JPH11175800A - 現金処理装置 - Google Patents
現金処理装置Info
- Publication number
- JPH11175800A JPH11175800A JP9337144A JP33714497A JPH11175800A JP H11175800 A JPH11175800 A JP H11175800A JP 9337144 A JP9337144 A JP 9337144A JP 33714497 A JP33714497 A JP 33714497A JP H11175800 A JPH11175800 A JP H11175800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- locking
- main body
- apparatus main
- unlocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】装置本体から機構部の引出し等が可能であると
ともにセキュリティの向上した紙幣処理装置を提供する
ことにある。 【解決手段】装置本体内には紙幣を収納した紙幣収納部
が設けられ、この紙幣収納部は、摺動自在な支持フレー
ムに支持され装置本体から引出し可能となっている。紙
幣収納部の引出しを規制する施錠機構24は、引出しを
規制する規制位置と、引出しを許容する開放位置とへ回
動可能な操作ノブ20を備えている。ロックモードが設
定されると、第1ロック機構30、25により操作ノブ
20を規制位置にロックする。非常時には、非常キーK
により開錠レバー28を回動操作することにより、第1
ロック機構によるロックが解除される。ロック解除不可
モードが設定されると第2ロック機構32、48により
開錠レバーがロックされ、非常キーによるロック解除不
能となる。
ともにセキュリティの向上した紙幣処理装置を提供する
ことにある。 【解決手段】装置本体内には紙幣を収納した紙幣収納部
が設けられ、この紙幣収納部は、摺動自在な支持フレー
ムに支持され装置本体から引出し可能となっている。紙
幣収納部の引出しを規制する施錠機構24は、引出しを
規制する規制位置と、引出しを許容する開放位置とへ回
動可能な操作ノブ20を備えている。ロックモードが設
定されると、第1ロック機構30、25により操作ノブ
20を規制位置にロックする。非常時には、非常キーK
により開錠レバー28を回動操作することにより、第1
ロック機構によるロックが解除される。ロック解除不可
モードが設定されると第2ロック機構32、48により
開錠レバーがロックされ、非常キーによるロック解除不
能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、銀行営
業店に設置された紙幣処理装置等の現金処理装置に関す
る。
業店に設置された紙幣処理装置等の現金処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙幣処理装置は紙幣入出金口を
備え、入金処理時には、この入出金口から投入された紙
幣を取込み、鑑査、計数等を行った後、金種別に収納庫
内に保管するとともに、出金時には、収納庫から紙幣を
取出し鑑査した後、入出金口に出金する。
備え、入金処理時には、この入出金口から投入された紙
幣を取込み、鑑査、計数等を行った後、金種別に収納庫
内に保管するとともに、出金時には、収納庫から紙幣を
取出し鑑査した後、入出金口に出金する。
【0003】そして、装置内部には、入出金口、各収納
庫に対して紙幣の取出しおよび取込みを行う取出し・取
込み機構、紙幣を鑑査する鑑査部、所定の経路を通って
紙幣を搬送する搬送機構、紙幣の搬送、取出しを検知す
る多数のセンサ等が設けられている。
庫に対して紙幣の取出しおよび取込みを行う取出し・取
込み機構、紙幣を鑑査する鑑査部、所定の経路を通って
紙幣を搬送する搬送機構、紙幣の搬送、取出しを検知す
る多数のセンサ等が設けられている。
【0004】このような紙幣処理装置において、例え
ば、複数の収納庫は装置本体から引出し可能に構成さ
れ、紙幣ジャム処理時、装置のメインテナンス時等に引
出して、内部を露出することが可能となっている。
ば、複数の収納庫は装置本体から引出し可能に構成さ
れ、紙幣ジャム処理時、装置のメインテナンス時等に引
出して、内部を露出することが可能となっている。
【0005】通常、この種の紙幣処理装置には、装置外
部から操作可能な操作ノブ、および操作ノブに連動して
動作する施錠機構が設けられている。そして、収納庫
は、操作ノブを操作して施錠機構を開錠した状態で装置
本体から引出すことができる。
部から操作可能な操作ノブ、および操作ノブに連動して
動作する施錠機構が設けられている。そして、収納庫
は、操作ノブを操作して施錠機構を開錠した状態で装置
本体から引出すことができる。
【0006】また、このような施錠機構を備えた紙幣処
理装置においては、防犯性およびセキュリティを向上し
て紙幣処理装置内の現金を保護する必要がある。そのた
め、施錠機構は、操作ノブをロックして収納庫の引出し
を不能にするロック機構を備えている。また、紙幣処理
装置の故障時、非常時等にはロック機構によるロックを
解除して収納庫を引出せるように、非常キー等のキー操
作によって施錠機構のロックを強制的に解除できる構成
となっている。
理装置においては、防犯性およびセキュリティを向上し
て紙幣処理装置内の現金を保護する必要がある。そのた
め、施錠機構は、操作ノブをロックして収納庫の引出し
を不能にするロック機構を備えている。また、紙幣処理
装置の故障時、非常時等にはロック機構によるロックを
解除して収納庫を引出せるように、非常キー等のキー操
作によって施錠機構のロックを強制的に解除できる構成
となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の紙幣処理装置においては、非常キーさえあれば、何
時でも、また、誰でも、ロック機構によるロックを解除
して収納庫を引出すことが可能となり、セキュリティ上
問題がある。特に、非常キーの紛失、盗難等が生じた場
合、大きな問題となる。
成の紙幣処理装置においては、非常キーさえあれば、何
時でも、また、誰でも、ロック機構によるロックを解除
して収納庫を引出すことが可能となり、セキュリティ上
問題がある。特に、非常キーの紛失、盗難等が生じた場
合、大きな問題となる。
【0008】また、上記のようなセキュリティ上の問題
から、金融機関の営業時間終了後や夜間には、現金を紙
幣処理装置内に格納したままの状態とすることは望まし
くない。そのため、一般に、営業時間終了後、現金処理
装置内から現金を抜き取りって別の金庫等に保管し、翌
日、再び現金処理装置内に現金を補充するという作業を
行っている。従って、抜き取りおよび補充作業が面倒で
大きな負担となる。この発明は以上の点に鑑みなされた
もので、その目的は、収納庫の引出し等が可能であると
とセキュリティの向上した紙幣処理装置を提供すること
にある。
から、金融機関の営業時間終了後や夜間には、現金を紙
幣処理装置内に格納したままの状態とすることは望まし
くない。そのため、一般に、営業時間終了後、現金処理
装置内から現金を抜き取りって別の金庫等に保管し、翌
日、再び現金処理装置内に現金を補充するという作業を
行っている。従って、抜き取りおよび補充作業が面倒で
大きな負担となる。この発明は以上の点に鑑みなされた
もので、その目的は、収納庫の引出し等が可能であると
とセキュリティの向上した紙幣処理装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る現金処理装置は、装置本体と、上記
装置本体内に取出し可能に設けられているとともに現金
を収納する現金収納部と、上記装置本体に設けられ現金
に対して所定の処理を施す現金処理部と、上記現金収納
部の引出しを規制する施錠機構と、を備えている。
め、この発明に係る現金処理装置は、装置本体と、上記
装置本体内に取出し可能に設けられているとともに現金
を収納する現金収納部と、上記装置本体に設けられ現金
に対して所定の処理を施す現金処理部と、上記現金収納
部の引出しを規制する施錠機構と、を備えている。
【0010】そして、上記施錠機構は、上記現金収納部
の取出しを規制する規制位置と、上記現金収納部の取出
しを許容する開放位置との間を移動自在に設けられ上記
装置本体外部から操作可能な操作手段と、上記操作手段
を上記規制位置にロックするロックモード、およびロッ
ク解除を不可とするロック解除不可モードを選択的に設
定するモード設定手段と、上記ロックモードが設定され
た際、上記操作手段を上記規制位置にロックする第1ロ
