JPH11265106A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11265106A
JPH11265106A JP10066999A JP6699998A JPH11265106A JP H11265106 A JPH11265106 A JP H11265106A JP 10066999 A JP10066999 A JP 10066999A JP 6699998 A JP6699998 A JP 6699998A JP H11265106 A JPH11265106 A JP H11265106A
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JP
Japan
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image
drawing speed
photosensitive drums
frequency
clock
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JP10066999A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査ミラーの撓みに起因する描画速度の変化
を精度良く補正する。 【解決手段】 多色画像を形成する画像形成装置におい
て、前記中間転写体に転写された画像から各感光体ドラ
ム上の描画速度を検出する描画速度検出手段(10a〜
10c)と、該描画速度検出手段の検出出力に基づいて
前記各感光体ドラム上における描画速度差を算出し、該
描画速度差を打ち消すように前記各感光体ドラムに描画
する際の同期信号である画像クロックの周波数を制御す
る制御手段(20,30,40a〜40d)とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の露光装置と
複数の現像装置により形成された複数の各色の画像を、
1つの転写材に転写することにより多色画像を形成する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に複数の露光装置と複数の現像装置
により形成された画像を、1つの転写材に転写すること
により多色画像を形成する画像形成装置、すなわちタン
デム方式の画像形成装置の従来例の構成を示す。同図に
おいて、画像形成装置は複数の露光装置90a,90
b,90c,90dと、現像装置92a,92b,92
c,92dと、これらの各露光装置、現像装置に対応し
て感光体ドラム94a,94b,94c,94dと、ク
リーナー95a,95b,95c,95dと、帯電器9
6a,96b,96c,96dと、転写手段98a,9
8b,98c,98dとを有している。また感光体ドラ
ム94a,94b,94c,94dに接触するように転
写ベルト100が図示してない駆動手段により回転駆動
される搬送ローラ102、104、106により搬送さ
れるようになっている。105は転写ローラである。
【0003】上記構成において、 帯電器96a,96
b,96c,96dにより感光体ドラム94a,94
b,94c,94dが帯電され、露光装置90a,90
b,90c,90dにより画像データにしたがって変調
されたレーザービームで各感光体ドラム94a,94
b,94c,94d上に所定のタイミングで露光が行わ
れる。この露光により各感光体ドラム94a,94b,
94c,94d上における電位が低下した部分が現像装
置92a,92b,92c,92dにより現像され、転
写手段98a,98b,98c,98dにより転写ベル
ト100上に順次、転写され、4色分のトナー画像が転
写ベルト100上に形成された後一括して転写ローラ1
05により転写紙108上に転写される。また、感光体
ドラム94a,94b,94c,94d上に残されたト
ナー画像はクリーナー95a,95b,95c,95d
により、また転写ベルト100上に残されたトナー画像
は図示してないクリーナーによりクリーニングされ、次
のプロセスに備える。
【0004】上記の画像形成のプロセスを例えばシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に並べられた画
像形成装置で順次、行うことにより、フルカラーの画像
を高速に形成することができる。
【0005】次に露光装置の光学系の構成を図7に示
す。図7はいわゆるオーバーフィルド型の露光装置の構
成を示している。同図において、レーザダイオード11
0から射出されたレーザービームは、コリメーターレン
ズ112により平行光とされ、スリット114で整形さ
