JP2005076494A - ピストン式圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧縮機の組み付けコストが低く、高性能且つ低騒音のピストン式圧縮機を提供する。
【解決手段】 フロントハウジング10と、シリンダブロック17の他方の端面側に吸入室14と吐出室15とを形成するリアハウジング11と、クランク室内20でシリンダボア17aと平行に延在する主軸21と、シリンダボアに挿入され主軸の回転に従動してシリンダボア内で往復動する複数のピストン31とを備え、リアハウジングは、シリンダブロックと同心状に配設され吸入室と吐出室とを区画する円環状の第1隔壁11aと、第1隔壁の径方向内方で第1隔壁と同心状に配設された円環状の第2隔壁11bとを有し、第2隔壁の内周面に雌ねじ11b’が形成され、クランク室側からリアハウジングの第2隔壁の雌ねじに螺合するボルト18によってシリンダブロックがリアハウジングに固定されており、第2隔壁の内部空間はクランク室に連通している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周方向に互いに間隔を隔てて複数のシリンダボアが形成された円柱状のシリンダブロックと、シリンダブロックの一方の端面側にクランク室を形成する有底円筒状の第1ハウジングと、シリンダブロックの他方の端面側に吸入室と吐出室とを形成する有底円筒状の第2ハウジングと、クランク室内でシリンダボアと平行に延在する主軸と、シリンダボアに挿入され主軸の回転に従動してシリンダボア内で往復動する複数のピストンとを備え、第2ハウジングは、シリンダブロックと同心状に配設され吸入室と吐出室とを区画する円環状の隔壁を有するピストン式圧縮機に関するものである。
周方向に互いに間隔を隔てて複数のシリンダボアが形成された円柱状のシリンダブロックと、シリンダブロックの一方の端面側にクランク室を形成する有底円筒状の第1ハウジングと、シリンダブロックの他方の端面側に吸入室と吐出室とを形成する有底円筒状の第2ハウジングと、クランク室内でシリンダボアと平行に延在する主軸と、シリンダボアに挿入され主軸の回転に従動してシリンダボア内で往復動する複数のピストンとを備え、第2ハウジングは、シリンダブロックと同心状に配設され吸入室と吐出室とを区画する円環状の隔壁を有するピストン式圧縮機であって、クランク室側から第2ハウジングの円環状隔壁に螺着する複数のボルトによって、シリンダブロックが第2ハウジングに固定されたピストン式圧縮機が、特許文献1に開示されている。
特許文献1のピストン式圧縮機においては、ボルトを締めつけることにより、シリンダブロックと第2ハウジングとの間に配設される弁板に円環状隔壁の端面が圧接し、吐出室から吸入室への高圧ガスの漏洩が防止される。
特開2001−99058
吐出室から吸入室への高圧ガスの漏洩を確実に防止するために、弁板と円環状隔壁端面との当接部の面圧を、周方向に均一に分布させる必要がある。特許文献1のピストン式圧縮機には、前記面圧の周方向分布を均一化するために、周方向に互いに間隔を隔てて配設された複数のボルトの締結力を精密に管理する必要があり、圧縮機の組み付けコスト増を招くという問題がある。
また、円環状隔壁が各ボルト螺合部において径方向内外方に局部的に膨出し、円環状隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室又は吐出室が各ボルト螺合部において局部的に狭幅となるので、前記円環状の吸入室又は吐出室の流動抵抗が増加して圧縮機の性能低下を招くという問題がある。
