JPH11258767A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

Info

Publication number
JPH11258767A
JPH11258767A JP6004198A JP6004198A JPH11258767A JP H11258767 A JPH11258767 A JP H11258767A JP 6004198 A JP6004198 A JP 6004198A JP 6004198 A JP6004198 A JP 6004198A JP H11258767 A JPH11258767 A JP H11258767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
pipe
developing
developing solution
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6004198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyawaki
浩 宮脇
Masayuki Tamai
雅之 玉井
Toru Tanihata
透 谷端
Kazuya Tsukamoto
和也 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP6004198A priority Critical patent/JPH11258767A/ja
Publication of JPH11258767A publication Critical patent/JPH11258767A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱手段の消費電力を低減して、装置自体の
消費電力を低減する。 【解決手段】 ヒートパイプ11の一端を、ハロゲンラ
ンプ7のランプ封止部に設けられたヒートシンク9に埋
め込む一方、他端を、ヒートシンク9よりも上方位置で
筐体6内を貫通するように設けられたパイプ18に側面
から嵌入させる。パイプ18内部は現像部に収容される
現像処理液が流れるようになっており、ヒートパイプ1
1の他端と現像処理液とがパイプ18内で接触する。し
たがって、ハロゲンランプ7から発生した熱は、ヒート
シンク9に吸収された後、ヒートパイプ11を介して現
像処理液に伝達される。このとき、現像処理液の加熱
は、加熱手段とハロゲンランプ7とに分散されるので、
加熱手段自体の消費電力は低減される。また、ハロゲン
ランプ7の熱は排熱であり、この排熱が現像処理液に伝
達されることによってハロゲンランプ7が別途加熱用の
電力を消費することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばネガフィル
ムへの光照射により、ネガフィルムに記録された原画像
を感光材料に焼き付け、その後、感光材料の現像、乾燥
を行う写真処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、焼付部、現像部、乾燥部が一
体化されてなる写真処理装置が種々提案されている。こ
のような写真処理装置では、まず、ネガフィルムをスキ
ャニングした後、焼付部にてネガフィルムに記録された
原画像の印画紙への焼付が行われる。この焼付処理は、
例えばハロゲンランプ等からなる光源を点灯させ、ネガ
フィルムを介して印画紙を露光することにより行われ
る。
【0003】焼付部にて焼付処理された印画紙は、その
後、現像部に搬送され、発色現像液、漂白定着液、安定
液の各現像処理液がそれぞれ浸された処理槽に順次浸漬
され、現像処理される。現像処理を終えた印画紙は、そ
の後、乾燥部に搬送され、熱風の吹き付けによって乾燥
された後、装置外部に排出される。
【0004】ところで、上記の写真処理装置は、通常、
現像処理液を暖めるためのヒータ等の加熱手段を有して
おり、現像処理液の液温が常に所定範囲内(例えば3
8.0±3.0℃)となるように、現像処理液を必要に
応じて加熱できるようになっている。つまり、上記構成
によれば、上記装置を例えば室温20℃の室内で使用し
ても、環境温度に起因して現像処理液の液温が低下する
のを回避でき、所望の現像処理を行うことができるよう
になっている。なお、例えば環境温度が逆に現像処理液
の温度を越えてしまうような場合に対応できるように、
現像処理液を冷却する装置を付加する場合もある。
【0005】また、上記写真処理装置は、乾燥部内に導
入する空気を例えば50〜70℃まで暖めるヒータ等の
加熱手段をも有しており、上記温度の熱風によって、現
像処理済みの印画紙を確実に乾燥させるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
写真処理装置では、現像処理液の加熱、および、乾燥部
