JPH11264547A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH11264547A
JPH11264547A JP6878898A JP6878898A JPH11264547A JP H11264547 A JPH11264547 A JP H11264547A JP 6878898 A JP6878898 A JP 6878898A JP 6878898 A JP6878898 A JP 6878898A JP H11264547 A JPH11264547 A JP H11264547A
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JP
Japan
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cooking
time
heating
mode
user
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Application number
JP6878898A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Harada
哲司 原田
Akihiro Tominaga
明浩 富永
Takayuki Fukuda
孝之 福田
Naoko Kobayashi
直子 小林
Masayoshi Nishikawa
優美 西川
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作時間や調理モードの終了を事前に報知する
加熱調理器を提供する。 【解決手段】ユーザは運転スイッチ8を用いて加熱部1
の点火操作を行うと、制御部5は運転スイッチ8の点火
操作に応じて加熱部1に点火するとともに、点灯表示部
6を点灯させる。加熱部1の点火後にユーザが操作部4
を操作して、動作時間や調理モードの設定を行うと、制
御部5は設定された動作時間や調理モードにしたがって
加熱部1の加熱動作を制御し、調理物の加熱調理を自動
的に行う。タイマ部2は点火時からの経過時間を計時し
ており、制御部5はタイマ部2の計時から動作時間や調
理モードが終了する一定時間前になると、点灯表示部6
を点滅させ、動作時間や調理モードが間もなく終了する
ことをユーザに報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスコンロや電気
コンロやオーブンなどの熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器としては、調理物を
納めた調理容器を加熱するコンロバーナからなる加熱手
段と、加熱手段の加熱状態を制御する制御手段と、加熱
手段の点火/消火を行うための運転スイッチと、加熱開
始時からの経過時間を計時する計時手段と、調理時間を
直接入力する調理時間入力手段とを備え、ユーザが運転
スイッチを操作して加熱手段を点火した後に、調理時間
入力手段を用いて調理時間を入力し、計時手段の計時し
た経過時間が調理時間入力手段によって入力された調理
時間に達すると、制御手段が加熱手段を消火させるもの
があった。この加熱調理器では、初期設定で設定された
調理時間中に、制御手段がブザーを数分毎に周期的に鳴
動させ、加熱動作中であることをユーザに報知してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の加熱調理器
では、計時手段が加熱開始時からの経過時間を計時して
おり、初期設定で設定された調理時間が経過すると、制
御手段が加熱手段を消火させているだけなので、調理時
間が終了する間際に調理時間が間もなく終了することを
ユーザに知らせることができず、ユーザはいつ調理時間
が終了するのか判らなかった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、調理時間の終了を事
前に報知できる加熱調理器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、調理物を納めた調理容器を加
熱する加熱手段と、加熱調理の終了時を決定する終了時
間決定手段と、加熱手段の動作を点灯状態で表示する点
灯表示手段と、終了時間決定手段によって決定された加
熱調理の終了時から一定時間前になると点灯表示手段の
点灯状態を変化させる制御手段とを備えており、終了時
から一定時間前に制御手段が点灯表示手段の点灯状態を
変化させているので、ユーザは点灯表示手段の点灯状態
