JPH11264062A - 金属窒化物、その溶射皮膜および電気化学的な生物制御用または防汚用部材の製造方法 - Google Patents

金属窒化物、その溶射皮膜および電気化学的な生物制御用または防汚用部材の製造方法

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JPH11264062A
JPH11264062A JP8495398A JP8495398A JPH11264062A JP H11264062 A JPH11264062 A JP H11264062A JP 8495398 A JP8495398 A JP 8495398A JP 8495398 A JP8495398 A JP 8495398A JP H11264062 A JPH11264062 A JP H11264062A
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metal particles
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thermal
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Tsuruo Nakayama
鶴雄 中山
Hitoshi Wake
仁志 和気
Kinichi Ozawa
欣一 小澤
Nobuyuki Murakami
信行 村上
Tadashi Matsunaga
是 松永
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気化学的に生物を制御するための劣化や剥
離が発生しない耐久性の高い部材の製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 金属線材を溶融金属粒子とする工程と、
該溶融金属粒子を窒素を含むガスと接触させる工程と、
前記溶融金属粒子を過冷却状態にする工程と、過冷却状
態の溶融金属粒子を積層し基材上に膜を形成する工程と
からなる溶射法による金属窒化物の溶射皮膜の製造方
法。該金属窒化物の溶射皮膜を応用した電気化学的な生
物制御用または防汚用部材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶や冷却用配
管、配水管などの接水面に付着した生物を電気化学的に
制御するために好適な部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】海水や淡水中に存在する多くの生物は、
病原性を示したり、水中構造物表面に付着し、様々な問
題を引き起こしている。例えば、船舶では、生物の付着
による推進抵抗の増大や、火力発電所で用いられている
冷却用配管では、熱交換効率の低下や冷却用配管内面に
付着して増殖した大型生物が脱離して冷却管の閉塞を招
く。また、定置網や養殖用生け簀では、海水の交流阻害
や網成りの変形が生じ、さらに、食品加工や飲料水、化
粧品製造では、配管やバルブ内面に付着増殖した生物が
水を介して生産物を汚染する等の問題を発生させてい
た。
【0003】一般に接水面に生物が付着する機構は次の
とおりである。まず、付着性のグラム陰性菌が表面に吸
着して脂質に由来するスライム状物質を多量に分泌す
る。さらに、グラム陰性菌は、このスライム層に集まっ
て増殖し、微生物皮膜を形成する。そして、この微生物
皮膜層上に、大型の生物である藻類、貝類、フジツボ等
が付着し、付着した大型の生物が繁殖し成長し、最終的
に接水面を覆い尽くすことになる。
【0004】こうした船体や漁網などの水中構造物や配
水管などの接水面に付着した生物の防汚方法としては、
海水中に次亜塩素酸塩などの殺菌性を有する物質を添加
して生物を殺菌させたり、、有機錫系化合物を含有した
塗料で船舶や漁網に塗膜を形成し、有機錫系化合物を溶
出させて防汚する方法が一般に行われている。しかし、
次亜塩素酸塩や有機錫系化合物は、毒性が強いことか
ら、海洋汚染や有用な海洋生物への影響が懸念される。
また、最近では、有機錫系化合物の代替えとして非有機
錫系の防汚剤が用いられているが、付着防止効果の維持
時間が短いため、塗料の塗り替え作業に要する労力が大
幅に増大し、コストアップにつながる等の問題があり、
