLEDが得られ、大光量の平行度の向上した3色の光が一体可動部46の出射端面であるテーパーロッド12の出射端面から得られることになる。
[第7実施形態]
上記第1乃至第6実施形態は、スクリーン1に画像を投影表示する所謂プロジェクタに適用した場合の画像投影装置を説明したが、画像投影装置はプロジェクタ以外の装置にも種々適用可能である。
上記第1乃至第6実施形態は、スクリーン1に画像を投影表示する所謂プロジェクタに適用した場合の画像投影装置を説明したが、画像投影装置はプロジェクタ以外の装置にも種々適用可能である。
例えば、図21に示すように、リライタブル電子ペーパー記録装置に適用できる。この例では、リライタブル電子ペーパーとして電荷を掛けて光書込みが可能な方式を想定している。
即ち、リライタブル電子ペーパー記録装置においては、既に画像、文字が書き込まれているリライタブル電子ペーパーを、搬送ローラーAにより所定の位置に搬送し、消去制御部56の信号によって消去する。消去方法は、リライタブル電子ペーパーの特性により異なるが、一面に同時に消去用電界を掛けることにより実行する例もある。
次に、書込みが可能な所定位置に、搬送ローラーBを使って搬送する。ここでは、図示しないが電子ペーパーの位置設定を検知して、システム制御部57より書込み命令が出力され、書込制御部58に指示用信号が入力され書込み状態を作る。例えば、書込み用の電界がかけられる。その状態で、システム制御部57から画像投影装置制御部59に対して、画像データ入力部60から入力された画像データを投影する命令を与えることで、上記第1乃至第6実施形態で説明したような画像投影装置、例えば第1実施形態のような画像投影装置でなる画像投影部61を制御し画像投影を行って、電子ペーパーに光書込みを実行する。
そして、画像データが書き込まれた電子ペーパーは、搬送ローラーCにより装置外に排出される。
このように、上記第1乃至第6実施形態で説明したような本発明の画像投影装置でなる画像投影部61を用いることで、電子ペーパーに対し面での記録が可能となるため高速化が図られる。
また、本発明の画像投影装置を使うため、画像品質調整部62により容易に照明光の色調整が可能となり、特にカラー画像を記録する際には、色彩の良い記録ができる。
なお、リライタブル電子ペーパー記録装置に限らず、本発明の画像投影装置を写真用露光装置、カラーコピー機、カラープリンタ、などにおける画像を投影する構成部分に応用すれば、カラー調整が容易であるが故に有効な画像形成手段となり得る。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、色バランスベクトル算出部22では、入力画像データのうち、各色毎の最大値を求め、この各色毎の最大値を用いて上記画像データが分布する領域を認識するようにしても良い。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 入力されたカラー画像データに応じた画像を投影する画像投影装置において、
駆動電流値及び駆動時間によって複数色の発光光量を色毎に調整可能な照明手段と、
前記照明手段が射出した照明光の色に対応する前記カラー画像データによって変調処理がなされる表示デバイスと、
前記照明手段が射出した照明光を前記表示デバイスによって変調することで表現可能な色空間内の表現領域を設定する表現領域設定手段と、
前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記カラー画像データに応じて適応的に前記照明手段の各色毎の発光光量をフレーム周期で制御する照明光量制御手段と、
を具備することを特徴とする画像投影装置。
駆動電流値及び駆動時間によって複数色の発光光量を色毎に調整可能な照明手段と、
前記照明手段が射出した照明光の色に対応する前記カラー画像データによって変調処理がなされる表示デバイスと、
前記照明手段が射出した照明光を前記表示デバイスによって変調することで表現可能な色空間内の表現領域を設定する表現領域設定手段と、
前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記カラー画像データに応じて適応的に前記照明手段の各色毎の発光光量をフレーム周期で制御する照明光量制御手段と、
を具備することを特徴とする画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。ここで、照明手段は、LED11R,11G,11Bに対応する。また、表現領域設定手段及び照明光量制御手段は、照明条件設定部24に対応する。
即ち、この(1)に記載の画像投影装置によれば、表示画像の入力データより基準の色ベクトルを適応的に設定することにより表示のための照明光の色バランスを設定し、且つその色バランスを維持して照明光量を最大限に制御することができるため、表示画像の色再現性を大きく崩さずに非常に明るい表示画像を得ることが可能となる画像投影装置を提供することができる。
(2) 前記複数色の発光は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色の発光であって、
前記照明光量制御手段は、前記1フレーム期間中に、前記3つの色の発光光量を制御する、
