JPH09250485A - インバータ駆動回転型圧縮機 - Google Patents

インバータ駆動回転型圧縮機

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JPH09250485A
JPH09250485A JP8062487A JP6248796A JPH09250485A JP H09250485 A JPH09250485 A JP H09250485A JP 8062487 A JP8062487 A JP 8062487A JP 6248796 A JP6248796 A JP 6248796A JP H09250485 A JPH09250485 A JP H09250485A
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discharge pressure
inverter
pressure
compressor
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征和 長谷
Hiroyuki Matsuda
洋幸 松田
Hirochika Kametani
裕敬 亀谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御装置の入出力精度が悪く、演算時間が遅い
場合でも高度なスクリュー圧縮機の回転速度制御を可能
にする。 【解決手段】制御装置Aは圧縮機7の吐出圧力を圧力セ
ンサ13により検出し、回転速度制御によりインバータ
3に電源周波数指令を出力する。回転速度制御ではPI
DまたはPI制御を主とし、複数の演算を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ駆動スク
リュー圧縮機に係わり、特に被圧縮気体の消費量の増減
に対し吐出圧力を一定に制御するようにしたインバータ
駆動スクリュー圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭55−164792号公報にはイ
ンバータによりスクリュー圧縮機の回転数を制御し容量
を可変とする方法が示されている。この従来技術のもの
は負荷データ検出センサで負荷量を検出し、フィードバ
ック制御に利用するものである。負荷データ検出センサ
は圧縮機本体の温度,圧力等のデータを読み取り、制御
回路にデータを転送することが述べられている。
【0003】特開平7−269486号公報にはインバ
ータ・PID制御による圧縮機の駆動方法が示されてい
る。この従来例にはインバータ・PID制御により駆動
モータの回転数を自動制御し、圧縮圧力を設定圧力に近
づける制御について述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭55−16
4792号公報のものには、センサ類の種類や配置ある
いは制御装置の具体的な構成(すなわちハードウェ
ア)、圧力制御及び他の制御に対する演算方法(すなわ
ちソフトウェア)については述べられていない。
【0005】また、特開平7−269486号公報のも
のにも、制御装置の具体的な構成、インバータ・PID
制御の応答性や安定性についての演算方法や最適な設定
値等については述べられていない。
【0006】インバータ駆動スクリュー圧縮機は、吐出
圧力をフィードバックし外部から与えられた指示圧力と
比較し、その偏差を基にしてその値を0に近付けるよう
PID制御やPI制御することが多い。前記PID制御
やPI制御を行う制御装置は演算増幅器を中心に電子回
路で構成されたアナログ電子回路を使用することが多
い。インバータ駆動スクリュー圧縮機に関するPID制
御におけるフィードバック制御の基本構成は、前記偏差
をそれぞれ比例(P)、積分(I)、微分(D)の3つ
の演算を行ない、それぞれの演算結果を加算した後イン
バータへ電源周波数指令として出力する。この指令を基
にインバータからモータへ電源周波数を出力し、圧縮機
の吐出空気量を可変させ、吐出圧力を一定にする。
【0007】比例、積分、微分の3つの演算(PID制
御)を行なうことにより、高度な制御が可能となるが、
PID制御はアナログ電子回路による演算方法であった
ため、演算の各乗数設定も固定されてしまい、また制御
全域で同じ演算を行なうため制御特性を全体的に改善す
ることは困難であった。そこで、制御装置をマイコンを
使用したデジタル計算方式にすることにより上記不具合
を解決することも実施されている。また、デジタル計算
を行なうことによって、各々個々の検知データ及び出力
を効率良く利用する多機能な制御装置ともなる。しかし
その反面、デジタル計算により前記PID制御やPI制
御を行う制御装置を使用する場合、該制御装置の入力に
A/Dコンバータ、出力にD/Aコンバータを用いる
が、該A/Dコンバータ及びD/Aコンバータの精度は
一般的に前記アナログ電子回路の入出力よりも悪く、ま
た分解能の高い多ビット入力のA/D、D/Aコンバー
タは非常に高価であり、分解能の高くないA/D、D/
Aコンバータを使用すると制御特性が悪化する欠点があ
った。
【0008】本発明の目的は、制御装置によるデジタル
制御の多機能性を保ちつつ、信頼性の高い、高性能なイ
ンバータ駆動スクリュー圧縮機を得ることにある。
【0009】本発明の他の目的は、吐出量の急激な増減
変化時、及び増減の少ない安定時のいづれに対しても、
吐出圧力の変化を一定以内にすることができ、高い制御
特性を維持することのできるインバータ駆動スクリュー
圧縮機を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の特徴は、圧縮機と、該圧縮機から吐
出された気体の吐出圧力を検出する圧力検出手段と、こ