新たな生物の殺菌方法や生物防汚法が望まれている。
【0005】最近、塩素などの有害物質を発生させない
で、電気化学的に船舶や漁網などに付着する生物を電気
化学的に制御する方法が提案されている。この方法は、
細胞と電極間の直接電位移動反応に基づくものであっ
て、微生物の直接反応が確認されている所定電位以上の
電位を微生物に印加すると、微生物内部の酸化還元物質
の一つである補酵素Aが不可逆的に酸化され、微生物の
呼吸活性および微生物膜の透過障壁の低下を誘発し、微
生物を死滅させることが可能であることが示されている
(特公平6ー91821号公報)。すなわち、グラム陰
性菌の付着を電気化学的に制御することにより大型の生
物の付着を防止する方法が示されている。また、特開平
4ー341392号公報には、導電性を有する被防汚面
に+0〜+1.5V vs.SCEの正電位を印加し付
着する微生物を殺菌する行程と−0〜−0.4V v
s.SCEの負電位を印加して生物を脱離する工程から
なる防汚方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、海水
や水の分解が起こらないことから、海洋や水の汚染が無
く、さらに、海洋生物の生態系への影響や食品加工製品
への影響が無いことから、優れた殺菌および防汚方法と
考えられる。具体的には、接水面に、導電性ゴムや導電
性塗膜を被覆して導電性樹脂層を設け、対極に白金やカ
ーボン電極を配置して、導電性樹脂層と対極の間に電位
を印加して生物を制御する方法である。しかしながら、
導電性樹脂層は、カーボンブラックやグラファイト或い
は金属酸化物などの導電性微粒子を、合成樹脂に分散し
て形成したものであり、導電性微粒子や合成樹脂の種類
によっては、海水や淡水中に長期間浸漬すると、水分の
吸着や電位印加による酸化などの作用により劣化するこ
とから、耐久性の高い電気化学的な生物制御用部材が望
まれている。
【0007】他方、窒化チタンや窒化ジルコニウムは、
耐食性や耐摩耗性が高く、さらに、電気抵抗が低い材料
であることが知られている。よって、これらの金属窒化
物は、電気化学的な生物制御用または防汚用部材として
利用可能である。これらの金属窒化物は、スパッタリン
グやイオンプレーティングなどの物理的方法(PVD)
や有機金属化合物の熱分解を利用した化学蒸着法(CV
D)などの方法により形成される。しかしながら、これ
らの方法は、真空中や高温条件下で金属窒化物を形成す
ることから、大型船舶や漁網などの大面積で様々な材料
から形成される水中構造物や、冷却管や取水管などの接
水面に、窒化チタンや窒化ジルコニウム等の金属窒化物
からなる導電性膜を直接形成することが困難である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの問題に
鑑みなされたものであり、電気化学的に生物を制御する
ための劣化や剥離が発生しない耐久性の高い部材の製造
方法を提供することを目的とするものであって、金属線
材を溶融金属粒子とし、該溶融金属粒子を窒素を含むガ
スと接触させた後、前記溶融金属粒子を過冷却状態にし
た溶射法による金属窒化物の製造方法を第1の要旨と
し、金属線材を溶融金属粒子とする工程と、該溶融金属
粒子を窒素を含むガスと接触させる工程と、前記溶融金
属粒子を過冷却状態にする工程と、過冷却状態の溶融金
属粒子を積層し基材上に膜を形成する工程とからなる溶
射法による金属窒化物の溶射皮膜の製造方法を第2の要
旨とし、金属線材を溶融金属粒子とする工程と、該溶融
金属粒子を窒素を含むガスと接触させる工程と、前記溶
融金属粒子を過冷却状態にする工程と、過冷却状態の溶
融金属粒子を積層し膜を形成する工程とにより、水中構
造物の被防汚面に溶射法による金属窒化物の溶射皮膜を
形成した電気化学的な生物制御用または防汚用部材の製
造方法を第3の要旨とし、第3の要旨において、水中構
造物が樹脂材料よりなり、被防汚面を物理的およびまた
は化学的に粗面化処理した後、該粗面化処理面に粒子径
が10〜200μmの無機粉体を含む樹脂層を設けたも
のである電気化学的な生物制御用または防汚用部材の製
造方法を第4の要旨とし、第3の要旨において、水中構
造物が金属材料よりなり、被防汚面に、絶縁層もしくは
絶縁層上に粒子径が10〜200μmの無機粉体を含む
樹脂層を設けたものである電気化学的な生物制御用また
