JPH11253263A - 椅子のシンクロロッキング装置 - Google Patents

椅子のシンクロロッキング装置

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JPH11253263A
JPH11253263A JP6022398A JP6022398A JPH11253263A JP H11253263 A JPH11253263 A JP H11253263A JP 6022398 A JP6022398 A JP 6022398A JP 6022398 A JP6022398 A JP 6022398A JP H11253263 A JPH11253263 A JP H11253263A
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Fumihiro Kurata
文博 倉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく生産性に優れ、しかも座り
心地を良くする。 【解決手段】脚部2の上端に取り付けられ座と背凭れと
を連動させて傾動可能に支持するシンクロロッキング装
置において、脚部2の上端に取り付けられるメインフレ
ーム4と、該メインフレーム4に対し揺動可能に取り付
けられる座の座板3及び背凭れの背凭れ支持部材6と、
背凭れ支持部材6とメインフレーム4との間に介在され
て背凭れを基本姿勢に復帰させる反力を発生する反力発
生機構5とを備え、座板3の前方とメインフレーム4並
びに座板3の後方と背凭れ支持部材6ないし背凭れ支持
部材6と同期回転する座板支持部材28とを揺動可能に
連結すると共に、座板3とメインフレーム4あるい背凭
れ支持部材6ないし座板支持部材28の少なくともいず
れか一方の連結を背凭れ支持部材6の傾動に応じて座板
3の前後方向に移動可能にし、座板3を含めてシンクロ
ロッキングメカニズムが構成されるようにすることで、
従来必要であった座受金具を不要にすると共に、アウタ
ーシェル3の中央部分を浮かせた状態で取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子の座と背凭れ
とが連動して傾動するシンクロロッキング装置に関す
る。より詳しくは、本発明は、シンクロロッキングメカ
ニズム特に座板に対する取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の椅子のシンクロロッキング装置
は、メカニズムとして独立して成立する構成とされ、座
や背凭れとは関係なく組立られている。そして、座およ
び背凭れは座受金具と背凭れ支持部材とにそれぞれ別個
に取り付けられて、それらの動きがシンクロ手段を介し
て連動するように設けられている。即ち、従来のシンク
ロロッキング装置では、例えば、脚部の上端に取り付け
られるメインフレームと該メインクレームに対し揺動自
在に取り付けられ座の座板部分を支持する座受金具及び
背凭れを支える背凭れ支持部材(背支桿とも呼ばれる)
と、これら背凭れ支持部材と座受金具とを連結して連動
させるリンクなどのシンクロ手段と、背凭れ支持部材と
メインフレームとの間あるいは座受金具とメインフレー
ムとの間のいずれかに介在されて背凭れが傾いたときに
基本姿勢へ復帰する力を発生させる反力発生機構とから
構成されている。ここで、座受金具はその前端側がメイ
ンフレームの前端に回転自在に直接連結されると共に後
端側がリンクなどを介してメインフレームに支持され、
前端の連結箇所を中心に鋏のように開閉し得るように揺
動自在に支持されている。座受金具とメインフレームと
の連結は、例えばリベット頭のシャフトとこれに嵌合さ
れたときに変形する抜け止め用の鋸波状フランジを有す
るプッシュナットとを利用して行われている。そして、
この座受金具に座板がねじ止めされることによって座が
支持されている。座板に重ね合わされた座受金具は、座
板の補強部材としても機能している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シンクロロッキング装置は、座板の中央部分に鉄板から
成る座受金具を重ね合わせてこれらが密着する構造をと
っているので、勢い良く座ったときなどに底突き感を伴
う。また、座受金具の存在は、それ自体で構成部品点数
と取付工程の増加を招く上に、座受金具に座板をねじ止
め等で固定する手間がかかることから、コスト高となる
要因の1つとなっている。しかも、座受金具は、シンク
ロロッキングメカニズムにおいて必要不可欠な要素では
なく、座板自体に十分な剛性を持たせて補強を不要とす
ればその省略が可能な存在である。
【0004】本発明は、座受金具が不要で生産性に優
れ、良好な座り心地が得られる椅子のシンクロロッキン