から加熱調理の終了時が間近であることを容易に把握す
ることができる。
【0006】請求項2では、請求項1の発明において、
終了時間決定手段は、加熱調理の調理時間を入力する調
理時間入力手段からなり、ユーザが直接入力した調理時
間の終了時から一定時間前に、制御手段が点灯表示手段
の点灯状態を変化させているので、ユーザは点灯表示手
段の点灯状態から加熱調理が間もなく終了することを容
易に把握することができる。
【0007】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、点灯表示手段は、調理時間入力手段によって設定
された調理時間を発光表示する第1の発光素子からなっ
ているので、第1の発光素子を調理時間の設定の表示用
と、調理時間の終了の報知用とに使用することができ
る。請求項4では、請求項1の発明において、調理物の
調理方法に応じて調理物の加熱温度や調理時間が決めら
れた調理モードが複数設定された記憶手段と、記憶手段
に設定された複数の調理モードの中から所望の調理モー
ドを選択する調理方法選択手段と、調理容器の温度を検
出する温度検出手段とを設け、終了時間決定手段は、調
理方法選択手段によって選択された調理モードと温度検
出手段の検出温度とから加熱調理の終了時を決定してお
り、ユーザは調理モードを選択するだけで加熱調理の終
了時を自動的に設定でき、終了時間決定手段によって決
定された終了時から一定時間前に制御手段が点灯表示手
段の点灯状態を変化させているので、ユーザは点灯表示
手段の点灯状態から加熱調理が間もなく終了することを
容易に把握することができる。
【0008】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、点灯表示手段は、調理方法選択手段によって選択
された調理方法を発光表示する第2の発光素子からなっ
ているので、第2の発光素子を調理方法の選択結果の表
示用と、加熱調理の終了の報知用とに使用することがで
きる。請求項6では、請求項1乃至5の発明において、
調理時間の終了を音声で報知する音声表示手段を設け、
制御手段が点灯表示手段の点灯表示を変化させた後であ
って、終了時から所定時間前になると、制御手段が音声
表示手段から音声を発生させており、制御手段が点灯表
示手段による報知に加えて音声表示手段による報知を行
っているので、ユーザが点灯表示手段を目視できる場所
にいなくても音声表示手段の音声が届く範囲内にいれ
ば、加熱時間が間もなく終了することをユーザに確実に
知らせることができる。そのうえ、調理時間の終了をユ
ーザに確実に知らせることができるから、ユーザが調理
時間を延長したい場合は、調理時間が終了する前に調理
時間入力手段を操作して調理時間を延長することがで
き、加熱調理器の使い勝手がさらに向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
8に基づいて説明する。本実施形態の加熱調理器は、図
1のブロック図に示すように、調理物を納めた調理容器
を加熱調理する加熱手段たる加熱部1と、加熱部1の加
熱動作を制御するコントローラAとから構成されるもの
があった。
【0010】加熱部1は、加熱源となるコンロバーナ1
aと、コンロバーナ1aへのガス供給を制御する電磁弁
1bと、ガスに着火する点火プラグ1cとで構成され
る。コントローラAは、加熱開始時からの経過時間を計
時するタイマ部2と、炊飯やおかゆなどの調理方法に応
じて調理物の加熱温度や加熱時間が決められた調理モー
ドが複数設定された記憶手段たるメモリ3と、加熱部1
の調理時間を入力したり、メモリ3に設定された複数の
調理モードから所望の調理モードを選択するための操作
部4と、加熱部1の動作を点灯状態で表示する点灯表示
手段たる点灯表示部6と、調理時間の終了を音声で報知
する音声表示手段たるブザー7と、コンロバーナ1aの
点火/消火や火力の調整を行うための運転スイッチ8
と、操作部4や運転スイッチ8の操作にしたがって加熱
部1の加熱状態を制御するとともに、加熱調理の終了時
から一定時間前に点灯表示部6の点灯状態を変化させる
例えばCPUからなる制御手段としての制御部5と、コ
ンロバーナ1aの着火/失火を検知する炎検出部9と、
コンロバーナ1aに載架された調理物を納める調理容器
の底に接触して調理容器の温度を検出するサーミスタか
らなる温度検出手段としての温度検出部10とを備えて
いる。
【0011】図2に示すように、操作部4は、調理時間
を例えば10分又は30分に設定するための調理時間入
力手段たる時間設定用釦4aと、調理モードを例えば炊