ック手段と、上記装置本体外部からのキー操作により、
上記第1ロック手段による上記操作手段のロックを解除
する開錠手段と、上記ロック解除不可モードが設定され
た際、上記開錠手段によるロック解除を規制する第2ロ
ック手段と、を備えたことを特徴としている。
の取出しを規制する規制位置と、上記現金収納部の取出
しを許容する開放位置との間を移動自在に設けられ上記
装置本体外部から操作可能な操作手段と、上記操作手段
を上記規制位置にロックするロックモード、およびロッ
ク解除を不可とするロック解除不可モードを選択的に設
定するモード設定手段と、上記ロックモードが設定され
た際、上記操作手段を上記規制位置にロックする第1ロ
ック手段と、上記装置本体外部からのキー操作により、
上記第1ロック手段による上記操作手段のロックを解除
する開錠手段と、上記ロック解除不可モードが設定され
た際、上記開錠手段によるロック解除を規制する第2ロ
ック手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】また、この発明に係る他の現金取引装置
は、装置本体と、上記装置本体内に引出し可能に設けら
れているとともに現金を収納する現金収納部と、上記装
置本体に設けられ現金に対して所定の処理を施す現金処
理部と、上記現金収納部の引出しを規制する施錠機構
と、を備えている。
は、装置本体と、上記装置本体内に引出し可能に設けら
れているとともに現金を収納する現金収納部と、上記装
置本体に設けられ現金に対して所定の処理を施す現金処
理部と、上記現金収納部の引出しを規制する施錠機構
と、を備えている。
【0012】そして、上記施錠機構は、上記現金収納部
の引出しを規制する規制位置と、上記現金収納部の引出
しを許容する開放位置との間を移動自在に設けられ上記
装置本体外部から操作可能な操作手段と、上記操作手段
を上記規制位置に電磁ロックするロックモード、および
電磁ロック解除を不可とするロック解除不可モードを選
択的に設定するモード設定手段と、上記ロックモードが
設定された際、上記操作手段を上記規制位置に電磁ロッ
クする第1電磁ロック手段と、上記装置本体外部からの
キー操作により、上記第1電磁ロック手段による上記操
作手段の電磁ロックを解除する開錠手段と、上記ロック
解除不可モードが設定された際、上記開錠手段による電
磁ロック解除を規制する第2電磁ロック手段と、を備え
たことを特徴としている。
の引出しを規制する規制位置と、上記現金収納部の引出
しを許容する開放位置との間を移動自在に設けられ上記
装置本体外部から操作可能な操作手段と、上記操作手段
を上記規制位置に電磁ロックするロックモード、および
電磁ロック解除を不可とするロック解除不可モードを選
択的に設定するモード設定手段と、上記ロックモードが
設定された際、上記操作手段を上記規制位置に電磁ロッ
クする第1電磁ロック手段と、上記装置本体外部からの
キー操作により、上記第1電磁ロック手段による上記操
作手段の電磁ロックを解除する開錠手段と、上記ロック
解除不可モードが設定された際、上記開錠手段による電
磁ロック解除を規制する第2電磁ロック手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0013】上記構成の現金処理装置によれば、ロック
モードが設定されると、操作手段は、第1ロック手段あ
るいは第1電磁ロック手段により規制位置にロックされ
る。それにより、操作手段を開放位置に移動させて開錠
することができず、現金収納部の引出しが規制される。
また、装置の故障時あるいは非常時等には、装置本体の
外方から開錠手段をキー操作することによって操作手段
のロックが解除され、現金収納部の引出しが可能とな
る。
モードが設定されると、操作手段は、第1ロック手段あ
るいは第1電磁ロック手段により規制位置にロックされ
る。それにより、操作手段を開放位置に移動させて開錠
することができず、現金収納部の引出しが規制される。
また、装置の故障時あるいは非常時等には、装置本体の
外方から開錠手段をキー操作することによって操作手段
のロックが解除され、現金収納部の引出しが可能とな
る。
【0014】一方、営業時間終了後や夜間にロック解除
不可モードが設定された場合、第2ロック手段あるいは
第2電磁ロック手段により、開錠手段によるロック解除
操作が禁止される。従って、キーを持っている場合でも
操作手段のロックを解除することができず、現金収納部
の引出し操作を確実に規制する。
不可モードが設定された場合、第2ロック手段あるいは
第2電磁ロック手段により、開錠手段によるロック解除
操作が禁止される。従って、キーを持っている場合でも
操作手段のロックを解除することができず、現金収納部
の引出し操作を確実に規制する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の現金処理装置を紙幣処理装置に適用した実施の形
態について詳細に説明する。図1に示すように、現金処
理システムの一部を構成する紙幣処理装置は、装置全体
の操作およびデータ処理を行うテラーズマシン1、バラ
紙幣の入出金を行う紙幣入出金機2、およびテラーズマ
シン置き台7を備えている。
発明の現金処理装置を紙幣処理装置に適用した実施の形
態について詳細に説明する。図1に示すように、現金処
理システムの一部を構成する紙幣処理装置は、装置全体
の操作およびデータ処理を行うテラーズマシン1、バラ
紙幣の入出金を行う紙幣入出金機2、およびテラーズマ
シン置き台7を備えている。
【0016】紙幣入出金機2はほぼ矩形箱状の装置本体
10を備えている。装置本体10の前面上部には、紙幣
入金用の投入口11と、入金時のリジェクト紙幣を集積
する入金リジェクトボックス12と、出金時のリジェク
ト紙幣を集積する出金リジェクトボックス13と、出金
される紙幣が集積される出金口14と、が設けられてい
る。これら投入口11、入金リジェクトボックス12、
出金リジェクトボックス13、および出金口14は、縦
一列に並んで配置されている。装置本体10の上面部に
は、取引の内容を印字するジャーナルプリンター15が
配置されている。
10を備えている。装置本体10の前面上部には、紙幣
入金用の投入口11と、入金時のリジェクト紙幣を集積
する入金リジェクトボックス12と、出金時のリジェク
ト紙幣を集積する出金リジェクトボックス13と、出金
される紙幣が集積される出金口14と、が設けられてい
る。これら投入口11、入金リジェクトボックス12、
出金リジェクトボックス13、および出金口14は、縦
一列に並んで配置されている。装置本体10の上面部に
は、取引の内容を印字するジャーナルプリンター15が
配置されている。
【0017】後述するように、紙幣入出金機2の内部に
設けられた種々の機構は、上段、中段、下段の3つのセ
クション2a、2b、2cに分けて配設され、それぞれ
装置本体10に対して、前面側から引出し可能に構成さ
れている。そして、各セクションの前面には、引出す際
に開錠操作するための操作ノブ20、キーシリンダ21
が設けられている。
設けられた種々の機構は、上段、中段、下段の3つのセ
クション2a、2b、2cに分けて配設され、それぞれ
装置本体10に対して、前面側から引出し可能に構成さ
れている。そして、各セクションの前面には、引出す際
に開錠操作するための操作ノブ20、キーシリンダ21
が設けられている。
【0018】図2に示すように、紙幣入出金機2の装置
本体10内部には、投入口11に載置された紙幣Pを機
体10内に取込む紙幣取込み機構8、紙幣の金種、形
状、表裏、真偽、正損等を鑑別する鑑査手段としての鑑
査部34、59、鑑別された紙幣を金種毎に収納する複
数の収納庫48aないし48d、収納庫の上部にそれぞ
れ設けられた一時集積庫41aないし41d、パトロー
ル券62aを収納した第1格納庫61a、ダスト除去券
62bを収納した第2格納庫61b、第1格納庫61
a、第2格納庫61bからパトロール券62a、ダスト
除去券62bをそれぞれ取出す取出し機構63a、63
b等が設けられている。
本体10内部には、投入口11に載置された紙幣Pを機
体10内に取込む紙幣取込み機構8、紙幣の金種、形
状、表裏、真偽、正損等を鑑別する鑑査手段としての鑑
査部34、59、鑑別された紙幣を金種毎に収納する複
数の収納庫48aないし48d、収納庫の上部にそれぞ
れ設けられた一時集積庫41aないし41d、パトロー
ル券62aを収納した第1格納庫61a、ダスト除去券
62bを収納した第2格納庫61b、第1格納庫61
a、第2格納庫61bからパトロール券62a、ダスト
除去券62bをそれぞれ取出す取出し機構63a、63
b等が設けられている。
【0019】紙幣取込み機構8は、投入口11に載置さ