は防汚用部材の製造方法を第5の要旨とするものであ
る。
【0009】以下、本発明について詳述する。図1は、
本発明における低温溶射法に用いる溶射装置を示すもの
である。低温溶射装置は、高周波アーク溶射ガン1、高
周波直流電源2、コンプレッサー3、冷却装置4および
スプール5a、5bからなる溶射線供給装置をしてい
る。溶射ガン1には、それぞれ別個の溶射線6a、6b
を、ガンからノズル7の先端に移送する2セットの供給
ローラー8aと8bとを有し、溶射線6aと6bが接触
する箇所(図中、溶射線溶融箇所9として示す)におい
ては、異なる極性によりアークが発生するようなされて
いる。溶射線6a、6bは、電気アークによって溶融す
るが、溶射ガン1に設けた間隙10を通して、コンプレ
ッサー3および冷却装置4から冷却された窒素を含む圧
縮ガス(圧縮ガス中の窒素濃度を変えるための窒素ガス
およびアンモニアガスが満たされた容器13より、接続
管14を通り冷却装置4に送られている)が、導入管1
1より、矢印に示した方向に導入されて溶射線溶融箇所
9を通過する際に減圧される。尚、冷却されて窒素を含
む圧縮ガスは、間隙12を通して溶射線溶融箇所9にも
導入されるが、圧縮ガスが間隙10および12を通過す
る量は、間隙10の方が多くなるように間隙の断面積を
調整しているため、溶射線溶融箇所9は減圧される。つ
いで、この減圧された溶射線溶融箇所9に、間隙12を
通して矢印の方向に冷却されて窒素を含む圧縮ガスが、
導入管11より導入されて、冷却されて窒素を含む圧縮
ガスと溶融金属粒子15が接触する。つぎに、窒化され
た溶融金属粒子15は、間隙10を通して導入された冷
却された窒素を含む圧縮ガスにより発生した高速気流に
移行して基材16に向けて飛翔する。このとき、減圧さ
れた溶射線溶融箇所9において、間隙12を通して導入
された窒素を含む圧縮ガスおよび高速気流中に含まれる
窒素は、溶融状態にある金属粒子と反応し、溶融金属粒
子15表面が窒化されて金属粒子表面に窒化物が形成さ
れる。また、高速気流により飛翔を続ける溶融金属粒子
15は、低温の高速気流により急激に冷却されて過冷却
状態となる。この過冷却状態の金属粒子15は、低温
で、且つ、溶融した状態であり、したがって、過冷却状
態の表面が窒化された金属粒子15は、基材16表面に
衝突して積層し、金属窒化物の溶射皮膜を形成するもの
である。
【0010】この様に溶融した金属粒子を過冷却状態に
することで、溶融状態の金属粒子表面の酸化が極力抑え
られ、また、低温で溶融状態にある金属粒子が基材に衝
突して溶射皮膜を形成しても、樹脂などの基材を変形す
ることがない利点を有する。また、溶射金属線6a、6
bが接触して溶射線溶融箇所9が減圧されること、およ
び、高周波直流電源2により高周波の電圧を印加するこ
とから、高融点の材料が容易に溶射できるものである。
用いられる高周波は、20kHzから200kHzであ
れば良く、20kHz未満では高融点材料を効率よく溶
融できないことがあり、200kHzを超える場合に
は、高周波の電圧にもよるが、溶射金属線が溶融して破
断し、連続して溶射ができなくなることがあるから好ま
しくない。
【0011】つぎに本発明の方法で形成される電気化学
的な生物制御用または防汚用部材の構成について詳述す
る。図2乃至図5は、本発明で得られた電気化学的な生
物制御用または防汚用部材の断面を模式的に示した図で
ある。図中参照符号16は基材であり、該基材16は、
樹脂、金属、無機物からなり、構造を維持する機能を有
すものであれば特に限定されない。樹脂材料としては、
ABS、AS、ナイロン、ポリエステル、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル、PET、FRP等が挙げられる。金属
材料としては、鉄およびその合金またはステンレス、ア
ルミニウムおよびその合金、銅およびその合金、亜鉛お
よびその合金、チタンおよびその合金、マグネシムおよ
びその合金などが挙げられ、無機材料としては、ガラ
ス、アルミナ、ジルコニア、セメント等が挙げられる。
【0012】図2の例は、基材16が樹脂の場合であ
り、基材16の表面は、後述する金属窒化物からなる溶
射皮膜18の密着強度を高めるために、ブラスト処理や
化学エッチング処理により粗面化処理(図示省略)をな
している。その後、溶射により金属窒化物からなる溶射
