JPH11267091A - 内視鏡の挿入部 - Google Patents
内視鏡の挿入部Info
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- JPH11267091A JPH11267091A JP10072965A JP7296598A JPH11267091A JP H11267091 A JPH11267091 A JP H11267091A JP 10072965 A JP10072965 A JP 10072965A JP 7296598 A JP7296598 A JP 7296598A JP H11267091 A JPH11267091 A JP H11267091A
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- JP
- Japan
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- flexible tube
- pipe
- wound coil
- coil pipe
- alloy pipe
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00071—Insertion part of the endoscope body
- A61B1/00078—Insertion part of the endoscope body with stiffening means
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Pathology (AREA)
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- Biophysics (AREA)
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- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】可撓管の外皮の厚さや硬度を変化させることな
く、途中で可撓性を容易かつ滑らかに変化させた内視鏡
の挿入部を提供すること。 【解決手段】湾曲部３を屈曲させる操作ワイヤ２３を挿
通して案内するために可撓管２内に全長にわたって挿通
配置されたワイヤガイド２４の先端部分が可撓管２の先
端部分に固定された内視鏡の挿入部において、ワイヤガ
イド２４を、密着巻きコイルパイプ２４ａと超弾性合金
製パイプ２４ｂとを直列に連結して形成して、密着巻き
コイルパイプ２４ａ部分を可撓管２の先端寄りの範囲に
配置し、超弾性合金製パイプ２４ｂ部分を可撓管２の基
端寄りの範囲に配置した。
く、途中で可撓性を容易かつ滑らかに変化させた内視鏡
の挿入部を提供すること。 【解決手段】湾曲部３を屈曲させる操作ワイヤ２３を挿
通して案内するために可撓管２内に全長にわたって挿通
配置されたワイヤガイド２４の先端部分が可撓管２の先
端部分に固定された内視鏡の挿入部において、ワイヤガ
イド２４を、密着巻きコイルパイプ２４ａと超弾性合金
製パイプ２４ｂとを直列に連結して形成して、密着巻き
コイルパイプ２４ａ部分を可撓管２の先端寄りの範囲に
配置し、超弾性合金製パイプ２４ｂ部分を可撓管２の基
端寄りの範囲に配置した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、体腔内等に挿入
される内視鏡の挿入部に関する。
される内視鏡の挿入部に関する。
【０００２】
【従来の技術】いわゆる軟性内視鏡の挿入部は、光学繊
維束等の内蔵物を外装可撓管内に挿通配置して構成され
ているが、その先端寄りの部分は体腔内臓器の形状に沿
って比較的自由に曲がるように柔軟に形成し、手元側の
部分は操作者が行う微妙な押し引き動作等が先端側に伝
達されるように硬めに形成する必要がある。
維束等の内蔵物を外装可撓管内に挿通配置して構成され
ているが、その先端寄りの部分は体腔内臓器の形状に沿
って比較的自由に曲がるように柔軟に形成し、手元側の
部分は操作者が行う微妙な押し引き動作等が先端側に伝
達されるように硬めに形成する必要がある。
【０００３】そこで従来は、外装可撓管の最外層の合成
樹脂外皮の厚さや硬度等を位置によって変化させること
により、外装可撓管自体の可撓性を途中で変化させてい
