JPH11264843A - ゼロ調整回路 - Google Patents

ゼロ調整回路

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JPH11264843A
JPH11264843A JP10069648A JP6964898A JPH11264843A JP H11264843 A JPH11264843 A JP H11264843A JP 10069648 A JP10069648 A JP 10069648A JP 6964898 A JP6964898 A JP 6964898A JP H11264843 A JPH11264843 A JP H11264843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zero
zero adjustment
circuit
rotary encoder
converter
Prior art date
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Pending
Application number
JP10069648A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Kasumi
芳伸 霞
Hisahide Omura
久英 大村
Tadahiko Iinuma
忠彦 飯沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精密なゼロ調整が可能な操作性の良いゼロ調
整回路を提供する。 【解決手段】 ゼロ調整回路にロータリーエンコーダか
ら出力される2相パルスのエッジを検出するエッジ検出
手段と、入力する前記エッジパルスをロータリーエンコ
ーダの回転方向に基づいて加算方向あるいは減算方向に
カウントするエッジカウント手段とを備えるカウンタ回
路とそのカウント値をD/A変換器によりアナログ変換
する変換回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅回路における
ゼロ調整回路の回路構成とゼロ調整方式の改善に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ方式のゼロ調整回路を図
3を用いて説明し、デジタル方式のゼロ調整回路を図4
を用いて説明する。図3において、アナログ入力信号V
inの入力端子50は切換えスイッチ4の固定接点aに
接続される。また、この切換えスイッチ4の固定接点b
はゼロ電位が接続され、更に可動接点cは抵抗3を介し
て演算増幅器1の反転入力端子に接続されている。この
演算増幅器1の反転入力端子と出力端子の間には可変抵
抗2が接続され、非反転入力端子は可変抵抗器を利用し
て構成される可変電圧回路5に接続されている。
【0003】また、同図より明らかなように演算増幅器
1と抵抗2と抵抗3は反転増幅回路を構成している。
【0004】このような回路構成の前記反転増幅回路に
おいてゼロ調整を行う場合は、予め出力端子60に測定
器を接続し出力信号Voutを監視しながら、切換えス
イッチ4を固定接点b側に切換えゼロ電位を入力し、演
算増幅器1の非反転入力端子に接続された可変電圧回路
5の出力電圧を、出力信号Voutがゼロとなるように
調節してゼロ調整を実施する。
【0005】次に図4を用いてデジタル方式のゼロ調整
回路を説明する。同図において、アナログ信号Vinの
入力端子50は切換えスイッチ4の固定接点aに接続さ
れる。また、この切換えスイッチ4の固定接点bはゼロ
電位が接続され、更に可動接点cは抵抗3を介して図3
と同様の反転増幅回路を構成する演算増幅器1の反転入
力端子に接続されている。この演算増幅器1の反転入力
端子と出力端子の間には抵抗2が接続され、非反転入力
端子は共通電位に接続されている。
【0006】演算増幅器1の出力はA/D変換器42の
入力に接続され、その出力は演算制御部41に接続され
る。この演算制御部41の制御用出力は切替えスイッチ
4の切替え駆動信号の入力端子に接続され、表示用出力
は表示部43に接続される。
【0007】このような回路構成の増幅回路においてゼ
ロ調整を行う場合は、切換えスイッチ4を固定接点b側
に切換えゼロ電位を入力し、その時の出力値を演算制御
部41に読み込み記憶する。この時の値をDzeroと
する。その後、切替えスイッチ4を固定接点a側に切替
え、入力信号からDzeroを減じた値を表示部43に
表示することでゼロ調整を実施する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3で
説明した従来例では、可変電圧回路5に可変抵抗を用い
るため経年劣化による信頼性の低下が発生するという課
題があった。また、可変抵抗はわずかの操作で抵抗値が
大きく変化するためゼロ調整を正確に行おうとした場
合、可変抵抗の抵抗値を精密に調整することは非常に困
難であるいう問題があった。
【0009】また、図4で説明した従来例では、演算制
御部41に演算機能を備える必要があるため制作コスト
