JP2000265960A - 流体機械 - Google Patents
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- F04B39/16—Filtration; Moisture separation
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体の通路上に配置されるフィルタの装着の
自動化が容易で、前記フィルタの配置の自由度が向上さ
れた流体機械を提供する。 【解決手段】 リヤハウジング13の内底面13c上
に、取付凹部72を凹設する。この取付凹部72の底部
に、途中に圧縮機の吐出容量を調整するための制御弁3
2が配設された給気通路31の入口を開口する。そし
て、前記取付凹部72に対して、有蓋円筒状の金網から
なる濾材部と支持リングとからなるフィルタ71を圧入
することにより固定する。なお、前記濾材部の頭部は、
前記フィルタ71の装着時において、前記内底面13c
から膨出するように形成する。
自動化が容易で、前記フィルタの配置の自由度が向上さ
れた流体機械を提供する。 【解決手段】 リヤハウジング13の内底面13c上
に、取付凹部72を凹設する。この取付凹部72の底部
に、途中に圧縮機の吐出容量を調整するための制御弁3
2が配設された給気通路31の入口を開口する。そし
て、前記取付凹部72に対して、有蓋円筒状の金網から
なる濾材部と支持リングとからなるフィルタ71を圧入
することにより固定する。なお、前記濾材部の頭部は、
前記フィルタ71の装着時において、前記内底面13c
から膨出するように形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体を圧縮するた
めの圧縮機等の流体機械に関するものである。
めの圧縮機等の流体機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流体機械としては、例えば次の
ように構成された車両空調装置に使用される圧縮機が知
られている。
ように構成された車両空調装置に使用される圧縮機が知
られている。
【0003】すなわち、ハウジングの内部にクランク室
が区画形成され、駆動軸がクランク室を横切るようにし
て前記ハウジングに回転可能に支持されている。前記ク
ランク室内において、前記駆動軸にはカムプレートをな
す斜板が回転支持体を介して一体回転可能かつ傾動可能
に支持されている。その斜板の外周部には、複数のピス
トンが連結されている。前記ハウジングの一部を構成す
るシリンダブロックには、前記駆動軸を取り囲むように
所定間隔おきでシリンダボアが形成されている。そのシ
リンダボア内には、前記各ピストンの頭部が往復動可能
に挿入されている。
が区画形成され、駆動軸がクランク室を横切るようにし
て前記ハウジングに回転可能に支持されている。前記ク
ランク室内において、前記駆動軸にはカムプレートをな
す斜板が回転支持体を介して一体回転可能かつ傾動可能
に支持されている。その斜板の外周部には、複数のピス
トンが連結されている。前記ハウジングの一部を構成す
るシリンダブロックには、前記駆動軸を取り囲むように
所定間隔おきでシリンダボアが形成されている。そのシ
リンダボア内には、前記各ピストンの頭部が往復動可能
に挿入されている。
【0004】そして、前記駆動軸が、例えば車両のエン
ジン等の外部駆動源からベルト等を介して伝達された駆
動力により回転駆動されると、前記回転支持体を介して
前記斜板が回転され、その斜板の回転運動はピストンの
往復運動に変換される。これにより、前記シリンダボア
への冷媒ガスの吸入、吸入冷媒ガスの圧縮、及び圧縮さ
れた冷媒ガスのシリンダボアからの吐出の一連の圧縮サ
イクルが繰り返されるようになっている。
ジン等の外部駆動源からベルト等を介して伝達された駆
動力により回転駆動されると、前記回転支持体を介して
前記斜板が回転され、その斜板の回転運動はピストンの
往復運動に変換される。これにより、前記シリンダボア
への冷媒ガスの吸入、吸入冷媒ガスの圧縮、及び圧縮さ
れた冷媒ガスのシリンダボアからの吐出の一連の圧縮サ
イクルが繰り返されるようになっている。
【0005】また、前記圧縮機には、例えば次のような
吐出容量の可変機構を備えたものも知られている。すな
わち、前記圧縮された冷媒ガスが一時的に滞留する吐出
室と前記クランク室とが、制御弁を有する給気通路を介
して連通されている。この制御弁は、前記給気通路にお
ける開口面積を変更し、前記クランク室への高圧の吐出
冷媒ガスの供給量を調節する役割を担っている。この吐
出冷媒ガスの供給量の調節により、前記クランク室内の
圧力が変更され、前記ピストンを介したクランク室とシ
リンダボア内との圧力差が変更される。この圧力差の変
更に伴って、前記斜板の傾斜角が変更され、前記ピスト
ンのストローク、つまり吐出容量が調節されるようにな
っている。
吐出容量の可変機構を備えたものも知られている。すな
わち、前記圧縮された冷媒ガスが一時的に滞留する吐出
室と前記クランク室とが、制御弁を有する給気通路を介
して連通されている。この制御弁は、前記給気通路にお
ける開口面積を変更し、前記クランク室への高圧の吐出
冷媒ガスの供給量を調節する役割を担っている。この吐
出冷媒ガスの供給量の調節により、前記クランク室内の
圧力が変更され、前記ピストンを介したクランク室とシ
リンダボア内との圧力差が変更される。この圧力差の変
更に伴って、前記斜板の傾斜角が変更され、前記ピスト
ンのストローク、つまり吐出容量が調節されるようにな
っている。
【0006】このような圧縮機は、前記駆動軸の軸受
部、前記ピストンとシリンダボアとの間、前記斜板とピ
ストンとの連結部等、数多くの摺動部を有している。こ
のような摺動部に異物がかみ込まれたりすると、各摺動
部の滑らかな動作が損なわれて、前記外部駆動源に対す
る負荷が増大することがある。特に、前記摺動部に焼き
付きを生じたりすると、前記外部駆動源に重大な影響を
生じせしめることになる。
部、前記ピストンとシリンダボアとの間、前記斜板とピ
ストンとの連結部等、数多くの摺動部を有している。こ
のような摺動部に異物がかみ込まれたりすると、各摺動
部の滑らかな動作が損なわれて、前記外部駆動源に対す
る負荷が増大することがある。特に、前記摺動部に焼き
付きを生じたりすると、前記外部駆動源に重大な影響を
生じせしめることになる。
【0007】また、前記吐出容量の可変機構を備えた圧
縮機では、前記制御弁内に異物が侵入すると、その制御
弁の弁体と弁孔との間に前記異物がかみ込まれて、その
開度調整機能が損なわれることがある。このように制御
弁の開度調整機能に異常を来すと、前記クランク室への
吐出冷媒ガスの供給の調節が適正に行われなくなり、前
記吐出容量の調節精度が大きく低下することがある。
縮機では、前記制御弁内に異物が侵入すると、その制御
弁の弁体と弁孔との間に前記異物がかみ込まれて、その
開度調整機能が損なわれることがある。このように制御
弁の開度調整機能に異常を来すと、前記クランク室への
吐出冷媒ガスの供給の調節が適正に行われなくなり、前
記吐出容量の調節精度が大きく低下することがある。
【0008】これらのような異物の侵入による不具合を
回避するため、外部冷媒回路から圧縮機への冷媒ガスの
入口、前記給気通路の入口等にフィルタを装着した圧縮
機も知れている。
回避するため、外部冷媒回路から圧縮機への冷媒ガスの
入口、前記給気通路の入口等にフィルタを装着した圧縮
機も知れている。
【0009】この種のフィルタのうちで、例えば前記給
気通路の入口に装着されるフィルタの固定構成を例示す
れば、図6に示すようなものがある。すなわち、リヤハ
ウジング101の外周部に区画形成された吐出室102
の内底面に取付凹部103が形成され、その取付凹部1
03内に前記給気通路104の入口が開口されている。
前記取付凹部103の内周面には、そのほぼ中央に段部
105が、その取付凹部103の開口部と段部105と
の間に環状溝106が、それぞれ形成されている。そし
て、例えば金網よりなる円板状のフィルタ107は、前
記段部105に収容され、前記環状溝106内に取着さ
れた止め輪108により抜け止め固定されている。
気通路の入口に装着されるフィルタの固定構成を例示す
れば、図6に示すようなものがある。すなわち、リヤハ
ウジング101の外周部に区画形成された吐出室102
の内底面に取付凹部103が形成され、その取付凹部1
03内に前記給気通路104の入口が開口されている。
前記取付凹部103の内周面には、そのほぼ中央に段部
105が、その取付凹部103の開口部と段部105と
の間に環状溝106が、それぞれ形成されている。そし
て、例えば金網よりなる円板状のフィルタ107は、前
記段部105に収容され、前記環状溝106内に取着さ
れた止め輪108により抜け止め固定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来構
成では、前記フィルタ107を装着する場合、まず前記
フィルタ107を前記段部105内に落とし込む。つい
で、前記止め輪108を、プライヤ等を用いて縮径させ
ながら取付凹部103の開口部に対応させたのち、止め
輪108の縮径を解除して止め輪108を前記環状溝1
06内に落とし込む必要がある。このように前記フィル
タ107の装着時には細かい作業が要求され、その装着
作業の自動化が困難で人手に頼らざるを得ず、圧縮機の
製造コストが高くなるという問題があった。
成では、前記フィルタ107を装着する場合、まず前記
フィルタ107を前記段部105内に落とし込む。つい
で、前記止め輪108を、プライヤ等を用いて縮径させ
ながら取付凹部103の開口部に対応させたのち、止め
輪108の縮径を解除して止め輪108を前記環状溝1
06内に落とし込む必要がある。このように前記フィル
タ107の装着時には細かい作業が要求され、その装着
作業の自動化が困難で人手に頼らざるを得ず、圧縮機の
製造コストが高くなるという問題があった。
【0011】ここで、前記圧縮機は、前記車両エンジン
を駆動源とするため、前記車両のエンジンルーム内の前
記車両エンジンの近傍に搭載される。このエンジンルー
ム内における圧縮機の搭載スペースは限られているた
め、圧縮機に対する小型化の要求が高まっている。これ
に伴って、前記取付凹部103が形成される吐出室10
2の開口部も小さくなってきている。しかも、前記リヤ
ハウジング101の外周部には、圧縮機全体のハウジン
グを接合固定するための通しボルトを螺着するスペース
を確保する必要がある。このスペースは前記吐出室10
2の内周面において膨出部を生み出すことになる。
を駆動源とするため、前記車両のエンジンルーム内の前
記車両エンジンの近傍に搭載される。このエンジンルー
ム内における圧縮機の搭載スペースは限られているた