に導入する空気の加熱をそれぞれヒータ単独で行ってい
るため、例えば装置を使用する環境の温度が低いと、上
記ヒータにてかなりの電力を消費する。その結果、装置
自体の消費電力が増大するという問題が生ずる。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、環境温度が低くても、装
置自体の消費電力を低減することのできる写真処理装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る写
真処理装置は、上記の課題を解決するために、原画像を
記録したフィルムに光を照射する光源を少なくとも備え
た筐体と、露光された感光材料を現像処理液によって現
像する現像部と、上記現像部での現像後の感光材料を乾
燥用風の吹き付けによって乾燥させる乾燥部と、上記現
像処理液、上記乾燥用風を個々に加熱する加熱手段とを
備えた写真処理装置において、光源点灯時に発生する熱
を、上記現像処理液または上記乾燥用風の少なくとも一
方に伝達する熱伝達手段を備えていることを特徴として
いる。
【0009】上記の構成によれば、光源の点灯時には、
現像部の現像処理液および/または乾燥部の乾燥用風
は、加熱手段によって加熱されるだけでなく、熱伝達手
段を介して伝達される光源からの熱によっても加熱され
るので、現像処理液および/または乾燥用風の加熱に要
する消費電力が、加熱手段と光源とによるものに分散さ
れる。したがって、加熱手段だけに関して言えば、加熱
手段単独で現像処理液および/または乾燥用風を加熱し
ていた従来に比べ、消費電力が小さくなる。
【0010】一方、光源から発生する熱は、焼付処理の
際に発生する付随的なもの、すなわち、排熱であり、上
記構成は、このような排熱を現像処理液および/または
乾燥用風の加熱に利用する構成である。したがって、光
源は、現像処理液および/または乾燥用風を加熱するた
めに特別な電力を別途消費することはなく、焼付処理時
の電力を消費するだけである。つまり、光源の排熱を利
用する/しないにかかわらず、光源自体の消費電力は同
じである。
【0011】したがって、上記構成によれば、例えば装
置を使用する環境の温度が低くても、加熱手段の消費電
力を低減できる分だけ、加熱手段と光源とを加味した装
置としての消費電力を低減することができる。
【0012】また、光源にて発生した熱を熱伝達手段に
よって現像処理液および/または乾燥用風に伝達させる
構成は、光源にて発生した熱を熱伝達手段を介して筐体
外部へ逃がしているのと同じであり、これにより、光源
点灯時に発生する熱に起因して、筐体内において温度上
昇が起こるのをある程度抑えることもできる。
【0013】したがって、上記構成によれば、装置とし
て消費電力を低減できるという効果と、筐体内を冷却す
ることができるという効果との二重の効果を得ることが
できる。
【0014】請求項2の発明に係る写真処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1の構成に加えて、
上記現像処理液が内部を通過し得るパイプ、または、上
記乾燥用風が内部を通過し得るパイプのうち少なくとも
一方を備え、上記熱伝達手段によって熱伝達された現像
処理液が現像部を介して循環するように、および/また
は、上記熱伝達手段によって熱伝達された乾燥用風が乾
燥部を介して循環するように、上記少なくとも一方のパ
イプが設けられていることを特徴としている。
【0015】上記の構成によれば、熱伝達手段と例えば
現像部とがパイプによって結ばれるので、現像部が熱伝
達手段から離れた位置にあっても、熱伝達された現像処
理液を上記パイプの案内によって現像部に確実に搬送す
ることができる。また、熱伝達された現像処理液が現像
部を介して循環されるので、現像処理液の液温が局部的
に上昇することがなく、現像処理液全体を均一な温度に
維持することができる。したがって、現像部に常に所定
温度の現像処理液を収容させることができ、その結果、
現像部にて所望の現像処理を確実に行うことができる。
なお、このような効果は、乾燥用風についても同様に得
られる。
【0016】請求項3の発明に係る写真処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
おいて、上記熱伝達手段は、気相と液相との間で相変化
可能な冷媒をパイプ内に封入してなるヒートパイプであ
ることを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、パイプ内に封入され
た冷媒の相変化を利用して熱伝達を行うので、熱伝達手
段として中身の詰まった金属体を用いる場合に比べ、熱
伝達効率が向上する。その結果、現像処理液および/ま
たは乾燥用風を効率よく加熱することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0019】本実施形態に係る写真処理装置は、図2に