皮膜18を形成しても良いが、本例においては、密着強
度を更に高めるために、粗面化処理面上に、粒子径が1
0〜200μmの無機粉体を充填した樹脂層17を形成
している。この樹脂層17に含まれる無機粉体として
は、アルミナ、ジルコニア、酸化ケイ素、酸化チタン等
であり、これらは1種もしくは2種以上混合しても使用
可能である。また、これらのの無機粉体は、用いられる
樹脂固形分に対して10〜300重量%充填する。さら
に、樹脂層17に用いられる樹脂としては、2液硬化型
である不飽和ポリエステル樹脂、アクリルーウレタン樹
脂、ポリエステルーウレタン樹脂、シリコンーウレタン
樹脂、シリコンーアクリル樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化
型であるメラミンーアルキッド樹脂、メラミンーアクリ
ル樹脂、メラミンーポリエステル樹脂、アクリル樹脂、
アクリルーウレタン樹脂などが挙げられる。これらは1
種もしくは2種以上混合しても使用可能である。この樹
脂層17は、スプレー法や刷毛塗りロールコーター法な
どにより形成すれば良く、形成した後、自然乾燥または
加熱乾燥すれば良い。
【0013】図3乃至図5は基材16が金属の場合の例
である。金属基材16に金属窒化物からなる溶射皮膜1
8を形成しても水中で電位を印加すると、金属の種類に
よっては腐食や溶解が発生する場合があるので、これを
防止するために、基材16上に絶縁層19を形成したも
のである。図3においては、絶縁層19が無機物からな
る例を示した。絶縁層19となる無機物としては、アル
ミナ、ジルコニア、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化マグ
ネシウム、炭化珪素などであり、これらは溶射その他適
宜手段により基材たる金属表面に形成すれば良い。尚、
金属基材の表面は、必要に応じてブラスト処理やエッチ
ング処理により粗面化処理してあっても良い。さらに、
金属基材表面に、低融点の金属材料、例えば、アルミニ
ウムおよびその合金、亜鉛およびその合金、マグネシウ
ムおよびその合金ニッケルおよびその合金、クロムおよ
びその合金などが溶射やめっきにより形成してあっても
良い。
【0014】図4は、基材16と金属窒化物の溶射皮膜
18との間に絶縁塗膜層20を形成した例であり、該絶
縁塗膜層20上には、金属窒化物からなる溶射皮膜18
を形成すれば良いが、金属窒化物からなる溶射皮膜の密
着強度を高めるために、粒子径が10〜200μmの無
機粉体を充填した樹脂層21を形成している。絶縁塗膜
層19としては、不飽和ポリエステル樹脂、アクリルー
ウレタン樹脂、ポリエステルーウレタン樹脂、シリコン
ーウレタン樹脂、シリコンーアクリル樹脂、エホキシ樹
脂、熱硬化型であるメラミンーアルキッド樹脂、メラミ
ンーアクリル樹脂、メラミンーポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、アクリルーウレタン樹脂、ポリイミド樹脂な
どが挙げられる。これらは1種または2種以上混合して
用いても良い。また、これらの樹脂からなる絶縁層には
電気的に絶縁性の高い無機顔料が含まれていても良い。
【0015】図5は、基材16上に絶縁フィルム層22
を接着層23を介して積層した例である。この絶縁フィ
ルム層22に用いられるフィルムとしては、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
イミド樹脂、ポリスチレン樹脂などが挙げられ、また、
接着層23に用いられる接着剤としては、感圧系接着剤
やホットメルト接着剤、2液硬化型接着剤、嫌気性接着
剤などが挙げられ、これらは一種もしくは2種以上混合
して用いても良い。さらに、これらの樹脂フィルム上に
金属窒化物からなる溶射皮膜を形成する場合、樹脂フィ
ルムと溶射皮膜の密着強度を高めるために粒子径が10
〜200μmの無機粉体を充填した樹脂層24を形成す
ると良い。
【0016】つぎに、水中構造物の被防汚面に形成する
窒化物からなる溶射皮膜について説明する。窒化物から
なる溶射皮膜は、実質的に電位を印加しても溶解や腐食
が発生しない材料であれば良く、例えば、窒化チタン、
窒化ジルコニア、窒化バナジウム、窒化タンタル、窒化
ニオブ、窒化クロム等が挙げられる。尚、例示した材料