め、圧縮機に対する小型化の要求が高まっている。これ
に伴って、前記取付凹部103が形成される吐出室10
2の開口部も小さくなってきている。しかも、前記リヤ
ハウジング101の外周部には、圧縮機全体のハウジン
グを接合固定するための通しボルトを螺着するスペース
を確保する必要がある。このスペースは前記吐出室10
2の内周面において膨出部を生み出すことになる。
【0012】この一方で、所定の濾過面積を確保する必
要があるため、前記フィルタ107をその径方向に単純
に小型化することも困難である。このため、前記フィル
タ107は、前記リヤハウジング101内に配置する際
に、その配置場所の厳しい制約を受けるという問題があ
った。
要があるため、前記フィルタ107をその径方向に単純
に小型化することも困難である。このため、前記フィル
タ107は、前記リヤハウジング101内に配置する際
に、その配置場所の厳しい制約を受けるという問題があ
った。
【0013】そこで、フィルタ107を所定の濾過面積
を確保しつつ径方向に小型化するために、フィルタ10
7の一部を軸線方向に膨出させることが考えられる。と
ころが、前記フィルタ107を取付凹部103の開口部
側に膨出させると、前記止め輪108の取着作業が著し
く困難になる。また、前記フィルタ107を取付凹部1
03の奥側に膨出させると、そのフィルタ107の膨出
部内に異物が蓄積するおそれがあるという新たな問題を
生じせしめる。
を確保しつつ径方向に小型化するために、フィルタ10
7の一部を軸線方向に膨出させることが考えられる。と
ころが、前記フィルタ107を取付凹部103の開口部
側に膨出させると、前記止め輪108の取着作業が著し
く困難になる。また、前記フィルタ107を取付凹部1
03の奥側に膨出させると、そのフィルタ107の膨出
部内に異物が蓄積するおそれがあるという新たな問題を
生じせしめる。
【0014】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とし
ては、流体の通路上に配置されるフィルタの装着の自動
化が容易で、前記フィルタの配置の自由度が向上された
流体機械を提供することにある。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とし
ては、流体の通路上に配置されるフィルタの装着の自動
化が容易で、前記フィルタの配置の自由度が向上された
流体機械を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、可変容量圧縮機に係る本願請求項1に記載の発明
は、ハウジング内に複数の圧力室と、容積変化により収
容された流体に所定の圧力を生じせしめる作動室と、前
記ハウジングに穿設され外部と前記圧力室との間または
前記各圧力室間を連通する連通路とを備えた流体機械に
おいて、前記連通路におけるハウジングの開口端部に対
してフィルタを圧入またはかしめにより固定するように
したことを要旨とするものである。
に、可変容量圧縮機に係る本願請求項1に記載の発明
は、ハウジング内に複数の圧力室と、容積変化により収
容された流体に所定の圧力を生じせしめる作動室と、前
記ハウジングに穿設され外部と前記圧力室との間または
前記各圧力室間を連通する連通路とを備えた流体機械に
おいて、前記連通路におけるハウジングの開口端部に対
してフィルタを圧入またはかしめにより固定するように
したことを要旨とするものである。
【0016】この本願請求項1に記載の発明では、ハウ
ジングの開口端部に対してフィルタを対応させ、そのフ
ィルタをそのまま圧入するといった簡単な作業で、ある
いはフィルタを挿入した後、露出部分を押圧するといっ
た簡単な作業で、そのフィルタがハウジングに固定され
る。このため、フィルタの装着作業を容易に自動化する
ことができる。
ジングの開口端部に対してフィルタを対応させ、そのフ
ィルタをそのまま圧入するといった簡単な作業で、ある
いはフィルタを挿入した後、露出部分を押圧するといっ
た簡単な作業で、そのフィルタがハウジングに固定され
る。このため、フィルタの装着作業を容易に自動化する
ことができる。
【0017】また、本願請求項2に記載の発明は、前記
請求項1に記載の発明において、前記フィルタは、前記
連通路内の前記流体の流通方向における入口側の前記開
口端部に設けたものであることを要旨とするものであ
る。
請求項1に記載の発明において、前記フィルタは、前記
連通路内の前記流体の流通方向における入口側の前記開
口端部に設けたものであることを要旨とするものであ
る。
【0018】この本願請求項2に記載の発明では、前記
請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記連通路内へ
の異物の侵入を効果的に抑制することができる。また、
フィルタが流体の圧力により連通路側に押しつけられる
ため、フィルタが不用意に脱落することがない。
請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記連通路内へ
の異物の侵入を効果的に抑制することができる。また、
フィルタが流体の圧力により連通路側に押しつけられる
ため、フィルタが不用意に脱落することがない。
【0019】また、本願請求項3に記載の発明は、前記
請求項1または請求項2に記載の発明において、前記フ
ィルタは、立体形状をなす濾材部を備えたものであるこ
とを要旨とするものである。
請求項1または請求項2に記載の発明において、前記フ
ィルタは、立体形状をなす濾材部を備えたものであるこ
とを要旨とするものである。
【0020】この本願請求項3に記載の発明では、前記
請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、
所定の濾過面積を確保しつつ、フィルタを径方向に小型
化することができる。
請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、
所定の濾過面積を確保しつつ、フィルタを径方向に小型
化することができる。
【0021】また、本願請求項4に記載の発明は、前記
請求項3に記載の発明において、前記濾材部の少なくと
も一部を前記ハウジングの開口端部から離間する方向に
膨出するように形成したことを要旨とするものである。
請求項3に記載の発明において、前記濾材部の少なくと
も一部を前記ハウジングの開口端部から離間する方向に
膨出するように形成したことを要旨とするものである。
【0022】この本願請求項4に記載の発明では、前記
請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記濾材部を異
物が堆積しにくい構造とすることができる。また、本願
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4のう
ちいずれか一項に記載の発明において、前記流体が圧縮
性流体であり、前記圧力室は外部から供給される圧縮性
流体を収容する吸入室と前記作動室から吐出される圧縮
性流体を収容する吐出室を含むことを要旨とするもので
ある。
請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記濾材部を異
物が堆積しにくい構造とすることができる。また、本願
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4のう
ちいずれか一項に記載の発明において、前記流体が圧縮
性流体であり、前記圧力室は外部から供給される圧縮性
流体を収容する吸入室と前記作動室から吐出される圧縮
性流体を収容する吐出室を含むことを要旨とするもので
ある。
【0023】ここで、圧縮性流体、つまり気体を圧縮す
る圧縮機では、その摺動面に常に多量の液体が接するわ
けではなく、多少の潤滑油が供給されているにすぎな
い。このため、その摺動面に付着した異物が洗い流され
にくくなることがある。この本願請求項5に記載の発明
では、前記圧縮機において異物の影響を低減することが
でき、前記請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記
載の発明の作用を顕著に実現させることができる。
る圧縮機では、その摺動面に常に多量の液体が接するわ
けではなく、多少の潤滑油が供給されているにすぎな
い。このため、その摺動面に付着した異物が洗い流され
にくくなることがある。この本願請求項5に記載の発明
では、前記圧縮機において異物の影響を低減することが
でき、前記請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記
載の発明の作用を顕著に実現させることができる。
【0024】また、本願請求項6に記載の発明は、前記
請求項5に記載の発明において、前記連通路のうち少な
くとも1つは、その途中に開口面積を変更するための制
御弁を備えたものであることを要旨とするものである。
請求項5に記載の発明において、前記連通路のうち少な
くとも1つは、その途中に開口面積を変更するための制
御弁を備えたものであることを要旨とするものである。
【0025】この本願請求項6に記載の発明では、前記
請求項5に記載の発明の作用に加えて、異物により連通
路の開口面積の変更に支障を来すのを未然に防ぐことが
できる。
請求項5に記載の発明の作用に加えて、異物により連通
路の開口面積の変更に支障を来すのを未然に防ぐことが
できる。
【0026】また、本願請求項7に記載の発明は、前記
請求項6に記載の発明において、前記圧力室は、前記制
御弁の動作に応じて内部に収容された圧縮性流体の圧力
が変更され、前記駆動軸に傾動可能に取着されたカムプ
レートを収容するクランク室を含み、前記作動室には前
記カムプレートに連結されたピストンを往復動可能に収
容し、前記クランク室内の圧力の変更により前記クラン
ク室と前記シリンダボア内との前記ピストンを介した圧
力差を変更し、その圧力差の変更に基づいて前記カムプ
レートの傾斜角を変更することで、前記圧縮性流体の吐
出容量を変更するようにしたことを要旨とするものであ
る。
請求項6に記載の発明において、前記圧力室は、前記制
御弁の動作に応じて内部に収容された圧縮性流体の圧力
が変更され、前記駆動軸に傾動可能に取着されたカムプ
レートを収容するクランク室を含み、前記作動室には前
記カムプレートに連結されたピストンを往復動可能に収
容し、前記クランク室内の圧力の変更により前記クラン
ク室と前記シリンダボア内との前記ピストンを介した圧
力差を変更し、その圧力差の変更に基づいて前記カムプ
レートの傾斜角を変更することで、前記圧縮性流体の吐
出容量を変更するようにしたことを要旨とするものであ
る。
【0027】この本願請求項7に記載の発明では、前記
請求項6に記載の発明の作用に加えて、前記制御弁への