れた最下端紙幣に当接したピックアップローラ70、送
りローラ29、送りローラに対向して設けられたゲート
ローラ、複数のピンチローラ、および駆動ローラ等を備
えている。ピックアップローラ70は、投入口11にセ
ットされた紙幣を最下端の紙幣Pから1枚づつ取出し、
取り出された紙幣は、送りローラ29とゲートローラ7
2との間に挟持された状態で搬送され、ピンチローラと
駆動ローラとの間に送られる。
れた最下端紙幣に当接したピックアップローラ70、送
りローラ29、送りローラに対向して設けられたゲート
ローラ、複数のピンチローラ、および駆動ローラ等を備
えている。ピックアップローラ70は、投入口11にセ
ットされた紙幣を最下端の紙幣Pから1枚づつ取出し、
取り出された紙幣は、送りローラ29とゲートローラ7
2との間に挟持された状態で搬送され、ピンチローラと
駆動ローラとの間に送られる。
【0020】図2に示すように、機体10内には、各機
構部、収納庫、格納庫等の間で紙幣を搬送する複数の搬
送路、搬送路の分岐部に設けられた複数の振り分けゲー
ト等が設けられている。搬送路は、多数の搬送ベルト、
搬送ローラ、搬送ガイドによって構成され、搬送機構と
して機能する。
構部、収納庫、格納庫等の間で紙幣を搬送する複数の搬
送路、搬送路の分岐部に設けられた複数の振り分けゲー
ト等が設けられている。搬送路は、多数の搬送ベルト、
搬送ローラ、搬送ガイドによって構成され、搬送機構と
して機能する。
【0021】更に、搬送路の各部には、搬送路内におけ
る紙幣の有無および紙幣の通過やジャムを検出する多数
の光学的なセンサ57、100、102、103等が設
けられている。
る紙幣の有無および紙幣の通過やジャムを検出する多数
の光学的なセンサ57、100、102、103等が設
けられている。
【0022】上記構成の紙幣入出金機2において、装置
本体10内は上段、中段、下段セクション2a、2b、
2cに分けられている。上段セクション2aには、投入
口11、入金リジェクトボックス12、出金リジェクト
ボックス13、および出金口14、紙幣取込み機構8、
鑑査部34、第1格納庫61a、第2格納庫61b、第
1格納庫61a、取出す取出し機構63a、63b、搬
送機構の一部等が設けられ、これらは、装置本体10に
対して水平方向に摺動自在な図示しない支持フレームに
支持され、装置本体10の前面から引出し可能となって
いる。
本体10内は上段、中段、下段セクション2a、2b、
2cに分けられている。上段セクション2aには、投入
口11、入金リジェクトボックス12、出金リジェクト
ボックス13、および出金口14、紙幣取込み機構8、
鑑査部34、第1格納庫61a、第2格納庫61b、第
1格納庫61a、取出す取出し機構63a、63b、搬
送機構の一部等が設けられ、これらは、装置本体10に
対して水平方向に摺動自在な図示しない支持フレームに
支持され、装置本体10の前面から引出し可能となって
いる。
【0023】中段セクション2bには、一時集積庫41
aないし41d、搬送機構の一部等が配設され、これら
は、装置本体10に対して水平方向に摺動自在な図示し
ない支持フレームに支持され、装置本体10の前面から
引出し可能となっている。
aないし41d、搬送機構の一部等が配設され、これら
は、装置本体10に対して水平方向に摺動自在な図示し
ない支持フレームに支持され、装置本体10の前面から
引出し可能となっている。
【0024】下部セクション2cには、現金収納部とし
て機能する4つの収納庫48aないし48d、鑑査部5
9、搬送機構の一部等が設けられ、これらは、装置本体
10に対して水平方向に摺動自在な図示しない支持フレ
ームに支持され、装置本体10の前面から引出し可能と
なっている。
て機能する4つの収納庫48aないし48d、鑑査部5
9、搬送機構の一部等が設けられ、これらは、装置本体
10に対して水平方向に摺動自在な図示しない支持フレ
ームに支持され、装置本体10の前面から引出し可能と
なっている。
【0025】図1および図2に示すように、上段、中
段、下段各セクション2a、2b、2cの支持フレーム
前壁22a、22b、22cは、同一平面上に並んで位
置し、装置本体10の前壁を構成している。
段、下段各セクション2a、2b、2cの支持フレーム
前壁22a、22b、22cは、同一平面上に並んで位
置し、装置本体10の前壁を構成している。
【0026】また、上段、中段、下段セクション2a、
2b、2cには、装置本体10に対して各セクションを
施錠し、引出し操作を規制する施錠機構24がそれぞれ
設けられている。各施錠機構24の構成は同一であり、
以下、下段セクション2cに設けられた施錠機構24を
代表して説明する。
2b、2cには、装置本体10に対して各セクションを
施錠し、引出し操作を規制する施錠機構24がそれぞれ
設けられている。各施錠機構24の構成は同一であり、
以下、下段セクション2cに設けられた施錠機構24を
代表して説明する。
【0027】図1および図3に示すように、各施錠機構
24は、装置本体10の外部から操作可能に設けられた
操作ノブ20、キーシリンダ21、リンクブラケット2
5、規制板26、開錠レバー28、第1および第2電磁
ソレノイド30、32等を備えて構成され、これらは下
段セクション2cの支持フレームに取り付けられてい
る。
24は、装置本体10の外部から操作可能に設けられた
操作ノブ20、キーシリンダ21、リンクブラケット2
5、規制板26、開錠レバー28、第1および第2電磁
ソレノイド30、32等を備えて構成され、これらは下
段セクション2cの支持フレームに取り付けられてい
る。
【0028】操作手段として機能する操作ノブ20は、
水平に延びる回動軸34の一端に取り付けられている。
回転軸34は、支持フレームに回動自在に支持され、そ
の一端は支持フレームの前壁22cを貫通して装置本体
10の外方に突出している。これにより、操作ノブ20
も支持フレーム前壁に隣接して装置本体10の外側に位
置し、外部から操作可能となっている。
水平に延びる回動軸34の一端に取り付けられている。
回転軸34は、支持フレームに回動自在に支持され、そ
の一端は支持フレームの前壁22cを貫通して装置本体
10の外方に突出している。これにより、操作ノブ20
も支持フレーム前壁に隣接して装置本体10の外側に位
置し、外部から操作可能となっている。
【0029】回転軸34の他端は下段セクション2c内
に突出し、この他端には、係止爪35が固定されてい
る。また、操作ノブ20と係止爪35との間において、
回転軸34には規制部材として機能する規制板26が固
定され、回転軸24と一体的に回動可能となっている。
に突出し、この他端には、係止爪35が固定されてい
る。また、操作ノブ20と係止爪35との間において、
回転軸34には規制部材として機能する規制板26が固
定され、回転軸24と一体的に回動可能となっている。
【0030】そして、操作ノブ20は、回転軸34を中
心として、図2に示す規制位置と、この規制位置から時
計方向に回動した開放位置とへ回動可能となっている。
下段セクション2cが装置本体10内の動作位置に押込
まれた状態において、操作ノブ20を規制位置に回動す
ると、係止爪35も規制位置に移動し、装置本体10側
に設けられた係止突起37と係合する。これにより、下
段セクション2cは、引出し操作が規制され作動位置に
保持される。また、操作ノブ20が開放位置に回動され
ると、係止爪35も開放位置に回動して係止突起37か
ら離間する。これにより、下段セクション2cの引出し
操作が可能となる。
心として、図2に示す規制位置と、この規制位置から時
計方向に回動した開放位置とへ回動可能となっている。
下段セクション2cが装置本体10内の動作位置に押込
まれた状態において、操作ノブ20を規制位置に回動す
ると、係止爪35も規制位置に移動し、装置本体10側
に設けられた係止突起37と係合する。これにより、下
段セクション2cは、引出し操作が規制され作動位置に
保持される。また、操作ノブ20が開放位置に回動され
ると、係止爪35も開放位置に回動して係止突起37か
ら離間する。これにより、下段セクション2cの引出し
操作が可能となる。
【0031】同様に、規制板26は、操作ノブ20の規
制位置に対応する中立位置と、開放位置に対応する切換
え位置との間を、操作ノブの回動に連動して回動可能と
なっている。
制位置に対応する中立位置と、開放位置に対応する切換
え位置との間を、操作ノブの回動に連動して回動可能と
なっている。
【0032】第1電磁ロック手段および第1ロック手段
のロック部材として機能するリンクブラケット25は、
金属板を折り曲げて構成され、その一端部25aは、回