は、その一部であり、形成方法によっては、2種類以上
の金属が含まれていたり、酸化物の一部が含まれていた
り、さらには、これらの窒化物を2種類以上混合して使
用しても良い。これらの金属窒化物からなる溶射皮膜の
厚さはμm以上であれば良く、最大の厚さは特に限定さ
れない。また、溶射する金属線材は、これらの金属窒化
物の金属を用いれば良い。
【0017】つぎに生物の電気化学的制御における電位
印加条件について説明する。生物を含む水中において、
接水面が金属窒化物からなる溶射皮膜に正電位を印加す
ると、水中の生物を溶射皮膜面に吸着させることができ
る。さらに、溶射皮膜に印加されている正電位には、該
溶射皮膜表面に吸着して接触した生物を電気化学的に殺
菌する作用がある。すなわち、生物は、正電位によって
溶射皮膜表面に吸着させられ、表面上で殺菌される。印
加する正電位は、+0〜2.0V vs.SCE、好ま
しくは+0.5〜+1.5V vs.SCEであり、印
加電位が0Vvs.SCE以下では生物を溶射皮膜に吸
着させて殺菌することができない。また、+1.5V
vs.SCEを超えた電位を長時間印加すると、水や溶
解している塩が電気分解して有害物質が発生したりする
ので好ましくない。溶射皮膜に正電位を印加する時間
は、水中に存在する生物の種類や濃度、または流速や温
度によっても異なるが、1分間から6時間程度が好まし
く、印加時間が6時間を超えると、溶射皮膜上で殺菌さ
れた生物の上に他の生物が吸着してしまい、後から吸着
した生物は溶射皮膜と直接接触しないこととなり、正電
位による電気化学的殺菌作用を受けないので好ましくな
い。
【0018】この範囲で一定の時間電位を印加した後、
生物の細胞壁を破損させるために、印加した電位よりも
高い電位を印加しても良い。印加する電位は、+1.5
〜+2V vs. SCEが好ましい。その理由は、+
2V vs. SCEを超える電位を印加すると、印加
時間に関係なく水や溶解している塩が電気分解して有害
なガスの気泡が発生するからである。印加する時間は、
印加電位によっても異なるが、水や溶解している塩が電
気分解して有害なガスの気泡が認められない短時間が好
ましく、具体的には1/1000秒間〜60秒間であれ
ばよい。その理由は、印加時間が短い場合には、水や溶
解している塩が電気分解して有害ガスが発生してもその
量は極めて少ないため、環境への影響は問題とならない
からである。また、+0〜+1.5V vs.SCEの
電位を印加後、+1.5〜+2Vvs.SCEの電位を
短時間印加する周期は、1分間〜6時間であれば良い。
【0019】さらに、前述した生物の制御方法に基づい
た生物の付着防止方法について説明する。本発明は、生
物の表面電荷に着目した方法であり、基本的には、正電
位印加により生物を溶射皮膜表面に吸着して殺菌する工
程と、溶射皮膜に印加する電位を変化させ、前記溶射皮
膜表面に吸着した殺菌された生物などを脱離する工程と
を周期的に行うことにより、各環境下でもスライム層の
形成を阻止せんとしたものである。正電位は、前に示し
た印加条件でよく、溶射皮膜に+0〜+1.5V v
s.SCEの正電位を印加する時間は、水中に存在する
生物の種類や濃度、または流速や温度によっても異なる
が、1分間から6時間程度が好ましく、印加時間が6時
間を超えると、基材上で殺菌された生物の上に他の生物
が吸着してしまい、後から吸着した生物は溶射皮膜と直
接接触せず、正電位による電気化学的殺菌作用を受けな
いので好ましくない。
【0020】続いて、溶射皮膜に負電位を印加すると、
溶射皮膜表面に吸着していた生物を脱離させることがで
きる。印加電位は、0〜−1.5V vs.SCE、好
ましくは−0.1〜−1.0V vs.SCEである。
印加電位が0V vs.SCE以上では、生物を溶射皮
膜表面から脱離させることができず、−1.0V v
s.SCE未満であると、pHが上昇するので好ましく
ない。また負電位を印加する時間は、溶射皮膜表面に吸
着している生物の種類や量によっても異なるが、30秒
間〜60分間、好ましくは1分間〜30分間行えば良
い。30秒間未満であると、殺菌された生物の脱離が十
分でなく、次に正電位を印加すると殺菌された生物の上
に他の生物が付着してしまうので好ましくない。また、
60分間を超えると、被処理液体の効果的な殺菌を行う
ことができないので好ましくない。