ことを特徴とする(1)に記載の画像投影装置。
前記照明光量制御手段は、前記1フレーム期間中に、前記3つの色の発光光量を制御する、
ことを特徴とする(1)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(2)に記載の画像投影装置によれば、R,G,Bの3原色の光源を用いることでカラー画像を投影することが可能である。
(3) 前記照明手段は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の照明光を射出するLEDを含むことを特徴とする(2)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(3)に記載の画像投影装置によれば、光源としてLEDを使用することで、発光光量の調整が容易に行え、また、消費電力を抑えることができる。
(4) 前記表示デバイスは、前記複数色それぞれの色の画像データに対応した変調を前記1フレーム期間中に時系列に順次行う面順次表示デバイスであることを特徴とする(1)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図18及び図20に対応するものである。
即ち、この(4)に記載の画像投影装置によれば、複数色それぞれの色用に表示デバイスを用意する必要がない。
(5) 前記照明光量制御手段は、前記1フレーム期間中に、前記複数色それぞれの色の照明光を別々に順次射出する第1の期間(時分割照明期間)と、複数色のうち少なくとも2色を同時に射出する第2の期間(同時照明期間)と、によって、前記照明手段の各色毎の発光光量を制御することを特徴とする(1)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(5)に記載の画像投影装置によれば、第1の期間と第2の期間とで別々に発光光量を制御することで、各色毎の発光光量をより細かく制御できるようになる。
(6) 前記第2の期間で前記照明手段が射出する照明光を混色した色は白色であることを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
この構成は、図3に対応するものである。
即ち、この(6)に記載の画像投影装置によれば、投影画像の白色成分を強調することが可能となるため投影画像の色分布によって極端に適合しない照明光となる状態が無く明るい投影画像を作り出すことができる。
(7) 前記第2の期間で前記照明手段が射出する照明光を混色した色は所定の色であることを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
この構成は、図3に対応するものである。
即ち、この(7)に記載の画像投影装置によれば、投影画像の色分布に適応した照明光を作り出すことができるので、投影画像の色再現の崩れを最小限にして明るい画像を得ることができる。
(8) 前記照明手段で照明された前記表示デバイスの変調画像を観察者が観察可能なように投影する投影手段を更に具備し、
前記投影手段が投影する画像は、前記第1の期間に投影する画像で前記カラー画像データに関する任意の色情報を表現し、前記第1及び第2の期間に投影する画像で前記カラー画像データに関する特定の色の輝度情報を表現する、
ことを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
前記投影手段が投影する画像は、前記第1の期間に投影する画像で前記カラー画像データに関する任意の色情報を表現し、前記第1及び第2の期間に投影する画像で前記カラー画像データに関する特定の色の輝度情報を表現する、
ことを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。ここで、投影手段は投影レンズ17に対応する。
即ち、この(8)に記載の画像投影装置によれば、第1の期間と第2の期間との長さの比を変えることで、投影画像における色再現を優先したり、明るさを優先したりすることができるようになる。
(9) 前記入力された画像データに対応する画像を前記投影手段で投影可能なように、前記入力された画像データを、前記第1の期間に投影する画像に対応する画像データと、前記第2の期間に投影する画像に対応する画像データと、の2つに分ける画像データ変換手段を更に具備することを特徴とする(8)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。ここで、画像データ変換手段は表示画像データ生成部27に対応する。
即ち、この(9)に記載の画像投影装置によれば、第1、第2それぞれの期間に最適な画像を投影できるようになる。
(10) 前記カラー画像データが色空間内で分布する分布領域を認識する分布領域認識手段を更に具備し、
前記画像データ変換手段は、前記表現領域設定手段で設定した表現領域よりも、前記分布領域認識手段が認識した分布領域の方が広い場合、表現可能領域を越えた部分は表現可能な領域の最大値に置き換えるように前記カラー画像データを変換する、
ことを特徴とする(9)に記載の画像投影装置。