転軸34と平行に延びる枢支ピン38を介して、支持フ
レームに回動自在に支持され、他端部25bは規制板2
6に隣接している。そして、このリンクブラケット25
は、図3に示すように、他端部25bが規制板26の移
動経路に位置して規制板26の回動を規制し、回転軸3
4、および操作ノブ20を規制位置にロックするロック
位置と、規制板26から離間して規制板、回転軸34、
および操作ノブ20の回動を許容する解除位置と、へ回
動自在に支持されている。
のロック部材として機能するリンクブラケット25は、
金属板を折り曲げて構成され、その一端部25aは、回
転軸34と平行に延びる枢支ピン38を介して、支持フ
レームに回動自在に支持され、他端部25bは規制板2
6に隣接している。そして、このリンクブラケット25
は、図3に示すように、他端部25bが規制板26の移
動経路に位置して規制板26の回動を規制し、回転軸3
4、および操作ノブ20を規制位置にロックするロック
位置と、規制板26から離間して規制板、回転軸34、
および操作ノブ20の回動を許容する解除位置と、へ回
動自在に支持されている。
【0033】リンクブラケット25の一端部25aに
は、連結ピン40を介して、連結ロッド41の一端が回
動自在に連結されている。連結ロッド41の他端は、第
1電磁ソレノイド30のプランジャ30aに回動自在に
連結されている。連結ロッド41およびプランジャ30
aは、枢支ピン38と直交する方向に沿って往復動自在
に設けられている。
は、連結ピン40を介して、連結ロッド41の一端が回
動自在に連結されている。連結ロッド41の他端は、第
1電磁ソレノイド30のプランジャ30aに回動自在に
連結されている。連結ロッド41およびプランジャ30
aは、枢支ピン38と直交する方向に沿って往復動自在
に設けられている。
【0034】第1電磁ソレノイド30の非通電状態にお
いて、プランジャ30aは図示しない圧縮ばねにより付
勢されて突出し、リンクブラケット25は、連結ピン4
0および連結ロッド41を介して押圧され、図示のロッ
ク位置に回動する。
いて、プランジャ30aは図示しない圧縮ばねにより付
勢されて突出し、リンクブラケット25は、連結ピン4
0および連結ロッド41を介して押圧され、図示のロッ
ク位置に回動する。
【0035】また、第1電磁ソレノイド30に通電する
と、プランジャ30aは圧縮ばねに抗してソレノイド側
に引き込まれ、リンクブラケット25は、連結ピン40
および連結ロッド41を介してプランジャ30aに引張
られ、解除位置に保持される。
と、プランジャ30aは圧縮ばねに抗してソレノイド側
に引き込まれ、リンクブラケット25は、連結ピン40
および連結ロッド41を介してプランジャ30aに引張
られ、解除位置に保持される。
【0036】一方、キーシリンダ21は支持フレームの
前壁22cに固定され、操作ノブ20の上方に隣接して
配置されている。キーシリンダ21の一端には鍵穴が設
けられ、前壁22c側に露出している。また、キーシリ
ンダ21内には図示しないプラグが設けられ、このプラ
グは、回転軸34および枢支ピン38と平行な軸線の回
りで回動可能となっている。また、プラグの一端には係
合突起42が固定され第2セクション2c内に突出して
いる。
前壁22cに固定され、操作ノブ20の上方に隣接して
配置されている。キーシリンダ21の一端には鍵穴が設
けられ、前壁22c側に露出している。また、キーシリ
ンダ21内には図示しないプラグが設けられ、このプラ
グは、回転軸34および枢支ピン38と平行な軸線の回
りで回動可能となっている。また、プラグの一端には係
合突起42が固定され第2セクション2c内に突出して
いる。
【0037】係合突起42には開錠部材として機能する
開錠レバー28が固定されている。開錠レバー28はほ
ぼL字形状に形成され、その中間部が係合突起42に固
定されている。また、開錠レバー28の一方のアーム部
28aはほぼ垂直に延び、その延出端には円柱形状の押
圧突起45が固定され、回転軸34および枢支ピン38
と平行に延びている。開錠レバー28の他方のアーム部
28bは、ほぼ水平に、かつ、回転軸34と直交する方
向に延出している。
開錠レバー28が固定されている。開錠レバー28はほ
ぼL字形状に形成され、その中間部が係合突起42に固
定されている。また、開錠レバー28の一方のアーム部
28aはほぼ垂直に延び、その延出端には円柱形状の押
圧突起45が固定され、回転軸34および枢支ピン38
と平行に延びている。開錠レバー28の他方のアーム部
28bは、ほぼ水平に、かつ、回転軸34と直交する方
向に延出している。
【0038】そして、開錠レバー28は、キーシリンダ
21の鍵穴に非常キーKを差し込んでプラグを回すこと
により、図3に示す閉錠位置と、この閉錠位置から時計
方向に回動した開錠位置との間を回動可能となってい
る。閉錠位置において、開錠レバー28に固定された押
圧突起45は、ロック位置に位置したリンクブラケット
25の側縁に当接している。従って、開錠レバー28を
閉錠位置から開錠位置に回動させることにより、リンク
ブラケット25は、押圧突起45に押圧されてロック位
置から解除位置に回動する。
21の鍵穴に非常キーKを差し込んでプラグを回すこと
により、図3に示す閉錠位置と、この閉錠位置から時計
方向に回動した開錠位置との間を回動可能となってい
る。閉錠位置において、開錠レバー28に固定された押
圧突起45は、ロック位置に位置したリンクブラケット
25の側縁に当接している。従って、開錠レバー28を
閉錠位置から開錠位置に回動させることにより、リンク
ブラケット25は、押圧突起45に押圧されてロック位
置から解除位置に回動する。
【0039】第2電磁ソレノイド32は、リンクブラケ
ット25を間に挟んで第1電磁ソレノイド30の反対側
に配置されている。第2電磁ソレノイド32のプランジ
ャ32aには細長い支持板46が固定され、これらプラ
ンジャおよび支持板46は、回転軸34と直交する方向
に沿って往復動自在に配置されている。支持板46の延
出端には、断面L字状のストッパブラケット48が固定
され開錠レバー28のアーム28bに隣接して位置して
いる。
ット25を間に挟んで第1電磁ソレノイド30の反対側
に配置されている。第2電磁ソレノイド32のプランジ
ャ32aには細長い支持板46が固定され、これらプラ
ンジャおよび支持板46は、回転軸34と直交する方向
に沿って往復動自在に配置されている。支持板46の延
出端には、断面L字状のストッパブラケット48が固定
され開錠レバー28のアーム28bに隣接して位置して
いる。
【0040】第2電磁ソレノイド32の非通電状態にお
いて、プランジャ32aは図示しない引張りばねに付勢
されソレノイド側に引っ込んだ状態となっている。そし
て、第2ロック部材として機能するストッパブラケット
48は、支持板46を介してプランジャ30aに引張ら
れ、開錠レバー28のアーム28bから離間した図示の
解除位置に保持される。
いて、プランジャ32aは図示しない引張りばねに付勢
されソレノイド側に引っ込んだ状態となっている。そし
て、第2ロック部材として機能するストッパブラケット
48は、支持板46を介してプランジャ30aに引張ら
れ、開錠レバー28のアーム28bから離間した図示の
解除位置に保持される。
【0041】また、第2電磁ソレノイド32に通電する
と、プランジャ32aは引張りばねに抗して突出し、ス
トッパブラケット48は、アーム28bの移動路上に位
置して開錠レバー28の回動を規制するロック位置に保
持される。
と、プランジャ32aは引張りばねに抗して突出し、ス
トッパブラケット48は、アーム28bの移動路上に位
置して開錠レバー28の回動を規制するロック位置に保
持される。
【0042】図4は、紙幣処理装置全体の構成を示すも
ので、紙幣入出金機2は、入出金機全体の動作を制御す
るユニット制御部110を備え、このユニット制御部1
10は、インターフェース112、およびテラーズマシ
ン1側のインターフェース113を介してテラーズマシ
ンの主制御部114に接続されている。
ので、紙幣入出金機2は、入出金機全体の動作を制御す
るユニット制御部110を備え、このユニット制御部1
10は、インターフェース112、およびテラーズマシ
ン1側のインターフェース113を介してテラーズマシ
ンの主制御部114に接続されている。
【0043】ユニット制御部110には、紙幣取込み機
構8および搬送機構を駆動する駆動モータ116、振り
分けゲートを切換える複数のソレノイド117、並びに
第1および第2電磁ソレノイド30、32が、それぞれ
ドライバ118、119、120を介して接続されてい
る。
構8および搬送機構を駆動する駆動モータ116、振り
分けゲートを切換える複数のソレノイド117、並びに