【0021】本発明では、水中構造物の被防汚面に形成
された金属窒化物からなる溶射皮膜を作用極とし、その
溶射皮膜の作用極に対して適切な対極を、作用極と接触
しないように設置し、極性が変換できる直流電源により
電位を印加すれば良く、さらに、海水や淡水が電気分解
しない電位を正確に印加する場合では、参照極を設置し
て、参照極と作用極との間の電位を制御する3極方式
で、直流電源としてはポテンショスタットを用いて溶射
皮膜に印加する電位を制御しても良い。
【0022】本発明による電気化学的な生物制御用また
は防汚用部材は、船舶や船舶用の取水管、漁網、港湾設
備、発電所などの取水管や冷却管、食品加工や化粧品、
医薬品製造での水を供給するための配水管、水浄化装置
用の電極などに用いることができる。
【0023】
【作用】本発明の電気化学的な生物制御用または防汚用
部材は、金属線材を溶融金属粒子とする工程と、該溶融
金属粒子を窒素を含むガスと接触させる工程と、前記溶
融金属粒子を過冷却状態にする工程と、過冷却状態の溶
融金属粒子を積層し膜を形成する工程とにより、水中構
造物の被防汚面に溶射法による金属窒化物の溶射皮膜を
形成したものであるので、金属窒化物の溶射皮膜を水中
構造物の材質に関係なく、容易に形成できる。また、複
雑で大面積の水中構造物の被防汚面にも金属窒化物の溶
射皮膜を形成することができる。さらに、形成した金属
窒化物の溶射皮膜は良導電性であり、電位を印加しても
溶出や腐食が発生しないので、広い面積を有する各種の
水中構造物表面の生物汚損が防止でき、また、長期間の
生物の制御および防汚ができる。さらに、金属窒化物か
らなる溶射皮膜は、表面硬度が高く耐摩耗性に優れてい
ることから、配水管内での水流による摩耗や剥離がな
く、電気化学的な生物制御用または防汚用部材として信
頼性が高いものが得られる等、様々な利点を有する。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。 (電気化学的な生物制御用部材の調製) 実施例1 ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂板(30×
50×5mm)の表面を60℃のクロム酸200g/
l、硫酸550g/l含む水溶液に60分間浸漬してエ
ッチングした。次に、ポリエステル樹脂(東亞合成
(株)製、PES−360S30)100g、イソシア
ネート系硬化剤(日本ポリウレタン工業(株)製、コロ
ネートL)10gを混合し、得られた混合物の樹脂固形
分に対して平均粒子径70μmのアルミナ粉(日本研磨
工業(株)製)を200重量%加え、混合溶剤(トルエ
ン:MEK=8:2)を150g加えて十分に撹拌し
た。得られた樹脂組成物を、スプレー法でエッチングさ
れたPET樹脂表面に塗布し、90℃、60分間乾燥し
た。つぎに、図1に示す低温溶射装置(アークテクノ
(株)製、PC250iDEX)を用いてチタンを次の
条件で溶射した。尚、チタンは径が1.3mmの純チタ
ン線材を用いた。40kHzの高周波で、電圧は14
V、チタン線材の送り速度、5.2m/分、11℃に冷
却した空気を8kg/cm2の圧力で溶射ガンに導入
し、PET樹脂上に200μmのチタン溶射皮膜を得
た。得られた溶射皮膜は淡黄色の色調であった。
【0025】実施例2 セメント板(30×50×5cm)の表面をブラスト処
理により粗面化した後、実施例1で用いた低温溶射装置
を用い、実施例1の条件でチタンを200μmの厚さに
溶射した。尚、実施例1では大気中で実施したが、冷却
した空気を窒素ガスに換え、ガス圧は実施例1と同様の
条件で行った。得られた溶射皮膜は淡黄色の色調であっ
た。
【0026】実施例3 スレンレス板(30×50×1mm)表面をサンドブラ
スト処理により粗面化した。つぎに、通常のプラズマジ
ェット溶射法により、アルミナを窒素ガス中(流量:1
00リットル/分)で、ステンレス板上に溶射し、10
0μmのアルミナの溶射皮膜を形成した。ついで、実施
例2と同様の低温溶射装置を用い、実施例2と同様の条
件でチタンを溶射し、200μmのチタン溶射皮膜を得
た。得られた溶射皮膜は淡黄色の色調であった。
【0027】実施例4 FRP板(30×50×10mm)表面をサンドブラス
ト処理により粗面化した。つぎに、シリコンアクリル樹
脂(日本油脂(株)製、ベルタイト6000)100