前記画像データ変換手段は、前記表現領域設定手段で設定した表現領域よりも、前記分布領域認識手段が認識した分布領域の方が広い場合、表現可能領域を越えた部分は表現可能な領域の最大値に置き換えるように前記カラー画像データを変換する、
ことを特徴とする(9)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20、特には図14(A)に対応するものである。ここで、分布領域認識手段は、色バランスベクトル算出部22に対応する。
即ち、この(10)に記載の画像投影装置によれば、効率良く照明光を利用でき、表示画像の光量を効果的に確保できる。
(11) 前記画像データ変換手段は、前記表現可領域を越えた部分を色空間における最もユークリッド距離が短い表現領域内の値に置き換えるように前記カラー画像データを変換することを特徴とする(10)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(11)に記載の画像投影装置によれば、カラー画像データの変換が容易に行える。
(12) 前記画像データ変換手段は、前記表現領域を越えた部分を色空間の原点と越えた部分とを結んだ直線上における表現領域内の値に置き換えるように前記カラー画像データを変換することを特徴とする(10)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20、特には図12に対応するものである。
即ち、この(12)に記載の画像投影装置によれば、色のバランスを維持したカラー画像データの変換が行われるため、視感上大きな違和感を観察者に与えることなく表示が可能となる。
(13) 前記照明光量制御手段は、前記第1の期間では、前記照明手段を駆動する駆動時間を色毎に制御することを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(13)に記載の画像投影装置によれば、駆動時間のみを色毎に制御するので、制御が簡単である。
(14) 前記照明光量制御手段は、前記第2の期間では、前記照明手段を駆動する駆動電流を色毎に制御することを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(14)に記載の画像投影装置によれば、第2の期間では、少なくとも2色を同時に射出するので、それら同時射出する色については同一の駆動時間として、駆動電流で光量を制御することで、制御が簡単になる。
(15) 前記カラー画像データが色空間内で分布する分布領域を認識する分布領域認識手段を更に具備し、
前記照明光量制御手段は、前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記分布領域認識手段が認識した分布領域とに基づいて前記照明手段の各色毎の発光光量を前記フレーム周期で制御する、
ことを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
前記照明光量制御手段は、前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記分布領域認識手段が認識した分布領域とに基づいて前記照明手段の各色毎の発光光量を前記フレーム周期で制御する、
ことを特徴とする(5)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。ここで、分布領域認識手段は、色バランスベクトル算出部22に対応する。
即ち、この(15)に記載の画像投影装置によれば、カラー画像データの色分布をフレーム毎に認識し、それに基づいて照明手段の各色の発光光量を制御することにより色の表現領域を設定することができるため、投影しようとするカラー画像データの色分布をフレーム単位できめ細かく無駄なく最適に表現することが可能となる。
(16) 前記表現領域設定手段は、前記分布領域を最大限含むように前記表現領域を設定することを特徴とする(15)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(16)に記載の画像投影装置によれば、入力されたカラー画像データの色範囲を最大限カバーした投影画像を得ることができる。
(17) 前記表現領域設定手段は、設定する前記表現領域に含まれる前記分布領域内の画像データ数が最大となるように前記表現領域を設定することを特徴とする(16)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(17)に記載の画像投影装置によれば、設定する表現領域に画像データが最大限含まれるようになるため画像データに対してほぼ忠実な色再現により投影画像を得ることができる。
(18) 前記分布領域内の画像データは、前記色空間内での位置に応じて重み付けされ、
前記表現領域設定手段は、前記重みを加味し前記表現領域に含まれる前記分布領域内の画像データ数が最大となるように前記表現領域を設定する、
ことを特徴とする(17)に記載の画像投影装置。
前記表現領域設定手段は、前記重みを加味し前記表現領域に含まれる前記分布領域内の画像データ数が最大となるように前記表現領域を設定する、
ことを特徴とする(17)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20に対応するものである。