れた後、エキスパンダレンズ116、反射ミラー11
8、シリンダレンズ120、反射ミラー122、f・θ
レンズ126を介してポリゴンミラー124上に導かれ
る。その後、レーザビームはポリゴンミラー124で走
査され、f・θレンズ126で走査速度が一定に変換さ
れ、さらに主走査方向について所定幅となるように感光
体ドラム94上に結像されると共に、シリンダミラー1
28により副走査方向に対して所定幅になるように感光
体15上に結像される。
【0006】このように構成することで一定のビーム形
状をもつレーザービームを感光体ドラム94上で一定速
度で走査させることが可能になる。
【0007】さらに、上記画像形成装置の露光装置は、
ポリゴンミラー124の面精度のばらつきが発生しても
主走査方向に印字位置のずれ(ジッター)を発生させな
いように、画像領域の走査に先立ち、走査開始位置を検
出するSOS(スタート オブ スキャン)センサ13
2よりSOS信号を検出し、SOS信号発生後一定時間
経過後に印字を開始するように構成されている。この
時、複数の露光装置90a,90b,90c,90dの
感光体ドラム94a,94b,94c,94d上におけ
る書き込み位置や、感光体ドラム94a,94b,94
c,94dが配設される位置のばらつき、転写ベルト1
00の速度変動等の要因により、形成された複数色の画
像の間に位置ずれ(レジずれ)が生じることが一般に知
られている。
【0008】図8は代表的なレジずれの種類を示したも
ので、同図における左端の矢印Pが転写紙108が搬送
される方向(副走査方向)であり、上端の矢印Qがレー
ザービームが走査される方向(主走査方向)である。リ
ードレジずれは副走査方向に均一にレジがずれている状
態、サイドレジずれは主走査方向に均一にレジがずれて
いる状態、倍率ずれは主走査方向の長さが異なる状態、
スキューずれは斜めにレジがずれている状態、ボウずれ
は弧状にレジがずれている状態をいう。実線で示す画像
と破線で示す画像は正常な状態では同一の位置に重なる
タイミングで形成されるが、リードレジずれ、サイドレ
ジずれ、倍率ずれ、スキューずれ、ボウずれが生じる
と、図8にそれぞれ示すように一致すべき2つの画像の
位置がレジずれの種類により異なる状態にずれる。
【0009】一方、図9に示すようなレジずれ測定パタ
ーン200a,200b,200cを転写ベルト100
上に形成し、転写ベルト100の画像が形成される領域
の両端または画像の中央部に相当する位置に、画像位置
検出器210a,210b,210cを設け、レジずれ
量を測定し、このレジずれ量に基づいて露光装置90
a,90b,90c,90dのいずれかの書き込み開始
位置を変更することによりレジずれを解消できることが
知られている。
【0010】上記画像位置検出器210a,210b,
210cの検出出力に基づいて基準となる色のトナー像
に対し、その他の各色のトナー像の位置のずれ量を相対
的に演算し、レジずれ量を測定することができる。上記
構成の画像位置検知器で測定できるレジずれは、リード
レジずれ、サイドレジずれ、倍率ずれ、スキューずれ、
ボウずれである。
【0011】露光装置による画像の書き込み位置の補正
は以下のように行われる。 (1)リードレジずれ 図10に示すように通常、画像の書き込み開始位置は、
転写材である用紙の先端を検知したことを示す用紙先端
検知信号が発生した時点t0 から、走査開始位置を検知
するSOSセンサの検知信号であるSOS信号の数をカ
ウントし、書込み開始位置に相当するカウント数に達し
た時点t1 で書込み開始位置であることを示すぺ一ジ開
始信号を発生させるが、このSOS信号のカウント数を
レジずれ量によって変更し、ぺ一ジ開始信号を発生させ
る時点t1 を変更することにより1走査線単位の補正を
行う。
【0012】また、各露光装置のポリゴンミラーの相対
的な回転位相を制御することにより1走査線以下の単位
でリードレジを補正することも可能である。 (2)サイドレジずれ 図11に示すように通常、各走査線の書込み開始位置
は、SOS信号が発生した時点t2 から、画像クロック
の数をカウントし、各走査線の書込み開始位置に相当す
るカウント数に達した時点t3 で各走査線の書込み開始
位置であることを示すライン開始信号を発生させるが、
この画像クロックのカウント数をレジずれ量によって変
更し、ライン開始信号を発生させる時点t3 を変更する
ことによりサイドずれの補正を行う。 (3)倍率ずれ 倍率ずれは、主走査方向における画像の長さが異なる状
態であるから、図12に示すように画像クロックの周波
数を、基準となる色の画像が露光装置により各走査線に