g、シリコンアクリル樹脂の固形分に対して平均粒子径
70μmのアルミナ粉(日本研磨工業(株)製)を20
0重量%加えて十分に撹拌した。得られた樹脂組成物に
専用硬化剤と専用シンナーを加え、エッチングされたP
ET樹脂表面にスプレー法で塗布し、100℃、60分
間乾燥した。つぎに、溶射ガンに窒素ガスとアンモニア
ガスの混合ガス(比率は窒素:アンモニアガス=10:
1の容量)を8kg/cm2で導入し、他の条件は実施
例1と同様とし、150μmのチタン溶射皮膜を得た。
得られた溶射皮膜は淡黄色の色調であった。
【0028】実施例5 実施例4で用いた混合ガスを、空気とアンモニアガスの
混合ガス(比率は空気:アンモニアガス=5:1の容
量)に変えた以外は実施例4と同様の条件で、FRP板
(30×50×10mm)表面に200μmのチタン溶
射皮膜を得た。得られた溶射皮膜は淡黄色の色調であっ
た。
【0029】(溶射皮膜の分析)実施例1〜5で得られ
たチタンの溶射皮膜をX線回折法で解析した。X線回折
は薄膜法で、X線にCuKαを用い、入射角度を0.2
゜で行った。その結果、実施例1〜3で得られたチタン
溶射皮膜から、TiNに帰属する回折ピークが認めら
れ、本発明の方法により得られたチタン溶射皮膜上に
は、窒化チタンが形成されていることが確認された。
【0030】〈耐久性評価〉耐久性評価は図6に示した
装置を用いた。試験槽25には実施例より得られた部材
26(作用極となる)が配置されており、この作用極は
ポテンショスタット27と連結している。このポテンシ
ョスタット27は試験槽25に配置された参照極28お
よび対極29と各々連結している。また、ポテンショス
タット27は関数発生器30と連結している。試験槽2
5には500mlの海水が入っており、また、底部には
撹拌装置31および撹拌部材32が配置されている。参
照極28には飽和甘コウ電極(SCE)を、対極29に
は白金板を用いた。耐久性は、実施例1〜5で作成した
部材を作用極側に設置した。試験に用いた水溶液は、水
道水と滅菌海水である。電位は1.0V vs.SCE
の定電位を3日間連続して印加した。電極表面からの金
属溶出量および基材金属からの金属溶出量はICP分光
分析法により定量した。また、金属溶射皮膜の抵抗値は
マルチメーター(ジョンフルーフMFG.CO.,IN
K.73マルチメーター)を用いて測定した。試験結果
を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】〈殺菌効果確認〉水生生物として海洋細菌
(Vibrio alginolyticus)を用い
た。マリンブロス(Marine broth)221
6(DIFCO Laboratory社製)中で25
℃、10時間好気的に培養した。培養後の菌体を遠心集
菌し、その後滅菌海水で洗浄後、滅菌海水中に懸濁さ
せ、菌数をヘマタイトメ−タ−にてカウントし、1×1
8cells/ml濃度の菌体懸濁液を作製し試験に
用いた。実施例1〜3で得られた部材を1×108ce
lls/ml濃度の菌体懸濁液液に90分間浸漬し、電
極表面に海洋細菌を吸着させた。次に図6に示した装置
の滅菌海水が満たされた作用極側に、海洋細菌を付着さ
せた電極を設置し、1.0V vs.SCEの定電圧を
で60分間印加した。尚、評価は、電極表面に吸着して
いる海洋細菌をピペティングにより回収し、コロニー計
数法により生菌数を求め、次に示した式により生菌率を
求めた。 生菌率=(電位印加後の生菌数/電位印加前の生菌数)
×100。 その結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明は、実施例の結果が示すように、
樹脂や金属材料上に、金属窒化物の溶射皮膜が大気中で
容易に、且つ、基材の変形なしに形成でき、さらに、各
種基材上に形成した金属窒化物の溶射皮膜は、電位を印
加しても溶解や抵抗値の変動が殆どないことから非常に
安定であり、さらに、表面に付着した生物は電位印加に
より殺菌され、また殺菌された生物が脱離されることか
ら、電気化学的な生物制御または防汚用の部材、例え
ば、船舶や船舶の取水管、漁網、湾岸設備、配水管、冷
却管、水浄化装置用電極など、様々な分野に利用できる
有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いた溶射装置。