飯モード又はおかゆモードに設定するための調理方法選
択手段たる調理方法設定用釦4bと、調理時間及び調理
モードの設定を取り消すための取消釦4cとから構成さ
れる。また、点灯表示部6は、時間設定用釦4aによっ
て設定された調理時間(10分又は30分)を発光表示
する第1の発光素子としてのLED6a,6bと、調理
方法設定用釦4bによって設定された調理方法(炊飯又
はおかゆ)を発光表示する第2の発光素子としてのLE
D6c,6dとから構成される。
【0012】この加熱調理器では、ユーザが運転スイッ
チ8を用いてコンロバーナ1aの点火/消火や火力の調
整を直接操作することもできるし、コンロバーナ1aの
点火後にユーザが操作部4を用いて調理モードや調理時
間を設定することにより、設定された調理モードや調理
時間にしたがって制御部5がコンロバーナ1aの加熱動
作を自動的に制御し、調理物を加熱調理することもでき
る。
【0013】ここで、この加熱調理器の動作を以下に説
明する。まず、ユーザが調理モード設定用釦4bを操作
して炊飯モードを選択した場合の動作について図3を参
照して説明する。ユーザが運転スイッチ8を操作して加
熱部1の点火操作を行うと、制御部5が電磁弁1bを制
御してコンロバーナ1aへのガス供給を開始するととも
に、点火プラグ1cに通電して火花を発生させ、コンロ
バーナ1aに点火する(ステップ11)。この時、制御
部5は炎検出部9によりコンロバーナ1aが着火したか
否かを検知し、失火した場合は電磁弁1cを閉じてコン
ロバーナ1aへのガス供給を遮断する。一方、コンロバ
ーナ1aに着火した場合、制御部5はタイマ部2を起動
し、タイマ部2は点火時からの経過時間を計時する。次
にユーザが調理方法設定用釦4bを1回押して、炊飯モ
ードを選択すると(ステップ12)、炊飯モードを示す
LED6dが点灯する(ステップ13)。炊飯モードが
選択されると、制御部5は、メモリ3に設定された炊飯
モードの加熱温度及び加熱時間や温度検出部10の検出
温度に基づいて、制御弁1bを制御してコンロバーナ1
aに供給するガス量を調整し、コンロバーナ1aの火力
調整を行う(ステップ14)。また終了時間決定手段と
しての制御部5は、炊飯モードの加熱温度及び加熱時間
や温度検出部10の検出温度に基づいて、炊飯モードの
終了時を決定する。その後、炊飯モードの加熱過程が終
了すると、制御部5は電磁弁1bを閉じてコンロバーナ
1aへのガス供給を遮断し、コンロバーナ1aを消火し
て(ステップ15)、一定時間(例えば約10分)の蒸
らし過程に入る。ステップ16において、制御部5はコ
ンロバーナ1aを消火してから7分が経過したか否かを
判断し、消火時から7分が経過するとLED6dを点滅
させて、炊飯モードが間もなく終了することをユーザに
報知する(ステップ17)。次にステップ18におい
て、制御部5はコンロバーナ1aを消火してから10分
が経過したか否かを判断し(ステップ18)、消火時か
ら10分が経過すると、LED6dを消灯させるととも
に(ステップ19)、ブザー7を鳴動させて(ステップ
20)、炊飯モードが終了したことをユーザに報知す
る。
【0014】ところで上述した図3に示す動作では、コ
ンロバーナ1aが消火され蒸らし過程に入った時点で、
炊飯モードを示すLED6dが点滅することによって、
炊飯モードが間もなく終了することを報知しているが、
点火確認用LED(図示せず)を点滅させることによっ
て、炊飯モードが間もなく終了することを報知するよう
にしても良く、点火確認用LEDを炊飯モードの終了の
報知用に兼用して、発光素子の数を減らすことができ
る。この場合の動作について図4を参照して説明する。
尚、基本的な動作は図3に示す動作と同様であるので、
同一の処理には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。図4に示す動作では、ステップ11においてユーザ
がコンロバーナ1aの点火操作を行なうと、制御部5は
炎検出部9により加熱部1が着火したか否かを検知し、
着火した場合は点火確認用LEDを点灯させる(ステッ
プ12’)。そして、点火確認用LEDの点灯後にユー
ザが調理方法設定用釦4bを操作して炊飯モードの選択
を行う(ステップ13’)。その後コンロバーナ1aの
消火時から7分が経過した時点で、制御部5は点火確認
用LEDを点滅させて、炊飯モードが間もなく終了する
ことをユーザに報知し(ステップ17)、さらにコンロ
バーナ1aの消火時から10分が経過した時点で、点火
確認用LEDを消灯させるとともに(ステップ19)、
ブザー7を鳴動させて(ステップ20)、炊飯モードの
終了をユーザに報知する。
