JPH11264274A - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JPH11264274A
JPH11264274A JP6837598A JP6837598A JPH11264274A JP H11264274 A JPH11264274 A JP H11264274A JP 6837598 A JP6837598 A JP 6837598A JP 6837598 A JP6837598 A JP 6837598A JP H11264274 A JPH11264274 A JP H11264274A
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JP
Japan
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door
butterfly plate
tubular bearing
side butterfly
fixed
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JP6837598A
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Yuri Sugiura
由利 杉浦
Takashi Sugiura
貴史 杉浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別に自動閉止器具を付設しておかなくても、
開かれた扉が自動的に閉じられるようにした構造が簡単
で安価な蝶番を提供すること。 【解決手段】 管状軸受部2が一側に設けられた固定側
蝶板1と、この固定側蝶板1の管状軸受部2の上端支持
縁に下端当接部12aを支持させる管状軸受部12が一
側に設けられた扉側蝶板11とを、両管状軸受部2、1
2に挿通したピン21によって開閉自在に連結した蝶番
において、固定側蝶板1の管状軸受部2のうち扉側蝶板
11の管状軸受部12の下端当接部12aを支持する管
状軸受部2の上端支持縁を傾斜ガイド面2aに形成し
て、扉側蝶板11を開いた状態で手を離すと扉側蝶板1
1がこの傾斜ガイド面2aのガイド下に下降して固定側
蝶板1に向け自動的に閉じられるようする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蝶番に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】建築金物としての蝶番は、一側に管状軸
受部が設けられた固定側蝶板と、この固定側蝶板の管状
軸受部の上端に下端が当接支持される管状軸受部が一側
に設けられた扉側蝶板とを両管状軸受部に挿通されるピ
ンにより開閉自在としたものを普通とするが、従来のこ
の種の蝶番は、両蝶板の管状軸受部が上下端が共に水平
面であって、この蝶番により取付けられた扉を一旦開く
と、閉じる方向の力が加わらない限り開かれた位置に止
められたままとなり、自動的に閉じられるようにするた
めには、別に自動閉止器具を付設しなければならないも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題を解決して、別に自動閉
止器具を付設しておかなくても、開かれた扉が自動的に
閉じられるようにした構造が簡単で安価な蝶番を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明に係る蝶番は、管状軸受部が一側に
設けられた固定側蝶板と、この固定側蝶板の管状軸受部
の上端支持縁に下端当接部を支持させる管状軸受部が一
側に設けられた扉側蝶板とを、両管状軸受部に挿通した
ピンによって開閉自在に連結した蝶番において、扉側蝶
板の管状軸受部の下端当接部を支持する管状軸受部の上
端支持縁を傾斜ガイド面に形成して、扉側蝶板を開いた
状態で手を離すと扉側蝶板がこの傾斜ガイド面のガイド
下に下降して固定側蝶板に向け自動的に閉じられるよう
にしてあることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を示す。1は適当数の管状軸受部2がビス孔3を有す
る金属製の取付板部4の一側に配設されている固定側蝶
板、11は適当数の管状軸受部12がビス孔13を有す
る金属製の取付板部14の一側に配設されている扉側蝶
板であって、この固定側蝶板1と扉側蝶板11とは固定
側蝶板1の管状軸受部2、2間に扉側蝶板11の管状軸
受部12を介入させた状態として管状軸受部2、12に
挿通したピン21により連結してあり、以上の構成は従
来のこの種の蝶番と変わることがないが、本発明におい
ては、固定側蝶板1の管状軸受部2のうち、扉側蝶板1
1の管状軸受部12の下端当接部12aが支持される管
状軸受部2の上端支持縁を傾斜ガイド面2a に形成し
て、扉側蝶板11がこの傾斜ガイド面2a のガイド下に
下降して固定側蝶板1に向け自動的に閉じられるように
