JPH11252986A - 多重巻き電動機の制御装置 - Google Patents
多重巻き電動機の制御装置Info
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- JPH11252986A JPH11252986A JP10046601A JP4660198A JPH11252986A JP H11252986 A JPH11252986 A JP H11252986A JP 10046601 A JP10046601 A JP 10046601A JP 4660198 A JP4660198 A JP 4660198A JP H11252986 A JPH11252986 A JP H11252986A
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- inverter
- control unit
- inverter control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各系統の多相固定子巻線に流れる電流に大き
な差が生じないようにすることができる多重巻き電動機
の制御装置を提供することにある。 【解決手段】 一方のインバータ制御ユニット23のP
WM信号発生部から出力されたPWM制御信号を他方の
インバータ制御ユニット24のインバータ7に与えるよ
うに、2台のインバータ制御ユニット23,24の切り
替えスイッチ28,28を選択する。インバータ制御ユ
ニット23のラインドライバ25とインバータ制御ユニ
ット24のラインレシーバ26を接続する。インバータ
制御ユニット23及び24の三相整流回路5,5の出力
をそれぞれ共通に接続する。各インバータ制御ユニット
の交流入力端子に対してそれぞれ実質的にインピーダン
スが等しい交流リアクトル4a〜4fを別個に接続す
る。
な差が生じないようにすることができる多重巻き電動機
の制御装置を提供することにある。 【解決手段】 一方のインバータ制御ユニット23のP
WM信号発生部から出力されたPWM制御信号を他方の
インバータ制御ユニット24のインバータ7に与えるよ
うに、2台のインバータ制御ユニット23,24の切り
替えスイッチ28,28を選択する。インバータ制御ユ
ニット23のラインドライバ25とインバータ制御ユニ
ット24のラインレシーバ26を接続する。インバータ
制御ユニット23及び24の三相整流回路5,5の出力
をそれぞれ共通に接続する。各インバータ制御ユニット
の交流入力端子に対してそれぞれ実質的にインピーダン
スが等しい交流リアクトル4a〜4fを別個に接続す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の固定子スロ
ットにn(正の整数)系統の多相固定子巻線が各相が同
相になるようにそれぞれ収納されてなる多重巻き電動機
の制御装置に関するものである。
ットにn(正の整数)系統の多相固定子巻線が各相が同
相になるようにそれぞれ収納されてなる多重巻き電動機
の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機や同期電動機等の交流電動機
を制御するインバータに用いる半導体スイッチング素子
には、容量に限界がある。そのため使用する半導体スイ
ッチング素子によって制御できる電動機の容量が決まっ
てしまう。そこで半導体スイッチング素子の容量により
決まる最大容量以上の容量の電動機を制御する目的で、
複数の固定子スロットにn(正の整数)系統の多相固定
子巻線を各相が同相になるようにそれぞれ収納した多重
巻き電動機を作り、n(正の整数)系統の多相固定子巻
線をそれぞれ別個のインバータで制御する技術が提案さ
れた。例えば、電気学会技術報告第462号2.2.4
項に記載された「ACドライブ産業応用における拡大・
高度化技術」と題する論文の2.13図(a)には、2
系統の多相固定子巻線を各相が同相になるように同じ固
定子スロットに重ねて収納した多重巻き誘導電動機に対
