JP2754079B2 - コンプレッサシステムの制御方法及び制御装置 - Google Patents
コンプレッサシステムの制御方法及び制御装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
ガス溜めへ圧送するコンプレッサと、吸気管に設けられ
た入口弁と、吐出管から分岐するアンロード管と、アン
ロード管に設けられたアンロード弁と、コンプレッサの
吐出圧を検出する手段と、コンプレッサからの気体の流
量を検出する手段と、ガス溜め内部のシステム圧を検出
する手段とを備えたコンプレッサシステムの制御方法及
び制御装置に関する。
ている。例えば、遠心コンプレッサ等から圧送される圧
縮空気は一つ又は複数のガス溜めを介して工場の装置や
工具類に安定供給される。通常、このようなコンプレッ
サシステムは、所定の空気流量(設計流量)において所
定の圧力(設計圧力)を維持するように設計される。こ
れはシステムの設計動作点といわれるものである。
ず、従って空気の流量が設計流量から大きく変動しない
条件下においては特別な制御を必要とせずに問題なく作
動するが、需要が変動して空気の流量が設計流量より下
がると問題が生ずる。流量が下がるとコンプレッサの吐
出圧が上がる傾向にあり、システムがコンプレッサのサ
ージレベルにすぐに到達する虞が生ずる。このような問
題とコンプレッサのサージ特性については、例えばアメ
リカ特許第3,901,620号に記載されている。
ばアメリカ特許第3,276,674号、第3,424,370号、第3,73
7,252号、第4,046,490号、第4,142,838号及び第4,164,0
35号に記載されているように、種々のものが提案されて
いる。典型的な構成では、コンプレッサに流入する空気
が入口弁即ち絞り弁で制御され、コンプレッサから吐出
される余剰空気は吐出圧が最高圧力を越えるに伴いアン
ロード弁等を介して吹き出される。圧縮空気の需要が減
少すると、流量の減少がコンプレッサ駆動用モータの電
流の低下として検出され、入口弁が徐々に閉じられ(つ
まり絞られ)て吐出圧が設計圧力付近に維持されること
になる。しかし、入口弁のみの使用には限界があり、流
量が少ないときにはいずれサージラインに到達し、コン
プレッサに望ましくないサージが加わる。従って、流量
がサージラインから安全間隔だけ離れた所定の最小流量
に近づいたときに別の制御メカニズムに必要となる。
で入口弁が徐々に閉じられた後、入口弁の開度が固定さ
れる。空気流量がさらに減少すると、この減少はコンプ
レッサのモータ電流の低下から検出されるが、コンプレ
ッサの吐出圧が上昇する。吐出圧が設計圧力より大きい
所定の最大圧力に到達すると、それまで全閉であったア
ンロード弁が全開されると共に入口弁が全閉される。こ
の後、制御装置は空気溜め内の圧力(システム圧)が所
定の最低圧力より低下するか否かをモニターする。低下
した場合は、空気溜めの圧力を望ましい最低圧力まで引
き上げるために入口弁が全開され、且つ、アンロード弁
が全閉される。サージの制御を助けるためにアンロード
弁の開度を調節する(modulate)ことも公知である。
る。特に、入口弁の絞りとは別の制御(アンロード弁の
制御)を行うか否かはコンプレッサの吐出圧が大きく上
昇したことの検出に基づいて決定されるので、コンプレ
ッサが急激にサージに達する危険性がある。また、サー
ジに達することを確実に回避するには、アンロード弁を
使用する時点の最小流量が設計圧力でのサージラインか
ら十分に離れている必要がある。一方、流量の僅かな減
少によってすぐにサージに達することがないようにする
ために、動作に関する特性曲線は比較的急勾配でなけれ
ばならない。従って、コンプレッサシステムの設計基準
は非常にきびしいものとなり、設計上の余裕は僅かであ
る。更に、サージラインが設計圧力ラインと交わる点に