グ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、脚部の上端に取り付けられ
座と背凭れとを連動させて傾動可能に支持するシンクロ
ロッキング装置において、脚部の上端に取り付けられる
メインフレームと、該メインフレームに対し揺動可能に
取り付けられる座の座板及び背凭れの背凭れ支持部材
と、背凭れ支持部材とメインフレームとの間に介在され
て背凭れを基本姿勢に復帰させる反力を発生する反力発
生機構とを備え、座板の前方とメインフレーム並びに座
板の後方と背凭れ支持部材ないし背凭れ支持部材と同期
回転する座板支持部材とを揺動可能に連結すると共に、
座板とメインフレームあるい背凭れ支持部材ないし座板
支持部材の少なくともいずれか一方の連結を背凭れ支持
部材の傾動に応じて座板の前後方向に移動可能にし、座
板を含めてシンクロロッキングメカニズムが構成される
ようにしている。
【0006】したがって、座板はその前後がメインフレ
ームと背凭れ支持部材ないし背凭れ支持部材と同期回転
する座板支持部材とで支持され、背凭れ支持部材の動き
と連動するように支持されているので、着座者が背凭れ
に寄りかかると、背凭れ支持部材の傾動に伴って、座板
後部が後方且つ下方に引き込まれ、背凭れに連動して座
板も傾動する。また、座板の前後をメインフレームと背
凭れ支持部材に取り付け、座板の中央部分がメインフレ
ームから離れて浮いている状態で支持されるので、座板
の撓みが許容され、合成樹脂製座板の弾力性を活かして
着座者が勢い良く座ってもその衝撃を吸収してソフトな
座り心地を得ることができる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の椅子のシンクロロッキング装置において、座板の前
方とメインフレームのいずれか一方の部材に椅子の幅方
向に延びる前軸部を他方の部材に前軸部と径方向に係止
する前係止部を形成すると共に、座板の後方と背凭れ支
持部材のいずれか一方の部材に椅子の幅方向に延びる後
軸部を他方の部材に後軸部と径方向に係止する後係止部
をそれぞれ形成し、前軸部と後軸部のうち少なくともい
ずれか一方を背凭れ支持部材の傾動に応じて座板の前後
方向に移動可能に構成されている。
【0008】この場合、座板の前部と後部はそれぞれ軸
部と係止部の係合例えば引っ掛けによりメインフレーム
と背凭れ支持部材に取り付けられる。このため、係止部
に軸部の周面を嵌め込むだけでこれらが連結され、ねじ
止め等に比べて取り付けに手間がかからない。
【0009】また、請求項3記載の椅子の座板取付構造
は、請求項2記載の椅子のシンクロロッキング装置にお
いて、座板が前係止部と後係止部が一体成形された合成
樹脂成形品であり、前係止部と後係止部のアンダーカッ
ト部分に相当する投影面位置に貫通孔が形成されるよう
にしている。この場合、スライド型などの複雑な金型を
用いずとも一般的な分割型でアンダーカットを伴う座板
を射出成形できる。しかも、貫通孔を利用して軸部が露
出する係止部の反対側から治具例えばドライバーのよう
なものを挿入して軸部に宛うことができるので、係止部
に引っ掛けられた軸部を治具を使って取り外すことがで
きる。
【0010】さらに、請求項4記載の発明は、請求項2
又は3記載の椅子のシンクロロッキング装置において、
前軸部及び後軸部がそれぞれ1本のシャフトから成り、
これら前後のシャフトのうち背凭れ支持部材の傾動に応
じて移動するシャフトが座板の前後方向に細長く形成さ
れたガイド孔を貫通するように構成されている。この場
合、各軸部が設けられる方の部材に椅子の幅方向からシ
ャフトを通すことで各軸部が形成される。この場合、シ
ャフトを通す孔が細長いガイド孔であれば当該シャフト
は座板の前後方向に移動可能になり、メインフレームに
対する背凭れ支持部材の傾動を可能にする。
【0011】更に、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の椅子のシンクロロッキング装置において、前シャフ
トをメインフレームに、後シャフトを背凭れ支持部材に
それぞれ取り付ける一方、これらシャフトの両端面に対
向する位置の座板に抜け止め壁をそれぞれ設けるように
している。この場合、各シャフトの周面を各係止部に嵌
め込むと同時に当該シャフトの両端が座板の各抜け止め
壁の間に挟まれる。即ち、メインフレームと背凭れ支持
部材に対して各シャフトを固定しなくても、メインフレ
ームと背凭れ支持部材に座板を取り付けることで各シャ
フトの脱落を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1から図8に本発明の椅子用シンクロロ
ッキング装置の実施形態の一例を示す。このシンクロロ
ッキング装置1は、脚部2の上端に取り付けられるメイ
ンフレーム4と、該メインフレーム4に対し揺動可能に
取り付けられる座の座板3及び背凭れの背凭れ支持部材