の検出された吐出圧力に応じて前記圧縮機を駆動する電
動機の回転速度をインバータにより可変速制御する制御
装置とを備えたインバータ駆動回転型圧縮機において、
前記制御装置は、デジタル計算制御を行うものであっ
て、前記吐出圧力を一定に制御するためのPID演算及
びPID演算に対する比例不感帯処理、積分不感帯処
理、微分不感帯処理の各演算機能を備えたことにある。
【0011】本発明の第2の特徴は、圧縮機と、該圧縮
機から吐出された気体の吐出圧力を検出する圧力検出手
段と、この検出された吐出圧力に応じて前記圧縮機を駆
動する電動機の回転速度をインバータにより可変速制御
する制御装置とを備えたインバータ駆動回転型圧縮機に
おいて、前記制御装置は、デジタル計算制御を行うもの
であって、前記吐出圧力を一定に制御するためのPID
演算及びPID演算に対する比例不感帯処理、積分不感
帯処理、微分不感帯処理、比例演算分割処理、積分演算
範囲限定処理の各演算機能を備え、吐出量の急激な増減
状態時または増減の少ない安定状態時のとき前記各演算
を実行して前記吐出圧力の変化を一定以内にすることに
ある。
【0012】なお、上記発明において、I(積分)演算
は、吐出圧力を一定値以内に制御することができるよう
な使用空気率の範囲以内に、前記積分演算の積分値の割
合を抑えると良い。
【0013】また、前記圧縮機はスクリュ−圧縮機であ
って、前記制御装置における演算は8ビットマイコンで
行い、かつPID演算における比例演算倍率は20〜4
0倍であることがコスト及び性能の面で良い。
【0014】さらに、前記吐出圧力が目標圧力から離れ
る場合には微妙な吐出圧力の変化に対しても電源周波数
指令を他の場合に比較し割合として大きく変化させると
良い。
【0015】本発明の第3の特徴は、スクリューロータ
を電動機により回転させ気体を圧縮するスクリュー圧縮
機と、圧縮された前記気体の吐出圧力を検出する圧力検
出器と、前記検出された吐出圧力に応じて前記電動機の
回転速度をインバータにより可変速制御する制御装置と
を備えたインバータ駆動回転型圧縮機において、前記制
御装置は、デジタル計算制御により前記吐出圧力を一定
に制御するようにPID演算を行なうものであって、P
(比例演算)とI(積分演算)の増減が逆の場合には前
記比例演算を分割して出力し、かつ前記比例演算と積分
演算に不感帯を設けて吐出圧力の目標圧力付近での微妙
な圧力変化を無視した制御を行なうことにある。
【0016】この発明において、前記比例演算の分割数
は、圧縮機から下流側の空気配管容量によって0〜99
分割の範囲で決定され、配管容量が大きいほど分割数も
多くなるようにし、前記制御装置は吐出圧力の変動状況
に応じて最適な分割数の設定を行なうと良い。
【0017】本発明の第4の特徴は、スクリューロータ
を電動機により回転させ気体を圧縮するスクリュー圧縮
機と、圧縮された前記気体の吐出圧力を検出する圧力検
出器と、前記検出された吐出圧力に応じて前記電動機の
回転速度をインバータにより可変速制御する制御装置と
を備えたインバータ駆動回転型圧縮機において、前記制
御装置は、デジタル計算制御により前記吐出圧力を一定
に制御するようにPID演算を行なうものであって、吐
出圧力が目標圧力付近で安定している場合でかつ吐出圧
力が目標圧力から微妙に離れる時、僅かな吐出圧力の変
化では電源周波数が変化しないようにP(比例),I
(積分)の各演算にそれぞれ不感帯を設けたことにあ
る。
【0018】この発明において、比例演算値の最少変化
量が、積分、微分の各演算値の最少変化量よりも大きい
場合、比例演算不感帯の幅より積分、微分演算不感帯の
幅を狭めると良い。
【0019】本発明の第5の特徴は、圧縮機と、該圧縮
機から吐出された気体の吐出圧力を検出する圧力検出手
段と、この検出された吐出圧力に応じて前記圧縮機を駆
動する電動機の回転速度をインバータにより可変速制御
する制御装置とを備えたインバータ駆動回転型圧縮機に
おいて、前記制御装置は、デジタル計算制御により前記
吐出圧力を一定に制御するようにPID演算を行なうも
のであって、この各PID演算に対しそれぞれP(比
例)不感帯、I(積分)不感帯、D(微分)不感帯を設
け、かつ前記I(積分)演算にはさらに別の不感帯処理
である積分演算範囲限定aを設け、積分演算値が上限値
以上または下限値以下となったとき積分演算を行なわ
ず、現状の積分演算値を保持することにある。
【0020】この発明において、前記積分演算に対して
はさらに、実際に使用される空気の使用率の範囲に対
し、積分値の割合の幅を、前記使用空気率と同等の幅に
設定すると良い。
【0021】本発明の第6の特徴は、スクリューロータ
をケーシング内に内蔵し電動機により前記スクリューロ
ータを回転させて気体を圧縮するスクリュー圧縮機と、
圧縮された前記気体の吐出圧力を検出しその圧力値を出
力する圧力検出手段と、商用電力を異なった周波数の電
力に変換するインバータと、前記検出された吐出圧力に
応じて前記電動機の回転速度を可変速制御し吐出量を増
減させて前記吐出圧力を一定に制御する制御装置とを備
えたインバータ駆動回転型圧縮機において、前記制御装
置はデジタル計算制御により行うものであって、前記吐
出圧力を一定に制御する為のPID演算、及びPID演
算に対する比例不感帯処理、積分不感帯処理、微分不感
帯処理、比例演算分割処理、積分演算範囲限定処理の各
演算機能を備え、前記制御装置へ圧力値入力のためのA
Dコンバータの入力ビット数及び前記制御装置からのイ
ンバータへの電源周波数出力のためのDAコンバータの
入力ビット数が少ない場合でも、吐出量の急激な増減状
態または増減の少ない安定状態に対して、前記各演算を
実行することにより演算による制御の遅れを最小限に
し、安定した電源周波数指令を制御装置からインバータ