【0015】次に、ユーザが調理方法設定用釦4bを操
作しておかゆモードを選択した場合の動作について図5
を参照して説明する。まずユーザが運転スイッチ8を操
作してコンロバーナ1aの点火操作を行うと、ステップ
11と同様に、制御部5が運転スイッチ8の点火操作に
したがってコンロバーナ1aに点火する(ステップ2
1)。この時、制御部5はタイマ部2を起動し、タイマ
部2は点灯時からの経過時間を計時する。次にステップ
22において、ユーザが調理方法設定用釦4bを1回押
すと炊飯モードとなり炊飯モードを示すLED6dが点
灯し、さらに調理方法設定用釦4bをもう1回押すとお
かゆモードが選択され(ステップ22)、炊飯モードを
示すLED6dが消灯して、おかゆモードを示すLED
6cが点灯する(ステップ23)。おかゆモードが選択
されると、制御部5は、メモリ3に設定されたおかゆモ
ードの加熱温度及び加熱時間や温度検出部10の検出温
度に基づいて、制御弁1bを制御してコンロバーナ1a
に供給するガス量を調整し、コンロバーナ1aの火力調
整を行うとともに、加熱調理の終了時を決定する。まず
制御部5はコンロバーナ1aの火力を小火にして一定時
間加熱した後(ステップ24)、コンロバーナ1aの火
力を中火にしてさらに一定時間加熱する(ステップ2
5)。中火による一定時間の加熱が終了すると、制御部
5はコンロバーナ1aの火力を再び小火にするとともに
(ステップ26)、LED6cを点滅させ、おかゆモー
ドが間もなく終了することをユーザに報知する(ステッ
プ27)。次に、制御部5はタイマ部2の計時した経過
時間よりコンロバーナ1aの火力を再び小火にしてから
23分が経過したか否かを判断し(ステップ28)、コ
ンロバーナ1aの火力を再び小火にしてから23分が経
過し、タイマ部2の計時した経過時間が制御部5の決定
した終了時に達すると、制御部5は電磁弁1bを閉じて
コンロバーナ1aへのガス供給を遮断し、コンロバーナ
1aを消火した後(ステップ29)、LED6cを消灯
する(ステップ30)。
【0016】ところで上述した図5に示す動作では、お
かゆモードを示すLED6cをおかゆモードの終了間際
に点滅させることによって、おかゆモードが間もなく終
了することを報知しているが、点火確認用LEDを点滅
させることによって、おかゆモードが間もなく終了する
ことを報知するようにしても良く、点火確認用LEDを
おかゆモードの終了の報知用に兼用して、発光素子の数
を減らすことができる。この場合の動作について図6を
参照して説明する。尚、基本的な動作は図5に示す動作
と同様であるので、同一の処理には同一の符号を付し
て、その説明を省略する。図6に示す動作では、ステッ
プ21においてユーザがコンロバーナ1aの点火操作を
行うと、制御部5は炎検出部9により加熱部1が着火し
たか否かを検知し、着火した場合は点火確認用LEDを
点灯させる(ステップ22’)。そして、点火確認用L
EDの点灯後にユーザが調理方法設定用釦4bを操作し
ておかゆモードを選択する(ステップ23’)。その
後、ステップ24〜25において、制御部5はコンロバ
ーナ1aの火力調整を行い、ステップ26において、制
御部5はコンロバーナ1aの火力を中火から小火に再び
切り換えるとともに、点火確認用LEDを点滅させ、お
かゆモードが間もなく終了することをユーザに報知する
(ステップ27’)。そして、ステップ28においてコ
ンロバーナ1aの火力を再び小火にしてから23分が経
過し、タイマ部2の計時した経過時間が制御部5の決定
した終了時に達すると、制御部5は電磁弁1bを閉じて
コンロバーナ1aへのガス供給を遮断し、コンロバーナ
1aを消火した後(ステップ29)、動作確認用LED
を消灯する(ステップ30’)。
【0017】このように、制御部5が炊飯モードやおか
ゆモードなどの調理モードと温度検出部の検出温度とに
基づいて加熱調理の終了時を決定し、加熱部1の加熱状
態を自動的に制御する場合、加熱調理の終了時から一定
時間前に、制御部5が炊飯モードを示すLED6dやお
かゆモードを示すLED6cを点滅させているので、ユ
ーザはLED6c,6dの点滅から調理時間の終了が間
近であることを容易に判別することができる。またLE
D6c,6dは、調理方法の設定の表示用と、調理時間
の終了の報知用とに兼用されているので、発光素子の数
を減らすことができる。
【0018】一方、ユーザが時間設定用釦4aを操作し
て調理時間を直接入力した場合(タイマモード)の動作
について図7を参照して説明する。上述のステップ11
〜12と同様に、まずユーザが運転スイッチ8を操作し