書き込まれる期間(ライン開始信号Aの出力期間T1)
と、他の露光装置により対応する走査線に書き込まれる
期間(ライン開始信号Bの出力期間T2)とで変更する
ことにより主走査方向の画像の長さ(倍率)を変更する
ことにより基準となる露光装置により書き込まれた画像
と他の露光装置により書き込まれた画像との倍率ずれを
補正する。 (4)スキューずれ 図13に示すように図7に示した露光装置のシリンダー
ミラー128の一方の端部を固定し、他方の端部をシリ
ンダーミラー128のシリンダー面の法線方向に対しあ
る角度θとなるようにステッピングモータ等の駆動手段
により移動させることで、スキューずれを補正する。ま
た、露光装置全体を感光体ドラム94の回転軸に対して
傾斜させることによりスキューずれを補正することも可
能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】露光装置と感光体ドラ
ムとの位置関係が変化する等の原因によって感光体ドラ
ムをレーザービームが走査する速度が変化すると主走査
方向の画像の倍率が変化することが知られている。画像
の倍率を変化させるには画像クロックの周波数を変更す
ることにより補正することができる。既述したように転
写ベルトの両端部に画像位置検出用の測定パターンを形
成し、画像位置検出センサで各色の画像と基準の色の画
像とのレジずれ量を検出し、このレジずれ量に基づく画
像クロックの周波数の補正データを算出する。補正後の
画像クロック周波数は、補正後の画像クロック=補正前
の画像クロック周波数×(補正対象色の画像の倍率÷基
準色の画像の倍率)の算出式により求められる。
【0014】上式によるレジずれの補正は、主走査開始
端と主走査終了端の光路長の比が変化しないような場
合、つまり露光装置から射出される光ビームの主走査方
向に対して感光体ドラムが平行に移動するときは十分な
補正が可能であるが、主走査開始端と主走査終了端の光
路長の比が変化する場合、つまり露光装置から射出され
る光ビームの主走査方向に対して感光体ドラムが傾斜し
て移動するときは中央部での主走査方向の色ずれを補正
することができない。
【0015】この問題をを解決するための手段として、
特開平8−258329に開示されているように、転写
ベルト両端部及び中央部の3ヶ所で画像位置を検出し、
走査中の画像クロックの周波数を微調整し、走査開始端
から中央部までと、中央部から走査終了端までの倍率を
同時に補正する技術が知られている。
【0016】しかしながら、これ以外に複数の画像書き
込み装置ごとの倍率を異ならせる要因として、露光装置
内のポリゴンミラーの後方に配置される走査ミラーとし
て機能する反射ミラー(シリンダーミラー)の撓みがあ
る。すなわち、従来より反射ミラーの背面をセットスク
リュー等で押して反射ミラーを撓ませることにより走査
線のボウずれを補正できることが知られている。このよ
うにボウずれを補正するために反射ミラーを撓ませる
と、同時に主走査方向にパワーが発生するため一走査線
内での走査速度が図14に示すように走査開始端(SO
S)及び走査終了端(EOS)で低くなり、中央部(C
OS)で高い弓形状に変化する。この場合従来のように
転写ベルト両端部及び中央部で画像位置を一致させるだ
けでは十分な補正ができないことが判った。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、走査ミラーの撓みに起因する描画速度の変
化を精度良く補正することができる画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、複数の露光装置により該露
光装置に対応する各感光体ドラムに描画し、各感光体ド
ラム毎に設けられた各色の現像装置により各感光体ドラ
ム上に描画された画像を現像し、現像された画像を、1
つの転写部材に順次、転写することにより多色画像を形
成する画像形成装置において、前記転写部材に転写され
た画像から各感光体ドラム上の描画速度を検出する描画
速度検出手段と、該描画速度検出手段の検出出力に基づ
いて前記各感光体ドラム上における描画速度差を算出
し、該算出された描画速度差を打ち消すように前記各感
光体ドラムに描画する際の同期信号である画像クロック
の周波数を制御する制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0019】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の画像形成装置において、前記描画速度検出手段は
前記各感光体ドラムにおける一定画素数の描画に要する
距離を検出し、該距離に基づいて前記各感光体ドラムに
