JP4344213B2 - エンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法及び吐出圧力の変更可能なエンジン駆動型圧縮機 - Google Patents

エンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法及び吐出圧力の変更可能なエンジン駆動型圧縮機 Download PDF

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本発明は、エンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法及び吐出圧力を変更可能としたエンジン駆動型圧縮機に関し、より詳細には、一台のエンジン駆動型圧縮機において、圧縮機本体の吐出圧力の設定を変更することにより、消費側に供給される圧縮流体の圧力を変更可能とする方法及びこのようにして吐出圧力を変更可能とされたエンジン駆動型圧縮機に関する。
エンジン駆動型圧縮機の一例として、油冷式のエンジン駆動型圧縮機を例にとり説明すると、この油冷式のエンジン駆動型圧縮機は、空気、その他の被圧縮流体を圧縮して得られた圧縮流体を、圧縮機本体の作用空間を密封・冷却するための冷却油と共に気液混合流体として吐出する圧縮機本体と、この圧縮機本体を駆動するエンジンを備えると共に、前記圧縮機本体より気液混合流体として吐出された圧縮流体を貯留すると共に、冷却油を分離するレシーバタンクを備えており、このレシーバタンク内に貯留され、冷却油の分離された圧縮流体を配管によって取り出し、消費側に供給することができるように構成されている。
そして、このようなエンジン駆動型圧縮機にあっては、消費側に常に一定の圧力の圧縮流体を供給することができるように、圧縮流体の消費等によってレシーバタンク内の圧力が予め設定された吐出圧力よりも低くなると、圧縮機本体の吸入口を開放して圧縮機本体内に被圧縮流体を吸い込んで圧縮し、この圧縮機本体より吐出された圧縮流体をレシーバタンク内に導入して消費された分の圧縮流体を補充すると共に、レシーバタンク内の圧力が予め設定された吐出圧力以上になると、圧縮機本体の吸入口を閉じてレシーバタンクに対する被圧縮流体の導入を停止する吸入制御を行ったり、レシーバタンク内の圧力が予め設定された吐出圧力よりも低くなると、圧縮機本体を駆動するエンジンの回転数を上昇させて圧縮機本体より吐出される圧縮流体の吐出量を増加する一方、レシーバタンク内の圧力が予め設定された吐出圧力以上になると、圧縮機本体を駆動するエンジンの回転速度を低下させて、圧縮機本体より吐出される圧縮流体の吐出量を減少させる、速度制御が行われている。
このような吸入制御及び速度制御を行う制御装置を備えたエンジン駆動型圧縮機の一例として、図8に示すように、圧縮機本体60の吸入口61に該吸入口61を開閉するバタフライ弁等の開閉弁31とこれを作動させるアンローダレギュレータ32を設けるとともに、このレシーバタンク50とアンローダレギュレータ32間を連通する制御管路90に圧力レギュレータ40’を設けた吸入制御手段30や、同様にこの圧力レギュレータ40’を介してレシーバタンク50の下流の圧縮流体が導入されることにより、エンジン80のガバナレバー85を操作するスピードレギュレータ70からなる速度制御手段を備えたエンジン駆動型圧縮機があり、レシーバタンク50の下流の圧力が前記圧力レギュレータ40’によって予め設定された吐出圧力未満に低下すると、レシーバタンク50の下流の圧縮流体が圧力レギュレータ40’を通過せず、アンローダレギュレータ32が開閉弁31を操作して圧縮機本体60の吸入口61を開くと共に、スピードレギュレータ70がエンジン80のガバナレバー85を高速側に移動させ、一方、レシーバタンク50の下流の圧力が前記圧力レギュレータ40’によって予め設定された吐出圧力以上に上昇すると、前記アンローダレギュレータ32に圧縮流体が導入されて、開閉弁31が圧縮機本体60の吸入口61を閉じると共に、前記スピードレギュレータ70がエンジン80のガバナレバー85を低速側に移動させる操作を行うものがある(特許文献1参照)。
前記速度制御手段によるエンジンの速度制御は、圧縮機本体の無負荷運転時におけるエンジンの無負荷回転数(低速)と、圧縮機本体の全負荷運転時におけるエンジンの全負荷回転数(高速)との範囲内で、圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力、即ちレシーバタンクの下流の圧力の変化に応じてエンジンの回転速度をこの高速・低速間で変化させている。
この圧縮機本体の駆動源として用いられるエンジンは、調速機(ガバナ)によって回転速度の安定が図られており、図9において前記ガバナレバー85を高速側に移動した状態のエンジンの出力曲線のうち、ガバナによる制御領域と第1圧力一定の圧縮機本体の動力性能とが交差する点(つり合い点)で運転されている状態を考えると、この状態より圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が上昇すると圧縮機本体の動力が増加し、エンジンの出力が圧縮機本体の動力とつり合うまで、エンジンに対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加してエンジンの出力を上昇し、逆に圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が低下すると圧縮機本体の動力が低下し、エンジンの出力が圧縮機本体の動力とつり合うまで、エンジンに対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少してエンジンの出力を低下する。
また、前記速度制御手段及び調速機としては、前述の構成のものの他、前述の圧力レギュレータ40’やスピードレギュレータ70に代え、圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力をセンサ等で検知し、この検知信号をコントローラに入力して、この検知信号に基づいて予め設定された圧力になった場合にはエンジンの回転数を低下させるようアクチュエータを制御し、エンジンの回転数をセンサ等で検知し、この検知信号をコントローラに入力して、エンジンの回転数がコントローラで予め設定された回転数に保つようにアクチュエータを制御するものがある(特許文献2参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
実公平6−23755号公報(第1−3頁、第1図) 特開昭61−258939号公報(第1−2頁、第1図)
エンジン駆動型圧縮機は、製造上許容されるエンジンの出力及び圧縮機本体の動力のばらつきや、運転環境の違いによるエンジンの出力及び圧縮機本体の動力の変動を考慮して、圧縮機本体の動力性能に対して所定の余裕(適正余裕)分高い出力曲線のエンジンを選定し、例えば圧縮機本体の定格動力に対して5%高い定格出力のエンジンを組み合わせている。
