JPH11257238A - 圧縮機の制御装置 - Google Patents

圧縮機の制御装置

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JPH11257238A
JPH11257238A JP10058059A JP5805998A JPH11257238A JP H11257238 A JPH11257238 A JP H11257238A JP 10058059 A JP10058059 A JP 10058059A JP 5805998 A JP5805998 A JP 5805998A JP H11257238 A JPH11257238 A JP H11257238A
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operating frequency
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discharge pressure
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Kazuharu Ohashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮気体(圧縮空気)の圧力変動を低減させ
ることができる圧縮機の制御装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機1から圧縮空気が吐出されると、
制御部12は、圧縮空気の吐出圧力と、あらかじめ設定
された設定圧力とに基づいてPID制御して運転周波数
fを算出し、運転周波数fが、あらかじめ設定された最
低周波数fL未満であるときには、電動式弁装置7にあ
って電動式弁9の開度を拡大させる。これに応じて、圧
縮機1から吐出された圧縮空気にあって大気中に吐出さ
れる量が多くなり、圧縮空気の吐出圧力が低下するよう
になる。これに対して、制御部12は、運転周波数f
が、あらかじめ設定された最低周波数fL 以上であると
きには、電動式弁装置7にあって電動式弁9の開度を縮
小させる。これに応じて、圧縮機1から吐出された圧縮
空気にあって大気中に吐出される量が少なくなり、圧縮
空気の吐出圧力が増加するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機から吐出さ
れた圧縮気体の吐出圧力を検出し、その吐出圧力に応じ
た運転周波数をインバータ装置に出力することによっ
て、インバータ装置により上記圧縮機を運転制御させる
圧縮機の制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、応答性なら
びに経済性が優れているという理由から、インバータ装
置により運転制御されるインバータ制御の圧縮機が供さ
れており、これと共に、そのようなインバータ制御によ
る圧縮機を制御する圧縮機の制御装置が供されている。
【0003】このものでは、圧縮機の制御装置は、圧縮
機から吐出された圧縮空気(圧縮気体)の吐出圧力を検
出し、PID(Proportional Integration and Differe
ntial )制御を実行することによって運転周波数を決定
し、その運転周波数をインバータ装置に出力するように
なっている。そして、インバータ装置は、上記圧縮機の
制御装置から与えられた運転周波数に基づいて圧縮機の
誘導電動機を駆動し、これに応じて、圧縮機は、大気中
の空気を吸入して圧縮し、圧縮空気を吐出するようにな
っている。
【0004】ところで、上記した圧縮機においては、イ
ンバータ装置における運転周波数が一定の周波数未満に
なると、圧縮機自体の振動が大きくなったり、潤滑油の
供給能力が低下したり、あるいは誘導電動機の温度が上
昇したりする不具合が発生する虞があることから、連続
運転が不可能であるという事情がある。そのため、従来
における圧縮機の制御装置では、インバータ装置に出力
する運転周波数の下限として最低周波数を設定し、常に
は、最低周波数以上となる運転周波数をインバータ装置
に出力することによって、インバータ装置における運転
周波数が一定の周波数未満とならないように制御してい
る。
【0005】そして、その場合、圧縮機の制御装置にお
いては、最低周波数に等しい運転周波数をインバータ装
置に出力していることに伴って、インバータ装置が最低
周波数に等しい運転周波数で運転しているときに、圧縮
空気の吐出圧力が上昇したときには、次に示すような制
御を行っていた。
【0006】すなわち、圧縮機の制御装置は、インバー
タ装置が最低周波数に等しい運転周波数で運転している
ときに、圧縮空気の吐出圧力が上昇したことを検出する
と、インバータ装置の運転を一度停止させ、その後、圧
縮空気の吐出圧力が低下したことを検出したときに、イ
ンバータ装置を再起動させていた。また、他の制御とし
て、圧縮機の制御装置は、インバータ装置が最低周波数
に等しい運転周波数で運転しているときに、圧縮空気の
吐出圧力が上昇したことを検出すると、インバータ装置
を最低周波数に等しい運転周波数で継続して運転させ、
圧縮空気の吐出圧力が異常圧力になったことを検出した
ときに、放風弁を開放させていた。
【0007】しかしながら、これらのものでは、それぞ
れ次に示すような問題があった。◎すなわち、圧縮空気
の吐出圧力が上昇したことを検出したときに、インバー