更に、円環状隔壁が各ボルト螺合部において径方向内外方に局部的に膨出し、円環状隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室又は吐出室が各ボルト螺合部において局部的に狭幅となるので、第2ハウジングの囲壁に形成される吸入ポートと、円環状隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室を介して前記吸入ポートに連通するシリンダボアとの間の圧力損失が、シリンダボア毎に異なることになり、又は第2ハウジングの囲壁に形成される吐出ポート、と円環状隔壁の径方向外方に形成される円環状の吐出室を介して前記吐出ポートに連通するシリンダボアとの間の圧力損失が、シリンダボア毎に異なることになり、圧縮機の性能低下や騒音発生を招くという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、周方向に互いに間隔を隔てて複数のシリンダボアが形成された円柱状のシリンダブロックと、シリンダブロックの一方の端面側にクランク室を形成する有底円筒状の第1ハウジングと、シリンダブロックの他方の端面側に吸入室と吐出室とを形成する有底円筒状の第2ハウジングと、クランク室内でシリンダボアと平行に延在する主軸と、シリンダボアに挿入され主軸の回転に従動してシリンダボア内で往復動する複数のピストンとを備え、第2ハウジングは、シリンダブロックと同心状に配設され吸入室と吐出室とを区画する円環状の隔壁を有し、クランク室側から第2ハウジングに螺着するボルトによってシリンダブロックが第2ハウジングに固定されたピストン式圧縮機であって、圧縮機の組み付けコストが低く、高性能且つ低騒音のピストン式圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、周方向に互いに間隔を隔てて複数のシリンダボアが形成された円柱状のシリンダブロックと、シリンダブロックの一方の端面側にランク室を形成する有底円筒状の第1ハウジングと、シリンダブロックの他方の端面側に吸入室と吐出室とを形成する有底円筒状の第2ハウジングと、クランク室内でシリンダボアと平行に延在する主軸と、シリンダボアに挿入され主軸の回転に従動してシリンダボア内で往復動する複数のピストンとを備え、第2ハウジングは、シリンダブロックと同心状に配設され吸入室と吐出室とを区画する円環状の第1隔壁と、第1隔壁の径方向内方で第1隔壁と同心状に配設された円環状の第2隔壁とを有し、第2隔壁の内周面に雌ねじが形成され、クランク室側から第2ハウジングの第2隔壁の雌ねじに螺合するボルトによってシリンダブロックが第2ハウジングに固定されており、第2隔壁の内部空間はクランク室に連通していることを特徴とするピストン式圧縮機を提供する。
本発明に係るピストン式圧縮機においては、ボルトを締めつけることにより、シリンダブロックと第2ハウジングとの間に配設される弁板に円環状の第1隔壁の端面が圧接し、吐出室から吸入室への高圧ガスの漏洩が防止される。ボルトが螺合する円環状の第2隔壁は、円環状の第1隔壁と同心状に配設されているので、ボルトを締めつけることにより発生する第1隔壁の端面と弁板との間の当接部の面圧は周方向に均一に分布する。この結果、吐出室から吸入室への高圧ガスの漏洩が効果的に防止される。
複数のボルトの締結力を精密に管理する必要がないので、本発明に係るピストン式圧縮機の組み付けコストは低い。単一のボルトを用いてシリンダブロックを第2ハウジングに固定するので、部品点数が少ない。
円環状の第1隔壁にはボルトは螺着しないので、第1隔壁は径方向内外方に局部的に膨出せず、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室又は吐出室は局部的に狭幅にならない。従って、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室、又は第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吐出室の流動抵抗は小さい。従って、本発明に係るピストン式圧縮機は高性能である。
