JPH1125317A - エスクロウ部および自動取引装置 - Google Patents

エスクロウ部および自動取引装置

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JPH1125317A
JPH1125317A JP9172621A JP17262197A JPH1125317A JP H1125317 A JPH1125317 A JP H1125317A JP 9172621 A JP9172621 A JP 9172621A JP 17262197 A JP17262197 A JP 17262197A JP H1125317 A JPH1125317 A JP H1125317A
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JP
Japan
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stage
lever
bills
escrow
banknotes
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JP9172621A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Shoji
伸行 小路
Hideo Aoki
秀夫 青木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵がなくてもつまった紙幣を取り出すことが
でき、かつ、集積されている紙幣を取り出すことができ
ないようにする。 【解決手段】 エスクロウ部99に、回転支点18−1
を中心に回転する第1マニュアルレバ18と、第1サブ
ステージ31と、回転支点35を中心に回転する第2サ
ブステージ32とを設け、その第2サブステージ32に
第1マニュアルレバ18を回転させたときに第2サブス
テージ32を回転させるポスト34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスクロウ部およ
び自動取引装置に関し、さらに詳しくは、鍵がなくても
開閉可能でかつ安全なエスクロウ部とこのエスクロウ部
を用いた自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の自動取引装置の機構の
一例を示す側面図である。この自動取引装置200は、
顧客の預け入れ要求や支払い要求に応じて紙幣の入金動
作や出金動作を行う紙幣入出金機82が内蔵されてい
る。上記紙幣入出金機82は、紙幣を収納する紙幣収納
庫83と、入金された異常な紙幣や出金用の正常な紙幣
を収納するエスクロウ部199と、紙幣の鑑別を行う鑑
別部85と、預け入れる紙幣を受け入れると共に支払う
紙幣を払い出す接客口86と、紙幣を収納すると共に前
記紙幣収納庫83に対して紙幣の補充または回収を行う
補充回収カセット87と、出金動作時に顧客が取り忘れ
た紙幣を収納する取り忘れ紙幣収納庫88および出金動
作時や回収動作時に鑑別部85により真券と鑑別されな
かった紙幣を収納するリジェクト紙幣収納庫89がそれ
ぞれ設けられている。
【0003】上記紙幣収納庫83の上部には一時保留部
90が設けられている。この一時保留部90は、複数の
ローラ群等を備えて紙幣の分離繰り出しおよび集積を行
う分離繰り出し集積部91と、この分離繰り出し集積部
91の下に開閉可能に備えられる図示しないシャッタ等
から構成され、シャッタを閉状態として分離繰り出し集
積部91の動作によりこのシャッタ上に紙幣を集積して
一時保留させると共に、シャッタ上に一時保留させた紙
幣を分離繰り出し集積部91の動作により繰り出す動
作、シャッタを開いて該シャッタ上の紙幣を前記紙幣収
納庫83に収納する動作、および、シャッタを開状態と
して分離繰り出し集積部91の動作により前記紙幣収納
庫83内の紙幣を繰り出す動作を行う。
【0004】また、上記紙幣収納庫83内にはステージ
83aが上下動可能に設けられ、紙幣はこのステージ8
3a上に積載される。上記鑑別部85は紙幣の金種、真
偽、正損等を鑑別する。なお、この鑑別部85は双方向
に搬送される紙幣のどちらでも鑑別可能となっている。