例えば前記余裕が過小の場合には、出力が許容範囲下限のエンジンと、動力が許容範囲上限の圧縮機本体とを組み合わせたときや、空気が薄いことによってエンジンの出力が低下する高地で運転したときに、圧縮機本体の動力がエンジンの出力を上回り、エンジンが圧縮機本体を駆動できない場合があり、また、前記余裕が過大の場合には、エンジンが大型化すると共に高価となり、製造されるエンジン駆動型圧縮機自体も高価かつ大型となると共に、燃料消費量が増える点において経済的でない。
ところで、一例として建築現場等で使用される空気圧縮機を例に考えると、この空気圧縮機が供給する圧縮空気の圧力は、その用途等に応じて異なる。
例えば、エアブロー作業、塗装作業、コンクリート吹き付け作業等において使用される圧縮空気に比べ、ダウンザホール工法、大口径ボーリング工事等において使用する圧縮空気は、より高い圧力であることが要求され、これらの作業に使用する圧縮空気を供給するエンジン駆動型圧縮機にあっては、一般のエンジン駆動型圧縮機に比較して消費側に、より高圧の圧縮空気を供給する必要がある。
しかし、前述のように圧縮機本体と、圧縮機本体の動力性能に対して適正余裕を持たせた出力曲線を有するエンジンとの組み合わせにおいて、使用用途に応じて圧縮機本体の吐出圧力の設定のみを変更させようとすれば、圧縮機本体の動力が変動し、吐出圧力の設定を上昇させる場合には圧縮機本体の動力性能に対してエンジンの出力曲線の余裕が過小となって、エンジンの出力が低下する高地で使用した場合にエンジンの出力が不足してストールしたり、または、圧縮機本体を駆動するために必要な動力がエンジンの出力曲線を超えて、エンジンが圧縮機本体を駆動することができない等の問題が生じる。逆に吐出圧力の設定を低下させる場合、例えば図9に示すように圧縮機本体から吐出される圧縮空気の圧力を第1圧力から第2圧力に設定を変更すると、エンジンが圧縮機本体を駆動できなくなることはないものの、圧縮機本体の動力性能に対してエンジンの出力曲線の余裕が過大となった状態で使用していることになり、本来圧縮機本体の動力性能に対して適正余裕を持たせた出力曲線を有するエンジンと組み合わせたエンジン駆動型圧縮機と比べて、エンジンが大型かつ高価であり、製造されるエンジン駆動型圧縮機自体も高価かつ大型となると共に、燃料消費量が増える点において経済的でない。
そのため、このように用途等に応じて必要とされる圧縮空気の圧力が異なる場合には、要求される圧縮空気の圧力に応じてそれぞれ別個にエンジン駆動型圧縮機を用意するか、前述したように経済的でない状態でエンジン駆動型圧縮機を使用する必要があり、その経済的な負担は大きなものとなっている。
なお、圧縮機本体に増速装置を内蔵し、エンジンより出力された回転数を、前記増速装置により増速して圧縮機本体を駆動するエンジン駆動型圧縮機にあっては、増速比の異なる増速装置を設けることにより、同一のエンジンによる同一の出力状態においても圧縮機本体の回転数を異なるものとすることができ、これにより圧縮機本体の吐出圧力の設定を変更することができるが、この場合には、吐出圧力の設定を低くするときに増速装置の増速比を大きくして圧縮空気の吐出量を増加し、吐出圧力の設定を高くするときに増速装置の増速比を小さくして圧縮空気の吐出量を減少させる等、増速装置の増速比を変更する必要がある。
そのため、このようなエンジン駆動型圧縮機にあっても、一台のエンジン駆動型圧縮機において、消費側に供給する圧縮流体の吐出圧力の設定を高く変更することができる構造とはなっていない。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、圧縮機本体の動力性能に対して適正余裕を持たせた出力曲線を有するエンジンと組み合わせた一台のエンジン駆動型圧縮機で圧縮機本体の吐出圧力の設定を高く変更しても、圧縮機本体の動力に対してエンジンの出力が不足することによるエンジンのストールを防止することができるエンジン駆動型圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のエンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法は、被圧縮流体を導入して圧縮する圧縮機本体60を、エンジン80で駆動するエンジン駆動型圧縮機において、
前記圧縮機本体60の吐出圧力を所定の範囲内において可変と成し、前記範囲内で予め選択した圧力を設定吐出圧力値として設定可能と成すと共に、前記エンジン80の出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力で運転時の前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力と前記エンジン80の回転数との対応関係を予め求めておき、
前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が前記設定吐出圧力値よりも低いときに、前記対応関係に基づいて前記エンジン80の出力曲線の範囲内で、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が高くなるにつれてエンジン80の回転数を低くし、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が低くなるにつれてエンジン80の回転数を高くすることを特徴とする(請求項1)。
前記設定吐出圧力値の範囲は、設定最高圧力と、設定最低圧力の範囲内であり、且つ、エンジン80の全負荷回転数rと無負荷最高回転数rの範囲を除くエンジン回転数の範囲において回転数を制御するようにできる(請求項2)。
なお、上記において設定最高圧力及び設定最低圧力とは、圧縮機本体の吐出圧力として設定可能な最高及び最低の圧力をいい、全負荷回転数rとは、設定吐出圧力値に対応する圧縮機本体60の定格動力(全負荷)発生時におけるエンジン80の回転数をいい、無負荷最高回転数rとは、前記設定吐出圧力値に対応する定格動力でエンジンを駆動している状態において、圧縮機本体を無負荷運転に移行した際に達するエンジンの回転数をいう(図6参照)。
前述の吐出圧力変更方法において、前記対応関係に基づいて圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力から、エンジン80の回転数を算出すると共に、前記算出された回転数となるよう前記エンジン80に対する燃料の供給量を制御する(請求項3)。
さらに、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が予め設定された前記設定吐出圧力値以上のときに前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少させてエンジン80の回転数を減少することが好ましい(請求項4)。
さらに、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が予め設定された前記設定吐出圧力値以上のときに前記圧縮機本体60の吸入口を絞り、又は塞ぐことが好ましい(請求項5)。
また、吐出圧力を変更可能に構成された本発明のエンジン駆動型圧縮機は、被圧縮流体を導入して圧縮する圧縮機本体60を、エンジン80で駆動するエンジン駆動型圧縮機において、