へ出力し、吐出圧力の変化を一定以内にすることにあ
る。
【0022】この発明において、前記制御装置はデータ
を記憶し保持する機能を有し、吐出圧力や吐出圧力の変
化量と変化時間等を演算することにより圧縮機から末端
までの全配管容量及び圧縮気体の使用量を把握し、使用
する状況に見合った前記複数の各演算式の各乗数を自動
設定し記憶する機能を有すると良い。
【0023】本発明の第7の特徴は、スクリュ−圧縮機
と、該圧縮機から吐出された気体の吐出圧力を検出する
圧力検出手段と、この検出された吐出圧力に応じて前記
圧縮機を駆動する電動機の回転速度をインバータにより
可変速制御する制御装置とを備えたインバータ駆動回転
型圧縮機において、前記制御装置は、8ビットマイコン
によるデジタル計算制御を行うものであって、前記吐出
圧力を一定に制御するためのPID演算及びPID演算
に対する比例不感帯処理、積分不感帯処理、微分不感帯
処理、比例演算分割処理、積分演算範囲限定処理の各演
算機能を備え、I(積分)演算は、吐出圧力を一定値以
内に制御することができるような使用空気率の範囲以内
に、前記積分演算の積分値の割合を抑え、かつPID演
算における比例演算倍率は20〜40倍であり、さらに
前記吐出圧力が目標圧力から離れる場合には微妙な吐出
圧力の変化に対しても電源周波数指令を他の場合に比較
し割合として大きく変化させることにある。
【0024】なお、制御装置は、PID制御を含む吐出
圧力の変化を一定以内にする制御、及び危険を避けるた
めの温度や圧力等の監視制御を主として行い、安全優先
のために前記監視制御の演算時間を低速にせず、前記吐
出圧力の制御演算時間が低速になる場合でも、PIDを
含む前記複数の演算を行なうことにより、またインバー
タに電源周波数指令に対する電源周波数出力のための加
減速時間機能を有していることにより、高度な制御が可
能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】インバータ駆動スクリュー圧縮機
の一般的なものを図6に示す。図において、圧縮機から
の吐出圧力pはフィードバックされ外部から与えられた
指示圧力piと比較されて、その偏差Δpを基にしてそ
の値を0に近付けるようPID制御やPI制御される。
前記PID制御やPI制御を行う制御装置は、演算増幅
器を中心に電子回路で構成されたアナログ電子回路を使
用することが多い。インバータ駆動スクリュー圧縮機に
関するPID制御におけるフィードバック制御の基本構
成はこの図6に示すように、前記偏差Δpをそれぞれ比
例、積分、微分の3つの演算を行ない、それぞれの演算
結果を加算した後インバータへ電源周波数指令として出
力する。この指令を基にインバータからモータへ電源周
波数を出力し、圧縮機の吐出空気量を可変させ、吐出圧
力pが一定になるように制御される。
【0026】図7(a)はPID演算を行なわないで制
御をした場合を示すもので、吐出圧力pが指示圧力pi
に近づくにつれて偏差は比例して少なくなり、限りなく
0に近づくため、吐出圧力pを指示圧力piに近づける
ためには非常に時間がかかってしまう。これに対し、
(b)図に示すように、P(比例)演算をすることによ
り偏差Δpを比例倍するため、吐出圧力pが指示圧力p
iにある程度近づくまでは大きな出力が残るので、指示
圧力pi付近まで吐出圧力pを速く上昇させることがで
きる。また、偏差Δpに対して比例倍しているため指示
圧力piから吐出圧力pが離れようとしても指示圧力p
iに速く戻すことができる。空気使用量が0%の場合に
のみ吐出圧力pは指示圧力piに限りなく近づく。少し
でも空気の使用があった場合には吐出圧力も下がる方向
にあるため、偏差Δpを比例倍するだけでは出力が不足
してしまい、吐出圧力pは指示圧力piには到達しな
い。例えばモータの電源周波数が60Hzで、3.7m3/mi
n, 7.0 kgf/cm2gの圧縮空気を吐出する圧縮機では、
空気使用量が100%までは吐出圧力は 7.0 kgf/cm2gに
維持できる。しかし、インバータ駆動の圧縮機で比例演
算のみで制御した場合、吐出圧力が指示圧力 7.0 kgf/
cm2gになると電源周波数は0になってしまう。空気使
用量が0%なら電源周波数が0になっても吐出圧力は
7.0 kgf/cm2gになるが、空気使用量が少しでもあった
場合、その分吐出圧力は指示圧力 7.0 kgf/cm2gより
低くなり、支持圧力に到達しない。このような欠点があ
るため、積分演算を追加(PI制御)することにより、
偏差Δpが0になったとしても、偏差Δpが0になった
時点の積分演算値が保持されるため、比例演算だけでは
到達しなかった指示圧力piまで吐出圧力pを到達させ
ることができる。すなわち、「積分演算値の比率=空気
使用量の比率」とも言える。しかし、比例演算と積分演
算だけでは、特に積分演算は積分時間がかかるため、空
気使用量の変化に対して電源周波数の変化が遅れてしま
い、(C)図に示すように、吐出圧力pは指示圧力pi
付近で昇降(オーバーシュート)してしまい、安定性に
欠けてしまう。この欠点に対して、微分演算を追加(P
ID制御)することにより、前記オーバーシュートを抑
えることができ、オーバーシュートの速さに対して微分
演算の比率も変化するため、比例,積分,微分の3つの
演算(PID制御)を行なうことにより高度な制御が可
能となる。しかし、上記のPID制御はアナログ電子回
路による演算方法であり、演算の各乗数設定も固定され
てしまい、また制御全域で同じ演算を行なうため制御特
性を全体的に改善することは非常に難しい。
【0027】図8は制御装置A及び制御装置Bを備えた
インバータ駆動スクリュー圧縮機の例を示すもので、こ
の圧縮機では次のように制御される。◆アフタークーラ
9の入口圧力pは圧力センサ13で検知され、目標圧力
(指示圧力)piとの偏差Δpが生じると、制御装置B
がインバータ3に加速あるいは減速を指示し、インバー
タ3は電力の周波数を変えて電動機4の回転数を変化さ
せる。電動機4により駆動される圧縮機7はその吐出量
が変化し、吐出圧力が目標に近づく。吸込フィルタ5か
ら吸入された気体は吸込絞り弁6を通過し圧縮機7で圧
縮されてオイルセパレータ8に入り、その後アフターク
ーラ9で冷却され圧縮機ユニットから吐出される。この
気体の流れに対し、吐出温度センサ10,11により圧
縮機7の吐出温度とオイルセパレータ8における吐出温
度を検知し、圧力スイッチ12によりアフタークーラ9
の入口圧力を、圧力スイッチ17により吸込絞り弁での
吸込圧力を検知し、制御装置Aに入力される。また、イ
ンバータ3の運転状況等も制御装置Aに入力される。
【0028】吸込絞り弁6は、運転時に制御装置Aによ
り放気電磁弁14を作動し、停止時に放気電磁弁14を
停止する。検知したデータを制御装置Aで演算し、各機
器に対して指令を行う。制御装置Aは、保護器16を介
して電源を取り入れ、この保護器16を介し、または制
御装置Aから直接にインバータ3へ電源及び信号を送
り、故障時にはインバータ3を停止させるようになって
いる。
【0029】上記制御装置は、制御装置Aと制御装置B
の2つ分かれていて、各々個々に制御していたために制
御系が複雑となり、制御装置Aと制御装置Bとのデータ
の交換が困難で多機能にすることができなかった。
【0030】この2つの制御装置をデジタル計算方式に
し、さらに1つの制御装置にすることにより上記不具合
を解決することができる。しかし、1つの制御装置に
し、デジタル計算を行なうことによって、各々個々の検
知データ及び出力を効率良く利用する多機能な制御装置
とはなるが、その反面次の欠点がある。即ち、デジタル
計算により前記PID制御やPI制御を行う制御装置を
使用する場合、該制御装置の入力にA/Dコンバータ、
出力にD/Aコンバータを用いるが、該A/Dコンバー
タ及びD/Aコンバータの精度は一般的に前記アナログ
電子回路の入出力よりも悪く、また分解能の高い多ビッ
ト入力のA/D、D/Aコンバータは非常に高価である
ため一般には仕使用できず、分解能の高くないA/D、
D/Aコンバータを使用することになるため、制御特性
は悪化する。
【0031】上記のことに鑑み本発明では、スクリュー
圧縮機本体の下流側に、吐出気体の圧力検出手段12,
13、吐出気体の温度検出手段10、オイルセパレータ
内に充てんされた気体の温度検出手段11を備え、圧縮
機上流側に設けた吸込フィルタの2次側(下流側)には
吸入気体の圧力(負圧)を検知する圧力検出手段17を
備える。各圧力検出手段及び温度検出手段は感知した圧
力値や温度値を電気信号などの形で出力する機能を有
し、出力は通信配線などの伝達手段により制御装置の入
力端子へ接続される。
【0032】制御装置には、前記圧力検出手段による実
際の吐出圧力の値p、外部から与えられる目標吐出圧力
の指示値pi、温度検出手段による実際の吐出温度t1
及びt2の少なくとも4種のデ−タが入力される。制御
装置内部は圧力指示値piと吐出圧力pの差である偏差
Δpを求める演算ソフトウェアを有する。さらに偏差Δ
pに複数の演算方式を用いてインバータに指示する周波
数として出力する機能を備える。また、制御装置には必
要に応じて、各々個々の入力されたデータを目的に応じ
てそれぞれ演算し、出力するようなソフトウェアも有す
る。
【0033】このように構成し、1個の制御装置により
デジタル計算を行うことにより、制御系がまとまり、よ
り複雑な処理を行える様になり、情報入力も多くできる
ことから、製品全体の詳細な情報管理も容易に行なうこ
とができる。
【0034】また、PID制御やPI制御を複数の演算
処理で補助することにより、高い制御特性を得ることが
できる。
【0035】さらに、デジタル計算による制御装置の入
出力精度はアナログ回路の入出力精度と比べ一般的に劣
るが、複数の演算処理で修正を行うことにより、安定し
た出力を制御装置から出力することができ、圧縮機の吐
出圧力の変化を一定値以内にすることができる。
【0036】以下、本発明の実施の形態を具体的実施例
に基づき説明する。◆ (実施例1)◆図1は本発明の実施例のインバータ駆動
スクリュー圧縮機の制御系を示すブロック図、図2は図
1の制御フロー図、図3は図1の制御装置のブロック
図、図4は図2の回転速度制御の制御ブロック図、図5
は図4の制御フローチャート、図6はインバータ駆動ス
クリュー圧縮機に関するPID制御におけるフィードバ
ック制御の基本構成図である。
【0037】以下、これらの図を用いて本発明の具体的
実施例を説明する。◆この実施例で示す圧縮機は空気圧
縮用のインバータ駆動スクリュー圧縮機である。図1に
おいて、Aは制御装置、3はインバータ、4は電動機、
5は吸込フィルタ、6は吸込絞り弁、7は圧縮機、8は
オイルセパレータ、9はアフタークーラ、10は吐出温
度センサ、11は吐出温度センサ、12は圧力スイッ
チ、13は圧力センサ、14は放気電磁弁、15は始動
盤、16は保護器、17は圧力スイッチである。また、
実線の矢印は電気信号、破線は空気の流れを示す。
【0038】圧縮機7から吐出された圧縮空気の圧力は
圧力センサ13により検出され、始動盤15内の制御装
置Aに入力される。制御装置A内に記憶しているP(比
例)、I(積分)、D(微分)等の制御動作のための各
係数及び目標圧力値を演算式の変数として読み取り、入
力された空気圧力値と目標圧力値との偏差から制御量を
PID及び複数の演算をする。この複数の演算について
は後で詳述する。
【0039】制御装置Aは故障検出手段である吐出温度
センサ10,11、または始動盤15内の保護器16や
インバータ3などから入力された故障情報を故障か否か
判断し、故障と判断した場合には圧縮機の運転を停止さ
せる。また、制御装置Aはスイッチ類の押/離情報を入
力し、それに対する処理を行なう。
【0040】図3に示すように、制御装置Aは、操作部
と表示部を備えた装置aと、実際に制御を行なう制御処
理装置bの2つから構成され、制御処理装置bは、演算
増幅器を中心に抵抗やコンデンサなどの素子で構成した
アナログ回路と、CPUやROM、RAMなどのICで
構成したデジタル回路を兼ねた制御装置で、制御装置A
の入出力信号は全てアナログ信号として扱われ、制御装
置内の演算処理はデジタル信号として扱われる。
【0041】PID及び前記複数の演算に係わる圧力検
出からインバータ3への電源周波数指令出力までの過程
は、圧縮機7の運転中に制御装置Aが常に一定なインタ
ーバルで演算処理することにより高い応答性が得られ
る。
【0042】制御装置Aは、回転速度制御に係わる吐出
圧力検出、PID及びPID等の制御動作のための前記
複数の各係数の読み取り、目標圧力値の読み取り、PI
D及び前記複数の演算、インバータへの指令値出力まで
の過程をデジタル演算処理を行ない、また故障検知,警
報検知,スイッチ類の押/離確認,運転状況把握等の情
報入力も行なう。
【0043】インバータ駆動圧縮機に関するPID制御
におけるフィードバック制御の基本構成は図6に示す通
りで、図中の制御装置内のPID演算を基本とし図2に
示すように、吐出圧力検出は電圧信号等のアナログ値で
制御装置に入力され、制御装置内でA/D(アナログ/
デジタル)変換を行なってデジタル値で演算処理を行な
い、さらにD/A(デジタル/アナログ)変換を行なっ
て電圧信号等のアナログ値をインバータへ電源周波数指
令出力を行なう。
【0044】また、制御装置Aはデジタル値をデジタル
信号として直接出力する機能も有し、制御装置Aからイ
ンバータ3への電源周波数指令出力をデジタル値で出力
し、インバータ側のデジタル演算制御回路に直接入力も
可能な構造となっている。
【0045】以下、図4及び図5を用いて前述した複数
の演算について詳細に説明する。◆アナログPID制御
によるインバータ駆動スクリュー圧縮機の制御は、抵抗
やコンデンサなどの素子で構成したアナログ回路で行な
うため、主にP・I・Dの各回路とその合成回路でしか
演算できず、目標圧力値と空気圧力値との偏差Δpから
演算した制御量がインバータで必要とする電源周波数指
令の上限・下限値を大きく超えてしまう状況があり、こ
の範囲内に指令値が戻るとき、指令値の行き過ぎによる
戻りの遅れが出てしまい、応答性に限界があった。
【0046】インバータ駆動スクリュー圧縮機で吐出空
気圧力Pを一定以内に制御できる使用空気率Aが、定格
の30〜100%で、これに対するインバータの電動機
への出力電源周波数割合Bが、定格の30〜100%以
内の場合、出力電源周波数割合が30〜100%外にな
るような指令をしてしまう演算結果が出てしまうとき、
演算を中止し30〜100%以内に戻るまでそれまでに
演算した値を保持することにより、制御の応答性を最大
限に速くすることができ、吐出空気圧力の変動幅を最小
限にすることができる機能を備えている。P(比例)演
算は偏差Δpに対し比例倍するだけであるため応答性へ
の影響はあまり無いが、I(積分)演算は偏差Δpの値
を積分しその値を蓄えてしまう。吐出圧力Pが目標圧力
値に限り無く近づいて安定した場合偏差Δpは0にな
る。この場合、P(比例)、D(微分)の値は0にな
り、I(積分)の値だけが残る。このI(積分)の値の
範囲が出力電源周波数割合Bと一致する場合、使用空気
率Aが積分の値の割合と同等になる。吐出圧力が目標圧
力値から急激に離れ使用空気率Aが変化した後安定した
時、積分値が必要以上になり使用空気率Aと同等の割合
まで戻るまで時間がかかってしまい、目標圧力値に対し
ての吐出圧力のオーバーシュートが大きくなってしま
う。積分時間を必要以上に短くすると応答性は良くなる
反面安定性が悪くなってしまう。積分時間を短くしなく
ても積分値の範囲を使用空気率A以内にすることによ
り、応答性、安定性を共に向上することができる。この
機能は図4中の積分演算範囲限定でおこなう(詳細説
明は後述)。
【0047】吐出圧力値pを制御装置Aに入力する場
合、またインバータ3への電源周波数指令を制御装置A
から出力する場合、制御装置でそれぞれA/D変換及び
D/A変換を行なうが、A/D、D/Aコンバータの入
力ビット数は多くない。圧縮機7の回転速度制御をPI
D制御で行なう場合、安定性、応答性共に良くないと吐
出圧力pが目標圧力piから大きく離れたり、ハンチン
グを繰返したりしてしまうため、積分,微分よりも比例
の割合が非常に高くなるように設定されている。A/D
コンバータの入力ビット数が8ビットの場合、分解能1/
256以下で入力が変化した場合には、吐出圧力入力0〜10
kgf/cm2Gに対して約0.039kgf/cm2変化したことにな
り、この値を制御装置内で比例演算のみで30倍演算する
と、D/Aコンバータの入力ビット数が8ビットの場
合、分解能1/256×30倍でインバータへ出力すると、
電源周波数指令18〜60Hzに対して約4.9Hz変化してしま
う。比例演算の30倍は、インバータ駆動スクリュー圧
縮機で使用するPID制御のP(比例演算倍率)の最適
値であり、圧縮機を駆動するためのモータの定格出力の
違いにより若干差はあるものの、20〜40倍が最適な
修正幅である。
【0048】吐出圧力pが目標圧力(指示圧力)piか
ら離れるときはインバータ3の電源周波数を急激に変化
させた方が応答性は良くなるため、微妙な吐出圧力の変
化に対しても電源周波数指令を大きく変化させる。
【0049】しかし、吐出圧力pが目標圧力piに近づ
く場合は、積分演算値と比例演算値の増減が逆になり、
積分,微分演算値の最小変化量と比例演算値の最小変化
量の差が大きいため電源周波数指令が歯形の様な出力波
形になり、圧縮機や電動機等から異音が発生し、操作員
に不安感を与え、インバータトリップ(過電流保護)に
よる停止も起こりやすくなる。また、吐出圧力が目標圧
力付近で安定している場合でも、吐出圧力の僅かな変化
に対して電源周波数指令が大きく変化してしまうため、
吐出圧力及びインバータ電源周波数が脈動してしまう。
そこで、本実施例では積分演算と比例演算の増減が逆の
場合のみ比例演算を分割して出力し、比例演算と積分演
算に不感帯を設けて吐出圧力の目標圧力付近での微妙な
変化を無視させることにより、上記の問題を解決してい
る。
【0050】PID及び複数の回転速度制御のためのデ
ジタル演算は一定周期(例えば0.1秒周期)で演算す
るため、積分演算と比例演算の増減が逆の時、比例演算
値の変化ΔK/0.1sec.を分割する。10分割すると、
1分割につき0.1sec.必要とするため、ΔK/10を1.0se
c.にわたり10回カウントすることにより、制御装置の出
力精度は一時的に10倍になり、積分,微分演算値の最
小変化量と比例演算値の最小変化量の差が大きい場合の
問題は解消される。この10分割は、圧縮機から末端の
配管までの間の空気が使用される空気配管容量の場合の
吐出圧力変化に対する最適値であり、前記空気配管容量
が極端に少ない場合は0分割、極端に多い場合は99分
割まで設定変更できるように設計されている。また、制
御装置Aはこの分割回数を設定し記憶する機能を持ち、
吐出圧力の変動状況に応じて最適な設定を行なうことが
できる。
【0051】前述した比例演算値の分割処理は、比例,
積分演算値の増減が逆で吐出圧力が目標圧力に近づく場
合に効果的である。吐出圧力が目標圧力付近で安定して
いる場合でさらに吐出圧力が目標圧力から微妙に離れる
時には、比例演算値分割処理は行なわれず、僅かな吐出
圧力の変化では電源周波数を変化させないようにして安
定性を持たせるている。このため、図4に示すように比
例,積分各演算にそれぞれ前記の不感帯±pf、±i
f、及び微分演算に不感帯±dfを設けている。また、
制御装置Aは比例,積分,微分各演算の不感帯の幅を設
定し記憶する機能を持つ。この各設定値は同等の値に固
定されていても良いが、吐出圧力の変化量により最適な
設定値を設定できるようにするとなおよい。
【0052】比例演算値の最小変化量が積分,微分演算
値の最小変化量よりも多い場合、比例演算不感帯の幅よ
りも積分,微分演算不感帯の幅を狭めることにより、吐
出圧力が目標圧力付近で微妙な変化をした時に比例演算
値を0のまま積分,微分演算のみで目標圧力に対する吐
出圧力の補正を行なうことができるので、安定性のよい
制御が可能となる。
【0053】また、制御装置A内の積分演算にはもう一
つの不感帯処理(図4中の積分演算範囲限定)を設
け、積分演算値がある値以上(上限値)かある値以下
(下限値)になったとき、積分演算を行なわずに積分演
算値を保持するようにし、この上限,下限値を設定し記
憶する。これは積分時間が短い場合、積分演算を行なう
範囲を限定することにより、積分演算値の過大または過
少による戻りの遅れを最小限に抑えることができる。
【0054】また、上述したように制御装置A内には積
分演算にもう一つの不感帯処理(図4中の積分演算範囲
限定)が設けられている。これは上述した使用空気率
Aが積分の値の割合と同等になると述べたが、実際に使
用される空気の使用率が限られる場合、その使用空気率
と同等の積分値の割合の幅を設定することにより、前記
積分演算範囲限定と同等の効果を持つ。この2つの積
分不感帯処理を行なうことにより、より細かな積分不感
帯処理を可能とする。
【0055】(実施例2)◆次に、本発明の実施例2を
説明する。実施例2において実施例1と共通する部分に
ついては説明を省略する。◆制御装置のPID演算及び
回転速度制御のための複数のデジタル演算の周期時間
を、温度検知等の他の制御を行なうために高速にできな
い場合、1周期での偏差の変化量が増加し、インバータ
への電源周波数指令値の変化量の増加による回転速度制
御の乱れが生じる。これに対し本実施例では比例演算値
の分割処理を行ない、インバータへの電源周波数指令値
の変化量を分割して指令することができようにし、これ
により指令値の必要以上の増加を最小限にすることがで
きる。
【0056】また、インバータ内に、電源周波数指令に
対する電源周波数出力への加減速時間を設定できるよう
にし、制御装置Aからインバータへの電源周波数指令値
変化量が多い場合でも、その変化量に対し加減速(積
分)を行なうことにより滑らかな電源周波数出力にでき
るため、安定性の高い回転速度制御が可能となる。
【0057】上記の構成とすることにより、制御装置の
演算処理時間を短くできない場合でも高度な回転速度制
御が行なえる効果がある。
【0058】(実施例3)◆次に、本発明の実施例3を
説明する。実施例3において実施例1,2と共通する部
分については説明を省略する。◆PID及び複数の演算
式の各設定値は、吐出圧力や、吐出圧力の変化量と変化
時間等の違いにより最適値が決定する。しかし、圧縮機
の最大空気吐出量(製品の定格出力)や空気槽の容量等
で設定値が変わるため、これらの環境条件に応じて設定
値を変えなければならない。
【0059】そこで本実施例においては、制御装置Aに
おいて、インバータ駆動スクリュー圧縮機を一度運転
し、その時の吐出圧力や、吐出圧力の変化量と変化時間
等を演算し、この演算結果に基づき最適設定値を求めて
記憶しておくことにより、どのような環境条件の変化に
対しても最適設定値に自動的に設定することが可能とな
る。
【0060】また、制御装置Aは、常に吐出圧力や、吐
出圧力の変化量と変化時間等を演算するようにし、最適
設定値を継続して求めるようにすることにより、被圧縮
気体の使用量の変動割合が変わるような場合でも常に最
適な制御を行なえるようにできる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、制御装置によるデジタ
ル制御の多機能性を保ちつつ、信頼性の高い、高性能な
インバータ駆動スクリュー圧縮機を得ることができる。
【0062】また、吐出量の急激な増減変化時や、増減
の少ない安定時のいづれに対しても、吐出圧力の変化を
一定以内に安定化させることができ、高い制御特性を維
持することができる。
【0063】さらに、被圧縮気体の使用量が変動し回転
速度が不安定な時でも応答性の良い運転を続け、使用量
がほぼ一定で回転速度が安定している時には安定性の良
い運転を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ駆動スクリュー圧縮機の制
御系の実施例のを示すブロック図である。
【図2】図1の制御フロー図である。
【図3】図1の制御装置のブロック図である。
【図4】図2に示す制御装置の制御ブロック図である。
【図5】図4の制御ブロック図の制御フローチャートで
ある。
【図6】インバータ駆動スクリュー圧縮機に関するPI
D制御におけるフィードバック制御の基本構成図であ
る。
【図7】インバータ駆動スクリュー圧縮機に関するPI
D制御の各P,I,D演算の説明図である。
【図8】インバータ駆動スクリュー圧縮機の制御系を示
すブロック図である。
【符号の説明】
A…制御装置、B…制御装置、3…インバータ、4…電
動機、5…吸込フィルタ、6…吸込絞り弁、7…圧縮
機、8…オイルセパレータ、9…アフタークーラ、10
…吐出温度センサ、11…吐出温度センサ、12…圧力
スイッチ、13…圧力センサ、14…放気電磁弁、15
…始動盤、16…保護器、17…圧力スイッチ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と、該圧縮機から吐出された気体の
    吐出圧力を検出する圧力検出手段と、この検出された吐
    出圧力に応じて前記圧縮機を駆動する電動機の回転速度
    をインバータにより可変速制御する制御装置とを備えた
    インバータ駆動回転型圧縮機において、 前記制御装置は、デジタル計算制御を行うものであっ
    て、前記吐出圧力を一定に制御するためのPID演算及
    びPID演算に対する比例不感帯処理、積分不感帯処
    理、微分不感帯処理の各演算機能を備えたことを特徴と
    するインバータ駆動回転型圧縮機。
  2. 【請求項2】圧縮機と、該圧縮機から吐出された気体の
    吐出圧力を検出する圧力検出手段と、この検出された吐
    出圧力に応じて前記圧縮機を駆動する電動機の回転速度
    をインバータにより可変速制御する制御装置とを備えた
    インバータ駆動回転型圧縮機において、 前記制御装置は、デジタル計算制御を行うものであっ
    て、前記吐出圧力を一定に制御するためのPID演算及
    びPID演算に対する比例不感帯処理、積分不感帯処
    理、微分不感帯処理、比例演算分割処理、積分演算範囲
    限定処理の各演算機能を備え、 吐出量の急激な増減状態時または増減の少ない安定状態
    時のとき前記各演算を実行して前記吐出圧力の変化を一
    定以内にすることを特徴とするインバータ駆動回転型圧
    縮機。
  3. 【請求項3】請求項2において、I(積分)演算は、吐
    出圧力を一定値以内に制御することができるような使用
    空気率の範囲以内に、前記積分演算の積分値の割合を抑
    えることを特徴とするインバータ駆動回転型圧縮機。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記圧縮機はスクリュ
    −圧縮機であって、前記制御装置における演算は8ビッ
    トマイコンで行い、かつPID演算における比例演算倍
    率は20〜40倍であることを特徴とするインバータ駆
    動回転型圧縮機。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記吐出圧力が目標圧
    力から離れる場合には微妙な吐出圧力の変化に対しても
    電源周波数指令を他の場合に比較し割合として大きく変
    化させることを特徴とするインバータ駆動回転型圧縮
    機。
  6. 【請求項6】スクリューロータを電動機により回転させ
    気体を圧縮するスクリュー圧縮機と、圧縮された前記気
    体の吐出圧力を検出する圧力検出器と、前記検出された
    吐出圧力に応じて前記電動機の回転速度をインバータに
    より可変速制御する制御装置とを備えたインバータ駆動
    回転型圧縮機において、 前記制御装置は、デジタル計算制御により前記吐出圧力
    を一定に制御するようにPID演算を行なうものであっ
    て、P(比例演算)とI(積分演算)の増減が逆の場合
    には前記比例演算を分割して出力し、かつ前記比例演算
    と積分演算に不感帯を設けて吐出圧力の目標圧力付近で
    の微妙な圧力変化を無視した制御を行なうことを特徴と
    するインバータ駆動回転型圧縮機。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記比例演算の分割数
    は、圧縮機から下流側の空気配管容量によって0〜99
    分割の範囲で決定され、配管容量が大きいほど分割数も
    多くなるようにし、前記制御装置は吐出圧力の変動状況
    に応じて最適な分割数の設定を行なうことを特徴とする
    インバータ駆動回転型圧縮機。
  8. 【請求項8】スクリューロータを電動機により回転させ
    気体を圧縮するスクリュー圧縮機と、圧縮された前記気
    体の吐出圧力を検出する圧力検出器と、前記検出された
    吐出圧力に応じて前記電動機の回転速度をインバータに
    より可変速制御する制御装置とを備えたインバータ駆動
    回転型圧縮機において、 前記制御装置は、デジタル計算制御により前記吐出圧力
    を一定に制御するようにPID演算を行なうものであっ
    て、吐出圧力が目標圧力付近で安定している場合でかつ
    吐出圧力が目標圧力から微妙に離れる時、僅かな吐出圧
    力の変化では電源周波数が変化しないようにP(比
    例),I(積分)の各演算にそれぞれ不感帯を設けたこ
    とを特徴とするインバータ駆動回転型圧縮機。
  9. 【請求項9】請求項8において、比例演算値の最少変化
    量が、積分、微分の各演算値の最少変化量よりも大きい
    場合、比例演算不感帯の幅より積分、微分演算不感帯の
    幅を狭めることを特徴とするインバータ駆動回転型圧縮
    機。
  10. 【請求項10】圧縮機と、該圧縮機から吐出された気体
    の吐出圧力を検出する圧力検出手段と、この検出された
    吐出圧力に応じて前記圧縮機を駆動する電動機の回転速
    度をインバータにより可変速制御する制御装置とを備え
    たインバータ駆動回転型圧縮機において、 前記制御装置は、デジタル計算制御により前記吐出圧力
    を一定に制御するようにPID演算を行なうものであっ
    て、この各PID演算に対しそれぞれP(比例)不感
    帯、I(積分)不感帯、D(微分)不感帯を設け、かつ
    前記I(積分)演算にはさらに別の不感帯処理である積
    分演算範囲限定aを設け、積分演算値が上限値以上また
    は下限値以下となったとき積分演算を行なわず、現状の
    積分演算値を保持することを特徴とするインバータ駆動
    回転型圧縮機。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記積分演算に対
    してはさらに、実際に使用される空気の使用率の範囲に
    対し、積分値の割合の幅を、前記使用空気率と同等の幅
    に設定することを特徴とするインバータ駆動回転型圧縮
    機。
  12. 【請求項12】スクリューロータをケーシング内に内蔵
    し電動機により前記スクリューロータを回転させて気体
    を圧縮するスクリュー圧縮機と、圧縮された前記気体の
    吐出圧力を検出しその圧力値を出力する圧力検出手段
    と、商用電力を異なった周波数の電力に変換するインバ
    ータと、前記検出された吐出圧力に応じて前記電動機の
    回転速度を可変速制御し吐出量を増減させて前記吐出圧
    力を一定に制御する制御装置とを備えたインバータ駆動
    回転型圧縮機において、 前記制御装置はデジタル計算制御により行うものであっ
    て、前記吐出圧力を一定に制御する為のPID演算、及
    びPID演算に対する比例不感帯処理、積分不感帯処
    理、微分不感帯処理、比例演算分割処理、積分演算範囲
    限定処理の各演算機能を備え、 前記制御装置へ圧力値入力のためのADコンバータの入
    力ビット数及び前記制御装置からのインバータへの電源
    周波数出力のためのDAコンバータの入力ビット数が少
    ない場合でも、吐出量の急激な増減状態または増減の少
    ない安定状態に対して、前記各演算を実行することによ
    り演算による制御の遅れを最小限にし、安定した電源周
    波数指令を制御装置からインバータへ出力し、吐出圧力
    の変化を一定以内にすることを特徴とするインバータ駆
    動回転型圧縮機。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記制御装置はデ
    ータを記憶し保持する機能を有し、吐出圧力や吐出圧力
    の変化量と変化時間等を演算することにより圧縮機から
    末端までの全配管容量及び圧縮気体の使用量を把握し、
    使用する状況に見合った前記複数の各演算式の各乗数を
    自動設定し記憶する機能を有することを特徴とするイン
    バータ駆動回転型圧縮機。
  14. 【請求項14】スクリュ−圧縮機と、該圧縮機から吐出
    された気体の吐出圧力を検出する圧力検出手段と、この
    検出された吐出圧力に応じて前記圧縮機を駆動する電動
    機の回転速度をインバータにより可変速制御する制御装
    置とを備えたインバータ駆動回転型圧縮機において、 前記制御装置は、8ビットマイコンによるデジタル計算
    制御を行うものであって、前記吐出圧力を一定に制御す
    るためのPID演算及びPID演算に対する比例不感帯
    処理、積分不感帯処理、微分不感帯処理、比例演算分割
    処理、積分演算範囲限定処理の各演算機能を備え、 I(積分)演算は、吐出圧力を一定値以内に制御するこ
    とができるような使用空気率の範囲以内に、前記積分演
    算の積分値の割合を抑え、 かつPID演算における比例演算倍率は20〜40倍で
    あり、 さらに、前記吐出圧力が目標圧力から離れる場合には微
    妙な吐出圧力の変化に対しても電源周波数指令を他の場
    合に比較し割合として大きく変化させることを特徴とす
    るインバータ駆動回転型圧縮機。
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