JPH11266950A - 取 手 - Google Patents

取 手

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JPH11266950A
JPH11266950A JP9400298A JP9400298A JPH11266950A JP H11266950 A JPH11266950 A JP H11266950A JP 9400298 A JP9400298 A JP 9400298A JP 9400298 A JP9400298 A JP 9400298A JP H11266950 A JPH11266950 A JP H11266950A
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JP
Japan
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locking
fitting
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handle
tongue
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JP9400298A
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English (en)
Inventor
Junpei Iwaki
淳平 岩城
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Nakao Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Nakao Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具や建物の収納空間の開閉などに使用され
る各種戸に簡単容易に取り付けることのできる取手を提
供すること。 【解決手段】 戸20に設けられた表裏貫通の取り付け
用孔21の両端に各別に嵌合する一対の嵌合部材1A,
1Bから成り、両嵌合部材1A,1Bには、戸の表裏各
面に当接するフランジ部2が連設され、一方の嵌合部材
1Aには、他方の嵌合部材1Bに向かって突出する係止
用舌片15a,15bが突設され、両嵌合部材1A,1
Bを前記取り付け用孔21に両側から嵌合させたとき、
前記係止用舌片15a,15bの先端部と、他方の嵌合
部材1Bの前記係止用舌片15a,15bの先端部に隣
接する部分とに、互いに係合して両嵌合部材1A,1B
を離脱不能に結合する係止部17a,17b、10b,
11bが形成され、両嵌合部材1A,1Bの内、少なく
とも一方の前記嵌合部材には、取手部3が形成された構
成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具や建物の収納
空間の開閉などに使用される各種戸の取手に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、家具や建物の収納空間の開閉など
に使用される各種戸、即ち、折れ戸、引き戸、片開き
戸、両開き戸などに使用される取手で、戸に埋め込んで
戸表面からの突出量を少なくし得る取手は、戸の表面側
に取手取り付け用凹部を切削形成してこれに嵌合固定さ
れるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の埋
め込み形の取手では、戸の裏側に貫通しないように取手
取り付け用凹部を切削形成しなければならないという制
約や、その取手取り付け用凹部に隣接して取手を木ねじ
などで固定するための強度のある戸構成部材が存在しな
ければならないという制約があった。従って、あらゆる
構造の戸に簡単容易に埋め込み形取手を取り付けること
ができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る取手を提供することを目的とす
るものであって、その手段は、戸に設けられた表裏貫通
の取り付け用孔の両端に各別に嵌合する一対の嵌合部材
から成り、両嵌合部材には、戸の表裏各面に当接するフ
ランジ部が連設され、一方の嵌合部材には、他方の嵌合