た。
樹脂外皮の厚さや硬度等を位置によって変化させること
により、外装可撓管自体の可撓性を途中で変化させてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】外装可撓管の最外層の
合成樹脂外皮は、一般に押し出し成形によって形成され
るが、その厚さや硬度をいちいち途中で変化させる製法
では、外装可撓管の製造に著しい時間とコストがかかっ
てしまう。また、そのように途中で成形条件を変化させ
ると、成形条件の変動に起因する製品毎の可撓性のバラ
ツキが発生する場合が少なくない。
合成樹脂外皮は、一般に押し出し成形によって形成され
るが、その厚さや硬度をいちいち途中で変化させる製法
では、外装可撓管の製造に著しい時間とコストがかかっ
てしまう。また、そのように途中で成形条件を変化させ
ると、成形条件の変動に起因する製品毎の可撓性のバラ
ツキが発生する場合が少なくない。
【０００５】そこで本発明は、可撓管の外皮の厚さや硬
度を変化させることなく、途中で可撓性を容易かつ滑ら
かに変化させた内視鏡の挿入部を提供することを目的と
する。
度を変化させることなく、途中で可撓性を容易かつ滑ら
かに変化させた内視鏡の挿入部を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の挿入部は、挿入部を外装する可撓
管の先端に遠隔操作によって屈曲する湾曲部が連結され
て、上記湾曲部を屈曲させる操作ワイヤを挿通して案内
するために上記可撓管内に全長にわたって挿通配置され
たワイヤガイドの先端部分が上記可撓管の先端部分に固
定された内視鏡の挿入部において、上記ワイヤガイド
を、密着巻きコイルパイプと超弾性合金製パイプとを直
列に連結して形成して、上記密着巻きコイルパイプ部分
を上記可撓管の先端寄りの範囲に配置し、上記超弾性合
金製パイプ部分を上記可撓管の基端寄りの範囲に配置し
たことを特徴とする。
め、本発明の内視鏡の挿入部は、挿入部を外装する可撓
管の先端に遠隔操作によって屈曲する湾曲部が連結され
て、上記湾曲部を屈曲させる操作ワイヤを挿通して案内
するために上記可撓管内に全長にわたって挿通配置され
たワイヤガイドの先端部分が上記可撓管の先端部分に固
定された内視鏡の挿入部において、上記ワイヤガイド
を、密着巻きコイルパイプと超弾性合金製パイプとを直
列に連結して形成して、上記密着巻きコイルパイプ部分
を上記可撓管の先端寄りの範囲に配置し、上記超弾性合
金製パイプ部分を上記可撓管の基端寄りの範囲に配置し
たことを特徴とする。
【０００７】なお、上記密着巻きコイルパイプと上記超
弾性合金製パイプとの連結部において、上記密着巻きコ
イルパイプの外周に上記超弾性合金製パイプが被嵌接合
されていてもよく、その場合、上記密着巻きコイルパイ
プの端部の外周が研削されていて、そこに上記超弾性合
金製パイプが被嵌されていてもよい。
弾性合金製パイプとの連結部において、上記密着巻きコ
イルパイプの外周に上記超弾性合金製パイプが被嵌接合
されていてもよく、その場合、上記密着巻きコイルパイ
プの端部の外周が研削されていて、そこに上記超弾性合
金製パイプが被嵌されていてもよい。
【０００８】また、上記密着巻きコイルパイプと上記超
弾性合金製パイプとの連結部において、上記密着巻きコ
イルパイプの端面と上記超弾性合金製パイプの端面とが
付き当てられていて、その双方の外面にまたがって被嵌
された接続パイプに双方が各々固着されていてもよく、
その場合、上記超弾性合金製パイプの上記連結部側の端
部の内面が口元側へ漸次広がるテーパ状に形成されてい
てもよい。
弾性合金製パイプとの連結部において、上記密着巻きコ
イルパイプの端面と上記超弾性合金製パイプの端面とが
付き当てられていて、その双方の外面にまたがって被嵌
された接続パイプに双方が各々固着されていてもよく、
その場合、上記超弾性合金製パイプの上記連結部側の端
部の内面が口元側へ漸次広がるテーパ状に形成されてい
てもよい。
【０００９】また、上記ワイヤガイドが上記可撓管内に
複数並列に挿通配置されていて、上記密着巻きコイルパ
イプと上記超弾性合金製パイプとの連結部が、ワイヤガ
イド毎に長手方向に位置をずらして配置されていてもよ
い。
複数並列に挿通配置されていて、上記密着巻きコイルパ
イプと上記超弾性合金製パイプとの連結部が、ワイヤガ