6と、背凭れ支持部材6とメインフレーム4との間に介
在されて背凭れを基本姿勢に復帰させる反力を発生する
反力発生機構5とを備え、座板3の前部をメインフレー
ム4に、後部をメインフレーム4に傾動可能に連結され
た背凭れ支持部材6にそれぞれ取り付けて、背凭れ支持
部材6の傾動に応じて座板が前後方向に移動可能なシン
クロロッキングメカニズムが座板3を含めて構成されて
いる。
【0014】ここで、アウターシェルによって構成され
ている座板(以下、座板を含めてアウターシェルと呼
ぶ)3とメインフレーム4との連結は、アウターシェル
3の前部とメインフレーム4のいずれか一方の部材に椅
子の幅方向に延びる前軸部24を設けると共に他方の部
材に前軸部24の周面を係止する前係止部32を形成
し、アウターシェル3の後部と背凭れ支持部材6のいず
れか一方の部材に椅子の幅方向に延びる後軸部29を設
けると共に他方の部材に後軸部29の周面を係止する後
係止部33を形成し、前軸部24と後軸部29のうち少
なくともいずれか一方を背凭れ支持部材6の傾動に応じ
てアウターシェル3の前後方向に移動可能にしている。
本実施形態では、アウターシェル3の前後に爪形の係止
部32,33がそれぞれ形成されると共にメインフレー
ム4の前方及び背凭れ支持部材6にシャフトから成る軸
部24,29が設けられ、前軸部24がメインフレーム
4に対して前後方向へ移動可能に設けられている。
【0015】アウターシェル3は、合成樹脂成形品であ
り、リブ等を適宜形成することで椅子の座板として十分
な剛性を有している。このアウターシェル3には前係止
部32と後係止部33が一体成形されている。各係止部
32,33は、例えば図5に示すようなフック形状を成
しており、アウターシェル3の前部の左右2箇所と後部
の左右2箇所にそれぞれ2個ずつ形成されている。これ
ら前係止部32と後係止部33の少なくともアンダーカ
ット部分(爪部分)に相当する投影面位置のアウターシ
ェルには、貫通孔36が形成されている。貫通孔36の
形成は、射出成形金型34,35にアンダーカット部分
を作ることがなくなるので、スライド型やカム型などの
複雑な金型を使わずに単純な分割型でフック形の前後の
係止部32,33を成形可能とできる。例えば、図6に
示すように、他方の成形型35の凹部35aに対して一
方の成形型34の凸部34aを型合わせ方向から挿入す
ることが可能になり、成形型34自体に凸部34aを成
形することが可能になって型構造を簡単なものにするこ
とができる。また、アウターシェル3には前係止部32
と後係止部33を挟むようにして、抜け止め壁3aが形
成されている。各抜け止め壁3aは各係止部32,33
に前後の軸部たるシャフト24,29を嵌め込んだ場合
に各シャフト24,29の両端面に対向してこれらの軸
方向からの抜け落ちを防止する。なお、各係止部32,
33の内側にはテーパ状のリブ37が形成されており、
リブ37の凹部に後述する各シャフト24,29を嵌め
込むことで外れを防止している。尚、アウターシェル3
の上には、クッション38が取り付けられ、更にその上
を上張地で覆うことによって座が構成される。
【0016】メインフレーム4は、脚部2の頂部に固着
されて座と背凭れを支持するもので、本実施形態の場
合、上板4aと両側板4b,4cとで床面側が開口され
た溝形のダイキャスト成形品から成り、その内方に反力
発生機構5や背凭れ支持部材6及び反力調整機構19等
を収めている。上板4aの後部には、孔8が形成されて
おり、当該孔8を通して背凭れ支持部材6が後方へ取り
出されている。
【0017】背凭れ支持部材6は大部分がムクの丸棒で
構成されているが、背凭れ支持部材6の先端側ではメイ
ンフレーム4内に挿入されて取り付けられ易いように板
状フレームで形成された別体の揺動部材9が溶接などで
固着されている。揺動部材9は、メインフレーム4の筒
上部4d,4eにスリーブ(図示省略)を介して回転自
在に支持されているシャフト10によってメインフレー
ム4に揺動自在に取り付けられると共に、その先端(前
端)部分が反力発生機構5の連結シャフト11に取り外
し可能に連結されている。したがって、背凭れ支持部材
6がシャフト10を中心に揺動すると同時に反力発生機
構5に弾発力を蓄えさせる。シャフト10の両端は、メ
インフレーム4の側板4b,4cに形成された筒状部4
d,4eに通され支持されている。各筒状部4d,4e
の外側開口はカバー12,12により塞がれている。
【0018】反力発生機構5は、背凭れ支持部材6とメ
インフレーム4との間に介在されて背凭れを基本姿勢P
に復帰させる反力を発生させるもので、図4に示す基本
姿勢Pから傾いた背凭れ支持部材6を基本姿勢Pに復帰
させる反力を発生させるもので、例えば左右一対のスプ
リングユニット14及びこれらを連結して同期させる連
結シャフト11から構成されている。各スプリングユニ
ット14は、コイルスプリング15を備えた伸縮可能な