対して最小流量が大きく離れていなければならないの
で、アンロード弁を使用する場合よりエネルギ効率の良
い入口弁の使用がかなり制限されることになる。
(最大流量と最小流量との比)を得ること、つまりシス
テムの制御及びサージの防止のために入口弁をもっと使
用できるようにすることにある。さらに、アンロード弁
の使用を最小限に止めることにより、コンプレッサから
の圧縮空気を使用せずに放出してしまうことの非効率を
できるだけ除き、圧縮空気の需要の大きい変動を考慮に
入れた上でシステム全体の効率を高めることを目的とす
る。
下の工程からなることを特徴とする。
計流量と最小流量との間に維持するように入口弁を閉
じ、 c)気体の流量が前記最小流量に到達する時を検出し、 d)その後、入口弁の開度を固定し、且つ、吐出圧を前
記設計流量より高く設定された第1設定圧力より低く維
持するようにアンロード弁を開き、 e)アンロード弁の開度をモニターしてアンロード弁が
設定開度以上に開いている時間を測定し、 f)アンロード弁が設定開度以上に開いている時間が第
1設定時間に達すれば、アンロード弁を全開し、且つ、
入口弁を全閉し、 g)検出したシステム圧を前記設定圧力より低い第2設
定圧力と比較し、 h)システム圧が第2設定圧力より低い場合、上記工程
a)〜g)を繰り返す。
ることもできる。
計流量に維持するように入口弁を閉じ、 c)吐出圧が前記設計圧力より高く設定された第1設定
圧力に到達する時を検出し、 d)その後、入口弁の開度を固定し、且つ、気体の流量
が前記設計流量より低下したときに吐出圧を前記第1設
定圧力より低く維持するようにアンロード弁を開く。
している時間を測定し、その時間が第2設定時間に達す
ればコンプレッサの回転を停止させる工程を更に含ませ
ることが省エネルギーの観点から好ましい。
記制御方法の各工程を実行する手段を備えていることを
特徴とする。
るモータの電流を検出する電流伝送器(信号変換器)を
備えることができる。又、吐出圧検出手段として吐出管
に圧力伝送器を備え、システム圧検出手段としてガス溜
めに圧力伝送器を備えることができる。
縮空気を排出すべき時の決定を、従来のように吐出圧が
大きく上昇したことの検出に基づいて行う必要はない。
アンロード弁の開度がモニターされ、アンロード弁が設
定開度以上に開いている時間が第1設定時間に達すれ
ば、アンロード弁を全開し、且つ、入口弁を全閉すると
言う制御を行い、コンプレッサを無負荷状態とすること
でエネルギの浪費を避けられる。又、本発明では、従来
技術のようにアンロード弁の制御を吐出圧の大きな上昇
に依存するのではなく、設計圧力より少し高く設定され
た第1設定圧力を越えないようにアンロード弁を徐々に
開き、システム動作点がサージに到達しないように制御
する。これにより、最低流量をサージラインに近づける
ことが可能になる。
(最大流量と最小流量との比)を得ることができる。そ
して、サージの防止のために入口弁を多く使用してアン
ロード弁の使用を最小限にし、無駄なエネルギの浪費が
低減される。又、吐出圧の急上昇によってシステムの動
作点がサージラインに達することが回避されるので、特
性曲線が急勾配である必要がない。これによって、コン
プレッサシステムの設計の自由度が増加する。
置の概略構成をブロック図で示す。多段式軸流又は遠心
コンプレッサ等のコンプレッサ2に吸気管4を通して空
気が供給され、吐出管6を通して圧縮空気がコンプレッ
サ2からガス溜め(貯蔵器)8へ送り込まれる。吐出管
6には逆止弁10が設けられ、圧縮空気は、矢印で示すよ
うに、コンプレッサ2からガス溜め8への方向には移動
できるが逆方向には移動できない。圧縮空気は出口管12
を通してガス溜め8から取り出され、工場等へ供給され
る。コンプレッサ2はスタータ16に制御されるモータ14
によで回転駆動される。
流量は入口弁(絞り弁)18によって制御され、この入口