して、2台の三相ブリッジインバータを用意し、この2
台の三相ブリッジインバータにより2系統の多相固定子
巻線を別個に励磁する技術が開示されている。
を制御するインバータに用いる半導体スイッチング素子
には、容量に限界がある。そのため使用する半導体スイ
ッチング素子によって制御できる電動機の容量が決まっ
てしまう。そこで半導体スイッチング素子の容量により
決まる最大容量以上の容量の電動機を制御する目的で、
複数の固定子スロットにn(正の整数)系統の多相固定
子巻線を各相が同相になるようにそれぞれ収納した多重
巻き電動機を作り、n(正の整数)系統の多相固定子巻
線をそれぞれ別個のインバータで制御する技術が提案さ
れた。例えば、電気学会技術報告第462号2.2.4
項に記載された「ACドライブ産業応用における拡大・
高度化技術」と題する論文の2.13図(a)には、2
系統の多相固定子巻線を各相が同相になるように同じ固
定子スロットに重ねて収納した多重巻き誘導電動機に対
して、2台の三相ブリッジインバータを用意し、この2
台の三相ブリッジインバータにより2系統の多相固定子
巻線を別個に励磁する技術が開示されている。
【0003】2台の三相ブリッジインバータを用いて2
系統の多相固定子巻線を別個に励磁する場合には、同じ
固定子スロット内に収納される2系統の多相固定子巻線
の各相の巻線に流れる電流が同相になるように各インバ
ータを制御する必要がある。しかしながら2台のインバ
ータに対してそれぞれ別個にPWM制御部(パルス幅変
調制御部)を備えた制御装置を用意し、1つの電流指令
信号に基づいて各インバータをそれぞれ別個にPWM制
御(パルス幅変調制御)すると、多重巻き電動機で振動
が発生することが分かった。これは一方の系統の巻線に
電流が流れると、他方の系統の巻線に誘起電圧が発生
し、この誘起電圧による電流の変化を検出してこれを打
ち消すように各インバータの制御装置がPWM制御して
しまうためである。
系統の多相固定子巻線を別個に励磁する場合には、同じ
固定子スロット内に収納される2系統の多相固定子巻線
の各相の巻線に流れる電流が同相になるように各インバ
ータを制御する必要がある。しかしながら2台のインバ
ータに対してそれぞれ別個にPWM制御部(パルス幅変
調制御部)を備えた制御装置を用意し、1つの電流指令
信号に基づいて各インバータをそれぞれ別個にPWM制
御(パルス幅変調制御)すると、多重巻き電動機で振動
が発生することが分かった。これは一方の系統の巻線に
電流が流れると、他方の系統の巻線に誘起電圧が発生
し、この誘起電圧による電流の変化を検出してこれを打
ち消すように各インバータの制御装置がPWM制御して
しまうためである。
【0004】そこで出願人は、この問題を解消するため
に、特願平8−196294号において、n系統の多相
固定子巻線の同じ相を流れるn系統分の相電流の合成電
流値をそれぞれ求めるn系統分相電流合成手段と、電流
指令を出力する電流指令発生手段と、n系統分相電流合
成手段から出力される各相ごとの合成電流値と電流指令
発生手段から出力される電流指令とを入力として、各相
の合成電流値を電流指令によって指令された指令電流値
にするためのPWM制御信号を出力するPWM制御信号
発生手段とを備え、PWM制御信号発生手段から出力さ
れたPWM制御信号に基づいてn台のインバータを一括
して制御するPWM制御部を設ける技術を提案した。こ
のようにn系統分相電流合成手段により求めたn系統分
の相電流の合成電流値を電流指令によって指令された指
令電流値にするようにPWM制御信号を発生し、このP
WM制御信号によりn台のインバータを一括して制御す
ると、モータ定数が各系統で異なるために、各系統の各
相の電流は同一にはならないが電気的に同相となり、し
かも各系統の同相印加電圧が同一となって、系統間での
誘起電圧の影響を受けることなく、電動機のトータルト
ルクを制御できる。またこの先願では、既存のまたは専
用で作ったインバータ制御ユニットを複数台用いて任意
の容量の多重巻き電動機を制御できる技術も提案されて
いる。