リンクである。本実施形態の場合、コイルスプリング1
5の両端に取り付けられたスプリングマウント16,1
7とこれらスプリングマウント16,17を軸方向にの
み移動可能に連結するガイドシャフト18とによって伸
縮可能なリンクが構成されている。各スプリングユニッ
ト14の前側スプリングマウント16はメインフレーム
4に、後側スプリングマウント17は連結シャフト11
を介して背凭れ支持部材6の一部を成す揺動部材9にそ
れぞれ回転可能に連結されている。また、一方のスプリ
ングユニット14の前側スプリングマウント16とメイ
ンフレーム4との間には、コイルスプリング15の予圧
縮量(初期圧)を変化させる反力調節機構19が介在さ
れている。この反力調節機構19は、図12に詳しく示
すように、楔状の駒部材41をメインフレーム4側のブ
ラケット42とスプリングマウント16に連結されたア
タッチメント44との間にねじ棒43によって出入り自
在に設け、グリップ20の調節によりねじ棒43を回転
させてアタッチメント44及び前側スプリングマウント
16の位置を前後動させてコイルスプリング15の予圧
縮量を変化させる。アタッチメント44は、通常はばね
力によって楔状の駒部材41を押し出す方向即ち両シー
ト16,17の間隔を開ける方向に付勢されている。な
お、基本姿勢Pとは、椅子が使用されていないフリーの
場合に背凭れ支持部材が最も起こされている状態の姿勢
をいう。
【0019】また、本実施形態の場合、反力発生機構5
には背凭れを任意の位置・傾きで固定するためのガスダ
ンパ13が組み込まれている。ガスダンパ13はレバー
操作により充填ガスの流路を閉じてその長さ(出入りす
るロッド)をロックして背凭れ支持部材6を固定するも
ので、そのシリンダ基端はメインフレーム4に取り付け
られたシャフト21に、ロッド先端は連結シャフト11
にそれぞれ相対回転可能に連結されている。このガスダ
ンパ13の先端には、充填ガスの流路を閉じるバルブを
操作するレバー22が取り付けられている。レバー22
は、アウターシェル3の側部に設けられた操作レバー2
3によって操作される。
【0020】メインフレーム4は、その後方のボス部に
脚2の上端を挿入する取付穴4fが形成されており、こ
の取付穴4f内に脚2の支柱の上端を圧入することによ
って脚2に取り付け可能に設けられている。また、メイ
ンフレーム4の両側板4b,4cの前方には、アウター
シェル3の前後方向に細長いガイド孔4gがそれぞれ形
成されており、これら各ガイド孔4gを前軸部24であ
るスライドシャフト(以下、スライドシャフト24とい
う)が貫通している。したがって、スライドシャフト2
4は各ガイド孔4gが形成されている範囲でアウターシ
ェル3の前後方向に移動可能となっている。そして、こ
のスライドシャフト24を径方向からフック形の前係止
部32に嵌め込むことでアウターシェル3の前方がメイ
ンフレーム4に連結される。なお、各ガイド孔4gには
摺動材から成るスリーブ31が嵌め込まれている。
【0021】一方、後軸部29を構成するシンクロシャ
フト(以下、シンクロシャフト29と呼ぶ)は背凭れ支
持部材6に対しこれを椅子の幅方向に貫通するようにし
て固着されている。そして、このシンクロシャフト29
を径方向からフック形の後係止部33に嵌め込むことで
アウターシェル3の後方が背凭れ支持部材6に連結され
る。なお、各シャフト24,29は、端部にリベット頭
やねじなどの係止手段が形成されていない単なる丸棒で
ある。
【0022】このような構成のシンクロロッキング装置
によると、着座者が背凭れに寄りかかった場合、背凭れ
支持部材6がシャフト10を中心に後方に傾斜する。こ
れにより、背凭れ支持部材6の先端が反力発生機構5の
ガスダンパ13と各スプリングユニット14を押し縮め
る。各スプリングユニット14のコイルスプリング15
が押し縮められることで、背凭れ支持部材6を基本姿勢
Pに復帰させようとする反力が発生する。また、背凭れ
支持部材6の傾斜に連動して、アウターシェル3もスラ
イドシャフト24を移動させながら後方に沈み込むよう
に傾斜する。
【0023】また、着座者が任意の角度まで背凭れ支持
部材6を傾斜させた状態で操作レバー23をロック操作
してガスダンパ13をロックすると、背凭れ支持部材6
がその位置に固定されて背凭れとアウターシェル3の姿
勢が一定に保持される。この状態より、着座者が操作レ
バー23を解除操作してガスダンパ13の伸縮を可能に
すると、背凭れ支持部材6のロックが解除され、着座者
の起き上がる動作に伴い各スプリングユニット14の反
力により背凭れ支持部材6が基本姿勢Pに復帰する。即
ち、背凭れとアウターシェル3の姿勢が元に戻される。
【0024】しかも、アウターシェル3の前方をメイン
フレーム4に、後方を背凭れ支持部材6にそれぞれ取り
付けることで、従来必要であった座受金具を使用せずに
アウターシェル3の取り付けが可能になり、また、アウ
ターシェル3の中央部分がメインフレーム4から離れて
浮いた状態になり、勢い良く腰掛けた場合でもアウター
シェル3の中央部分がメインフレーム4に直接当たるこ
とが無くその弾力性を発揮できるので着座者に不快な底
付感を感じさせることがない。
【0025】次に、アウターシェル3を取り付ける場合
の手順について説明する。先ず、メインフレーム4の各
ガイド孔4gにスライドシャフト24を、背凭れ支持部
材6の所定位置にシンクロシャフト29を貫通させる。
次に、各シャフト24,29とアウターシェル3の前後
の係止部32,33とを径方向から引っかけるようにし
て嵌め込む。このとき、各係止部32,33の下の貫通
孔36を利用してシャフト24,29と係止部32,3
3の反対側から例えばドライバや専用治具を差し込み各
シャフト24,29を係止部・爪32,33の奥側へ押
し込むようにして嵌め込む。各貫通孔36を利用するこ
とで治具の使用が容易になり作業性が向上する。また、
アウターシェル3の取り付けにより各シャフト24,2
9の両端がアウターシェル3の抜け止め壁3aで挟まれ
ることになり、各シャフト24,29をメインフレーム
4や背凭れ支持部材6に予め固定していなくても各係止
部32,33からの抜け落ちを防止することができる。
即ち、各シャフト24,29として単なる丸棒を使用す
ることができると共に特別な固定部材も必要としないた
め、シャフトそのものを加工したりナット等を使用しな
ければならない取付構造に比べて部品点数も少なく、組
立工程も必要なくなることから、製造コストを安価にで
きる。
【0026】一方、アウターシェル3を取り外す場合に
は、各貫通孔36から治具を差し込み各シャフト24,
29を各係止部32,33の奥側から押し出せば容易に
外せる。この場合にも、各貫通孔36を利用した治具の
使用により作業が容易になり作業性が向上する。即ち、
各係止部32,33から各シャフト24,29を外すだ
けでアウターシェル3を取り外すことができ、しかもこ
の場合の治具の使用は容易であるため、椅子の廃棄時に
アウターシェル3を容易に取り外すことができる。
【0027】次に、図9から図11に本発明のシンクロ
ロッキング装置の他の実施形態を示す。この実施形態
は、背凭れ支持部材6をメインフレーム4の側方から取
り回すようにしたものである。なお、本実施形態におい
て、背凭れ支持部材6の取り回し方と座板3の後方の支
持機構を異にしているが、それ以外のエレメントについ
ては共通しているので詳細な説明は省略する。また、メ
インフレーム4に形成されている孔8はカバー30によ
って塞がれている。
【0028】この実施形態におけるシンクロロッキング
装置1においては、座板3の前方とメインフレーム4と
が揺動かつ前後動可能に連結されると共に座板3の後方
と座板支持部材28とが揺動可能に連結され、背凭れ支
持部材6の傾動に応じてこの背凭れ支持部材6と同期回
転する座支持部材28によって座板3を前後方向へ移動
させると共に座板3を僅かに昇降させるシンクロロッキ
ングメカニズムを構成している。
【0029】座板支持部材28は連結シャフト25を介
して背凭れ支持部材6と連結され、背凭れ支持部材6と
同期回転する。連結シャフト25は円形外周面のスリー
ブ27を介してメインフレーム4の筒状部4d,4eに
組み込まれ、メインフレーム4によって回転可能に支持
されている。スリーブ27の内周面は連結シャフト25
の角断面形状と相似の角穴を有し、連結シャフト25と
共に回転する。また、このスリーブ27のメインフレー
ム4の筒状部4d,4eから突出する端部の外径状は連
結シャフトと同様に非円形例えば角形を成し、該端部に
嵌合される座支持部材28を連結シャフトと共に回転す
るように支持可能とされている。
【0030】背凭れ支持部材6は、背凭れの左右両側よ
り取り回されており、各下端部が互いに向かい合うよう
に内側に向けてほぼL字形状に折り曲げられそれらの先
端面には角穴6aが形成されている。背凭れ支持部材6
は、メインフレーム4を幅方向に貫通して回転自在に支
持されている連結シャフト25の両端の突出部25aに
嵌合されて回転不能に連結されている。
【0031】連結シャフト25は、非円形例えば角形状
を成し、その両端の突出部25aをメインフレーム4の
左右の筒状部4d,4eから突出させて背凭れ支持部材
6の角穴6aが圧入嵌合されている。また、連結シャフ
ト25の中央部にクランクレバー26が相対回転不能に
連結され、背凭れ支持部材6と連動させてクランクレバ
ー26を揺動させるように設けられている。このクラン
クレバー26の先端には反力発生機構5が連結されてい
る。
【0032】即ち、後述するように、背凭れ支持部材6
が連結される部分及びクランクレバー26が連結される
部分は、角棒形状に成形されている。この連結シャフト
25は、メインフレーム4の各筒状部4d,4e内を貫
通してその両端を左右に突出させている。これら各突出
部25aに背凭れ支持部材6の角穴6aが嵌め込まれ、
連結シャフト25と背凭れ支持部材6とが相対回転不能
に連結される。
【0033】また、連結シャフト25と各筒状部4d,
4eとの間にはスリーブ27がそれぞれ嵌め込まれてい
る。各スリーブ27の孔は角孔形状を成しており、連結
シャフト25に対して回転不能となっている。また、各
スリーブ27の外周面は筒状部4d,4eに嵌め込まれ
る部分を含めてここよりも内側の部分では丸棒形状に成
形されており、筒状部4d,4e即ちメインフレーム4
に対して回転可能となっている。一方、各スリーブ27
の外周面の筒状部4d,4eに嵌め込まれる部分よりも
外側の部分は角棒形状に成形されており、当該角棒部分
には座支持部材28がそれぞれ相対回転不能に嵌め込ま
れている。即ち、座支持部材28は各スリーブ27を介
在させて連結シャフト25に連結されており、座支持部
材28とスリーブ27及びスリーブ27とシャフト25
の連結部分は角棒形状を成しているので、各座支持部材
28は連結シャフト25に対して回転不能になってい
る。
【0034】各座支持部材28の先端にはシンクロシャ
フト29が取り付けられており、このシンクロシャフト
29は座板(あるいはそれに固着された座枠)3の後係
止部33に嵌め込まれている。したがって、各座支持部
材28には着座者の重量が直接作用するが、各座支持部
材28が嵌め込まれているスリーブ27は連結シャフト
25よりも太く成形されているため大きな剛性で座板3
を支えることができる。シンクロシャフト29は、各座
支持部材28,各スリーブ27,連結シャフト25を介
在させているものの背凭れ支持部材6に連結されている
ので、座板3の後部が背凭れ支持部材6に取り付けられ
ることになる。本実施例では、座板3の両側縁に各シャ
フト24,29を貫通させる穴を有する座枠を備えたも
のを採用しているがこれに特に限定されず、アウターシ
ェルで座板3を兼用するようにしても良い。
【0035】クランクレバー26は反力発生機構5の一
対のスプリングユニット14に対応して2本設けられて
いる。各クランクレバー26は各スリーブ27にそれぞ
れ一体成形されており、二股形状の先端を反力発生機構
5の連結シャフト11にそれぞれ連結している。
【0036】このような構成のシンクロロッキング装置
によると、着座者が背凭れに寄りかかった場合、背凭れ
支持部材6が連結シャフト25及びスリーブ27を回転
させながら後方に傾斜する。これにより、クランクレバ
ー26が反力発生機構5のガスダンパ13と各スプリン
グユニット14を押し縮める。各スプリングユニット1
4のコイルスプリング15が押し縮められることで背凭
れ支持部材6を基本姿勢Pに復帰させようとする反力が
発生する。また、各スリーブ27の回転により各座支持
部材28も回転するので、背凭れ支持部材6の傾斜に連
動して座板3もスライドシャフト24をガイド孔4g内
で前後方向に移動させながら後方に沈み込むように傾斜
する。
【0037】また、着座者が任意の角度まで背凭れ支持
部材6を傾斜させた状態で操作レバー23をロック操作
してガスダンパ13をロックすると、各スリーブ27と
連結シャフト25が回転不能となって背凭れ支持部材6
がロックされる。したがって、背凭れと座板3の姿勢が
一定に保持される。この状態より、着座者が操作レバー
23を解除操作してガスダンパ13の伸縮を可能にする
と、背凭れ支持部材6のロックが解除され、着座者の起
き上がる動作に伴い各スプリングユニット14の反力に
より背凭れ支持部材6が基本姿勢Pに復帰する。即ち、
背凭れと座板3の姿勢を元に戻すことができる。
【0038】更にこのように構成されたシンクロロッキ
ング装置によっても、座板3の各係止部32,33を各
シャフト24,29に径方向から引っ掛けるように嵌め
込むだけで、座板3をメインフレーム4及び座支持部材
28に取り付けられる。即ち、図1〜8の実施形態と同
様に座受金具が不要になり、また同様の手順で座板3を
取り付けることができるので、生産性を向上させること
ができる。さらに、座板3の中央部部分を浮かした状態
で取り付けているので底付感を感じさせることが無く、
また、背凭れに連動して座板3を傾かせることができる
ので、座り心地を良くすることができる。
【0039】上述した本発明のシンクロロッキング装置
1は、背凭れ支持部材6の取り回し方を変更するだけ
で、全く印象の異なるデザインの背凭れを共通のシンク
ロロッキングメカに搭載することが可能となる。即ち、
メインフレーム4の後方に背凭れ支持部材6を取り付け
るタイプの椅子を製造する場合には、反力発生機構5を
組み付けた状態のメインフレーム4にシャフト10によ
り背凭れ支持部材6を揺動自在に連結すると共に、背凭
れ支持部材6の先端を反力発生機構5の連結シャフト1
1に連結すれば良い。また、メインフレーム4の左右に
背凭れ支持部材6を取り付けるタイプの椅子を製造する
場合には、反力発生機構5を組み付けた状態のメインフ
レーム4に、連結シャフト25及び各スリーブ27を組
み付けると共にクランクレバー26の先端を連結シャフ
ト11に連結し、さらに各スリーブ27に座支持部材2
8を嵌め込んだ後に左右の背凭れ支持部材6を嵌め込め
ば良い。
【0040】この様に、1つのシンクロロッキング装置
1で背凭れ支持部材6の取付位置が異なる椅子に対応す
ることができるので、部品の共通化が可能になって生産
コストの低減を図ることができると共に、デザインの多
様化の要請に柔軟に対応することができる。
【0041】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、アウターシェル3に各係
止部32,33を形成すると共にメインフレーム4及び
背凭れ支持部材6に各シャフト24,29を支持させる
構造であるが、アウターシェル3側に各シャフト24,
29を支持させると共にメインフレーム4及び背凭れ支
持部材6側に各係止部32,33を形成する構造として
も良い。
【0042】また、上述の説明では、各シャフト24,
29のうち、前側のものを前後移動可能にしたが、後側
のものを前後移動可能にしても良く、或いは前後両側の
ものを前後移動可能にしても良い。
【0043】また、上述の説明では、各軸部としてメイ
ンフレーム4や背凭れ支持部材6とは別個のシャフト2
4,29を使用したが、必ずしもシャフトに限るもので
はないことは勿論である。例えば、合成樹脂によりアウ
ターシェル3と一体成形したピン、あるいは金属により
メインシャフトと一体成形したピンなどで代用しても良
い。
【0044】また、上述の説明では、アウターシェル3
に各抜け止め壁3aを形成して各シャフト24,29の
軸方向からの抜け落ちを防止しているが、必ずしも各抜
け止め壁3aを形成する必要はない。ただし、この場合
には、例えば軸部の長いボルトにより各軸部を構成し、
当該ボルトをナットで固定する等して脱落を防止するこ
とが好ましい。
【0045】また、上述の説明では、背凭れ支持部材6
の先端部分を別体に形成された揺動部材9としている
が、必ずしもこれらを別体に形成せずに一体成形しても
良い。
【0046】また、上述の説明では、反力発生機構5の
一方のスプリングユニット14とメインフレーム4との
間に反力調節機構19を介在させているが、必ずしも反
力調節機構19は必要ではなくこれを省略しても良いこ
とは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によると、座板を含めてシンクロロッキン
グメカニズムが構成されるため、従来の座板取付構造で
は必要とされていた座受金具を省略することができる。
このため、部品点数及び組付工数の削減によりコストダ
ウンが図れると共に生産性が向上する。また、座板の前
後をメインフレームと背凭れ支持部材に取り付け、座板
の中央部分がメインフレームから離れて浮いている状態
で支持されるので、座板の撓みが許容され、合成樹脂製
座板の弾力性を活かして着座者が勢い良く座ってもその
衝撃を吸収してソフトな座り心地を得ることができる。
【0048】また、請求項2記載の発明によると、座板
の前部と後部はそれぞれ軸部と係止部の係合例えば引っ
掛けによりメインフレームと背凭れ支持部材に取り付け
られる。このため、係止部に軸部の周面を嵌め込むだけ
でこれらが連結され、ねじ止め等に比べて取り付けに手
間がかからない。依って、椅子の組立工程が簡略化でき
る。さらに、各軸部を各係止部から外すことで座板を取
り外すことができるので、椅子廃棄の際の分解が容易に
なる。
【0049】また、請求項3記載の発明によると、スラ
イド型などの複雑な金型を用いずとも一般的な分割型で
アンダーカットを伴う座板を射出成形できる。しかも、
貫通孔を利用して軸部が露出する係止部の反対側から治
具例えばドライバーのようなものを挿入して軸部に宛う
ことができるので、係止部に引っ掛けられた軸部を治具
を使って取り外すことができる。依って、椅子の組立工
程がより簡略化でき、更に型コストを安価にすると共に
型のメンテナンスも容易となる。
【0050】さらに、請求項4記載の発明によると、シ
ャフトを通す孔が細長いガイド孔であれば当該シャフト
は座板の前後方向に移動可能になり、メインフレームに
対する背凭れ支持部材の傾動を可能にする。
【0051】更に、請求項5記載の発明によると、各シ
ャフトの周面を各係止部に嵌め込むと同時に当該シャフ
トの両端が座板の各抜け止め壁の間に挟まれるので、メ
インフレームと背凭れ支持部材に対して各シャフトを固
定しなくても、メインフレームと背凭れ支持部材に座板
を取り付けることで各シャフトの脱落を防止することが
できる。依って、椅子の組立工程がより簡略化できる。
また、各シャフトとして単なる棒状のものを使用するこ
とができ、製造コストをより一層安価にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子のシンクロロッキング装置の
実施形態の一例を座板を取り付ける直前を示す分解斜視
図である。
【図2】図1のシンクロロッキング装置に座板を取り付
けた状態を示す斜視図である。
【図3】図1のシンクロロッキング装置に座板を取り付
ける様子の概略構成を示す側面図である。
【図4】図1のシンクロロッキング装置に座板を取り付
けた状態の概略構成を示す側面図である。
【図5】図1のシンクロロッキング装置の係止部を拡大
して示す断面図である。
【図6】図1のシンクロロッキング装置の係止部を成形
する型の断面図である。
【図7】図1のシンクロロッキング装置を下方から見た
底面図である。
【図8】図1のシンクロロッキング装置を斜め上方から
見た斜視図である。
【図9】本発明のシンクロロッキング装置の他の実施形
態を概略的に示す側面図である。
【図10】図9のシンクロロッキング装置を下方から見
た底面図である。
【図11】図9のシンクロロッキング装置を斜め上方か
ら見た斜視図である。
【図12】本発明のシンクロロッキング装置の反力調節
機構を詳しく示す断面図である。
【符号の説明】
1 シンクロロッキング装置 2 脚 3 アウターシェル(座板) 3a 抜け止め壁 4 メインフレーム 4g ガイド孔 5 反力発生機構 6 背凭れ支持部材 24 スライドシャフト(前軸部) 29 シンクロシャフト(後軸部) 32 前係止部 33 後係止部 36 貫通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部の上端に取り付けられ座と背凭れと
    を連動させて傾動可能に支持するシンクロロッキング装
    置において、上記脚部の上端に取り付けられるメインフ
    レームと、該メインフレームに対し揺動可能に取り付け
    られる上記座の座板及び上記背凭れの背凭れ支持部材
    と、上記背凭れ支持部材と上記メインフレームとの間に
    介在されて上記背凭れを基本姿勢に復帰させる反力を発
    生する反力発生機構とを備え、上記座板の前方と上記メ
    インフレーム並びに上記座板の後方と上記背凭れ支持部
    材ないし該背凭れ支持部材と同期回転する座板支持部材
    とを揺動可能に連結すると共に、上記座板とメインフレ
    ームあるい背凭れ支持部材ないし座板支持部材の少なく
    ともいずれか一方の連結を上記背凭れ支持部材の傾動に
    応じて上記座板の前後方向に移動可能にし、上記座板を
    含めてシンクロロッキングメカニズムが構成されている
    ことを特徴とする椅子のシンクロロッキング装置。
  2. 【請求項2】 上記座板の前方と上記メインフレームの
    いずれか一方の部材に椅子の幅方向に延びる前軸部を他
    方の部材に上記前軸部と径方向に係止する前係止部を形
    成すると共に、上記座板の後方と上記背凭れ支持部材の
    いずれか一方の部材に椅子の幅方向に延びる後軸部を他
    方の部材に上記後軸部と径方向に係止する後係止部をそ
    れぞれ形成し、上記前軸部と後軸部のうち少なくともい
    ずれか一方を上記背凭れ支持部材の傾動に応じて上記座
    板の前後方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項
    1記載の椅子のシンクロロッキング装置。
  3. 【請求項3】 上記座板は上記前係止部と後係止部が一
    体成形された合成樹脂成形品であり、上記前係止部と後
    係止部のアンダーカット部分に相当する投影面位置に貫
    通孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    椅子のシンクロロッキング装置。
  4. 【請求項4】 上記前軸部及び後軸部はそれぞれ1本の
    シャフトであり、これら前後のシャフトのうち上記背凭
    れ支持部材の傾動に応じて移動するシャフトは上記座板
    の前後方向に細長く形成されたガイド孔を貫通している
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の椅子のシンクロ
    ロッキング装置。
  5. 【請求項5】 上記前シャフトを上記メインフレーム
    に、上記後シャフトを上記背凭れ支持部材にそれぞれ取
    り付ける一方、これらシャフトの両端面に対向する位置
    の上記座板に抜け止め壁をそれぞれ設けたことを特徴と
    する請求項4記載の椅子のシンクロロッキング装置。
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