第1および第2電磁ソレノイド30、32が、それぞれ
ドライバ118、119、120を介して接続されてい
る。
【0044】また、ユニット制御部110には、鑑査部
34、59、センサ57、100、102、103、紙
幣人出金機2の動作を制御する動作プログラム等が格納
されたROM122、メモリ123が接続されている。
そして、ユニット制御部110は、主制御部114から
の指令により、ROM96に格納された動作プログラム
に従って各機構部の動作を制御する。
34、59、センサ57、100、102、103、紙
幣人出金機2の動作を制御する動作プログラム等が格納
されたROM122、メモリ123が接続されている。
そして、ユニット制御部110は、主制御部114から
の指令により、ROM96に格納された動作プログラム
に従って各機構部の動作を制御する。
【0045】一方、モード設定手段として機能するテラ
ーズマシン1は、キーボード等の操作部125、紙幣入
出金機2の動作モード等に関するデータ、制御データ、
紙幣入出金機2から送られてきたデータ等を格納したメ
モリ124を備え、これらは主制御部114に接続され
ている。そして、主制御部114は、操作部125から
の入力操作に応じて、電磁ロックモード、電磁ロック解
除不可モード等の種々の動作モードを設定するととも
に、制御データに応じて装置全体の動作を制御する。
ーズマシン1は、キーボード等の操作部125、紙幣入
出金機2の動作モード等に関するデータ、制御データ、
紙幣入出金機2から送られてきたデータ等を格納したメ
モリ124を備え、これらは主制御部114に接続され
ている。そして、主制御部114は、操作部125から
の入力操作に応じて、電磁ロックモード、電磁ロック解
除不可モード等の種々の動作モードを設定するととも
に、制御データに応じて装置全体の動作を制御する。
【0046】次に、現金処理システムの動作と併せて、
紙幣入出金機2のより詳細な構成を説明する。図2に示
すように、入金動作時には、まず、入金紙幣Pを紙幣入
出金機2の投入口11にセットする。続いて、テラーズ
マシン1の操作部125によって取込み開始操作が行わ
れ、紙幣入出金機2に取込み開始指令が入力される。す
ると、投入口11の近傍に設けられた紙幣取込み機構8
により、投入口11から紙幣Pが1枚づつ機体10内部
に取り込まれる。
紙幣入出金機2のより詳細な構成を説明する。図2に示
すように、入金動作時には、まず、入金紙幣Pを紙幣入
出金機2の投入口11にセットする。続いて、テラーズ
マシン1の操作部125によって取込み開始操作が行わ
れ、紙幣入出金機2に取込み開始指令が入力される。す
ると、投入口11の近傍に設けられた紙幣取込み機構8
により、投入口11から紙幣Pが1枚づつ機体10内部
に取り込まれる。
【0047】機体10内部に取り込まれた紙幣Pは、鑑
査前搬送路101を通過し鑑査部34に導かれる。鑑査
部34において、紙幣Pは、その金種、形状、表裏、真
偽、正損等が鑑別されるとともに計数される。ユニット
制御部110は、鑑別結果に基き振り分けゲートを切換
え、紙幣Pを所望の部位へ搬送する。
査前搬送路101を通過し鑑査部34に導かれる。鑑査
部34において、紙幣Pは、その金種、形状、表裏、真
偽、正損等が鑑別されるとともに計数される。ユニット
制御部110は、鑑別結果に基き振り分けゲートを切換
え、紙幣Pを所望の部位へ搬送する。
【0048】すなわち、鑑査部34を通過した紙幣P
は、判定不能な場合、入金リジェクトボックス12へ振
り分けられて集積される。この判定不能紙幣は再度、投
入口11にセットし直して再取り込みするか、手入力で
計数データに算入する。また、正常に判定された紙幣
は、表券と裏券に振り分けられ、裏向きのものは、スイ
ッチバック搬送路で反転されて表裏が取り揃えられる。
は、判定不能な場合、入金リジェクトボックス12へ振
り分けられて集積される。この判定不能紙幣は再度、投
入口11にセットし直して再取り込みするか、手入力で
計数データに算入する。また、正常に判定された紙幣
は、表券と裏券に振り分けられ、裏向きのものは、スイ
ッチバック搬送路で反転されて表裏が取り揃えられる。
【0049】表裏を取り揃えられた紙幣は、搬送路40
に振り分けられ、更に、金種、正損に応じて対応する一
時集積庫41a〜41dのいずれかに導入され一時集積
庫内のフラッパー群45a〜45d上に集積される。
に振り分けられ、更に、金種、正損に応じて対応する一
時集積庫41a〜41dのいずれかに導入され一時集積
庫内のフラッパー群45a〜45d上に集積される。
【0050】一時集積庫41a〜41d内で集積紙幣が
満杯であることが集積満杯センサ(図示しない)によっ
て検知されると、フラッパー45a、45bは約90゜
下側に回転し、集積した紙幣は下側のフラッパー45
c、45d上に移される。そして、再度、集積満杯セン
サにより満杯が検知されると、フラッパー45c、45
dも同様に下側に約90゜回転する。これにより、集積
紙幣は、一時集積庫の底部に設けられたシャッタ−47
上に集積される。
満杯であることが集積満杯センサ(図示しない)によっ
て検知されると、フラッパー45a、45bは約90゜
下側に回転し、集積した紙幣は下側のフラッパー45
c、45d上に移される。そして、再度、集積満杯セン
サにより満杯が検知されると、フラッパー45c、45
dも同様に下側に約90゜回転する。これにより、集積
紙幣は、一時集積庫の底部に設けられたシャッタ−47
上に集積される。
【0051】その後、紙幣の集積を続け再度、満杯セン
サにより集積紙幣上面が検知されると、ここではじめて
ユニット制御部110は集積部満杯をテラーズマシン1
に対して報知する。すると、図示しない駆動機構により
シャッタ47が左右に開き、集積した紙幣は収納庫48
a〜48dに落下する。
サにより集積紙幣上面が検知されると、ここではじめて
ユニット制御部110は集積部満杯をテラーズマシン1
に対して報知する。すると、図示しない駆動機構により
シャッタ47が左右に開き、集積した紙幣は収納庫48
a〜48dに落下する。
【0052】収納庫48a〜48d内にはセパレータ4
9、49が上端で待機しており、落下した紙幣はこのセ
パレータ49、49上に落下する。同時に、一時集積部
41上部に待機していたプッシャー52が駆動され、一
時集積庫41内に残っている全ての紙幣を収納庫48a
〜48d内に移動させる。この移動が完了するとプッシ
ャ−52は上昇し、シャッター47は閉じられる。この
状態で次の入金紙幣を受入れ可能となる。
9、49が上端で待機しており、落下した紙幣はこのセ
パレータ49、49上に落下する。同時に、一時集積部
41上部に待機していたプッシャー52が駆動され、一
時集積庫41内に残っている全ての紙幣を収納庫48a
〜48d内に移動させる。この移動が完了するとプッシ
ャ−52は上昇し、シャッター47は閉じられる。この
状態で次の入金紙幣を受入れ可能となる。
【0053】セパレータ49、49上に落下した紙幣
は、セパレータと共に収納庫内を下方に移動し、収納庫
48内に既に紙幣がある場合には、既収納紙幣の上で停
止する。この状態で、セパレータ49、49は下側に約
90°回転し、収納庫48内の集積紙幣から退避する。
それにより、セパレータ49、49上の入金紙幣は、既
収納紙幣の上に落下し、紙幣の入金動作が終了する。セ
パレータ49、49は収納紙幣の外側を通って再度上方
に移動し、次の入金に備えて待機する。
は、セパレータと共に収納庫内を下方に移動し、収納庫
48内に既に紙幣がある場合には、既収納紙幣の上で停
止する。この状態で、セパレータ49、49は下側に約
90°回転し、収納庫48内の集積紙幣から退避する。
それにより、セパレータ49、49上の入金紙幣は、既
収納紙幣の上に落下し、紙幣の入金動作が終了する。セ
パレータ49、49は収納紙幣の外側を通って再度上方
に移動し、次の入金に備えて待機する。
【0054】上述した入金動作の間、紙幣入出金機2は
入金された紙幣を計数し、その計数結果をテラーズマシ
ン1に送る。また、入金動作の間、オペレータはテラー
ズマシン1の操作部125を介して伝票金額、口座番号
等の入金データを入力する。紙幣入出金機2からの計数
結果と伝票金額が合致した場合、オペレータは完了ボタ
ンを押下し、これにより入金取引を完了する。また、そ
の取引内容は入出金機2のジャーナルプリンター15に
より記録される。
入金された紙幣を計数し、その計数結果をテラーズマシ
ン1に送る。また、入金動作の間、オペレータはテラー
ズマシン1の操作部125を介して伝票金額、口座番号
等の入金データを入力する。紙幣入出金機2からの計数
結果と伝票金額が合致した場合、オペレータは完了ボタ