円環状の第1隔壁にはボルトは螺着しないので、第1隔壁は径方向内外方に局部的に膨出せず、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室又は吐出室は局部的に狭幅にならない。従って、第2ハウジングの囲壁に形成される吸入ポートと、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室を介して前記吸入ポートに連通するシリンダボアとの間の圧力損失の、シリンダボア毎の差異は小さく、又は第2ハウジングの囲壁に形成される吐出ポートと、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吐出室を介して吐出ポートに連通するシリンダボアとの間の圧力損失の、シリンダボア毎の差異は小さい。従って、本発明に係るピストン式圧縮機は高性能であり低騒音である。
第2隔壁の内部空間はクランク室に連通しているので、吐出容量制御の為にクランク室と吸入室、吐出室とを連通するガス経路を形成する際に、当該ガス経路の一端を第2隔壁の内部空間に連通させることにより、前記経路の経路長を短縮し、前記経路の工作コストを低減させることができる。
本発明の好ましい態様においては、クランク室側端部が開放された円形凹部が前記ボルトの頭部に形成されており、主軸の一端が前記円形凹部に進入し、軸受を介して前記頭部により回転可能に支持されている。
本発明の好ましい態様においては、前記ボルトは中空である。
本発明の好ましい態様においては、前記ボルトは鋼製であり、シリンダブロックは軽合金製である。
シリンダブロックを第2ハウジングに固定するボルトの頭部を主軸支持部材として利用することにより、圧縮機を小型化できる。
シリンダブロックを第2ハウジングに固定するボルトを中空にして内部空間を形成すれば、当該空間をフィルター等の部材を収納する空間として有効利用でき、ひいては圧縮機を小型化できる。
ボルトを鋼製とすることにより、ボルトの頭部或いはボルト全体を薄肉化してボルトひいては圧縮機を軽量化できる。軸受を介して主軸を支持するボルトを鋼製の主軸と同一と同一材料とすることにより、温度変化に伴う軸受部での主軸とボルト頭部との間の径方向隙間の変化を防止し、軸受の寿命を延ばすことができる。シリンダブロックを軽合金製とすることにより、圧縮機を軽量化できる。
本発明の好ましい態様においては、吸入室は第1隔壁の径方向外方に形成され、吐出室は第1隔壁の径方向内方に形成されている。
本発明の好ましい態様においては、吸入室は第1隔壁の径方向内方に形成され、吐出室は第1隔壁の径方向外方に形成されている。
吸入室を第1隔壁の径方向外方に形成し、吐出室を第1隔壁の径方向内方に形成しても良く、或いは、吸入室を第1隔壁の径方向内方に形成し、吐出室を第1隔壁の径方向外方に形成しても良い。
本発明の好ましい態様においては、ピストンは、同期回転可能に主軸により支持された斜板に係合する片頭ピストンである。
本発明の好ましい態様においては、ピストンは同期回転可能に主軸により支持された斜板に係合し、斜板の主軸に対する傾角が可変であり、前記第2隔壁の内部空間と吸入室とを連結するガス経路の途上に第1絞り装置が配設され、前記第2隔壁の内部空間と吐出室とを連結するガス経路の途上に第2絞り装置が配設され、第1絞り装置及び/又は第2絞り装置の開度が可変である。
本発明の好ましい態様においては、第1絞り装置又は第2絞り装置は、前記第2隔壁の内周面に形成された雌ねじと前記ボルトに形成された雄ねじとの間に形成された螺旋状空間である。
本発明に係るピストン式圧縮機は、斜板に直接係合する片頭ピストンを有する斜板式圧縮機、揺動板を介して斜板に係合する片頭ピストンを有する揺動式圧縮機として具現化するのに適している。
本発明に係るピストン式圧縮機を可変容量の斜板式圧縮機、揺動式圧縮機として具現化する場合には、第2隔壁の内部空間と吸入室、吐出室とをガス経路で連結し、ガス経路長を短縮するのが望ましい。両ガス経路の途上に絞り装置を配設し、少なくとも一方の絞り装置の開度を可変とすることにより、圧縮機を可変容量とすることができる。
第2隔壁の内周面に形成された雌ねじとシリンダブロックを第2ハウジングに固定するボルトに形成された雄ねじとの間に形成された螺旋状空間を、何れか一方の絞り装置として利用すれば、絞り装置を別途配設する必要がなくなり、部品点数が低減し、圧縮機の製造コストが低減する。
本発明の好ましい態様においては、圧縮機の吐出ガスの圧力が超臨界圧力である。
本発明の好ましい態様においては、圧縮機の吐出ガスが二酸化炭素である。