に、特願平8−196294号において、n系統の多相
固定子巻線の同じ相を流れるn系統分の相電流の合成電
流値をそれぞれ求めるn系統分相電流合成手段と、電流
指令を出力する電流指令発生手段と、n系統分相電流合
成手段から出力される各相ごとの合成電流値と電流指令
発生手段から出力される電流指令とを入力として、各相
の合成電流値を電流指令によって指令された指令電流値
にするためのPWM制御信号を出力するPWM制御信号
発生手段とを備え、PWM制御信号発生手段から出力さ
れたPWM制御信号に基づいてn台のインバータを一括
して制御するPWM制御部を設ける技術を提案した。こ
のようにn系統分相電流合成手段により求めたn系統分
の相電流の合成電流値を電流指令によって指令された指
令電流値にするようにPWM制御信号を発生し、このP
WM制御信号によりn台のインバータを一括して制御す
ると、モータ定数が各系統で異なるために、各系統の各
相の電流は同一にはならないが電気的に同相となり、し
かも各系統の同相印加電圧が同一となって、系統間での
誘起電圧の影響を受けることなく、電動機のトータルト
ルクを制御できる。またこの先願では、既存のまたは専
用で作ったインバータ制御ユニットを複数台用いて任意
の容量の多重巻き電動機を制御できる技術も提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数台のインバータ制
御ユニットを用いて先願の技術を実施する場合には、n
系統分相電流合成手段を構成するために、比較的面倒な
配線作業が必要になる問題があった。そのためにインバ
ータ制御ユニットを用いるメリットが少し失われてい
た。
御ユニットを用いて先願の技術を実施する場合には、n
系統分相電流合成手段を構成するために、比較的面倒な
配線作業が必要になる問題があった。そのためにインバ
ータ制御ユニットを用いるメリットが少し失われてい
た。
【0006】本発明の目的は、複数台の同じ構造のイン
バータ制御ユニットを用いて振動を生じさせることなく
多重巻き誘導電動機を制御できる多重巻き誘導電動機の
制御装置を提供することにある。
バータ制御ユニットを用いて振動を生じさせることなく
多重巻き誘導電動機を制御できる多重巻き誘導電動機の
制御装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、複数台のインバータ
制御ユニットを用いることができて、しかも製造が容易
な多重巻き電動機の制御装置を提供することにある。
制御ユニットを用いることができて、しかも製造が容易
な多重巻き電動機の制御装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、1台のインバータ制
御ユニットの相電流検出手段により求めた相電流に基づ
いてすべてのインバータ制御ユニットのインバータの駆
動に必要なPWM制御信号を得る場合において、各系統
の多相固定子巻線に流れる電流に大きな差が生じないよ
うにすることができる多重巻き電動機の制御装置を提供
することにある。
御ユニットの相電流検出手段により求めた相電流に基づ
いてすべてのインバータ制御ユニットのインバータの駆
動に必要なPWM制御信号を得る場合において、各系統
の多相固定子巻線に流れる電流に大きな差が生じないよ
うにすることができる多重巻き電動機の制御装置を提供
することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、各インバータ制
御ユニットの多相整流回路に許容容量以上の電流が流れ
るのを防止できる多重巻き電動機の制御装置を提供する
ことにある。
御ユニットの多相整流回路に許容容量以上の電流が流れ
るのを防止できる多重巻き電動機の制御装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の固定子
スロットにn(正の整数)系統の多相固定子巻線が各相
が同相になるようにそれぞれ収納されてなる多重巻き誘
導電動機を制御するために、n系統の多相固定子巻線に
対して、n台のインバータ制御ユニットを用いる。n台