異物の侵入が未然に抑制され、その制御弁の正確な動作
を確保することができる。これにより、圧縮機における
正確な前記吐出容量の変更動作を確保することができ
る。
請求項6に記載の発明の作用に加えて、前記制御弁への
異物の侵入が未然に抑制され、その制御弁の正確な動作
を確保することができる。これにより、圧縮機における
正確な前記吐出容量の変更動作を確保することができ
る。
【0028】また、本願請求項8に記載の発明は、前記
請求項7に記載の発明において、前記駆動軸が常時外部
駆動源に接続されたことを要旨とするものである。この
ような、いわゆるクラッチレスタイプの圧縮機では、前
記制御弁に不具合が発生すると、吐出容量の制御性が大
きく低下したままでの運転が継続されるおそれがある。
このような状況では、要求されている吐出容量と一致し
ない吐出容量で運転されるおそれがある。このため、こ
の本願請求項8に記載の発明では、いわゆるクラッチレ
スタイプの圧縮機において、前記請求項7に記載の発明
の作用が特に顕著に発揮される。
請求項7に記載の発明において、前記駆動軸が常時外部
駆動源に接続されたことを要旨とするものである。この
ような、いわゆるクラッチレスタイプの圧縮機では、前
記制御弁に不具合が発生すると、吐出容量の制御性が大
きく低下したままでの運転が継続されるおそれがある。
このような状況では、要求されている吐出容量と一致し
ない吐出容量で運転されるおそれがある。このため、こ
の本願請求項8に記載の発明では、いわゆるクラッチレ
スタイプの圧縮機において、前記請求項7に記載の発明
の作用が特に顕著に発揮される。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に、本発明
を片頭ピストンタイプの斜板式可変容量圧縮機に具体化
した第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明す
る。
を片頭ピストンタイプの斜板式可変容量圧縮機に具体化
した第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明す
る。
【0030】まず、前記可変容量圧縮機(以下、単に
「圧縮機」という。)の概略構成について説明する。図
1に示すように、フロントハウジング11は、シリンダ
ブロック12の前端に接合されている。リヤハウジング
13は、シリンダブロック12の後端にバルブプレート
14を介して、接合されている。これらのフロントハウ
ジング11、シリンダブロック12及びリヤハウジング
13は、通しボルト15により接合固定され、圧縮機の
ハウジングが構成されている。
「圧縮機」という。)の概略構成について説明する。図
1に示すように、フロントハウジング11は、シリンダ
ブロック12の前端に接合されている。リヤハウジング
13は、シリンダブロック12の後端にバルブプレート
14を介して、接合されている。これらのフロントハウ
ジング11、シリンダブロック12及びリヤハウジング
13は、通しボルト15により接合固定され、圧縮機の
ハウジングが構成されている。
【0031】前記フロントハウジング11と前記シリン
ダブロック12とに囲まれるように、圧力室としてのク
ランク室16が区画形成されている。駆動軸17は、ク
ランク室16を横切るようにフロントハウジング11と
シリンダブロック12との間で回転可能に架設支持され
ている。この駆動軸17は、その前端側が図示しないプ
ーリ、ベルト等を介して車両エンジン等の外部駆動源に
常時接続されている。このような、いわゆるクラッチレ
スタイプの圧縮機では、車両エンジンからの駆動力が駆
動軸17に常時伝達され、その駆動軸17が常時回転さ
れるようになっている。
ダブロック12とに囲まれるように、圧力室としてのク
ランク室16が区画形成されている。駆動軸17は、ク
ランク室16を横切るようにフロントハウジング11と
シリンダブロック12との間で回転可能に架設支持され
ている。この駆動軸17は、その前端側が図示しないプ
ーリ、ベルト等を介して車両エンジン等の外部駆動源に
常時接続されている。このような、いわゆるクラッチレ
スタイプの圧縮機では、車両エンジンからの駆動力が駆
動軸17に常時伝達され、その駆動軸17が常時回転さ
れるようになっている。
【0032】また、駆動軸17には、前記クランク室1
6内において、回転支持体18が固定されるとともに、
カムプレートをなす斜板19がスライド移動可能に挿嵌
されている。この斜板19は、ヒンジ機構20を介して
前記回転支持体18に一体回転可能に連結されている。
このヒンジ機構20及び前記斜板19と駆動軸17との
挿嵌関係により、前記斜板19が駆動軸17に対してそ
の軸線方向へ傾動しつつスライド移動可能になってい
る。
6内において、回転支持体18が固定されるとともに、
カムプレートをなす斜板19がスライド移動可能に挿嵌
されている。この斜板19は、ヒンジ機構20を介して
前記回転支持体18に一体回転可能に連結されている。
このヒンジ機構20及び前記斜板19と駆動軸17との
挿嵌関係により、前記斜板19が駆動軸17に対してそ
の軸線方向へ傾動しつつスライド移動可能になってい
る。
【0033】すなわち、図1において二点鎖線で示すよ
うに、斜板19の半径中心部がシリンダブロック12側
にスライド移動すると、斜板19の傾斜角が減少され
る。一方、図1において実線で示すように、斜板19の
半径中心部が回転支持体18側にスライド移動すると、
斜板19の傾斜角が増大される。
うに、斜板19の半径中心部がシリンダブロック12側
にスライド移動すると、斜板19の傾斜角が減少され
る。一方、図1において実線で示すように、斜板19の
半径中心部が回転支持体18側にスライド移動すると、
斜板19の傾斜角が増大される。
【0034】前記シリンダブロック12には、その駆動
軸17の軸線周りの同一円周上に所定間隔をおいて、複
数(例えば6個)の作動室としてのシリンダボア12a
が形成されている。各シリンダボア12aには、片頭型
のピストン21の頭部21aが往復動可能に収容されて
いる。そのピストン21の首部21b側は、シュー22
を介して前記斜板19の外周部に摺動可能に連結されて
いる。これにより、前記駆動軸17の回転運動が、前記
回転支持体18、ヒンジ機構20、斜板19及びシュー
22を介して、ピストン21の頭部21aのシリンダボ
ア12a内における前後往復運動に変換される。
軸17の軸線周りの同一円周上に所定間隔をおいて、複
数(例えば6個)の作動室としてのシリンダボア12a
が形成されている。各シリンダボア12aには、片頭型
のピストン21の頭部21aが往復動可能に収容されて
いる。そのピストン21の首部21b側は、シュー22
を介して前記斜板19の外周部に摺動可能に連結されて
いる。これにより、前記駆動軸17の回転運動が、前記
回転支持体18、ヒンジ機構20、斜板19及びシュー
22を介して、ピストン21の頭部21aのシリンダボ
ア12a内における前後往復運動に変換される。
【0035】図1及び図2に示すように、前記リヤハウ
ジング13には、その中心部に圧力室としての吸入室2
4が、その外周部に圧力室としての吐出室25が、それ
ぞれ区画形成されている。その吐出室25の内向周壁面
25a上には複数の膨出部13aが形成され、その膨出
部13aには前記通しボルト15に螺合するネジ孔13
bが穿設されている。
ジング13には、その中心部に圧力室としての吸入室2
4が、その外周部に圧力室としての吐出室25が、それ
ぞれ区画形成されている。その吐出室25の内向周壁面
25a上には複数の膨出部13aが形成され、その膨出
部13aには前記通しボルト15に螺合するネジ孔13
bが穿設されている。
【0036】前記バルブプレート14には、前記各シリ
ンダボア12aに対応するように、吸入ポート26、吸
入弁27、吐出ポート28及び吐出弁29が形成されて
いる。前記吸入ポート26は前記吸入室24と各シリン
ダボア12aとを連通し、前記吸入弁27はこの吸入ポ
ート26を開閉する。前記吐出ポート28は前記吐出室
25と各シリンダボア12aとを連通し、前記吐出弁2
9はこの吐出ポート28を開閉する。
ンダボア12aに対応するように、吸入ポート26、吸
入弁27、吐出ポート28及び吐出弁29が形成されて
いる。前記吸入ポート26は前記吸入室24と各シリン
ダボア12aとを連通し、前記吸入弁27はこの吸入ポ
ート26を開閉する。前記吐出ポート28は前記吐出室
25と各シリンダボア12aとを連通し、前記吐出弁2
9はこの吐出ポート28を開閉する。
【0037】ここで、前記駆動軸17が図示しない外部
駆動源により回転駆動され、ピストン21が上死点側か
ら下死点側へ移動されると、吸入室24内の冷媒ガスが
吸入弁27を押し退けて吸入ポート26を介してシリン
ダボア12aに吸入される。シリンダボア12aに吸入
された冷媒ガスは、ピストン21の下死点側から上死点
側への移動により所定の圧力に達するまで圧縮される。
この圧縮された冷媒ガスは、吐出弁29を押し退けて、
吐出ポート28を介して吐出室25へ吐出される。
駆動源により回転駆動され、ピストン21が上死点側か
ら下死点側へ移動されると、吸入室24内の冷媒ガスが
吸入弁27を押し退けて吸入ポート26を介してシリン
ダボア12aに吸入される。シリンダボア12aに吸入
された冷媒ガスは、ピストン21の下死点側から上死点
側への移動により所定の圧力に達するまで圧縮される。
この圧縮された冷媒ガスは、吐出弁29を押し退けて、
吐出ポート28を介して吐出室25へ吐出される。
【0038】前記クランク室16と吸入室24とは、連
通路としての抽気通路30により連通されている。前記
吐出室25とクランク室16とは、連通路としての給気
通路31により連通されている。図1及び図2に示すよ
うに、この給気通路31の途中には、その開口面積を変
更するための制御弁32が接続されている。この制御弁
32は、前記リヤハウジング13の後端部に穿設された
取付孔33内に取り付けられている。
通路としての抽気通路30により連通されている。前記
吐出室25とクランク室16とは、連通路としての給気
通路31により連通されている。図1及び図2に示すよ
うに、この給気通路31の途中には、その開口面積を変
更するための制御弁32が接続されている。この制御弁
32は、前記リヤハウジング13の後端部に穿設された
取付孔33内に取り付けられている。
【0039】前記吸入室24は、連通路としての吸入通
路34を介して外部冷媒回路35の一端に接続されてい
る。前記吐出室25は、連通路としての吐出通路36を
介して外部冷媒回路35の他端に接続されている。この
外部冷媒回路35は、凝縮器39、膨張弁40及び蒸発
器41を備えている。そして、外部冷媒回路35と前記
構成の圧縮機とで、冷凍回路が構成されている。