した点に特徴がある。
【0006】このような構成とするため、図示するこの
実施の形態においては、扉側蝶板11の管状軸受部12
の下端当接部12aを支持する固定側蝶板1の管状軸受
部2の上端支持縁全体を従来のように水平とせずに、こ
の上端支持縁のうち、取付板部4側の部分を水平部分2
bとして残し、残りの部分を傾斜ガイド面2aに形成す
るとともに、扉側蝶板11の管状軸受部12の下端縁
は、前記した管状軸受部2の上端支持縁と対応する形状
として、この変形させた下端縁のうち取付板部14側の
水平部分12bと残りの傾斜部分との境界部分を下端当
接部12aとしてある。この水平部分2bと傾斜ガイド
面2aとの比率は任意であるが、一般的には、固定側蝶
板1の取付板部4と扉側蝶板11の取付板部14との開
度が90°以上の状態すなわち扉が全開された状態で
は、固定側蝶板1の管状軸受部2の水平部分2bに扉側
蝶板11の管状軸受部12の下端当接部12aが当接支
持されて全開状態を保持するが、固定側蝶板1の取付板
部4と扉側蝶板11の取付板部14との開度が90°よ
り小さくなると、扉側蝶板11は前記した下端当接部1
2aがこの傾斜ガイド面2bに乗り移ってこの傾斜ガイ
ド面2aのガイド下に下降し、これに伴い扉側蝶板11
は固定側蝶板1に向け自動的に閉じられる。
【0007】なお、固定側蝶板1の取付板部4と扉側蝶
板11の取付板部14とは、その開度が90°以上とな
って扉が全開された状態では、両取付板部4、14の上
縁が水平となった最上昇位置にあるが、開度が90°よ
り小さくなると前記したように扉側蝶板11は下端当接
部12aと傾斜ガイド面2aとのガイド下に下降して固
定側蝶板1の取付板部4の上縁より扉側蝶板11の取付
板部14の上縁が下方に位置することとなることはいう
までもない。
【0008】このように構成されたものは、従来のこの
種の蝶番と同様、ビス孔3を利用して固定側蝶板1の取
付板部4を図に示すように柱ロなどにビス止めするとと
もに、扉側蝶板11の取付板部14を扉イにビス止めし
て使用するものであるが、この扉側蝶板11の取付板部
14を扉イにビス止めするときには必ず扉側蝶板11は
その下端当接部12aが固定側蝶板1の傾斜ガイド面2
aの最下端まで下降した状態において扉イが閉じられる
ようにする。このようにして閉止してある扉イを開く
と、これに取りつけられている扉側蝶板11の取付板部
14は扉イの開く動作に伴い管状軸受部12の下端当接
部12aを固定側蝶板1の傾斜ガイド面2aにガイドさ
せつつ上昇するから、扉イは円滑に開かれることとな
り、この下端当接部12aが水平部分12bに達すると
扉イは全開状態となってその時点で止まるが、下端当接
部12aが水平部分12bに達するまでの間すなわち完
全に開かれる前において扉イから手を離すと、扉側蝶板
11には扉イの重量がかかっているため、下端当接部1
2aが傾斜ガイド面2aにガイドされて滑落することと
なり、このため、特別な力を加えなくても扉側蝶板11
が固定側蝶板1と拝み合わせ状となる図 に示した状態
に戻り、扉イが完全に閉じられた状態を得ることができ
る。
【0009】なお、図示する実施の形態では、扉が完全
に開かれた状態では扉イから手を離しても自動的に閉じ
ることがないようにするため水平部分12bを設けてあ
るが、一旦扉を開いたあとには常に扉が閉じられるよう
にしたいときには、水平部分2bは必要でなく、また、
この実施の形態では、傾斜ガイド面2aの一端にのみ水
平部分2bを形成してあるが、傾斜ガイド面2aの他端
にも短い水平部分を形成して扉イが扉枠内に嵌められる
ときと開かれる初期には扉が昇降しないようにしてもよ
く、さらに、固定側蝶板1と扉側蝶板11の管状軸受部
2、12の数は1個でも複数個でもよいが、複数個とす
る場合には最上端の管状軸受部2の上縁は水平のままで
よいことは勿論である。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明から明らかなように、
固定側蝶板の管状軸受部のうち扉側蝶板の管状軸受部の
下端当接部を支持する管状軸受部の上端支持縁を傾斜ガ
イド面に形成して、扉側蝶板がその開閉操作に伴い傾斜
ガイド面のガイド下に昇降動するようにして、扉側蝶板
を開いた状態で手を離すと固定側蝶板に向け自動的に閉
じられるようにしたので、開かれた扉を閉じる操作が不
要となり、両手を使えないときなどに扉が開かれたまま
放置されることがなくなる便利なものとなる。従って、
本発明は別に自動閉止器具を付設しておかなくても、開
かれた扉が自動的に閉じられるようにしたもので、構造
が簡単で安価な利点と相俟ち極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の、開度を約45
°とした半開状態の斜視図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態の、開度を0とし