おける描画速度を検出することを特徴とする。
【0020】請求項1、2に記載の画像形成装置によれ
ば、描画速度検出手段により転写部材に転写された画像
から各感光体ドラム上の描画速度が検出され、制御手段
により前記描画速度検出手段の検出出力に基づいて前記
各感光体ドラム上における描画速度差が算出され、該算
出された描画速度差を打ち消すように前記各感光体ドラ
ム上に描画する際の同期信号である画像クロックの周波
数が制御される。したがって、走査ミラーの撓みに起因
する描画速度の変化を精度良く補正することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。本発明の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成を図2に示す。図2において、画像形成装置
は、レーザビーム60a,60b,60c,60dによ
り、それぞれ画像が書き込まれ、図示してない現像装置
によりC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)、K(ブラック)の各色のトナー画像が形成される
感光体ドラム94a,94b,94c,94dを有して
いる。転写ベルト100上の画像形成領域において順
次、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、
K(ブラック)の各色のトナー画像が重なるように転写
されるタイミングで感光体ドラム94a,94b,94
c,94d上にレーザビーム60a,60b,60c,
60dにより画像データに基づいて露光され、画像が書
き込まれるようになっている。
【0022】転写ベルト100上の画像形成領域の両端
部及び中央部には転写ベルト100上のトナー画像を検
出する画像位置検出センサ10a,10b,10cが設
けられている。転写ベルト100は図示してない駆動手
段により回転駆動される搬送ローラ102、104によ
り搬送される。感光体ドラム94a,94b,94c,
94dに形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)、K(ブラック)の各色のトナー画像が順
次、転写ベルト100上の画像形成領域において重なる
ように転写された後、このトナー画像は転写材としての
用紙108に一括転写され、その後、定着装置によりト
ナー画像を用紙108に定着させることにより多色画像
のプリントが得られる。
【0023】次に図1に本発明の実施の形態に係る画像
形成装置の電気系の構成を示す。同図において画像検出
装置は、転写部材としての転写ベルト100の画像形成
領域の両端部及び中央部に設けられた画像位置検出セン
サ10a,10b,10cと、画像位置演算部20と、
CPU30と、C(シアン)補正制御部40a、M(マ
ゼンタ)補正制御部40b、Y(イエロー)補正制御部
40c、K(ブラック)補正制御部40dと、各補正制
御部40a,40b,40c,40dにより制御される
レーザ発振部42a,42b,42c,42d,ポリゴ
ンモータ44a,44b,44c,44d,既述したよ
うにボリゴンミラーからの反射ビームを感光体ドラム上
に結像させるための反射ミラーであるシリンダーミラー
の一端をスキューずれを補正するために移動させるスキ
ューモータ46a,46b,46c,46dとを有して
いる。
【0024】画像位置検出センサ10a,10b,10
cは転写ベルト100上のトナー像(例えば、トナー像
の先端部)を検出する。画像位置検出センサ10a,1
0b,10cは本発明の描画速度検出手段を構成する。
【0025】画像位置演算部20は画像位置検出センサ
10a,10b,10c,10dの検出出力を取り込み
各色のトナー画像の位置情報を算出する。
【0026】CPU30は画像位置演算部20により算
出された各色のトナー画像の位置情報に基づいて補正の
目標値(補正データ)を算出し、各補正制御部40a,
40b,40c,40dに送出する。
【0027】各補正制御部40a,40b,40c,4
0dはそれぞれ、リードレジ方向、サイドレジ方向のレ
ーザー点灯のタイミングや、倍率補正のための画像クロ
ック周波数を設定してレーザ発振部42a,42b,4
2c,42dを駆動すると共に、ポリゴンモータ44
a,44b,44c,44dの制御クロックの位相設
定、スキューモータ46a,46b,46c,46dの
ステップ数を設定し、C,M,Y,Kの各色のトナー画
像が転写ベルト100上の画像形成領域において同一の
位置に重なるように感光体ドラム94a,94b,94
c,94dにおける画像の書込み状態を制御する。画像