部材に向かって突出する係止用舌片が突設され、両嵌合
部材を前記取り付け用孔に両側から嵌合させたとき、前
記係止用舌片の先端部と、他方の嵌合部材の前記係止用
舌片の先端部に隣接する部分とに、互いに係合して両嵌
合部材を離脱不能に結合する係止部が形成され、両嵌合
部材の内、少なくとも一方の前記嵌合部材には、取手部
が形成された構成となっている。
【0005】上記構成の本発明の取手を実施するに際
し、前記係止用舌片は、一方の嵌合部材に一体成形した
り、ねじなどの結合手段で取り付けることもできるが、
当該係止用舌片として、前記嵌合部材とは別に設けられ
た係止具の前後両側から2つ連設し、前記嵌合部材の両
方に、片側の係止用舌片とともに前記係止具を嵌入可能
で且つ前記係止部が併設された係止具嵌入凹部を形成
し、当該係止具を一方の嵌合部材の前記係止具嵌入凹部
に嵌入させるとともに、その嵌入側の係止用舌片の係止
部とこれに対応する係止具嵌入凹部側の係止部とで当該
係止具を一方の嵌合部材に固定することができる。
【0006】また、前記両嵌合部材は、裏側へ突出する
横長突出壁部を備えた同一形状のもので、当該横長突出
壁部の内側に横長凹入取手部を形成し、前記横長突出壁
部の長さ方向両端部に前記係止用舌片または係止部を設
けておくことができる。
【0007】さらに、前記係止用舌片の先端部と、他方
の嵌合部材の前記係止用舌片の先端部に隣接する部分と
にそれぞれ形成された係止部の内、少なくとも一方の係
止部は、嵌合部材の嵌合方向に並ぶ複数の断面鋸刃状の
係止爪から構成することができる。この場合、前記係止
用舌片は左右横方向に2つ並設し、嵌合部材側には、各
係止用舌片に対応して前記係止部が左右横方向に2列並
設し、前記2つの係止用舌片の係止部と嵌合部材側の2
列の係止部の内、何れか一方の、前記複数の係止爪から
構成された係止部を、両嵌合部材の嵌合方向に位置をず
らして、前記2つの係止用舌片の内、何れか一方の係止
用舌片の係止部が嵌合部材側の2列の係止部の一方と係
合するように構成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1〜図4において、1
A,1Bは全く同一構造同一サイズの一対の嵌合部材で
あって、横長矩形状の凹入取手部3を内側に形成する横
長突出壁部4と、カバープレート5とから構成され、当
該カバープレート5は、前記横長突出壁部4の開口部側
周縁から張り出すフランジ部2の周囲を包むように裏側
に折り返された折り返し部5aにより、前記フランジ部
2を含む横長突出壁部4の開口部側端面の全体を覆うよ
うに固定されたもので、図4に示すように、前記凹入取
手部3の上辺から下向きに突出する指先引っ掛け部5b
と、前記凹入取手部3の下辺から内側へ延出する底板部
5cとが、折曲加工により一体成形されている。
【0009】前記横長突出壁部4の長さ方向両端外側面
4a,4bは、図2に示すように円弧形に形成され、こ
の両端外側面4a,4bと前記凹入取手部3の長さ方向
両端との間の略半円形の厚肉部に、フランジ部2に対す
る当該横長突出壁部4の突出方向(嵌合部材1A,1B
の嵌合方向X)と平行に係止具嵌入凹部6a,6b及び
7a,7bが形成されている。この係止具嵌入凹部6
a,6b及び7a,7bは、前記横長突出壁部4の長さ
方向両端外側面4a,4bと当該横長突出壁部4の長円
形突出端面4cとに開放された切り欠き凹部8,9の両
入り隅部に凹入形成され、当該切り欠き凹部8,9の内
側面を利用して前記係止具嵌入凹部6a,6b及び7
a,7bに、図3に示すように2列の係止部10a,1
0b及び11a,11bが併設されている。これら2列
の係止部10a,10b及び11a,11bは、断面が
鋸刃状の係止爪を嵌合部材1A,1Bの嵌合方向Xに等
ピッチで多数段並設して成るものである。
【0010】12,13は全く同一構造同一サイズの一
対の係止具であって、その両側辺を前記係止具嵌入凹部
6a,6b間及び7a,7b間に嵌合部材1A,1Bの
嵌合方向Xに嵌入させることができ、その嵌入方向の両
端から、当該嵌入方向に対し直交する横方向に並列する
2つの係止用舌片14a,14b及び15a,15bが
一体に突設され、これら各係止用舌片14a〜15bの