弁18は入口弁アクチュエータ20によって制御される。吐
出管6の途中に、アンロード弁24が設けられたアンロー
ド管22が分岐接続され、アンロード弁24を通過した圧縮
空気は大気中に放出される。アンロード弁24はアンロー
ド弁アクチュエータ26によって制御される。入口弁アク
チュエータ20、アンロード弁アクチュエータ26、および
スタータ16はコントローラ28によって制御される。
(信号変換器)30によって検出され、検出された吐出圧
は電気信号としてコントローラ28に入力される。又、シ
ステム圧と呼ばれるガス溜め8内の圧力は第2設定圧力
伝送器32によって検出され、このシステム圧も電気信号
としてコントローラ28へ入力される。モータ14で発生す
る電流は電流伝送器34によって検出され、これも電気信
号としてコントローラ28へ入力される。後述するよう
に、第1設定圧力伝送器30によって検出された圧力、第
2設定圧力伝送器32によって検出された圧力、及び電流
伝送器34によって検出された電流は、コントローラ28
が、オペレータインターフェース36を介して与えられた
指令に基づいて、入口弁18、アンロード弁24、及びモー
タ14(スタータ16)を制御する際に使用される。
ッサを使用している。例えば、モトローラ製68010マイ
クロプロセッサを使用したザイコム(Zycom)コントロ
ーラを用いることができる。コントローラ28は、圧力伝
送器30,32および電流伝送器34からの信号を含む種々の
アナログ信号を入力するためのA/D変換器38を内蔵して
いる。入力されるアナログ信号はデジタル信号に変換さ
れてコントローラ28のCPU40に入力される。コントロー
ラ28は更にROM42を備え、これに予め格納されたプログ
ラムがRAM44に転送される。RAM44はCPU40に接続され、
両者間で双方向通信(リード/ライト)が行われる。オ
ペレーターインターフェース36はCPU40に直接接続さ
れ、コントローラ28に各種設定値や実行指令等を与える
のに使用される。ROM42に格納されたプログラム、各入
力信号、及びオペレータインターフェース36からの入力
に基づいてCPU40が生成した制御信号はD/A変換器46でア
ナログ出力に変換された後、図1のスタータ16、入口弁
アクチュエータ26を含むコンプレッサシステムの種々の
要素に供給される。
ルゴリズムはザイコムコントローラ用のC言語のような
ソフトウエア言語に作成されてROM42に書き込まれる。
そして、ROM42に書き込まれたプログラムは、システム
起動時にRAM44にロードされCPU40によって実行される。
図1及び図2に示したシステムのハード構成自体は公知
であるが、本発明はかかるシステムの動作中に生成され
るパラメータに基づいてモータ14、入口弁18、及びアン
ロード弁24を制御する特定の方法を提供するものであ
る。
及び図4のフローチャートに示されている。以下、図5
に示すコンプレッサの特性図も参照しながら説明する。
図3のスタートブロック50で制御が開始すると、操作者
がオペレーターインターフェース36を介して選択したシ
ステムの運転モードがブロック52以降のオートデュアル
モードであるか、又はブロック53以降の間欠(intermit
tent)モードであるかをブロック51で判断する。
ンロード弁24が全閉され、且つ、入口弁18が全開され、
コンプレッサ2がモータ14によって通常の速度で回転駆
動される。コンプレッサ2によって圧縮空気がガス溜め
8に送られ、システムは所定の設計圧力及び所定の設計
流量からなる設計作動点で作動する。この設計流量はモ
ータ14の所定の設定電流に対応する。この様子は図5に
示されており、システムは曲線A1に沿ってサージライン
から十分離れた設計動作点で作動する。ここで、パラメ
ータAiは入口弁18の開度であり、A1は全開状態を示し、
A1,A2,A3,A4の順に開度は小さくなる。このとき制御装