位置演算部20、CPU30及び補正制御部40a,4
0b,40c,40dは本発明の制御手段を構成する。
【0028】次に感光体ドラム94a,94b,94
c,94dに書き込む画像の倍率の補正手段について詳
細に説明する。
【0029】図3に各補正制御部40a,40b,40
c,40d内に設けられている倍率補正のための画像ク
ロック制御回路の構成を示す。同図において、画像クロ
ック制御回路は、予め設定された周波数の画像クロック
CKを生成し、その発振周波数が入力制御電圧に応じて
変化する電圧制御型発振器70と、水晶発振器等により
定められた感光体ドラム上の主走査方向の画像領域を走
査する期間に相当する画像領域信号に基づいて画像クロ
ックCKのクロック数をカウントするカウンタA72
と、カウンタA72の計数出力と倍率に応じて設定され
る画像クロック数の基準値である倍率基準値nとを比較
する比較器74と、画像領域外のタイミング、例えば走
査開始位置を決定するためのSOS(Start Of
Scan)センサの出力信号であるSOS信号の出力
タイミングでカウントアップまたはカウントダウンする
アップダウンカウンタA76と、主走査方向の画像形成
領域における前半部における画像クロックの周波数補正
データが設定され、画像クロックの計数値が該周波数補
正データの示す設定値m1に達した時点でカウントイネ
ーブル信号を出力するカウンタB78と、主走査方向の
画像形成領域における後半部における画像クロックの周
波数補正データが設定され、画像クロックの計数値が該
周波数補正データの示す設定値m2に達した時点でカウ
ントイネーブル信号を出力するカウンタC80と、カウ
ンタB78とカウンタC80の出力を選択的に出力する
セレクタ82と、アップダウンカウンタA76の計数値
をロードし、カウンタB78またはカウンタC80によ
り出力されるカウントイネーブル信号に基づいてカウン
トアップまたはカウントダウンするアップダウンカウン
タB84と、D/Aコンバータ86とを有している。
【0030】上記構成においてカウンタA72は、は感
光体ドラム上の主走査方向の画像領域を走査する期間に
相当する画像領域信号に基づいて電圧制御型発振器70
より発生した画像クロックCKのクロック数をカウント
する。
【0031】比較器74はカウンタA72の計数出力と
倍率設定基準値nとを比較しカウンタA72の計数出力
値の方が小さければアップ信号を、カウンタA72の計
数出力値の方が大きければダウン信号をアップダウンカ
ウンタA76に出力する。
【0032】アップダウンカウンタA76はSOS信号
の出力タイミングでカウントアップまたはカウントダウ
ンを行う。この結果アップダウンカウンタA76は画像
の倍率に応じた画像クロックの周波数補正値を出力する
こととなる。
【0033】アップダウンカウンタB84は、アップダ
ウンカウンタA76の計数値をロードし、カウンタB7
8またはカウンタC80によって出力されるカウントイ
ネーブル信号に基づき、画像領域内での周波数設定カウ
ント値補正を行った結果をD/Aコンバータ86に出力
する。
【0034】D/Aコンバータ86は画像クロックCK
の周波数補正値であるディジタルの出力値をアナログ電
圧に変換し電圧制御型発振器70に出力する。この閉ル
ープ制御を繰り返すことによって倍率設定基準値nによ
って設定される画像クロックCKの目標周波数に制御す
ることが可能になる。
【0035】次にアップダウンカウンタB84による画
像領域内の画像クロックの制御について説明する。各感
光体ドラム94a〜94dの主走査方向における画像領
域に対応する転写ベルト100上の画像領域の前半端部
(SOS部)、画像領域の後半端部(EOS部)及び画
像領域中央部(COS部)に設けられた描画速度検出セ
ンサにより、SOS部とCOS部の基準との描画速度差
及びCOS部とEOS部の基準との描画速度差を検出
し、検出された描画速度差から画像クロックの周波数の
変化の割合を演算する。例えばSOS部とCOS部の画
像クロックの変化の割合が−800ppm、COS部と
EOS部の画像クロックの変化の割合が+1000pp
m、測定時のアップダウンカウンタA76の出力値が8
000、描画速度検出の間隔に対応するクロック数が4
000だとすると、通常電圧制御型発振器70の出力周
波数は入力される電圧に比例するから、画像領域前半部
では、 8000×(−800ppm)=−6.4 4000÷(−6.4)=−625 つまりカウンタB78に625を設定し、画像領域前半
部の領域では、625ドットごとにアップダウンカウン
タB84にカウントイネーブル信号を入力しカウントダ
ウンすることで、画像クロックの周波数を800ppm