即ち、この(18)に記載の画像投影装置によれば、重みを加味した表現領域の設定を行うことで、より一層良好な表示可能な色の範囲が設定される。
(19) 前記分布領域認識手段は、色空間内での前記カラー画像データの各色ベクトルを任意のベクトルに射影した際に、分散が最大となるような任意のベクトルを色バランスベクトルとして用いて前記カラー画像データが分布する分布領域を認識し特定することを特徴とする(15)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図20、特には図5に対応するものである。
即ち、この(19)に記載の画像投影装置によれば、分布領域として適切な領域を認識できる。
(20) 前記分布領域認識手段は、前記カラー画像データのうち、各色毎の最大値を求め、この各色毎の最大値を用いて前記カラー画像データが分布する分布領域を認識することを特徴とする(15)に記載の画像投影装置。
即ち、この(20)に記載の画像投影装置によれば、容易に画像データが分布する領域を認識することができる。
(21) 前記カラー画像データが色空間内で存在する領域を求めて前記分布領域認識手段が認識する領域とする第1のモード(適応色バランスモード)と、
予め記憶した所定の領域を読み出して前記分布領域認識手段が認識する領域とする第2のモード(固定色バランスモード)と、
を有し、
更に、前記2つのモードのうち、何れか一方のモードを観察者が選択し切り替えるモード切替手段を具備する、
ことを特徴とする(15)に記載の画像投影装置。
予め記憶した所定の領域を読み出して前記分布領域認識手段が認識する領域とする第2のモード(固定色バランスモード)と、
を有し、
更に、前記2つのモードのうち、何れか一方のモードを観察者が選択し切り替えるモード切替手段を具備する、
ことを特徴とする(15)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図14(B)、図15、及び図17乃至図20に対応するものである。ここで、モード切替手段はモード切替部23に対応する。
即ち、この(21)に記載の画像投影装置によれば、使用状況、入力カラー画像データの種類、等に応じて最適な画像投影が行える。
(22) 前記第2のモードが選択された際に読み出される領域の情報を予め記憶した分布領域記憶手段を更に具備することを特徴とする(21)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図14(B)、図15、及び図17乃至図20に対応するものである。ここで、分布領域記憶手段は色バランスベクトル記録部29に対応する。
即ち、この(22)に記載の画像投影装置によれば、予め記憶しておいた領域の情報を使用するため、入力カラー画像データから分布領域を認識する処理が不要となり、高速動作が可能となる。
(23) 前記カラー画像データは画像ファイル単位で該画像投影装置に入力され、
前記分布領域記憶手段は、画像ファイル単位に画像ファイル内の画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する、
ことを特徴とする(22)に記載の画像投影装置。
前記分布領域記憶手段は、画像ファイル単位に画像ファイル内の画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する、
ことを特徴とする(22)に記載の画像投影装置。
即ち、この(23)に記載の画像投影装置によれば、画像ファイル単位の分布領域の情報を記憶しているので、画像ファイル毎に容易に発光光量を制御することができる。
(24) 前記カラー画像データは動画像データとして該画像投影装置に入力され、
前記分布領域記憶手段は、動画像データにおける一連のフレーム群毎に各フレームを構成する画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する、
ことを特徴とする(22)に記載の画像投影装置。
前記分布領域記憶手段は、動画像データにおける一連のフレーム群毎に各フレームを構成する画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する、
ことを特徴とする(22)に記載の画像投影装置。
即ち、この(24)に記載の画像投影装置によれば、動画像データにおける一連のフレーム群毎に分布領域の情報を記憶しているので、一連のフレーム群毎に容易に発光光量を制御することができる。
(25) 前記フレーム群毎は、前記入力された動画像データにおける一連のシーン毎であることを特徴とする(24)に記載の画像投影装置。
即ち、この(25)に記載の画像投影装置によれば、フレーム群を一連のシーンとしているので、シーン毎に制御することができる。
(26) 前記分布領域記憶手段は、前記領域の情報を複数種類記憶しており、
前記第2のモードが選択された際に読み出される情報として、前記分布領域記憶手段が記憶する複数の領域の情報から一つの情報を観察者が選択可能な領域選択手段を更に具備する、
ことを特徴とする(22)に記載の画像投影装置。