のインバータ制御ユニットは、多相交流電源から入力さ
れる多相交流電力を直流電力に整流する多相整流回路
と、多相整流回路の出力を入力として交流電力を出力す
るインバータと、該インバータをPWM制御するための
PWM制御信号を出力するPWM制御部と、PWM制御
信号を外部に出力するラインドライバと、外部からPW
M制御信号を受信するラインレシーバと、PWM制御部
とラインレシーバとを選択的にインバータに接続する切
り替えスイッチと、多相固定子巻線の相電流を検出する
相電流検出手段とをそれぞれ備えている。
スロットにn(正の整数)系統の多相固定子巻線が各相
が同相になるようにそれぞれ収納されてなる多重巻き誘
導電動機を制御するために、n系統の多相固定子巻線に
対して、n台のインバータ制御ユニットを用いる。n台
のインバータ制御ユニットは、多相交流電源から入力さ
れる多相交流電力を直流電力に整流する多相整流回路
と、多相整流回路の出力を入力として交流電力を出力す
るインバータと、該インバータをPWM制御するための
PWM制御信号を出力するPWM制御部と、PWM制御
信号を外部に出力するラインドライバと、外部からPW
M制御信号を受信するラインレシーバと、PWM制御部
とラインレシーバとを選択的にインバータに接続する切
り替えスイッチと、多相固定子巻線の相電流を検出する
相電流検出手段とをそれぞれ備えている。
【0011】そして1台のインバータ制御ユニットにお
いては、その相電流検出手段により求めた相電流がフィ
ードバックされて、該1台のインバータ制御ユニットの
PWM制御部において対応する多相固定子巻線の各相の
相電流の値を電流指令によって指令された指令電流値に
するためのPWM制御信号が出力される。またこの1台
のインバータ制御ユニットのPWM制御部から出力され
たPWM制御信号がn−1台のインバータ制御ユニット
の各インバータに与えられるように、n台のインバータ
制御ユニットの切り替えスイッチが選択され、かつ前記
1台のインバータ制御ユニットのラインドライバとn−
1台のインバータ制御ユニットのラインレシーバとが接
続される。これにより共通のPWM制御信号に基づいて
n台のインバータが一括して制御される。このように共
通のPWM制御信号によりn台のインバータを一括して
制御すると、モータ定数が各系統で異なるために、各系
統の各相の電流は同一にはならないが電気的に同相とな
り、しかも各系統の同相印加電圧が同一となって、系統
間での誘起電圧の影響を受けることがなくなるので、電
動機で振動が発生するのを抑制できる。
いては、その相電流検出手段により求めた相電流がフィ
ードバックされて、該1台のインバータ制御ユニットの
PWM制御部において対応する多相固定子巻線の各相の
相電流の値を電流指令によって指令された指令電流値に
するためのPWM制御信号が出力される。またこの1台
のインバータ制御ユニットのPWM制御部から出力され
たPWM制御信号がn−1台のインバータ制御ユニット
の各インバータに与えられるように、n台のインバータ
制御ユニットの切り替えスイッチが選択され、かつ前記
1台のインバータ制御ユニットのラインドライバとn−
1台のインバータ制御ユニットのラインレシーバとが接
続される。これにより共通のPWM制御信号に基づいて
n台のインバータが一括して制御される。このように共
通のPWM制御信号によりn台のインバータを一括して
制御すると、モータ定数が各系統で異なるために、各系
統の各相の電流は同一にはならないが電気的に同相とな
り、しかも各系統の同相印加電圧が同一となって、系統
間での誘起電圧の影響を受けることがなくなるので、電
動機で振動が発生するのを抑制できる。
【0012】1台のインバータ制御ユニットの相電流検
出手段で求めた1系統の多相固定子巻線の相電流に基づ
いて得たPWM制御信号により他のインバータ制御ユニ
ットのインバータを制御する場合に、各インバータ制御
ユニットの多相整流回路の直流出力電圧が完全に一致す
ることはない。これは各多相整流回路を構成するダイオ