だけ下げることができる。
【0036】同様に画像領域後半部ではセレクタ82を
切り換えてカウンタC80の出力を選択し、 8000×(+1100ppm)=8.8 4000÷8.8=454.5 つまりカウンタC80に455を設定し、画像領域後半
部の領域では、455ドットごとにアップダウンカウン
タB84をカウントアップすることで、周波数を110
0ppmだけ上昇させることができる。
【0037】このときカウンタA72は画像領域内で周
波数を変化させた状態で計数動作を行っており、画像ク
ロックの周波数変化によるカウンタA72の計数値の変
化は前述の閉ループ制御によって自動的に補正される。
【0038】次に画像の描画速度の検出方法について説
明する。図4は画像領域の前半部、中央部、後半部にそ
れぞれ画像位置検出センサ10a,10b,10cを設
けた場合の例を示している。例えばリニアCCDからな
る画像位置検出センサを使用して、各色ごとのセンサの
見開き幅の範囲で一定の画像クロック数の間隔で線を2
本、描画し、一定画素数の描画に要する距離を検出す
る。この時画像の位置や画像書き込み装置の状態の差に
基づく描画速度に比例して、描画された2本の線の間隔
が変化することが判る。具体的には、基準となる色のト
ナー像に他の色のトナー像が一致するように色ずれを制
御する場合、点線で描かれた線が基準色の画像であり、
画像領域前半部の2本の線の間隔をS2、中央部の2本
の線の間隔をC2、後半部の2本の線の間隔をE2、及
び画像領域全体にわたる倍率をM2とする。
【0039】これに対する、補正対象となる色のトナー
像は同様にして、画像領域前半部の2本の線の間隔をS
1、中央部の2本の線の間隔をC1、後半部の2本の線
の間隔をE1、及び画像領域全体にわたる倍率をM1と
する。この時の補正すべき画像領域前半部の画像クロッ
クの周波数の変化の割合は、 C1/S1−C2/S2 (1) となる。
【0040】また、画像領域後半部の画像クロックの周
波数の変化の割合も同様に E1/C1−E2/C2 (2) となる。上記結果(1)、(2)に基づいてカウンタB
78及びカウンタC80に設定する周波数補正データで
ある計数設定値を求めることができる。
【0041】同時に比較器74に入力する画像クロック
の周波数の基準値nをM1/M2倍することにより画像
の倍率を制御することができる。
【0042】図5は各感光体ドラム94a〜94dの主
走査方向における画像領域に対応する転写ベルト100
上の主走査方向における画像領域の4ヶ所に画像位置検
出センサ12a,12b,12c,12dを設けた場合
について示している。。画像位置検出センサ12aと画
像位置検出センサ12bで一定数の画像クロックに対応
するトナー像の間隔を検出することにより画像領域前半
部の描画速度を検出し、同様に画像位置検出センサ12
bと画像位置検出センサ12cで画像領域中央部の描画
速度を検出し、画像位置検出センサ12cと画像位置検
出センサ12dで画像領域後半部の描画速度を検出す
る。
【0043】具体的には、点線で描かれた線が基準色で
あり、画像領域前半部の線の間隔をS2、中央部の線の
間隔をC2、後半部の線の間隔をE2、及び画像領域全
体にわたる倍率はM2とする。これに対する、補正対象
となる色のトナー像は同様にして、画像領域前半部の線
の間隔をS1、中央部の線の間隔をC1、後半部の線の
間隔をE1、及び画像領域全体にわたる倍率はM1とす
る。この時の補正すべき画像領域前半部の画像クロック
の周波数の変化の割合は、 Cl/S1−C2/S2 (3) となる。
【0044】また、画像領域後半部の画像クロックの周
波数の変化の割合も同様に E1/C1一E2/C2 (4) となる。上記結果(3)、(4)に基づいてカウンタB
78及びカウンタC80に設定する周波数補正データで
ある計数設定値を求めることができる。
【0045】同時に比較器74に入力する画像クロック
の周波数の基準値nをM1/M2倍することにより画像
の倍率を制御することができる。
【0046】さらに、画像位置検出センサの設置数を5
つ以上にした場合でも、対応するカウンタの数を増やせ
ばより精密な描画速度の制御が可能になることはいうま
でもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の画像領域両端部及び中央部で画像位置をあわせる
という方法では対応できなかった走査ミラーの撓みに起
因する描画速度の変化を精度良く補正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気