本発明に係るピストン式圧縮機は吐出室から吸入室への高圧ガスの漏洩を効果的に防止できるので、本発明に係るピストン式圧縮機を、圧縮機の吐出ガスの圧力が超臨界圧力となり、吐出ガスの圧力が超高圧となる圧縮機、例えば冷房装置を構成する閉回路の高圧側圧力が冷媒である二酸化炭素の超臨界圧力となる冷房装置に使用される圧縮機として具現化しても良い。
本発明に係るピストン式圧縮機においては、ボルトを締めつけることにより、シリンダブロックと第2ハウジングとの間に配設される弁板に円環状の第1隔壁の端面が圧接し、吐出室から吸入室への高圧ガスの漏洩が防止される。ボルトが螺合する円環状の第2隔壁は、円環状の第1隔壁と同心状に配設されているので、ボルトを締めつけることにより発生する第1隔壁の端面と弁板との間の当接部の面圧は周方向に均一に分布する。この結果、吐出室から吸入室への高圧ガスの漏洩が効果的に防止される。
複数のボルトの締結力を精密に管理する必要がないので、本発明に係るピストン式圧縮機の組み付けコストは低い。単一のボルトを用いてシリンダブロックを第2ハウジングに固定するので、部品点数が少ない。
円環状の第1隔壁にはボルトは螺着しないので、第1隔壁は径方向内外方に局部的に膨出せず、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室又は吐出室は局部的に狭幅にならない。従って、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室、又は第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吐出室の流動抵抗は小さい。従って、本発明に係るピストン式圧縮機は高性能である。
円環状の第1隔壁にはボルトは螺着しないので、第1隔壁は径方向内外方に局部的に膨出せず、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室又は吐出室は局部的に狭幅にならない。従って、第2ハウジングの囲壁に形成される吸入ポートと、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吸入室を介して前記吸入ポートに連通するシリンダボアとの間の圧力損失の、シリンダボア毎の差異は小さく、又は第2ハウジングの囲壁に形成される吐出ポートと、第1隔壁の径方向外方に形成される円環状の吐出室を介して吐出ポートに連通するシリンダボアとの間の圧力損失の、シリンダボア毎の差異は小さい。従って、本発明に係るピストン式圧縮機は高性能であり低騒音である。
第2隔壁の内部空間はクランク室に連通しているので、吐出容量制御の為にクランク室と吸入室、吐出室とを連通するガス経路を形成する際に、当該ガス経路の一端を第2隔壁の内部空間に連通させることにより、前記経路の経路長を短縮し、前記経路の工作コストを低減させることができる。
本発明を可変容量斜板式圧縮機に適用した実施例を図1に基づいて説明する。
斜板式圧縮機1は、有底円筒状のフロントハウジング10と、フロントハウジング10と同心に配設された有底円筒状のリアハウジング11とを備えている。フロントハウジング10とリアハウジング11とは、開放側の端面でガスケット12を挟持した状態で、リアハウジング11の周壁に挿通され且つフロントハウジング10の側壁に螺着する複数のボルト13によって結合されている。
リアハウジング11は、第1円環状隔壁11aと、第1円環状隔壁11aの径方向内方に配設された第2円環状隔壁11bとを有している。第1円環状隔壁11a、第2円環状隔壁11baは、リアハウジング11の外周壁と同心に配設されている。リアハウジング11の外周壁と第1円環状隔壁11aとの間に円環状の吸入室14が形成され、第1円環状隔壁11aと第2円環状隔壁11bとの間に円環状の吐出室15が形成されている。吸入室14はリアハウジング11の外周壁に形成された図示しない吸入ポートに連通し、吐出室15はリアハウジング11の底壁に形成された吐出ポート16に連通している。第2円環状隔壁11bの内周面に雌ねじ11b′が形成されている。第2円環状隔壁11bの内部に円柱状空間11b″が形成されている。