ード等の半導体整流素子の順電圧降下Vfにバラツキが
あるためである。各インバータ制御ユニットの多相整流
回路における電圧降下(インピーダンス)の差は、その
まま各インバータ制御ユニットの多相整流回路の電流バ
ランスを決定する。すなわち電圧降下が大きくなると電
流の負担率が小さくなり、電圧降下が小さくなると電流
の負担率が大きくなる。その結果、インバータ制御ユニ
ットの多相整流回路の許容電流以上の電流が流れてしま
うような事態も発生する。また各インバータ制御ユニッ
トの多相整流回路の直流出力に位相の異なるリップルが
発生すると、各系統の多相固定子巻線に流れる電流にも
位相の異なるリップルが発生し、これがトルクリップル
を発生する。そこで本発明では、n台のインバータ制御
ユニット内の多相整流回路の出力をそれぞれ共通に接続
し、n台のインバータ制御ユニットの多相整流回路の交
流入力端子に対してそれぞれ実質的にインピーダンスが
等しい交流リアクトルを別個に接続する。
出手段で求めた1系統の多相固定子巻線の相電流に基づ
いて得たPWM制御信号により他のインバータ制御ユニ
ットのインバータを制御する場合に、各インバータ制御
ユニットの多相整流回路の直流出力電圧が完全に一致す
ることはない。これは各多相整流回路を構成するダイオ
ード等の半導体整流素子の順電圧降下Vfにバラツキが
あるためである。各インバータ制御ユニットの多相整流
回路における電圧降下(インピーダンス)の差は、その
まま各インバータ制御ユニットの多相整流回路の電流バ
ランスを決定する。すなわち電圧降下が大きくなると電
流の負担率が小さくなり、電圧降下が小さくなると電流
の負担率が大きくなる。その結果、インバータ制御ユニ
ットの多相整流回路の許容電流以上の電流が流れてしま
うような事態も発生する。また各インバータ制御ユニッ
トの多相整流回路の直流出力に位相の異なるリップルが
発生すると、各系統の多相固定子巻線に流れる電流にも
位相の異なるリップルが発生し、これがトルクリップル
を発生する。そこで本発明では、n台のインバータ制御
ユニット内の多相整流回路の出力をそれぞれ共通に接続
し、n台のインバータ制御ユニットの多相整流回路の交
流入力端子に対してそれぞれ実質的にインピーダンスが
等しい交流リアクトルを別個に接続する。
【0013】このようにすると、各インバータ制御ユニ
ットの多相整流回路の出力電圧が一致し、しかも各イン
バータ制御ユニットの多相整流回路を流れる電流は、A
Cリアクトルにおける電圧降下またはインピーダンスに
よって支配されるため、各インバータ制御ユニットの多
相整流回路を流れる電流に大きな差がなくなり、各系統
の多相固定子巻線に流れる電流を実質的に等しくするこ
とができる。その結果各インバータ制御ユニットの多相
整流回路を許容容量の範囲で動作させることが可能にな
る。また各多相整流回路の出力を共通接続すると、例え
ば平滑コンデンサの容量に大きな容量差がある場合や、
直流電圧にリップルがある場合にも、大きなトルクリッ
プルが発生することがない。更に交流リアクトルを設け
ると、高調波(商用電源の周波数)のリップルを改善す
ることができ、また力率改善の効果も得られる。
ットの多相整流回路の出力電圧が一致し、しかも各イン
バータ制御ユニットの多相整流回路を流れる電流は、A
Cリアクトルにおける電圧降下またはインピーダンスに
よって支配されるため、各インバータ制御ユニットの多
相整流回路を流れる電流に大きな差がなくなり、各系統
の多相固定子巻線に流れる電流を実質的に等しくするこ
とができる。その結果各インバータ制御ユニットの多相
整流回路を許容容量の範囲で動作させることが可能にな
る。また各多相整流回路の出力を共通接続すると、例え
ば平滑コンデンサの容量に大きな容量差がある場合や、
直流電圧にリップルがある場合にも、大きなトルクリッ
プルが発生することがない。更に交流リアクトルを設け
ると、高調波(商用電源の周波数)のリップルを改善す
ることができ、また力率改善の効果も得られる。
【0014】ここで実質的にインピーダンスが等しい交
流リアクトルの誤差範囲は、%リアクタンスが±5%程