た閉扉状態の平面図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態の、開度を0とし
た閉扉状態の正面図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態の、開度を45°
とした半開状態の正面図である。
【図5】本発明の好ましい実施の形態の、開度を180
°(90°以上)とした全開状態において示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定側蝶板 2 管状軸受部 2a 傾斜ガイド面 2b 水平部分 3 把持部 4 導管 11 扉側蝶板 12 管状軸受部 12a 下端当接部 21 ピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 蝶番
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蝶番に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】建築金物としての蝶番は、一側に管状軸
受部が設けられた固定側蝶板と、この固定側蝶板の管状
軸受部の上端に下端が当接支持される管状軸受部が一側
に設けられた扉側蝶板とを両管状軸受部に挿通されるピ
ンにより開閉自在としたものを普通とするが、従来のこ
の種の蝶番は、両蝶板の管状軸受部が上下端が共に水平
面であって、この蝶番により取付けられた扉を一旦開く
と、閉じる方向の力が加わらない限り開かれた位置に止
められたままとなり、自動的に閉じられるようにするた
めには、別に自動閉止器具を付設しなければならないも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題を解決して、別に自動閉
止器具を付設しておかなくても、開かれた扉が自動的に
閉じられるようにした構造が簡単で安価な蝶番を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明に係る蝶番は、管状軸受部が取付板
部の一側に設けられた固定側蝶板と、この固定側蝶板の
管状軸受部の上端支持縁に下端当接部を支持させる管状
軸受部が取付板部の一側に設けられた扉側蝶板とを、両
管状軸受部に挿通したピンによって開閉自在に連結した
蝶番において、扉側蝶板の管状軸受部の下端当接部を支
持する管状軸受部の上端支持縁をその取付板部側の部分
に水平部分を残して傾斜ガイド面に形成して、扉側蝶板
を開いた状態で手を離すと扉側蝶板がこの傾斜ガイド面
のガイド下に下降して固定側蝶板に向け自動的に閉じら
れるようにしてあることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を示す。1は適当数の管状軸受部2がビス孔3を有す
る金属製の取付板部4の一側に配設されている固定側蝶
板、11は適当数の管状軸受部12がビス孔13を有す
る金属製の取付板部14の一側に配設されている扉側蝶
板であって、この固定側蝶板1と扉側蝶板11とは固定
側蝶板1の管状軸受部2、2間に扉側蝶板11の管状軸
受部12を介入させた状態として管状軸受部2、12に
挿通したピン21により連結してあり、以上の構成は従
来のこの種の蝶番と変わることがないが、本発明におい
ては、固定側蝶板1の管状軸受部2のうち、扉側蝶板1
1の管状軸受部12の下端当接部12aが支持される管
状軸受部2の上端支持縁をその取付板部4側の部分に水
平部分2bを残して傾斜ガイド面2a に形成して、扉側
蝶板11がこの傾斜ガイド面2a のガイド下に下降して
固定側蝶板1に向け自動的に閉じられるようにした点に
特徴がある。
【0006】このような構成とするため、図示するこの
実施の形態においては、扉側蝶板11の管状軸受部12
の下端当接部12aを支持する固定側蝶板1の管状軸受
部2の上端支持縁全体を従来のように水平とせずに、こ
の上端支持縁のうち、取付板部4側の部分を水平部分2
bとして残し、残りの部分を傾斜ガイド面2aに形成す
るとともに、扉側蝶板11の管状軸受部12の下端縁
は、前記した管状軸受部2の上端支持縁と対応する形状
として、この変形させた下端縁のうち取付板部14側の
水平部分12bと残りの傾斜部分との境界部分を下端当
接部12aとしてある。この水平部分2bと傾斜ガイド
面2aとの比率は任意であるが、一般的には、固定側蝶
板1の取付板部4と扉側蝶板11の取付板部14との開
度が90°以上の状態すなわち扉が全開された状態で
は、固定側蝶板1の管状軸受部2の水平部分2bに扉側
蝶板11の管状軸受部12の下端当接部12aが当接支
持されて全開状態を保持するが、固定側蝶板1の取付板
部4と扉側蝶板11の取付板部14との開度が90°よ
り小さくなると、扉側蝶板11は前記した下端当接部1
2aがこの傾斜ガイド面2bに乗り移ってこの傾斜ガイ
ド面2aのガイド下に下降し、これに伴い扉側蝶板11
は固定側蝶板1に向け自動的に閉じられる。