前記圧縮機本体60の吐出圧力を所定の範囲内において可変と成し、前記範囲内で予め選択した圧力を設定吐出圧力値として設定可能と成すと共に、前記エンジン80の出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力で運転時の前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力と前記エンジン80の回転数との対応関係を予め求めておき、
前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が前記設定吐出圧力値よりも低いときに前記エンジン80の出力曲線の範囲内で、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が高くなるにつれてエンジン80の回転数を低くし、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が低くなるにつれてエンジン80の回転数を高くする駆動制御装置1を設けたことを特徴とする(請求項)。
前述の構成のエンジン駆動型圧縮機において、前記駆動制御装置1は、前記対応関係を予め記憶して、この記憶に基づいて圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力から、エンジン80の回転数を算出すると共に、前記算出された回転数となるよう前記エンジン80に対する燃料の供給量を制御する(請求項7)。
前述の構成のエンジン駆動型圧縮機において、前記駆動制御装置1は、圧縮機本体の吐出圧力を所定の範囲内において可変と成し、前記範囲内で予め選択した圧力を設定吐出圧力値として設定可能と成す、例えば切替スイッチ11aや可変抵抗等の圧力設定ボリューム11b等から成る圧力設定手段11と、圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ52)と、エンジン80の回転数を検知する回転数検知手段(回転数センサ53)と、受信した制御信号に対応してエンジン80に供給する燃料の量を制御する燃料供給装置81、及び前記燃料供給装置81に対して制御信号を発信する電子制御装置20とを備え、
前記電子制御装置20は、前記エンジン80の出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力で運転時の前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係を記憶する記憶手段25を備えると共に、前記圧力検知手段(圧力センサ52)の検知する圧力が前記圧力設定手段11(11a,11b)によって設定された前記設定吐出圧力値よりも低いときに、前記記憶手段25に記憶された対応関係に基づいて前記圧力検知手段(圧力センサ52)の検知する圧力から圧縮機本体60を定格動力で運転するためのエンジン80の回転数を算出し、前記回転数検知手段(回転数センサ53)の検知する回転数が算出した回転数になるように前記燃料供給装置81に対して制御信号を発信する回転数制御手段21を備えることが好ましい(請求項8)。
さらに、前記回転数制御手段21は、前記回転数検知手段(回転数センサ53)の検知する回転数が算出した回転数よりも低いときには前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加する制御信号を前記燃料供給装置81に発信し、前記回転数検知手段(回転数センサ53)の検知する回転数が算出した回転数よりも高いときには前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置81に発信することもできる(請求項9)。
さらに、前記電子制御装置20は、更に、前記圧力検知手段(圧力センサ52)の検知する圧力が、前記圧力設定手段11(11a,11b)によって設定された前記設定吐出圧力値以上のときに、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置81に発信して、エンジンの回転数を減少する速度制御手段22を設けても良い(請求項10)。
さらに、受信した制御信号に対応して圧縮機本体60の吸入口61を絞り、又は塞ぐ吸入制御手段30を設け、
前記電子制御装置20は、更に、前記圧力検知手段(圧力センサ52)の検知する圧力が前記圧力設定手段11(11a,11b)によって設定された前記設定吐出圧力値以上のときに、前記圧縮機本体60の吸入口61を絞り、又は塞ぐ作動信号を前記吸入制御手段30に発信して、圧縮機本体60に対する被圧縮流体の導入を減少乃至停止する作動信号発生手段24を設けても良い(請求項11)。
以上説明した本発明の構成により、圧縮機本体の動力性能に対して適正余裕を持たせた出力曲線を有するエンジンと組み合わせた一台のエンジン駆動型圧縮機で圧縮機本体の設定吐出圧力値を高く変更しても、圧縮機本体の動力に対してエンジンの出力が不足することによるエンジンのストールを防止することができるエンジン駆動型圧縮機の吐出圧力方法及びエンジン駆動型圧縮機を提供することができた。
つぎに、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら以下説明する。
図1に示すように、本発明のエンジン駆動型圧縮機が、吸入した空気(被圧縮流体)を圧縮して圧縮空気(圧縮流体)を吐出する圧縮機本体60と、この圧縮機本体60を駆動するためのエンジン80、及び前記圧縮機本体60より吐出された圧縮空気を貯留するレシーバタンク50を備えていると共に、圧縮機本体から吐出される圧縮空気の圧力が、予め設定された設定吐出圧力値以上に上昇したとき、前記圧縮機本体の吸入口61を絞り、又は塞ぎ、該圧縮機本体に対する圧縮空気の導入を減少乃至停止する吸入制御手段30を備えている点については図8を参照して説明した前述の従来技術におけるエンジン駆動型圧縮機と同様であるが、前述の図8を参照して説明した従来技術におけるエンジン駆動型圧縮機が、エンジンの駆動制御装置としてエンジン80に対する燃料の供給量を制御するガバナや、このガバナのガバナレバー85を操作するスピードレギュレータ70や圧力レギュレータ40’等の速度制御手段を備えていたのに対し、本発明のエンジン駆動型圧縮機は、エンジン80又は圧縮機本体60の回転数を検知する回転数検知手段(回転数センサ53)、圧縮機本体60から吐出される圧縮空気の圧力(図1の例ではレシーバタンク50の下流における圧力)を検知する圧力検知手段(圧力センサ52)を設け、これらの検知手段からの検知信号に応じて、燃料の供給量を制御する制御信号を発信する電子制御装置20、及びこの電子制御装置20からの制御信号を受信して、エンジンに対する燃料の供給量を制御する燃料供給装置81を設け、これによりエンジン駆動型圧縮機の駆動制御を行う駆動制御装置1が構成されている。