ンを押下し、これにより入金取引を完了する。また、そ
の取引内容は入出金機2のジャーナルプリンター15に
より記録される。
【0055】次に、出金動作について説明する。まず、
オペレータはテラーズマシン1の操作部125から出金
金額、口座番号等の出金データを投入し開始キーを押下
する。紙幣入出金機2はテラーズマシン1からの出金要
求に従って収納庫48a〜48d内から紙幣を取出し出
金口14に払い出す。
オペレータはテラーズマシン1の操作部125から出金
金額、口座番号等の出金データを投入し開始キーを押下
する。紙幣入出金機2はテラーズマシン1からの出金要
求に従って収納庫48a〜48d内から紙幣を取出し出
金口14に払い出す。
【0056】出金開始命令がテラーズマシン1から紙幣
入出金機2に送信されると、紙幣入出金機2のユニット
制御部110は出金紙幣が集積されている収納庫48の
取出機構56を駆動する。この取出し機構56は投入口
11から紙幣を取込む取込み機構8と同様に構成されて
いる。
入出金機2に送信されると、紙幣入出金機2のユニット
制御部110は出金紙幣が集積されている収納庫48の
取出機構56を駆動する。この取出し機構56は投入口
11から紙幣を取込む取込み機構8と同様に構成されて
いる。
【0057】それにより、収納庫48内の紙幣は取出し
機構56によって1枚づつ取り出され、取出口直後に設
置された取出計数センサ57により、取り出された紙幣
の枚数がカウントされる。カウントが指定された出金枚
数に達すると、取出し機構56は駆動を停止し、取り出
しが終了する。
機構56によって1枚づつ取り出され、取出口直後に設
置された取出計数センサ57により、取り出された紙幣
の枚数がカウントされる。カウントが指定された出金枚
数に達すると、取出し機構56は駆動を停止し、取り出
しが終了する。
【0058】取り出された紙幣は、収納庫48下方の搬
送路58を通って出金鑑査部59に搬送され、ここで紙
幣の2枚取り、金種確認が行われた後、問題が無ければ
上段出金搬送路に送り込まれる。この際、紙幣に問題が
あれば、取り出し機構に追加の取り出しを指示する。
送路58を通って出金鑑査部59に搬送され、ここで紙
幣の2枚取り、金種確認が行われた後、問題が無ければ
上段出金搬送路に送り込まれる。この際、紙幣に問題が
あれば、取り出し機構に追加の取り出しを指示する。
【0059】出金鑑査部59を通過した紙幣は上段出金
搬送路に入り、出金口14側へ導かれる。出金口14側
に搬送された紙幣の内、出金鑑査査で問題ありと判定さ
れた紙幣は出金リジェクト庫13へ導かれ、出金対象と
なる紙幣は出金口14へ集積される。出金口14内に指
定された金額の紙幣が集積されると、図示しない電磁ロ
ックが解除され、出金口14が開き、紙幣を取り出すこ
とが可能になる。これで出金処理が完了となる。
搬送路に入り、出金口14側へ導かれる。出金口14側
に搬送された紙幣の内、出金鑑査査で問題ありと判定さ
れた紙幣は出金リジェクト庫13へ導かれ、出金対象と
なる紙幣は出金口14へ集積される。出金口14内に指
定された金額の紙幣が集積されると、図示しない電磁ロ
ックが解除され、出金口14が開き、紙幣を取り出すこ
とが可能になる。これで出金処理が完了となる。
【0060】一方、紙幣入手金機2により種々の動作を
行う際、通常、テラーズマシン1により電磁ロックモー
ドが設定され、第1ないし第3セクション2a、2b、
2cの施錠機構24は電磁ロック状態となっている。
行う際、通常、テラーズマシン1により電磁ロックモー
ドが設定され、第1ないし第3セクション2a、2b、
2cの施錠機構24は電磁ロック状態となっている。
【0061】すなわち、図5(a)に示すように、各施
錠機構24の第1電磁ソレノイド30は非通電状態にあ
り、プランジャ30aは突出している。そのため、リン
クブラケット25はロック位置に保持され、規制板26
を回動不能にロックしている。従って、操作ノブ20は
規制位置にロックされ、開放位置方向へ回動不能となっ
ている。その結果、第1ないし第3セクション2a、2
b、2cは、装置本体10内の作動位置に保持され、引
出しが規制されている。
錠機構24の第1電磁ソレノイド30は非通電状態にあ
り、プランジャ30aは突出している。そのため、リン
クブラケット25はロック位置に保持され、規制板26
を回動不能にロックしている。従って、操作ノブ20は
規制位置にロックされ、開放位置方向へ回動不能となっ
ている。その結果、第1ないし第3セクション2a、2
b、2cは、装置本体10内の作動位置に保持され、引
出しが規制されている。
【0062】また、紙幣入出金機2のメインテナンス、
ジャム処理、紙幣補充処理等を行う場合、テラーズマシ
ン1からの指示により電磁ロックモードが解除される
と、図5(b)に示すように、各施錠機構24の第1電
磁ソレノイド30に通電され、プランジャ30aおよび
連結ロッド41がソレノイド側に引き込まれる。そし
て、リンクブラケット25は、枢支ピン38を中心とし
てロック位置から解除位置に回動し、リンクブラケット
の端部25bが規制板26から離間する。
ジャム処理、紙幣補充処理等を行う場合、テラーズマシ
ン1からの指示により電磁ロックモードが解除される
と、図5(b)に示すように、各施錠機構24の第1電
磁ソレノイド30に通電され、プランジャ30aおよび
連結ロッド41がソレノイド側に引き込まれる。そし
て、リンクブラケット25は、枢支ピン38を中心とし
てロック位置から解除位置に回動し、リンクブラケット
の端部25bが規制板26から離間する。
【0063】これにより、規制板26のロックが解除さ
れ、操作ノブ20の回動操作が可能となる。従って、操
作ノブ20を規制位置から開放位置へ回動して、係止爪
35と係止突起との係合を解除することにより、対応す
るセクションを装置本体10から引出すことができる。
れ、操作ノブ20の回動操作が可能となる。従って、操
作ノブ20を規制位置から開放位置へ回動して、係止爪
35と係止突起との係合を解除することにより、対応す
るセクションを装置本体10から引出すことができる。
【0064】また、例えば、電磁ロックモードが設定さ
れている状態で紙幣入出金機2の故障等が発生し、ロッ
クを強制的に解除する必要がある場合、図3および図5
(c)に示すように、非常キーKをキーシリンダ21の
鍵穴に挿入し、時計方向に回動する。すると、これに連
動して開錠レバー28が閉錠位置から開錠位置に回動す
る。これにより、リンクブラケット25は、開錠レバー
28の押圧突起45に押圧されてロック位置から解除位
置へ強制的に回動され、規制板26のロックが解除され
る。その結果、操作ノブ20を回動して対応するセクシ
ョンの引出し操作が可能となる。
れている状態で紙幣入出金機2の故障等が発生し、ロッ
クを強制的に解除する必要がある場合、図3および図5
(c)に示すように、非常キーKをキーシリンダ21の
鍵穴に挿入し、時計方向に回動する。すると、これに連
動して開錠レバー28が閉錠位置から開錠位置に回動す
る。これにより、リンクブラケット25は、開錠レバー
28の押圧突起45に押圧されてロック位置から解除位
置へ強制的に回動され、規制板26のロックが解除され
る。その結果、操作ノブ20を回動して対応するセクシ
ョンの引出し操作が可能となる。
【0065】一方、例えば、金融機関の営業終了後、テ
ラーズマシン1によって電磁ロック解除不可モードが設
定されると、非常キーKを用いた場合でもロック解除が
不能となり、各セクションの引出し操作が規制される。
ラーズマシン1によって電磁ロック解除不可モードが設
定されると、非常キーKを用いた場合でもロック解除が
不能となり、各セクションの引出し操作が規制される。
【0066】詳細には、図5(d)に示すように、電磁
ロック解除モードの設定に応じて第2電磁ソレノイド3
2に通電され、プランジャ32aおよび支持板46が突
出する。これにより、支持板46に固定されたストッパ
ブラケット48が解除位置からロック位置に移動し、開
錠レバー28のアーム28aの移動路内に侵入する。従
って、開錠レバー28の回動が規制され、非常キーKを
用いた場合でもリンクブラケット25によるロックを解
除不能となる。
ロック解除モードの設定に応じて第2電磁ソレノイド3
2に通電され、プランジャ32aおよび支持板46が突
出する。これにより、支持板46に固定されたストッパ
ブラケット48が解除位置からロック位置に移動し、開
錠レバー28のアーム28aの移動路内に侵入する。従
って、開錠レバー28の回動が規制され、非常キーKを
用いた場合でもリンクブラケット25によるロックを解
除不能となる。
【0067】なお、テラーズマシン1により電磁ロック