タ装置を一度停止させる構成のものでは、インバータ装
置を再起動させるにあたって起動加速時間が比較的長く
なることから、圧力変動が大きくなってしまうという問
題があった。また、圧縮空気の吐出圧力が異常圧力にな
ったことを検出したときに、放風弁を開放させる構成の
ものでは、異常圧力と上記PID制御における設定圧力
との圧力差が大きくなることから、圧力変動が大きくな
ってしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、圧縮機から吐出された圧縮気体の
吐出圧力を検出し、その吐出圧力に応じた運転周波数を
インバータ装置に出力することによって、インバータ装
置により上記圧縮機を運転制御させるものにおいて、上
記圧縮気体の圧力変動を低減させることができる圧縮機
の制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮機の制御装
置は、インバータ装置により運転制御される圧縮機から
吐出された圧縮気体の吐出圧力を検出する吐出圧力検出
手段と、この吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力とあ
らかじめ設定された設定圧力とに基づいてPID制御す
るPID制御手段と、このPID制御手段によるPID
制御により得られた運転周波数とあらかじめ設定された
最低周波数とを比較して、前記運転周波数が前記最低周
波数未満であるときには、前記最低周波数を前記運転周
波数に代入して当該運転周波数を前記インバータ装置に
出力すると共に、前記運転周波数が前記最低周波数以上
であるときには、前記運転周波数を前記インバータ装置
に出力する運転周波数出力手段と、前記圧縮機から吐出
された圧縮気体の一部を大気中へ吐出可能に設けられた
弁装置を制御する弁装置制御手段と、前記運転周波数が
前記最低周波数未満であるときには、前記弁装置制御手
段により前記弁装置の開度を拡大させると共に、前記運
転周波数が前記最低周波数以上であるときには、前記弁
装置制御手段により前記弁装置の開度を縮小させるよう
に制御する制御手段とを備えたところに特徴を有する
(請求項1)。
【0010】上記構成の圧縮機の制御装置によれば、圧
縮機から圧縮気体が吐出されると、吐出圧力検出手段
は、その吐出された圧縮気体の吐出圧力を検出し、PI
D制御手段は、吐出圧力検出手段により検出された吐出
圧力と、あらかじめ設定された設定圧力とに基づいてP
ID制御する。
【0011】そして、PID制御手段によるPID制御
により得られた運転周波数が、あらかじめ設定された最
低周波数未満であるときには、運転周波数出力手段は、
最低周波数を運転周波数に代入して運転周波数をインバ
ータ装置に出力し、制御手段は、弁装置制御手段により
弁装置の開度を拡大させる。しかして、弁装置の開度が
拡大されると、圧縮機から吐出された圧縮気体にあって
大気中に吐出される量が多くなり、圧縮気体の吐出圧力
が低下するようになる。
【0012】これに対して、PID制御手段によるPI
D制御により得られた運転周波数が、あらかじめ設定さ
れた最低周波数以上であるときには、運転周波数出力手
段は、最低周波数を運転周波数に代入することなく、運
転周波数をインバータ装置に出力し、制御手段は、弁装
置制御手段により弁装置の開度を縮小させる。しかし
て、弁装置の開度が縮小されると、圧縮機から吐出され
た圧縮気体にあって大気中に吐出される量が少なくな
り、圧縮気体の吐出圧力が増加するようになる。
【0013】このように、制御手段は、PID制御手段
によるPID制御により得られた運転周波数と、あらか
じめ設定された最低周波数との比較結果に応じて、弁装
置制御手段により弁装置の開度を拡大もしくは縮小さ
せ、圧縮気体の吐出圧力を調節するようになるので、圧
縮機を運転させるにあたっては、従来のものとは異なっ
て、インバータ装置を一度停止させたり、あるいは圧縮
気体の吐出圧力が異常圧力になったときに放風弁を開放
させたりすることがなく、これによって、圧縮気体の圧
力変動を低減させることができる。
【0014】また、この場合、上記構成の圧縮機の制御
装置において、前記制御手段を、前記弁装置制御手段に
より前記弁装置の開度を前記運転周波数と前記最低周波
数との差に応じて拡大もしくは縮小させるように構成し
ても良い(請求項2)。
【0015】また、本発明の圧縮機の制御装置は、イン
バータ装置により運転制御される圧縮機から吐出された
圧縮気体の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と、こ
の吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力とあらかじめ設
定された設定圧力とに基づいてPID制御するPID制
御手段と、このPID制御手段によるPID制御により
得られた運転周波数とあらかじめ設定された最低周波数
とを比較して、前記運転周波数が前記最低周波数未満で
あるときには、前記最低周波数を前記運転周波数に代入
して当該運転周波数を前記インバータ装置に出力すると
共に、前記運転周波数が前記最低周波数以上であるとき
には、前記運転周波数を前記インバータ装置に出力する
運転周波数出力手段と、前記圧縮機から吐出された圧縮
気体の一部を大気中へ吐出可能に設けられた弁装置を制
御する弁装置制御手段と、前記運転周波数が前記最低周
波数未満であるときには、前記弁装置制御手段により前
