JPH11259011A - 薄形表示装置 - Google Patents

薄形表示装置

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Publication number
JPH11259011A
JPH11259011A JP6496098A JP6496098A JPH11259011A JP H11259011 A JPH11259011 A JP H11259011A JP 6496098 A JP6496098 A JP 6496098A JP 6496098 A JP6496098 A JP 6496098A JP H11259011 A JPH11259011 A JP H11259011A
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JP
Japan
Prior art keywords
main body
display device
passage
main chassis
stand
Prior art date
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Application number
JP6496098A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Maruyama
幸伸 丸山
Yukio Kuroiwa
幸雄 黒岩
Taisuke Kashima
泰介 鹿島
Takeshi Katayama
猛 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線処理が良好な薄形の表示装置を提供す
る。 【解決手段】 薄形の表示部101を備えた本体100
と、前記本体100をチルト可能に支持するスタンド2
00とから薄形表示装置1を構成し、該表示装置1の裏
面に接続端子部300を備えた接続配線のための第1の
通路350を備え、前記スタンド200には前記第1の
通路350に連続する第2の通路351を備え、前記チ
ルド機構部250の動作範囲において前記連続が維持さ
れるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックライトを備
えた液晶表示装置やプラズマ表示装置等の薄形の表示ユ
ニットに、外部からの映像信号を取り込んで画像として
再現する薄形表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置やプラズマ表示装置等の薄
形の表示装置は、CRT表示装置に較べて薄型で軽量で
あるので、モニター装置として、あるいはブック型パソ
コン、携帯端末等のポータブル型のコンピュータなどに
搭載されて、広く普及している。
【0003】特に、近年の技術革新にともない大形表示
画面を備えた液晶表示ユニットが低価格に製造可能とな
ったことに伴い、デスクトップタイプのパーソナルコン
ピュータや端末処理装置にも広く普及し始めている。
【0004】これらのデスクトップタイプに採用されて
いる薄形の表示装置は、例えば液晶の表示ユニットを備
えた本体と、該本体をチルト可能に支持するスタンドと
から構成される。前記従来例としては、例えば登録意匠
第1002223号の公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記デスクトップに採
用される薄形の表示装置によれば、装置の奥行き寸法が
小さいために設置の制約を受けにくくなる。したがっ
て、通常の事務デスクの上にも設置可能である。
【0006】しかし、従来の薄形の表示装置では、他の
機器との接続を本体の背面に設けた接続端子部とで接続
しなければならない。特に、チルト機構を設けた表示装
置は、チルトの動作範囲を確保するため、配線にたるみ
を持たせる必要があり、その設置時の美観はよいもので
はない。また、近年の表示装置は、例えば、AV機器や
各種の機器と接続可能なマルチメデイア対応の表示装置
が主流となっていることから、多くの結線が必要となっ
てきており、前記課題は大きいものがある。
【0007】したがって、従来の薄形の表示装置は、薄
形による設置性のメリットがあるものの、設置環境との
調和に課題を備えている。
【0008】そこで、本発明の目的は、配線処理が良好
な薄形の表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄形表示装
置は、前記目的を達成するために、薄形の表示部を備え
た本体と、前記本体をチルト可能に支持するスタンドと
から薄形表示装置を構成し、該表示装置の裏面に接続端
子部を備えた接続配線のための第1の通路を備え、前記
スタンドには前記第1の通路に連続する第2の通路を備
え、前記チルド機構部の動作範囲において前記連続が維
持されるように構成する。
【0010】具体的には、前記本体は、その広い面を前
後方向とする縦配置のメインシャーシと、前記メインシ
ャーシの前面に該メインシャーシと平行に配置される薄
形表示部と、前記メインシャーシの裏面に該メインシャ
ーシと平行に配置される基板を備え、前記スタンドは、
該薄形表示装置を設置面に対して支持するベース部と、
該ベース部と前記メインシャーシを連結して、前記本体
を前後方向にチルド可能に支持するチルド機構部とを備
え、前記本体は、その裏面に接続端子部を備えて、下方
に連続する接続配線のための第1の通路を形成し、前記
スタンド部は前記チルド機構部の動作範囲において前記
第1の通路に連結する接続配線のための第2の通路を備
えるようにする。
【0011】また、他の発明の薄形表示装置は、前記本
体に、その広い面を前後方向とする縦配置のメインシャ
ーシと、前記メインシャーシの前面に該メインシャーシ
と平行に配置される薄形表示部と、前記メインシャーシ
の裏面に該メインシャーシと平行に配置される基板とを
備え、前記スタンドには、該薄形表示装置を設置面に対