解除不可モードが解除されると、第2電磁ソレノイド3
2への通電が停止され、ストッパブラケット48が解除
位置に移動して開錠レバー28から離間する。これによ
り、ロック解除不能状態が解除される。
解除不可モードが解除されると、第2電磁ソレノイド3
2への通電が停止され、ストッパブラケット48が解除
位置に移動して開錠レバー28から離間する。これによ
り、ロック解除不能状態が解除される。
【0068】以上のように構成された現金処理装置によ
れば、紙幣入出金機2の第1、第2、第3セクション2
a、2b、2cは、それぞれ装置本体10から引出し可
能に構成され、メンテナンス、ジャム処理時等に任意の
セクションを引出して所望の処理を容易に実行すること
ができる。
れば、紙幣入出金機2の第1、第2、第3セクション2
a、2b、2cは、それぞれ装置本体10から引出し可
能に構成され、メンテナンス、ジャム処理時等に任意の
セクションを引出して所望の処理を容易に実行すること
ができる。
【0069】また、第1ないし第3セクションの引出し
操作を規制する各施錠機構24は、電磁ロック解除不可
モードが設定された場合、非常キーKを用いてもロック
解除できないよう構成されている。これにより、非常キ
ーが紛失あるいは盗難にあった場合でも、この非常キー
を用いて不正に任意のセクションを引出すことができ
ず、セキュリティの向上を図ることができる。
操作を規制する各施錠機構24は、電磁ロック解除不可
モードが設定された場合、非常キーKを用いてもロック
解除できないよう構成されている。これにより、非常キ
ーが紛失あるいは盗難にあった場合でも、この非常キー
を用いて不正に任意のセクションを引出すことができ
ず、セキュリティの向上を図ることができる。
【0070】その結果、例えば、夜間、紙幣入出金機2
内に現金を格納したままの状態することが可能となり、
現金の抜き取り、補充作業を大幅に軽減し、作業性の向
上を図ることができる。
内に現金を格納したままの状態することが可能となり、
現金の抜き取り、補充作業を大幅に軽減し、作業性の向
上を図ることができる。
【0071】更に、紙幣処理装置のセキュリティ強化を
アピールすることで牽制効果が生じ、不正自体の発生を
抑制することができる。なお、この発明は上述した実施
の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で種々
変形可能である。例えば、上記実施の形態においては、
現金処理装置として紙幣入出金機について説明したが、
これに限らず、この発明は、硬貨処理装置等の他の現金
処理装置にも適用することができる。
アピールすることで牽制効果が生じ、不正自体の発生を
抑制することができる。なお、この発明は上述した実施
の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で種々
変形可能である。例えば、上記実施の形態においては、
現金処理装置として紙幣入出金機について説明したが、
これに限らず、この発明は、硬貨処理装置等の他の現金
処理装置にも適用することができる。
【0072】また、上記実施の形態において、第1およ
び第2ロック手段として電磁ソレノイドを用いたが、こ
れに限らず、モータ等の駆動源を用いてロック手段を構
成してもよい。更に、ロック解除不可モードにおいて、
第2電磁ソレノイドにより開錠レバーをロックする構成
としたが、代わって、ロック部材として機能するリンク
ブラケットをロックする構成としても同様の作用効果を
得ることができる。
び第2ロック手段として電磁ソレノイドを用いたが、こ
れに限らず、モータ等の駆動源を用いてロック手段を構
成してもよい。更に、ロック解除不可モードにおいて、
第2電磁ソレノイドにより開錠レバーをロックする構成
としたが、代わって、ロック部材として機能するリンク
ブラケットをロックする構成としても同様の作用効果を
得ることができる。
【0073】上記実施の形態においては、施錠機構は、
各セクションの支持フレームに設ける構成としたが、各
施錠機構を装置本体側に設け、施錠機構の係止爪と係合
する係止部を各セクション側に設ける構成としてもよ
い。また、上記実施の形態では、各セクション毎に施錠
機構を設ける構成としたが、1つの施錠機構により複数
のセクションを施錠する構成としてもよい。
各セクションの支持フレームに設ける構成としたが、各
施錠機構を装置本体側に設け、施錠機構の係止爪と係合
する係止部を各セクション側に設ける構成としてもよ
い。また、上記実施の形態では、各セクション毎に施錠
機構を設ける構成としたが、1つの施錠機構により複数
のセクションを施錠する構成としてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、装置本体から機構部の引出し等が可能であるととも
に、ロック解除不可モード設定時、キーを用いてもロッ
クを解除できない構成としたことから、セキュリティが
大幅に向上した現金処理装置を提供することができる。
ば、装置本体から機構部の引出し等が可能であるととも
に、ロック解除不可モード設定時、キーを用いてもロッ
クを解除できない構成としたことから、セキュリティが
大幅に向上した現金処理装置を提供することができる。
【図1】この発明の実施の形態に係る紙幣処理装置全体
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図2】上記紙幣処理装置の一部を構成する紙幣入出金
機の内部を示す断面図。
機の内部を示す断面図。
【図3】上記紙幣入出金機の施錠機構を示す分解斜視
図。
図。
【図4】上記紙幣処理装置全体の構成を示すブロック
図。
図。
【図5】上記施錠機構の動作をそれぞれ概略的に示す
図。
図。
1…テラーズマシン 2…紙幣入出金機 2a…第1セクション 2b…第2セクション 2c…第3セクション 8…取込み機構 10…装置本体 11…投入口 14…出金口 20…操作ノブ 21…キーシリンダ 22a、22b、22c…前壁 24…施錠機構 26…規制板 28…開錠レバー 30…第1電磁ソレノイド 32…第2電磁ソレノイド 34…回転軸 35…係止爪 41a〜41d…一時集積庫 48a〜48d…収納庫 110…ユニット制御部 114…主制御部 K…非常キー
Claims (10)
- 【請求項1】装置本体と、上記装置本体内に取出し可能
に設けられているとともに現金を収納する現金収納部
と、 上記装置本体に設けられ現金に対して所定の処理を施す
現金処理部と、 上記現金収納部の引出しを規制する施錠機構と、を備
え、 上記施錠機構は、 上記現金収納部の取出しを規制する規制位置と、上記現
金収納部の取出しを許容する開放位置との間を移動自在
に設けられ上記装置本体外部から操作可能な操作手段
と、 上記操作手段を上記規制位置にロックするロックモー
ド、およびロック解除を不可とするロック解除不可モー
ドを選択的に設定するモード設定手段と、 上記ロックモードが設定された際、上記操作手段を上記
規制位置にロックする第1ロック手段と、 上記装置本体外部からのキー操作により、上記第1ロッ
ク手段による上記操作手段のロックを解除する開錠手段
と、 上記ロック解除不可モードが設定された際、上記開錠手
段によるロック解除を規制する第2ロック手段と、 を備えたことを特徴とする現金処理装置。 - 【請求項2】装置本体と、 上記装置本体内に引出し可能に設けられているとともに
現金を収納する現金収納部と、 上記装置本体に設けられ現金に対して所定の処理を施す
現金処理部と、 上記現金収納部の引出しを規制する施錠機構と、を備
え、 上記施錠機構は、 上記現金収納部の引出しを規制する規制位置と、上記現
金収納部の引出しを許容する開放位置との間を移動自在
に設けられ上記装置本体外部から操作可能な操作手段
と、 上記操作手段を上記規制位置に電磁ロックするロックモ
ード、および電磁ロック解除を不可とするロック解除不
可モードを選択的に設定するモード設定手段と、 上記ロックモードが設定された際、上記操作手段を上記
規制位置に電磁ロックする第1電磁ロック手段と、 上記装置本体外部からのキー操作により、上記第1電磁
ロック手段による上記操作手段の電磁ロックを解除する
開錠手段と、 上記ロック解除不可モードが設定された際、上記開錠手
段による電磁ロック解除を規制する第2電磁ロック手段
と、 を備えていることを特徴とする現金処理装置。 - 【請求項3】上記操作手段は、上記規制位置と開放位置
との間を回動自在に設けられ、上記装置本体の外部から
操作可能な操作ノブと、上記操作ノブに連結されて上記
装置本体内に位置し、上記装置本体側の係止部と係合す
る規制位置と上記係止部から離間する開放位置との間を