記弁装置の開度を拡大させると共に、前記運転周波数が
前記最低周波数以上であってあらかじめ設定された設定
周波数未満であるときには、前記弁装置の開度を不変に
すると共に、前記運転周波数が前記設定周波数以上であ
るときには、前記弁装置制御手段により前記弁装置の開
度を縮小させるように制御する制御手段とを備えたとこ
ろに特徴を有する(請求項3)。
【0016】上記構成の圧縮機の制御装置によれば、圧
縮機から圧縮気体が吐出されると、吐出圧力検出手段
は、その吐出された圧縮気体の吐出圧力を検出し、PI
D制御手段は、吐出圧力検出手段により検出された吐出
圧力と、あらかじめ設定された設定圧力とに基づいてP
ID制御する。
【0017】そして、PID制御手段によるPID制御
により得られた運転周波数が、あらかじめ設定された最
低周波数未満であるときには、運転周波数出力手段は、
最低周波数を運転周波数に代入して運転周波数をインバ
ータ装置に出力し、制御手段は、弁装置制御手段により
弁装置の開度を拡大させる。しかして、弁装置の開度が
拡大されると、圧縮機から吐出された圧縮気体にあって
大気中に吐出される量が多くなり、圧縮気体の吐出圧力
が低下するようになる。
【0018】これに対して、PID制御手段によるPI
D制御により得られた運転周波数が、あらかじめ設定さ
れた最低周波数以上であってあらかじめ設定された設定
周波数未満であるときには、運転周波数出力手段は、最
低周波数を運転周波数に代入することなく、運転周波数
をインバータ装置に出力し、制御手段は、弁装置の開度
を不変にする。
【0019】また、PID制御手段によるPID制御に
より得られた運転周波数が、あらかじめ設定された設定
周波数以上であるときには、運転周波数出力手段は、最
低周波数を運転周波数に代入することなく、運転周波数
をインバータ装置に出力し、制御手段は、弁装置制御手
段により弁装置の開度を縮小させる。しかして、弁装置
の開度が縮小されると、圧縮機から吐出された圧縮気体
にあって大気中に吐出される量が少なくなり、圧縮気体
の吐出圧力が増加するようになる。
【0020】このように、制御手段は、PID制御手段
によるPID制御により得られた運転周波数と、あらか
じめ設定された最低周波数ならびに設定周波数との比較
結果に応じて、弁装置制御手段により弁装置の開度を拡
大もしくは縮小させたり、不変にしたりして、圧縮気体
の吐出圧力を調節するようになるので、圧縮機を運転さ
せるにあたっては、前述した請求項1記載のものと同様
の作用効果を得ることができる。
【0021】特に、この場合は、制御手段は、上述した
ように、運転周波数が最低周波数以上であって設定周波
数未満であるときには、弁装置の開度を不変にするよう
になるので、その分、弁装置の頻繁な開閉動作を避ける
ことができる。
【0022】また、この場合、上記構成の圧縮機の制御
装置において、前記制御手段を、前記弁装置制御手段に
より前記弁装置の開度を前記運転周波数と前記最低周波
数との差に応じて拡大させる共に、前記弁装置制御手段
により前記弁装置の開度を前記運転周波数と前記設定周
波数との差に応じて縮小させるように構成しても良い
(請求項4)。
【0023】さらに、本発明の圧縮機の制御装置は、イ
ンバータ装置により運転制御される圧縮機から吐出され
た圧縮気体の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と、
この吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力とあらかじめ
設定された設定圧力とに基づいてPID制御するPID
制御手段と、このPID制御手段によるPID制御によ
り得られた運転周波数とあらかじめ設定された最低周波
数とを比較して、前記運転周波数が前記最低周波数未満
であるときには、前記最低周波数を前記運転周波数に代
入して当該運転周波数を前記インバータ装置に出力する
と共に、前記運転周波数が前記最低周波数以上であると
きには、前記運転周波数を前記インバータ装置に出力す
る運転周波数出力手段と、前記圧縮機から吐出された圧
縮気体の一部を大気中へ吐出可能に設けられた弁装置を
制御する弁装置制御手段と、前記運転周波数が前記最低
周波数未満であるときには、前記弁装置制御手段により
前記弁装置の開度を前記運転周波数と前記最低周波数と
の差に応じた開度に設定すると共に、前記運転周波数が
前記最低周波数以上であるときには、前記弁装置制御手
段により前記弁装置を閉塞するように制御する制御手段
とを備えたところに特徴を有する(請求項5)。
【0024】上記構成の圧縮機の制御装置によれば、圧
縮機から圧縮気体が吐出されると、吐出圧力検出手段
は、その吐出された圧縮気体の吐出圧力を検出し、PI
D制御手段は、吐出圧力検出手段により検出された吐出
圧力と、あらかじめ設定された設定圧力とに基づいてP
ID制御する。
【0025】そして、PID制御手段によるPID制御
により得られた運転周波数が、あらかじめ設定された最
低周波数未満であるときには、運転周波数出力手段は、
最低周波数を運転周波数に代入して運転周波数をインバ
ータ装置に出力し、制御手段は、弁装置制御手段により
弁装置の開度を運転周波数と最低周波数との差に応じた
開度に設定する。しかして、弁装置の開度が運転周波数
と最低周波数との差に応じた開度に設定され、弁装置の
開度が拡大もしくは縮小されると、圧縮機から吐出され
た圧縮気体にあって大気中に吐出される量が多くなった