して支持するベース部と、該ベース部と前記メインシャ
ーシを連結して、前記本体を前後方向にチルド可能に支
持するチルド機構部とを備え、前記本体は、その裏面に
凹状に形成された接続端子部と、該接続端子部の裏面側
をカバーするとともに、該接続端子部から下方に伸びる
接続配線のための第1の通路を形成し、前記スタンド部
は前記第1の通路に連続する接続配線のための第2の通
路を備え、前記第1の通路を、前記第2の通路にチルト
機構部動作に対応して出没可能に構成する。
【0012】また、他の発明の薄形表示装置は、前記本
体に、その広い面を前後方向でかつ縦姿勢の金属材料で
形成されるメインシャーシと、前記メインシャーシの前
面に該メインシャーシと平行でかつ所定の空間を備えて
配置される薄形表示部と、前記メインシャーシの裏面に
前記メインシャーシと平行でかつ所定の空間を備えて配
置される基板を収納するための基板収納部を構成する金
属材料で形成されるシルドパネルとを備え、前記スタン
ドには、該薄形表示装置を設置面に対して支持するベー
ス部と、前記ベース部に取付けられる電源装置と、該ベ
ース部と前記メインシャーシを連結して、前記本体を前
後方向にチルド可能に支持するチルド機構部とを備え、
前記本体は、その裏面に凹状に形成された接続端子部
と、該接続端子部の裏面側をカバーするとともに、該接
続端子部から下方に伸びる接続配線のための第1の通路
を形成する着脱可能な端子カバーとを備え、前記スタン
ドは、前記ベース部の裏面に着脱可能に取付けられて、
前記第1の通路に連続する接続配線のための第2の通路
を構成するスタンドカバーを備え、前記第1の通路と前
記第2の通路を、チルト機構部動作に対応して互いにラ
ップするように構成する。この場合、前記端子カバーと
スタンドカバーは、その一方に前記チルド機構部の回転
中心を中心とする円弧状の隆起部を備え、他方は前記円
弧状の隆起部をその内側に収納可能な開口部を備え、更
に、前記隆起部は、前記チルト機構部動作に対応して前
記開口部内に出没可能に形成する。
【0013】更に良好な実施形態は、前記表示部をバッ
クライトを備えた液晶表示装置とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16を参照して、
本発明に係る実施形態を説明する。
【0015】先ず、本発明に係る実施形態である液晶表
示装置の概略構造を図1および図2を参照して説明す
る。図1は液晶表示装置の中央縦断面図、図2は液晶表
示装置の部品展開図である。
【0016】図1において、符号1で総括的に示すの
は、本発明に係る液晶表示装置であり、液晶ユニト10
1を備えた本体100と、該本体を可動可能に支持する
スタンド部200とから構成される。前記液晶表示装置
1は、外部からの映像信号を取り込んで画像として再現
するものであり、この実施形態では、各種のプログラム
を実行処理する図示しない処理装置とコードを介して接
続され、他のキーボードやマウスなどの入力装置や、プ
リンタ、外部記憶装置などとともにパーソナルコンピュ
ータを構成する。更に、前記液晶表示装置1は、例えば
AV機器や他の機器との接続端子部300を備えてお
り、マルチメデイアに対応することができる。
【0017】前記本体100は、その外観を正面形状が
ほぼ横長四角形で奥行寸法が小さい薄形の形態を備え、
本体前部をカバーする樹脂成形のフロントカバー120
と、本体後部をカバーする樹脂成形のバックカバー12
1とから構成される。前記フロントカバー120は、周
囲に幅広の平面部を残してその中央に開口部122が形
成され、該開口部122に液晶ユニット101の表示画
面101aが露出して配置される。
【0018】前記フロントカバー120およびバックカ
バー121は、本体内部に設けたメインシャーシ102
に図示しないネジなどを介して取り付けられる。そし
て、前記メインシャーシ102とフロントカバー120
の間に液晶ユニット101が設けられ、前記メインシャ
ーシ102と前記バックカバー121との間に液晶ユニ
ット101の駆動や各種のインターフエイスを行う基板
103が設けられる。
【0019】また、前記スタンド部200は、電源ユニ
ット201と、前記本体100を支持し、回転軸P1を
中心として前記本体100を前後方向にチルトさせるチ
ルト機構部250と、該スタンド部200の底面に設け
られて、前記本体100を回転軸P2を中心として左右
方向に回転させるターンテーブル210を備えている。
【0020】前記チルト機構部250は、前記本体10
0の横幅方向に平行に配置される一対の支持部251で
構成される。前記支持部251は、スタンド部200に
一端を支持される下部支持体252と、前記メインシャ
ーシ102に一端を支持される上部支持体253と、前
記下部支持体252と上部支持体253の他端同士を回
転可能に連結し、図示しないバネを介して前記本体10
0を前記動作範囲内で任意の位置で固定支持するヒンジ
部254とから構成される。
【0021】また、この実施例では前記本体100の背
面下方に凹状の接続端子部300を備えている。前記接
続端子部300は、上部と両側に縁部を残して下方を開
放して形成される。更に、前記接続端子部300の後方
をカバーするように着脱可能な端子カバー301を備え
ている。これにより、前記接続端子部300を隠蔽し
て、かつ複数の接続端子に結線する接続コードを本体1
00の下方に引き出すことができる第1の配線通路35
0を構成する。ここで、端子カバー301は、その後方
の縦断面形状を、回転軸P1を中心とする円孤形状に形
成している。
【0022】一方、前記スタンド部200は、その後部
に着脱可能に取り付けられ、前記電源ユニット201や
チルト機構部250をカバーするスタンドカバー210
を備えている。このスタンドカバー210は、上方が開
口するように形成され、更にその下端部に切欠部211
が形成される。これにより、上方に形成した開口部21
2から取り込んだ配線コードを、隠蔽して下方に設けた
前記切欠部211から引き出すことができる第2の配線