てコンロバーナ1aの点火操作を行うと、制御部5が運
転スイッチ8の点火操作にしたがってコンロバーナ1a
に点火する(ステップ31)。この時、制御部5はタイ
マ部2を起動し、タイマ部2は点火時からの経過時間を
計時する。次にユーザが時間設定用釦4aを操作して調
理時間(例えば10分又は30分)を直接入力する(ス
テップ32)。ユーザが時間設定用釦4aを1回押す
と、加熱調理の終了時が10分に設定され10分を示す
LED6bが点灯し、さらに時間設定用釦4aをもう1
回押すと、加熱調理の終了時が30分に設定され30分
を示すLED6aが点灯する(ステップ33)。ここ
で、ユーザが調理時間を30分に設定し、制御部5がL
ED6aを点灯させた場合について以下に説明する。制
御部5はタイマ部2の計時した経過時間から加熱調理の
終了時の一定時間(例えば3分)前か否かを判断し(ス
テップ34)、加熱調理の終了3分前になるとLED6
aを点滅させる。次に、制御部5はタイマ部2の計時し
た経過時間から加熱調理の終了時の所定時間(例えば1
分)前か否かを判断し(ステップ36)、加熱調理の終
了1分前になるとブザー7を鳴動させる(ステップ3
7)。その後、制御部5はタイマ部2の計時した経過時
間が加熱調理の終了時に達したか否かを判断し(ステッ
プ38)、加熱調理の終了時に達すると、制御部5は電
磁弁1bを閉じてコンロバーナ1aへのガス供給を遮断
し、コンロバーナ1aを消火した後(ステップ39)、
LED6aを消灯させ、ブザー7を停止させる(ステッ
プ40)。
【0019】尚、ユーザが加熱調理の終了時を10分に
設定した場合、制御部5は調理時間の設定が10分であ
ることを示すLED6bを点滅させるようにすれば良
い。また、LED6a,6bは調理時間の設定の表示用
と、調理時間の終了の報知用とに兼用されているので、
発光素子の数を減らすことができる。ところで上述した
図7に示す動作では、調理時間の設定を示すLED6a
又は6bを調理時間の終了間際に点滅させることによっ
て、調理時間が間もなく終了することを報知している
が、点火確認用LEDを点滅させることによって、調理
時間が間もなく終了することを報知するようにしても良
く、点火確認用LEDを調理時間の終了の報知用に兼用
して、発光素子の数を減らすことができる。その場合の
動作について図8を参照して説明する。尚、基本的な動
作は図7に示す動作と同様であるので、同一の処理には
同一の符号を付して、その説明を省略する。図8に示す
動作では、ステップ31においてユーザがコンロバーナ
1aの点火操作を行なうと、制御部5は炎検出部9によ
り加熱部1が着火したか否かを検知し、着火した場合は
点火確認用LEDを点灯させる(ステップ32’)。そ
して、点火確認用LEDの点灯後にユーザが時間設定用
釦4aを操作して調理時間を設定する(ステップ3
3’)。その後、調理時間の終了3分前になると(ステ
ップ34)、制御部5が点火確認用LEDを点滅させ
(ステップ35’)、まもなく調理時間が終了すること
を報知し、調理時間の終了1分前になると(ステップ3
6)、制御部5がブザー7を鳴動させる(ステップ3
7)。そして、調理時間が終了すると(ステップ3
8)、制御部5はコンロバーナ1aを消火させた後(ス
テップ39)、点火確認用LEDを消灯させるととも
に、ブザー7の鳴動を停止する(ステップ40’)。
【0020】このように、ユーザが調理時間を直接入力
し、点火時より調理時間が経過するまでの間、制御部5
が加熱部1の加熱動作を行わせる場合、加熱調理の終了
時の数分前から、制御部5がLED6a,6bや点火確
認用LEDを点滅させているので、LED6a,6bや
点火確認用LEDの点滅からユーザは動作時間の終了を
事前に把握することができる。そのうえ加熱調理が終了
する直前に、制御部5がブザー7を鳴動させており、L
ED6a,6bや点火確認用LEDの点滅に加えてブザ
ー7を鳴動させているので、ユーザがLED6a,6b
や点火確認用LEDの点滅を目視できる場所にいなくて
もブザー7の音が届く範囲内にいれば、ユーザに調理時
間の終了を確実に知らせることができる。したがってユ
ーザが動作時間を延長したい場合は、動作時間が終了す
る前に、ユーザが操作部4を操作して、調理時間を延長
することもできる。
【0021】尚、本実施形態では、制御部5は、炊飯モ
ードの場合コンロバーナ1aを消火して蒸らし過程に入
った時点(すなわち炊飯モードの終了10分前)から、
おかゆモードの場合終了23分前から、タイマモードの
場合終了3分前からLED6a〜6dや点火確認用LE
Dの点灯状態を変化させているが、LED6a〜6dや