り少なくなったりなり、圧縮気体の吐出圧力が低下もし
くは増加するようになる。
【0026】これに対して、PID制御手段によるPI
D制御により得られた運転周波数が、あらかじめ設定さ
れた最低周波数以上であるときには、上記運転周波数出
力手段は、運転周波数をインバータ装置に出力し、制御
手段は、弁装置制御手段により弁装置を閉塞する。しか
して、弁装置が閉塞されると、圧縮機から吐出された圧
縮気体が大気中に吐出されなくなり、圧縮気体の吐出圧
力が増加するようになる。
【0027】このように、制御手段は、PID制御手段
によるPID制御により得られた運転周波数と、あらか
じめ設定された最低周波数との比較結果に応じて、弁装
置制御手段により弁装置の開度を設定したり、弁装置を
閉塞したりして、圧縮気体の吐出圧力を調節するように
なるので、圧縮機を運転させるにあたっては、前述した
請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0028】特に、この場合は、制御手段は、弁装置の
開度を運転周波数と最低周波数との差に応じた開度に設
定する、つまり、PID制御により得られた運転周波数
に基づいて弁装置の開度を決定するようになるので、P
ID制御により弁装置の開度を制御することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1ならびに図2を参照して説明する。◎まず、圧縮
機ならびにインバータ装置などを含んでなる全体の構成
を示す図1において、圧縮機1は、誘導電動機(インダ
クションモータ)2および圧縮部3を備えて構成されて
おり、インバータ装置4により誘導電動機2が駆動する
ことに応じて、圧縮部3が吸入口から大気中の空気を吸
入して圧縮し、生成した圧縮空気(圧縮気体)を吐出口
から流路5を通じて負荷6に吐出するようになってい
る。負荷6は、圧縮機1から吐出された圧縮空気を吸入
して所定の動作を行うようになっている。
【0030】本発明でいう弁装置としての電動式弁装置
7は、電動機(モータ)8および電動式弁9を備えて構
成されており、電動機8が駆動することに応じて、電動
式弁9が開閉動作を行うようになっており、その電動式
弁9の開度に応じて、上記圧縮機1から吐出された圧縮
空気の一部を吸入して大気中に吐出するようになってい
る。
【0031】圧縮機の制御装置10は、吐出圧力検出手
段としての吐出圧力検出部11および制御手段としての
制御部12を備えて構成されている。制御部12は、そ
れぞれ実行する処理に応じて、PID制御手段としての
PID制御部13、運転周波数出力手段としての運転周
波数出力部14および弁装置制御手段としての電動式弁
装置制御部15を備えており、それら各部は、マイクロ
コンピュータを主体として構成されている。
【0032】吐出圧力検出部11は、上記圧縮機1から
吐出された圧縮空気の吐出圧力を圧力センサ(PE)1
6により検出するようになっており、検出した吐出圧力
を制御部12のPID制御部13に出力するようになっ
ている。
【0033】PID制御部13は、吐出圧力検出部11
から圧縮空気の吐出圧力が与えられると、その与えられ
た吐出圧力と、あらかじめ設定された設定圧力とに基づ
いてPID(Proportional Integration and Different
ial )演算処理を行って運転周波数fを算出し、その算
出した運転周波数fを運転周波数出力部14に出力する
ようになっている。
【0034】運転周波数出力部14は、PID制御部1
3から運転周波数fが与えられると、その与えられた運
転周波数fと、あらかじめ設定された最低周波数fL と
を比較演算するようになっている。そして、この運転周
波数出力部14は、運転周波数fが最低周波数fL 未満
であるときには、最低周波数fL を運転周波数fに代入
し、その運転周波数fを上記インバータ装置4に出力す
ると共に、これに対して、運転周波数fが最低周波数f
L 以上であるときには、最低周波数fL を運転周波数f
に代入することなく、その運転周波数fを上記インバー
タ装置4に出力するようになっている。しかして、イン
バータ装置4は、制御部12の運転周波数出力部14か
ら運転周波数fが与えられることによって、圧縮機1に
あって誘導電動機2を駆動し、圧縮機1を運転制御する
ようになっている。
【0035】電動式弁装置制御部15は、上記電動式弁
装置7の電動機8を駆動制御することによって、電動式
弁9の開度を調節するようになっており、これに応じ
て、圧縮機1から吐出される圧縮空気にあって大気中に
吐出される量の多少が決定されるようになっている。
【0036】次に、上述した構成の作用について、特に
は、圧縮機1が運転している状態において、圧縮機の制
御装置10にあって制御部12が実行する処理につい
て、図2に示すフローチャートも参照して説明する。
【0037】まず、制御部12は、PID制御部13に
おけるパラメータの初期設定を行う(ステップS1)。
次いで、制御部12は、圧縮機1から吐出された圧縮空
気の吐出圧力を、吐出圧力検出部11を介して入力し
(ステップS2)、PID制御部13により、吐出圧力
検出部11により検出された吐出圧力と、あらかじめ設
定された設定圧力とに基づいてPID演算処理を行い
(ステップS3)、運転周波数fを算出する。
【0038】そして、制御部12は、運転周波数出力部
14により、その算出した運転周波数fと、あらかじめ