前記第2のモードが選択された際に読み出される情報として、前記分布領域記憶手段が記憶する複数の領域の情報から一つの情報を観察者が選択可能な領域選択手段を更に具備する、
ことを特徴とする(22)に記載の画像投影装置。
この構成は、図1乃至図14(B)、図15、及び図17乃至図20に対応するものである。ここで、領域選択手段は、色バランスベクトル選択部31に対応する。
即ち、この(26)に記載の画像投影装置によれば、予め記憶しておいた領域の情報を選択使用するため、入力カラー画像データから分布領域を認識する処理が不要となり、高速動作が可能となる。
1…スクリーン、 11,11R,11G,11B…LED、 12,12R,12G,12B…テーパーロッド、 13…ダイクロイック・クロス・プリズム、 14…リレーレンズ、 15…反射ミラー、 16…DMD(商標)、 17…投影レンズ、 18…投影光、 19…画像データ入力処理部、 20…画像データ記憶部、 21…演算対象画像フレーム設定部、 22…色バランスベクトル算出部、 23…モード切替部、 24…照明条件設定部、 25R,25G,25B…光源発光制御駆動部、 26…画像シーケンス生成部、 27…表示画像データ生成部、 28…表示デバイス変調制御駆動部、 29…色バランスベクトル記録部、 30…画像データ種設定入力部、 31…色バランスベクトル選択部、 32…画像データプロファイル分離部、 33,33R,33G,33B,45…ライトエンジン、 34,40,47…平行ロッド、 35…反射プリズム、 36…回転モータ、 37…回転軸、 38…ロッドホルダ、 39…発光体基板、 41…放熱板、 42…放熱ファン、 43R,43G,43B…表示デバイス、 44…光変換素子、 46…一体可動部、 48…三角プリズム、 49…導光パイプ、 50…ダイクロイックプリズム、 51…ミラーコート、 52,53,54,55…ダイクロイックコート、 56…消去制御部、 57…システム制御部、 58…書込制御部、 59…画像投影装置制御部、 60…画像データ入力部、 61…画像投影部、 62…画像品質調整部、 101…画像データのカラー分布、 102…照明光X,Yの設定可能ライン、 103…表示可能領域、 104…表示不可領域、 105…入力画像データ、 105a…画像データプロファイル、 105a1…色バランスベクトルの情報、 105a2,105a3,105a4…原色画像データの最大値、 105b,105c,105d…原色画像データ、 105a5…画像フレームID、 105a6…帰属ファイル名。
Claims (26)
- 入力されたカラー画像データに応じた画像を投影する画像投影装置において、
駆動電流値及び駆動時間によって複数色の発光光量を色毎に調整可能な照明手段と、
前記照明手段が射出した照明光の色に対応する前記カラー画像データによって変調処理がなされる表示デバイスと、
前記照明手段が射出した照明光を前記表示デバイスによって変調することで表現可能な色空間内の表現領域を設定する表現領域設定手段と、
前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記カラー画像データに応じて適応的に前記照明手段の各色毎の発光光量をフレーム周期で制御する照明光量制御手段と、
を具備することを特徴とする画像投影装置。 - 前記複数色の発光は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色の発光であって、
前記照明光量制御手段は、前記1フレーム期間中に、前記3つの色の発光光量を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。 - 前記照明手段は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の照明光を射出するLEDを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像投影装置。
- 前記表示デバイスは、前記複数色それぞれの色の画像データに対応した変調を前記1フレーム期間中に時系列に順次行う面順次表示デバイスであることを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
- 前記照明光量制御手段は、前記1フレーム期間中に、前記複数色それぞれの色の照明光を別々に順次射出する第1の期間と、複数色のうち少なくとも2色を同時に射出する第2の期間と、によって、前記照明手段の各色毎の発光光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
- 前記第2の期間で前記照明手段が射出する照明光を混色した色は白色であることを特徴とする請求項5に記載の画像投影装置。
- 前記第2の期間で前記照明手段が射出する照明光を混色した色は所定の色であることを特徴とする請求項5に記載の画像投影装置。
- 前記照明手段で照明された前記表示デバイスの変調画像を観察者が観察可能なように投影する投影手段を更に具備し、