が高くなる上、アナログ出力を行う増幅回路にはこの方
式のゼロ調整は不可能であるという課題があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するもので、精
密なゼロ調整が可能な操作性の優れたゼロ調整回路を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために請求項1に記載の発明では、ゼロ調整回路にお
いて、ロータリーエンコーダから出力される2相パルス
のエッジを検出するエッジ検出手段と、入力する前記エ
ッジパルスをロータリーエンコーダの回転方向に基づい
て加算方向あるいは減算方向にカウントするエッジカウ
ント手段とを備えるカウンタ回路とそのカウント値をD
/A変換器によりアナログ変換する変換回路を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項1と2に記載の発明では、増幅器に
用いるゼロ調整回路にロータリーエンコーダから出力さ
れる2相パルスによってアップダウンするカウンタ回路
とそのカウント値をD/A変換器によりアナログ変換す
る変換回路を用いてゼロ調整を実施する手段を備えたこ
とによりロータリーエンコーダの回転方向と回転角度に
よりゼロ調整が可能となるため、精密な調整が可能な操
作性の良いゼロ調整回路を提供することが可能である。
【0013】請求項3に記載の発明では、前記ゼロ調整
回路のD/A変換器に、1デジットのデジタル値に対す
るアナログ出力電圧を設定する設定手段を備えたことに
よりゼロ調整の分解能を容易に変更することが可能であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るゼロ調整回路の
実施例を図1を用いて説明する。同図において、反転増
幅型の加算回路100と切換えスイッチ4は従来例で説
明したものと同様の為、ここでは説明を省略する。
【0015】2相ロータリーエンコーダ11のA相のパ
ルス出力端子はアップダウンカウンタ12のクロック入
力端子に接続され、2相ロータリーエンコーダ11のB
相のパルス出力端子はアップダウンカウンタ12のカウ
ンタ制御信号入力端子に接続される。
【0016】また、アップダウンカウンタ12のカウン
ト値出力端子はD/A変換器13のデジタル入力端子に
接続され、D/A変換器13のアナログ出力端子は反転
増幅型の加算回路100を構成する演算増幅器1の非反
転入力端子に接続される。
【0017】このような回路構成の前記反転増幅回路に
おいてゼロ調整を行う場合は、従来例と同様に、予め出
力端子60に測定器を接続し出力信号Voutを監視し
ながら、切換えスイッチ4を固定接点b側に切換えゼロ
電位を入力し、演算増幅器1の非反転入力端子に接続さ
れたゼロ調整用信号Vadjを、出力信号Voutがゼ
ロとなるように調節してゼロ調整を実施する。
【0018】ここで、従来例と大きく異なる点は前記ゼ
ロ調整用信号Vadjの調整手段である。従来例では可
変抵抗器を操作することによりゼロ調整用信号を調節し
ていたが、本実施例では、ロータリーエンコーダを用い
て前記ゼロ調整用信号Vadjを調節できるように構成
されている。以下にその動作を詳しく説明する。
【0019】図2はロータリーエンコーダ11の回転方
向と出力されるA相とB相のパルスの関係を示したもの
である。同図においてXはロータリーエンコーダ11を
a方向に回転したときに出力されるA相とB相のパルス
の関係を示したものでありYはロータリーエンコーダ1
1をb方向に回転したときに出力されるA相とB相のパ
ルスの関係を示したものである。
【0020】図2において、A相の出力パルス21とB
相の出力パルス22は互いに位相がずれており、a方向
に回転した場合はB相に比べてA相の位相が進み、b方
向に回転した場合はA相に比べてB相の位相が進む。
【0021】図1の実施例では、このような特性をもつ
ロータリーエンコーダ11のA相の出力パルスをアップ
ダウンカウンタ12のクロック端子に入力し、B相の出
力パルスをアップダウンカウンタ12のカウンタ制御信
号入力に入力している。
【0022】これによって、ロータリーエンコーダ11
をa方向に回転した場合、アップダウンカウンタ12に
クロックパルスとして入力されたA相の出力パルスの立
ち上がり時に、カウンタ制御信号として入力されたB相
の出力パルスがOFFであるため、アップダウンカウン
タ12のカウント値は減算される。また、逆にロータリ
ーエンコーダ11をb方向に回転した場合、アップダウ
ンカウンタ12にクロックパルスとして入力されたA相
の出力パルスの立ち上がり時に、カウンタ制御信号とし
て入力されたB相の出力パルスがONであるため、アッ
プダウンカウンタ12のカウント値は加算される。
【0023】このようにして得られたアップダウンカウ
ンタのカウント値をD/A変換器13に入力しD/A変
換後、反転増幅型の加算回路100を構成する演算増幅
器1の非反転入力端子に接続することにより、ロータリ
ーエンコーダ11の回転方向と回転角度によりゼロ調整
が可能なゼロ調整回路を提供することが可能となる。