上記エスクロウ部199には、ステージ8が上下動可能
に設けられており、紙幣はこのステージ8上に積載され
る。ステージ8の位置は紙幣の枚数によって上下に変化
する。なお、前記エスクロウ部199は、自動取引装置
200に対して着脱可能になっている。
【0005】上記補充回収カセット87には、紙幣の分
離繰り出しを行う分離繰り出し部92、紙幣を内部に引
き入れる集積部93,94が設けられている。また、前
記分離繰り出し部92に対応して紙幣収納部95が設け
られ、集積部93に対応して回収された紙幣が収納され
る回収部96が設けられ、集積部94に対応して紙幣補
充の際に出金用紙幣として不適と判定された紙幣が収納
されるリジェクト紙幣収納部97が設けられている。な
お、補充回収カセット87は、自動取引装置200に対
して着脱可能になっている。
【0006】上記紙幣収納部95にはステージ95aが
上下動可能に設けられており、紙幣はこのステージ95
a上に積載される。ステージ95aの位置は紙幣の枚数
によって上下に変化し、分離繰り出し部92による紙幣
の繰り出しに伴い、ステージ95aは上昇する。自動取
引装置200の前方には顧客が操作を行う顧客操作部8
1が設けられている。この顧客操作部81は、例えば、
表示部付きタッチパネル等により構成され、顧客が取引
種別、取引金額、暗証番号等を入力できるようになって
いる。
【0007】入金時に接客口86から投入された紙幣
は、1枚ずつ紙幣搬送路98を介して鑑別部85へ送ら
れ、ここで鑑別される。鑑別の結果、異常と鑑別された
紙幣はエスクロウ部199へ収納される。エスクロウ部
199に収納された異常券は、全ての入金紙幣を接客口
86から取り込んだ後、接客口86へ送り戻されて顧客
に返却される。
【0008】鑑別の結果、正常と鑑別された紙幣は、一
時保留部90の前述のシャッタ上へ集積される。図14
は、上記エスクロウ部199の機構の側面図である。図
において、1は全体フレーム、2はアッパフレーム、3
はロアフレームである。
【0009】7は、アッパフレーム2の回転支点であ
る。8は、紙幣9を集積するステージである。4はピッ
カローラ、5はフィードローラ、6はリバースローラで
ある。なお、このピッカローラ4とフィードローラ5と
リバースローラ6により分離部が構成され、ステージ8
上に紙幣9を集積したり、ステージ8上の紙幣9を送り
出したりする。
【0010】10は鍵穴、11は前記鍵10に連結され
ているキーレバ、12は把手、13はロックレバ、14
は前記ロックレバ13の回転支点である。15はロック
ポストブラケット、15−1は前記ロックポストブラケ
ットの回転支点、15−2は前記ロックレバ13の開き
を止めるポストである。なお、ステージ8上での集積不
良や、分離部での紙幣のつまり等のような場合は、鍵
(図示省略)を鍵穴10に挿入して回すことによりキー
レバ11を回転させる。これにより、ロックポストブラ
ケット15が回転支点15−1を中心に回転するからロ
ックレバ13が解除され、図15に示すように、アッパ
フレーム2を回転支点7を中心に回転させて開けること
ができる。
【0011】自動取引装置の24時間運用や、週末運用
が増えている昨今では、外部委託による時間外運用が増
えている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動取引装
置では、鍵がないと分離部につまった紙幣を取り出すこ
とができないようになっている。しかし、外部委託者に
鍵を渡すことには安全上問題があり、鍵を持っている責
任者がいないときや、時間外運用中に紙幣がつまったと
きに運用を停止しなければならない問題点がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、鍵がなくてもつ
まった紙幣を取り出すことができ、かつ、集積されてい
る紙幣を取り出すことができないようにしたエスクロウ
部および自動取引装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、紙幣を集積するステージと、前記ステー
ジを保持するロワフレームと、前記ステージ上に紙幣を
集積するまたはそのステージ上の紙幣を繰り出す搬送手
段と、開閉可能に支持されかつ開いたときの開口から前
記ステージ上の紙幣および/または前記搬送手段につま
る紙幣を取り出し可能なアッパフレームとを備えたエス
クロウ部において、ロック操作およびアンロック操作可
能なレバと、前記レバおよび前記アッパフレームに係合
されかつ前記レバをロックしたときに前記アッパフレー
ムを開けるフレーム開け手段と、前記レバに係合されか
つ前記レバをロックしたときに前記開口と前記ステージ
上の紙幣の間に配置される紙幣保護手段とを具備したこ
とを特徴とするエスクロウ部を提供する。
【0015】上記エスクロウ部では、レバをロックする
ことにより、アッパフレームを開いて搬送手段につまっ
た紙幣を取り出すことはできるが、開口とステージ上の
紙幣の間に紙幣保護手段が配置されるため紙幣を取り出
すことはできなくなる。このため、鍵がなくてもつまっ
た紙幣を安全に取り出すことができるから、鍵を持って
いる責任者がいないときや、時間外運用中に紙幣がつま
ったときに運用を停止する必要がなくなり、自動取引装
置を有効稼働できることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。 −第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態の自動取引装置の機構
を示す側面図である。
【0017】この自動取引装置100は、顧客の預け入
れ要求や支払い要求に応じて紙幣の入金動作や出金動作
を行う紙幣入出金機82が内蔵されている。上記紙幣入
出金機82は、紙幣を収納する紙幣収納庫83と、入金
された異常な紙幣や出金用の正常な紙幣を収納するエス
クロウ部99と、紙幣の鑑別を行う鑑別部85と、預け
入れる紙幣を受け入れると共に支払う紙幣を払い出す接
客口86と、紙幣を収納すると共に前記紙幣収納庫83
に対して紙幣の補充または回収を行う補充回収カセット
87と、出金動作時に顧客が取り忘れた紙幣を収納する
取り忘れ紙幣収納庫88および出金動作時や回収動作時
に鑑別部85により真券と鑑別されなかった紙幣を収納
するリジェクト紙幣収納庫89がそれぞれ設けられてい
る。
【0018】上記紙幣収納庫83の上部には一時保留部
90が設けられている。この一時保留部90は、複数の
ローラ群等を備えて紙幣の分離繰り出しおよび集積を行
う分離繰り出し集積部91と、この分離繰り出し集積部
91の下に開閉可能に備えられる図示しないシャッタ等
から構成され、シャッタを閉状態として分離繰り出し集
積部91の動作によりこのシャッタ上に紙幣を集積して
一時保留させると共に、シャッタ上に一時保留させた紙
幣を分離繰り出し集積部91の動作により繰り出す動
作、シャッタを開いて該シャッタ上の紙幣を前記紙幣収
納庫83に収納する動作、および、シャッタを開状態と
して分離繰り出し集積部91の動作により前記紙幣収納
庫83内の紙幣を繰り出す動作を行う。
【0019】また、上記紙幣収納庫83内にはステージ
83aが上下動可能に設けられ、紙幣はこのステージ8
3a上に積載される。上記鑑別部85は紙幣の金種、真
偽、正損等を鑑別する。なお、この鑑別部85は双方向
に搬送される紙幣のどちらでも鑑別可能となっている。
上記エスクロウ部99には、ステージ8が上下動可能に
設けられており、紙幣はこのステージ8上に積載され
る。ステージ8の位置は紙幣の枚数によって上下に変化
する。なお、前記エスクロウ部99は、自動取引装置2
00に対して着脱可能になっている。
【0020】上記補充回収カセット87には、紙幣の分
離繰り出しを行う分離繰り出し部92、紙幣を内部に引
き入れる集積部93,94が設けられている。また、前
記分離繰り出し部92に対応して紙幣収納部95が設け
られ、集積部93に対応して回収された紙幣が収納され
る回収部96が設けられ、集積部94に対応して紙幣補
充の際に出金用紙幣として不適と判定された紙幣が収納
されるリジェクト紙幣収納部97が設けられている。な
お、補充回収カセット87は、自動取引装置200に対
して着脱可能になっている。
【0021】上記紙幣収納部95にはステージ95aが
上下動可能に設けられており、紙幣はこのステージ95
a上に積載される。ステージ95aの位置は紙幣の枚数
によって上下に変化し、分離繰り出し部92による紙幣
の繰り出しに伴い、ステージ95aは上昇する。自動取
引装置100の前方には顧客が操作を行う顧客操作部8
1が設けられている。この顧客操作部81は、例えば、
表示部付きタッチパネル等により構成され、顧客が取引
種別、取引金額、暗証番号等を入力できるようになって
いる。
【0022】入金時に接客口86から投入された紙幣
は、1枚ずつ紙幣搬送路98を介して鑑別部85へ送ら
れ、ここで鑑別される。鑑別の結果、異常と鑑別された
紙幣はエスクロウ部99へ収納される。エスクロウ部9
9に収納された異常券は、全ての入金紙幣を接客口86
から取り込んだ後、接客口86へ送り戻されて顧客に返
却される。
【0023】鑑別の結果、正常と鑑別された紙幣は、一
時保留部90の前述のシャッタ上へ集積される。図2お
よび図3は、上記エスクロウ部99の機構の側面図であ
る。図2において、1は全体フレーム、2はアッパフレ
ーム、3はロアフレームである。
【0024】7は、アッパフレーム2の回転支点であ
る。8は、紙幣9を集積するステージである。4はピッ
カローラ、5はフィードローラ、6はリバースローラで
ある。なお、このピッカローラ4とフィードローラ5と
リバースローラ6により分離部が構成され、ステージ8
上に紙幣9を集積したり、ステージ8上の紙幣9を送り
出したりする。
【0025】2−1はアッパフレーム2に固定されてい
るロックポストである。10は鍵穴、11は前記鍵10
に連結されているキーレバ、12は把手、13は第1ロ
ックレバ、14は前記ロックレバ13の回転支点シャフ
トである。この回転支点シャフト14の両端は、アッパ
フレーム2によって支持されている。把手12と第1ロ
ックレバ13と回転支点シャフト14は締結されてお
り、把手12を上方に回すことにより第1ロックレバ1
3とロックポスト2−1との係合が解かれるので、アッ
パフレーム2を開けることができる。
【0026】15はロックポストブラケット、15−1
は前記ロックポストブラケットの回転支点、15−2は
第1ロックレバ13の開きを止めるポストである。16
は第1解除レバであり、曲げ部においてキーレバ11と
ポスト15−2と係合している。17は第2ロックレバ
であり、ロックポストブラケット15等の動きを抑制す
る。17−1は前記第2ロックレバ17の回転支点で、
17−2は第1解除レバ16と係合しているポストであ
る。
【0027】18は第1マニュアルレバ、19は第2マ
ニュアルレバである。18−1は、第1マニュアルレバ
18と第2マニュアルレバ19と締結され、それら第1
マニュアルレバ18と第2マニュアルレバ19の回転支
点となるシャフトである。20はこれを付勢している。
前記第2マニュアルレバ19を矢印aの方向に操作する
と前記第1マニュアルレバ18がシャフト18−1を中
心に回転する。なお、前記第1マニュアルレバ18が所
定の角度を回転すると、前記第2ロックレバ17により
ロックされるようになっている。
【0028】21は第2解除レバであり、回転支点21
−1を中心に回転する。この第2解除レバ21は、前記
第2ロックレバ17のポスト17−2と係合している。
22はスライダであり、22−1および22−2はポス
トである。スライダ22は、ポスト22−1,22−2
の上を横方向に摺動する。また、スライダ22は、前記
第2ロックレバ17と係合している。
【0029】図3において、31は第1サブステージ、
32は第2サブステージ、33は第1サブステージ31
と第2サブステージ32の回転支点である。34は、第
2サブステージ32に固定されているポストである。3
5は、第2サブステージ32の回転支点である。なお、
図3に示す第1サブステージ31と第2サブステージ3
2の状態をオープン状態と言う。
【0030】次に、分離部につまった紙幣を鍵を利用し
て取り出すときの操作について説明する。まず、エスク
ロウ部99を自動取引装置100から取り出す。次に、
図示しない制御手段によりステージ8を最下位置まで下
げる。そして、鍵(図示省略)を鍵穴10に挿入して回
すことによりキーレバ11を回転させる。これにより、
ロックポストブラケット15が回転支点15−1を中心
に回転するからロックレバ13が解除され、アッパフレ
ーム2を回転支点7を中心に回転させて開けることがで
きる。
【0031】次に、図4〜図6を用いて、分離部につま
った紙幣を鍵を利用して取り出すときの操作について説
明する。まず、エスクロウ部99を自動取引装置100
から取り出す。次に、図示しない制御手段によりステー
ジ8を最下位置まで下げる。次に、前記第2マニュアル
レバ19を、図3に示した矢印aの方向に操作する。す
ると、前記第1マニュアルレバ18が第2サブステージ
32に固定されているポスト34を付勢して回転する。
これにより、第2サブステージ32が回転支点35を中
心に回転し、第1サブステージ31が回転支点33を中
心に回転して、図4に示すように、ステージ8上の紙幣
9をカバーする。第1サブステージ31と第2サブステ
ージ32のこの状態をクローズ状態と言う。図5は、図
4の状態の平面図である。図示しないが、前記第2サブ
ステージ32には、その第2サブステージ32の矢印b
の方向の回転を抑制するストッパが設けられている。
【0032】一方、前記第1マニュアルレバ18がロッ
クポストブラケット15を係合して付勢し、ポスト15
−2が回避するので第1ロックレバ13が回転可能とな
る。これにより、図6に示すように、把手12を矢印c
の方向に回すことにより、アッパフレーム2を開けるこ
とができるから、ピッカローラ4、フィードローラ5、
リバースローラ6からなる分離部につまった紙幣を取り
出すことができる。
【0033】このとき、第1サブステージ31および第
2サブステージ32が邪魔となるから、開けられたアッ
パフレーム2からステージ8上の紙幣9をアクセスする
ことはできない。従って、鍵がなくても、アッパフレー
ム2を開いて分離部につまった紙幣を取り出すことがで
き、かつ、ステージ8上の紙幣9を取り出すことができ
ないようにすることが可能となる。
【0034】前記第1マニュアルレバ18は、所定の角
度を回転してから前記第2ロックレバ17によりロック
されており、操作前の状態に回すことができないように
なっている。なお、この第1マニュアルレバ18のロッ
クを解除するためには、鍵を利用する方法と、エスクロ
ウ部99を自動取引装置100にセットする方法の2つ
の方法がある。
【0035】まず、図7および図8を用いて、鍵を利用
することにより、第1マニュアルレバ18のロックを解
除する方法を説明する。この場合は、図7に示すよう
に、鍵(図示省略)を鍵穴10に挿入して回すことによ
りキーレバ11を回転させる。すると、ロックレバ17
のポスト17−2が付勢して、図8に示すように、第1
マニュアルレバ18のロックが解除される。これによ
り、第1サブステージ31および第2サブステージ32
が図3に示すオープン状態に戻り、第1サブステージ3
1および第2サブステージ32のクローズが可能とな
る。
【0036】次に、図9から図11を用いて、エスクロ
ウ部99を自動取引装置100にセットすることによ
り、第1マニュアルレバ18のロックを解除する方法を
説明する。図9に示すように、自動取引装置100に
は、ポスト41が設けられいる。エスクロウ部99を自
動取引装置100に取り付けたときは、スライダ22が
ポスト41に当たるため横方向に摺動する。これによ
り、第2解除レバ21が回転するため、その第2解除レ
バ21と係合している第2ロックレバ17のポスト17
−2が移動する。この結果、図10に示すように、第1
マニュアルレバ18のロックが解除され、第1サブステ
ージ31および第2サブステージ32が図3に示すオー
プン状態に戻る。このとき、エスクロウ部99が自動取
引装置100に取り付けられているため、ステージ8上
の紙幣9にアクセスできない。なお、図11は、図9の
状態を示す平面図である。 −第2の実施形態− 上記では、第1マニュアルレバ18のロックを解除する
ための2つの方法を説明したが、これらの方法以外に、
スライダ22をドライバ等のようなもので押す方法があ
る。なお、スライダ22をドライバ等のようなもので押
すことにより、図9および図10で説明したと同様に、
第1マニュアルレバ18のロックが解除され、第1サブ
ステージ31および第2サブステージ32が図3に示す
オープン状態に戻り、エスクロウ部99が自動取引装置
100に取り付けられていないため、ステージ8上の紙
幣9にアクセスできる。
【0037】図12は、第1マニュアルレバ18のロッ
クをドライバ等のようなもので解除することができない