置は図3のフローチャートにおけるブロック54の入口弁
制御を実行していることになる。
設定圧力伝送器30によって検出される吐出圧が上昇す
る。入口弁18が全開のままであれば、吐出圧が上昇して
システムの動作点は曲線A1に沿って移動し、やがてサー
ジラインに到達する。このような状況の発生を防止し、
需要が減少してもシステムを望ましく設計圧力で作動さ
ぜくために、入口弁18を徐々に閉じて(絞って)コンプ
レッサ2への吸気を減少させ、ガス溜め8への空気の流
量を減少させる。その結果、システムの動作点は曲線A2
の方へ移動する。システムは最初は吐出圧を設計圧力に
維持するように設計されており、曲線A2はより少ない流
量、即ち、より小さいモータ電流で設計圧力ラインと交
わる。圧縮空気の需要が減少し続けると入口弁18が更に
絞られ、吐出圧が設計圧力に維持されたままでシステム
の動作点が曲線A2からA3へ、そして更に図5において設
計圧力ラインに沿って左へ移行する。
計圧力ラインと交わるサージラインにシステムの動作点
が到達することを確実に防止するために、所定の最小流
量に相当するモータ電流が最小電流として設定され、こ
の最小電流を下回るような入口弁18の絞り込みは実行さ
れない。
電流伝送器34を介してコントローラ28に検出されると、
入口弁18はそれ以上絞り込まれず、その開度に固定され
る。そして、制御は図3のブロック55へ進み、アンロー
ド弁24がサージ制御手段として使用される。アンロード
弁24を使用しなければ、流量は最小流量より低下し、シ
ステム動作点は曲線A4に沿ってサージラインに近づく方
向に移動してしまう。しかし、本発明では、設計圧力よ
り少し高く設定された第1設定圧力を吐出圧が越えない
ようにアンロード弁24が徐々に開かれる。例えば、設計
圧力が100psi(ポンド/平方インチ)の場合、第1設定
圧力は101又は102psiに設定される。流量が図5の最小
電流に相当する最小流量より低下しても、吐出圧を第1
設定圧力未満に維持してシステム動作点がサージに到達
しないようにするために、アンロード弁24が徐々に開か
れる。
めに入口弁18を徐々に閉じたり、アンロード弁24を徐々
に開けたりするのはエネルギの浪費であるので、本発明
ではかかる制御にのみ頼るのではなく、別の制御も実行
すべく、アンロード弁24の開度をモニターすることによ
り、圧縮空気の需要の長時間にわたる異常な減少を検出
する。制御装置は、アンロード弁24が設定開度以上に開
いている時間を測定する。これは、アンロード弁24の開
度を制御するための電気信号をアンロード弁アクチュエ
ータ26に出力するコントローラ28によって容易に行われ
る。つまり、コントローラ28がアンロード弁24の開度に
対応する出力をモニターするするには、RAM44内のレジ
スタをチェックするだけでよい。アンロード弁24が設定
開度以上に開いている時間の計時にはコントローラ28の
内部クロックが使用される。アンロード弁24が設定開
度、例えば80%以上の開度に設定時間、例えば30分を越
えて維持されると、これはガス溜め8に対する需要が異
常に減少したことを示す。この場合、不必要に空気が圧
縮されアンロード管22及びアンロド弁24を介して排出さ
れることによるエネルギの浪費を避けるために以下のよ
うな制御が行われる。
ク57で設定された設定開度とが比較される。この設定開
度はプログラムによって予めソフトウエアに設定され、
又はオペレーターインターフェース36を介して設定され
る。アンロード弁24の開度が設定開度未満である場合は
ブロック54に戻る。アンロード弁24の開度が設定開度以
上である場合はブロック58を通過し、最初の通過時には
タイマをスタートさせる。アンロード弁24の開度が設定
開度以上である限りこのタイマは動作を継続する。
で設定された第1設定時間とが比較される。この第1設