系の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成を示す斜視図。
【図3】図1の補正制御部に内蔵される画像クロック制
御回路の具体的構成を示すブロック図。
【図4】図3における画像クロック制御回路の制御動作
の一例を示す説明図。
【図5】図3における画像クロック制御回路の制御動作
の他の例を示す説明図。
【図6】.タンデム型の画像形成装置の概略構成を示す
図。
【図7】図6の画像形成装置における露光装置の光学系
の構成を示す斜視図。
【図8】レジずれの種類を示す説明図。
【図9】画像位置検出パターンを示す説明図。
【図10】リードレジずれの補正方法を説明するための
各種信号間の関係を示すタイミングチャート。
【図11】サイドレジずれの補正方法を説明するための
各種信号間の関係を示すタイミングチャート。
【図12】画像の倍率補正方法を説明するための各種信
号間の関係を示すタイミングチャート。
【図13】スキューずれの補正方法を示す走査ミラーと
感光体ドラムとの位置関係を示す説明図。
【図14】ボウずれを補正するための走査ミラーの撓み
に起因する画像領域における走査速度の変化状態を示す
説明図。
【符号の説明】
10a〜10c 画像位置検出センサ 20 画像位置演算部 30 CPU 40a〜40d 補正制御部 42a〜42d レーザ発振部 44a〜44d ポリゴンモータ 46a〜46d スキューモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の露光装置により該露光装置に対応
    する各感光体ドラムに描画し、各感光体ドラム毎に設け
    られた各色の現像装置により各感光体ドラム上に描画さ
    れた画像を現像し、現像された画像を、1つの転写部材
    に順次、転写することにより多色画像を形成する画像形
    成装置において、 前記転写部材に転写された画像から各感光体ドラム上の
    描画速度を検出する描画速度検出手段と、 該描画速度検出手段の検出出力に基づいて前記各感光体
    ドラム上における描画速度差を算出し、該算出された描
    画速度差を打ち消すように前記各感光体ドラムに描画す
    る際の同期信号である画像クロックの周波数を制御する
    制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記描画速度検出手段は前記各感光体ド
    ラムにおける一定画素数の描画に要する距離を検出し、
    該距離に基づいて前記各感光体ドラムにおける描画速度
    を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
JP10066999A 1998-03-17 1998-03-17 画像形成装置 Pending JPH11265106A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214865A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力装置の制御装置及びこれを用いた画像形成装置
US9658562B2 (en) 2015-02-19 2017-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and optical scanning apparatus for scanning photosensitive member with light spot
US9665031B2 (en) 2015-02-19 2017-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that forms latent image by irradiating photosensitive member with light

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214865A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力装置の制御装置及びこれを用いた画像形成装置
US9658562B2 (en) 2015-02-19 2017-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and optical scanning apparatus for scanning photosensitive member with light spot
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