【0007】なお、固定側蝶板1の取付板部4と扉側蝶
板11の取付板部14とは、その開度が90°以上とな
って扉が全開された状態では、両取付板部4、14の上
縁が水平となった最上昇位置にあるが、開度が90°よ
り小さくなると前記したように扉側蝶板11は下端当接
部12aと傾斜ガイド面2aとのガイド下に下降して固
定側蝶板1の取付板部4の上縁より扉側蝶板11の取付
板部14の上縁が下方に位置することとなることはいう
までもない。
【0008】このように構成されたものは、従来のこの
種の蝶番と同様、ビス孔3を利用して固定側蝶板1の取
付板部4を図に示すように柱ロなどにビス止めするとと
もに、扉側蝶板11の取付板部14を扉イにビス止めし
て使用するものであるが、この扉側蝶板11の取付板部
14を扉イにビス止めするときには必ず扉側蝶板11は
その下端当接部12aが固定側蝶板1の傾斜ガイド面2
aの最下端まで下降した状態において扉イが閉じられる
ようにする。このようにして閉止してある扉イを開く
と、これに取りつけられている扉側蝶板11の取付板部
14は扉イの開く動作に伴い管状軸受部12の下端当接
部12aを固定側蝶板1の傾斜ガイド面2aにガイドさ
せつつ上昇するから、扉イは円滑に開かれることとな
り、この下端当接部12aが水平部分2bに達すると扉
イは全開状態となってその時点で止まるが、下端当接部
12aが水平部分2bに達するまでの間すなわち完全に
開かれる前において扉イから手を離すと、扉側蝶板11
には扉イの重量がかかっているため、下端当接部12a
が傾斜ガイド面2aにガイドされて滑落することとな
り、このため、特別な力を加えなくても扉側蝶板11が
固定側蝶板1と拝み合わせ状となる図3に示した状態に
戻り、扉イが完全に閉じられた状態を得ることができ
る。
【0009】なお、図示するように管状軸受部2の上端
支持縁の取付板部4側の部分に水平部分2bを形成して
ある理由は、扉が完全に開かれた状態では扉イから手を
離しても自動的に閉じることがないようにするためであ
り、また、この実施の形態では、傾斜ガイド面2aの一
端にのみ水平部分2bを形成してあるが、傾斜ガイド面
2aの他端にも短い水平部分を形成して扉イが扉枠内に
嵌められるときと開かれる初期には扉が昇降しないよう
にしてもよく、さらに、固定側蝶板1と扉側蝶板11の
管状軸受部2、12の数は1個でも複数個でもよいが、
複数個とする場合には最上端の管状軸受部2の上縁は水
平のままでよいことは勿論である。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明から明らかなように、
固定側蝶板の管状軸受部のうち扉側蝶板の管状軸受部の
下端当接部を支持する管状軸受部の上端支持縁をその取
付板部側の部分に水平部分を残して傾斜ガイド面に形成
して、扉側蝶板がその開閉操作に伴い傾斜ガイド面のガ
イド下に昇降動するようにして、扉を完全に開いた場合
を除き、扉側蝶板を開いた状態で手を離すと固定側蝶板
に向け自動的に閉じられるようにしたので、開かれた扉
を閉じる操作が不要となり、両手を使えないときなどに
扉が開かれたまま放置されることがなくなる便利なもの
となる。従って、本発明は別に自動閉止器具を付設して
おかなくても、開かれた扉が自動的に閉じられるように
したもので、構造が簡単で安価な利点と相俟ち極めて有
用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の、開度を約45
°とした半開状態の斜視図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態の、開度を0とし
た閉扉状態の平面図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態の、開度を0とし
た閉扉状態の正面図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態の、開度を45°
とした半開状態の正面図である。
【図5】本発明の好ましい実施の形態の、開度を180
°(90°以上)とした全開状態において示す正面図で
ある。
【符号の説明】 1 固定側蝶板 2 管状軸受部 2a 傾斜ガイド面 2b 水平部分 3 把持部 4 導管 11 扉側蝶板 12 管状軸受部 12a 下端当接部 21 ピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 蝶番
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蝶番に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】建築金物としての蝶番は、一側に管状軸
受部が設けられた固定側蝶板と、この固定側蝶板の管状
軸受部の上端に下端が当接支持される管状軸受部が一側
に設けられた扉側蝶板とを両管状軸受部に挿通されるピ
ンにより開閉自在としたものを普通とするが、従来のこ