また、図8に示す従来のエンジン駆動型圧縮機にあっては、圧縮機本体60と、該圧縮機本体60の動力性能に対して適正余裕を持たせた出力曲線を有するエンジン80とを組み合わせており、使用用途に応じて圧縮機本体60の設定吐出圧力値を上昇させる場合には圧縮機本体の動力性能に対してエンジン80の出力曲線の余裕が過小となってしまうことから、圧縮機本体60の設定吐出圧力値を高く変更することができないものとなっていたが、図1に示す実施形態にあっては、前述の電子制御装置20が、エンジンの出力曲線の範囲内で予め圧縮機本体の動力がエンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低くなる、圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係に基づいて、前記圧力検知手段(圧力センサ52)の検知する圧力が、切替スイッチ11a等から成る圧力設定手段11によって設定された設定吐出圧力値よりも低いときに、前記圧力検知手段(圧力センサ52)の検知する圧力からエンジン80の回転数を算出し、前記回転数検知手段(回転数センサ53)の検知する回転数が算出した回転数になるように前記燃料供給装置81に対して制御信号を発信している。
さらに、図8に示す従来技術においては、レシーバタンク50の下流の圧力が、圧力レギュレータ40’の作動圧力により決定される吐出圧力以上となると、吸入制御手段30が圧縮機本体60の吸入口61を絞り、又は塞ぐ動作を開始するように構成されていたのに対し、図1に示す実施形態にあっては、この圧力レギュレータ40’に代えて、受信した信号に応じて開閉動作する電磁弁37を備えると共に、前記圧力検知手段(圧力センサ52)の検知する前記圧縮機本体から吐出される圧縮空気の圧力が、前記定圧力設定手段11によって設定された設定吐出圧力値以上のときに、前記電磁弁37を開く作動信号を発生すると共に、前記圧縮機本体から吐出される圧縮空気の圧力が前記設定吐出圧力値未満のときに、前記電磁弁37を閉じる作動信号を発生する作動信号発生手段が、前述の電子制御装置20に備えている。
〔駆動制御装置〕
図1に示すエンジン駆動型圧縮機において、エンジンの駆動制御を行う駆動制御装置1は、電子制御装置20と、この電子制御装置20に接続された圧力設定手段11である切替スイッチ11a、回転数センサ53、圧力センサ52、及び燃料供給装置81により構成されている。
〔電子制御装置〕
前述の電子制御装置20は、前述の切替スイッチ11aより受信した設定信号及び/または各検知手段からの検知信号を受信して、受信した設定信号及び/または検知信号に対応した制御信号を各部に対して発信するもので、この電子制御装置20は、図2の機能ブロック図に示すように、入力される信号と出力する信号との対応関係等が記憶された、例えばROM等から成る記憶手段25と、前記記憶手段内に記憶された対応関係に従い、入力された信号に基づいて出力する信号を演算処理する、中央処理部(CPU)等から成る演算処理部を備え、入力された信号に従い、この演算処理部が予め記憶手段25に記憶された前記対応関係に基づいた制御信号を発信することにより、各部の制御が行われている。
本実施形態において、この電子制御装置20は、エンジン駆動型圧縮機の駆動制御装置を構成する、少なくとも後述の「回転数制御手段」、「速度制御手段」、「記憶手段」を備え、その他前述の電磁弁37に対して作動信号を発信する前述の「作動信号発生手段」を備えている。
この電子制御装置20には、各種センサやスイッチ類が接続される入力端子と、該電子制御装置20が発信する制御信号により制御される各種機器等が接続される出力端子が設けられており、このうちの入力端子に圧縮機本体60から吐出される圧縮空気の圧力、図示の実施形態にあってはレシーバタンク50下流側の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ52)、エンジン80又は圧縮機本体60の回転数を検知する回転数検知手段(回転数センサ53)、および、圧縮機本体60の設定吐出圧力値を所定の範囲で予め設定する、例えば切替スイッチ11aや可変抵抗器等のボリューム11bから成る圧力設定手段11が接続され、また、電子制御装置20の出力端子には、該電子制御装置20が発信した制御信号に応じてエンジン80に対する燃料の供給量を制御する燃料供給装置81、該電子制御装置20より出力された作動信号により操作される、電磁弁37(図1)、ソレノイドやモータ、その他のアクチュエータ(図5)が接続されている。
(1)回転数制御手段
前述の電子制御装置20に備わる回転数制御手段21は、記憶手段25に記憶された、エンジンの出力曲線の範囲内で、前記エンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力で運転時の圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係に基づいて、図1に示す実施形態にあってはレシーバタンク50の下流に設けられた圧力センサ52が検知する圧力と、切替スイッチ11a等から成る圧力設定手段11によって設定された設定吐出圧力値とを比較して、レシーバタンク50の下流の圧力が、前記設定吐出圧力値よりも低いときに、前記圧力センサ52の検知する圧力からエンジン80の回転数を算出し、前記エンジン80の回転数が前述の算出した回転数になるように前記燃料供給装置81に対して制御信号を発信するもので、前記記憶手段25は、エンジンの出力曲線の範囲内で予めエンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力で運転時の圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係を記憶し、この対応関係は、圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が高いときにエンジン80の回転数が低く、圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が低いときにエンジン80の回転数が高くなっている。
また、前記記憶手段25は、前記エンジン80の出力曲線が図3に示すように、圧縮機本体60の動力性能の傾きに対して傾きが小さく、回転数が変化しても出力がほぼ同じ定格出力一定になっている場合には、前記圧縮機本体60の定格動力が略同一となる圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係を記憶してもよい。
また、図7中に鎖線で示すように、エンジンの出力線に対して所定の余裕分(例えば5%)低いエンジンの出力余裕線を想定し、このエンジンの出力余裕線と圧縮機本体の動力線との交差する点における当該エンジンの回転数を、圧縮機本体の圧力との対応関係として記憶するものであっても良い。
さらに、この回転数制御手段21は、前記回転数センサ53の検知するエンジン80の回転数と、前述の算出した回転数とを比較して、前記回転数センサ53の検知する回転数が前述の算出した回転数よりも低いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加する制御信号を前記燃料供給装置81に発信し、前記回転数センサ53の検知するエンジン80の回転数と、前述の算出した回転数とを比較して、前記回転数センサ53の検知する回転数が前述の算出した回転数よりも高いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置81に発信する。
