JPH11260973A - 半導体チップの実装構造 - Google Patents

半導体チップの実装構造

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JPH11260973A
JPH11260973A JP10076524A JP7652498A JPH11260973A JP H11260973 A JPH11260973 A JP H11260973A JP 10076524 A JP10076524 A JP 10076524A JP 7652498 A JP7652498 A JP 7652498A JP H11260973 A JPH11260973 A JP H11260973A
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JP
Japan
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semiconductor chip
underfill
substrate
mounting structure
stiffener
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Application number
JP10076524A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Murayama
啓 村山
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップとアンダーフィルと基板との間
に加わる熱応力を緩和して、基板の下面部分が窪んだ
り、半導体チップが破損したりするのを防ぐことのでき
る、半導体チップの実装構造を得る。 【解決手段】 半導体チップ20と基板10との間にア
ンダーフィル40が充填されて、基板10に半導体チッ
プ20が接合されてなる半導体チップの実装構造におい
て、アンダーフィル40に、半導体チップ20とアンダ
ーフィル40と基板10との間に加わる熱応力を緩和す
るための、剛性のあるスティフナー100を埋設する。
そして、半導体チップ20とアンダーフィル40と基板
10との間に加わる熱応力を、アンダーフィル40に埋
設したスティフナー100により緩和できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップとそ
の下方の基板部分との間にアンダーフィルが充填されて
なる半導体チップの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図11と図12に示したよう
な、半導体チップの実装構造が知られている。この実装
構造においては、基板10に形成されたパッド12に、
半導体チップ20の電極がはんだ等からなるバンプ30
を介してはんだ付け等により接続されている。半導体チ
ップ20とその下方の基板10部分との間には、樹脂材
をキュアリング(硬化)してなるアンダーフィル40が
充填されている。そして、そのアンダーフィル40を介
して、半導体チップ20とその下方の基板10部分とが
接合されている。基板10は、誘電率の低いエポキシ系
等の樹脂から形成されている。そして、基板10に形成
された配線回路(図示せず)を高周波信号が伝送損失少
なく迅速に伝わるようにしている。
【0003】この半導体チップの実装構造においては、
シリコン等からなる半導体チップ20と樹脂からなる基
板10との間の熱膨張係数の差に基づく熱応力が、半導
体チップ20と基板10との間に加わった場合に、基板
10のパッド12にバンプ30を介して接続された半導
体チップ20の電極がパッド12から離脱するのを、半
導体チップ20と基板10とを接合しているアンダーフ
ィル40により防ぐことができる。そして、半導体チッ
プ20の電極とパッド12との電気的接続性を良好に保
つことができる。
【0004】この実装構造に用いられるアンダーフィル
40形成用の樹脂材には、フィラー(シリコン等の充填
材)の混入量が少なくて流動性の高い樹脂材が用いられ
る。その理由は、半導体チップ20とその下方の基板1
0部分との間の隙間が、80〜100μm程度しかない
からである。そのため、その隙間に注入する樹脂材に
は、粘性の低い流動性の高い樹脂材を用いる必要がある
からである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
フィラーの混入量が少なくて流動性の高い樹脂材をキュ
アリングしてなるアンダーフィル40は、半導体チップ
20や基板10の熱膨張係数より高い熱膨張係数を持っ
ている。ちなみに、シリコンからなる半導体チップ20
の熱膨張係数は、3.4ppm/℃であり、FR−4と
呼ばれる樹脂からなる基板10の熱膨張係数は、15p
pm/℃である。それに対して、上記のアンダーフィル
40の熱膨張係数は、23ppm/℃である。そのた
め、半導体チップ20が発する熱等が該チップやアンダ
ーフィル40や基板10に加わると、それらの間の熱膨
張係数の差に基づく熱応力が、半導体チップ20とアン
ダーフィル40と基板10との間に加わった。そして、
半導体チップ20の下方に位置する基板10の下面部分
が、半導体チップ20方向に円弧状等に窪んでしまっ
た。そして、その基板10の下面部分に設けられたパッ
ド(図示せず)をマザーボードのパッド(図示せず)等
に的確に電気的に接続不可能となってしまった。又は、
基板10とアンダーフィル40と半導体チップ20との
間に加わる熱応力で、脆弱な半導体チップ20が破損し
てしまった。
【0006】なお、上記の実装構造においては、図11
と図12に示したように、剛性のあるCu等の金属から
なる方形状の枠体50を、基板10上に固着している。
そして、該枠体50により、半導体チップ20が実装さ
れた基板10部分の周囲を囲んでいる。そして、基板1
0に加わる熱応力を、枠体50により緩和している。
【0007】しかしながら、そうした場合にも、未だ、
半導体チップ20の下方の基板10の下面部分が窪んだ
り、半導体チップ20に過大な応力が加わったりした。
このことは、特に、一辺が10mm以上の大型の半導体
チップ20を薄型の基板10上に実装した場合に、著し
かった。
【0008】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、半導体チップと該チップの電極がバンプを介
して接続されたパッドを持つ基板部分との間にアンダー
フィルが充填されてなる半導体チップの実装構造におい
て、半導体チップとアンダーフィルと基板との間に加わ
る熱応力を緩和したり又は吸収したりして、半導体チッ
プの下方の基板の下面部分が半導体チップ方向に窪んだ
り、半導体チップが破損したりするのを防ぐことのでき
る、半導体チップの実装構造(実装構造)を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の実装構造は、樹脂からなる基板に形
成されたパッドに半導体チップの電極がバンプを介して
接続されると共に、前記基板と半導体チップとの間にア
ンダーフィルが充填されて、該アンダーフィルを介して
前記基板に半導体チップが接合されてなる半導体チップ
の実装構造において、前記アンダーフィルに、該アンダ
ーフィルと半導体チップと基板との間に加わる熱応力を
緩和するためのスティフナーを埋設したことを特徴とし
ている。
【0010】この第1の実装構造においては、半導体チ
ップが発する熱等により、熱膨張係数の異なる半導体チ
ップとアンダーフィルと基板との間に熱応力が発生した
場合に、その熱応力を、半導体チップと基板との間に充
填されたアンダーフィルに埋設した剛性のあるスティフ
ナーにより緩和できる。そして、半導体チップとアンダ
ーフィルと基板との間に加わる熱応力により、半導体チ
ップの下方の基板の下面部分が半導体チップ方向に窪ん
だり、半導体チップが破損したりするのを防止できる。
【0011】本発明の第1の実装構造においては、ステ
ィフナーに、半導体チップの熱膨張係数より高く、基板
の熱膨張係数より低い熱膨張係数を持つ部材を用いた構
造とするとを好適としている。
【0012】この第1の実装構造にあっては、半導体チ
ップの熱膨張係数より高く、基板の熱膨張係数より低い
熱膨張係数を持つスティフナーにより、該スティフナー
を埋設したアンダーフィルの熱膨張係数を、半導体チッ
プ及び基板の熱膨張係数の中間の熱膨張係数に擬似的に
近づけることができる。そして、アンダーフィルを介し
て半導体チップと基板との間に加わる熱応力を的確に弱
めることができる。
【0013】また、本発明の第1の実装構造において
は、スティフナーを、半導体チップのコーナー部に対応
するアンダーフィル部分に埋設した構造とすることを好
適としている。
【0014】この第1の実装構造にあっては、半導体チ
ップに加わる熱応力が集中する半導体チップのコーナー
部の熱応力を、そのコーナー部に対応するアンダーフィ
ル部分に埋設したスティフナーにより効率良く的確に緩
和できる。また、半導体チップのコーナー部以外の半導
体チップの下方に位置する基板部分に配線回路を、ステ
ィフナーと交差させずに形成できる。そして、その配線
回路と金属等からなるスティフナーとが電気的に短絡す
るのを防ぐことができる。
【0015】また、本発明の第1の実装構造において
は、スティフナーを、半導体チップの周囲に対応するア
ンダーフィル部分に枠状に連続して埋設した構造とする
ことを好適としている。
【0016】この第1の実装構造にあっては、半導体チ
ップに加わる熱応力が集中する半導体チップのコーナー
部の熱応力を、そのコーナー部に対応するアンダーフィ
ル部分に埋設したスティフナー部分により効率良く的確
に緩和できる。それと共に、その半導体チップのコーナ
ー部に対応するアンダーフィル部分に埋設したスティフ
ナー部分により緩和する熱応力を、該スティフナー部分
に枠状に連なる他のスティフナー部分に分散させて緩和
できる。そして、半導体チップのコーナー部に加わる熱
応力をスティフナーにより効率良く緩和できる。
【0017】また、本発明の第1の実装構造において
は、スティフナーを、半導体チップの電極と該電極がバ
ンプを介して接続された基板のパッド部分を除いた半導
体チップに対応するアンダーフィル部分に面状に広く埋
設した構造とすることを好適としている。
【0018】この第1の実装構造にあっては、半導体チ
ップに加わる熱応力が集中する半導体チップのコーナー
部の熱応力を、そのコーナー部に対応するアンダーフィ
ル部分に埋設したスティフナー部分により効率良く的確
に緩和できる。それと共に、その半導体チップのコーナ
ー部に対応するアンダーフィル部分に埋設したスティフ
ナー部分により緩和する熱応力を、該スティフナー部分
に面状に連なる他のスティフナー部分に広く分散させて
緩和できる。そして、半導体チップのコーナー部に加わ
る熱応力をスティフナーにより効率良く緩和できる。
【0019】本発明の第2の実装構造は、樹脂からなる
基板に形成されたパッドに半導体チップの電極がバンプ
を介して接続されると共に、前記基板と半導体チップと
の間にアンダーフィルが充填されて、該アンダーフィル
を介して前記基板に半導体チップが接合されてなる半導
体チップの実装構造において、前記アンダーフィルに、
該アンダーフィルと半導体チップと基板との間に加わる
熱応力を吸収するためのエラストマーを埋設したことを
特徴としている。
【0020】この第2の実装構造においては、半導体チ
ップが発する熱等により、熱膨張係数の異なる半導体チ
ップとアンダーフィルと基板との間に熱応力が発生した
場合に、その熱応力を、半導体チップと基板との間に充
填されたアンダーフィルに埋設した柔軟性のあるエラス
トマーに吸収できる。そして、半導体チップとアンダー
フィルと基板との間に加わる熱応力により、半導体チッ
プの下方の基板の下面部分が半導体チップ方向に窪んだ
り、半導体チップが破損したりするのを防止できる。
【0021】本発明の第2の実装構造においては、エラ
ストマーを、半導体チップのコーナー部に対応するアン
ダーフィル部分に埋設した構造とすることを好適として
いる。
【0022】この第2の実装構造にあっては、半導体チ
ップに加わる熱応力が集中する半導体チップのコーナー
部の熱応力を、そのコーナー部に対応するアンダーフィ
ル部分に埋設したエラストマーに効率良く的確に吸収で
きる。また、半導体チップのコーナー部以外の半導体チ
ップの下方に位置する基板部分に配線回路を、エラスト
マーに邪魔されずに形成できる。
【0023】また、本発明の第2の実装構造において
は、エラストマーを、半導体チップの周囲に対応するア
ンダーフィル部分に枠状に連続して埋設した構造とする
ことを好適としている。
【0024】この第2の実装構造にあっては、半導体チ
ップに加わる熱応力が集中する半導体チップのコーナー
部の熱応力を、そのコーナー部に対応するアンダーフィ
ル部分に埋設したエラストマー部分に効率良く的確に吸
収できる。それと共に、その半導体チップのコーナー部
に対応するアンダーフィル部分に埋設したエラストマー
部分に吸収する熱応力の多くを、該エラストマー部分に
枠状に連なる他のエラストマー部分に分散させて吸収で
きる。そして、半導体チップのコーナー部に加わる熱応
力をエラストマーに効率良く吸収できる。
【0025】また、本発明の第2の実装構造において
は、エラストマーを、半導体チップの電極と該電極がバ
ンプを介して接続された基板のパッド部分を除いた半導
体チップに対応するアンダーフィル部分に面状に広く埋
設した構造とすることを好適としている。
【0026】この第2の実装構造にあっては、半導体チ
ップに加わる熱応力が集中する半導体チップのコーナー
部の熱応力を、そのコーナー部に対応するアンダーフィ
ル部分に埋設したエラストマー部分に効率良く的確に吸
収できる。それと共に、そのコーナー部に対応するアン
ダーフィル部分に埋設したエラストマー部分に吸収する
熱応力の多くを、該エラストマー部分に面状に連なる他
のエラストマー部分に広く分散させて吸収できる。そし
て、半導体チップのコーナー部に加わる熱応力をエラス
トマーに効率良く吸収できる。
【0027】また、本発明の第1又は第2の実装構造に
おいては、スティフナー又はエラストマーのコーナー部
の輪郭を円弧状又は斜めの直線状に形成した構造とする
ことを好適としている。
【0028】この第1又は第2の実装構造にあっては、
輪郭が円弧状又は斜めの直線状に形成されたスティフナ
ー又はエラストマーのコーナー部に応力集中が起こるの
を防ぐことができる。そして、スティフナーにより緩和
する熱応力をスティフナーの全体に分散させてスティフ
ナーにより効率良く緩和したり、又はエラストマーに吸
収する熱応力をエラストマーの全体に分散させてエラス
トマーに効率良く吸収したりできる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。図1と図2は本発明の第1又は第2の
実装構造の好適な実施の形態を示し、図1はその正面断
面図、図2はその平面図である。以下に、この第1又は
第2の実装構造を説明する。
【0030】図の第1の実装構造では、図1と図2に示
したように、方形状をした半導体チップ20の四方のコ
ーナー部の下方のアンダーフィル40部分に、剛性のあ
る方形状のスティフナー100を埋設している。スティ
フナー100は、熱膨張係数が15.2ppm/℃のN
i、熱膨張係数が17.2ppm/℃のCu、又はアル
ミナセラミック等を用いて形成している。
【0031】スティフナー100は、半導体チップ20
の熱膨張係数より高く、基板10の熱膨張係数より低い
熱膨張係数を持つ部材を用いて形成すると良い。そし
て、スティフナー100により、該スティフナー100
を埋設したアンダーフィル40の熱膨張係数を、半導体
チップ20及び基板10の熱膨張係数の中間の熱膨張係
数に擬似的に近づけると良い。そして、スティフナー1
00により、アンダーフィル40を介して半導体チップ
20と基板10との間に加わる熱応力を的確に弱めるこ
とができるようにすると良い。
【0032】図の第2の実装構造では、図1と図2に示
したように、方形状をした半導体チップ20の四方のコ
ーナー部の下方のアンダーフィル40部分に、柔軟性の
ある方形状のエラストマー200を埋設している。エラ
ストマー200は、シリコン樹脂等を用いて形成してい
る。
【0033】その他は、図11と図12に示した前述の
実装構造と同様に構成している。この第1又は第2の実
装構造においては、半導体チップ20とアンダーフィル
40と基板10との間に発生した熱応力を、アンダーフ
ィル40に埋設した剛性のあるスティフナー100によ
り緩和したり、又はアンダーフィル40に埋設した柔軟
性のあるエラストマー200に吸収したりできる。加え
て、熱応力が集中する半導体チップ20のコーナー部に
加わる熱応力を、その下方のアンダーフィル40部分に
埋設したスティフナー100により効率良く的確に緩和
したり、又はその下方のアンダーフィル40部分に埋設
したエラストマー200に効率良く的確に吸収したりで
きる。そして、半導体チップ20の下方の基板10の下
面部分が窪んだり、半導体チップ20が破損したりする
のを防ぐことができる。
【0034】また、半導体チップ20のコーナー部以外
の半導体チップ20の下方に位置する基板10部分に配
線回路を、スティフナー100と交差させずに形成でき
る。そして、その配線回路と金属等からなるスティフナ
ー100とが電気的に短絡するのを防ぐことができる。
又は、半導体チップ20のコーナー部以外の半導体チッ
プ20の下方に位置する基板10部分に配線回路を、エ
ラストマー200に邪魔されずに形成できる。
【0035】この第1又は第2の実装構造においては、
図3に示したように、スティフナー100又はエラスト
マー200のコーナー部の輪郭を斜めの直線状又は円弧
状(図では、円弧状としている)に形成すると良い。こ
のスティフナー100にあっては、該スティフナー10
0により緩和する熱応力を、輪郭が斜めの直線状又は円
弧状に形成されたスティフナー100のコーナー部に集
中させずに、スティフナー100の全体に分散させてス
ティフナー100により効率良く緩和できる。また、こ
のエラストマー200にあっては、該エラストマー20
0に吸収する熱応力を、輪郭が斜めの直線状又は円弧状
に形成されたエラストマー200のコーナー部に集中さ
せずに、エラストマー200の全体に分散させてエラス
トマー200に効率良く吸収できる。
【0036】図4は本発明の第1又は第2の実装構造の
他の好適な実施の形態を示し、図4はその平面図であ
る。以下に、この第1又は第2の実装構造を説明する。
【0037】図の第1の実装構造では、スティフナー1
02を、半導体チップ20の周囲の下方のアンダーフィ
ル40部分に枠状に連続して埋設している。
【0038】図の第2の実装構造では、エラストマー2
02を、半導体チップ20の周囲の下方のアンダーフィ
ル40部分に枠状に連続して埋設している。
【0039】その他は、図1と図2に示した第1又は第
2の実装構造と同様に構成していて、その作用も、次の
点を除いて、図1と図2に示した第1又は第2の実装構
造と同様である。この第1又は第2の実装構造において
は、熱応力が集中する半導体チップ20のコーナー部に
加わる熱応力を、その下方のアンダーフィル40部分に
埋設したスティフナー102部分により効率良く的確に
緩和したり、又はその下方のアンダーフィル40部分に
埋設したエラストマー202部分に効率良く的確に吸収
したりできる。それと共に、その半導体チップ20のコ
ーナー部の下方のアンダーフィル40部分に埋設したス
ティフナー102部分により緩和する熱応力の多くを、
該スティフナー102部分に枠状に連なる他のスティフ
ナー102部分に分散させて緩和できる。又は、その半
導体チップ20のコーナー部の下方のアンダーフィル4
0部分に埋設したエラストマー202部分に吸収する熱
応力の多くを、該エラストマー202部分に枠状に連な
る他のエラストマー202部分に分散させて吸収でき
る。そして、半導体チップ20のコーナー部に加わる熱
応力を、スティフナー102の全体に分散させてスティ
フナー102により効率良く緩和したり、又はエラスト
マー202の全体に分散させてエラストマー202に効
率良く吸収したりできる。
【0040】この第1又は第2の実装構造においては、
図5に示したように、枠状をしたスティフナー102又
はエラストマー202のコーナー部の外側及び内側の輪
郭を、斜めの直線状又は円弧状(図では、斜めの直線状
としている)に形成すると良い。このスティフナー10
2又はエラストマー202にあっては、その輪郭が斜め
の直線状又は円弧状に形成されたスティフナー102又
はエラストマー202のコーナー部に、半導体チップ2
0とアンダーフィル40と基板10との間に加わる熱応
力が集中するのを防ぐことができる。そして、その半導
体チップ20とアンダーフィル40と基板10との間に
加わる熱応力を、スティフナー102の全体に分散させ
てスティフナー102により効率良く緩和したり、又は
エラストマー202の全体に分散させてエラストマー2
02に効率良く吸収したりできる。
【0041】図6と図7は本発明の第1又は第2の実装
構造のもう一の好適な実施の形態を示し、図6はその正
面断面図、図7はそのスティフナー又はエラストマーの
平面図である。以下に、この第1又は第2の実装構造を
説明する。
【0042】図の第1又は第2の実装構造では、半導体
チップ20の電極と該電極がバンプ30を介して接続さ