設定された最低周波数fL とを比較演算し(ステップS
4)、運転周波数fが最低周波数fL 未満であるときに
は、ステップS4において「YES」と判断し、最低周
波数fL を運転周波数fに代入し(ステップS5)、そ
の運転周波数fを上記インバータ装置4に出力する。こ
れを受けて、インバータ装置4は、最低周波数fL に等
しい運転周波数fで運転するようになる。
【0039】次いで、制御部12は、電動式弁装置制御
部15により、上記電動式弁装置7にあって電動式弁9
の開度を判断し(ステップS6)、電動式弁9の開度が
最大であるとき、つまり、電動式弁9が全開であるとき
には、ステップS6において「YES」と判断し、その
状態に保持して、上述したステップS2に戻り、一方、
電動式弁9が全開でないときには、ステップS6におい
て「NO」と判断し、電動式弁9の開度を所定分だけ拡
大させ(ステップS7)、上述したステップS2に戻
る。
【0040】これに対して、運転周波数fが最低周波数
fL 以上であるときには、制御部12は、ステップS4
において「NO」と判断し、最低周波数fL を運転周波
数fに代入することなく、その運転周波数fを上記イン
バータ装置4に出力する。これを受けて、インバータ装
置4は、最低周波数fL 以上の運転周波数fで運転する
ようになる。
【0041】次いで、制御部12は、電動式弁装置制御
部15により、上記電動式弁装置7にあって電動式弁9
の開度を判断し(ステップS8)、電動式弁9の開度が
最小であるとき、つまり、電動式弁9が全閉であるとき
には、ステップS8において「YES」と判断し、その
状態に保持して、上述したステップS2に戻り、一方、
電動式弁9が全閉でないときには、ステップS8におい
て「NO」と判断し、電動式弁9の開度を所定分だけ縮
小させ(ステップS9)、上述したステップS2に戻
る。
【0042】このように第1実施例によれば、圧縮機1
から圧縮空気が吐出されると、制御部12は、圧縮空気
の吐出圧力と、あらかじめ設定された設定圧力とに基づ
いてPID制御して運転周波数fを算出し、運転周波数
fが最低周波数fL 未満であるときには、電動式弁装置
7にあって電動式弁9の開度を拡大させるようになるの
で、圧縮機1から吐出された圧縮空気にあって大気中に
吐出される量が多くなり、これに応じて、圧縮空気の吐
出圧力が低下するようになる。これに対して、制御部1
2は、運転周波数fが最低周波数fL 以上であるときに
は、電動式弁装置7にあって電動式弁9の開度を縮小さ
せるようになるので、圧縮機1から吐出された圧縮空気
にあって大気中に吐出される量が少なくなり、これに応
じて、圧縮空気の吐出圧力が増加するようになる。
【0043】このように、制御部12は、運転周波数f
と最低周波数fL との比較結果に応じて、電動式弁装置
7にあって電動式弁9の開度を拡大もしくは縮小させ、
圧縮空気の吐出圧力を調節するようになるので、圧縮機
1を運転させるにあたっては、従来のものとは異なっ
て、インバータ装置4を一度停止させたり、あるいは圧
縮機空気の吐出圧力が異常圧力になったときに放風弁を
開放させたりすることがなく、これにより、圧縮空気の
圧力変動を低減させることができる。
【0044】次に、本発明の第2実施例について、図3
に示すフローチャートを参照して説明する。尚、前述し
た第1実施例と同一の処理については、同一ステップ番
号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する
と共に、構成については、前述した第1実施例と同一で
あるので、説明を省略する。
【0045】この第2実施例では、制御部12は、電動
式弁装置7にあって電動式弁9の開度を所定分だけ拡大
もしくは縮小させるにあたって、その所定分を運転周波
数fと最低周波数fL との差に基づいて決定するように
なっている。
【0046】すなわち、制御部12は、上記電動式弁装
置7にあって電動式弁9の開度が全開であるか否かを判
断し(ステップS6)、電動式弁9が全開でないときに
は、ステップS6において「NO」と判断し、運転周波
数fと最低周波数fL との差に所定係数(K1)を乗じ
た値を所定分として算出し(ステップS11)、電動式
弁9の開度を上記所定分だけ拡大させる(ステップS
7)。
【0047】また、制御部12は、上記電動式弁装置7
にあって電動式弁9の開度が全閉であるか否かを判断し
(ステップS8)、電動式弁9が全閉でないときには、
ステップS8において「NO」と判断し、運転周波数f
と最低周波数fL との差に所定係数(K2)を乗じた値
を所定分として算出し(ステップS12)、電動式弁9
の開度を上記所定分だけ縮小させる(ステップS9)。
【0048】この第2実施例によれば、前述した第1実
施例と同様の作用効果を得ることができる。特に、この
第2実施例では、制御部12は、電動式弁装置7にあっ
て電動式弁9の開度を所定分だけ拡大もしくは縮小させ
るにあたって、その所定分を運転周波数fと最低周波数
fL との差に基づいて決定するので、運転周波数fと最
低周波数fL との差が小さい程、つまり、運転周波数f
が最低周波数fL に近い場合程、電動式弁9の開度の変
化が小さくなり、その分、圧縮空気の圧力変動をより低
減させることができる。
【0049】次に、本発明の第3実施例について、図4
に示すフローチャートを参照して説明する。尚、前述し
た第1実施例と同一の処理については、同一ステップ番
号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する
と共に、構成については、前述した第1実施例と同一で
あるので、説明を省略する。
【0050】この第3実施例では、制御部12は、運転
周波数fが所定の範囲にあるときには、電動式弁装置7
にあって電動式弁9の開度を拡大もしくは縮小させる処
理を禁止するようになっている。
【0051】すなわち、制御部12は、PID制御部1
3により、吐出圧力検出部11により検出された吐出圧
力と、あらかじめ設定された設定圧力とに基づいてPI
D演算処理を行い(ステップS3)、運転周波数fを算
出し、その算出した運転周波数fと、あらかじめ設定さ
れた設定周波数fS とを比較演算し(ステップS21)
次いで、前述した第1実施例で説明したように、運転周
波数fと、あらかじめ設定された最低周波数fL とを比
較演算する(ステップS4)。
【0052】そして、制御部12は、運転周波数fが最
低周波数fL 未満であるときには、前述した第1実施例
で説明したステップS5〜S7の処理を実行し、運転周
波数fが最低周波数fL 以上であって設定周波数fS 未
満であるときには、電動式弁9の開度を変化させること
なく、上述したステップS2に戻り、運転周波数fが設
定周波数fs 以上であるときには、前述した第1実施例
で説明したステップS8〜S9の処理を実行する。
【0053】この第3実施例によれば、前述した第1実
施例と同様の作用効果を得ることができる。特に、この
第3実施例では、制御部12は、運転周波数fが最低周
波数fL 以上であって設定周波数fS 未満であるときに
は、電動式弁9の開度を不変にするので、その分、電動
式弁9の頻繁な開閉動作を避けることができる。
【0054】次に、本発明の第4実施例について、図5
に示すフローチャートを参照して説明する。尚、前述し
た第3実施例と同一の処理については、同一ステップ番
号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する
と共に、構成については、前述した第3実施例と同一で
あるので、説明を省略する。
【0055】この第4実施例では、制御部12は、電動
式弁装置7にあって電動式弁9の開度を所定分だけ拡大
させるにあたって、前述した第2実施例と同様にして、
その所定分を運転周波数fと最低周波数fL との差に基
づいて決定すると共に、電動式弁装置7にあって電動式
弁9の開度を所定分だけ縮小させるにあたって、その所
定分を運転周波数fと設定周波数fS との差に基づいて
決定するようになっている。
【0056】すなわち、制御部12は、前述した第2実
施例と同様にして、上記電動式弁装置7にあって電動式
弁9の開度が全開であるか否かを判断し(ステップS
6)、電動式弁9が全開でないときには、ステップS6
において「NO」と判断し、運転周波数fと最低周波数
fL との差に所定係数(K1)を乗じた値を所定分とし
て算出し(ステップS11)、電動式弁9の開度を上記
所定分だけ拡大させる(ステップS7)。
【0057】また、制御部12は、上記電動式弁装置7
にあって電動式弁9の開度が全閉であるか否かを判断し
(ステップS8)、電動式弁9が全閉でないときには、
ステップS8において「NO」と判断し、運転周波数f
と設定周波数fS との差に所定係数(K3)を乗じた値
を所定分として算出し(ステップS31)、電動式弁9
の開度を上記所定分だけ縮小させる(ステップS7)。
【0058】この第4実施例によれば、前述した第3実
施例と同様の作用効果を得ることができる。特に、この
第4実施例では、制御部12は、前述した第2実施例と
同様にして、電動式弁9の開度を所定分だけ拡大させる
にあたって、その所定分を運転周波数fと最低周波数f
L との差に基づいて決定すると共に、電動式弁9の開度
を所定分だけ縮小させるにあたって、その所定分を運転
周波数fと設定周波数fS との差に基づいて決定するの
で、前述した第2実施例と同様の作用効果をも得ること
ができる。
【0059】次に、本発明の第5実施例について、図6
に示すフローチャートを参照して説明する。尚、前述し
た第1実施例と同一の処理については、同一ステップ番
号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する
と共に、構成については、前述した第1実施例と同一で
あるので、説明を省略する。
【0060】この第5実施例では、制御部12は、運転
周波数fが最低周波数fL 未満であるときには、ステッ
プS4において「YES」と判断し、最低周波数fL を
運転周波数fに代入し(ステップS5)、その運転周波
数fを上記インバータ装置4に出力したのち、電動式弁
装置7にあって電動式弁9の開度を判断することなく、
電動式弁9の開度を運転周波数fと最低周波数fL との
差に所定係数(K4)を乗じた値に設定する(ステップ
S41)。また、制御部12は、運転周波数fが最低周
波数fL 以上であるときには、ステップS4において
「NO」と判断し、電動式弁装置7にあって電動式弁9
の開度を判断することなく、電動式弁9を閉塞する(ス
テップS42)。
【0061】この第5実施例によれば、前述した第1実
施例と同様の作用効果を得ることができる。特に、この
第5実施例では、制御部12は、電動式弁装置7にあっ
て電動式弁9の開度を運転周波数fと最低周波数fL と
の差に応じた開度に設定する、つまり、PID制御部1