点火確認用LEDの点灯状態を変化させる時間を上記時
間に限定する趣旨のものではなく、各モードに合わせて
最適な時間に設定すれば良い。また加熱調理の終了1分
前からブザー7を鳴動させているが、ブザー7を鳴動さ
せる時間を終了1分前に限定する趣旨のものではなく、
最適な時間に設定すれば良い。
【0022】また、上述の実施形態では加熱調理器とし
てガスコンロを例に説明を行ったが、加熱調理器をガス
コンロに限定する趣旨のものではなく、電気コンロやオ
ーブンなどの加熱調理器に本実施形態を適用しても良い
ことは言うまでもない。また、点灯表示手段としてLE
D6a〜6dや点火確認用LEDを用いているが、点灯
表示手段をLED6a〜6dや点火確認用LEDに限定
する趣旨のものではなく、加熱部1の加熱動作を点灯状
態で表示することができれば、ランプなどの点灯表示手
段を用いても良い。また更に、音声表示手段としてブザ
ー7を用いているが、音声表示手段をブザー7に限定す
る趣旨のものではなく、調理時間の終了を音声で表示す
ることができるものであればブザー7以外のものを用い
ても良い。また、制御部5は、炊飯モードやおかゆモー
ドでは加熱調理の終了時の所定時間前にLED6の点灯
状態のみを変化させているが、タイマモードと同様に、
LED6の点灯状態を変化させた後に、ブザー7を鳴動
させるようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、調理
物を納めた調理容器を加熱する加熱手段と、加熱調理の
終了時を決定する終了時間決定手段と、加熱手段の動作
を点灯状態で表示する点灯表示手段と、終了時間決定手
段によって決定された加熱調理の終了時から一定時間前
になると点灯表示手段の点灯状態を変化させる制御手段
とを備えており、終了時から一定時間前に制御手段が点
灯表示手段の点灯状態を変化させているので、ユーザは
点灯表示手段の点灯状態から加熱調理の終了時が間近で
あることを容易に把握することができ、加熱調理器の使
い勝手が向上するという効果がある。
【0024】請求項2は、終了時間決定手段は、加熱調
理の調理時間を入力する調理時間入力手段からなり、ユ
ーザが直接入力した調理時間の終了時から一定時間前
に、制御手段が点灯表示手段の点灯状態を変化させてい
るので、ユーザは点灯表示手段の点灯状態から加熱調理
が間もなく終了することを容易に把握することができ、
加熱調理器の使い勝手が向上するという効果がある。
【0025】請求項3の発明は、点灯表示手段は、調理
時間入力手段によって設定された調理時間を発光表示す
る第1の発光素子からなっているので、第1の発光素子
を調理時間の設定の表示用と、調理時間の終了の報知用
とに使用することができ、発光素子の数を減らすことが
できるという効果がある。請求項4は、調理物の調理方
法に応じて調理物の加熱温度や調理時間が決められた調
理モードが複数設定された記憶手段と、記憶手段に設定
された複数の調理モードの中から所望の調理モードを選
択する調理方法選択手段と、調理容器の温度を検出する
温度検出手段とを設け、終了時間決定手段は、調理方法
選択手段によって選択された調理モードと温度検出手段
の検出温度とから加熱調理の終了時を決定しており、ユ
ーザは調理モードを選択するだけで加熱調理の終了時を
自動的に設定でき、終了時間決定手段によって決定され
た終了時から一定時間前に制御手段が点灯表示手段の点
灯状態を変化させているので、ユーザは点灯表示手段の
点灯状態から加熱調理が間もなく終了することを容易に
把握することができ、加熱調理器の使い勝手が向上する
という効果がある。
【0026】請求項5の発明は、点灯表示手段は、調理
方法選択手段によって選択された調理方法を発光表示す
る第2の発光素子からなっているので、第2の発光素子
を調理方法の選択結果の表示用と、加熱調理の終了の報
知用とに使用することができ、発光素子の数を減らすこ
とができるという効果がある。請求項6は、調理時間の
終了を音声で報知する音声表示手段を設け、制御手段が
点灯表示手段の点灯表示を変化させた後であって、終了
時から所定時間前になると、制御手段が音声表示手段か
ら音声を発生させており、制御手段が点灯表示手段によ
る報知に加えて音声表示手段による報知を行っているの
で、ユーザが点灯表示手段を目視できる場所にいなくて
も音声表示手段の音声が届く範囲内にいれば、ユーザに
調理時間の終了を確実に知らせることができるという効
果がある。そのうえ、調理時間の終了をユーザに確実に
知らせることができるから、ユーザが調理時間を延長し
たい場合は、調理時間が終了する前に調理時間入力手段