れた基板10のパッド12部分を除いた半導体チップ2
0の下方のアンダーフィル40部分に、スティフナー1
04又はエラストマー204を面状に広く埋設してい
る。
【0043】スティフナー104又はエラストマー20
4は、図7に示したように、半導体チップ20の電極の
ピッチ及び該電極をバンプ30を介して接続する基板1
0のパッド12のピッチに倣って、平板300の表面に
穴302を格子状に複数個並べて設けた形状に形成して
いる。そして、その平板表面の穴302の内側に、半導
体チップ20の電極と該電極がバンプ30を介して接続
された基板10のパッド12部分とを挿通している。
【0044】その他は、図1と図2に示した第1又は第
2の実装構造と同様に構成していて、その作用も、次の
点を除いて、図1と図2に示した第1又は第2の実装構
造と同様である。この第1又は第2の実装構造において
は、半導体チップ20に加わる熱応力が集中する半導体
チップ20のコーナー部の熱応力を、そのコーナー部の
下方のアンダーフィル40部分に埋設したスティフナー
104部分により効率良く的確に緩和したり、又はその
コーナー部の下方のアンダーフィル40部分に埋設した
エラストマー204部分に効率良く的確に吸収したりで
きる。それと共に、半導体チップ20のコーナー部の下
方のアンダーフィル40部分に埋設したスティフナー1
04部分により緩和する熱応力の多くを、該スティフナ
ー104部分に面状に連なる他のスティフナー104部
分に広く分散させて効率良く緩和したり、又は半導体チ
ップ20のコーナー部の下方のアンダーフィル40部分
に埋設したエラストマー204部分に吸収する熱応力の
多くを、該エラストマー204部分に面状に連なる他の
エラストマー204部分に広く分散させて吸収したりで
きる。そして、半導体チップ20に加わる熱応力を、ス
ティフナー104により効率良く緩和したり、又はエラ
ストマー204に効率良く吸収したりできる。
【0045】この第1又は第2の実装構造においては、
図7に破線で示したように、面状をしたスティフナー1
04又はエラストマー204のコーナー部の輪郭を、斜
めの直線状又は円弧状(図では、円弧状としている)に
形成すると良い。このスティフナー104又はエラスト
マー204にあっては、その輪郭が斜めの直線状又は円
弧状に形成されたスティフナー104又はエラストマー
204のコーナー部に、半導体チップ20とアンダーフ
ィル40と基板10との間に加わる熱応力が集中するの
を防ぐことができる。そして、半導体チップ20とアン
ダーフィル40と基板10との間に加わる熱応力を、ス
ティフナー104の全体に分散させてスティフナー10
4により効率良く緩和したり、又はエラストマー204
の全体に分散させてエラストマー204に効率良く吸収
したりできる。
【0046】なお、上述の第1又は第2の各実装構造に
おいては、図8に示したように、スティフナー100、
102、104、又はエラストマー200、202、2
04を、半導体チップ20に当接させた状態でアンダー
フィル40に埋設しても良く、図9に示したように、ス
ティフナー100、102、104、又はエラストマー
200、202、204を、アンダーフィル40の中間
部分に浮かせた状態で埋設しても良く、又は図10に示
したように、スティフナー100、102、104、又
はエラストマー200、202、204を、基板10に
当接させた状態でアンダーフィル40に埋設しても良
い。これらの第1又は第2の実装構造のいずれの場合に
おいても、半導体チップ20とアンダーフィル40と基
板10との間に加わる熱応力を、上記のスティフナー1
00、102、104により的確に緩和したり、又は上
記のエラストマー200、202、204に的確に吸収
したりできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1又は
第2の実装構造によれば、半導体チップ等が発する熱に
より、半導体チップとアンダーフィルと基板との間に発
生する熱応力を、スティフナーにより効率良く的確に緩
和したり、又はエラストマーに効率良く的確に吸収した
りできる。そして、半導体チップや基板に過大な熱応力
が加わって、基板の下面部分が窪んだり、半導体チップ
が破損したりするのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1又は第2の実装構造の正面断面図