または、前記記憶手段25にエンジン80の最高回転数を記憶し、前記回転数制御手段21は、前記回転数センサ53の検知する回転数が、前述の算出された回転数と記憶されたエンジン80の最高回転数とを比較して何れかの低い回転数よりも低いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加する制御信号を前記燃料供給装置81に発信し、前記回転数センサの検知する回転数が、前述の算出された回転数と記憶されたエンジン80の最高回転数とを比較して何れかの低い回転数よりも高いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置81に発信し、前記エンジン80の回転数が、前述の算出された回転数と記憶されたエンジン80の最高回転数とを比較して何れかの低い回転数になるように制御するようにすることもできる。
(2)速度制御手段
前述の電子制御装置20は、さらに前述の速度制御を行う速度制御手段22を備え、この速度制御手段22は、圧縮機本体60から吐出される圧縮空気の圧力に応じてエンジン80の回転数を高速、低速間で制御するもので、図8を参照して説明した従来技術において、圧力レギュレータ40’及びスピードレギュレータ70により行われていた制御に相当する制御を行う。なお、この速度制御手段22による速度制御は、前述の回転数制御手段21による制御とは異なり、前記圧力センサ52の検知する圧力が前記圧力設定手段11によって設定された設定吐出圧力値以上のときに制御を行うものである。
この速度制御手段22は、圧縮機本体60から吐出される圧縮空気の圧力、図1に示す実施形態にあってはレシーバタンク50の下流に設けられた圧力センサ52が検知する圧縮空気の圧力と、前述の圧力設定手段11である切替スイッチ11aの操作に基づいて設定された設定吐出圧力値とを比較し、前記レシーバタンク50の下流の圧力が、前記設定吐出圧力値以上のときに、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少または最小にさせる制御信号を前記燃料供給装置81に発信して、前記エンジン80の回転数を減少または無負荷回転数にし、前記圧縮機本体から吐出される圧縮空気の吐出量を制御して、前記レシーバタンク50の下流の圧力を前記設定吐出圧力値に保持しようとしている。なお、前記レシーバタンク50の下流の圧力が前記設定吐出圧力値未満のときには、前記回転数制御手段21による制御が行われる。
(3)作動信号発生手段
前述の電子制御装置20は、さらに図1における電磁弁37に対し、これを開閉する制御信号を発信する作動信号発生手段24を備える。なお、電子制御装置20に備わるこの作動信号発生手段24は、前述のエンジン駆動型圧縮機のエンジンの駆動を制御する駆動制御装置1を構成するものではなく、また、前述の電子制御装置20とは別個にこれを構成しても良いが、本実施形態にあっては、前述の駆動制御装置1を構成する電子制御装置20中にこれが設けられており、説明の便宜上、前述の駆動制御装置1と併せてここで説明する。
前述の作動信号発生手段24は、前述の圧力センサ52で受信した検知信号により、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮空気の圧力が前記圧力設定手段11である切替スイッチ11aによって設定された設定吐出圧力値以上となったこと認識すると、前記電磁弁37に対してこれを開く駆動信号を発信する。
前述の圧力センサ52、作動信号発生手段24及び電磁弁37との組み合わせから成る装置は、レシーバタンク50の下流の圧力が設定吐出圧力値以上となったとき、前記吸入制御手段30に対して圧縮流体の導入を開始する点で図8を参照して説明した従来のエンジン駆動型圧縮機における圧力レギュレータ40’と同様に作用するものであるが、前述の作動信号発生手段24にあっては、切替スイッチ11aの切替により設定された設定吐出圧力値に基づいて、吸入制御手段30に圧縮空気の導入を開始するレシーバタンク50の下流の圧力が可変となっている点において前述の圧力レギュレータ40’とは異なるものとなっている。
〔吸入制御手段〕
図1に示す実施形態において、前述の圧縮機本体60には、その吸気口61を開閉するバタフライ弁等の開閉弁31と、この開閉弁31を作動させるアンローダレギュレータ32から成る吸入制御手段30が設けられ、前記レシーバタンク50の下流と前記アンローダレギュレータ32間を連通する制御管路90内には、前述の電磁弁37を設け、圧縮機本体60から吐出される圧縮空気の圧力であるレシーバタンク50の下流の圧力が、この圧力設定手段11である切替スイッチ11aによって設定された設定吐出圧力値以上となったこと圧力センサ52が検知すると、前述の作動信号出力手段24が制御信号を発信して前記電磁弁37を開き、前述の吸入制御手段30のアンローダレギュレータ32にレシーバタンクの下流の圧縮空気が導入されて、圧縮機本体60の吸入口61を絞り又は閉じる動作を開始するように構成されている。
〔動作〕
以上のように構成されたエンジン駆動型圧縮機において、圧縮機本体60の設定吐出圧力値を高圧に変更する場合には、前述の切替スイッチ11aを操作して、このスイッチを「高圧」の位置に切り替える。
この切替スイッチ11aの操作により、該切替スイッチ11aによって「高圧」に切替が行われたことを示す設定信号が、電子制御装置20に対して出力される。
このようにして切替スイッチ11aを「高圧」に切り替えた後、エンジン80による圧縮機本体60の駆動により圧縮空気の圧縮を行うと、圧縮機本体を始動して間もないときにはレシーバタンク50の下流の圧力は切替スイッチ11aによって設定された高圧の設定吐出圧力値に満たないことから、電子制御装置20に備わる回転数制御手段21は、前記記憶手段25に記憶された対応関係に基づいて、前記圧力センサ52の検知する圧力から圧縮機本体60を定格動力で運転するためのエンジン80の回転数を算出する。そして前記回転数センサ53の検知するの回転数が、前述の算出した回転数に上昇するまで前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加する制御信号を前記燃料供給装置81に発信し、前記回転数センサ53の検知する回転数が、前述の算出した回転数よりも高くなったときに、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置81に発信する。なお、レシーバタンク50の下流の圧力は、圧縮機本体から吐出される圧縮空気の供給量と消費側で消費される圧縮空気の消費量とのバランスによって常に圧力変動し、この圧力変動に合わせて圧縮機本体60を定格動力で運転するためのエンジン80の回転数を繰り返し算出し、エンジン80の回転数は前述の算出した回転数になるように制御されている。