通路351を形成する。
【0023】そして、前記端子カバー301の下端部
が、前記スタンドカバー210の上部に形成した開口部
212にはまり込むようにチルト機構部250を介して
位置決めされることで、第1の配線通路350と第2の
配線通路351が連続する配線通路353を構成する。
【0024】この際、端子カバー301の断面形状をチ
ルト機構部350の回転中心P1とほぼ一致する円孤形
状としているので、前記開口部212の上端部213と
端子カバー301の背面との奥行方向の隙間をほぼ一定
にすることができる。
【0025】更に、前記端子カバー301の下部と前記
開口部212を構成するスタンドカバー210の上端部
213は、チルト機構部250の動作範囲において、一
致またはラップし、かつ前記配線通路253が維持され
るように、前記端子カバー301が前記開口部212に
出没可能に構成される。
【0026】これにより、前記端子カバー301とスタ
ンドカバー210により、チルト角度に影響されること
無く常に外方から隠蔽され配線通路353を構成するこ
とができるとともに、前記端子カバー301とスタンド
カバー210の間の隙間からコードがはみ出して、チル
ト機構部250の動作を阻害することがない。
【0027】ここで、この実施形態では、チルト機構部
250の動作範囲を、本体100を垂直にした状態を基
準にして、前方に5度、後方に30度傾けるようにして
いる。したがって、前記端子カバー301の下部と、前
記開口部212を構成するスタンドカバー210の上端
部213は、本体100を前方に5度倒した状態でほぼ
一致し、本体100を後方に倒すにつれて、前記端子カ
バー301の下部が前記開口部212内に入るようにし
ている。
【0028】しかし、チルト機構部250の動作範囲を
大きくとると、本体100を最高に後方に倒した状態で
は前記端子カバー301の下部が前記開口部212内に
大きく入り込むため、配線通路353の配線スペースが
確保できなくなるので装置の大型化を招いたり、配線通
路353に配線されるコードを長くする必要がある。
【0029】更に、液晶表示装置1がデイスク上に配置
されて本体100を後方に10度前後倒した状態が最も
使用頻度が高く、本体100を前方に倒す状態は使用頻
度が少ないことを考慮すれば、少なくとも本体100が
垂直な状態(0度)から15度の範囲内でチルト可能可
能であれば実用上問題がない。このことから、前記本体
100を垂直な状態で前記端子カバー301の下端部
と、スタンドカバー210の上端部213がほぼ一致
し、前記本体100が後方に倒れるにつれ端子カバー3
01が開口部212内に入り込むようにすれば実用上問
題はない。
【0030】また、前記端子カバー301とスタンドカ
バー210の間の高さ方向の隙間は、大きすぎると、前
記した接続コードによるチルト機構部250の動作阻害
の他に、チルト機構250の動作時の指などを挟む課題
がある。
【0031】したがって、本実施形態では、使用頻度が
低い本体100を前方に最高に倒した状態では、コード
や指を挟まなく、かつ美観を損ねない5mm以下の高さ
方向の隙間の大きさとし、使用頻度のある本体100を
後方に倒した状態では、端子カバー301が開口部21
2内に入り込むようにしている。
【0032】なお、前記端子カバー301とスタンドカ
バー210の間の奥行方向の隙間については、両カバー
が擦れない程度に適宜決定する。
【0033】また、この実施形態では、端子カバー30
1を開口部212内に出没する構成としたが、前記実施
形態とは逆に端子カバー301に形成する第1の配線空
間350にスタンドカバー210の上端部213が出没
可能な構造としてもよい。この場合、本実施形態では、
スタンドカバー210を最初に外して、次に端子カバー
を外す構造となるため、例えば電源ユニット201の端
子を外すのみの場合は、スタンドカバー210のみ外し
て作業を行うことができる。これとは反対に、前記逆に
構造を備えた実施形態によれば、端子カバー301を先
ず最初に外すこととなるので、端子の取外しのみ行う場
合は便利である。
【0034】次に、図2を基に図1を参照しながら液晶
表示装置1の部品の配置構成を説明する。先ず、前記メ
インシャーシ102は、前記本体100の骨格となるも
のであり金属板材で形成される。前記メインシャーシ1
02は、その下部に前方側に断面形状が「コ字状」とな
る突状の段部104が形成され、メインシャーシ102
の歪みなどを軽減するとともに、その上部に液晶ユニッ
ト101を取り付けるための台部の機能を持たせてい
る。これにより、液晶ユニット101を下方位置で安定
支持できるので重量のある大型表示画面の液晶ユニット
101の設置も容易に行うことができる。
【0035】また、メインシャーシ102の背面側の下
方には基板103の取付用リブ105が形成される。更
に、この取付用リブ105は、前記段部104と同様に
鋼性の機能を持たせるとともに、後述する複数の接続端
子が図1に示すように取付けられ、各端子の取付け強度
を持たせるとともに、接続端子の着脱の取扱性を向上し
ている。
【0036】前記メインシャーシ102の前部には、薄
い板状の前記液晶ユニット101が前記メインシャーシ
102と平行な姿勢で、かつ放熱のための排気通路とな
る隙間を持って取付けられる。この実施形態の液晶ユニ
ット101は、一方の片側に縦姿勢のバックライトが配
置され、他の片側に接続端子が配置される横長の姿勢で
液晶ユニット101を配置している。これにより、表示
画面101aの上部の幅を狭く、両側が幅を広くして全
体の高さを低くすることができるから、表示画面101
a全体の高さHを低くして、デスクに設置された場合の
使用者の目線の角度を低くすることができる。
【0037】前記メインシャーシ102の前部下方に
は、操作スイッチ基板150と、スピーカ151とが配
置される。この実施形態では、フロントカバー120の
裏面に形成した図示しない取付リブに取付けるようにし