示すように、後述するランプボックス1を有する焼付部
2と、現像部3と、乾燥部4とを備えている。
【0020】焼付部2は、ランプボックス1内のハロゲ
ンランプ7(図1参照)を点灯させ、ネガフィルムを介
して感光材料としての印画紙を露光することにより、上
記ネガフィルムに記録された原画像を上記印画紙に焼き
付ける処理を行う。現像部3は、発色現像液、漂白定着
液、安定液の各現像処理液5aを収容する複数の処理槽
5を有している。現像部3では、焼付処理された印画紙
を各現像処理液5aに順次浸漬することにより、現像処
理が行われる。乾燥部4は、現像処理済みの印画紙を熱
風の吹き付けによって乾燥させ、その後、装置外部に排
出する処理を行う。
【0021】現像部3は、各処理槽5内の現像処理液5
aの液温が常に所定範囲内(例えば38.0±3.0
℃)となるように、現像処理液5aを必要に応じて加熱
するヒータ等の加熱手段(図示せず)を備えている。こ
れにより、装置を使用する環境の温度が低くても、現像
処理液5aの液温低下を回避して、所望の現像処理を行
うことができるようになっている。また、乾燥部4も同
様に、乾燥部4内に導入する空気(乾燥用風)を例えば
50〜70℃まで暖めるヒータ等の加熱手段を有してお
り、上記温度の熱風によって、現像処理済みの印画紙を
確実に乾燥させるようになっている。
【0022】なお、環境温度が現像処理液5aの温度を
越えてしまうような場合に対応できるように、従来通
り、現像処理液5aを冷却する装置を付加するようにし
てもよい。
【0023】次に、ランプボックス1の構成について説
明する。
【0024】ランプボックス1は、図1に示すように、
ランプボックス1の外枠となる密閉された筐体6内に、
ハロゲンランプ7、ソケット8、ヒートシンク9、リフ
レクター10、および、後述するヒートパイプ11を少
なくとも配置して構成されている。
【0025】筐体6は、当該筐体6内部の冷却効果をあ
る程度得るために、壁部を介してのハロゲンランプ7か
らの熱の外部への発散性を重視する場合には、例えば熱
伝導率の高い材料で構成される。一方、上記発散性を重
視せず、筐体6の周囲に配置される部材への熱の影響を
なくすことを重視する場合、筐体6の内面に断熱材が貼
り付けられる。上記の断熱材としては、例えば耐熱温度
が80℃程度で、多孔質のスポンジ状のものが好適であ
る。
【0026】ハロゲンランプ7は、上述したように、ネ
ガフィルムを介して印画紙に光を照射するための光源で
あり、その口金がソケット8に嵌め込まれている。ソケ
ット8は、ハロゲンランプ7に電力を供給すると共にハ
ロゲンランプ7を保持するものであり、筐体6における
2つの対向面に対して垂直に設けられた、板金等の支持
部材12に取り付けられている。ヒートシンク9は、熱
容量の大きな金属ブロックであり、ハロゲンランプ7に
て発生した熱を吸収すべく、ハロゲンランプ7のランプ
封止部に設けられている。
【0027】リフレクター10は、ハロゲンランプ7か
ら立体角360°で出射される光をネガフィルムおよび
印画紙方向に反射させることができるように、ハロゲン
ランプ7の周囲に凹面形状で設けられている。リフレク
ター10の開口部の縁10aは、筐体6における2つの
対向面に対して垂直に設けられた、板金等の支持部材1
3に、リフレクター押さえ部14によって押さえられ、
固定されている。
【0028】また、筐体6は、ハロゲンランプ7からの
光がネガフィルム方向へ通過する際の通過部となる開口
部15を有している。筐体6における開口部15の周縁
部6aは、内部に凹部6bが形成されるように断面略コ
字状に形成されている。そして、透光性の防塵ガラス1
6が、凹部6bに埋め込まれたゴムパッキン17によっ
て端部が挟み込まれるようにして保持されている。この
ように、開口部15が防塵ガラス16によって塞がれて
いることにより、筐体6内の密閉状態が維持されてい
る。
【0029】なお、説明の便宜上、図示はしていない
が、筐体6内であって、ハロゲンランプ7とネガフィル
ムとの間の光路上には、さらに、調光ユニット、コンデ
ンサレンズ、コールドミラー等が設けられている。調光
ユニットは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)の各色の調光フィルタと、熱線(波長が約750
nm以上の赤外線)を反射させる一方、可視光を透過さ
せる熱線反射フィルタとで構成されている。コンデンサ
レンズは、入射光を平行光に変えるものである。コール
ドミラーは、熱線を透過させる一方、可視光のみをネガ
フィルム方向に反射させるものである。
【0030】また、筐体6の外部であって、ハロゲンラ
ンプ7とネガフィルムとの間の光路上には、ハロゲンラ
ンプ7の光を拡散させるミラートンネルが設けられてお
り、拡散光の照射によってネガフィルムにおける露光む
らを極力防止できるようになっている。
【0031】次に、ヒートパイプ11(熱伝達手段)の
構成について説明する。