フロントハウジング10とリアハウジング11とはアルミニウム合金で形成されている。
円柱状のシリンダブロック17がフロントハウジング10の開放端近傍に嵌入している。シリンダブロック17はフロントハウジング10、リアハウジング11と同心に配設されている。シリンダブロック17には、周方向に互いに間隔を隔てて複数のシリンダボア17aが形成されている。シリンダブロック17の径方向中心部にセンターボア17bが形成されている。センターボア17bのリアハウシング側端部は他部に比べて小径に形成されている。シリンダブロック17はアルミニウム合金で形成されている。
シリンダブロック17は、頭部18aがセンターボア17b大径部の端部に当接し、本体18bに形成された雄ねじ18b′がリアハウジング11の第2環状隔壁11b内周面に形成された雌ねじ11b′に螺合する鋼製のボルト18により、リアハウジング11に固定されている。シリンダブロック17とリアハウジング11とにより、弁板19とリード弁構造の吸入弁と吐出弁とが挟持されている。シリンダボア17aと吸入室14とを連通させる吸入孔19aと、シリンダボア17aと吐出室15とを連通さる吐出孔19bとが、弁板19に形成されている。
ボルト18は長手方向に延在する貫通孔18cを有する中空体として形成されている。貫通孔18cの頭部18a内で延在する部位は拡径され、後述するクランク室側端部が開放された円形凹部18dを形成している。
フロントハウジング10内に、クランク室20が形成されている。鋼製の主軸21が、クランク室20内でフロントハウジング10と同軸に延在している。主軸21の一端はスラストベアリング22とラジアルベアリン23とを介してフロントハウジング10により中心軸線方向に支持され且つ中心軸線回りに回転可能に支持されると共に、フロントハウジング10の底部を貫通してフロントハウジング10外へ延び、電磁クラッチ24に係合している。主軸21の他端は、シリンダブロックのセンターボア17bとボルト18の貫通孔18cとに進入し、円形凹部18d内に配設されたスラストベアリング25とラジアルベアリング26を介して、ボルト18の頭部18aにより中心軸線方向に支持され且つ中心軸線回りに回転可能に支持されている。
クランク室20は、主軸21の他端部に形成されたガス通路21aを介して、リアハウジング11の第2円環状隔壁11b内部に形成された円柱状空間11b″の最奥部に連通しており、またセンターボア17b囲壁と後述するスリーブ27、主軸21、ボルト頭部18aとの間の環状隙間、ボルト18の弁板19貫通部に形成される環状隙間、ボルト本体18bに形成された雄ねじ18b′と第2環状囲壁11b内周面に形成された雌ねじ11b′との間に形成される螺旋状隙間等を介して円柱状空間11b″の最奥部に連通しており、更にセンターボア17b囲壁と後述するスリーブ27、主軸21との間の環状隙間、ラジアルベアリング26の内部空間、ボルト頭部18aの基部に形成された開口18e、ボルト18の弁板19貫通部に形成される環状隙間等を介して円柱状空間11b″の入口部に連通している。
主軸21にスリーブ27が中心軸線方向に摺動可能に外嵌合している。一端が主軸21に形成されたフランジ部21aに当接し他端がスリーブ27の一端部に当接するコイルバネ28により、スリーブ27はシリンダボア17aに接近する方向へ付勢されている。
図示しない一対の対向するスリーブピンを介して、主軸21に対して傾角変動可能に、円環板状の斜板29がスリーブ27により支持されている。主軸21は斜板29に挿通されている。
ピボット30の一端が、スリーブ27に形成されたスリット27aに挿通されて、主軸21に直角に圧入固定されている。ピボット30の他端に球状部30aが形成されている。球状部30aに対峙して、斜板29にピボット孔29aが形成されている。ピボット孔29aは球状部30aを摺動可能に受け入れている。
主軸21と平行に延在する片頭ピストン31がシリンダボア17aに往復動可能に挿入されている。ピストン31の一端にシュー保持部31aが形成されている。球面と球面に対峙する平坦面とを有する一対のシュー32が、シュー保持部31aに保持されている。一対のシュー32の平坦面が斜板29の両端面に摺接している。