3によるPID制御により得られた運転周波数fに基づ
いて電動式弁9の開度を決定するので、PID制御によ
り電動式弁9の開度を制御することができる。
【0062】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のでなく、次のように変形または拡張することができ
る。制御部をマイクロコンピュータにより構成すること
に代えて、PID制御部をPIDコントローラにより構
成したり、運転周波数出力部をリミッタにより構成した
り、電動式弁装置制御部を比較器と積分器とにより構成
したり、あるいは増幅器とリミッタとにより構成したり
しても良い。弁装置としては、電動式弁装置に限らず、
開度の調節が可能なものであれば、他の弁装置であって
も良い。
【0063】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1記載の圧縮機の制御装置によれば、制御手段は、
運転周波数が最低周波数未満であるときには、弁装置の
開度を拡大させることによって、圧縮機から吐出された
圧縮気体にあって大気中に吐出される量を多くし、圧縮
気体の吐出圧力を低下させると共に、運転周波数が最低
周波数以上であるときには、弁装置の開度を縮小させる
ことによって、圧縮機から吐出された圧縮気体にあって
大気中に吐出される量を少なくし、圧縮気体の吐出圧力
を増加させるようになるので、圧縮機を運転させるにあ
たっては、従来のものとは異なって、インバータ装置を
一度停止させたり、あるいは圧縮気体の吐出圧力が異常
圧力になったときに放風弁を開放させたりすることがな
く、これにより、圧縮気体の圧力変動を低減させること
ができる。
【0064】請求項2記載の圧縮機の制御装置によれ
ば、制御手段は、弁装置の開度を運転周波数と最低周波
数との差に応じて拡大もしくは縮小させるようになるの
で、運転周波数と最低周波数との差が小さい程、つま
り、運転周波数が最低周波数に近い場合程、弁装置の開
度の変化が小さくなり、その分、圧縮気体の圧力変動を
より低減させることができる。
【0065】請求項3記載の圧縮機の制御装置によれ
ば、制御手段は、運転周波数が最低周波数未満であると
きには、弁装置の開度を拡大させることによって、圧縮
機から吐出された圧縮気体にあって大気中に吐出される
量を多くし、圧縮気体の吐出圧力を低下させると共に、
運転周波数が設定周波数以上であるときには、弁装置の
開度を縮小させることによって、圧縮機から吐出された
圧縮気体にあって大気中に吐出される量を少なくし、圧
縮気体の吐出圧力を増加させるようになるので、請求項
1記載のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0066】特に、この場合は、制御手段は、運転周波
数が最低周波数以上であって設定周波数未満であるとき
には、弁装置の開度を不変にするようになるので、その
分、弁装置の頻繁な開閉動作を避けることができる。
【0067】請求項4記載の圧縮機の制御装置によれ
ば、制御手段は、弁装置の開度を運転周波数と最低周波
数との差に応じて拡大させる共に、運転周波数と設定周
波数との差に応じて縮小させるようになるので、請求項
2記載のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0068】請求項5記載の圧縮機の制御装置によれ
ば、制御手段は、運転周波数が最低周波数未満であると
きには、弁装置の開度を運転周波数と最低周波数との差
に応じた開度に設定することによって、圧縮機から吐出
された圧縮気体にあって大気中に吐出される量を多くし
たり少なくしたりし、圧縮気体の吐出圧力を低下もしく
は増加させると共に、運転周波数が設定周波数以上であ
るときには、弁装置を閉塞することによって、圧縮機か
ら吐出された圧縮気体が大気中に吐出されることを禁止
し、圧縮気体の吐出圧力を増加させるようになるので、
請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0069】特に、この場合は、制御手段は、弁装置の
開度を運転周波数と最低周波数との差に応じた開度に設
定する、つまり、PID制御手段によるPID制御によ
り得られた運転周波数に基づいて弁装置の開度を決定す
るようになるので、PID制御により弁装置の開度を制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す機能ブロック図
【図2】制御内容を示すフローチャート
【図3】本発明の第2実施例の制御内容を示すフローチ
ャート
【図4】本発明の第3実施例の制御内容を示すフローチ
ャート
【図5】本発明の第4実施例の制御内容を示すフローチ
ャート
【図6】本発明の第5実施例の制御内容を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
図面中、1は圧縮機、4はインバータ装置、7は電動式
弁装置(弁装置)、10は圧縮機の制御装置、11は吐
出圧力検出部(吐出圧力検出手段)、12は制御部(制
御手段)、13はPID制御部(PID制御手段)、1
4は運転周波数出力部(運転周波数出力手段)、15は
電動式弁装置制御部(弁装置制御手段)である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ装置により運転制御される圧
    縮機から吐出された圧縮気体の吐出圧力を検出する吐出
    圧力検出手段と、 この吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力とあらかじめ
    設定された設定圧力とに基づいてPID制御するPID
    制御手段と、 このPID制御手段によるPID制御により得られた運
    転周波数とあらかじめ設定された最低周波数とを比較し
    て、前記運転周波数が前記最低周波数未満であるときに
    は、前記最低周波数を前記運転周波数に代入して当該運
    転周波数を前記インバータ装置に出力すると共に、前記
    運転周波数が前記最低周波数以上であるときには、前記
    運転周波数を前記インバータ装置に出力する運転周波数
    出力手段と、 前記圧縮機から吐出された圧縮気体の一部を大気中へ吐
    出可能に設けられた弁装置を制御する弁装置制御手段
    と、 前記運転周波数が前記最低周波数未満であるときには、
    前記弁装置制御手段により前記弁装置の開度を拡大させ
    ると共に、前記運転周波数が前記最低周波数以上である
    ときには、前記弁装置制御手段により前記弁装置の開度
    を縮小させるように制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする圧縮機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記弁装置制御手段に
    より前記弁装置の開度を前記運転周波数と前記最低周波
    数との差に応じて拡大もしくは縮小させるように制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の圧縮機の制御装置。
  3. 【請求項3】 インバータ装置により運転制御される圧
    縮機から吐出された圧縮気体の吐出圧力を検出する吐出
    圧力検出手段と、 この吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力とあらかじめ
    設定された設定圧力とに基づいてPID制御するPID
    制御手段と、 このPID制御手段によるPID制御により得られた運
    転周波数とあらかじめ設定された最低周波数とを比較し
    て、前記運転周波数が前記最低周波数未満であるときに
    は、前記最低周波数を前記運転周波数に代入して当該運
    転周波数を前記インバータ装置に出力すると共に、前記
    運転周波数が前記最低周波数以上であるときには、前記
    運転周波数を前記インバータ装置に出力する運転周波数
    出力手段と、 前記圧縮機から吐出された圧縮気体の一部を大気中へ吐
    出可能に設けられた弁装置を制御する弁装置制御手段
    と、 前記運転周波数が前記最低周波数未満であるときには、
    前記弁装置制御手段により前記弁装置の開度を拡大させ
    ると共に、前記運転周波数が前記最低周波数以上であっ
    てあらかじめ設定された設定周波数未満であるときに
    は、前記弁装置の開度を不変にすると共に、前記運転周
    波数が前記設定周波数以上であるときには、前記弁装置
    制御手段により前記弁装置の開度を縮小させるように制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする圧縮機の制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記弁装置制御手段に
    より前記弁装置の開度を前記運転周波数と前記最低周波
    数との差に応じて拡大させる共に、前記弁装置制御手段
    により前記弁装置の開度を前記運転周波数と前記設定周
    波数との差に応じて縮小させるように制御することを特
    徴とする請求項3記載の圧縮機の制御装置。
  5. 【請求項5】 インバータ装置により運転制御される圧
    縮機から吐出された圧縮気体の吐出圧力を検出する吐出
    圧力検出手段と、 この吐出圧力検出手段が検出した吐出圧力とあらかじめ
    設定された設定圧力とに基づいてPID制御するPID
    制御手段と、 このPID制御手段によるPID制御により得られた運
    転周波数とあらかじめ設定された最低周波数とを比較し
    て、前記運転周波数が前記最低周波数未満であるときに
    は、前記最低周波数を前記運転周波数に代入して当該運
    転周波数を前記インバータ装置に出力すると共に、前記
    運転周波数が前記最低周波数以上であるときには、前記
    運転周波数を前記インバータ装置に出力する運転周波数
    出力手段と、 前記圧縮機から吐出された圧縮気体の一部を大気中へ吐
    出可能に設けられた弁装置を制御する弁装置制御手段
    と、 前記運転周波数が前記最低周波数未満であるときには、
    前記弁装置制御手段により前記弁装置の開度を前記運転
    周波数と前記最低周波数との差に応じた開度に設定する
    と共に、前記運転周波数が前記最低周波数以上であると
    きには、前記弁装置制御手段により前記弁装置を閉塞す
    るように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    圧縮機の制御装置。
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