先端部内側には、断面が鋸刃状の係止爪を嵌合部材1
A,1Bの嵌合方向Xに等ピッチで複数段(図示例では
2段)並設して成る係止部16a,16b及び17a,
17bが形成されている。なお、各係止部16a〜17
bを構成する係止爪は1つであっても良い。
【0011】前記係止具嵌入凹部6a,6b及び7a,
7bに併設された各係止部10a〜11bにおける係止
爪のピッチ及び、係止具12,13の各係止用舌片14
a〜15bに設けられた各係止部16a〜17bにおけ
る係止爪のピッチは、全て等しい。しかし図3に示すよ
うに、各係止用舌片14a〜15bに設けられた各係止
部16a〜17bにおける係止爪は、並列方向に関して
同一直線上に配置されているが、係止具嵌入凹部6a,
6b及び7a,7bに併設された各係止部10a〜11
bにおける係止爪は、一側の係止部10a,11aの係
止爪に対し他側の係止部10b,11bの係止爪を半ピ
ッチだけ、嵌合部材1A,1Bの嵌合方向Xに位置をず
らしている。
【0012】従って、係止具嵌入凹部6a,6b間及び
7a,7b間に係止具12,13を、係止用舌片14
a,14b(または15a,15b)側から嵌入させた
とき、その嵌入に伴って、一側の係止用舌片14a(ま
たは15a)の係止部16a(または17a)と他側の
係止用舌片14b(または15b)の係止部16b(ま
たは17b)とが交互に、係止具嵌入凹部6a,6b及
び7a,7bに併設されている2列の係止部10a,1
0b及び11a,11bに係合することになる。また、
これら各係止部10a〜11b、16a〜17bは、係
止用舌片14a〜15bの弾性変形により係止具嵌入凹
部6a,6b及び7a,7b内への係止用舌片14a〜
15bの進入は許すが、抜き出しは阻止し得るように形
成された、断面が鋸刃状のものである。
【0013】次に使用方法について説明すると、図1B
に示すように取手を取り付けるべき戸20に、前記嵌合
部材1A,1Bの横長突出壁部4を丁度嵌合し得る大き
さ及び形状の取り付け用孔21を、当該戸20の表面2
0a及び裏面20b間にわたって貫通させるように穿設
しておく。一方、一対の係止具12,13を嵌合部材1
A,1Bの内の一方に取り付けておく。
【0014】図1Cに基づいて具体例を説明すると、係
止具12,13を嵌合部材1Aの係止具嵌入凹部6a,
6b間及び7a,7b間に、その片側から突出する一対
の係止用舌片14a,14bの側から挿入する。この結
果、当該係止具12は、その長さの略半分が前記係止具
嵌入凹部6a,6b間に嵌入した状態で、その係止用舌
片14a,14bの先端部にある係止部16aまたは1
6bが、係止具嵌入凹部6a,6bに併設されている係
止部10aまたは10bに係合するとともに、係止具1
3は、その長さの略半分が前記係止具嵌入凹部7a,7
b間に嵌入した状態で、その係止用舌片14a,14b
の先端部にある係止部16aまたは16bが、係止具嵌
入凹部7a,7bに併設されている係止部11aまたは
11bに係合して、各係止具12,13が嵌合部材1A
に引抜き不能な状態に固定される。
【0015】上記のように一方の嵌合部材1Aに予め係
止具12,13を取り付けた状態で、両嵌合部材1A,
1Bの横長突出壁部4を戸20の表裏貫通の取り付け用
孔21の両端に嵌合させ、そのフランジ部2が戸20の
表裏両面20a,20bに当接する位置まで両嵌合部材
1A,1Bを互いに接近させるように外側から押圧させ
る。この結果、一方の嵌合部材1Aに取り付けられてい
る係止具12の係止用舌片15a,15bが他方の嵌合
部材1Bの係止具嵌入凹部6a,6b間に侵入して、そ
の係止部17aまたは17bが係止部10aまたは10
bに係合するとともに、係止具13の係止用舌片15
a,15bが他方の嵌合部材1Bの係止具嵌入凹部7
a,7b間に侵入して、その係止部17aまたは17b
が係止部11aまたは11bに係合し、両嵌合部材1
A,1Bが、係止具12,13を介して互いに引き離し
不能な状態に結合される。
【0016】以上のように、戸20の表裏貫通の取り付
け用孔21の両端に嵌合部材1A,1Bを嵌合押圧させ
るだけで、両嵌合部材1A,1Bを戸20の両側に埋入
固定することができ、当該嵌合部材1A,1Bにより、
横長凹入取手部3を備えた埋め込み取手を戸20の両側
に同時に形成することができる。この場合、一方の嵌合
部材1Aに取り付けられた係止具12,13の係止用舌
片15a,15bにおける係止部17a,17bが他方
の嵌合部材1Bの係止部10a〜11bと係合し得る範
囲であれば、戸20の厚さが異なっても、両嵌合部材1
A,1Bを上記のように取り付けることができる。
【0017】また、上記実施形態では、両嵌合部材1
A,1Bに凹入取手部3を形成したが、戸20の裏面側
に取手が不要の場合は、図5に示すように、戸20の裏
面20b側に嵌合固定される嵌合部材として、戸20の
取り付け用孔21を閉塞するカバー部分22を備えたカ
バー用嵌合部材23Bを使用すれば良い。このカバー用
嵌合部材23Bにも、取り付け用孔21に嵌合し得る横
長突出壁部24と戸20の裏面20bに当接するフラン
ジ部25とが設けられ、前記横長突出壁部24の長さ方
向両端部に、先の実施形態における嵌合部材1Bと同様
に、係止部10a〜11bが併設された係止具嵌入凹部
6a〜7bが同様に形成される。カバープレート5は省
くことができる。
【0018】上記実施形態では、両嵌合部材1A,1B
(または1A,23B)とは別部品から成る係止具1
2,13を利用して、一方の嵌合部材1Aに係止用舌片
15a,15bを突設したが、一方の嵌合部材1Aまた
は1B(23B)に係止用舌片15a,15bを一体に
形成することもできる。勿論、両嵌合部材1A,1B
(または1A,23B)とは別部品から成る係止具1
2,13を利用する場合でも、当該係止具12,13を
一方の嵌合部材1Aに取り付ける手段は、上記実施形態
のものに限定されない。さらに、何れの場合でも、嵌合
部材1A,1B(または1A,23B)の両方に、係止
用舌片と、相手側の係止用舌片の係止部と係合し得る係
止部とを配設することもできる。
【0019】また、係止部の係止爪ピッチを十分に小さ
くしても当該係止爪に必要な強度を持たせることができ
るならば、上記実施形態における係止用舌片14a,1
4b及び15a,15bをそれぞれ一体にして巾広の係
止用舌片とし、相手側の係止部10a,10b及び11
a,11bもそれぞれ横一直線状の係止爪を形成するよ
うに一体化することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の取手によれば、少
なくとも一方の嵌合部材に取手部を設けた一対の嵌合部
材を、戸に表裏貫通状態に設けられた取り付け用孔の両
端にそれぞれ嵌合押圧させるだけで、一方の嵌合部材の
係止用舌片の係止部と他方の嵌合部材の係止部とを係合
させて、両嵌合部材を戸の両側に同時に埋入固定するこ
とができ、このように戸の表裏両面に埋め込み固定され
た一対の嵌合部材の内、一方の嵌合部材は埋め込み形の
取手として、他方の嵌合部材は同様の取手かまたは前記
取り付け用孔の戸裏側の開口部を閉塞するカバーとして
使用することができる。
【0021】従って、取手埋設用の凹部を戸裏面側に貫
通しないように切削形成しなければならない場合と比較
して、戸への取り付け用孔の加工が容易になり、しかも
嵌合部材を木ねじなどで戸に固定する必要がないので、
取手取り付け作業そのものも極めて簡単容易になるばか
りでなく、戸に形成した取手埋設用の凹部に隣接して、
取手固定用の強度部材が存在しなければならないという
ような、戸構造上の制約もなくなる。
【0022】なお、請求項2に記載の構成によれば、一
方の嵌合部材から係止用舌片を一体に突設する場合と比
較して、2つの嵌合部材を同一構造に構成することが可
能になり、製造コストの大幅な削減が可能である。しか
も、別部品である係止具は何れ側の嵌合部材へも、単に
係止具嵌入凹部へ挿入するだけで取り付けることがで
き、ねじなどの固定具も必要としないので、安価に実施
することができる。
【0023】また、請求項3に記載の構成によれば、戸
の表裏両面に埋め込み形の取手を簡単容易に構成するこ
とができ、しかも横長凹入取手部を形成する横長突出壁
部の長さ方向両端部で両嵌合部材を結合することができ
るので、一対の嵌合部材どうしを強固に結合することが
できる。
【0024】さらに、請求項4に記載の構成によれば、
一方の嵌合部材の係止用舌片の係止部と他方の嵌合部材