上記操作ノブに連動して移動する係止爪と、上記操作ノ
ブに連結されて上記装置本体内に位置し、上記係止爪の
規制位置に対応した中立位置と上記係止爪の開放位置に
対応した切換え位置との間を上記操作ノブに連動して移
動する規制部材と、を備え、 上記第1電磁ロック手段は、上記中立位置に位置した規
制部材と係合して切換え位置への上記規制部材の移動を
規制するロック位置と、上記規制部材から離間して規制
部材の移動を許容する解除位置と、の間を移動可能に設
けられたロック部材と、上記ロック部材に連結され上記
ロックモードが設定された際、ロック部材をロック位置
に移動させる第1電磁ソレノイドと、を備えていること
を特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。 - 【請求項4】上記開錠手段は、上記ロック位置に移動し
た上記ロック部材に当接する閉錠位置と、上記ロック部
材を押圧してロック位置から解除位置へ移動させる開錠
位置と、の間を回動自在に設けられた開錠部材と、上記
開錠部材に連結されているとともにキーによる回動操作
に連動して上記開閉部材を回動させるキーシリンダと、
を備え、 上記第2電磁ロック手段は、上記閉錠位置に位置した閉
錠部材と係合して上記開錠位置への上記閉錠部材の回動
を規制するロック位置と、上記閉錠部材から離間して閉
錠部材の回動を許容する解除位置と、の間を移動可能に
設けられた第2ロック部材と、上記第2ロック部材に連
結され上記ロック解除不可モードが設定された際、第2
ロック部材をロック位置に移動させる第2電磁ソレノイ
ドと、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の
現金処理装置。 - 【請求項5】上記装置本体に摺動自在に支持されている
とともに上記現金収納部を支持した支持フレームを備
え、 上記施錠機構は上記支持フレームに設けられていること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
現金処理装置。 - 【請求項6】上記支持フレームは、上記装置本体の外面
の一部を構成した前壁を有し、 上記施錠機構の操作手段および開錠手段は、上記前壁側
から操作可能に設けられていることを特徴とする請求項
5に記載の現金処理装置。 - 【請求項7】装置本体と、 紙幣の入出金部と、紙幣を搬送する搬送機構とを有し、
上記装置本体に引出し可能に設けられた第1セクション
と、 上記入出金部を介して入金され上記搬送機構により送ら
れてきた紙幣を一時的に収納する複数の一時集積部を有
し、上記装置本体内に引出し可能に設けられた第2セク
ションと、 それぞれ上記一時集積部に対向して設けられ上記一時集
積部から紙幣を受取って収納するとともに上記入出金口
に紙幣を払い出す複数の収納庫を有し、上記装置本体内
に引出し可能に設けられた第3セクションと、 それぞれ上記装置本体に対して上記第1、第2、第3セ
クションを施錠する第1、第2、第3施錠機構と、を備
え、 上記第1、第2、第3施錠機構の各々は、 引出しを規制する規制位置と、上記現金収納部の取出し
を許容する開放位置との間を移動可能に対応するセクシ
ョンに設けられ、上記装置本体の外部から操作可能な操
作手段と、 上記操作手段を上記規制位置にロックするロックモード
およびロック解除を不可とするロック解除不可モードを
選択的に設定するモード設定手段と、 上記ロックモードが設定された際、上記操作手段を上記
規制位置にロックする第1ロック手段と、 上記装置本体外部からのキー操作により、上記第1ロッ
ク手段による上記操作手段のロックを解除する開錠手段
と、 上記ロック解除不可モードが設定された際、上記開錠手
段によるロック解除を規制する第2ロック手段と、 を備えたことを特徴とする現金処理装置。 - 【請求項8】上記操作手段は、上記規制位置と開放位置
との間を回動自在に設けられ、上記装置本体の外部から
操作可能な操作ノブと、上記操作ノブに連結されて上記
装置本体内に位置し、上記装置本体側の係止部と係合す
る規制位置と上記係止部から離間する開放位置との間を
上記操作ノブに連動して移動する係止爪と、上記操作ノ
ブに連結されて上記装置本体内に位置し、上記係止爪の
規制位置に対応した中立位置と上記係止爪の開放位置に
対応した切換え位置との間を上記操作ノブに連動して移
動する規制部材と、を備え、 上記第1ロック手段は、上記中立位置に位置した規制部
材と係合して切換え位置への上記規制部材の移動を規制
するロック位置と、上記規制部材から離間して規制部材
の移動を許容する解除位置と、の間を移動可能に設けら
れたロック部材と、上記ロック部材に連結され上記ロッ
クモードが設定された際、ロック部材をロック位置に移
動させる第1電磁ソレノイドと、を備えていることを特
徴とする請求項7に記載の現金処理装置。 - 【請求項9】上記開錠手段は、上記ロック位置に移動し
た上記ロック部材に当接する閉錠位置と、上記ロック部
材を押圧してロック位置から解除位置へ移動させる開錠
位置と、の間を回動自在に設けられた開錠部材と、上記
開錠部材に連結されているとともにキーによる回動操作
に連動して上記開閉部材を回動させるキーシリンダと、
を備え、 上記第2ロック手段は、上記閉錠位置に位置した閉錠部
材と係合して上記開錠位置への上記閉錠部材の回動を規
制するロック位置と、上記閉錠部材から離間して閉錠部
材の回動を許容する解除位置と、の間を移動可能に設け
られた第2ロック部材と、上記第2ロック部材に連結さ
れ上記ロック解除不可モードが設定された際、第2ロッ
ク部材をロック位置に移動させる第2ソレノイドと、を
備えていることを特徴とする請求項8に記載の現金処理
装置。 - 【請求項10】上記第1、第2、第3セクションの各々
は、上記装置本体に摺動自在に支持された支持フレーム
を備え、 上記第1、第2、第3施錠機構はそれぞれ上記支持フレ
ームに設けられていることを特徴とする請求項7ないし
9のいずれか1項に記載の現金処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9337144A JPH11175800A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 現金処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9337144A JPH11175800A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 現金処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11175800A true JPH11175800A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18305866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9337144A Pending JPH11175800A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 現金処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11175800A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425865B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2004-04-01 | 엘지엔시스(주) | 현금저장 카세트 플래그장치 |
CN102518346A (zh) * | 2011-12-21 | 2012-06-27 | 北京兆维电子(集团)有限责任公司 | 一种钞箱锁紧机构 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP9337144A patent/JPH11175800A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425865B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2004-04-01 | 엘지엔시스(주) | 현금저장 카세트 플래그장치 |
CN102518346A (zh) * | 2011-12-21 | 2012-06-27 | 北京兆维电子(集团)有限责任公司 | 一种钞箱锁紧机构 |
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