である。
【図2】本発明の第1又は第2の実装構造の平面図であ
る。
【図3】本発明の第1又は第2の実装構造の平面図であ
る。
【図4】本発明の第1又は第2の実装構造の平面図であ
る。
【図5】本発明の第1又は第2の実装構造のスティフナ
ー又はエラストマーの平面図である。
【図6】本発明の第1又は第2の実装構造の正面断面図
である。
【図7】本発明の第1又は第2の実装構造のスティフナ
ー又はエラストマーの平面図である。
【図8】本発明の第1又は第2の実装構造の一部拡大断
面図である。
【図9】本発明の第1又は第2の実装構造の一部拡大断
面図である。
【図10】本発明の第1又は第2の実装構造の一部拡大
断面図である。
【図11】従来の実装構造の正面断面図である。
【図12】従来の実装構造の平面図である。
【符号の説明】
10 基板 12 パッド 20 半導体チップ 30 バンプ 40 アンダーフィル 50 枠体 100、102、104 スティフナー 200、202、204 エラストマー 300 平板 302 穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂からなる基板に形成されたパッドに
    半導体チップの電極がバンプを介して接続されると共
    に、前記基板と半導体チップとの間にアンダーフィルが
    充填されて、該アンダーフィルを介して前記基板に半導
    体チップが接合されてなる半導体チップの実装構造にお
    いて、 前記アンダーフィルに、該アンダーフィルと半導体チッ
    プと基板との間に加わる熱応力を緩和するためのスティ
    フナーを埋設したことを特徴とする半導体チップの実装
    構造。
  2. 【請求項2】 スティフナーに、半導体チップの熱膨張
    係数より高く、基板の熱膨張係数より低い熱膨張係数を
    持つ部材を用いた請求項1記載の半導体チップの実装構
    造。
  3. 【請求項3】 スティフナーを、半導体チップのコーナ
    ー部に対応するアンダーフィル部分に埋設した請求項1
    又は2記載の半導体チップの実装構造。
  4. 【請求項4】 スティフナーを、半導体チップの周囲に
    対応するアンダーフィル部分に枠状に連続して埋設した
    請求項1又は2記載の半導体チップの実装構造。
  5. 【請求項5】 スティフナーを、半導体チップの電極と
    該電極がバンプを介して接続された基板のパッド部分を
    除いた半導体チップに対応するアンダーフィル部分に面
    状に広く埋設した請求項1又は2記載の半導体チップの
    実装構造。
  6. 【請求項6】 樹脂からなる基板に形成されたパッドに
    半導体チップの電極がバンプを介して接続されると共
    に、前記基板と半導体チップとの間にアンダーフィルが
    充填されて、該アンダーフィルを介して前記基板に半導
    体チップが接合されてなる半導体チップの実装構造にお
    いて、 前記アンダーフィルに、該アンダーフィルと半導体チッ
    プと基板との間に加わる熱応力を吸収するためのエラス
    トマーを埋設したことを特徴とする半導体チップの実装
    構造。
  7. 【請求項7】 エラストマーを、半導体チップのコーナ
    ー部に対応するアンダーフィル部分に埋設した請求項6
    記載の半導体チップの実装構造。
  8. 【請求項8】 エラストマーを、半導体チップの周囲に
    対応するアンダーフィル部分に枠状に連続して埋設した
    請求項6記載の半導体チップの実装構造。
  9. 【請求項9】 エラストマーを、半導体チップの電極と
    該電極がバンプを介して接続された基板のパッド部分を
    除いた半導体チップに対応するアンダーフィル部分に面
    状に広く埋設した請求項6記載の半導体チップの実装構
    造。
  10. 【請求項10】 スティフナー又はエラストマーのコー
    ナー部の輪郭を円弧状又は斜めの直線状に形成した請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の半導体
    チップの実装構造。
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