リアハウジング11の第2円環状隔壁11bの内部に形成された円柱状空間11b″の最奥部が、ガス経路33aを介して吸入室14に連通している。ガス経路33aの途上に絞り装置34aが配設されている。リアハウジング11の第2円環状隔壁11bの内部に形成された円柱状空間11b″の入口部が、ガス経路33bを介して吐出室15に連通している。ガス経路33bの途上に絞り装置34bが配設されている。絞り装置34a、34bの少なくとも一方は、電磁ソレノイドと弁機構とを有し、外部制御により開度を可変制御できる弁によって構成されている。
斜板式圧縮機1は、車両空調用の冷房装置であって、冷房装置を構成する閉回路の高圧側圧力すなわち圧縮機の吐出圧力が、冷媒の超臨界圧力となるように作動する、超臨界サイクルの冷房装置に使用するものである。冷媒として二酸化炭素(CO2)、エチレン(C2H4)、ディボラン(B2H6)、エタン(C2H6)、酸化窒素(NO)等を使用することができる。
斜板式圧縮機1の作動を以下に説明する。
電磁クラッチ24を介して、図示しない車両エンジンにより、主軸21が回転駆動される。斜板29がピボット30を介して主軸21により回転駆動される。ピストン31が一対のシュー32を介して斜板29により往復駆動される。ピストン31の往復摺動に伴い、図示しない吸入ポートを通って吸入室14へ流入した冷媒ガスが、弁板19に形成された吸入孔19aと吸入弁とを通ってシリンダボア17aへ吸入され、シリンダボア17a内で圧縮され、弁板19に形成された吐出孔19bと吐出弁とを通って吐出室15へ吐出され、吐出ポート16を通って車両用冷房装置の閉回路へ流出する。
吐出室15内の冷媒ガスがガス経路33bと絞り装置34bとを通って円柱状空間11b″の入口部へ流入し、次いで円柱状空間11b″の入口部に連通するクランク室20へ流入する。クランク室20内の冷媒ガスが、クランク室20に連通する円柱状空間11b″の最奥部へ流入し、次いでガス経路33aと絞り装置34aとを通って吸入室14へ流出する。
絞り装置34a及び/又は34bの開度が外部制御により可変制御されて、吐出室15からクランク室20へ流入する冷媒ガスの流量及び/又はクランク室20から吸入室14へ流出する冷媒ガスの流量が可変制御されることにより、クランク室20の内圧が可変制御される。クランク室20の内圧が可変制御されることにより、主軸21上でのスリーブ27の中心軸方向位置が可変制御され、球状部30aと摺動可能に係合する斜板29のピボット30に対する相対位置が可変制御されて、斜板29の主軸21に対する傾角が可変制御される。この結果、ピストン31のストロークが可変制御されて、斜板式圧縮機1の吐出容量が可変制御される。
斜板式圧縮機1においては、ボルト18を締めつけることにより、シリンダブロック17とリアハウジング11との間に配設される弁板19に、第2円環状隔壁11bの端面と第1円環状隔壁11aの端面とが圧接し、吐出室15から吸入室14への高圧ガスの漏洩が防止される。ボルト18が螺合する第2円環状隔壁11bは、第1円環状隔壁11aと同心に配設されているので、ボルト18を締めつけることにより発生する第1円環状隔壁11aの端面と弁板19との間の当接部の面圧は周方向に均一に分布する。この結果、吐出室15から吸入室14への高圧ガスの漏洩が効果的に防止される。従って、冷媒ガスが二酸化炭素であり、吐出室15内の冷媒ガス圧が二酸化炭素の臨界圧力である7.35MPaを超える超高圧であっても、吐出室15から吸入室14への高圧冷媒ガスの漏洩が効果的に防止される。
単一のボルト18の締結力を精密に管理すれば良く、複数のボルトの締結力を精密に管理する必要がないので、斜板式圧縮機1の組み付けコストは低い。単一のボルト18を用いてシリンダブロック17をリアハウジング11に固定するので、特許文献1のピストン式圧縮機に比べて部品点数が少ない。