ているが、前記メインシャーシ102にネジなどで直接
取付けてもよい。この場合、フロントカバー120に取
付けると、フロントカバー120に形成されるスイッチ
穴や放音穴との整合が良好となり、メインシャー102
に取付けると、フロントカバー120に配線が必要ない
ので組立性やメンテナンス性が良好となる。更に、この
実施形態では、本体100の中央に前記操作基板150
を配置するとともに、その両側に一対の前記スピーカ1
51を配置している。しかも、この実施形態では、前記
操作基板150をフロントパネル120の内壁に取付け
ることで、メインシャーシ102と前記操作基板150
との間にスペースを確保して、操作基板150に取付け
られる各種素子の配置スペースや配線空間を確保すると
ともに、その下方に配置されるスピーカ151の配置ス
ペースと、その配線空間を確保している。
【0038】また、この実施形態では、前記メインシャ
ーシ102の前部の下方の空間を有効に活用するために
液晶ユニット101のドライブ用のインバータ152を
棒状に形成して配置している。もちろんこのインバータ
152を基板103と同じ位置に設けてもよい。
【0039】一方、前記メインシャーシ102の後方に
は、前記取付用リブ105の上部に、該メインシャーシ
102と平行な姿勢で、かつ放熱のための排気通路とな
る隙間を持って基板103が取付けられる。この実施形
態では、前記基板103を、この液晶ユニット101を
ドライブさせるための主回路を備えたFC基板103a
と、AV関連回路を備えたMSC基板103bで分割し
て配置している。この基板103は、基板103の配線
を前記メインシャーシ102側(正面側)に向け、各種
素子や接続端子を後方側(裏面側)に設けている。これ
により、基板103をメインシャーシ102に取付けた
状態でメンテナンスを行うことができる。また、基板1
03に設けられる各種素子や接続端子は、基板103に
取付けられた際に奥行き方向の大きさがあるものを本体
の中央よりに配置し、小さいものを両側に配置されるよ
うに配置している。これにより、後述するように、本体
100の後方部の外形状が大きな円弧で形成されるコン
パクトな丸みのある形態を実現している。
【0040】また、図1に示すように、この実施形態で
は、基板103の下端部に基板103にほぼ直角に取付
けられる端子接続板103cを取付け、この端子接続板
103cに各接続端子を取付けるようにしている。この
ため、該接続端子に取付けられるコネクタはメインシャ
ーシ102と平行な姿勢で、そのコードを下方に垂らす
ように取付けられる。これにより、奥行き寸法を小さく
して設置スペースを小さくすることができる。
【0041】次に、前記基板103の後方には小さな通
風穴が複数形成されるシールドパネル106が配置され
る。このシールドパネル106は金属板材で形成され、
背面壁と上面壁及び両側面壁を備え、その前部に配置さ
れる前記メインシャーシ102と、その下部に配置され
る前記取付用リブ105とで、内部に配置される基板1
03から発生する電波を遮蔽する奥行の薄い収納空間を
形成する。更に前記シールドパネル106は、前記2つ
の基板103a、103bに対応して左右に2つに分割
されている。これにより、メンテナンスにおいて、一方
のシールドパネル106a(又は106b)を取外すこ
とで、作業性を向上することができるとともに、部品を
小さくすることで組立性を向上することができるから、
大型の液晶ユニット101を採用するときに特に効果が
ある。
【0042】また、前記メインシャーシ102の背面下
部には前記チルド機構部250が取付けられる。この実
施形態では、前記したようにバックカバー121の背面
下部を凹状の端子接続部300としている。そして、前
記チルド機構部250は、支持部251を構成する下部
支持部252を直立させ、その上端から前方に伸びた姿
勢の上部支持部253の端部で前記メインシャーシ10
2に取付けて支持する。これにより、最も使用頻度の高
い本体100を後方に倒した姿勢で下部支持部252の
上方に本体100の重心が位置するように配慮してい
る。更に、この実施形態では、基板103をメインシャ
ーシ102の上部に配置することで前記取付用リブ10
3を上方に配置し、前記取付用リブ103と、前記上部
支持部253の上端に配置されるヒンジ部254との間
を広くすることで、該取付用リブ103に設けた接続端
子に接続されるコネクターの接続作業領域を確保してい
る。
【0043】そして、前記したようにメインシャーシ1
02の前後に配置される各装置は、本体前部をカバーす
るフロントカバー120と、本体後部をカバーするバッ
クカバー121によりその外観をカバーされる。更に、
前記端子カバー301が、前記凹状の端子接続部300
の上部と両側縁部に勘合するように図示しない取付リ
ブ、あるいはネジを介して着脱可能に取付けられる。
【0044】一方、スタンド部200は、その筐体構造
を、スタンド部200の上部をカバーする樹脂成形品の
上カバー202と、該スタンド部200の構造体の骨格
を成すとともに前記上カバー202の下部を構成する金
属材料で形成される底板203と、該上カバー202の
背面部をカバーする樹脂成形品の前記スタンドカバー2
10とで構成している。前記スタンド部200は、基本
造形を略半球状の前方を切り欠いた形態とし、前記上カ
バー202はスタンド部200の前部の外観を構成し、
その後部に、スタンド部200の後部をカバーするスタ
ンドカバー210が着脱自在に取付けられる。前記底板
203は、前記チルト機構部250が取付けられて、液
晶表示装置1の全体を強度面から支持するものである。
この底板203は厚い金属板で構成することで強度を高
めるとともに、液晶表示装置1の重心を下方に下げて全
体を安定支持する。
【0045】また、この実施形態では、電源ユニット2
01を前記底板203に取付けているが、上カバー20
2の後部に形成される図示しない取付リブに取付けるよ
うにしてもよい。該電源ユニット201は、その後部に