イド毎に長手方向に位置をずらして配置されていてもよ
い。
【００１０】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図２は内視鏡を示しており、体腔内等に
挿入される挿入部は、可撓管２によって外装された軟性
部分の先端に、操作部１からの遠隔操作によって屈曲す
る湾曲部３が連結され、その湾曲部３の先端に、対物光
学系等を内蔵した先端部本体４が連結されて構成されて
いる。
態を説明する。図２は内視鏡を示しており、体腔内等に
挿入される挿入部は、可撓管２によって外装された軟性
部分の先端に、操作部１からの遠隔操作によって屈曲す
る湾曲部３が連結され、その湾曲部３の先端に、対物光
学系等を内蔵した先端部本体４が連結されて構成されて
いる。
【００１１】可撓管２は、例えば金属帯材製の螺旋管に
網状管を被覆し、その外面にポリウレタン樹脂等の外皮
を被覆して構成されている。可撓管２を被覆する外皮部
分はどのような構造であっても差し支えないが、途中で
外皮の厚さや硬度を異ならせて可撓管２自体の可撓性を
途中で変化させる必要はない。
網状管を被覆し、その外面にポリウレタン樹脂等の外皮
を被覆して構成されている。可撓管２を被覆する外皮部
分はどのような構造であっても差し支えないが、途中で
外皮の厚さや硬度を異ならせて可撓管２自体の可撓性を
途中で変化させる必要はない。
【００１２】可撓管２及び湾曲部３内には、処置具挿通
チャンネル、光学繊維束及び各種チューブ類などのよう
な、先端が先端部本体４に連結された可撓性を有する内
蔵物が全長にわたって挿通配置されている。
チャンネル、光学繊維束及び各種チューブ類などのよう
な、先端が先端部本体４に連結された可撓性を有する内
蔵物が全長にわたって挿通配置されている。
【００１３】先端部本体４の表面には、対物光学系に観
察像を導入する観察窓５、観察視野に向けて照明光を射
出する照明窓６、処置具挿通チャンネル出口７ａ、及び
図示が省略されている送気送水ノズル等が配置されてい
る。
察像を導入する観察窓５、観察視野に向けて照明光を射
出する照明窓６、処置具挿通チャンネル出口７ａ、及び
図示が省略されている送気送水ノズル等が配置されてい
る。
【００１４】可撓管２の基端に連結された操作部１に
は、湾曲部３を屈曲操作するための湾曲操作ノブ８ａ，
８ｂが配置されており、上下方向用湾曲操作ノブ８ａで
上下方向のいずれかの操作ワイヤを牽引操作し、左右方
向用湾曲操作ノブ８ｂで左右方向のいずれかの操作ワイ
ヤを牽引操作することにより、湾曲部３を任意の方向に
屈曲させることができる。
は、湾曲部３を屈曲操作するための湾曲操作ノブ８ａ，
８ｂが配置されており、上下方向用湾曲操作ノブ８ａで
上下方向のいずれかの操作ワイヤを牽引操作し、左右方
向用湾曲操作ノブ８ｂで左右方向のいずれかの操作ワイ
ヤを牽引操作することにより、湾曲部３を任意の方向に
屈曲させることができる。
【００１５】操作部１には、その他にも、送気送水操作
ボタン１１、吸引操作ボタン１２及び処置具挿入口７ｂ
等が配置されている。１４は、図示されていない光源装
置に接続されるライトガイドケーブルである。
ボタン１１、吸引操作ボタン１２及び処置具挿入口７ｂ
等が配置されている。１４は、図示されていない光源装
置に接続されるライトガイドケーブルである。
【００１６】図１は、挿入部の可撓管２部分を示してい
る。可撓管２は外径が５〜１５ｍｍ程度、長さが５０〜
１５０ｃｍ程度であるが、判り易くするために、実際よ
り太く短く図示されている。
る。可撓管２は外径が５〜１５ｍｍ程度、長さが５０〜
１５０ｃｍ程度であるが、判り易くするために、実際よ
り太く短く図示されている。
【００１７】可撓管２の基端部分には、操作部１に連結
するための基端連結口金２１が取り付けられ、可撓管２
の先端部分には、湾曲部３を連結するための先端連結筒
２２が取り付けられている。
するための基端連結口金２１が取り付けられ、可撓管２
の先端部分には、湾曲部３を連結するための先端連結筒
２２が取り付けられている。
【００１８】２３は、湾曲部３を遠隔操作するための湾
曲操作ワイヤであり、その先端は湾曲部３の先端部分に
連結され、基端は、湾曲操作ノブ８ａ，８ｂを回転操作
することにより操作部１内に配置された湾曲操作機構に
よって牽引される。
曲操作ワイヤであり、その先端は湾曲部３の先端部分に
連結され、基端は、湾曲操作ノブ８ａ，８ｂを回転操作