度になる程度である。
流リアクトルの誤差範囲は、%リアクタンスが±5%程
度になる程度である。
【0015】本発明が適用されるのは、多重巻き誘導電
動機または多重巻き同期電動機である。また本発明が適
用されるのは、典型的には複数の固定子スロットに2系
統の三相固定子巻線が各相が同相になるようにそれぞれ
収納されてなる多重巻き電動機の制御である。なお同じ
固定子スロットに収納される2系統分の巻線を、固定子
スロットの深い部分と浅い部分とに別けて収納すると、
系統内及び系統間の励磁バランスが崩れる恐れがある。
したがって理想的には、固定子スロットに収納される2
系統分の巻線は内部に均等に分散させてしまうことが好
ましい。しかしながらこのようなことをするのは製作上
面倒であるため、2系統の三相固定子巻線のうち同じ相
の2つの巻線をステータコアの周方向に並ぶ複数の固定
子スロットの深い部分と浅い部分に収納する。そして隣
接する極毎に固定子スロットの深い部分と浅い部分とに
収納する巻線を交互に替えて系統間の磁気バランスをと
るようにするのが好ましい。
動機または多重巻き同期電動機である。また本発明が適
用されるのは、典型的には複数の固定子スロットに2系
統の三相固定子巻線が各相が同相になるようにそれぞれ
収納されてなる多重巻き電動機の制御である。なお同じ
固定子スロットに収納される2系統分の巻線を、固定子
スロットの深い部分と浅い部分とに別けて収納すると、
系統内及び系統間の励磁バランスが崩れる恐れがある。
したがって理想的には、固定子スロットに収納される2
系統分の巻線は内部に均等に分散させてしまうことが好
ましい。しかしながらこのようなことをするのは製作上
面倒であるため、2系統の三相固定子巻線のうち同じ相
の2つの巻線をステータコアの周方向に並ぶ複数の固定
子スロットの深い部分と浅い部分に収納する。そして隣
接する極毎に固定子スロットの深い部分と浅い部分とに
収納する巻線を交互に替えて系統間の磁気バランスをと
るようにするのが好ましい。
【0016】なお相電流検出手段は、三相であれば三相
の相電流の二相の相電流を検出する2台の電流検出器と
検出した二相の相電流から残りの一相の相電流を演算す
る相電流演算回路とから構成することができる。
の相電流の二相の相電流を検出する2台の電流検出器と
検出した二相の相電流から残りの一相の相電流を演算す
る相電流演算回路とから構成することができる。
【0017】既存のインバータ制御ユニットには、回生
能力向上用のコンデンサを接続する目的や、電動機の保
持ブレーキユニットの電源を提供する目的で、多相整流
回路の出力端子に外部から接続可能な専用接続端子をそ
れぞれ備えているものがある。このようなインバータ制
御ユニットを用いると、各インバータ制御ユニットにお
ける多相整流回路の出力の共通接続は極めて簡単に行え
る。
能力向上用のコンデンサを接続する目的や、電動機の保
持ブレーキユニットの電源を提供する目的で、多相整流
回路の出力端子に外部から接続可能な専用接続端子をそ
れぞれ備えているものがある。このようなインバータ制
御ユニットを用いると、各インバータ制御ユニットにお
ける多相整流回路の出力の共通接続は極めて簡単に行え
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
詳細に説明する。図1は、本発明を複数の固定子スロッ
トに2系統の三相固定子巻線が各相が同相になるように
それぞれ収納されてなる多重巻き誘導電動機1の制御装
置に適用した実施の形態の一例の概略構成図であり、図
2は図1の主要部分の詳細回路図である。図1に示すよ
うに、この例では、2系統の三相固定子巻線に対して2
台のインバータ制御ユニット23及び24が設けられて
いる。2台のインバータ制御ユニット23及び24は、
図2に詳しく示すように構造は同じであるが、図1にお
いては実際に使用している部分を抽出して図示してあ
る。2台のインバータ制御ユニット23及び24は、そ
れぞれ三相整流回路(多相整流回路)5,5の出力端子
に外部から接続可能な専用接続端子T1及びT2をそれ