定時間はプログラムによって予めソフトウエアに設定さ
れ、又はオペレーターインターフェース36を介して設定
される。経過時間が第1設定時間に達していない場合は
ブロック56へ戻って再びアンロード弁24の開度を設定開
度と比較する。経過時間が第1設定時間以上である場合
はブロック61及び62へ進む。これは、アンロード弁24が
第1設定時間以上継続して設定開度以上開かれていた場
合に相当する。
つ、入口弁18が全閉される。この段階でコンプレッサ2
は無負荷状態にされ、もはや空気はガス溜め8に圧送さ
れず、システムの動作点は図5の曲線B上に移動する。
この後、制御はブロック63へ進み、第2設定圧力伝送器
32によって測定されたガス溜め8内のシステム圧力と、
ブロック64で設計圧力より少し低く設定された第2設定
圧力とが比較され、システム圧が第2設定圧力、例えば
95psi以下に低下しないように制御される。この第2設
定圧力はプログラムによって予めソフトウエアに設定さ
れ、又はオペレーターインターフェース36を介して設定
される。
ク61へ戻り、アンロード弁24全開に、入口弁18が全閉に
維持される。これは、需要の増加に十分対応しうる圧力
の空気がガス溜め8にあり、圧縮空気をガス溜め8に補
充する必要がない状態に対応する。システム圧が第2設
定圧力以下に低下した場合はオートデュアルモードの開
始点であるブロック54に戻る。これは、ガス溜め8への
圧縮空気の補充が必要な状態に対応する。この時点でア
ンロード弁24が再び全閉され、且つ、入口弁18が全開さ
れ、ブロック54以降の制御シーケンスが繰り返される。
ッサ2は回転を継続し余剰空気はアンロード弁24を通し
て排出される。このような状態でのコンプレッサ2の運
転は限られた時間だけ行われることが望ましい。そこ
で、図3のフローチャートの変更例として、アンロード
弁24の全開状態が予め設定した時間、例えば30分を越え
て継続した場合は、コントローラ36がスタータ16を制御
してモータ14を停止させるようにしてもよい。これは、
圧縮空気の需要が減少して、その状態が長時間継続して
いることを示す。この場合、モータ14がコンプレッサ2
を回転し続けてエネルギを浪費する必要がないことは明
らかである。その後システム圧が設定圧力より低下すれ
ば、つまり圧縮空気の需要が回復すれば、モータ14によ
るコンプレッサ2の回転が再開され、ブロック52以降の
制御が繰り返される。この変更例の制御は、図3のフロ
ーチャートにおいて、ブロック58〜60と同様のタイマブ
ロック、タイマ時間設定ブロック、及び時間比較ブロッ
クを、ブロック63からの"NO"ラインに追加し、且つ、タ
イマが設定時間に達したときにモータ14を停止させるブ
ロックを追加することによって実現する。この変更例に
おける設定時間(第2設定時間)もプログラムによって
予めソフトウエアに設定され、又はオペレーターインタ
フェース36を介して設定される。
ートデュアルモードと同様に、入口弁18が全開され、且
つ、アンロード弁24が全閉される。しかし、ブロック65
の入口制御では、設計圧力とモータの設計電流に対応す
る設定流量とからなる設計動作点でコンプレッサ2を運
転するように入口弁18が絞られる(徐々に閉じられ
る)。プログラム上は、モータの最低電流が設計電流に
等しく設定される。従って、入口弁18をさらに絞っても
システム動作点を設計動作点に維持できず、制御はブロ
ック66に進む。ここで吐出圧が継続的にモニターされ、
吐出圧が前述の第1設定圧力以上にならないようにアン
ロード弁24が徐々に開かれる。この後、図3のオートデ
ュアルモードのブロック56〜64と同様に、ブロック67〜
75の動作を行う。この場合も前述の変更例で述べたコン
プレッサ2の停止に関する制御を含ませることができ
る。
ッサを使用したコントローラを備えることが望ましい
が、個別部品で構成された電子回路からなるコントロー
ラ等、他の形式のコントローラを採用してもよい。
すブロック図、図2は図1中のコントローラのブロック
図、図3及び図4は本発明の制御方法を含む制御プログ
ラムのフローチャート、図5は図1中のコンプレッサの
特性図である。 2……コンプレッサ、4……吸気管、6……吐出管、22
……アンロード管、24……アンロード弁、30……吐出圧
検出手段、32……システム圧検出手段、34……流量検出
手段。
Claims (12)
- 【請求項1】吸気管から吸引した気体を吐出管を通して
ガス溜めへ圧送するコンプレッサと、吸気管に設けられ
た入口弁と、吐出管から分岐するアンロード管と、アン
ロード管に設けられたアンロード弁と、コンプレッサの
吐出圧を検出する手段と、コンプレッサからの気体の流
量を検出する手段と、ガス溜め内部のシステム圧を検出
する手段とを備えたコンプレッサシステムの制御方法で
あって、 a)アンロート弁を全閉し、且つ、入口弁を全開し、 b)吐出圧を設計圧力に維持し、且つ、気体の流量を設
計流量と最小流量との間に維持するように入口弁を閉
じ、 c)気体の流量が前記最小流量に到達する時を検出し、 d)その後、入口弁の開度を固定し、且つ、吐出圧を前
記設計圧力より高く設定された第1設定圧力より低く維
持するようにアンロード弁を開き、 e)アンロード弁の開度をモニターしてアンロード弁が
設定開度以上に開いている時間を測定し、 f)アンロード弁が設定開度以上に開いている時間が第
1設定時間に達すれば、アンロード弁を全開し、且つ、
入口弁を全閉し、 g)検出したシステム圧を前記設計圧力より低い第2設
定圧力と比較し、 h)システム圧が第2設定圧力より低い場合、上記工程
a)〜g)を繰り返す、 ことを特徴とするコンプレッサシステムの制御方法。 - 【請求項2】吸気管から吸引した気体を吐出管を通して
ガス溜めへ圧送するコンプレッサと、吸気管に設けられ
た入口弁と、吐出管から分岐するアンロード管と、アン
ロード管に設けられたアロード弁と、コンプレッサの吐
出圧を検出する手段と、コンプレッサからの気体の流量
を検出する手段と、ガス溜め内部のシステム圧を検出す
る手段とを備えたコンプレッサシステムの制御方法であ
って、 a)アンロード弁を全閉し、且つ、入口弁を全開し、 b)吐出圧を設計圧力に維持し、且つ、気体の流量を設
計流量に維持するように入口弁を閉じ、 c)吐出圧が前記設計圧力より高く設定された第1設定
圧力に到達する時を検出し、 d)その後、入口弁の開度を固定し、且つ、気体の流量
が前記設計流量より低下したときに吐出圧を前記第1設
計圧力より低く維持するようにアンロード弁を開き、 e)アンロード弁の開度をモニターしてアンロード弁が
設定開度以上に開いている時間を測定し、 f)アンロード弁を設定開度以上に開いている時間が第
1設定時間に達すれば、アンロード弁を全開し、且つ、
入口弁を全閉し、 g)検出したシステム圧を前記設計圧力より低い第2設
定圧力と比較し、 h)システム圧が第2設定圧力より低い場合、上記工程
a)〜g)を繰り返す、 ことを特徴とするコンプレッサシステムの制御方法。 - 【請求項3】工程g)と工程h)との間に、アンロード
弁が全開している時間を測定し、その時間が第2設定時
間に達すればコンプレッサの回転を停止させる工程を更
に含む請求項1又は2記載のコンプレッサシステムの制
御方法。 - 【請求項4】前記流量検出手段として、コンプレッサを
駆動するモータの電流を検出する電流伝送器が用いられ
る請求項1又は2記載のコンプレッサシステムの制御方
法。 - 【請求項5】前記吐出圧検出手段として、吐出管に設け
られた圧力伝送器が用いられる請求項1又は2記載のコ
ンプレッサシステムの制御方法。 - 【請求項6】前記システム圧検出手段として、ガス溜め
に設けられた圧力伝送器が用いられる請求項1又は2記
載のコンプレッサシステムの制御方法。 - 【請求項7】吸気管(4)から吸引した気体を吐出管
(6)を通してガス溜め(8)へ圧送するコンプレッサ
(2)と、吸気管に設けられた入口弁(18)と、吐出管
(6)から分岐するアンロード管(22)と、アンロード
管に設けられたアンロード弁(24)と、コンプレッサの
吐出圧を検出する手段(30)と、コンプレッサからの気
体の流量を検出する手段(34)と、ガス溜め内部のシス
テム圧を検出する手段(32)とを備えたコンプレッサシ
ステムの制御装置であって、 a)アンロード弁を全閉し、且つ、入口弁を全開する手
段と、 b)吐出圧を設計圧力に維持し、且つ、気体の流量を設
計流量と最小流量との間に維持するように入口弁を閉じ
る手段と、 c)気体の流量が前記最小流量に到達する時を検出する
手段と、 d)その後、入口弁の開度を固定し、且つ、吐出圧を前
記設計圧力より高く設定された第1設定圧力より低く維
持するようにアンロード弁を開く手段と、 e)アンロード弁の開度をモニターしてアンロード弁が
設定開度以上に開いている時間を測定する手段と、 f)アンロード弁が設定開度以上に開いている時間が第
1設定時間に達すれば、アンロード弁を全開し、且つ、
入口弁を全閉する手段と、 g)システム圧をモニターして、システム圧を前記設計
圧力より低い第2設定圧力と比較する手段と、 h)システム圧が第2設定圧力より低いか否かを検出す
る手段と、 を備えていることを特徴とするコンプレッサシステムの
制御装置。 - 【請求項8】吸気管(4)から吸引した気体を吐出管
(6)を通してガス溜め(8)へ圧送するコンプレッサ
(2)と、吸気管に設けられた入口弁(18)と、吐出管
(6)から分岐するアンロード管(22)と、アンロード
管(22)に設けられたアンロード弁(24)と、コンプレ
ッサの吐出圧を検出する手段(30)と、コンプレッサか
らの気体の流量を検出する手段(34)と、ガス溜め内部
のシステム圧を検出する手段(32)とを備えたコンプレ
ッサシステムの制御装置であって、 a)アンロード弁を全閉し、且つ、入口弁を全開する手
段と、 b)吐出圧を設計圧力に維持し、且つ、気体の流量を設
計流量に維持するように入口弁を閉じる手段と、 c)吐出圧が前記設計圧力より高く設定された第1設定
圧力に到達する時を検出する手段と、 d)その後、入口弁の開度を固定し、且つ、気体の流量
が前記設計流量より低下したときに吐出圧を前記第1設
定圧力より低く維持するようにアンロード弁を開く手段
と、 e)アンロード弁の開度をモニターしてアンロード弁が
設定開度以上に開いている時間を測定する手段と、 f)アンロード弁が設定開度以上に開いている時間が第
1設定時間に達すれば、アンロード弁を全開し、且つ、
入口弁を全閉する手段と、 g)システム圧をモニターして、システム圧を前記設計
圧力より低い第2設定圧力と比較する手段と、 h)システム圧が第2設定圧力より低いか否かを検出す
る手段と、 を備えていることを特徴とするコンプレッサシステムの
制御装置。 - 【請求項9】アンロード弁が全開されている時間を測定
し、その時間が第2設定時間に達すればコンプレッサの
回転を停止させる手段を更に含む請求項7又は8記載の
コンプレッサシステムの制御装置。 - 【請求項10】前記流量検出手段(34)として、コンプ
レッサ(2)を駆動するモータ(14)の電流を検出する
電流伝送器が備えられている請求項7又は8記載のコン
プレッサシステムの制御装置。 - 【請求項11】前記吐出圧検出手段(30)として、吐出
管(6)に圧力伝送器が備えられている請求項7又は8
記載のコンプレッサシステムの制御装置。 - 【請求項12】前記システム圧検出手段(32)として、
ガス溜め(8)に圧力伝送器が備えられている請求項7
又は8記載のコンプレッサシステムの制御装置。
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