ようにするための構成図である。なお、これ以外の構成
は、図2〜図3に示すエスクロウ部99の構成と同様で
あるため、その説明を省略する。図12の(a)は、エ
スクロウ部99が自動取引装置100から取り出されて
いる状態の側面図である。
【0038】22はスライダ、22−1および22−2
はポスト、22−3および22−4はポスト22−1,
22−2用の穴である。スライダ22は、ポスト22−
1,22−2の上を横方向に摺動する。23はスプリン
グである。なお、図示しないが、摺動したときに、スラ
イダ22が、図9と同様に、第2解除レバ21と係合す
る。
【0039】51は、スライダ22に固定されているロ
ーラである。52はリンク、52−1および52−2は
ポストである。リンク52は、ポスト52−1,52−
2の上を縦方向に摺動する。54は、リンク52に固定
されているローラである。53は、自動取引装置100
に設けられたカムである。なお、カム53には、傾斜5
5が形成されている。
【0040】スライダ22の前記穴22−3はL形とな
っており、図12の(a)の状態ではスライダ22が横
方向に摺動することができないようになっている。この
ため、スライダ22をドライバ等のようなもので押して
も、第1マニュアルレバ18のロックが解除されず、第
1サブステージ31および第2サブステージ32が図4
に示すクローズ状態となり、ステージ8上の紙幣9にア
クセスできない。
【0041】エスクロウ部99を自動取引装置100に
取り付けるときは、図12の(b)〜図12の(d)に
示すように、ローラ54が、カム53と接触し、カム5
3の傾斜55に沿って移動する。これにより、リンク5
2が縦摺動してスライダ22のローラ51と接触し、ス
ライダ22が持ち上がるから、自動取引装置100のポ
スト41に突き当たったときに横方向に摺動する。この
結果、第2解除レバ21が回転し、第1マニュアルレバ
18のロックが解除され、第1サブステージ31および
第2サブステージ32が図3に示すオープン状態に戻
る。このとき、エスクロウ部99が自動取引装置100
に取り付けられているため、ステージ8上の紙幣9にア
クセスできない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、エス
クロウ部に、ロック操作およびアンロック操作可能なレ
バと、前記レバおよび前記アッパフレームに係合されか
つ前記レバをロックしたときに前記アッパフレームを開
けるフレーム開け手段と、前記レバに係合されかつ前記
レバをロックしたときに前記開口と前記ステージ上の紙
幣の間に配置される紙幣保護手段とを設けた。このた
め、レバをロックすることにより、アッパフレームを開
いて搬送手段につまった紙幣を取り出すことはできる
が、紙幣保護手段が邪魔するためステージ上の紙幣を取
り出すことはできなくなる。従って、鍵がなくてもつま
った紙幣を安全に取り出すことができるようになるか
ら、鍵を持っている責任者がいないときや、時間外運用
中に紙幣がつまったときに運用を停止する必要がなくな
り、自動取引装置を有効稼働できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の自動取引装置の機構
を示す側面図である。
【図2】図1の自動取引装置のエスクロウ部の機構を示
す側面図である。
【図3】サブステージのオープン状態の説明図である。
【図4】サブステージのクローズ状態の説明図である。
【図5】図4の状態の平面図である。
【図6】アッパフレームの開いた状態の説明図である。
【図7】鍵を利用することにより第1マニュアルレバの
ロックを解除する操作の説明図である。
【図8】第1マニュアルレバのロックが解除された状態
の説明図である。
【図9】自動取引装置にエスクロウ部をセットすること
により第1マニュアルレバのロックを解除する操作の説
明図である。
【図10】第1マニュアルレバのロックが解除された状
態の説明図である。
【図11】図9の状態の平面図である。
【図12】本発明の第1の実施形態のエスクロウ部の機
構を示す側面図である。
【図13】従来の自動取引装置の機構の一例を示す側面
図である。
【図14】従来のエスクロウ部の機構を示す側面図であ
る。
【図15】図14のエスクロウ部のアッパフレームを開