路34を介して外部冷媒回路35の一端に接続されてい
る。前記吐出室25は、連通路としての吐出通路36を
介して外部冷媒回路35の他端に接続されている。この
外部冷媒回路35は、凝縮器39、膨張弁40及び蒸発
器41を備えている。そして、外部冷媒回路35と前記
構成の圧縮機とで、冷凍回路が構成されている。
【0040】蒸発器温度センサ42は、前記蒸発器41
の近傍に設置され、その蒸発器41における温度を検出
し、この検出温度情報を制御コンピュータ43に出力す
る。この制御コンピュータ43には、例えば車両の車室
内の温度を設定するための車室温度設定器44及び車室
温度センサ45が接続されている。
の近傍に設置され、その蒸発器41における温度を検出
し、この検出温度情報を制御コンピュータ43に出力す
る。この制御コンピュータ43には、例えば車両の車室
内の温度を設定するための車室温度設定器44及び車室
温度センサ45が接続されている。
【0041】前記制御コンピュータ43は、例えば車室
温度設定器44によって予め設定された室温、蒸発器温
度センサ42から得られる検出温度、及び車室温度セン
サ45から得られる検出温度等の外部信号に基づいて、
入力電流値を駆動回路46に指令する。駆動回路46
は、指令された入力電流値を後述する制御弁32のコイ
ル67に対して出力する。
温度設定器44によって予め設定された室温、蒸発器温
度センサ42から得られる検出温度、及び車室温度セン
サ45から得られる検出温度等の外部信号に基づいて、
入力電流値を駆動回路46に指令する。駆動回路46
は、指令された入力電流値を後述する制御弁32のコイ
ル67に対して出力する。
【0042】前記制御弁32は、電磁駆動部51とバル
ブハウジング52とが中央部で接合されてなっている。
前記バルブハウジング52の先端側の内部には、ベロー
ズ53を収容する感圧室54が区画形成されている。こ
の感圧室54は、感圧孔55及び連通路としての検圧通
路56を介して前記吸入室24に連通されている。これ
により、前記吸入室24内の吸入圧力Psが、感圧室5
4内に導かれるようになっている。
ブハウジング52とが中央部で接合されてなっている。
前記バルブハウジング52の先端側の内部には、ベロー
ズ53を収容する感圧室54が区画形成されている。こ
の感圧室54は、感圧孔55及び連通路としての検圧通
路56を介して前記吸入室24に連通されている。これ
により、前記吸入室24内の吸入圧力Psが、感圧室5
4内に導かれるようになっている。
【0043】また、前記バルブハウジング52の内部の
前記電磁駆動部51側には、弁体57を収容する弁室5
8が区画形成されている。この弁室58の弁体57と対
向する位置には、弁孔59の一端が開口されている。こ
の弁孔59の他端は、バルブハウジング52の外周面に
おける前記感圧室54と弁室58とのほぼ中間に開口さ
れている。この弁孔59には、下流側給気通路31aを
介して前記クランク室16が連通されている。これによ
り、前記弁体57が前記弁孔59を閉止した状態では、
その弁孔59内に前記クランク室16内のクランク室圧
力Pcが導かれるようになっている。
前記電磁駆動部51側には、弁体57を収容する弁室5
8が区画形成されている。この弁室58の弁体57と対
向する位置には、弁孔59の一端が開口されている。こ
の弁孔59の他端は、バルブハウジング52の外周面に
おける前記感圧室54と弁室58とのほぼ中間に開口さ
れている。この弁孔59には、下流側給気通路31aを
介して前記クランク室16が連通されている。これによ
り、前記弁体57が前記弁孔59を閉止した状態では、
その弁孔59内に前記クランク室16内のクランク室圧
力Pcが導かれるようになっている。
【0044】また、前記弁室58には、給気孔60及び
上流側給気通路31bを介して前記吐出室25が連通さ
れている。これにより、前記弁室58内に前記吐出室2
5内の吐出圧力Pdが導かれるようになっている。
上流側給気通路31bを介して前記吐出室25が連通さ
れている。これにより、前記弁室58内に前記吐出室2
5内の吐出圧力Pdが導かれるようになっている。
【0045】このように、前記上流側給気通路31b、
給気孔60、弁室58、弁孔59及び下流側給気通路3
1aにより、前記給気通路31が構成されている。前記
弁体57には感圧ロッド61が一体形成され、この感圧
ロッド61により前記ベローズ53と弁体57とが作動
連結されている。すなわち、前記ベローズ53が前記吸
入圧力Psの変動に応じて伸縮すると、その吸入圧力P
sの変動に応じた付勢力が前記感圧ロッド61を介して
弁体57に伝達される。
給気孔60、弁室58、弁孔59及び下流側給気通路3
1aにより、前記給気通路31が構成されている。前記
弁体57には感圧ロッド61が一体形成され、この感圧
ロッド61により前記ベローズ53と弁体57とが作動
連結されている。すなわち、前記ベローズ53が前記吸
入圧力Psの変動に応じて伸縮すると、その吸入圧力P
sの変動に応じた付勢力が前記感圧ロッド61を介して
弁体57に伝達される。
【0046】前記弁体57と、その弁体57に対向する
弁室58の内壁面との間には、強制開放バネ62が配置
されている。この強制開放バネ62により、前記ベロー
ズ53及び電磁駆動部51の非作動状態において、前記
弁体57が前記弁孔59を開放するようになっている。
弁室58の内壁面との間には、強制開放バネ62が配置
されている。この強制開放バネ62により、前記ベロー
ズ53及び電磁駆動部51の非作動状態において、前記
弁体57が前記弁孔59を開放するようになっている。
【0047】前記電磁駆動部51の内部にはプランジャ
室63が区画形成され、そのプランジャ室63の上方開
口部には固定鉄心64が嵌合されている。前記プランジ
ャ室63の内部には、可動鉄心65が前記固定鉄心64
と対向するように収容されている。その可動鉄心65と
プランジャ室63の底面との間には追従バネ66が配置
され、この追従バネ66により可動鉄心65が前記弁室
58側に付勢されている。
室63が区画形成され、そのプランジャ室63の上方開
口部には固定鉄心64が嵌合されている。前記プランジ
ャ室63の内部には、可動鉄心65が前記固定鉄心64
と対向するように収容されている。その可動鉄心65と
プランジャ室63の底面との間には追従バネ66が配置
され、この追従バネ66により可動鉄心65が前記弁室
58側に付勢されている。
【0048】そして、前記固定鉄心64と前記可動鉄心
65の外側には、両鉄心64,65を跨ぐようにコイル
67が配置されている。このコイル67には前記駆動回
路46が接続されており、その駆動回路46からの入力
電流値に応じた電磁力が発生するようになっている。
65の外側には、両鉄心64,65を跨ぐようにコイル
67が配置されている。このコイル67には前記駆動回
路46が接続されており、その駆動回路46からの入力
電流値に応じた電磁力が発生するようになっている。
【0049】前記弁体57には、前記感圧ロッド61と
は反対側において電磁駆動ロッド68が一体形成されて
いる。この電磁駆動ロッド68の可動鉄心65側の端部
は、前記強制開放バネ62及び追従バネ66の付勢力に
よって可動鉄心65に当接されている。これにより、可
動鉄心65と弁体57とが、電磁駆動ロッド68を介し
て作動連結され、前記コイル67で発生された電磁力に
応じた付勢力が前記弁体57に伝達されるようになって
いる。
は反対側において電磁駆動ロッド68が一体形成されて
いる。この電磁駆動ロッド68の可動鉄心65側の端部
は、前記強制開放バネ62及び追従バネ66の付勢力に
よって可動鉄心65に当接されている。これにより、可
動鉄心65と弁体57とが、電磁駆動ロッド68を介し
て作動連結され、前記コイル67で発生された電磁力に
応じた付勢力が前記弁体57に伝達されるようになって
いる。
【0050】次に、上記構成の圧縮機の吐出容量の変更
動作について説明する。例えば車室温度センサ45から
得られる検出温度が車室温度設定器44の設定温度以上
である場合には、制御コンピュータ43は駆動回路46
に指令して制御弁32のコイル67に所定の電流を供給
する。コイル67に対する電流の供給が開始されると、
前記両鉄心64,65間には入力電流値に応じた吸引力
(電磁力)が発生する。この吸引力は、強制開放バネ6
2の付勢力に抗し、弁孔59に接近する方向、つまり給
気通路31の開口面積が減少する方向の荷重として弁体
57に伝達される。
動作について説明する。例えば車室温度センサ45から
得られる検出温度が車室温度設定器44の設定温度以上
である場合には、制御コンピュータ43は駆動回路46
に指令して制御弁32のコイル67に所定の電流を供給
する。コイル67に対する電流の供給が開始されると、
前記両鉄心64,65間には入力電流値に応じた吸引力
(電磁力)が発生する。この吸引力は、強制開放バネ6
2の付勢力に抗し、弁孔59に接近する方向、つまり給
気通路31の開口面積が減少する方向の荷重として弁体
57に伝達される。
【0051】一方、ベローズ53は、検圧通路56を介
して感圧室54に導入される吸入圧力Psの変動に応じ
て伸縮する。このベローズ53の伸縮に応じて、感圧ロ
ッド61を介して弁体57に伝達される荷重が変化す
る。
して感圧室54に導入される吸入圧力Psの変動に応じ
て伸縮する。このベローズ53の伸縮に応じて、感圧ロ
ッド61を介して弁体57に伝達される荷重が変化す
る。
【0052】すなわち、前記吸入圧力Psが高くなる
と、前記ベローズ53が縮められ、前記弁体57には弁
孔59に接近する方向、つまり給気通路31の開口面積
が減少する方向の荷重が伝達される。一方、前記吸入圧
力Psが低くなると、前記ベローズ53が伸ばされ、前
記弁体57には弁孔59に離間する方向、つまり給気通
路31の開口面積が増大する方向の荷重が伝達される。
そして、制御弁32は、前記固定鉄心64と可動鉄心6
5との間の吸引力に基づく付与荷重及びベローズ53の
伸縮に基づく付与荷重の他、前記強制開放バネ62及び
追従バネ66に基づく付勢力等の総合力により弁体57
を動作させ、給気通路31の開口面積を決定する。
と、前記ベローズ53が縮められ、前記弁体57には弁
孔59に接近する方向、つまり給気通路31の開口面積
が減少する方向の荷重が伝達される。一方、前記吸入圧
力Psが低くなると、前記ベローズ53が伸ばされ、前
記弁体57には弁孔59に離間する方向、つまり給気通
路31の開口面積が増大する方向の荷重が伝達される。
そして、制御弁32は、前記固定鉄心64と可動鉄心6
5との間の吸引力に基づく付与荷重及びベローズ53の
伸縮に基づく付与荷重の他、前記強制開放バネ62及び
追従バネ66に基づく付勢力等の総合力により弁体57
を動作させ、給気通路31の開口面積を決定する。
【0053】制御弁32内における給気通路31の開口