前記エンジン80の出力曲線が図3に示すように、圧縮機本体60の動力性能の傾きに対して傾きが小さく、回転数が変化しても出力がほぼ同じ定格出力一定の範囲を有していて、前記記憶手段25には、圧縮機本体60の動力がエンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低く、前記圧縮機本体60の定格動力が略同一となる状態で運転される圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係を記憶している場合、前記圧力センサ52の検知する圧力と前記回転数制御手段21が算出した回転数との関係は、図4の圧縮機本体の定格動力一定の線のとおりで、前記圧力センサ52の検知するレシーバタンク50の下流の圧力が低いときには算出した回転数は高く、前記圧力センサの検知するレシーバタンク50の下流の圧力が上昇するにつれて算出した回転数は徐々に低下し、エンジン80の回転数は前記定格動力一定の線に沿って変化する。
前記記憶手段25にエンジン80の最高回転数が記憶されている場合には、前記回転数制御手段21は、前述の算出された回転数と記憶されたエンジン80の最高回転数とを比較して、何れかの低い回転数にエンジン80の回転数がなるように制御されている。図4には定格動力一定の線とエンジン80の最高回転数の線と記載されていて、それぞれの線は前記圧力センサ52の検知する圧力が第1圧力の点で交差する。
前記圧力センサ52の検知するレシーバタンク50の下流の圧力が前記第1圧力よりも低いときには、前述の算出された回転数と記憶されたエンジン80の最高回転数とを比較してエンジン80の最高回転数が低いことから、エンジン80が最高回転数で運転されるように、前記回転数センサ53の検知するエンジン80の回転数と、エンジン80の最高回転数とを比較して、前記回転数センサ53の検知する回転数がエンジン80の最高回転数よりも低いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加する制御信号を前記燃料供給装置81に発信し、前記回転数センサ53の検知するエンジン80の回転数と、エンジン80の最高回転数とを比較して、前記回転数センサ53の検知する回転数がエンジン80の最高回転数よりも高いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置81に発信する。
また、前記圧力センサ52の検知するレシーバタンク50の下流の圧力が前記第1圧力よりも高いときには、前述の算出された回転数と記憶されたエンジン80の最高回転数とを比較して前述の算出された回転数が低いことから、エンジン80が算出された回転数で運転されるように、前記回転数センサ53の検知するエンジン80の回転数と、前述の算出した回転数とを比較して、前記回転数センサ53の検知する回転数が前述の算出した回転数よりも低いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加する制御信号を前記燃料供給装置81に発信し、前記回転数センサ53の検知するエンジン80の回転数と、前述の算出した回転数とを比較して、前記回転数センサ53の検知する回転数が前述の算出した回転数よりも高いときには、前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置81に発信する(回転数制御)。
消費側において、圧縮空気の消費が停止し、又は消費量が減少する等してレシーバタンク50の下流の圧力が切替スイッチ11aの操作により設定された高圧の設定吐出圧力値以上になると、圧力センサ52からの検知信号を受信した電子制御装置20の作動信号出力手段24は、制御管路90に設けられた電磁弁37に対してこれを開動作させる作動信号を出力し、制御管路90が開く。これに伴い、アンローダレギュレータ32にレシーバタンク50の下流の圧縮空気が導入され、アンローダレギュレータ32は導入された圧縮空気によって圧縮機本体60の吸入口61を絞り、又は閉じる(吸入制御)。
また、圧力センサ52により検知されるレシーバタンク50の下流の圧力が切替スイッチ11aによって設定された「高圧」の設定吐出圧力値以上に上昇すると、電子制御装置20の速度制御手段22はエンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少または最小にさせる制御信号を燃料供給装置81に発信してエンジンを低速運転に移行する(速度制御)。
一方、前述の切替スイッチ11aの操作により「低圧」に設定した場合には、該切替スイッチ11aの操作により設定信号が電子制御装置20に発信される。
このようにして、切替スイッチ11aを「低圧」に切り替えた後、電子制御装置に備わる回転数制御手段21の動作は、前述した切替スイッチ11aを「高圧」に切り替えたときの回転数制御の動作と同じであり、切替スイッチ11a等から成る圧力設定手段11によって設定された設定吐出圧力値とを比較して、レシーバタンク50の下流の圧力が、前記設定吐出圧力値よりも低いときに、前記圧力センサ52の検知する圧力から圧縮機本体60を定格動力で運転するためのエンジン80の回転数を算出し、前記エンジン80の回転数が前述の算出した回転数になるように前記燃料供給装置81に対して制御信号を発信している。前記記憶手段25にエンジン80の最高回転数が記憶されている場合には、前述の算出された回転数と記憶されたエンジン80の最高回転数とを比較して、何れかの低い回転数にエンジン80の回転数がなるように前記燃料供給装置81に対して制御信号を発信している。なお、図4において切替スイッチ11aによって設定された低圧は定格動力一定の線とエンジン80の最高回転数の線とが交差する第1圧力であることから、エンジン80の回転数は前記定格動力一定の線に沿って低下しない。
消費側において、圧縮空気の消費が停止し、又は消費量が減少する等してレシーバタンク50の下流の圧力が切替スイッチ11aの操作により設定された低圧の設定吐出圧力値(第1圧力)以上に上昇すると、圧力センサ52からの検知信号を受信した電子制御装置20の作動信号出力手段24は、制御管路90に設けられた電磁弁37に対してこれを開動作させる作動信号を出力し、制御管路90が開く。これに伴い、アンローダレギュレータ32にレシーバタンク50の下流の圧縮空気が導入され、アンローダレギュレータ32は導入された圧縮空気によって圧縮機本体60の吸入口61を絞り又は閉じる。
また、圧力センサ52により検知されるレシーバタンク50の下流の圧力が切替スイッチ11aによって設定された「低圧」の設定吐出圧力値以上に上昇すると、電子制御装置20の速度制御手段22は、エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少または最小にさせる制御信号を燃料供給装置81に発信し、エンジン80を低速運転に移行する(速度制御)。