前記投影手段が投影する画像は、前記第1の期間に投影する画像で前記カラー画像データに関する任意の色情報を表現し、前記第1及び第2の期間に投影する画像で前記カラー画像データに関する特定の色の輝度情報を表現する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像投影装置。 - 前記入力された画像データに対応する画像を前記投影手段で投影可能なように、前記入力された画像データを、前記第1の期間に投影する画像に対応する画像データと、前記第2の期間に投影する画像に対応する画像データと、の2つに分ける画像データ変換手段を更に具備することを特徴とする請求項8に記載の画像投影装置。
- 前記カラー画像データが色空間内で分布する分布領域を認識する分布領域認識手段を更に具備し、
前記画像データ変換手段は、前記表現領域設定手段で設定した表現領域よりも、前記分布領域認識手段が認識した分布領域の方が広い場合、表現可能領域を越えた部分は表現可能な領域の最大値に置き換えるように前記カラー画像データを変換する、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像投影装置。 - 前記画像データ変換手段は、前記表現可領域を越えた部分を色空間における最もユークリッド距離が短い表現領域内の値に置き換えるように前記カラー画像データを変換することを特徴とする請求項10に記載の画像投影装置。
- 前記画像データ変換手段は、前記表現領域を越えた部分を色空間の原点と越えた部分とを結んだ直線上における表現領域内の値に置き換えるように前記カラー画像データを変換することを特徴とする請求項10に記載の画像投影装置。
- 前記照明光量制御手段は、前記第1の期間では、前記照明手段を駆動する駆動時間を色毎に制御することを特徴とする請求項5に記載の画像投影装置。
- 前記照明光量制御手段は、前記第2の期間では、前記照明手段を駆動する駆動電流を色毎に制御することを特徴とする請求項5に記載の画像投影装置。
- 前記カラー画像データが色空間内で分布する分布領域を認識する分布領域認識手段を更に具備し、
前記照明光量制御手段は、前記表現領域設定手段で設定した表現領域と前記分布領域認識手段が認識した分布領域とに基づいて前記照明手段の各色毎の発光光量を前記フレーム周期で制御する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像投影装置。 - 前記表現領域設定手段は、前記分布領域を最大限含むように前記表現領域を設定することを特徴とする請求項15に記載の画像投影装置。
- 前記表現領域設定手段は、設定する前記表現領域に含まれる前記分布領域内の画像データ数が最大となるように前記表現領域を設定することを特徴とする請求項16に記載の画像投影装置。
- 前記分布領域内の画像データは、前記色空間内での位置に応じて重み付けされ、
前記表現領域設定手段は、前記重みを加味し前記表現領域に含まれる前記分布領域内の画像データ数が最大となるように前記表現領域を設定する、
ことを特徴とする請求項17に記載の画像投影装置。 - 前記分布領域認識手段は、色空間内での前記カラー画像データの各色ベクトルを任意のベクトルに射影した際に、分散が最大となるような任意のベクトルを色バランスベクトルとして用いて前記カラー画像データが分布する分布領域を認識し特定することを特徴とする請求項15に記載の画像投影装置。
- 前記分布領域認識手段は、前記カラー画像データのうち、各色毎の最大値を求め、この各色毎の最大値を用いて前記カラー画像データが分布する分布領域を認識することを特徴とする請求項15に記載の画像投影装置。
- 前記カラー画像データが色空間内で存在する領域を求めて前記分布領域認識手段が認識する領域とする第1のモードと、
予め記憶した所定の領域を読み出して前記分布領域認識手段が認識する領域とする第2のモードと、
を有し、
更に、前記2つのモードのうち、何れか一方のモードを観察者が選択し切り替えるモード切替手段を具備する、
ことを特徴とする請求項15に記載の画像投影装置。 - 前記第2のモードが選択された際に読み出される領域の情報を予め記憶した分布領域記憶手段を更に具備することを特徴とする請求項21に記載の画像投影装置。
- 前記カラー画像データは画像ファイル単位で該画像投影装置に入力され、
前記分布領域記憶手段は、画像ファイル単位に画像ファイル内の画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する、
ことを特徴とする請求項22に記載の画像投影装置。 - 前記カラー画像データは動画像データとして該画像投影装置に入力され、
前記分布領域記憶手段は、動画像データにおける一連のフレーム群毎に各フレームを構成する画像データが色空間内で分布する領域の情報を記憶する、
ことを特徴とする請求項22に記載の画像投影装置。 - 前記フレーム群毎は、前記入力された動画像データにおける一連のシーン毎であることを特徴とする請求項24に記載の画像投影装置。
- 前記分布領域記憶手段は、前記領域の情報を複数種類記憶しており、
前記第2のモードが選択された際に読み出される情報として、前記分布領域記憶手段が記憶する複数の領域の情報から一つの情報を観察者が選択可能な領域選択手段を更に具備する、
ことを特徴とする請求項22に記載の画像投影装置。
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