面積が小さくなれば、吐出室25から給気通路31を経
由してクランク室16へ供給される冷媒ガス量が少なく
なる。クランク室16内の冷媒ガスは、抽気通路30を
介して、常に所定量が吸入室24へ流出しているため、
クランク室16内のクランク室圧力Pcが低下する。従
って、前記クランク室圧力Pcとシリンダボア12a内
の圧力とのピストン21を介した差が小さくなり、斜板
19の傾斜角が大きくなる。その結果、ピストン21の
ストロークが大きくなって吐出容量が増大する。
面積が小さくなれば、吐出室25から給気通路31を経
由してクランク室16へ供給される冷媒ガス量が少なく
なる。クランク室16内の冷媒ガスは、抽気通路30を
介して、常に所定量が吸入室24へ流出しているため、
クランク室16内のクランク室圧力Pcが低下する。従
って、前記クランク室圧力Pcとシリンダボア12a内
の圧力とのピストン21を介した差が小さくなり、斜板
19の傾斜角が大きくなる。その結果、ピストン21の
ストロークが大きくなって吐出容量が増大する。
【0054】一方、制御弁32内における給気通路31
の開口面積が大きくなれば、吐出室25からクランク室
16へ供給される冷媒ガス量が多くなり、クランク室1
6のクランク室圧力Pcが上昇する。このため、前記ク
ランク室圧力Pcとシリンダボア12aの圧力とのピス
トン21を介した差が大きくなり、斜板19の傾斜角が
小さくなる。その結果、ピストン21のストロークが小
さくなって吐出容量が減少する。
の開口面積が大きくなれば、吐出室25からクランク室
16へ供給される冷媒ガス量が多くなり、クランク室1
6のクランク室圧力Pcが上昇する。このため、前記ク
ランク室圧力Pcとシリンダボア12aの圧力とのピス
トン21を介した差が大きくなり、斜板19の傾斜角が
小さくなる。その結果、ピストン21のストロークが小
さくなって吐出容量が減少する。
【0055】さて、車室内における冷房要求が大きい場
合には、例えば、車室温度センサ45によって検出され
た検出温度と車室温度設定器44による設定温度との差
が大きくなる。制御コンピュータ43は、駆動回路46
に対して、前記検出温度と前記設定温度との差が大きい
ほど、制御弁32のコイル67への入力電流値を大きく
するように指令する。これにより、固定鉄心64と可動
鉄心65との間の吸引力が大きくなって、制御弁32内
における給気通路31の開口面積を小さくする方向の弁
体57への付与荷重が増大する。
合には、例えば、車室温度センサ45によって検出され
た検出温度と車室温度設定器44による設定温度との差
が大きくなる。制御コンピュータ43は、駆動回路46
に対して、前記検出温度と前記設定温度との差が大きい
ほど、制御弁32のコイル67への入力電流値を大きく
するように指令する。これにより、固定鉄心64と可動
鉄心65との間の吸引力が大きくなって、制御弁32内
における給気通路31の開口面積を小さくする方向の弁
体57への付与荷重が増大する。
【0056】従って、制御弁32は、より低い吸入圧力
Psを目標(設定吸入圧)としてベローズ53により弁
体57を動作させ、弁孔59の開閉を行う。言い換える
と、制御弁32は、コイル67への入力電流値が増大さ
れることによって、より低い吸入圧力Psを保持するよ
うに圧縮機の吐出容量を調節する。
Psを目標(設定吸入圧)としてベローズ53により弁
体57を動作させ、弁孔59の開閉を行う。言い換える
と、制御弁32は、コイル67への入力電流値が増大さ
れることによって、より低い吸入圧力Psを保持するよ
うに圧縮機の吐出容量を調節する。
【0057】逆に、車室内における冷房要求が小さい場
合には、例えば、車室温度センサ45によって検出され
た検出温度と車室温度設定器44による設定温度との差
は小さくなる。制御コンピュータ43は、駆動回路46
に対して、前記検出温度と前記設定温度との差が小さい
ほど、制御弁32のコイル67への入力電流値を小さく
するように指令する。これにより、固定鉄心64と可動
鉄心65との間の吸引力が小さくなって、制御弁32内
における給気通路31の開口面積を小さくする方向の弁
体57への付与荷重が減少する。
合には、例えば、車室温度センサ45によって検出され
た検出温度と車室温度設定器44による設定温度との差
は小さくなる。制御コンピュータ43は、駆動回路46
に対して、前記検出温度と前記設定温度との差が小さい
ほど、制御弁32のコイル67への入力電流値を小さく
するように指令する。これにより、固定鉄心64と可動
鉄心65との間の吸引力が小さくなって、制御弁32内
における給気通路31の開口面積を小さくする方向の弁
体57への付与荷重が減少する。
【0058】従って、制御弁32は、より高い吸入圧力
Psを設定吸入圧としてベローズ53により弁体57を
動作させ、弁孔59の開閉を行う。言い換えると、制御
弁32は、コイル67への入力電流値が減少されること
によって、より高い吸入圧力Psを保持するように圧縮
機の吐出容量を調節する。
Psを設定吸入圧としてベローズ53により弁体57を
動作させ、弁孔59の開閉を行う。言い換えると、制御
弁32は、コイル67への入力電流値が減少されること
によって、より高い吸入圧力Psを保持するように圧縮
機の吐出容量を調節する。
【0059】以上のように、制御弁32においてベロー
ズ53による給気通路31の開閉動作は、コイル67に
対する入力電流値の大小に応じて変化する。このような
制御弁32を具備することにより、圧縮機は冷凍回路に
おいて冷凍能力を変更する役割を担っている。
ズ53による給気通路31の開閉動作は、コイル67に
対する入力電流値の大小に応じて変化する。このような
制御弁32を具備することにより、圧縮機は冷凍回路に
おいて冷凍能力を変更する役割を担っている。
【0060】次に、本実施形態の特徴点について説明す
る。図1〜図4に示すように、前記リヤハウジング13
の内底面13cにおける下方の前記膨出部13aの近傍
には、フィルタ71を取り付けるための平面円形状をな
す取付凹部72が凹設されている。その取付凹部72に
は、中央よりやや奥側に段部72aが形成されており、
底部72bに前記上流側給気通路31bが開口されてい
る。つまり、この取付凹部72は、前記給気通路31に
おける冷媒ガスの入口及びリヤハウジング13の開口端
部をなしている。
る。図1〜図4に示すように、前記リヤハウジング13
の内底面13cにおける下方の前記膨出部13aの近傍
には、フィルタ71を取り付けるための平面円形状をな
す取付凹部72が凹設されている。その取付凹部72に
は、中央よりやや奥側に段部72aが形成されており、
底部72bに前記上流側給気通路31bが開口されてい
る。つまり、この取付凹部72は、前記給気通路31に
おける冷媒ガスの入口及びリヤハウジング13の開口端
部をなしている。
【0061】前記フィルタ71は、有蓋円筒状の金網か
らなる濾材部73と前記取付凹部72の開口形状に対応
するように形成された金属製の2枚の支持リング74と
からなっている。前記濾材部73の開口端からは、フラ
ンジ部73aが膨出されている。前記支持リング74を
なす上部支持リング74aと下部支持リング74bと
は、前記フランジ部73aを挟持した状態でスポット溶
接されている。これにより、前記濾材部73と、支持リ
ング74とが一体化されている。
らなる濾材部73と前記取付凹部72の開口形状に対応
するように形成された金属製の2枚の支持リング74と
からなっている。前記濾材部73の開口端からは、フラ
ンジ部73aが膨出されている。前記支持リング74を
なす上部支持リング74aと下部支持リング74bと
は、前記フランジ部73aを挟持した状態でスポット溶
接されている。これにより、前記濾材部73と、支持リ
ング74とが一体化されている。
【0062】この状態で、前記濾材部73の頭部73b
は、前記上部支持リング74aから所定の高さ分、膨出
されている。これにより、フィルタ71を前記取付凹部
72内に装着した状態で、その濾材部73の頭部73b
が前記リヤハウジング13の内底面13cから膨出する
ようになっている。
は、前記上部支持リング74aから所定の高さ分、膨出
されている。これにより、フィルタ71を前記取付凹部
72内に装着した状態で、その濾材部73の頭部73b
が前記リヤハウジング13の内底面13cから膨出する
ようになっている。
【0063】この支持リング74の外径は、前記取付凹
部72の開口部における内径よりもわずかに大きくなる
ように形成されている。また、前記下部支持リング74
bの装着方向側の端面の外周縁には、その装着方向に向
かって縮径するテーパ面が形成されている。これによ
り、前記取付凹部72に対するフィルタ71の圧入によ
る装着及び固定が可能なようになっている。このフィル
タ71が取付凹部72内に装着された状態では、前記下
部支持リング74bの端面が取付凹部72の段部72a
に当接するようになっているこのフィルタ71を装着す
る場合には、その下部支持リング74bを取付凹部72
の開口部に対応させた状態で、所定のジグを用いて上部
支持リング74aをリヤハウジング13側に押しつける
ことにより圧入する。
部72の開口部における内径よりもわずかに大きくなる
ように形成されている。また、前記下部支持リング74
bの装着方向側の端面の外周縁には、その装着方向に向
かって縮径するテーパ面が形成されている。これによ
り、前記取付凹部72に対するフィルタ71の圧入によ
る装着及び固定が可能なようになっている。このフィル
タ71が取付凹部72内に装着された状態では、前記下
部支持リング74bの端面が取付凹部72の段部72a
に当接するようになっているこのフィルタ71を装着す
る場合には、その下部支持リング74bを取付凹部72
の開口部に対応させた状態で、所定のジグを用いて上部
支持リング74aをリヤハウジング13側に押しつける
ことにより圧入する。
【0064】従って、上記のように構成した第1実施形
態によれば、以下のような効果を得ることができる。 (イ) この第1実施形態の圧縮機では、給気通路31
におけるリヤハウジング13の開口端部をなす取付凹部
72に対してフィルタ71が圧入により固定されてい
る。
態によれば、以下のような効果を得ることができる。 (イ) この第1実施形態の圧縮機では、給気通路31
におけるリヤハウジング13の開口端部をなす取付凹部
72に対してフィルタ71が圧入により固定されてい
る。
【0065】このため、前記取付凹部72に対してフィ
ルタ71を対応させ、そのフィルタ71をそのまま圧入
するといった簡単な作業で、そのフィルタ71がリヤハ
ウジング13に固定される。これにより、フィルタ71
の装着作業を容易に自動化することができる。また、取
付凹部72内に環状溝を形成する必要がなく、取付凹部
72の形状の簡素化を図ることができて、加工が容易な