【0032】図3(a)は、ヒートパイプ11を水平に
載置したときの断面図を示している。ヒートパイプ11
は、同図に示すように、金属性の筒状のパイプ11aの
内部に、気相と液相との間で相変化が可能な冷媒11b
を封入してなるものである。パイプ11aは、例えば
銅、アルミニウム、銀等の熱伝導率の高い金属で構成さ
れる。また、冷媒11bとしては、例えば水、アルコー
ル、フロン、アンモニア等の物質で構成される。これら
は、加熱対象の到達温度に応じて適宜選択されればよ
い。
【0033】ヒートパイプ11による熱伝達の原理は以
下の通りである。すなわち、ヒートパイプ11を例えば
垂直に配置し、ヒートパイプ11の一端(下端)に熱を
与えると、パイプ11a内部の冷媒11bが蒸発し、気
体となってヒートパイプ11の他端である内部上方に移
動する。この他端をラジエター等で直接冷やす、あるい
は、上記他端からさらに他の部材に熱を伝達させると、
他端に移動した気体が凝結して液体となり、重力によっ
て内部下方に落下する。このような気相と液相との相変
化を繰り返すことにより、ヒートパイプ11の一端に与
えられた熱が他端に熱伝達されることになる。
【0034】このような構成のヒートパイプ11の熱伝
導率は、熱伝導率に優れた銀単体と比較してもさらにそ
の約1000倍となる。したがって、熱伝達手段とし
て、冷媒11bの相変化を利用するヒートパイプ11を
用いることにより、熱伝達手段として中身の詰まった金
属体を用いる場合に比べ、優れた熱伝達効率を得ること
ができ、その結果、現像処理液5aを効率よく加熱する
ことができる。なお、熱伝達効率を重視しないのであれ
ば、熱伝達手段を、例えば銅やアルミニウム、銀等の中
身の詰まった金属性の棒体で構成しても構わない。
【0035】なお、上述の熱伝達の原理からも分かるよ
うに、ヒートパイプ11を配置する際には、ヒートパイ
プ11における受熱部および放熱部の高さ位置が同等で
あるか、望ましくは、受熱部よりも放熱部のほうがより
高い位置となるように、ヒートパイプ11を少しでも傾
けて配置することが重要である。これは、冷媒11bが
熱を受け取って蒸発すると空気よりも比重が軽くなる結
果、気体が上方に移動することを利用して熱伝達を行う
ためである。ヒートパイプ11における受熱部よりも放
熱部のほうがより低い位置にあると、受熱部で熱を受け
取った冷媒11bが蒸発しても、空気よりも軽い気体
が、受熱部よりも下方位置にある放熱部のほうに移動で
きず、その結果、熱は伝達されない。したがって、上述
のように、受熱部および放熱部の高さ位置を考慮してヒ
ートパイプ11を配置することが重要となる。
【0036】本実施形態では、図1に示すように、ヒー
トパイプ11の一端は、ヒートシンク9に埋め込まれて
おり、他端は、ヒートシンク9よりも上方位置で筐体6
内を貫通するように設けられたパイプ18に側面から嵌
入しており、パイプ18内部を流れる現像処理液5a
(図2参照)に接触するようになっている。このような
構成では、上記の受熱部がヒートパイプ11におけるヒ
ートシンク9との接点に相当すると共に、上記の放熱部
がヒートパイプ11における現像処理液5aとの接点に
相当する。これにより、ハロゲンランプ7にて発生した
熱がヒートシンク9に吸収された後、上述の原理によっ
てヒートシンク9からヒートパイプ11を介して、ヒー
トシンク9よりも高い位置にある現像処理液5aに伝達
されることになる。
【0037】ヒートパイプ11とパイプ18とは、互い
に両者が容易に離れないように固定部材19によって確
実に固定されている。また、パイプ18は、筐体6内の
気密性を保つことができるように、図示しないゴムパッ
キンを介して筐体6に固定されている。
【0038】また、図2に示すように、パイプ18は、
ヒートパイプ11(図1参照)を介して熱伝達された現
像処理液5aが、図示しないポンプにより現像部3を介
して循環するように設けられている。このような構成で
は、ヒートパイプ11と現像部3とがパイプ18によっ
て結ばれるので、たとえ現像部3がヒートパイプ11か
ら離れた位置にあっても、熱伝達された現像処理液5a
をパイプ18の案内によって現像部3に確実に搬送する
ことができる。
【0039】また、熱伝達された現像処理液5aが現像
部3を介して循環されるので、現像処理液5aの液温が
局部的に上昇することがなく、現像処理液5aの加熱が
全体にわたって均一に行われる。つまり、上記の循環に
よって、現像処理液5a全体が均一に、かつ、所定温度
に維持される。したがって、現像部3に常に所定温度の
現像処理液5aを収容させることができ、その結果、所
望の現像処理を確実に行うことができる。
【0040】なお、同図では、複数ある処理槽5のうち
の1つに収容されている現像処理液5aだけが、パイプ
18によって循環されるように図示されている。しか
し、各現像処理液5aが、ヒートパイプ11を介して熱
伝達され、かつ、各処理槽5を介して循環されるよう
に、複数のパイプ18を設置しても構わない。この場
合、ヒートパイプ11については、各パイプ18に対応
して複数設けるようにすればよい。
【0041】ところで、ヒートパイプ11は、図3
(a)に示す構成に限定されない。例えば、図3(b)
に示すように、筒状のパイプ11aの内面に、パイプ1
1aの長手方向に沿って複数の溝11cを形成したもの
であっても構わない。この場合、冷媒11bと接触する
パイプ11a内面の表面積が、図3(a)の構成よりも
大きくなるので、ヒートパイプ11外部からの熱が冷媒
11bに伝達しやすくなり、その結果、熱伝達効率がさ
らに高くなる。
【0042】また、図3(c)に示すように、パイプ1
1aの内面に綿、ガーゼ等からなる繊維質材料11dを
貼っても構わない。この場合、たとえ、ヒートパイプ1
1を水平に配置しても、現像処理液5a(図2参照)に
熱伝達した後に液化した冷媒11bが毛細管現象によっ
て繊維質材料11dを伝って受熱部のほうへ移動するこ
とになる。したがって、図3(c)に示す構成では、ヒ
ートパイプ11を水平配置しても、冷媒11bの気化、
液化のサイクルに支障が生じず、その結果、熱伝達を確
実に行うことができる。
【0043】また、図4に示すように、各々に開口部を
有すると共に各開口部の周りにフランジ20を有する複
数のアルミニウム板21を重ねて配置し、上記各開口部
にヒートパイプ11を挿入するようにしても構わない。
この場合、ハロゲンランプ7のフィラメントおよびリフ
レクター10から発生する熱が、アルミニウム板21お
よびフランジ20を介してヒートパイプ11に伝達され
る。したがって、上記構成によれば、ヒートシンク9以
外からもヒートパイプ11に熱を供給することができ、
その結果、さらに多くの熱を現像処理液5aに供給する
ことができる。
【0044】次に、上記構成を備える本実施形態の写真
処理装置の動作について説明する。
【0045】まず、図2に示す写真処理装置の焼付部2
にて、ハロゲンランプ7(図1参照)を点灯させて、以
下に示す一連の焼付処理を行う。
【0046】図1に示すハロゲンランプ7を点灯させる
と、ハロゲンランプ7から立体角360°で出射された
光は、リフレクター10によってネガフィルムおよび印
画紙方向へ反射され、集光されて図示しない調光ユニッ
トに入射する。調光ユニットでは、熱線反射フィルタに
よって熱線の一部が取り除かれる一方、可視光が熱線反
射フィルタを透過し、調光フィルタによってY、M、C
の色バランスが調整される。
【0047】調光ユニットから出射された光は、コンデ
ンサレンズによってより平行光となり、コールドミラー
によってネガフィルム方向に反射される。なお、コール
ドミラーに到達した熱線の一部は、コールドミラーを透
過し、ネガフィルムへの光路から外れる。
【0048】コールドミラーによって反射された光は、
防塵ガラス16を透過してミラートンネルおよびネガフ
ィルムを介して印画紙に照射される。これにより、ネガ
フィルムに記録された原画像が印画紙に焼き付けられる
ことになる。
【0049】このように、図2に示す焼付部2での一連
の焼付処理が終了すると、焼付処理された印画紙は、そ
の後、現像部3に搬送され、発色現像液、漂白定着液、
安定液の各現像処理液5aがそれぞれ浸された処理槽5
に順次浸漬され、現像処理される。現像部3における各
現像処理液5aは、あらかじめ加熱手段によって常に液
温が所定範囲内となるように維持されており、所望の現
像処理が確実に行われる。
【0050】現像部3での現像処理を終えた印画紙は、
その後、乾燥部4に搬送され、熱風の吹き付けによって
乾燥された後、装置外部に排出される。上記の熱風の温
度は、乾燥部4が備える加熱手段によって常に所定範囲
内となるように維持されており、現像処理済みの印画紙
が乾燥部4にて確実に乾燥される。
【0051】ここで、焼付処理を行うべく、図1に示す
ハロゲンランプ7を点灯させた際には、ハロゲンランプ
7が発熱する。ハロゲンランプ7から発生した熱は、ヒ
ートシンク9に吸収された後、ヒートシンク9に一端が
埋め込まれたヒートパイプ11のパイプ11a(図3
(a)参照)を介して冷媒11b(図3(a)参照)に
伝達される。
【0052】パイプ11a内の冷媒11bは、受け取っ
た熱により蒸発し、気体となって他端へ、すなわち、現
像処理液5a(図2参照)との接触部側へ移動する。ヒ
ートパイプ11における上記接触部では、温度の高いヒ
ートパイプ11から温度の低い現像処理液5aに熱が放
出される。これによって、現像処理液5aが加熱される
一方、上記接触部が冷却される。
【0053】すると、気化している冷媒11bは、上記
の冷却によって凝縮し、液化されて、下方、すなわち、
ヒートシンク9との接触部側に落下する。ヒートシンク
9との接触部では、ヒートシンク9から供給される熱に
より、冷媒11bが再び蒸発し、以下、同様の工程が繰
り返されることとなる。
【0054】なお、ハロゲンランプ7の非点灯時におけ
る現像処理液5aの加熱は、加熱手段のみによって行わ
れる。また、現像処理液5aの液温が所定の範囲を越え
て高くなりそうなときは、加熱手段の出力を低下させ
る、ポンプによる現像処理液5aの循環を止める等の措
置を講じればよい。このとき、ハロゲンランプ7の冷却
は、従来通りの空冷で行うとよい。あるいは、ハロゲン
ランプ7の熱を現像処理液5aに移動させて、当該現像
処理液5aを別の冷却装置で冷却させるようにしてもよ
い。筐体6の密閉性を考慮すると、後者の方が望まし
い。
【0055】以上のように、ハロゲンランプ7の点灯時
には、加熱手段に加え、ヒートパイプ11によるハロゲ
ンランプ7からの熱伝導によっても現像処理液5aが加
熱される。したがって、このようにハロゲンランプ7と
加熱手段とを併用して現像処理液5aの加熱を行うこと
により、加熱手段だけに関して言えば、ハロゲンランプ
7点灯時における消費電力を低減できる。
【0056】また、ハロゲンランプ7の点灯時に発生す
る熱は排熱であるので、ハロゲンランプ7自体が別途、
現像処理液5aの加熱用の電力を消費することは無い。
つまり、ハロゲンランプ7の消費電力は、排熱を利用す
る/しないにかかわらず、同じである。
【0057】したがって、ハロゲンランプ7の点灯時に
おけるハロゲンランプ7と加熱手段とを総合しての消費
電力は、ヒートパイプ11を用いない場合に比べ、加熱
手段の消費電力が低減される分だけ確実に低減される。
したがって、上記構成によれば、例えば周囲の環境温度
が低くても、加熱手段の消費電力の低減により、装置全
体としての消費電力を低減できる。
【0058】また、上述したハロゲンランプ7の排熱利
用は、筐体6内の熱を現像処理液5aを利用して筐体6
外部に放出しているのと同じである。したがって、この
ような構成では、ハロゲンランプ7の熱に起因して、密
閉された筐体6内において温度上昇が起こるのをある程
度抑えることもできる。
【0059】したがって、上記構成によれば、装置とし
て消費電力を低減できるという上述の効果と、ランプボ
ックス1内を冷却することができるという効果との二重
の効果を同時に得ることができる。
【0060】なお、以上の説明では、パイプ18内を通
る媒体を現像処理液5aとし、現像処理液5aの加熱に
ついてのみ説明したが、パイプ18内を通る媒体を乾燥
部4(図2参照)に導入する空気とし、ハロゲンランプ
7の排熱を当該空気の加熱に利用する構成としても構わ
ない。この場合、本発明と同様の効果を得ることができ
るのは言うまでもない。また、現像処理液5a用のパイ
プ18と、熱風用のパイプ18とを併設しても勿論構わ
ない。
【0061】なお、本実施形態では、1個のハロゲンラ
ンプ7を、感光材料の露光用、および、ネガフィルムの
スキャニング(データ取り)用に共用しているが、露光
用およびスキャニング用のそれぞれに対応して2個のハ
ロゲンランプ7を設けるようにしてもよい。この場合、
個々のハロゲンランプ7の熱が現像処理液5aに伝達さ
れるように、例えば個々のハロゲンランプ7に対応して
2個のヒートパイプ11を設ければよい。
【0062】なお、本実施形態では、ヒートパイプ11
の一端をヒートシンク9に埋め込む構成としたが、例え
ばヒートパイプ11の一端をリフレクター10に接触さ
せる、リフレクター10を略直方体の金属ブロックから
半球をくり抜いた形状のもので構成し、ヒートパイプ1
1の一端を当該リフレクター10に埋め込む、ヒートパ
イプ11の一端をヒートシンク9近傍に非接触で配置す
る、等のようにしてもよい。これらの場合でも、ハロゲ
ンランプ7から発生する熱は、ヒートパイプ11を介し
て現像処理液5aまたは乾燥用風に確実に伝達される。
【0063】なお、本実施形態では、筐体6内を密閉し
た構成について説明したが、別に密閉構造を採らなくて
も本実施形態と同様の効果を奏する。ただし、密閉構造
を採らない場合、筐体6内に外部からホコリ等が進入す
るので、筐体6内の光学部品が汚れ、これによって、光
学部品の機能低下等が起こる。したがって、この場合、
筐体6内部を定期的に清掃する等のメンテナンスが必要
となる。これに対して、本実施形態のように筐体6内を
密閉した場合、外部からのホコリ等の進入を防止できる
ので、上記メンテナンスを不要とすることができる。
【0064】なお、ハロゲンランプ7の排熱を筐体6外
部へ逃がして、筐体6内の冷却効果だけを得ようと思え
ば、ヒートパイプ11の放熱部が接触する対象は、本実
施形態のように現像処理液5a以外にも、単なる水、あ
るいは、その他の液体であってもよい。このように現像
処理液5a以外の液体を用いた場合でも、ハロゲンラン
プ7からの熱はヒートパイプ11を介して確実に上記液
体に伝達される。
【0065】しかし、例えばハロゲンランプ7の熱をヒ
ートパイプ11を介して水に伝達する構成を考えた場
合、上記の水を収容するタンクを別途設けることが必要
となり、その結果、装置が大型化する。これに対して、
本実施形態のように、ヒートパイプ11の放熱部の接触
対象を、装置に元々装備されている現像部3の現像処理
液5aとすることにより、上記のタンクを別途設ける必
要はなくなり、装置が大型化することもなくなる。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明に係る写真処理装置は、
以上のように、光源点灯時に発生する熱を、上記現像処
理液または上記乾燥用風の少なくとも一方に伝達する熱
伝達手段を備えている構成である。
【0067】それゆえ、現像処理液および/または乾燥
用風の加熱に要する消費電力が、加熱手段と光源とによ
るものに分散されるので、加熱手段だけに関して言え
ば、加熱手段単独で現像処理液および/または乾燥用風
を加熱していた従来に比べ、消費電力が小さくなる。
【0068】一方、光源から発生する熱は、光源点灯時
に付随的に発生する排熱であり、それゆえ、このような
排熱を現像処理液および/または乾燥用風の加熱に利用
しても、現像処理液および/または乾燥用風の加熱用の
電力を光源が別途消費することはない。つまり、光源の
排熱を利用する/しないにかかわらず、光源自体の消費
電力は同じである。
【0069】したがって、上記構成によれば、例えば装
置を使用する環境の温度が低くても、加熱手段の消費電
力を低減できる分だけ、加熱手段と光源とを加味した装
置としての消費電力を低減することができる。
【0070】また、光源にて発生した熱が熱伝達手段を
介して現像処理液に、そして、筐体外部へ放出されるの
で、光源点灯時に発生する熱に起因して、筐体内におい
て温度上昇が起こるのをある程度抑えることもできる。
【0071】したがって、上記構成によれば、装置とし
て消費電力を低減できるという効果と、筐体内を冷却す
ることができるという効果との二重の効果を得ることが
できるという効果を奏する。
【0072】請求項2の発明に係る写真処理装置は、以
上のように、請求項1の構成に加えて、上記現像処理液
が内部を通過し得るパイプ、または、上記乾燥用風が内
部を通過し得るパイプのうち少なくとも一方を備え、上
記熱伝達手段によって熱伝達された現像処理液が現像部
を介して循環するように、および/または、上記熱伝達
手段によって熱伝達された乾燥用風が乾燥部を介して循
環するように、上記少なくとも一方のパイプが設けられ
ている構成である。
【0073】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、現像部が熱伝達手段から離れた位置にあっても、
熱伝達された現像処理液を上記パイプの案内によって現
像部に確実に搬送することができるという効果を奏す
る。
【0074】また、熱伝達された現像処理液が現像部を
介して循環されるので、現像処理液の液温が局部的に上
昇することがなく、現像処理液全体を均一な温度に維持
することができる。したがって、現像部に常に所定温度
の現像処理液を収容させることができ、その結果、現像
部にて所望の現像処理を確実に行うことができるという
効果を奏する。なお、このような効果は、乾燥用風につ
いても同様に得られる。
【0075】請求項3の発明に係る写真処理装置は、以
上のように、請求項1または2の構成において、上記熱
伝達手段は、気相と液相との間で相変化可能な冷媒をパ
イプ内に封入してなるヒートパイプである構成である。
【0076】それゆえ、熱伝達手段として中身の詰まっ
た金属体を用いる場合に比べ、熱伝達効率が向上するの
で、その結果、請求項1または2の構成による効果に加
えて、現像処理液および/または乾燥用風を効率よく加
熱することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真処理装置のランプボックス内
部の概略の構成を示す断面図である。
【図2】上記写真処理装置の外観を示す斜視図である。
【図3】(a)は、上記ランプボックス内部に設けられ
るヒートパイプの一構成例であり、当該ヒートパイプを
水平に載置したときの断面図である。(b)は、ヒート
パイプの他の構成例であり、当該ヒートパイプを水平に
載置したときの断面図である。(c)は、ヒートパイプ
のさらに他の構成例であり、当該ヒートパイプを水平に
載置したときの断面図である。
【図4】アルミニウム板の開口部にヒートパイプを挿入
した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 現像部 4 乾燥部 5a 現像処理液 6 筐体 7 ハロゲンランプ(光源) 11 ヒートパイプ(熱伝達手段) 11a パイプ 11b 冷媒 18 パイプ
フロントページの続き (72)発明者 塚本 和也 和歌山県和歌山市梅原579−1 ノーリツ 鋼機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像を記録したフィルムに光を照射する
    光源を少なくとも備えた筐体と、 露光された感光材料を現像処理液によって現像する現像