第1円環状隔壁11aにはボルト18は螺着しないので、第1円環状隔壁11aは径方向内外方に局部的に膨出せず、第1円環状隔壁11aの径方向外方に形成される円環状の吸入室14と、第1円環状隔壁11aの径方向内方に形成される円環状の吐出室15とは局部的に狭幅にならない。従って、冷媒ガスに対する円環状の吸入室14、吐出室15の流動抵抗は小さい。従って、斜板式圧縮機1は高性能である。
第1円環状隔壁11aにはボルト18は螺着しないので、第1円環状隔壁11aは径方向内外方に局部的に膨出せず、第1円環状隔壁11aの径方向外方に形成される円環状の吸入室14と、第1円環状隔壁11aの径方向内方に形成される円環状の吐出室15とは局部的に狭幅にならない。従って、吸入ポートと、円環状の吸入室14を介して前記吸入ポートに連通するシリンダボア17aとの間の圧力損失の、シリンダボア17a毎の差異は小さく、又吐出ポート16と、円環状の吐出室15を介して吐出ポート16に連通するシリンダボア17aとの間の圧力損失の、シリンダボア17a毎の差異は小さい。従って、斜板式圧縮機1は高性能であり低騒音である。
第2円環状隔壁11bの内部空間である円柱状空間11b″は、クランク室20に連通しているので、吐出容量制御の為にクランク室20と吸入室14、吐出室15とを連通するガス経路33a、33bを形成する際に、ガス経路33a、33bの一端を、吸入室14と吐出室15とに近接する円柱状空間11b″に連通させることにより、ガス経路33a、33bの経路長を短縮し、ガス経路33a、33bの工作コストを低減させることができる。
シリンダブロック17をリアハウジング11に固定するボルト18の頭部18aを主軸21の支持部材として利用することにより、斜板式圧縮機1が小型化される。
シリンダブロック17をリアハウジング11に固定するボルト18に形成した貫通孔18cは、クランク室20から吸入室14へ流出する冷媒ガスから金属粉等の塵芥を除去するためのフィルターを収容する空間として有効利用できる。フィルターを収容する空間を別途形成する場合に比べで、斜板式圧縮機1が小型化される。
ボルト18を鋼製とすることにより、ボルトの頭部18a或いはボルト本体18bを含んだボルト18全体を薄肉化して、ボルト18ひいては斜板式圧縮機1を軽量化できる。ベアリング25、26を介して主軸21を支持するボルト18を鋼製の主軸21と同一材料とすることにより、温度変化に伴う軸受部での主軸21とボルト頭部18aとの間の径方向隙間の変化を防止し、ベアリング25、26の寿命を延ばすことができる。
フロントハウジング10、リアハウジング11、シリンダブロック17をアルミニウム金製とすることにより、斜板式圧縮機1を軽量化できる。
第1円環状隔壁11aの径方向外方に吐出室15を配設し、第1円環状隔壁11aの径方向内方に吸入室14を配設しても良い。
片頭ピストン31に代えて、斜板29の両側で延在する2個のピストンヘッドを有する両頭ピストンを斜板29に係合させ、一方のピストンが挿入されるシリンダボアを有するシリンダブロックと、当該シリンダブロックに対峙する弁板、吸入弁、吐出弁と、吸入室、吐出室とを追加配設しても良い。この場合、追加配設されるシリンダブロックのハウジングへの固定は、ボルト18を用いる固定とは異なる態様となる。
貫通孔18cのクランク室20から離隔する側の端部を閉鎖しても良い。この場合は、クランク室20は、円柱状空間11b″の入口部と、ボルト本体18bに形成された雄ねじ18b′と第2環状囲壁11b内周面に形成された雌ねじ11b′との間に形成される螺旋状隙間と、ガス経路33aとを介して、吸入室に連通する。ボルト本体18bに形成された雄ねじ18b′と第2環状囲壁11b内周面に形成された雌ねじ11b′との間に形成される螺旋状隙間が絞り装置として機能するので、絞り装置34aを省略することができ、部品点数が低減し、斜板式圧縮機1の製造コストが低減する。
ボルト本体18bに形成された雄ねじ18b′と第2環状囲壁11b内周面に形成された雌ねじ11b′との間に形成される螺旋状隙間が、絞り装置34bを形成するように斜板式圧縮機1を構成しても良い。