ものとなる。従って、圧縮機の製造コストの削減を図る
ことができる。
ルタ71を対応させ、そのフィルタ71をそのまま圧入
するといった簡単な作業で、そのフィルタ71がリヤハ
ウジング13に固定される。これにより、フィルタ71
の装着作業を容易に自動化することができる。また、取
付凹部72内に環状溝を形成する必要がなく、取付凹部
72の形状の簡素化を図ることができて、加工が容易な
ものとなる。従って、圧縮機の製造コストの削減を図る
ことができる。
【0066】(ロ) この第1実施形態の圧縮機では、
フィルタ71が給気通路31の冷媒ガスの入口に設けら
れている。このため、給気通路31内への異物の侵入を
効果的に抑制することができるとともに、フィルタ71
が冷媒ガスの圧力により給気通路31側に押しつけられ
るため、フィルタ71が不用意に脱落することがない。
フィルタ71が給気通路31の冷媒ガスの入口に設けら
れている。このため、給気通路31内への異物の侵入を
効果的に抑制することができるとともに、フィルタ71
が冷媒ガスの圧力により給気通路31側に押しつけられ
るため、フィルタ71が不用意に脱落することがない。
【0067】(ニ) この第1実施形態の圧縮機では、
フィルタ71が有蓋円筒状をなす濾材部73を備えてい
る。このため、所定の濾過面積を確保しつつ、フィルタ
71の支持リング74を径方向に容易に小型化すること
ができ、給気通路31及びその周辺構成の設計の自由度
を向上することができる。
フィルタ71が有蓋円筒状をなす濾材部73を備えてい
る。このため、所定の濾過面積を確保しつつ、フィルタ
71の支持リング74を径方向に容易に小型化すること
ができ、給気通路31及びその周辺構成の設計の自由度
を向上することができる。
【0068】(ホ) この第1実施形態の圧縮機では、
フィルタ71における濾材部73の頭部73bが吐出室
25内に膨出した状態で露出されている。このため、前
記フィルタ71を、その前記濾材部73に異物が堆積し
にくく、また付着した異物は前記吐出室25内の冷媒ガ
スの流れによって除去されやすい構造とすることができ
る。従って、フィルタ71の耐久性を向上することがで
きて、ひいては圧縮機の耐久性を向上することができ
る。
フィルタ71における濾材部73の頭部73bが吐出室
25内に膨出した状態で露出されている。このため、前
記フィルタ71を、その前記濾材部73に異物が堆積し
にくく、また付着した異物は前記吐出室25内の冷媒ガ
スの流れによって除去されやすい構造とすることができ
る。従って、フィルタ71の耐久性を向上することがで
きて、ひいては圧縮機の耐久性を向上することができ
る。
【0069】(ヘ) この第1実施形態の圧縮機では、
前記(イ)〜(ホ)に記載した効果を有するフィルタ7
1が、給気通路31の入口に装着されている。ここで、
冷媒ガスを圧縮する圧縮機には、特にそのクランク室1
6内を中心として、駆動軸17、回転支持体18等の軸
受部、斜板19とピストン21との係留部、ピストン2
1とシリンダボア12aとの間等、数多くの摺動面が存
在する。そして、これらの各摺動面は、常に多量の液体
が接するわけではなく、多少の潤滑油が供給されている
にすぎない。このため、前記各摺動面に異物が付着する
と、その異物がなかなか洗い流されないことがある。
前記(イ)〜(ホ)に記載した効果を有するフィルタ7
1が、給気通路31の入口に装着されている。ここで、
冷媒ガスを圧縮する圧縮機には、特にそのクランク室1
6内を中心として、駆動軸17、回転支持体18等の軸
受部、斜板19とピストン21との係留部、ピストン2
1とシリンダボア12aとの間等、数多くの摺動面が存
在する。そして、これらの各摺動面は、常に多量の液体
が接するわけではなく、多少の潤滑油が供給されている
にすぎない。このため、前記各摺動面に異物が付着する
と、その異物がなかなか洗い流されないことがある。
【0070】これに対して、この第1実施形態の圧縮機
では、前記各摺動面において、種々の不具合を引き起こ
す異物がフィルタ71で除去されるため、その異物が吐
出室25からクランク室16への冷媒ガスの供給にのっ
て持ち込まれるのが抑制されている。従って、前記各摺
動面における焼き付き等の不具合の発生が効果的に抑制
され、圧縮機の安定した運転状態を確保できるととも
に、圧縮機の耐久性を向上することができる。
では、前記各摺動面において、種々の不具合を引き起こ
す異物がフィルタ71で除去されるため、その異物が吐
出室25からクランク室16への冷媒ガスの供給にのっ
て持ち込まれるのが抑制されている。従って、前記各摺
動面における焼き付き等の不具合の発生が効果的に抑制
され、圧縮機の安定した運転状態を確保できるととも
に、圧縮機の耐久性を向上することができる。
【0071】(ト) この第1実施形態の圧縮機では、
制御弁32の動作に応じてクランク室16内のクランク
室圧力Pcが変更され、このクランク室圧力Pcの変更
により、そのクランク室16とシリンダボア12a内と
のピストン21を介した圧力差を変更される。そして、
この差の変更に基づいて、斜板19の傾斜角が変更さ
れ、ピストン21のストロークが変更されることで、吐
出容量が変更されるようになっている。
制御弁32の動作に応じてクランク室16内のクランク
室圧力Pcが変更され、このクランク室圧力Pcの変更
により、そのクランク室16とシリンダボア12a内と
のピストン21を介した圧力差を変更される。そして、
この差の変更に基づいて、斜板19の傾斜角が変更さ
れ、ピストン21のストロークが変更されることで、吐
出容量が変更されるようになっている。
【0072】このため、制御弁32内に異物が侵入し、
弁体57と弁孔59との間、感圧ロッド61の摺動部、
電磁駆動ロッド68の摺動部等にかみ込まれると、この
制御弁32による給気通路31の開口面積の正確な調整
が困難になることがある。この状態では、前記圧力差の
調整に支障を来し、圧縮機の吐出容量の制御が困難にな
る。
弁体57と弁孔59との間、感圧ロッド61の摺動部、
電磁駆動ロッド68の摺動部等にかみ込まれると、この
制御弁32による給気通路31の開口面積の正確な調整
が困難になることがある。この状態では、前記圧力差の
調整に支障を来し、圧縮機の吐出容量の制御が困難にな
る。
【0073】これに対して、この第1実施形態の圧縮機
では、給気通路31の入口に装着されたフィルタ71に
より、制御弁32内への異物の侵入が効果的に抑制され
ている。このため、制御弁32への異物の侵入による不
具合が未然に抑制され、その制御弁32の正確な動作を
確保することができる。従って、圧縮機における正確な
吐出容量の変更動作を確保することができる。
では、給気通路31の入口に装着されたフィルタ71に
より、制御弁32内への異物の侵入が効果的に抑制され
ている。このため、制御弁32への異物の侵入による不
具合が未然に抑制され、その制御弁32の正確な動作を
確保することができる。従って、圧縮機における正確な
吐出容量の変更動作を確保することができる。
【0074】しかも、前記制御弁32は、前記クランク
室16内における厳密な圧力制御が要求されるため、そ
の弁体57等は非常に微妙な動作を行うものとなってい
る。また、弁体57と弁孔59とのクリアランスも非常
に小さく設定されている。このように、制御弁32は、
異物が侵入すると、つまりやすい構造となっている。こ
のため、前記のように、制御弁32の上流で異物を除去
することで、その効果が特に大きなものとなる。
室16内における厳密な圧力制御が要求されるため、そ
の弁体57等は非常に微妙な動作を行うものとなってい
る。また、弁体57と弁孔59とのクリアランスも非常
に小さく設定されている。このように、制御弁32は、
異物が侵入すると、つまりやすい構造となっている。こ
のため、前記のように、制御弁32の上流で異物を除去
することで、その効果が特に大きなものとなる。
【0075】(チ) この第1実施形態の圧縮機では、
駆動軸17が常時外部駆動源に接続されている。このよ
うな、いわゆるクラッチレスタイプの圧縮機では、制御
弁32に不具合が発生すると、吐出容量の制御性が大き
く低下したままでの運転が継続されるおそれがある。こ
のような状況では、要求されている吐出容量と一致しな
い吐出容量で運転されるおそれがある。
駆動軸17が常時外部駆動源に接続されている。このよ
うな、いわゆるクラッチレスタイプの圧縮機では、制御
弁32に不具合が発生すると、吐出容量の制御性が大き
く低下したままでの運転が継続されるおそれがある。こ
のような状況では、要求されている吐出容量と一致しな
い吐出容量で運転されるおそれがある。
【0076】このため、前記(イ)〜(ト)に記載した
ような効果を有するフィルタ71の構成は、いわゆるク
ラッチレスタイプの圧縮機に採用することで、その効果
が特に顕著に発揮される。
ような効果を有するフィルタ71の構成は、いわゆるク
ラッチレスタイプの圧縮機に採用することで、その効果
が特に顕著に発揮される。
【0077】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について、前記第1実施形態とは異なる部分を中心
に説明する。
形態について、前記第1実施形態とは異なる部分を中心
に説明する。
【0078】図5(a)に示すように、この第2実施形
態のフィルタ81では、濾材部73のフランジ部73a
に樹脂製の支持リング82が一体成形されている。ま
た、前記取付凹部72の段部72aと開口部との間にお
ける内周面の中央には、環状溝83が形成されている。
前記支持リング82の外径は、前記取付凹部72の開口
部における内径とほぼ同等となるように形成されてい
る。そして、図5(b)に示すように、このフィルタ8
1は、かしめにより膨出変形された支持リング82の膨
出部82aと、前記環状溝83との係合により、取付凹
部72内に固定されている。
態のフィルタ81では、濾材部73のフランジ部73a
に樹脂製の支持リング82が一体成形されている。ま
た、前記取付凹部72の段部72aと開口部との間にお
ける内周面の中央には、環状溝83が形成されている。
前記支持リング82の外径は、前記取付凹部72の開口
部における内径とほぼ同等となるように形成されてい
る。そして、図5(b)に示すように、このフィルタ8
1は、かしめにより膨出変形された支持リング82の膨
出部82aと、前記環状溝83との係合により、取付凹
部72内に固定されている。
【0079】このフィルタ81を装着する場合には、前
記支持リング82を、その端面が段部72aに当接する
ように取付凹部72内に挿入する。この状態で、所定の
ジグを用いて前記支持リング82をリヤハウジング13
側に押しつけることにより、その支持リング82の外周
部の一部を取付凹部72の環状溝83内に膨出させる。
これにより、支持リング82の膨出部82aと取付凹部