このように、例えばエンジンの出力曲線の範囲内で予め圧縮機本体の動力がエンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低くなる圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係、または、前記圧縮機本体60を定格動力一定に保持して運転するための、圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力とエンジン80の回転数との対応関係を予め記憶して、前記圧縮機本体60の設定吐出圧力値を所定の範囲で予め設定し、前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力が前記設定吐出圧力値よりも低いときに、前記記憶に基づいて前記圧縮機本体60から吐出される圧縮流体の圧力から、圧縮機本体60を定格動力で運転するためのエンジン80の回転数を算出し、前記エンジン80の回転数が算出した回転数になるように前記エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を制御することにより、このエンジン80により駆動される圧縮機本体60より吐出される圧縮空気の設定吐出圧力値を変化させることができると共に、圧縮機本体の設定吐出圧力値を低下する場合には、回転数の上昇により圧縮空気の吐出量が増加して、極めて効率的な作業を行うことができる。
〔変形例〕
以上、図1を参照して本発明のエンジン駆動型圧縮機の一構成例を示したが、本発明の駆動制御装置は、図1に示す実施形態の構成に限定されるものではなく、一例として以下で説明する図5のように変形することも可能である。
図1を参照して説明した上記の実施形態にあっては、圧力設定手段11により設定される設定吐出圧力値を、高圧、低圧の二種類の圧力に設定する場合について説明したが、この切替は、例えば低圧、高圧、及びその中間の圧力のように3種類、又はそれ以上設定されていても良く、または、この圧力を無段階に変更可能としても良く、前述した実施形態の例に限定されない。
図5に示す実施形態では、このようにエンジン駆動型圧縮機より吐出される圧縮空気の圧力を多段階に変更可能としたもので、図1における切替スイッチ11aに代え、圧力設定ボリューム11bを圧力設定手段11として設けている。
また、図1に示す実施形態にあっては、圧縮機本体60の吸入口に設けられた吸入制御手段30が、レシーバタンク50の下流の圧縮空気を作動圧力として動作するアンローダレギュレータ32を備えるものとして説明したが、この構成に代え、図5に示す実施形態にあっては、圧縮機本体60の吸入口31を電気的に開閉するものとして構成している。
この図5に示す実施形態において、吸入制御手段30は、圧縮機本体60の吸入口61を開閉するバタフライ弁31や、その他弁体31’をソレノイドやリニアモータ等のアクチュエータ32’により作動させるもので、圧縮機本体60から吐出される圧縮空気の圧力を検知する圧力センサ52からの検知信号の受信により、電子制御装置20は、受信した検知信号が示す圧力に応じて前述のアクチュエータ32’に該圧力に対応してこれらを作動させる作動信号を出力して圧縮機本体の吸入口を開閉制御するよう構成したものである。
以上のように構成された駆動制御装置1を備えたエンジン駆動型圧縮機において、圧力設定ボリューム11bを操作して設定吐出圧力値を例えば図3及び図4における低圧(第1圧力)と高圧との間の任意の圧力に設定すると、電子制御装置20の回転数制御手段21の動作は、前述した切替スイッチ11aを「高圧」または「低圧」に切り替えたときの回転数制御の動作と同じであり、レシーバタンク50の下流の圧力が圧力設定ボリューム11bの操作により設定吐出圧力値として設定された低圧と高圧との間の吐出圧力(第1圧力)以上に上昇すると、電子制御装置20の作動信号出力手段24は、吸入制御手段30のアクチュエータ32’に弁体31’を開動作させる作動信号を出力し、圧縮機本体60の吸入口61を絞り又は閉じる。また、レシーバタンク50の下流の圧力が圧力設定ボリューム11bによって設定された設定吐出圧力値以上に上昇すると、電子制御装置20の速度制御手段22は、エンジン80に対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少または最小にさせる制御信号を燃料供給装置81に発信し、エンジン80を低速運転に移行する。
このように構成された駆動制御装置1を備えたエンジン駆動型圧縮機にあっては、圧力設定ボリューム11bにより設定可能な多段階乃至は無段階に、エンジン駆動型圧縮機より供給される圧縮空気の圧力を設定することが可能となる。
なお、図1〜図5を参照して説明した本発明の駆動制御装置は、図示の例においてはいずれも圧縮機本体の作用空間の密封、冷却に油を使用する油冷式のエンジン駆動型圧縮機に設けるものとして示されているが、本発明の駆動制御装置1が設けられるエンジン駆動型圧縮機1は、レシーバタンク50やオイルクーラ58を備えたものに限定されず、例えば圧縮機本体60の作用空間を密封・冷却するための冷却油等を必要とせず、従ってレシーバタンク50やオイルクーラ58を必要としない、例えばオイルフリースクリュ圧縮機等に対しても適用することができる。
このように、レシーバタンク50等を備えていないエンジン駆動型圧縮機に本発明の駆動制御装置を設ける場合には、例えば圧縮機本体60の吐出側とアンロータレギュレーダ32間を連通する制御管路90中または、圧縮機本体60の下流に接続する吐出配管に、圧力センサ52を設ける。
本発明の駆動制御装置を備えたエンジン駆動型圧縮機の概略説明図。 電子制御装置の機能ブロック図。 エンジンの出力曲線と圧縮機本体の動力性能を示すグラフ。 圧力センサの検知する圧力と回転数制御手段が算出した回転数との関係を表したグラフ。 本発明の駆動制御装置を備えたエンジン駆動型圧縮機の概略説明図。 エンジンの回転数の制御範囲を説明するためのグラフ。 エンジンの回転数と、圧縮機本体の動力との関係を説明するためのグラフ。 従来の駆動制御装置を備えたエンジン駆動型圧縮機の概略説明図。 従来のエンジンの出力曲線と、圧縮機本体の動力性能を示すグラフ。
符号の説明
1 駆動制御装置
11 圧力設定手段
11a 切替スイッチ
11b 圧力設定ボリューム
20 電子制御装置
21 回転数制御手段
22 速度制御手段
23 調速手段
24 作動信号出力手段
25 記憶手段
30 吸入制御手段
31 開閉弁
31’ 弁体
32 アンローダレギュレータ
32’ アクチュエータ
40’ 圧力レギュレータ
50 レシーバタンク
52 圧力センサ
53 回転数センサ
58 オイルクーラ
60 圧縮機本体
61 吸入口
70 スピードレギュレータ
80 エンジン
81 燃料供給装置
85 ガバナレバー
90 制御管路
91,92 分岐管路

Claims (11)

  1. 被圧縮流体を導入して圧縮する圧縮機本体を、エンジンで駆動するエンジン駆動型圧縮機において、
    前記圧縮機本体の吐出圧力を所定の範囲内において可変と成し、前記範囲内で予め選択した圧力を設定吐出圧力値として設定可能と成すと共に、前記エンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力で運転時の前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力と前記エンジンの回転数との対応関係を予め求めておき、