の種の蝶番は、両蝶板の管状軸受部が上下端が共に水平
面であって、この蝶番により取付けられた扉を一旦開く
と、閉じる方向の力が加わらない限り開かれた位置に止
められたままとなり、自動的に閉じられるようにするた
めには、別に自動閉止器具を付設しなければならないも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題を解決して、別に自動閉
止器具を付設しておかなくても、開かれた扉が自動的に
閉じられるようにした構造が簡単で安価な蝶番を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明に係る蝶番は、管状軸受部が取付板
部の一側に設けられた固定側蝶板と、この固定側蝶板の
管状軸受部の上端支持縁に下端当接部を支持させる管状
軸受部が取付板部の一側に設けられた扉側蝶板とを、両
管状軸受部に挿通したピンによって開閉自在に連結した
蝶番において、扉側蝶板の管状軸受部の下端当接部を支
持する管状軸受部の上端支持縁をその両側の部分に水平
部分を残して傾斜ガイド面に形成して、扉側蝶板を開い
た状態で手を離すと扉側蝶板がこの傾斜ガイド面のガイ
ド下に下降して固定側蝶板に向け自動的に閉じられるよ
うにしてあることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を示す。1は適当数の管状軸受部2がビス孔3を有す
る金属製の取付板部4の一側に配設されている固定側蝶
板、11は適当数の管状軸受部12がビス孔13を有す
る金属製の取付板部14の一側に配設されている扉側蝶
板であって、この固定側蝶板1と扉側蝶板11とは固定
側蝶板1の管状軸受部2、2間に扉側蝶板11の管状軸
受部12を介入させた状態として管状軸受部2、12に
挿通したピン21により連結してあり、以上の構成は従
来のこの種の蝶番と変わることがないが、本発明におい
ては、固定側蝶板1の管状軸受部2のうち、扉側蝶板1
1の管状軸受部12の下端当接部12aが支持される管
状軸受部2の上端支持縁をその両側の部分に水平部分2
bを残して傾斜ガイド面2a に形成して、扉側蝶板11
がこの傾斜ガイド面2a のガイド下に下降して固定側蝶
板1に向け自動的に閉じられるようにした点に特徴があ
る。
【0006】このような構成とするため、図示するこの
実施の形態においては、扉側蝶板11の管状軸受部12
の下端当接部12aを支持する固定側蝶板1の管状軸受
部2の上端支持縁全体を従来のように水平とせずに、こ
の上端支持縁のうち、両側の部分を水平部分2bとして
残し、残りの部分を傾斜ガイド面2aに形成するととも
に、扉側蝶板11の管状軸受部12の下端縁は、前記し
た管状軸受部2の上端支持縁と対応する形状として、こ
の変形させた下端縁のうち両側の水平部分12bと残り
の傾斜部分との境界部分を下端当接部12aとしてあ
る。この水平部分2bと傾斜ガイド面2aとの比率は任
意であるが、一般的には、固定側蝶板1の取付板部4と
扉側蝶板11の取付板部14との開度が90°以上の状
態すなわち扉が全開された状態では、固定側蝶板1の管
状軸受部2の水平部分2bに扉側蝶板11の管状軸受部
12の下端当接部12aが当接支持されて全開状態を保
持するが、固定側蝶板1の取付板部4と扉側蝶板11の
取付板部14との開度が90°より小さくなると、扉側
蝶板11は前記した下端当接部12aがこの傾斜ガイド
面2bに乗り移ってこの傾斜ガイド面2aのガイド下に
下降し、これに伴い扉側蝶板11は固定側蝶板1に向け
自動的に閉じられる。
【0007】なお、固定側蝶板1の取付板部4と扉側蝶
板11の取付板部14とは、その開度が90°以上とな
って扉が全開された状態では、両取付板部4、14の上
縁が水平となった最上昇位置にあるが、開度が90°よ
り小さくなると前記したように扉側蝶板11は下端当接
部12aと傾斜ガイド面2aとのガイド下に下降して固
定側蝶板1の取付板部4の上縁より扉側蝶板11の取付
板部14の上縁が下方に位置することとなることはいう
までもない。
【0008】このように構成されたものは、従来のこの
種の蝶番と同様、ビス孔3を利用して固定側蝶板1の取
付板部4を図に示すように柱ロなどにビス止めするとと
もに、扉側蝶板11の取付板部14を扉イにビス止めし
て使用するものであるが、この扉側蝶板11の取付板部
14を扉イにビス止めするときには必ず扉側蝶板11は
その下端当接部12aが固定側蝶板1の傾斜ガイド面2
aの最下端まで下降した状態において扉イが閉じられる
ようにする。このようにして閉止してある扉イを開く
と、これに取りつけられている扉側蝶板11の取付板部
14は扉イの開く動作に伴い管状軸受部12の下端当接
部12aを固定側蝶板1の傾斜ガイド面2aにガイドさ
せつつ上昇するから、扉イは円滑に開かれることとな
り、この下端当接部12aが上側の水平部分2bに達す
ると扉イは全開状態となってその時点で止まるが、下端
