JPH11264375A - エアコンプレッサ - Google Patents

エアコンプレッサ

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JPH11264375A
JPH11264375A JP10090746A JP9074698A JPH11264375A JP H11264375 A JPH11264375 A JP H11264375A JP 10090746 A JP10090746 A JP 10090746A JP 9074698 A JP9074698 A JP 9074698A JP H11264375 A JPH11264375 A JP H11264375A
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compressed air
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寛 小林
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    • F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16—Filtration; Moisture separation
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコンプレッサの配管や配管継手等の変
形、破損を防止し、耐熱性を向上させたエアコンプレッ
サを提供することを目的とする。 【解決手段】 乾燥剤２７が充填されたエアドライヤ
９内に、圧縮空気が乾燥剤２７を通過することにより、
圧縮空気の水分を吸着して一の被供給物へ圧縮空気を流
通させるとともに、乾燥剤２７を通過せずに他の被供給
物へ圧縮空気を流通させる通路２８ａとを設けた構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるエアコンプレッサに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のエアコンプレッサの一例として実
開昭６２−５２２９０号に示す装置がある。このエアコ
ンプレッサは自動車のエアサスペンション装置へ圧縮空
気を供給するものに、さらに、タイヤの空気入れ等の多
目的用途にも圧縮空気を外部へ供給する機能をプラスし
たものである。この構成は、シリンダヘッド内でエアサ
スペンション装置への供給通路と、タイヤ等の外部供給
用の供給通路とを分岐するよう構成されている。そし
て、シリンダヘッドの各供給通路吐出端に配管取付部が
設けられている。また、エアサスペンション装置の空圧
回路等に圧縮空気を供給するエアコンプレッサには、回
路中に水滴が溜り誤動作することを防ぐために、供給す
る空気の湿気を採るエアドライヤが取り付けられてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】エアコンプレッサのシ
リンダヘッドは、長時間運転した場合等は高温となる。
また、上述のようにエアサスペンション用のエアコンプ
レッサにあっては、エアコンプレッサ自体が高温のエン
ジンルーム内に設置されるので、より高温となる。この
ような高温となるシリンダヘッドにタイヤ等の外部供給
用の配管取付部を設けた従来のものにあっては、配管や
配管継手の高温による変形、破損を防ぐために、高価な
耐熱性の優れた部材を使用する必要があった。
【０００４】本発明は、上記問題点に鑑み、エアコンプ
レッサを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、駆動源により駆動される空気圧縮手段
と、該空気圧縮手段の吐出部に接続され内部に乾燥剤が
充填されたエアドライヤとからなり、該エアドライヤ
に、前記空気圧縮手段により圧縮された圧縮空気を前記
乾燥剤に通過させて一の被供給物へ圧縮空気を流通させ
る第１の通路と、圧縮空気が乾燥剤を通過せずに他の被
供給物へ圧縮空気を流通させる第２の通路とを設けたこ
とを特徴とする。
【０００６】このように構成したことにより、被供給物
へ接続するための配管が直接高温のシリンダヘッドに接
続されずにエアドライヤを介して取り付けられるので、
配管の耐熱性を高める必要等がなくなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアコンプレッサ
を図１に従って詳細に説明する。
【０００８】図１において、エアコンプレッサは駆動源
としての電動モータ１と、この電動モータ１のモータケ
ース２から突出する回転軸３に連結されるクランク機構
４と、このクランク機構４を収容するクランクケース５
と、クランク機構４により往復動される空気圧縮手段と