を操作して調理時間を延長することができ、加熱調理器
の使い勝手がさらに向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の加熱調理器を示すブロック図であ
る。
【図2】同上の操作部及び点灯表示部を示す図である。
【図3】同上の炊飯モードの動作を示すフローチャート
である。
【図4】同上の炊飯モードの別の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】同上のおかゆモードの動作を示すフローチャー
トである。
【図6】同上のおかゆモードの別の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】同上のタイマモードの動作を示すフローチャー
トである。
【図8】同上のタイマモードの別の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 加熱部 2 タイマ部 4 操作部 5 制御部 6 点灯表示部 8 運転スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 直子 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会社 ハーマン内 (72)発明者 西川 優美 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会社 ハーマン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を納めた調理容器を加熱する加熱手
    段と、加熱調理の終了時を決定する終了時間決定手段
    と、加熱手段の動作を点灯状態で表示する点灯表示手段
    と、終了時間決定手段によって決定された加熱調理の終
    了時から一定時間前になると点灯表示手段の点灯状態を
    変化させる制御手段とを備えて成ることを特徴とする加
    熱調理器。
  2. 【請求項2】終了時間決定手段は、加熱調理の調理時間
    を入力する調理時間入力手段からなることを特徴とする
    請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】点灯表示手段は、調理時間入力手段によっ
    て設定された調理時間を発光表示する第1の発光素子か
    らなることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】調理物の調理方法に応じて調理物の加熱温
    度や調理時間が決められた調理モードが複数設定された
    記憶手段と、記憶手段に設定された複数の調理モードの
    中から所望の調理モードを選択する調理方法選択手段
    と、調理容器の温度を検出する温度検出手段とを設け、
    終了時間決定手段は、調理方法選択手段によって選択さ
    れた調理モードと温度検出手段の検出温度とから加熱調
    理の終了時を決定することを特徴とする請求項1記載の
    加熱調理器。
  5. 【請求項5】点灯表示手段は、調理方法選択手段によっ
    て選択された調理方法を発光表示する第2の発光素子か
    らなることを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】調理時間の終了を音声で報知する音声表示
    手段を設け、制御手段が点灯表示手段の点灯表示を変化
    させた後であって、終了時から所定時間前になると、制
    御手段が音声表示手段から音声を発生させることを特徴
    とする請求項1乃至5記載の加熱調理器。
JP6878898A 1998-03-18 1998-03-18 加熱調理器 Pending JPH11264547A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245856A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Osaka Gas Co Ltd ガスコンロ及びその温度検出機構
JP2014235841A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245856A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Osaka Gas Co Ltd ガスコンロ及びその温度検出機構
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