当接部12aが水平部分2bに達するまでの間すなわち
完全に開かれる前において扉イから手を離すと、扉側蝶
板11には扉イの重量がかかっているため、下端当接部
12aが傾斜ガイド面2aにガイドされて滑落すること
となり、このため、特別な力を加えなくても扉側蝶板1
1が固定側蝶板1と拝み合わせ状となる図3に示した状
態に戻り、扉イが完全に閉じられた状態を得ることがで
きる。
【0009】なお、図示するように管状軸受部2の上端
支持縁の取付板部4側の部分に水平部分2bを形成して
ある理由は、扉が完全に開かれた状態では扉イから手を
離しても自動的に閉じることがないようにするためであ
り、また、傾斜ガイド面2aの一端にのみ水平部分2b
を形成しておくのみならず、傾斜ガイド面2aの他端に
も短い水平部分を形成しておく理由は、扉イが扉枠内に
嵌められるときと開かれる初期には扉が昇降しないよう
するためである。さらに、固定側蝶板1と扉側蝶板1
1の管状軸受部2、12の数は1個でも複数個でもよい
が、複数個とする場合には最上端の管状軸受部2の上縁
は水平のままでよいことは勿論である。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明から明らかなように、
固定側蝶板の管状軸受部のうち扉側蝶板の管状軸受部の
下端当接部を支持する管状軸受部の上端支持縁をその
の部分に水平部分を残して傾斜ガイド面に形成して、
扉側蝶板がその開閉操作に伴い傾斜ガイド面のガイド下
に昇降動するようにして、扉を完全に開いた場合を除
き、扉側蝶板を開いた状態で手を離すと固定側蝶板に向
け自動的に閉じられるようにしたので、開かれた扉を閉
じる操作が不要となり、両手を使えないときなどに扉が
開かれたまま放置されることがなくなる便利なものとな
うえに、扉が扉枠内に嵌められるときと開かれる初期
に扉が昇降することがない。従って、本発明は別に自動
閉止器具を付設しておかなくても、開かれた扉が自動的
に閉じられるようにしたもので、構造が簡単で安価な利
点と相俟ち極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の、開度を約45
°とした半開状態の斜視図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態の、開度を0とし
た閉扉状態の平面図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態の、開度を0とし
た閉扉状態の正面図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態の、開度を45°
とした半開状態の正面図である。
【図5】本発明の好ましい実施の形態の、開度を180
°(90°以上)とした全開状態において示す正面図で
ある。
【符号の説明】 1 固定側蝶板 2 管状軸受部 2a 傾斜ガイド面 2b 水平部分 3 把持部 4 導管 11 扉側蝶板 12 管状軸受部 12a 下端当接部 21 ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状軸受部(2) が一側に設けられた固定
    側蝶板(1) と、この固定側蝶板(1) の管状軸受部(2) の
    上端支持縁に下端当接部(12a) を支持させる管状軸受部
    (12)が一側に設けられた扉側蝶板(11)とを、両管状軸受
    部(2) 、(12)に挿通したピン(21)によって開閉自在に連
    結した蝶番において、固定側蝶板(1)の管状軸受部(2)
    のうち扉側蝶板(11)の管状軸受部(12)の下端当接部(12
    a) を支持する管状軸受部(2) の上端支持縁を傾斜ガイ
    ド面(2a)に形成して、扉側蝶板(11)を開いた状態で手を
    離すと扉側蝶板(11)がこの傾斜ガイド面(2a)のガイド下
    に下降して固定側蝶板(1) に向け自動的に閉じられるよ
    うにしてあることを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】 固定側蝶板(1) の管状軸受部(2) の上端
    のうち取付板部(4)側の部分に水平部分(2b)を残して傾
    斜ガイド面(2a)が形成されている請求項1に記載の蝶
    番。
JP6837598A 1998-03-18 1998-03-18 蝶 番 Pending JPH11264274A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112814509A (zh) * 2021-02-07 2021-05-18 希美克(广州)实业有限公司 一种铰链的滑动结构及其摩擦铰链

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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