の係止部とが、嵌合部材の嵌合方向の複数箇所で互いに
係合することになるので、この両係止部が互いに係合し
得る範囲内であれば、戸の厚さが異なっても、全く同様
の作業で両嵌合部材を戸の表裏両面に確実に取り付け
て、少なくとも戸の片面に埋め込み形の取手を構成する
ことができる。
【0025】また、請求項5に記載の構成によれば、両
嵌合部材を結合する係止部を構成する複数の係止爪のピ
ッチより小さいピッチで両嵌合部材を係止することがで
き、戸の厚さの微妙な変化にも適応させて、常に両嵌合
部材を戸の表裏両側にがたつきなく固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は係止具が取り付けられない側の嵌合部
材を示す横断平面図であり、B図は両嵌合部材を戸に取
り付けた状態を示す横断平面図であり、C図は係止具及
び当該係止具が取り付けられる側の嵌合部材を示す横断
平面図である。
【図2】 嵌合部材の背面図である。
【図3】 嵌合部材と係止具とを示す側面図である。
【図4】 取手部の構造を示す嵌合部材の縦断側面図で
ある。
【図5】 別の実施形態を示す横断平面図である。
【符号の説明】
1A,1B 嵌合部材 2 フランジ部 3 横長凹入取手部 4 横長突出壁部 5 カバープレート 6a〜7b 係止具嵌入凹部 8,9 切り欠き凹部 10a〜11b 係止部 12,13 係止具 14a〜15b 係止用舌片 16a〜17b 係止部 20 戸 21 取り付け用孔 23B カバー用嵌合部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】戸に設けられた表裏貫通の取り付け用孔の
    両端に各別に嵌合する一対の嵌合部材から成り、両嵌合
    部材には、戸の表裏各面に当接するフランジ部が連設さ
    れ、一方の嵌合部材には、他方の嵌合部材に向かって突
    出する係止用舌片が突設され、両嵌合部材を前記取り付
    け用孔に両側から嵌合させたとき、前記係止用舌片の先
    端部と、他方の嵌合部材の前記係止用舌片の先端部に隣
    接する部分とに、互いに係合して両嵌合部材を離脱不能
    に結合する係止部が形成され、両嵌合部材の内、少なく
    とも一方の前記嵌合部材には、取手部が形成されてい
    る、取手。
  2. 【請求項2】前記係止用舌片は、前記嵌合部材とは別に
    設けられた係止具の前後両側から連設され、前記嵌合部
    材の両方に、片側の係止用舌片とともに前記係止具を嵌
    入可能で且つ前記係止部が併設された係止具嵌入凹部が
    形成され、当該係止具を一方の嵌合部材の前記係止具嵌
    入凹部に嵌入させるとともに、その嵌入側の係止用舌片
    の係止部とこれに対応する係止具嵌入凹部側の係止部と
    で当該係止具を一方の嵌合部材に固定して成る、請求項
    1に記載の取手。
  3. 【請求項3】前記両嵌合部材は、裏側へ突出する横長突
    出壁部を備えた同一形状のもので、当該横長突出壁部に
    よって形成された横長凹入部を取手部とし、前記横長突
    出壁部の長さ方向両端部に前記係止用舌片または係止部
    が設けられている、請求項1または2に記載の取手。
  4. 【請求項4】前記係止用舌片の先端部と、他方の嵌合部
    材の前記係止用舌片の先端部に隣接する部分とにそれぞ
    れ形成された係止部の内、少なくとも一方の係止部は、
    嵌合部材の嵌合方向に並ぶ複数の断面鋸刃状の係止爪か
    ら成る、請求項1〜3の何れかに記載の取手。
  5. 【請求項5】前記係止用舌片は2つ並設され、嵌合部材
    側には、各係止用舌片に対応して前記係止部が2列並設
    され、前記2つの係止用舌片の係止部と嵌合部材側の2
    列の係止部の内、何れか一方の、前記複数の係止爪から
    構成された係止部は、両嵌合部材の嵌合方向に係止爪の
    位置をずらして、前記2つの係止用舌片の内、何れか一
    方の係止用舌片の係止部が嵌合部材側の2列の係止部の
    一方と係合するようにされた、請求項1〜4の何れかに
    記載の取手。
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