72の環状溝83との係合によって、フィルタ81がリ
ヤハウジング13に対して固定される。
記支持リング82を、その端面が段部72aに当接する
ように取付凹部72内に挿入する。この状態で、所定の
ジグを用いて前記支持リング82をリヤハウジング13
側に押しつけることにより、その支持リング82の外周
部の一部を取付凹部72の環状溝83内に膨出させる。
これにより、支持リング82の膨出部82aと取付凹部
72の環状溝83との係合によって、フィルタ81がリ
ヤハウジング13に対して固定される。
【0080】従って、上記のように構成した第2実施形
態によれば、前記第1実施形態に記載した(ロ)〜
(チ)とほぼ同様の効果に加えて、以下のような効果を
得ることができる。
態によれば、前記第1実施形態に記載した(ロ)〜
(チ)とほぼ同様の効果に加えて、以下のような効果を
得ることができる。
【0081】(リ) この第2実施形態の圧縮機では、
給気通路31におけるリヤハウジング13の開口端部を
なす取付凹部72に対してフィルタ81がかしめにより
固定されている。
給気通路31におけるリヤハウジング13の開口端部を
なす取付凹部72に対してフィルタ81がかしめにより
固定されている。
【0082】このため、前記取付凹部72に対してフィ
ルタ81を挿入し、その支持リング82を押圧するとい
った簡単な作業で、そのフィルタ81がリヤハウジング
13に固定される。これにより、フィルタ81の装着作
業を容易に自動化することができる。
ルタ81を挿入し、その支持リング82を押圧するとい
った簡単な作業で、そのフィルタ81がリヤハウジング
13に固定される。これにより、フィルタ81の装着作
業を容易に自動化することができる。
【0083】(変更例)なお、前記本発明の各実施形態
は、以下のように変更してもよい。 ○ 前記各実施形態では、フィルタ71,81を給気通
路31の入口をなす取付凹部72に装着したが、そのフ
ィルタ71,81を検圧通路56の吸入室24に面する
入口に取付凹部72を設けて装着してもよい。
は、以下のように変更してもよい。 ○ 前記各実施形態では、フィルタ71,81を給気通
路31の入口をなす取付凹部72に装着したが、そのフ
ィルタ71,81を検圧通路56の吸入室24に面する
入口に取付凹部72を設けて装着してもよい。
【0084】このようにした場合、ベローズ53、感圧
ロッド61及びそれらの周辺構成にへの異物の付着によ
り、吸入圧Psの変動に応じた弁体57への付勢力の調
整及びその伝達に支障がでることを未然に防ぐことがで
きる。
ロッド61及びそれらの周辺構成にへの異物の付着によ
り、吸入圧Psの変動に応じた弁体57への付勢力の調
整及びその伝達に支障がでることを未然に防ぐことがで
きる。
【0085】○ 前記各実施形態では、フィルタ71,
81を給気通路31の入口をなす取付凹部72に装着し
たが、そのフィルタ71,81を吸入通路34の外部冷
媒回路35との接続部に取付凹部72を設けて装着して
もよい。
81を給気通路31の入口をなす取付凹部72に装着し
たが、そのフィルタ71,81を吸入通路34の外部冷
媒回路35との接続部に取付凹部72を設けて装着して
もよい。
【0086】このようにした場合、外部冷媒回路35か
ら圧縮機内への異物の侵入を未然に防ぐことができる。 ○ 前記第1実施形態のフィルタ71において、支持リ
ング74の外周面上に、例えば爪等の圧入時に弾性変形
可能な係止部を設けるとともに、取付凹部72の内周面
上に、例えば溝、凹部等の前記係止部と係合可能な係合
部を形成してもよい。
ら圧縮機内への異物の侵入を未然に防ぐことができる。 ○ 前記第1実施形態のフィルタ71において、支持リ
ング74の外周面上に、例えば爪等の圧入時に弾性変形
可能な係止部を設けるとともに、取付凹部72の内周面
上に、例えば溝、凹部等の前記係止部と係合可能な係合
部を形成してもよい。
【0087】このようにした場合、フィルタ71を取付
凹部72に対して、より確実に抜け止め固定することが
できる。 ○ 前記第2実施形態のフィルタ81において、その支
持リング82の外周に装着時の押圧力により塑性変形可
能な金属、例えばアルミニウム、鉛、銅等の比較的柔ら
かい金属製のリングをさらに装着してもよい。また、例
えば前記支持リング82を前記装着時の押圧力により塑
性変形可能な金属で形成してもよい。
凹部72に対して、より確実に抜け止め固定することが
できる。 ○ 前記第2実施形態のフィルタ81において、その支
持リング82の外周に装着時の押圧力により塑性変形可
能な金属、例えばアルミニウム、鉛、銅等の比較的柔ら
かい金属製のリングをさらに装着してもよい。また、例
えば前記支持リング82を前記装着時の押圧力により塑
性変形可能な金属で形成してもよい。
【0088】このようにしても、前記第2実施形態と、
ほぼ同様の効果が得られる。 ○ 前記各実施形態では、駆動軸17が外部駆動源に常
時作動連結されるように構成したが、前記駆動軸17を
外部駆動源に対して電磁クラッチ等を介して断続可能に
作動連結するようにしてもよい。そして、車室内の冷房
要求の有無に応じて、前記駆動軸17と外部駆動源とを
断続するようにしてもよい。
ほぼ同様の効果が得られる。 ○ 前記各実施形態では、駆動軸17が外部駆動源に常
時作動連結されるように構成したが、前記駆動軸17を
外部駆動源に対して電磁クラッチ等を介して断続可能に
作動連結するようにしてもよい。そして、車室内の冷房
要求の有無に応じて、前記駆動軸17と外部駆動源とを
断続するようにしてもよい。
【0089】また、車室内に空調装置作動スイッチを設
け、そのオン・オフに応じて前記駆動軸17と外部駆動
源とを断続するとともに、前記スイッチのオン状態では
前記駆動軸17と外部駆動源とを常時作動連結するよう
にしてもよい。この場合、前記電磁クラッチのオン・オ
フの回数を激減することができて、車両の走行フィーリ
ングを向上することができる。
け、そのオン・オフに応じて前記駆動軸17と外部駆動
源とを断続するとともに、前記スイッチのオン状態では
前記駆動軸17と外部駆動源とを常時作動連結するよう
にしてもよい。この場合、前記電磁クラッチのオン・オ
フの回数を激減することができて、車両の走行フィーリ
ングを向上することができる。
【0090】○ 前記各実施形態では、フィルタ71,
81の濾材部73を有蓋円筒状に形成したが、前記濾材
部73を、例えば有蓋の多角柱状、断面が星形、歯車形
等をなす柱状、円錐状、多角錐状、略半球状、略半楕球
状等に形成してもよい。
81の濾材部73を有蓋円筒状に形成したが、前記濾材
部73を、例えば有蓋の多角柱状、断面が星形、歯車形
等をなす柱状、円錐状、多角錐状、略半球状、略半楕球
状等に形成してもよい。
【0091】○ 前記各実施形態では、本発明を、吸入
圧力Psの変動と圧縮機外部からの信号との両方に基づ
いて吐出容量を制御する制御弁32を有する圧縮機に具
体化した。これに対して、本発明は、吸入圧力Psの変
動と圧縮機外部からの信号とのいずれか一方に基づいて
吐出容量を制御する制御弁を有する圧縮機に具体化して
もよい。
圧力Psの変動と圧縮機外部からの信号との両方に基づ
いて吐出容量を制御する制御弁32を有する圧縮機に具
体化した。これに対して、本発明は、吸入圧力Psの変
動と圧縮機外部からの信号とのいずれか一方に基づいて
吐出容量を制御する制御弁を有する圧縮機に具体化して
もよい。
【0092】○ 前記各実施形態では、本発明を吐出室
25からクランク室16への冷媒ガスの供給量を変更す
ることにより吐出容量を変更する制御弁32を有する圧
縮機に具体化した。これに対して、本発明はクランク室
16から吸入室24への冷媒ガスの放出量を変更するこ
とにより吐出容量を変更する制御弁を有する圧縮機に具
体化してもよい。この場合、その制御弁は抽気通路30
の途中に配設し、前記フィルタ71,81は抽気通路3
0のクランク室16に面したシリンダブロック12の壁
面上の入口に取着される。
25からクランク室16への冷媒ガスの供給量を変更す
ることにより吐出容量を変更する制御弁32を有する圧
縮機に具体化した。これに対して、本発明はクランク室
16から吸入室24への冷媒ガスの放出量を変更するこ
とにより吐出容量を変更する制御弁を有する圧縮機に具
体化してもよい。この場合、その制御弁は抽気通路30
の途中に配設し、前記フィルタ71,81は抽気通路3
0のクランク室16に面したシリンダブロック12の壁
面上の入口に取着される。
【0093】○ 前記各実施形態では、本発明を片頭ピ
ストンタイプの斜板式可変容量圧縮機給気通路31の入
口部分のフィルタの固定構成に具体化した。これに対し
て、本発明は、両頭ピストンタイプの斜板式圧縮機、ウ
ェーブカム式圧縮機、ワブル式圧縮機、スクロール式圧
縮機、ベーン式圧縮機等の圧縮機、さらに、油圧ポンプ
等の液体ポンプ等におけるハウジングに穿設された流体
の通路における入口のフィルタの固定構成に具体化して
もよい。
ストンタイプの斜板式可変容量圧縮機給気通路31の入
口部分のフィルタの固定構成に具体化した。これに対し
て、本発明は、両頭ピストンタイプの斜板式圧縮機、ウ
ェーブカム式圧縮機、ワブル式圧縮機、スクロール式圧
縮機、ベーン式圧縮機等の圧縮機、さらに、油圧ポンプ
等の液体ポンプ等におけるハウジングに穿設された流体
の通路における入口のフィルタの固定構成に具体化して
もよい。
【0094】なお、これらの流体機械は、可変容量型、
固定容量型のいずれであってもよい。また、これらの流
体機械は、駆動軸が外部駆動源に常時作動接続された、
いわゆるクラッチレスタイプのものであってもよく、駆
動軸がクラッチを介して外部駆動源に断続可能に接続さ
れたものであってもよい。
固定容量型のいずれであってもよい。また、これらの流
体機械は、駆動軸が外部駆動源に常時作動接続された、
いわゆるクラッチレスタイプのものであってもよく、駆
動軸がクラッチを介して外部駆動源に断続可能に接続さ
れたものであってもよい。
【0095】これらのようにしても、前記実施形態とほ
ぼ同様の効果が得られる。
ぼ同様の効果が得られる。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1に記
載の発明によれば、フィルタの装着作業を容易に自動化
することができて、流体機械の製造コストの削減を図る
ことができる。
載の発明によれば、フィルタの装着作業を容易に自動化
することができて、流体機械の製造コストの削減を図る
ことができる。
【0097】また、本願請求項2に記載の発明によれ
ば、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、前記連
通路内への異物の侵入を効果的に抑制することができる
とともに、フィルタが不用意に脱落したいすることがな
い。