いた状態の説明図である。
【符号の説明】
100 自動取引装置 99 エスクロウ部 1 全体フレーム 2 アッパフレーム 2−1 ロックポスト 3 ロアフレーム 8 ステージ 9 紙幣 4 ピッカローラ 5 フィードローラ 6 リバースローラ 10 鍵穴 11 キーレバ 12 把手 13 第1ロックレバ 14 第1ロックレバの回転支点シャ
フト 15 ロックポストブラケット 15−1 ロックポストブラケットの回転
支点 15−2 ポスト 16 第1解除レバ 17 第2ロックレバ 17−1 第2ロックレバの回転支点 17−2 ポスト 18 第1マニュアルレバ 19 第2マニュアルレバ 18−1 シャフト 21 第2解除レバ 22−1 第2解除レバの回転支点 22 スライダ 22−1,22−2 ポスト 31 第1サブステージ 32 第2サブステージ 33 回転支点 34 ポスト 35 第2サブステージの回転支点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣を集積するステージと、前記ステー
    ジを保持するロワフレームと、前記ステージ上に紙幣を
    集積するまたはそのステージ上の紙幣を繰り出す搬送手
    段と、開閉可能に支持されかつ開いたときの開口から前
    記ステージ上の紙幣および/または前記搬送手段につま
    る紙幣を取り出し可能なアッパフレームとを備えたエス
    クロウ部において、 ロック操作およびアンロック操作可能なレバと、前記レ
    バおよび前記アッパフレームに係合されかつ前記レバを
    ロックしたときに前記アッパフレームを開けるフレーム
    開け手段と、前記レバに係合されかつ前記レバをロック
    したときに前記開口と前記ステージ上の紙幣の間に配置
    される紙幣保護手段とを具備したことを特徴とするエス
    クロウ部。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエスクロウ部におい
    て、前記レバに係合され、横方向に摺動し、かつ横方向
    に押さえられたときに前記レバをアンロックするアンロ
    ック手段を設けたことを特徴とするエスクロウ部。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエスクロウ部におい
    て、縦方向に摺動する縦摺動手段を設け、その縦摺動手
    段が縦方向に摺動したときにのみ前記アンロック手段が
    横方向に摺動することを特徴とするエスクロウ部。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3に記載のエスクロ
    ウ部と、そのエスクロウ部を取り出し可能に保持するエ
    スクロウ部保持手段とを具備したことを特徴とする自動
    取引装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自動取引装置におい
    て、前記エスクロウ部を取り付けたときに前記アンロッ
    ク手段を押さえる押手段を具備したことを特徴とする自
    動取引装置。
JP9172621A 1997-06-27 1997-06-27 エスクロウ部および自動取引装置 Pending JPH1125317A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031964A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 沖電気工業株式会社 自動取引装置
US11297850B2 (en) 2015-02-09 2022-04-12 FBD Partnership, IP Multi-flavor food and/or beverage dispenser

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031964A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 沖電気工業株式会社 自動取引装置
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