することにより操作部１内に配置された湾曲操作機構に
よって牽引される。
【００１９】湾曲操作ワイヤ２３を軸線方向に進退自在
に案内するワイヤガイド２４は、先側の密着巻きコイル
パイプ２４ａと基側の超弾性合金製パイプ２４ｂとを直
列に連結して形成されている。
に案内するワイヤガイド２４は、先側の密着巻きコイル
パイプ２４ａと基側の超弾性合金製パイプ２４ｂとを直
列に連結して形成されている。
【００２０】密着巻きコイルパイプ２４ａは、ステンレ
ス鋼線を一定の径で密着巻きして形成されており、非常
に柔軟である。一方、超弾性金属は、例えばＴｉ−Ｎｉ
（チタン−ニッケル）系のものであり、金属としては弾
性限界が非常に大きい。
ス鋼線を一定の径で密着巻きして形成されており、非常
に柔軟である。一方、超弾性金属は、例えばＴｉ−Ｎｉ
（チタン−ニッケル）系のものであり、金属としては弾
性限界が非常に大きい。
【００２１】その結果、超弾性合金製パイプ２４ｂは可
撓管２が曲げられる程度の曲率半径で屈曲されても塑性
変形せず、元の真っ直ぐな状態に戻ろうとする弾撥性を
有しており、その弾撥性は密着巻きコイルパイプ２４ａ
より大きい。
撓管２が曲げられる程度の曲率半径で屈曲されても塑性
変形せず、元の真っ直ぐな状態に戻ろうとする弾撥性を
有しており、その弾撥性は密着巻きコイルパイプ２４ａ
より大きい。
【００２２】ワイヤガイド２４の密着巻きコイルパイプ
２４ａの先端部分は、III−III断面が図３に示されるよ
うに、先端連結筒２２の内周面に９０°間隔にスポット
溶接又は銀ロー付け等によって固着されており、図１に
は、４組ある湾曲操作ワイヤ２３とワイヤガイド２４の
うちの２組が示されている。
２４ａの先端部分は、III−III断面が図３に示されるよ
うに、先端連結筒２２の内周面に９０°間隔にスポット
溶接又は銀ロー付け等によって固着されており、図１に
は、４組ある湾曲操作ワイヤ２３とワイヤガイド２４の
うちの２組が示されている。
【００２３】ワイヤガイド２４の超弾性合金製パイプ２
４ｂの基端部分は、操作部１内の湾曲操作機構のフレー
ムに固定されている。ワイヤガイド２４の両端部以外の
部分は、自由な状態で可撓管２内に挿通配置されてい
る。
４ｂの基端部分は、操作部１内の湾曲操作機構のフレー
ムに固定されている。ワイヤガイド２４の両端部以外の
部分は、自由な状態で可撓管２内に挿通配置されてい
る。
【００２４】図４は、ワイヤガイド２４の密着巻きコイ
ルパイプ２４ａと超弾性合金製パイプ２４ｂとの連結部
を示しており、密着巻きコイルパイプ２４ａの基端部分
の外周面を研削して細くし、そこに超弾性合金製パイプ
２４ｂの内面を被嵌、接合してある。
ルパイプ２４ａと超弾性合金製パイプ２４ｂとの連結部
を示しており、密着巻きコイルパイプ２４ａの基端部分
の外周面を研削して細くし、そこに超弾性合金製パイプ
２４ｂの内面を被嵌、接合してある。
【００２５】ただし、図５に示されるように、内径寸法
が密着巻きコイルパイプ２４ａの内径寸法とほぼ同等の
超弾性合金製パイプ２４ｂと密着巻きコイルパイプ２４
ａの端面どうしを付き当てて、両者の外面にまたがって
被嵌された接続パイプ２４ｃに両者を各々固着してもよ
い。
が密着巻きコイルパイプ２４ａの内径寸法とほぼ同等の
超弾性合金製パイプ２４ｂと密着巻きコイルパイプ２４
ａの端面どうしを付き当てて、両者の外面にまたがって
被嵌された接続パイプ２４ｃに両者を各々固着してもよ
い。
【００２６】その場合には、超弾性合金製パイプ２４ｂ
と接続パイプ２４ｃとは接着剤による固着であるが、密
着巻きコイルパイプ２４ａと接続パイプ２４ｃとはスポ
ット溶接、銀ロー付け又は半田付け等によって固着する
ことができる。
と接続パイプ２４ｃとは接着剤による固着であるが、密
着巻きコイルパイプ２４ａと接続パイプ２４ｃとはスポ
ット溶接、銀ロー付け又は半田付け等によって固着する
ことができる。
【００２７】また、図５に示されるように、超弾性合金
製パイプ２４ｂの端部の内面を口元側へ漸次広がるテー
パ状に形成することにより、その内部で進退する湾曲操
作ワイヤ２３が連結部で引っ掛からずにスムーズに動作
することができる。
製パイプ２４ｂの端部の内面を口元側へ漸次広がるテー
パ状に形成することにより、その内部で進退する湾曲操
作ワイヤ２３が連結部で引っ掛からずにスムーズに動作
することができる。