コード接続部を備え、上ケース202に取付板を介して
取付けられる電源スイッチ204に接続されている。
【0046】更に、この実施形態では、前記したように
ターンテーブル205を前記底板203に設けている
が、液晶表示装置1を左右に回転させる頻度が少なけれ
ば取除いてもよい。
【0047】次に、図3〜図9を介して本実施形態に係
る液晶表示装置1の外観形状を説明する。図3は後方斜
視図、図4は前方斜視図、図5は正面図、図6は右側面
図、図7は背面図、図8は上面図、図9は底面図であ
る。
【0048】図において、この実施形態では、奥行が小
さい薄型で、正面からみて横長の形状を備えた本体10
0と、上面形状が円形の半球形状のスタンド200とか
ら、その外観を構成している。前記本体100は、上面
からみて両側が先細りの丸みのある形状を備え、前部は
フラント面が形成されて表示画面101aが設けられ、
後部は前記両側の丸みから連続する大きな円弧で形成さ
れるコンパクトで丸味のある形態としている。また、ス
タンド部200は、底面積が大きく、かつ内部に十分な
内部空間を確保しつつコンパクトな形態を備える半球形
状の形態とすることで、前記本体100と統一の取れた
ラウンド形状を構成している。
【0049】なお、本実施形態では、15インチの液晶
ユニット101を採用し、その横幅W1を408mm、
高さHを368mm、本体100の奥行D1を83m
m、スタンド部200の奥行D2を215mmに設定し
ている。
【0050】図3、図7において、この実施形態では、
半球形状の円弧状の形態を構成するスタンドカバー21
0の上部に形成される開口部212に、端子カバー30
1を出没可能にするために、該端子カバー201もまた
半球形状の円弧状の形態としている。これにより、後方
からみた形態が曲面を主体とした2重の半球形状に形成
される。したがって、背面からみた形態において、従来
例では、本体100の背面から下方に垂れ下がっていた
接続コードを、この実施形態では、曲面を主体とした端
子カバー301とスタンドカバー210で隠蔽し、僅か
にスタンド部200の下部に設けた切欠部211から引
出すだけなので、背面スッキリの外観とすることができ
る。
【0051】また、図3、図7、図8において、この実
施形態では、内部の熱を筐体の外に排気するために、本
体100の背面の下部両側に第1の通気口131、本体
100の背面上部に第2の通気口132、本体100の
上部に第3の通気口133にそれぞれ設けている。前記
第1の通気口131と第2の通気口133は、複数の小
さな円形状の穴からなるパンチング状の形態を備え、前
記第2の通気口132は背面からみて通気口132の開
口穴132a(図15参照)が見えなく、かつ大きな開
口率が得られる横スリット構造としている。前記第1の
通風口131は中央に配置される曲面を主体とした端子
カバー301に合せて、その大きさ(高さ)や面を表現
しやすいパンチング形状としている。また、前記第3の
通気口133は、本体100の上部に偏平な形態であり
ながら内部が見え難いパンチング形状としている。ま
た、第2の通気口132は、曲面を主体とした背面形状
において、アクセントを与えるとともに、大きな開口率
を得つつ強度を備える前記横スリット構造としている。
【0052】この熱の排気構造を図14と図15を参照
して更に詳細に説明する。図14は、熱の排気流路を説
明する断面図、図15は第2の通風口132の構造を説
明する断面図である。
【0053】先ず、図15において、第2の通風口13
2を説明する。第2の通風口は、上下に配置される複数
の凹状の溝132bから構成され、該溝132bの内側
下部に左右にスリット状に形成される開口部132aが
形成される。この構造によれば、背面から見た場合、前
記開口部132aが見え難く、かつ前記凹状の溝を複数
本形成することで強度を向上することができるととも
に、樹脂材料で形成されるバックカバー121を成形す
る時に、前後抜きの2つの型で成形することができる。
【0054】図15において、本実施形態は、前記第
1、第2、第3の通風口131〜133の他に前記接続
端子部300の上部に第4の通風口134を備え、更に
本体下部に設けた後述するスピーカの放音穴152を通
気口としている。そして、本実施形態では、フアンを採
用しない自然対流方式を採用している。
【0055】この構造によれば、本体100の内部の熱
は、第1の通風口131から取り込まれて前記第2の通
風口132及び第3の通風口133から排気される自然
対流と、前記放音穴152から取り込んで前記第3の通
風口133から排気される自然対流によって排気され
る。この際、メインシャーシ102と液晶ユニット10
1及びメインシャーシ102と基板103の間には排気
通路となる隙間が設けられているので、自然対流でも十
分には排熱できる。
【0056】また、スタンド部200の内部の熱は、チ
ルト機構部250の近傍の隙間や切欠部211等の隙間
からすい込まれて、前記第4の通風口134から本体1
00内に取り込まれて、一部を第1の通風口131か
ら、一部を前記本体100の排気の自然対流と合流させ
て排気することができる。この際、スタンド部200の
内部形状は半円球形状としているので、周囲から集めら
れた空気は自然に中央の接続端子部300に集中して前
記第4の通気口134に導かれる。
【0057】なお、この実施形態では、前記第4の通風
口134を設けてスタンド部200から本体100に連
続する熱の対流通路を形成しているが、前記第4の通風
口134を設けず、端子カバーの周囲に隙間を形成し
て、この隙間から熱を排気するようにしてもよい。ま
た、前記第4の通風口134にかえて前記接続端子部の
隙間を利用してもよい。更に、前記スタンド部200の
発生する熱量が大きい場合は、前記端子カバー301ま
たはスタンドカバー210に通気口を設けるようにする
とよい。加えて、フアンを利用した強制排気方式を採用
してもよい。
【0058】図4及び図5において、この実施形態で
は、液晶ユニット101の表示画面101aの周囲に、
上部が狭く両側及び下部が広いシンプルな平面部が形成
される。また、同様にスタンド部200もまたシンプル
な面を主体とした平面部で構成している。これにより、
この実施形態では、表示画面101aの周囲に、表示画
面101aと連続する模様や造形、あるいは表示画面1
01aを重視させない模様や造形等の視角ノイズが少な
いので、視認性を向上させることができる。
【0059】また、この実施形態では、前記操作基板1
50に設けられる操作スイッチ群160を表示画面10
1aの下部の平面部に設けている。この操作スイッチ群
160の操作方法について、図16で更に詳細に説明す
る。図16の(a)図は表示画面に表示される画像調整
ウインドウの説明図、(b)図は操作スイッチ群の拡大
図である。
【0060】先ず、この実施形態では、操作スイッチ群
160の操作で表示画面101aに(a)図に示す画像
調整ウインドウ170を表示して各種の画像調整を設定
することができる。(a)図において、171は各種の
機能がアイコン172a、172b・・・・で並べて配
列されたメニュー選択画面である。また、172は前記
メニュー選択画面171のアイコン、例えばこの例では
「CONTRAST」のアイコンが選択された状態を示
し、172aは例えば「CONTRAST」の高低を左
にあれば小さく右に行くに従って大きくなるように表示
するレベルバーであり、この図の状態は「CONTRA
ST」が90であることを示している。
【0061】(b)図は、前記画像調整ウインドウ17
0を設定するための画面調整スイッチを含んだ操作スイ
ッチ群160であり、161が前記画像調整ウインドウ
170を表示させるメニュ画面表示ボタン、162が設
定した内容を記録するための設定状態記憶ボタン、16
3は前記レベルバーを調整(増減)する一対の調整ボタ
ン、164は前記メニュー選択画面171の複数のアイ
コンから1つを選択す一対の選択ボタン、165は液晶
表示装置1の電源のON、OFFを表示する電源インジ
ケータ、166は例えばAV機器の入力信号の接続して
いるか否かを表示する入力信号状態インジケータ、16
7はパーソナルコンピュータ(PC)とビデオ信号を切
え替える切替ボタンである。
【0062】さて、この実施形態では、画像調整スイッ
チの各種ボタンの配置を前記画像調整ウインドウ170
の操作手順にリンクするようにしている。つまり、この
実施形態では、操作手順をボタンの上下の配置で示し、
左右の配置を機能とその選択設定で示している。具体的
には、操作手順の最初と最後の操作となるメニュー画面
表示ボタン161と設定状態記憶ボタン162を、画像
調整用スイッチ群の中央に上下に配置することで、その
存在を明確にし、操作手順の選択ボタン164と調整ボ
タン163を左右に分けて、前記メニュー画面表示ボタ
ン161と設定状態記憶ボタン162の中間の高さに配
置することで、操作性を向上しつつ、上下及び左右対称
なシンプルなスイッチの配置を実現している。
【0063】また、前記選択ボタン164と調整ボタン
163は、前記画像調整ウインドウ170のレベルバー
172aに合せて左側がマイナス側移動スイッチ、右側
がプラス側移動スイッチとしている。
【0064】例えば、図16の設定操作を簡単に説明す
ると、先ず最上部に配置されるメニュー画面表示ボタン
161を押下することで前記画像調整ウインドウ170
が表示画面101aに表示される。この状態で中間の高
さの右側に配置される選択ボタン164の右側のボタン
を押下すると、例えばメニュー選択画面171のアイコ
ン172aから右側のアイコン172bに強調表示が移
動し、左側のボタンを押下すると前記とは逆に強調表示
が左側に移動する。次に所定のアイコン172で調整ボ
タン163の右側のボタンを押下するとレベルバー17
2aが右側に移動し、左側のボタンを押下することでレ
ベルバー172aは左側に移動する。そして、所定の設
定が終了したら最下部の設定状態記憶ボタン162を押
下することで、前記設定内容が記憶され画像調整ウイン
ドウ170が閉じる。
【0065】更に、前記画像調整ウインドウ170と関
連性のない電源インジケータ165と入力信号状態イン
ジケータ166、及び切替ボタン167を、前記画像調
整ボタン群の左右に配置することで、その存在を明らか
にして誤操作を軽減するようにしている。
【0066】次に、図5及び図8において、本実施形態
に係る本体100は、正面からみて本体100の下部横
幅W2が上部横幅W1より小さく、かつ、上面からみ
て、本体100の両側に丸みのある形態とすることで、
保持性の良好な造形としている。
【0067】これを、図12及び図13で更に詳細に説
明する。図12の(a)図は本体の両側を保持した状態
の斜視図、(b)図は(a)状態の上面図、(c)図は
(a)状態の正面図、図13は本体100の両側に形成
した丸み形状と両手での保持姿勢との関係を示す説明図
である。
【0068】先ず、図13において、(a)図は、本体
100の両側に円弧の横幅xと円弧の奥行2yがほぼ一
致する丸み形状、即ち半径Rがxまたはyの円形の形態
を示している。この形態によれば、両手で本体100を
両側から保持する場合に内部実装効率を向上しつつ保持
性を良好にすることができる。しかも半円に近い形状と
なるので造形処理も良好となる。
【0069】(b)図は、本体100の両側に円弧の横
幅xが円弧の奥行2yより大きい楕円の形態を備えたも
のである。この形態によれば、造形処理や内部実装効率
がやや劣るものがあるものの、手に馴染んだ形状とする
ことができる。
【0070】(c)図は本体100の前部が前記(a)
の造形を備え、本体100の後部が前記(b)の造形を
備えたものである。この形態によれば、前部にフラット
な液晶ユニット101を備え、後部の中央よりに基板1
03を配置する液晶表示装置1の配置構成にあった実装
効率が良好で、しかも保持性が良好な丸み形状とするこ
とができる。