してのピストン６と、このピストン６を収容し圧縮室Ａ
を形成するシリンダ７と、このシリンダ７に接続して設
けられるヘッドとしてのシリンダヘッド８、シリンダヘ
ッド８に接続され、外部供給用配管１０及びサスペンシ
ョン装置供給用配管１１が設けられたエアドライヤ９に
より大略構成される。
【０００９】モータケース２は一端が閉塞され、他端が
開口した有底筒状体に形成されている。このモータケー
ス２の内部には回転軸３を有する駆動源としての電動モ
ータ１が設けられている。そして回転軸３の一端はモー
タケース２の開口側から突出している。
【００１０】クランク機構４は、バランサ部４ａおよび
クランク軸４ｂとで構成されている。そして、クランク
機構４の中心部には、前記回転軸３の一端が連結され、
クランク機構４全体は、クランクケース５に収容されて
いる。
【００１１】このクランクケース５の一側は前記モータ
ケース２に接続され、他側はクランクケース蓋５ａによ
って塞がれている。また、クランクケース５の上側は開
口しており、この開口部分には、円筒形状に形成された
シリンダ７が接続されている。このシリンダ７内には、
内部を上下２室に画成するピストン６が摺動自在に挿入
されている。ピストン６には、ピストンピン６ａを介し
て連結棒１２の上端が連結されており、この連結棒１２
の下端は、前記クランク機構４のクランク軸４ｂに連結
されている。
【００１２】シリンダヘッド８には、空気をシリンダ７
内に導入するための吸込流路１３、圧縮後の圧縮空気を
吐出する吐出流路１４が形成されている。吸込流路１３
には吸込弁１５が設けられている。吸込弁１５の上部に
は吸込弁１５を開弁方向に付勢する弁ばね１６のばね受
けとなるリング１７が取り付けられている。また吸込流
路１３には空気を吸い込む際にほこりを取るフィルタ１
８が止め輪１９により、圧入固定されている。
【００１３】また、吐出流路１４には有低円筒形状に形
成された吐出弁２０が取付孔８ａより挿入されて設けら
れている。この取付孔８ａには、エアドライヤ９側から
の空気を排気する排気バルブ２１が設けられている（図
中吐出弁２０の奥側）。吐出弁２０には、閉弁する方向
に付勢する弁ばね２２が吐出弁２０を取り巻くように設
けられている。吐出弁２０は耐熱ゴムにより形成されて
いる。
【００１４】そして、シリンダヘッド８の取付部８ｂに
は鍵状の溝２３が形成され、この溝２３にエアドライヤ
９の凸部９ａがひっかけられ接続される。エアドライヤ
９は耐熱樹脂性のエアドライヤケース２４ａと蓋２４ｂ
によって構成されている。エアドライヤ９内は有孔板２
５ａ，２５ｂによって画成され、有孔板２５ａ，２５ｂ
の内側には乾燥剤２７が砕けて粉末化したものが流れ出
るのを防止するフィルタ２６ａ，２６ｂが取り付けられ
ていれる。フィルタ２６ａ，２６ｂの間にはシリカゲル
等の乾燥剤２７が充填されている。また、有孔板２５ｂ
は、蓋２４ｂとの間に設けられたばね２９により図中左
側に付勢され、乾燥剤２７が砕けて粉末化した際に、乾
燥剤２７間に大きな隙間が発生することを防止してい
る。また、有孔板２５ａと蓋２４ｂとの間に有孔板２５
ｂを貫通して管２８が設けられ、該管２８の内部に、圧
縮空気が乾燥剤２７を通過することのない第２の通路と
しての通路２８ａが形成され、該通路２８ａは蓋２４ｂ
に設けられた外部供給用配管１０へ連通されている。外
部供給用配管１０の先は、トランクルームに導かれ、そ
の先端には外部への供給先であるタイヤや浮輪等の被供
給物へ接続される管を着脱可能とする継手（タイヤバル
ブコア等：図示せず）が設けられている。また、外部供
給用配管１０の途中には外部供給バルブ３０が設けられ
ている。また、蓋２４ｂには該外部供給用配管１０と同
方向に乾燥剤２７を通過した圧縮空気がエアサスペンシ
ョン装置へ流通するサスペンション装置供給用配管１１
が設けられている。この乾燥剤２７を通る流路が第１の
通路を構成する。サスペンション装置供給用配管１１
は、各車輪ごとに設けられる給排バルブ３１，３２・・
を介して各車輪ごとに設けられたガスばねに接続され
る。
【００１５】コントローラ３３は、車高センサ等の各種
センサ（図示せず）、電動モータ１、外部供給バルブ３
０、給排バルブ３１，３２・・、や作業者が外部供給用
配管１０に被供給物を接続し、圧縮空気を供給させる際
に操作する外部供給スイッチ３４等が接続されている。
【００１６】次にその作動を図２に示すフローチャート
を用い説明する。
【００１７】まず、ステップＳ１で、外部供給スイッチ
３４がＯＮであるかを判断し、ＯＮの場合はステップＳ
２へ進み、ＯＦＦの場合は、ステップＳ５へ進む。ステ
ップＳ２では、コンプレッサに通電し、外部供給バルブ
３０を開弁する。また、ステップＳ３で外部供給スイッ
チ３４がＯＦＦとなるまで待つ。そして外部供給スイッ
チ３４がＯＦＦとなるとステップＳ４へ進み、コンプレ
ッサを停止させ、外部供給バルブ３０を閉弁する。ま
た、ステップＳ５では、車高センサの信号により基準中
間車高範囲か、高いか、低いか、を判断する。高い場合
には、ステップＳ６へ進み給排バルブ３１，３２・・及
び排気バルブ２１を開弁しコンプレッサには通電せず、
排気を行う。この際、ガスばねの圧縮空気は、供給時と
反対に流れ、乾燥剤２７を乾かして再生した後、排気バ
ルブ２１を介して外部に排出される。低い場合には、ス
テップＳ７へ進み給排バルブ３１，３２・・を開弁しコ
ンプレッサに通電し、給気する。基準中間車高範囲の場
合や基準中間車高範囲となった場合は、ステップＳ８に
進み給排バルブ３１，３２・・を閉弁しコンプレッサに
通電を中止し、車高調整動作を中止する。
【００１８】以上説明した実施の形態にあっては、サス
ペンション装置へ圧縮空気を供給する際に、乾燥剤２７
を介して圧縮空気を乾かした後に供給する。そして、こ
の乾燥させた圧縮空気が排気時に乾燥剤２７を再生す
る。また、使いきりとなる多目的用途の外部へ圧縮空気
を供給する際には、乾燥剤２７を介さずに供給する。こ
の結果、乾燥剤２７が乾燥させた空気は、必ず乾燥剤２
７を再生させるので、乾燥剤２７は飽和状態になりにく
く寿命が長い。また、高温となるシリンダヘッド８から
離れたエアドライヤ９の蓋２４ｂ側に、外部供給用配管
１０や継手を設けたので、これらの変形や破損を確実に
防止することができる。また、外部供給用配管１０とサ
スペンション装置供給用配管１１が同一方向に向いて取
り付けられるので、エンジンルームの奥等に取り付けら
れた際にも前記配管をまとめエンジンルーム内に配管を
設置でき、エンジンルーム内への取付け性が大幅に向上
する。
【００１９】なお、本実施の形態では、エアサスペンシ
ョン装置と外部への供給先へ供給する際、外部供給スイ
ッチ３４のみで判定していたが、さらに、走行中等に供
給させないよう、サイドブレーキの作動を検知するセン
サが検知したときのみ作動可能とする安全装置等の停車
確認作動手段をつけてもよい。さらに、停車中も車高調
整を行うものについては、車高調整を優先させる車高調
整優先手段を設けてもよい。
【００２０】また、本実施の形態では、車両に搭載され
るエアサスペンション装置の車高調整に用いられるエア
コンプレッサを示したが、別段これに限ることはない。
【００２１】また、本実施の形態では、駆動源として電
動モータを使用したもの示したが、別段これに限ること
はなく、回転軸３から回転力が得られるものであれば、
例えばエンジン等の駆動源を使用してもよい。
【００２２】なお、本実施の形態では、空気圧縮手段を
ピストンとして往復動型の圧縮機に本願発明を用いた例
を示したがこれに限らず、吐出弁を用いるエアコンプレ
ッサであれば例えばダイアフラム式のエアコンプレッサ
等に用いても良い。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、被
供給物へ圧縮空気を流通させる配管をエアドライヤに設
けたことにより、高温による配管や配管継手等の部材の
変形や破損を防止することができる。また、全ての圧縮
空気をエアドライヤを通すこととなるが、圧縮空気の水
分を吸着して圧縮空気を流通させる第１の通路と、圧縮
空気が乾燥剤を流通せずに他の被供給物へ圧縮空気を流
通させる第２の通路を設けたので、湿気を採る必要のな
い被供給物へ圧縮空気を流通する際は、乾燥剤を通さな
いので、乾燥剤の寿命が短くなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態のエアコンプレッサを示す
図である。
【図２】本発明の実施の形態のエアコンプレッサの制御
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ 電動モータ（駆動源） ６ ピストン（空気圧縮手段） ８ シリンダヘッド ９ エアドライヤ １０ 外部供給用配管 １１ サスペンション装置供給用配管 ２７ 乾燥剤 ２８ａ 通路（第２の通路）

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 駆動源により駆動される空気圧縮手段
    と、該空気圧縮手段の吐出部に接続され内部に乾燥剤が
    充填されたエアドライヤとからなり、該エアドライヤ
    に、前記空気圧縮手段により圧縮された圧縮空気を前記
    乾燥剤に通過させて一の被供給物へ圧縮空気を流通させ
    る第１の通路と、圧縮空気が乾燥剤を通過せずに他の被
    供給物へ圧縮空気を流通させる第２の通路とを設けたこ
    とを特徴とするエアコンプレッサ。
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