    部と、 上記現像部での現像後の感光材料を乾燥用風の吹き付け
    によって乾燥させる乾燥部と、 上記現像処理液、上記乾燥用風を個々に加熱する加熱手
    段とを備えた写真処理装置において、 光源点灯時に発生する熱を、上記現像処理液または上記
    乾燥用風の少なくとも一方に伝達する熱伝達手段を備え
    ていることを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】上記現像処理液が内部を通過し得るパイ
    プ、または、上記乾燥用風が内部を通過し得るパイプの
    うち少なくとも一方を備え、 上記熱伝達手段によって熱伝達された現像処理液が現像
    部を介して循環するように、および/または、上記熱伝
    達手段によって熱伝達された乾燥用風が乾燥部を介して
    循環するように、上記少なくとも一方のパイプが設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装
    置。
  3. 【請求項3】上記熱伝達手段は、気相と液相との間で相
    変化可能な冷媒をパイプ内に封入してなるヒートパイプ
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の写真
    処理装置。
JP6004198A 1998-03-11 1998-03-11 写真処理装置 Withdrawn JPH11258767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6004198A JPH11258767A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 写真処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6004198A JPH11258767A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 写真処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11258767A true JPH11258767A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13130607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6004198A Withdrawn JPH11258767A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 写真処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11258767A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7270418B2 (en) Optical device and projector
US6450646B1 (en) Display unit
US7076198B2 (en) Fixing device of an image forming apparatus having a heat transfer unit
JPH0758372B2 (ja) 液晶表示装置
JP7031373B2 (ja) プロジェクター
CN106154709A (zh) 一种投影仪及其散热装置
JPH11258767A (ja) 写真処理装置
JPH03288187A (ja) 投写型表示装置
JPH11288045A (ja) 光源装置およびこれを備えた写真処理装置
JPH03174134A (ja) 液晶プロジェクタ
JPH06331812A (ja) 冷却反射鏡装置
JP2788710B2 (ja) 赤外線用接写リング
JPH09186379A (ja) レーザ冷却用熱交換器及びレーザ装置
JPH0628910U (ja) 灯具の放熱構造
JPS6321863Y2 (ja)
JPH10197969A (ja) 露光ユニット及び定着ユニット
JPS5855379Y2 (ja) 定着装置
JP2000171920A (ja) 光源装置
CN113031378B (zh) 投影仪
SU1732324A1 (ru) Отражатель осветител А.Ф.Домрина
JP2001091170A (ja) 熱搬送装置
JP2024039756A (ja) プロジェクター及び給湯システム
JP2004170443A (ja) 画像形成装置
JP2004354655A (ja) 露光用反射鏡及び基板の露光装置
JP3239792B2 (ja) スタンプ印面の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607