【図2】本発明の電気化学的な生物制御または防汚用部
材の断面を模式的に示した図。
【図3】本発明の電気化学的な生物制御または防汚用部
材の他の例の断面を模式的に示した図。
【図4】本発明の電気化学的な生物制御または防汚用部
材の更に他の例の断面を模式的に示した図。
【図5】本発明の電気化学的な生物制御または防汚用部
材の更に他の例の断面を模式的に示した図。
【図6】耐久性評価試験に用いた装置。
【符号の説明】
1 溶射ガン 2 高周波直流電源 3 コンプレッサー 4 冷却装置 5a スプール 5b スプール 6a 溶射線 6b 溶射線 7 ノズル 8a 供給ローラー 8b 供給ローラー 9 溶射線溶融箇所 10 間隙 11 導入管 12 間隙 13 ガス容器 14 接続管 15 溶融金属粒子 16 基材 17 樹脂層 18 溶射皮膜 19 絶縁層 20 絶縁塗膜層 21 樹脂層 22 絶縁フィルム層 23 接着層 24 樹脂層 25 試験槽 26 部材(作用極) 27 ポテンショスタット 28 参照極 29 対極 30 関数発生器 31 撹拌装置 32 撹拌部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 欣一 埼玉県草加市吉町4−1−8 ぺんてる株 式会社草加工場内 (72)発明者 村上 信行 東京都中央区日本橋小網町7番2号 ぺん てる株式会社本社内 (72)発明者 松永 是 東京都府中市幸町 2−40 B−506

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属線材を溶融金属粒子とし、該溶融金
    属粒子を窒素を含むガスと接触させた後、前記溶融金属
    粒子を過冷却状態にした溶射法による金属窒化物の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 金属線材を溶融金属粒子とする工程と、
    該溶融金属粒子を窒素を含むガスと接触させる工程と、
    前記溶融金属粒子を過冷却状態にする工程と、過冷却状
    態の溶融金属粒子を積層し基材上に膜を形成する工程と
    からなる溶射法による金属窒化物の溶射皮膜の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 金属線材を溶融金属粒子とする工程と、
    該溶融金属粒子を窒素を含むガスと接触させる工程と、
    前記溶融金属粒子を過冷却状態にする工程と、過冷却状
    態の溶融金属粒子を積層し膜を形成する工程とにより、
    水中構造物の被防汚面に溶射法による金属窒化物の溶射
    皮膜を形成した電気化学的な生物制御用または防汚用部
    材の製造方法。
  4. 【請求項4】 水中構造物が樹脂材料よりなり、被防汚
    面を物理的およびまたは化学的に粗面化処理した後、該
    粗面化処理面に粒子径が10〜200μmの無機粉体を
    含む樹脂層を設けたものである請求項3に記載の電気化
    学的な生物制御用または防汚用部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 水中構造物が金属材料よりなり、被防汚
    面に、絶縁層もしくは絶縁層上に粒子径が10〜200
    μmの無機粉体を含む樹脂層を設けたものである請求項
    3に記載の電気化学的な生物制御用または防汚用部材の
    製造方法。
JP8495398A 1998-02-26 1998-03-16 金属窒化物、その溶射皮膜および電気化学的な生物制御用または防汚用部材の製造方法 Pending JPH11264062A (ja)

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CA002288141A CA2288141A1 (en) 1998-02-26 1998-08-26 Electrochemical stain prevention apparatus of submerged structure and process for producing submerged structure used in this apparatus
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