【0071】本実施形態では、造形処理で最も優れ、薄
型の印象をより鮮明にできる前記(a)の造形処理で本
体100の上部両側の丸み形状を構成し、本体100の
下部の両側の丸み形状を前記(c)の造形処理で形成し
ている。そして、前記(a)の造形処理から前記(c)
の造形処理へ連続する造形処理とすることで前記本体1
00の形態を構成している。これにより、薄型の印象を
得つつ造形的にも優れ、しかも保持性や実装効率も向上
できる本体100の形態を実現している。
【0072】また、図12において、(c)図に示すよ
うに、本実施形態では、正面からみて本体100の下部
横幅W2を上部横幅W1より小さくして、本体100の
両側が内側に1度から10度の範囲内で下方にすぼまる
ように形成している。
【0073】一般に液晶表示装置1を(a)図及び
(b)図のように、両側から保持して持ち上げたり、あ
るいは本体100を両側から確り保持してチルトの角度
を変更したりする場合、使用者は、両肘を締めて両腕・
両手に力が入るようにする。この場合、両手の手の平は
上方に開いた姿勢となるので、本実施形態のように本体
100の横幅が上方に開いた形状(W1>W2)は保持
しやすく、しかも本体100を持った場合に下方に落と
し難い形状である。
【0074】以上のことからすれば、本実施形態に係る
液晶表示装置1の本体100は、薄型の印象を得つつ造
形的にも優れ、しかも保持性の良好な形態としている。
【0075】次に、図6及び図9において、本実施形態
では、スピーカ151を本体100の下部に設け、その
放音穴152を底面の両側に設けている。これにより、
前記したように、正面から放音穴152を見えなくする
ことができるので、表示画面101aの周囲の視角ノイ
ズを軽減できるとともに、正面に配置しないことで放音
穴152の開口率を高めることができるから、音質を向
上することができる。また、図6に示すように、本体1
00の底面に放音穴152を設けても、音はテーブル面
に反射して使用者に提供される。このため使用者に聞こ
え難い障害を与えることがない。むしろ、本体100を
後方に倒した利用頻度の高い状態では、前方に指向性の
ある矢印のようなテーブル面の反射が期待できるので、
本体100の前方にあるものより使用者により指向性の
ある音質効果が期待できる。
【0076】次に図1及び図10、図11を参照して、
本実施形態に係る液晶表示装置1の配線の使用状態を更
に説明する。図10は液晶表示装置1を後方から見た状
態の概略配置図、図11は基板103の接続端子の配置
図である。
【0077】図10、図11において、この実施形態で
は、本体100に設けた、FC基板103aと、MSC
基板103bと、インバータ152と、操作基板150
と、スピーカ151及び本体100の側面に設けたイヤ
ホンジャック153とが、必要に応じて図示しない接続
コードを介して接続される。そして、前記FC基板10
3aにはRGB入力端子181が配置され、前記MSC
基板103bには、S映像入力端子182、映像入力端
子183、音声入力R端子184、音声入力L端子18
5、映像出力端子端子186、映像出力R端子187、
映像出力L端子188がそれぞれ設けられている。この
ため、前記基板103から多くの接続コードがスタンド
部200に引出される。一方、スタンド部200の電源
ユニットからは前記基板103等に電源が接続コードを
介して供給される。本実施形態では、これら多くの接続
コードを前記端子カバー301とスタンドカバー210
を介して隠蔽することができる。しかも、端子カバー3
01によれば前記複数の端子に接続するコネクタをも隠
蔽することができるし、前記スタンドカバー210によ
れば、その内部スペースを利用して複数の接続コードを
束ねたり、ある程度内部にストックしたり、あるいは電
源コネクタを隠蔽することができる。しかも、スタンド
カバー210のみを取外して電源接続コードを取外した
りすることができ、また端子カバー301のみを取外し
て接続端子とコネクタの着脱のみを行うことができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、チルト機構部によって
本体が可動しても、本体の背面に設けた接続端子部とそ
れに接続する接続コードの配線通路をチルト角度に影響
されること無く常に外方から隠蔽することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の中央
縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の部品
展開図。
【図3】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の後方
斜視図。
【図4】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の前方
斜視図。
【図5】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の正面
図。
【図6】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の右側
面図。
【図7】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の背面
図。
【図8】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の上面
図。
【図9】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の底面
図。
【図10】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の後
方から見た概略断面図。
【図11】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の背
面に設けた端子部の配置図。
【図12】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置のチ
ルト角度変更時の操作説明図。
【図13】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の本
体形状の横断面形状の説明図。
【図14】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の排
熱の説明図。
【図15】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の背
面後方に設けた排気口の拡大断面図。
【図16】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の画
面調整の説明図。
【符号の説明】
1ー液晶表示装置、100…本体100、120…フロ
ントカバー、121…バックカバー、101…液晶ユニ
ット101、101a…の表示画面、102…メインシ
ャーシ、200…スタンド部、201…電源ユニット、
210…スタンドカバー、211…切欠部、212…開
口部、250…チルト機構部、300…接続端子部、3
01…端子カバー、350…第1の配線通路、351…
第2の配線通路、353…配線通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 猛 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄形の表示部を備えた本体と、前記本体を
    支持するスタンドとから構成される薄形表示装置におい
    て、 前記本体は、その広い面を前後方向とする縦配置のメイ
    ンシャーシと、 前記メインシャーシの前面に該メインシャーシと平行に
    配置される薄形表示部と、前記メインシャーシの裏面に
    該メインシャーシと平行に配置される基板を備え、 前記スタンドは、該薄形表示装置を設置面に対して支持
    するベース部と、該ベース部と前記メインシャーシを連
    結して、前記本体を前後方向にチルド可能に支持するチ
    ルド機構部とを備え、 前記本体は、その裏面に接続端子部を備えて、下方に連
    続する接続配線のための第1の通路を形成し、 前記スタンド部は前記チルド機構部の動作範囲において
    前記第1の通路に連結する接続配線のための第2の通路
    を備えることを特徴とする薄形表示装置。
  2. 【請求項2】薄形の表示部を備えた本体と、前記本体を
    支持するスタンドとから構成される薄形表示装置におい
    て、 前記本体は、その広い面を前後方向とする縦配置のメイ
    ンシャーシと、 前記メインシャーシの前面に該メインシャーシと平行に
    配置される薄形表示部と、前記メインシャーシの裏面に
    該メインシャーシと平行に配置される基板を備え、 前記スタンドは、該薄形表示装置を設置面に対して支持
    するベース部と、該ベース部と前記メインシャーシを連
    結して、前記本体を前後方向にチルド可能に支持するチ
    ルド機構部とを備え、 前記本体は、その裏面に凹状に形成された接続端子部
    と、該接続端子部の裏面側をカバーするとともに、該接
    続端子部から下方に伸びる接続配線のための第1の通路
    を形成し、 前記スタンド部は前記第1の通路に連続する接続配線の
    ための第2の通路を備え、 前記第1の通路は、前記第2の通路にチルト機構部動作
    に対応して出没可能であることを特徴とする薄形表示装
    置。
  3. 【請求項3】薄形の表示部を備えた前後方向が薄い本体
    と、前記本体を支持するスタンドとから構成される薄形
    表示装置において、 前記本体は、その広い面を前後方向でかつ縦姿勢の金属
    材料で形成されるメインシャーシと、 前記メインシャーシの前面に該メインシャーシと平行で
    かつ所定の空間を備えて配置される薄形表示部と、前記
    メインシャーシの裏面に前記メインシャーシと平行でか
    つ所定の空間を備えて配置される基板を収納するための
    基板収納部を構成する金属材料で形成されるシルドパネ
    ルとを備え、 前記スタンドは、該薄形表示装置を設置面に対して支持
    するベース部と、前記ベース部に取付けられる電源装置
    と、該ベース部と前記メインシャーシを連結して、前記
    本体を前後方向にチルド可能に支持するチルド機構部と
    を備え、 前記本体は、その裏面に凹状に形成された接続端子部
    と、該接続端子部の裏面側をカバーするとともに、該接
    続端子部から下方に伸びる接続配線のための第1の通路
    を形成する着脱可能な端子カバーとを備え、 前記スタンドは、前記ベース部の裏面に着脱可能に取付
    けられて、前記第1の通路に連続する接続配線のための
    第2の通路を構成するスタンドカバーを備え、 前記第1の通路と前記第2の通路は、チルト機構部動作
    に対応して互いにラップするように構成されていること
    を特徴とする薄形表示装置。
  4. 【請求項4】前記請求項3記載の薄形表示装置におい
    て、 前記端子カバーとスタンドカバーは、その一方に前記チ
    ルド機構部の回転中心を中心とする円弧状の隆起部を備
    え、他方は前記円弧状の隆起部をその内側に収納可能な
    開口部を備え、 更に、前記隆起部は、前記チルト機構部動作に対応して
    前記開口部内に出没可能に形成されていることを特徴と
    する薄形表示装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1から4記載の何れかの薄形表
    示装置において、 更に良好なものは前記表示部をバックライトを備えた液
    晶表示装置であることを特徴とする薄形表示装置。
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