    前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が前記設定吐出圧力値よりも低いときに、前記対応関係に基づいて前記エンジンの出力曲線の範囲内で、前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が高くなるにつれてエンジンの回転数を低くし、前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が低くなるにつれてエンジンの回転数を高くすることを特徴とするエンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法。
  2. 前記設定吐出圧力値の範囲は、設定最高圧力と、設定最低圧力の範囲内であり、且つ、エンジンの全負荷回転数と無負荷最高回転数の範囲を除くエンジン回転数の範囲において回転数を制御する請求項1記載のエンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法。
  3. 記対応関係に基づいて圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力から、エンジンの回転数を算出すると共に、前記算出された回転数となるよう前記エンジンに対する燃料の供給量を制御することを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法。
  4. 前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が前記設定吐出圧力値以上のときに前記エンジンに対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少させてエンジンの回転数を減少することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のエンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法。
  5. 前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が前記設定吐出圧力値以上のときに前記圧縮機本体の吸入口を絞り、又は塞ぐことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のエンジン駆動型圧縮機の吐出圧力変更方法。
  6. 被圧縮流体を導入して圧縮する圧縮機本体を、エンジンで駆動するエンジン駆動型圧縮機において、
    前記圧縮機本体の吐出圧力を所定の範囲内において可変と成し、前記範囲内で予め選択した圧力を設定吐出圧力値として設定可能と成すと共に、前記エンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力で運転時の前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力と前記エンジンの回転数との対応関係を予め求めておき、
    前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が前記設定吐出圧力値よりも低いときに、前記対応関係に基づいて前記エンジンの出力曲線の範囲内で、前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が高くなるにつれてエンジンの回転数を低くし、前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力が低くなるにつれてエンジンの回転数を高くする駆動制御装置を設けたことを特徴とするエンジン駆動型圧縮機。
  7. 前記駆動制御装置は、前記対応関係を予め記憶して、この記憶に基づいて圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力から、エンジンの回転数を算出すると共に、前記算出された回転数となるよう前記エンジンに対する燃料の供給量を制御することを特徴とする請求項6記載のエンジン駆動型圧縮機。
  8. 前記駆動制御装置は、圧縮機本体の吐出圧力を所定の範囲内において可変と成し、前記範囲内で予め選択した圧力を設定吐出圧力値として設定可能と成す圧力設定手段と、圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力を検知する圧力検知手段と、エンジンの回転数を検知する回転数検知手段と、受信した制御信号に対応してエンジンに供給する燃料の量を制御する燃料供給装置、及び前記燃料供給装置に対して制御信号を発信する電子制御装置とを備え、
    前記電子制御装置は、前記エンジンの出力曲線に対して所定の余裕分低くなる動力での運転時における前記圧縮機本体から吐出される圧縮流体の圧力とエンジンの回転数との対応関係を記憶する記憶手段を備えると共に、前記圧力検知手段の検知する圧力が前記圧力設定手段によって設定された設定吐出圧力値よりも低いときに、前記記憶手段に記憶された対応関係に基づいて前記圧力検知手段の検知する圧力からエンジンの回転数を算出し、前記回転数検知手段の検知する回転数が算出した回転数になるように前記燃料供給装置に対して制御信号を発信する回転数制御手段を備えたことを特徴とする請求項7記載のエンジン駆動型圧縮機。
  9. 前記回転数制御手段は、前記回転数検知手段の検知する回転数が算出した回転数よりも低いときには前記エンジンに対する単位時間当たりの燃料の供給量を増加する制御信号を前記燃料供給装置に発信し、前記回転数検知手段の検知する回転数が算出した回転数よりも高いときには前記エンジンに対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置に発信することを特徴とする請求項8記載のエンジン駆動型圧縮機。
  10. 前記電子制御装置は、更に、前記圧力検知手段の検知する圧力が、前記圧力設定手段によって設定された前記設定吐出圧力値以上のときに、エンジンに対する単位時間当たりの燃料の供給量を減少する制御信号を前記燃料供給装置に発信して、エンジンの回転数を減少する速度制御手段を設けたことを特徴とする請求項8または9記載のエンジン駆動型圧縮機。
  11. 受信した制御信号に対応して圧縮機本体の吸入口を絞り、又は塞ぐ吸入制御手段を設け、
    前記電子制御装置は、更に、前記圧力検知手段の検知する圧力が前記圧力設定手段によって設定された前記設定吐出圧力値以上のときに、前記圧縮機本体の吸入口を絞り、又は塞ぐ作動信号を前記吸入制御手段に発信して、圧縮機本体に対する被圧縮流体の導入を減少乃至停止する作動信号発生手段を設けたことを特徴とする請求項8〜10いずれか1項記載のエンジン駆動型圧縮機。
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