【００２８】このような構成により、ワイヤガイド２４
が超弾性合金製パイプ２４ｂで構成された可撓管２の基
端寄りの部分では、可撓管２が曲げられる際に超弾性合
金製パイプ２４ｂが抵抗として作用して可撓性が抑制さ
れ、可撓管２の押し引き動作等が先端側に伝達され易
い。
が超弾性合金製パイプ２４ｂで構成された可撓管２の基
端寄りの部分では、可撓管２が曲げられる際に超弾性合
金製パイプ２４ｂが抵抗として作用して可撓性が抑制さ
れ、可撓管２の押し引き動作等が先端側に伝達され易
い。
【００２９】一方、ワイヤガイド２４が密着巻きコイル
パイプ２４ａで構成された可撓管２の先端寄りの部分
は、可撓管２の曲げ動作に対する抵抗が小さいので、可
撓性が大きく（即ち、柔軟性に富み）、体腔内の臓器形
状に沿ってスムーズに変形する。
パイプ２４ａで構成された可撓管２の先端寄りの部分
は、可撓管２の曲げ動作に対する抵抗が小さいので、可
撓性が大きく（即ち、柔軟性に富み）、体腔内の臓器形
状に沿ってスムーズに変形する。
【００３０】そして、構成としては、密着巻きコイルパ
イプ２４ａと超弾性合金製パイプ２４ｂとを直列に連結
してワイヤガイド２４を形成しただけなので、特別なス
ペースを全く必要としない。
イプ２４ａと超弾性合金製パイプ２４ｂとを直列に連結
してワイヤガイド２４を形成しただけなので、特別なス
ペースを全く必要としない。
【００３１】また、図１に示されるように、各ワイヤガ
イド２４の密着巻きコイルパイプ２４ａと超弾性合金製
パイプ２４ｂとの連結部を長手方向にずらして配置すれ
ば、その範囲において可撓管２の可撓性を徐々に滑らか
に変化させることができる。
イド２４の密着巻きコイルパイプ２４ａと超弾性合金製
パイプ２４ｂとの連結部を長手方向にずらして配置すれ
ば、その範囲において可撓管２の可撓性を徐々に滑らか
に変化させることができる。
【００３２】
【発明の効果】本発明によれば、湾曲操作ワイヤを挿通
案内するワイヤガイドを、密着巻きコイルパイプと超弾
性合金製パイプとを直列に連結して形成し、密着巻きコ
イルパイプ部分を可撓管の先端寄りの範囲に配置して、
超弾性合金製パイプ部分を可撓管の基端寄りの範囲に配
置したことにより、可撓管の外皮の厚さや硬度を変化さ
せることなく、可撓管で外装された部分の可撓性を途中
で容易に製品毎のバラツキなく変化させることができ、
しかも、特別なスペースを全く必要としない。
案内するワイヤガイドを、密着巻きコイルパイプと超弾
性合金製パイプとを直列に連結して形成し、密着巻きコ
イルパイプ部分を可撓管の先端寄りの範囲に配置して、
超弾性合金製パイプ部分を可撓管の基端寄りの範囲に配
置したことにより、可撓管の外皮の厚さや硬度を変化さ
せることなく、可撓管で外装された部分の可撓性を途中
で容易に製品毎のバラツキなく変化させることができ、
しかも、特別なスペースを全く必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の可撓管部分の管軸を含む
面における断面図である。
面における断面図である。
【図２】本発明の実施の形態の内視鏡の全体構成を示す
外観略示図である。
外観略示図である。
【図３】図１におけるIII−III断面図である。
【図４】本発明の実施の形態のワイヤガイドの連結部の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図５】本発明の実施の形態のワイヤガイドの連結部の
他の実施例の拡大断面図である。
他の実施例の拡大断面図である。
２ 可撓管 ３ 湾曲部 ２３ 湾曲操作ワイヤ ２４ ワイヤガイド ２４ａ 密着巻きコイルパイプ ２４ｂ 超弾性合金製パイプ
Claims (6)
- 【請求項１】挿入部を外装する可撓管の先端に遠隔操作
によって屈曲する湾曲部が連結されて、上記湾曲部を屈
曲させる操作ワイヤを挿通して案内するために上記可撓
管内に全長にわたって挿通配置されたワイヤガイドの先
端部分が上記可撓管の先端部分に固定された内視鏡の挿
入部において、 上記ワイヤガイドを、密着巻きコイルパイプと超弾性合
金製パイプとを直列に連結して形成して、上記密着巻き
コイルパイプ部分を上記可撓管の先端寄りの範囲に配置
し、上記超弾性合金製パイプ部分を上記可撓管の基端寄
りの範囲に配置したことを特徴とする内視鏡の挿入部。 - 【請求項２】上記密着巻きコイルパイプと上記超弾性合
金製パイプとの連結部において、上記密着巻きコイルパ
イプの外周に上記超弾性合金製パイプが被嵌接合されて
いる請求項１記載の内視鏡の挿入部。 - 【請求項３】上記密着巻きコイルパイプの端部の外周が
研削されていて、そこに上記超弾性合金製パイプが被嵌
されている請求項２記載の内視鏡の挿入部。 - 【請求項４】上記密着巻きコイルパイプと上記超弾性合
金製パイプとの連結部において、上記密着巻きコイルパ
イプの端面と上記超弾性合金製パイプの端面とが付き当
てられていて、その双方の外面にまたがって被嵌された
接続パイプに双方が各々固着されている請求項１記載の
内視鏡の挿入部。 - 【請求項５】上記超弾性合金製パイプの上記連結部側の
端部の内面が口元側へ漸次広がるテーパ状に形成されて
いる請求項４記載の内視鏡の挿入部。 - 【請求項６】上記ワイヤガイドが上記可撓管内に複数並
列に挿通配置されていて、上記密着巻きコイルパイプと
上記超弾性合金製パイプとの連結部が、ワイヤガイド毎
に長手方向に位置をずらして配置されている請求項１記
載の内視鏡の挿入部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07296598A JP4017736B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 内視鏡の挿入部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07296598A JP4017736B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 内視鏡の挿入部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11267091A true JPH11267091A (ja) | 1999-10-05 |
| JP4017736B2 JP4017736B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=13504612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07296598A Expired - Fee Related JP4017736B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 内視鏡の挿入部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4017736B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006006641A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Fujinon Corp | 内視鏡 |
| JP2009066254A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Hoya Corp | 内視鏡用処置具 |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP07296598A patent/JP4017736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006006641A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Fujinon Corp | 内視鏡 |
| JP4492944B2 (ja) * | 2004-06-25 | 2010-06-30 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
| JP2009066254A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Hoya Corp | 内視鏡用処置具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4017736B2 (ja) | 2007-12-05 |
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