ば、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、前記連
通路内への異物の侵入を効果的に抑制することができる
とともに、フィルタが不用意に脱落したいすることがな
い。
【0098】また、本願請求項3に記載の発明によれ
ば、前記請求項1または請求項2に記載の発明の効果に
加えて、所定の濾過面積を確保しつつ、フィルタを径方
向に小型化することができ、設計の自由度を向上するこ
とができる。
ば、前記請求項1または請求項2に記載の発明の効果に
加えて、所定の濾過面積を確保しつつ、フィルタを径方
向に小型化することができ、設計の自由度を向上するこ
とができる。
【0099】また、本願請求項4に記載の発明によれ
ば、前記請求項3に記載の発明の効果に加えて、前記濾
材部を異物が堆積しにくい構造とすることができて、フ
ィルタの耐久性を向上することができる。
ば、前記請求項3に記載の発明の効果に加えて、前記濾
材部を異物が堆積しにくい構造とすることができて、フ
ィルタの耐久性を向上することができる。
【0100】また、本願請求項5に記載の発明によれ
ば、異物が洗い流されにくい構造の圧縮機において、前
記請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明
の効果を顕著に実現させることができる。
ば、異物が洗い流されにくい構造の圧縮機において、前
記請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明
の効果を顕著に実現させることができる。
【0101】また、本願請求項6に記載の発明によれ
ば、前記請求項5に記載の発明の効果に加えて、制御弁
に異物が詰まったりして不具合を生じるのを未然に防ぐ
ことができる。
ば、前記請求項5に記載の発明の効果に加えて、制御弁
に異物が詰まったりして不具合を生じるのを未然に防ぐ
ことができる。
【0102】また、本願請求項7に記載の発明によれ
ば、前記請求項6に記載の発明の効果に加えて、圧縮機
における正確な前記吐出容量の変更動作を確保すること
ができる。
ば、前記請求項6に記載の発明の効果に加えて、圧縮機
における正確な前記吐出容量の変更動作を確保すること
ができる。
【0103】また、本願請求項8に記載の発明によれ
ば、いわゆるクラッチレスタイプの圧縮機において、前
記請求項7に記載の発明の効果が特に顕著に発揮され
る。
ば、いわゆるクラッチレスタイプの圧縮機において、前
記請求項7に記載の発明の効果が特に顕著に発揮され
る。
【図1】 本発明の第1実施形態の可変容量圧縮機の全
体を示す断面図。
体を示す断面図。
【図2】 図1の2−2線断面図。
【図3】 図1のフィルタの取付構造を拡大して示す部
分断面図。
分断面図。
【図4】 図1のフィルタを拡大して示す斜視図。
【図5】 第2実施形態のフィルタの取付構造におい
て、(a)はフィルタ装着前の状態を、(b)はフィル
タ装着後の状態を、それぞれ拡大して示す部分断面図。
て、(a)はフィルタ装着前の状態を、(b)はフィル
タ装着後の状態を、それぞれ拡大して示す部分断面図。
【図6】 従来のフィルタの取付構造を示す部分断面
図。
図。
11…ハウジングの一部を構成するフロントハウジン
グ、12…ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
ク、12a…作動室としてのシリンダボア、13…ハウ
ジングの一部を構成するリヤハウジング、16…圧力室
としてのクランク室、17…駆動軸、19…カムプレー
トとしての斜板、21…ピストン、24…圧力室として
の吸入室、25…圧力室としての吐出室、30…連通路
としての抽気通路、31…連通路としての給気通路、3
2…制御弁、34…連通路としての吸入通路、36…連
通路としての吐出通路、56…連通路としての検圧通
路、71,81…フィルタ、72…開口端部としての取
付凹部、73…濾材部。
グ、12…ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
ク、12a…作動室としてのシリンダボア、13…ハウ
ジングの一部を構成するリヤハウジング、16…圧力室
としてのクランク室、17…駆動軸、19…カムプレー
トとしての斜板、21…ピストン、24…圧力室として
の吸入室、25…圧力室としての吐出室、30…連通路
としての抽気通路、31…連通路としての給気通路、3
2…制御弁、34…連通路としての吸入通路、36…連
通路としての吐出通路、56…連通路としての検圧通
路、71,81…フィルタ、72…開口端部としての取
付凹部、73…濾材部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 真広 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 熊沢 伸吾 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H003 AA03 AC03 BG02 CF00 3H076 AA06 BB40 BB45 CC20 CC41 CC84 CC91 CC99
Claims (8)
- 【請求項1】 ハウジング内に複数の圧力室と、容積変
化により収容された流体に所定の圧力を生じせしめる作
動室と、前記ハウジングに穿設され外部と前記圧力室と
の間または前記各圧力室間を連通する連通路とを備えた
流体機械において、 前記連通路におけるハウジングの開口端部に対してフィ
ルタを圧入またはかしめにより固定するようにした流体
機械。 - 【請求項2】 前記フィルタは、前記連通路内の前記流
体の流通方向における入口側の前記開口端部に設けたも
のである請求項1に記載の流体機械。 - 【請求項3】 前記フィルタは、立体形状をなす濾材部
を備えたものである請求項1または請求項2に記載の流
体機械。 - 【請求項4】 前記濾材部の少なくとも一部を前記ハウ
ジングの開口端部から離間する方向に膨出するように形
成した請求項3に記載の流体機械。 - 【請求項5】 前記流体が圧縮性流体であり、前記圧力
室は外部から供給される圧縮性流体を収容する吸入室と
前記作動室から吐出される圧縮性流体を収容する吐出室
を含む請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の
流体機械。 - 【請求項6】 前記連通路のうち少なくとも1つは、そ
の途中に開口面積を変更するための制御弁を備えたもの
である請求項5に記載の流体機械。 - 【請求項7】 前記圧力室は、前記制御弁の動作に応じ
て内部に収容された圧縮性流体の圧力が変更され、前記
駆動軸に傾動可能に取着されたカムプレートを収容する
クランク室を含み、前記作動室には前記カムプレートに
連結されたピストンを往復動可能に収容し、前記クラン
ク室内の圧力の変更により前記クランク室と前記シリン
ダボア内との前記ピストンを介した圧力差を変更し、そ
の圧力差の変更に基づいて前記カムプレートの傾斜角を
変更することで、前記圧縮性流体の吐出容量を変更する
ようにした請求項6に記載の流体機械。 - 【請求項8】 前記駆動軸が常時外部駆動源に接続され
た請求項7に記載の流体機械。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069033A JP2000265960A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 流体機械 |
KR1020000003698A KR100323264B1 (ko) | 1999-03-15 | 2000-01-26 | 필터가 장착된 유체 기계 |
US09/518,823 US6422830B1 (en) | 1999-03-15 | 2000-03-06 | Fluid machine |
EP00104566A EP1036941A3 (en) | 1999-03-15 | 2000-03-13 | Compressor filter |
CN00106722A CN1266945A (zh) | 1999-03-15 | 2000-03-15 | 液体机械 |
BR0001319-6A BR0001319A (pt) | 1999-03-15 | 2000-03-15 | Máquina de fluido |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069033A JP2000265960A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 流体機械 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000265960A true JP2000265960A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13390875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11069033A Pending JP2000265960A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 流体機械 |
Country Status (6)
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---|---|
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EP (1) | EP1036941A3 (ja) |
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KR (1) | KR100323264B1 (ja) |
CN (1) | CN1266945A (ja) |
BR (1) | BR0001319A (ja) |
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-
1999
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2000
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- 2000-03-15 BR BR0001319-6A patent/BR0001319A/pt active Search and Examination
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041014 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |