JPH11257360A - シールリング付転がり軸受及び自動車用変速機 - Google Patents
シールリング付転がり軸受及び自動車用変速機Info
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- JPH11257360A JPH11257360A JP10357447A JP35744798A JPH11257360A JP H11257360 A JPH11257360 A JP H11257360A JP 10357447 A JP10357447 A JP 10357447A JP 35744798 A JP35744798 A JP 35744798A JP H11257360 A JPH11257360 A JP H11257360A
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Abstract
硬い異物を効果的に排出する事により、自動車用変速機
の回転支持部を構成するシールリング付玉軸受18の転
がり疲れ寿命の向上を図る。 【解決手段】 1対のシールリング19、19の内周縁
部を内輪3の両端部外周面に係止固定すると共にこれら
各シールリング19、19の外周縁部と外輪2の端部内
周面25、25との間に微小隙間24、24を形成す
る。そして、使用時に加わる遠心力により、空間16内
に供給した潤滑油を、この潤滑油中に混入した異物と共
に、上記各微小隙間24、24を通じて、上記空間16
外に排出する。
Description
り軸受は、自動車用変速機の他、工作機械、電気機械
等、各種機械装置の回転支持部分に組み込んだ状態で使
用する。又、本発明の自動車用変速機は、エンジンと駆
動輪との間に設けて、このエンジンのクランクシャフト
の回転速度と駆動輪の回転速度との比を変換する為に利
用する。尚、本発明の対象となる自動車用変速機には、
手動変速機の他、遊星歯車式、ベルト式、トロイダル式
等、各種構造の自動変速機を含む。
自動車用変速機として、米国特許第4309916号明
細書には、図5に示す様な構造が記載されている。この
図5に略示した手動式の自動車用変速機は、ケーシング
29内に潤滑油(ミッションオイル)30を貯溜すると
共に、このケーシング29内に入力軸31及び出力軸3
2を互いに同心に、且つ相対回転自在に配置している。
又、上記ケーシング29内には伝達軸33を、上記入力
軸31及び出力軸32に対し平行に配置している。そし
て、これら入力軸31、出力軸32及び伝達軸33を、
それぞれ転がり軸受であるシールリング付玉軸受1a、
1aにより、回転自在に支持している。
達部材である駆動側歯車34を支持している。又、上記
出力軸32には、それぞれが従動側動力伝達部材である
従動側歯車35a〜35dを、それぞれ図示しないシン
クロメッシュ機構を介して支持している。運転時には、
上記各従動側歯車35a〜35dのうちの何れか1個の
従動側歯車のみが上記出力軸32と共に回転し、他の従
動側歯車は、この出力軸32に対し回転する。又、上記
伝達軸33のうち、上記駆動側歯車34及び上記各従動
側歯車35a〜35dと対向する部分には、それぞれ伝
達歯車36a〜36eを、上記伝達軸33と共に回転自
在に支持している。そして、これら各伝達歯車36a〜
36eを、上記駆動側歯車34及び上記各従動側歯車3
4a〜34dに、直接或は後退用のアイドラ歯車37を
介して噛合させている。
記載された発明の場合には、上述の様な自動車用変速機
に組み込む、上記各シールリング付玉軸受1a、1a
は、内部にグリースを封入した密封型としている。即
ち、これら各シールリング付玉軸受1aとして、図6に
示す様な構造のものを使用するとしている。このシール
リング付玉軸受1aは、互いに同心に配置された外輪2
及び内輪3と、転動体である複数個の玉4と、保持器5
と、1対のシールリング6a、6aとから成る。このう
ち、上記外輪2の内周面中央部には外輪軌道7を、上記
内輪3の外周面中央部には内輪軌道8を、それぞれ形成
している。そして、これら外輪軌道7と内輪軌道8との
間に、上記保持器5により転動自在に保持した上記複数
個の玉4を設けている。これら複数の玉4の転動に基づ
き、上記外輪2と内輪3との相対回転が自在となる。
9、9を、全周に亙って形成している。そして、それぞ
れが円輪状に造られた1対のシールリング6a、6aの
外周縁部を、上記各係止溝9、9に係止している。これ
ら各シールリング6a、6aは、それぞれ円輪状の芯金
14とゴムの如きエラストマー等の弾性材15とによ
り、全体を円輪状に形成している。そして、これら各シ
ールリング6a、6aを構成する上記各弾性材15、1
5の内周縁部に設けたシールリップ13、13の先端縁
を、上記内輪3の両端部外周面に全周に亙って形成した
各凹溝12、12内に進入させると共に、これら各凹溝
12、12の一部に摺接させている。
1aの場合には、上記各玉4を設置した空間16とこの
空間16の外部に存在する外部空間との連通を遮断する
為、外部に存在する異物がこの空間16内に進入しな
い。この為、上記外輪軌道7及び上記内輪軌道8と上記
各玉4の転動面との当接部での、異物による摩耗の増加
を防止し、シールリング付玉軸受1aの転がり疲れ寿命
を長くできる。
んで前記各軸31〜33を回転自在に支持する為の転が
り軸受として、前述の米国特許第4309916号明細
書に記載された発明以前には、図7に示す様な、シール
リングを持たない、所謂開放型の玉軸受38を使用して
いた。そして、この玉軸受38内に、ケーシング29内
に貯溜した潤滑油30(図5)を流通させて、この玉軸
受38の潤滑を行なう様にしていた。ところが、上記潤
滑油30中には、各歯車34、35a〜35d、36a
〜36e、37の削り加工粉や摩耗粉等の硬い異物が混
入しており、この異物が外輪軌道7、内輪軌道8、各玉
4、4の転動面等を傷付ける等により摩耗を増大する
為、上記玉軸受38の耐久性が不十分になる。これに対
して、上述の様な図6に示したシールリング付玉軸受1
aの場合には、異物が外輪軌道7、内輪軌道8、各玉
4、4の転動面等を傷付ける事がない為、転がり疲れ寿
命を長くできる。
ング付玉軸受1aの場合には、芯金14と弾性材15と
を組み合わせた各シールリング6a、6aを使用してお
り、しかも内部に潤滑用のグリースを封入している為、
コストが嵩む。即ち、上記各シールリング6a、6a
は、隙間を殆ど持たない密封シールである為、シールリ
ング付転がり軸受1aの周囲に存在する潤滑油がこのシ
ールリング付転がり軸受1a内に入り込んで潤滑する様
になるまで、相当の時間を要する。従って、上記グリー
スの封入が不可欠である。しかも、このグリースは、自
動車用変速機を構成するケーシング29内の潤滑油30
を交換した場合にもそのまま残留する。従って、上記シ
ールリング付玉軸受1aの潤滑は、上記潤滑油30を何
回交換しても、そのまま初めに封入したグリースにより
行なわなければならない。この為、このグリースは、優
れた耐久性を有する高価なものを使用する必要があり、
上記シールリング付玉軸受1a全体のコストを高くする
原因となる。更に、上記シール付玉軸受1aの場合に
は、各凹溝12、12にシールリップ13、13を摺接
させている為、回転トルクも大きい。
用変速機等、各種機械装置の回転支持部分に組み込むシ
ールリング付玉軸受として、図8に示す様な構造のもの
を使用する事を考えた。この図8に示したシールリング
付玉軸受1の場合には、外輪2の内周面両端部に全周に
亙って形成した係止溝9、9に、それぞれが円輪状に造
られた1対のシールリング6、6の外周縁部を係止して
いる。即ち、金属薄板により造ったこれら各シールリン
グ6、6の外周縁部に外径側折り返し部10を、上記金
属薄板の外周縁部を断面円弧形に折り返す事により形成
し、これら各外径側折り返し部10、10を上記各係止
溝9、9にかしめ付ける事により、上記各シールリング
6、6を上記外輪2に支持固定している。
部には折り曲げ部11を形成すると共に、これら各折り
曲げ部11、11の内周面を、上記内輪3の両端部外周
面に全周に亙って形成した凹溝12、12に対向させて
いる。これら各凹溝12、12と上記各シールリング
6、6の折り曲げ部11、11とがラビリンスシールを
構成し、外部に存在する異物が上記外輪2の内周面と上
記内輪3の外周面との間で上記各玉4、4を設置した空
間16内に進入する事を防止する。
1を、例えば図5に示す様な自動車用変速機を構成する
各軸31〜33を支持する為に使用した場合には、各玉
4、4を設置した空間16内に、ケーシング29内に貯
溜した潤滑油30を流通させる事により、外輪軌道7及
び内輪軌道8と上記各玉4、4の転動面との当接部を潤
滑する。
シールリング付玉軸受1を図5に示す様な自動車用変速
機を構成する各軸31〜33を支持する為に使用して、
その耐久性を知る為の実験を行なったところ、図7に示
す様な開放型の玉軸受38を使用した場合よりも、却っ
て耐久性が悪化した。この理由に就いて本発明者等が研
究したところ、次の様な原因が分った。即ち、図8に示
したシールリング付玉軸受1の場合には、各凹溝12、
12と各シールリング6、6の折り曲げ部11、11と
が構成するラビリンスシールによっては、空間16内へ
の異物の進入を完全に防止する事はできない。しかも、
この空間16内に進入した異物は、遠心力によりこの空
間16の外径側に集まり、上記各シールリング6、6に
阻まれてこの空間16内から排出されずに、そのままこ
の空間16内に留まる。この結果、外輪軌道7及び内輪
軌道8と各玉4、4の転動面との当接部での、異物によ
る摩耗を増加させ、上記シールリング付玉軸受1の転が
り疲れ寿命を短くする。
開昭51−79252号公報、同54−95655号公
報、同58−86924号公報、同60−7326号公
報、同60−89422号公報には、シールリングの内
周縁部を内輪の端部外周面に係止すると共に、このシー
ルリングの外周縁と外輪の端部内周面との間にラビリン
スシールを設けた、シールリング付玉軸受が記載されて
いる。但し、これら各公報に記載されたシールリング付
玉軸受は、自動車用変速機の様に、歯車の摩耗粉や削り
加工粉の如き硬い異物が混入した潤滑油による潤滑を考
慮したものではない。本発明シールリング付転がり軸受
及び自動車用変速機は、上述の様な事情に鑑みて、硬い
異物が混入する可能性がある潤滑油により潤滑を行なう
場合でも、安価で回転トルクが小さく、しかも寿命が長
いシールリング付玉軸受を実現し、安価で動力の伝達ロ
スが少なく、しかも優れた耐久性を有する自動車用変速
機を実現すべく発明したものである。
転がり軸受及び自動車用変速機のうち、請求項1に記載
したシールリング付玉軸受は、前述した従来のシールリ
ング付玉軸受と同様に、内周面に外輪軌道を有する外輪
と、外周面に内輪軌道を有する内輪と、これら外輪軌道
と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動
体と、全体を円輪状に形成され、上記外輪の内周面と上
記内輪の外周面との間で上記各転動体を設置している空
間の両端開口を塞ぐ1対のシールリングとを備える。特
に、本発明のシールリング付玉軸受に於いては、上記外
輪軌道及び上記内輪軌道と上記各転動体の転動面との当
接部の潤滑は、使用時に上記空間内に外部から、硬い異
物が混入する可能性のある潤滑油を供給する事により行
なうものである。又、上記1対のシールリングのうち少
なくとも一方のシールリングは、内周縁部を上記内輪の
端部外周面で上記内輪軌道から外れた部分に係止固定す
ると共に外周縁部を上記外輪の端部表面に近接させる事
により、この一方のシールリングの外周縁部と上記外輪
の端部表面との間に、上記潤滑油中に混入した異物が通
過自在な微小隙間を形成している。そして、使用時に加
わる遠心力により、上記空間内に供給した潤滑油をこの
潤滑油中に混入した異物と共に上記微小隙間から上記空
間外に排出自在としている。
は、従来から知られている自動車用変速機と同様に、内
部に潤滑油を貯溜したケーシングと、このケーシング内
にそれぞれ転がり軸受により回転自在に支持した入力軸
及び出力軸と、このうちの入力軸に支持されてこの入力
軸と共に回転する駆動側動力伝達部材と、上記出力軸に
支持されると共にこの駆動力伝達部材と動力の伝達自在
に係合し、上記入力軸の回転に伴って上記出力軸と共に
回転する従動側動力伝達部材とを備える。特に、本発明
の自動車用変速機に於いては、上記各転がり軸受が上述
の様な本発明のシールリング付転がり軸受である。
軸受は、使用時に加わる遠心力により、空間内に供給し
た潤滑油をこの潤滑油中に混入した硬い異物と共に微小
隙間から上記空間外に排出する。この為、この空間内に
留まる異物の量を少なく抑えて、外輪軌道及び内輪軌道
と各玉の転動面との当接部を潤滑する潤滑油中に存在す
る異物の量を少なく抑える事ができる。この結果、上記
潤滑油中の異物による、転がり疲れ寿命の低下を防止す
る事ができる。そして、本発明の自動車用変速機の場合
には、入力軸及び出力軸を支持する為のシール付転がり
軸受の耐久性を向上させて、自動車用変速機全体として
の耐久性の向上を図れる。
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、
本発明の特徴は、1対のシールリング19、19の内周
縁部を内輪3の両端部外周面に係止固定する点にある。
そして、この構成により、これら各シールリング19、
19の外周縁部と外輪2の端部内周面25、25との間
に微小隙間24、24を形成し、使用時に空間16内に
異物が入り込みにくくすると共に、入り込んだ異物を使
用時に加わる遠心力により、空間16内に供給した潤滑
油と共に上記各微小隙間24、24から上記空間16外
に排出する点にある。その他の部分の構造及び作用は、
前述の図6、8に示した従来構造と同様であるから、同
等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略若し
くは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明す
る。
た両端部には係止溝20、20を、全周に亙って形成し
ている。そして、それぞれが円輪状に造られた上記1対
のシールリング19、19の内周縁部を、上記各係止溝
20、20に係止固定している。即ち、金属薄板により
造られたこれら各シールリング19、19の内周縁部に
は、それぞれ内径側折り返し部21、21を、上記金属
薄板の内周縁部を断面円弧形に折り返す事により形成し
ている。そして、これら各内径側折り返し部21、21
を上記各係止溝20、20にかしめ付ける事により、上
記各シールリング19、19を上記内輪3の両端部外周
面に支持固定している。
周縁部には折り曲げ部22を形成している。そして、こ
れら各折り曲げ部22、22の外周面を、端部表面であ
る、上記外輪2の端部内周面25、25に、全周に亙り
近接させている。そして、これら各シールリング19、
19の外周縁部と上記外輪2の端部内周面25、25と
の間に、上記潤滑油中に混入した異物が通過自在な微小
隙間24、24を、全周に亙り形成している。又、上記
外輪2の内周面で上記各端部内周面25、25の内側寄
り(シールリング付玉軸受18の軸方向中央寄り)部分
には、凹溝23、23を、全周に亙って形成している。
そして、これら各凹溝23、23に上記各折り曲げ部2
2、22の外周面を、全周に亙って対向させる事によ
り、ラビリンスシールを構成している。そして、外部に
存在する異物が、上記外輪2の内周面と上記内輪3の外
周面との間で上記各玉4を設置した空間16内に進入す
る事を防止し(可及的僅少に抑え)ている。
玉軸受18を、例えば前述の図5に示した様な自動車用
変速機に組み付ける場合、上記内輪3を各軸31〜33
に外嵌固定し、上記外輪2を、支持壁部39、39等、
ケーシング29に固定の部分に形成した支持孔40、4
0に内嵌固定する。上記自動車用変速機の使用時には、
上記ケーシング29内に貯溜された潤滑油30が、各歯
車34、35a〜35d、36a〜36e、37により
攪拌され、或は図示しない送油ポンプにより、上記シー
ルリング付玉軸受18の近傍に送られ、上記各微小隙間
24、24を通じて上記空間16内に入り込み、外輪軌
道7及び内輪軌道8と各玉4、4の転動面との当接部を
潤滑する。
33の回転に伴って上記内輪3が回転すると、この内輪
3の両端部外周面に係止固定しているシールリング1
9、19及び上記各玉4も回転する。これら内輪3、シ
ールリング19、19及び玉4の回転に伴って、上記空
間16内に存在する潤滑油も回転し、この潤滑油に遠心
力が加わる。この結果、この潤滑油は、上記空間16の
外径側(外輪2の内周面側)に移動し、更に、前記各微
小隙間24、24から上記空間16外に排出される。こ
の際、潤滑油と共に、この潤滑油中に混入した異物も、
この空間16外に排出される。特に、潤滑油に比べて比
重の大きい摩耗粉や削り加工粉等の異物は、上記各微小
隙間24、24を通じて上記空間16外に、効率良く排
出される。又、自動車用変速機の運転時にこの空間16
内には、連続的に潤滑油が送り込まれる為、上記外輪軌
道7及び内輪軌道8と各玉4、4の転動面との当接部の
潤滑は十分に行なわれる。即ち、自動車用変速機の運転
時に上記空間16内には、潤滑油が連続的に送り込まれ
ると共に次々と排出される。この空間16内に送り込ま
れる潤滑油中には、少量の異物が混入する可能性がある
が、比重が大きな異物は、効率良く排出される為、上記
空間16内にはこの様な異物が混入しない潤滑油のみが
残留する傾向になり、上記外輪軌道7及び内輪軌道8と
各玉4、4の転動面とを傷付ける事を防止する。
時に外輪2が回転する場合も、上記各玉4の公転運動に
基づいて、上記潤滑油に遠心力が加わる。従って、内輪
3が回転する場合と同様に、上記各微小隙間24、24
から異物を混入した潤滑油を、上記空間16外に排出す
る。
は、前述の様に上記各微小隙間24、24を通じて行な
う他、前記各シールリング19、19の内周縁側から供
給する事もできる。即ち、上記空間16の外部に存在す
る外部空間から、上記各シールリング19、19の内周
縁部に向けて潤滑油を吹き付ける飛沫法、或は、上記シ
ールリング付玉軸受18の一部を、ケーシング29内に
貯溜した潤滑油30(図5)に浸漬した状態(上記各シ
ールリング19、19の内周縁部の一部に迄潤滑油が達
する状態)で使用する油浴法等を採用する。例えば本例
の場合には、上記空間16内への潤滑油の供給を、上記
各シールリング19、19の内周縁部に形成した内径側
折り返し部21、21と上記各係止溝20、20との間
の隙間を通じて行なう事もできる。即ち、これら内径側
折り返し部21、21と各係止溝20、20との係合部
に、異物を通過させずに潤滑油のみを通過させる微小な
給油隙間を設け、この給油隙間を通じて上記空間16内
に潤滑油を送り込み自在とする。尚、この様な微小な給
油隙間は、例えば、これら内径側折り返し部21、21
と各係止溝20、20との互いに対向する面のうちの少
なくとも一方の面に設けた微小な凹凸により形成する。
応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本
例は、微小隙間24a、24aを円すい筒状に形成した
点が、上述した第1例とは異なる。この為に本例の場合
には、1対のシールリング19a、19aの外周縁部
に、シールリング付玉軸受18aの幅方向端部に向かう
程直径が大きくなる折り曲げ部22aを形成すると共
に、これら各折り曲げ部22a、22aの外周面を、外
輪2の端部内周面25a、25aに、全周に亙って近接
対向させている。そして、これら各シールリング19
a、19aの外周縁部と円すい凹面状に形成された上記
各端部内周面25a、25aとの間に、潤滑油中に混入
した異物が通過自在な微小隙間24a、24aを、全周
に亙り形成している。これら、ラビリンスシールを構成
する微小隙間24a、24aの直径は、空間16内に供
給した潤滑油をこの潤滑油中に混入した異物と共に、遠
心力に基づいて上記空間16外に効率良く排出自在とす
べく、この空間16から遠ざかるに従って大きくなる。
れた両端部分には段部26、26を、全周に亙って形成
している。そして、それぞれが円輪状に造られた上記1
対のシールリング19a、19aの内周縁部を、上記各
段部26、26に外嵌固定している。即ち、金属薄板に
より造られたこれら各シールリング19a、19aの内
周縁部には、それぞれ内径側折り曲げ部27、27を、
上記金属薄板の内周縁部を断面L字形に折り曲げる事に
より形成し、これら各内径側折り曲げ部27、27を上
記各段部26、26に外嵌する事により、上記各シール
リング19a、19aを上記内輪3に支持固定してい
る。又、上記各内径側折り曲げ部27、27の円周方向
複数個所には、空間16とシールリング付玉軸受18a
の周囲に存在する外部空間とを連通する通路である、透
孔28、28を設けている。尚、上記各透孔28、28
の形状は、円形、スリット状等、任意である。
玉軸受18aの場合、上記各微小隙間24a、24a
は、このシールリング付玉軸受18aの両端部に向かう
程直径が大きい円すい筒状に形成されている。この為、
本例の場合には、上記各微小隙間24a、24aに入り
込んだ潤滑油が前記外部空間に向け、効率良く排出され
る。即ち、上記各微小隙間24a、24a内に存在する
潤滑油に遠心力が作用する事により、この潤滑油に直径
方向外方(図2の上方)に向かう力が加わる。この力に
基づき、上記潤滑油の排出を効率良く行なう事ができ
る。又、上記空間16内への潤滑油の供給は、上記各透
孔28、28から行なう。その他の構成及び作用は、自
動車用変速機の回転支持部に組み付ける場合を含め、前
述した第1例の場合と同様であるから、同等部分には同
一の符号を付して、重複する説明を省略する。
応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本
例のシールリング付玉軸受18bの場合には、1対のシ
ールリング19b、19bの外周縁部に、ゴム、合成樹
脂等の弾性材15a、15aを、全周に亙って添着して
いる。即ち、上記各シールリング19b、19bを、芯
金14a、14aと上記各弾性材15a、15aとによ
り構成している。そして、上記各弾性材15a、15a
の外周面を外輪2の端部内周面25a、25aに、全周
に亙って近接させている。そして、これら各シールリン
グ19b、19bの外周縁部と上記各端部内周面25
a、25aとの間に、潤滑油中に混入した異物が通過自
在な微小隙間24b、24bを、全周に亙り形成してい
る。上記各弾性材15a、15aは、上記芯金14a、
14aの外周縁部にモールド成形する事により、寸法
(外径)を正確に仕上げられる。又、仮に上記各弾性材
15a、15aの一部と上記外輪2の一部とが擦れ合っ
ても、上記シールリング付玉軸受18bの機能を損なう
事は殆どない。従って本例の場合には、上記各微小隙間
24b、24bの幅を、上述した第2例の微小隙間24
a、24aの幅よりも小さくして、これら各微小隙間2
4b、24bを通じて異物が空間16内に入り込む事
を、より有効に防止できる。
玉軸受18bの場合には、上記各微小隙間24b、24
bを小さくできるので、上記各リールリング19b、1
9bによる密封性を向上する事ができる。その他の構成
及び作用は、自動車用変速機の回転支持部に組み付ける
場合を含め、上述した第2例の場合と同様であるから、
同等部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略
する。
が行なった実験に就いて説明する。この実験には、図1
に示した本発明の実施の形態の第1例のシールリング付
玉軸受18(実施例1)を使用した。又、比較例とし
て、従来から一般的に使用されている、図7に示した様
な、シールリングを持たない開放形の玉軸受38(比較
例1)と、図8に示した様な、内周縁側に微小隙間を有
するシールリング付玉軸受1(比較例2)との2種類を
使用した。本実験では、これら各試料を、上記外輪軌道
7及び上記内輪軌道8と上記各玉4、4の転動面との当
接部を潤滑しつつ内輪3を回転させる試験装置に組み込
んだ。そして、これら各試料の転がり疲れ寿命を観察し
た。
びこれら各試料に関する試験条件は、次の通りである。 使用した玉軸受の諸元:呼び番号が6206である
深溝型玉軸受(外径62mm、内径30mm、幅16mm) 試験条件 潤滑条件:上記各試料の内輪に内嵌された軸の軸心迄
を、潤滑油であるATF(オートマチックフルード)に
浸し、下記の条件で試験装置を運転した。 回転速度:6000rpm ラジアル荷重:612kgf 油温:125℃ 尚、上記ATF中には、下記に示す異物を混入した。 潤滑油(ATF)中の異物(粒)の量:直径が10〜3
0μmの粒と直径が75〜150μmの粒とを、それぞ
れ100ppm ずつ
寿命を求めたところ、図4に示す様な結果を得られた。
この図4に於いて、△は実施例1を、○は比較例1を、
□は比較例2を、それぞれ表している。又、横軸は上記
各試料の転がり疲れ寿命(時間)を、縦軸は上記各試料
の累積破損確率(%)を、それぞれ示している。又、上
記各試料の破損状態が同じとき(累積破損確率が10%
のとき)のこれら各試料の転がり疲れ寿命を、それぞれ
表1に示している。これら図4及び表1から明らかな通
り、本発明のシールリング付玉軸受の転がり疲れ寿命
は、他の比較例1〜2の転がり疲れ寿命に比べて長くな
っている。より具体的には、本発明による上記実施例1
によれば、比較例1に対して、4.5倍以上の転がり疲
れ寿命を得られる事を確認できた。
為、安価で低トルク且つ長寿命のシールリング付玉軸受
の実現を図り、更に、動力損失が小さく、しかも優れた
耐久性を有し、且つ安価な自動車用変速機の実現を図れ
る。
図。
果を示す線図。
車用変速機の1例を示す略断面図。
グ付玉軸受の1例を示す部分断面図。
軸受の1例を示す断面図。
受 19、19a、19b シールリング 20 係止溝 21 内径側折り返し部 22、22a 折り曲げ部 23 凹溝 24、24a、24b、24c 微小隙間 25、25a 端部内周面 26 段部 27 内径側折り曲げ部 28 透孔 29 ケーシング 30 潤滑油 31 入力軸 32 出力軸 33 伝達軸 34 駆動側歯車 35a、35b、35c、35d 従動側歯車 36a、36b、36c、36d、36e 伝達歯車 37 アイドラ歯車 38 玉軸受 39 支持壁部 40 支持孔
Claims (7)
- 【請求項1】 内周面に外輪軌道を有する外輪と、外周
面に内輪軌道を有する内輪と、これら外輪軌道と内輪軌
道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、全
体を円輪状に形成され、上記外輪の内周面と上記内輪の
外周面との間で上記各転動体を設置している空間の両端
開口を塞ぐ1対のシールリングとを備えたシールリング
付玉軸受に於いて、上記外輪軌道及び上記内輪軌道と上
記各転動体の転動面との当接部の潤滑は、使用時に上記
空間内に外部から、硬い異物が混入する可能性のある潤
滑油を供給する事により行なうものであり、上記1対の
シールリングのうち少なくとも一方のシールリングは、
内周縁部を上記内輪の端部外周面で上記内輪軌道から外
れた部分に係止固定すると共に外周縁部を上記外輪の端
部表面に近接させる事により、この一方のシールリング
の外周縁部と上記外輪の端部表面との間に、上記潤滑油
中に混入した異物が通過自在な微小隙間を形成してお
り、使用時に加わる遠心力により、上記空間内に供給し
た潤滑油をこの潤滑油中に混入した異物と共に上記微小
隙間から上記空間外に排出自在としている事を特徴とす
るシールリング付転がり軸受。 - 【請求項2】 1対のシールリングのうち、少なくとも
一方のシールリングの内周縁部に、空間とこの空間の外
部に存在する外部空間とを連通する少なくとも1つの通
路を有し、この通路を介して上記外部空間から上記空間
内に潤滑油を供給自在とした、請求項1に記載したシー
ルリング付転がり軸受。 - 【請求項3】 シールリングの外周縁と外輪の一部内周
面との間に、ラビリンスシールを構成する微小隙間が形
成されており、この微小隙間の直径は、空間内に供給し
た潤滑油をこの潤滑油中に混入した異物と共に、遠心力
に基づいて上記空間外に効率良く排出自在とすべく、こ
の空間から遠ざかるに従って大きくなる、請求項1〜2
の何れかに記載したシールリング付転がり軸受。 - 【請求項4】 シールリングの内周縁と内輪との係合部
に、異物を通過させずに潤滑油のみを通過させる微小な
給油隙間を設けている、請求項1〜3の何れかに記載し
たシールリング付転がり軸受。 - 【請求項5】 微小な給油隙間を、シールリングの内周
縁とこの内周縁が係合する内輪の表面とのうちの少なく
とも一方の面に設けた微小な凹凸により形成している、
請求項4に記載したシールリング付転がり軸受。 - 【請求項6】 自動車用変速機を構成するケーシングの
内側に、この自動車用変速機を構成して駆動力を伝達す
る軸を回転自在に支持する為に使用する、請求項1〜5
の何れかに記載したシールリング付転がり軸受。 - 【請求項7】 内部に潤滑油を貯溜したケーシングと、
このケーシング内にそれぞれ転がり軸受により回転自在
に支持した入力軸及び出力軸と、このうちの入力軸に支
持されてこの入力軸と共に回転する駆動側動力伝達部材
と、上記出力軸に支持されると共にこの駆動力伝達部材
と動力の伝達自在に係合し、上記入力軸の回転に伴って
上記出力軸と共に回転する従動側動力伝達部材とを備え
た自動車用変速機に於いて、上記各転がり軸受が請求項
6に記載したシールリング付転がり軸受である事を特徴
とする自動車用変速機。
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