本発明は斜板にピストンが直接係合する斜板式圧縮機、ピストンが揺動板を介して斜板に係合する揺動式圧縮機等種々のピストン式圧縮機に適用可能である。本発明は可変容量の斜板式圧縮機、揺動式圧縮機、固定容量の斜板式圧縮機、揺動式圧縮機等種々のピストン式圧縮機に適用可能である。
本発明は可変容量、固定容量の斜板式圧縮機、揺動式圧縮機等種々のピストン式圧縮機に適用可能である。
本発明の実施例に係る斜板式圧縮機の断面図である。
符号の説明
1 斜板式圧縮機
10 フロントハウジング
11 リアハウジング
11a 第1円環状隔壁
11b 第2円環状隔壁
11b″ 円柱状空間
14 吸入室
15 吐出室
17 シリンダブロック
18 ボルト
21 主軸
29 斜板
31 ピストン
33a、33b ガス経路
34a、34b 絞り装置

Claims (11)

  1. 周方向に互いに間隔を隔てて複数のシリンダボアが形成された円柱状のシリンダブロックと、シリンダブロックの一方の端面側にクランク室を形成する有底円筒状の第1ハウジングと、シリンダブロックの他方の端面側に吸入室と吐出室とを形成する有底円筒状の第2ハウジングと、クランク室内でシリンダボアと平行に延在する主軸と、シリンダボアに挿入され主軸の回転に従動してシリンダボア内で往復動する複数のピストンとを備え、第2ハウジングは、シリンダブロックと同心状に配設され吸入室と吐出室とを区画する円環状の第1隔壁と、第1隔壁の径方向内方で第1隔壁と同心状に配設された円環状の第2隔壁とを有し、第2隔壁の内周面に雌ねじが形成され、クランク室側から第2ハウジングの第2隔壁の雌ねじに螺合するボルトによってシリンダブロックが第2ハウジングに固定されており、第2隔壁の内部空間はクランク室に連通していることを特徴とするピストン式圧縮機。
  2. クランク室側端部が開放された円形凹部が前記ボルトの頭部に形成されており、主軸の一端が前記円形凹部に進入し、軸受を介して前記頭部により回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のピストン式圧縮機。
  3. 前記ボルトは中空であることを特徴とする請求項2に記載のピストン式圧縮機。
  4. 前記ボルトは鋼製であり、シリンダブロックは軽合金製であることを特徴とする請求項2又は3に記載のピストン式圧縮機。
  5. 吸入室は第1隔壁の径方向外方に形成され、吐出室は第1隔壁の径方向内方に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のピストン式圧縮機。
  6. 吸入室は第1隔壁の径方向内方に形成され、吐出室は第1隔壁の径方向外方に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のピストン式圧縮機。
  7. ピストンは、同期回転可能に主軸により支持された斜板に係合する片頭ピストンである特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のピストン式圧縮機。
  8. ピストンは同期回転可能に主軸により支持された斜板に係合し、斜板の主軸に対する傾角が可変であり、前記第2隔壁の内部空間と吸入室とを連結するガス経路の途上に第1絞り装置が配設され、前記第2隔壁の内部空間と吐出室とを連結するガス経路の途上に第2絞り装置が配設され、第1絞り装置及び/又は第2絞り装置の開度が可変であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のピストン式圧縮機。
  9. 第1絞り装置又は第2絞り装置は、前記第2隔壁の内周面に形成された雌ねじと前記ボルトに形成された雄ねじとの間に形成された螺旋状空間であることを特徴とする請求項8に記載のピストン式圧縮機。
  10. 吐出ガスの圧力が超臨界圧力であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のピストン式圧縮機。
  11. 吐出ガスが二酸化炭素であることを特徴とする請求項10に記載のピストン式圧縮機。
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