【0024】なお、以上の説明は、本発明の説明および
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明は、上記実施例に限定されること
なく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、
変形をも含むものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果がある。請求項1に記載の発明では、ゼロ調
整電圧の電圧調整手段としてロータリーエンコーダを用
いる構造としたため、一方では良い操作性を確保し、他
方では精密なゼロ調整を行うという相反する機能を同時
に実現することが可能である。また、増幅回路の入力信
号から出力信号まですべてアナログ信号のまま処理さ
れ、入力信号をデジタル変換せずにゼロ調整を実施する
ため高速の信号処理を実現できる。更に、回路内に可変
抵抗を用いないため可動部分がなく摩耗がないため経年
劣化のない信頼性の高いゼロ調整回路を提供することが
可能である。
【0026】請求項3に記載の発明では、D/A変換器
は、1デジットのデジタル値に対するアナログ出力電圧
を設定する設定手段を備えたことによりゼロ調整の分解
能を容易に変更することが可能である。これにより増幅
回路の使用目的に応じてゼロ調整の分解能を変更できる
利用範囲の広いゼロ調整回路を提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゼロ調整回路の一実施例を示す構
成図である。
【図2】ロータリーエンコーダの回転方向と出力される
A相とB相のパルスの関係を示すグラフである。
【図3】従来のゼロ調整回路の一例を示す構成図であ
る。
【図4】従来のゼロ調整回路の他の一例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 演算増幅器 2 抵抗 2a 可変抵抗 3 抵抗 4 切換えスイッチ 5 可変電圧回路 11 ロータリーエンコーダ 12 アップダウンカウンタ 13 D/A変換器 41 演算制御部 42 A/D変換器 43 表示部 100 反転増幅型の加算回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】増幅器に与えるゼロ調整信号を発生するゼ
    ロ調整回路であって、ロータリーエンコーダから出力さ
    れる2相パルスのエッジを検出するエッジ検出手段と、
    入力する前記エッジパルスをロータリーエンコーダの回
    転方向に基づいて加算方向あるいは減算方向にカウント
    するエッジカウント手段とを備えるカウンタ回路とその
    カウント値をD/A変換器によりアナログ変換する変換
    回路を備えたことを特徴とするゼロ調整回路。
  2. 【請求項2】前記エッジカウント手段は、ロータリーエ
    ンコーダの回転方向が加算カウント方向へ回転した場合
    に前記カウント値に1を加え、ロータリーエンコーダの
    回転方向が減算カウント方向へ回転した場合に前記カウ
    ント値から1を引くように構成されたことを特徴とする
    ゼロ調整回路。
  3. 【請求項3】前記D/A変換器は、1デジットのデジタ
    ル値に対するアナログ出力電圧を設定する設定手段を備
    えたことを特徴とするゼロ調整回路。
JP10069648A 1998-03-19 1998-03-19 ゼロ調整回路 Pending JPH11264843A (ja)

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JP10069648A JPH11264843A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 ゼロ調整回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7808230B2 (en) 2006-01-12 2010-10-05 Nissan Motor Co., Ltd. Voltage detection device and voltage detection method
CN111811544A (zh) * 2020-07-09 2020-10-23 赛卓微电子(深圳)有限公司 一种增量式编码器ic调零的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7808230B2 (en) 2006-01-12 2010-10-05 Nissan Motor Co., Ltd. Voltage detection device and voltage detection method
US7916504B2 (en) 2006-01-12 2011-03-29 Nissan Motor Co., Ltd. Voltage detection device and voltage detection method
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