ぞれ備えている既存のユニットであり、2台のインバー
タ制御ユニット23及び24の専用接続端子T1及びT
2間は相互に接続線を介して接続されている。また図1
に示すように2台のインバータ制御ユニット23及び2
4の三相交流端子には、実質的にインピーダンスが等し
い交流リアクトル4a〜4c及び4d〜4fがそれぞれ
別個に接続されていて、これら交流リアクトル4a〜4
c及び4d〜4fを介して三相交流電源ACから三相交
流電力が2台のインバータ制御ユニット23及び24に
入力されている。
詳細に説明する。図1は、本発明を複数の固定子スロッ
トに2系統の三相固定子巻線が各相が同相になるように
それぞれ収納されてなる多重巻き誘導電動機1の制御装
置に適用した実施の形態の一例の概略構成図であり、図
2は図1の主要部分の詳細回路図である。図1に示すよ
うに、この例では、2系統の三相固定子巻線に対して2
台のインバータ制御ユニット23及び24が設けられて
いる。2台のインバータ制御ユニット23及び24は、
図2に詳しく示すように構造は同じであるが、図1にお
いては実際に使用している部分を抽出して図示してあ
る。2台のインバータ制御ユニット23及び24は、そ
れぞれ三相整流回路(多相整流回路)5,5の出力端子
に外部から接続可能な専用接続端子T1及びT2をそれ
ぞれ備えている既存のユニットであり、2台のインバー
タ制御ユニット23及び24の専用接続端子T1及びT
2間は相互に接続線を介して接続されている。また図1
に示すように2台のインバータ制御ユニット23及び2
4の三相交流端子には、実質的にインピーダンスが等し
い交流リアクトル4a〜4c及び4d〜4fがそれぞれ
別個に接続されていて、これら交流リアクトル4a〜4
c及び4d〜4fを介して三相交流電源ACから三相交
流電力が2台のインバータ制御ユニット23及び24に
入力されている。
【0019】以下図2を中心にしながらこの実施の形態
を説明する。この例では、多重巻き誘導電動機1はデル
タ結線された2系統の三相固定子巻線(巻線17〜19
と巻線20〜22によって構成される固定子巻線)を有
している。
を説明する。この例では、多重巻き誘導電動機1はデル
タ結線された2系統の三相固定子巻線(巻線17〜19
と巻線20〜22によって構成される固定子巻線)を有
している。
【0020】2台のインバータ制御ユニット23,24
の構成は、同じであるため、マスタ制御装置となるイン
バータ制御ユニット23についてその構成を説明する。
図1に示すように、三相交流電源ACからの三相交流電
力は、交流リアクトル4a〜4c及び4d〜4fを介し
て、それぞれ入力端子R,S,T(図2)に入力され
る。三相交流電力は、ダイオードを三相ブリッジ接続し
て構成される三相整流回路5により直流に整流されて、
平滑コンデンサ6により平滑される。なお三相整流回路
5は、サイリスタ等の制御整流素子を用いて構成するこ
ともできる。平滑コンデンサ6により平滑された直流
は、電圧がPWM制御される電圧制御型の三相ブリッジ
・インバータ7に供給される。この例では、三相ブリッ
ジ・インバータ7の半導体スイッチング素子として、I
GBTと呼ばれる絶縁ゲートバイポーラトランジスタを
用いている。インバータ7の三相出力(UA ,VA ,W
A )は、多重巻き誘導電動機1の第1の系統を構成する
三相固定子巻線17〜19に供給されている。そしてス
レーブ制御装置となるインバータ制御ユニット24のイ
ンバータ7の三相出力(UB ,VB ,WB )は、多重巻
き誘導電動機1の第2の系統を構成する三相固定子巻線
20〜22に供給されている。
の構成は、同じであるため、マスタ制御装置となるイン
バータ制御ユニット23についてその構成を説明する。
図1に示すように、三相交流電源ACからの三相交流電
力は、交流リアクトル4a〜4c及び4d〜4fを介し
て、それぞれ入力端子R,S,T(図2)に入力され
る。三相交流電力は、ダイオードを三相ブリッジ接続し
て構成される三相整流回路5により直流に整流されて、
平滑コンデンサ6により平滑される。なお三相整流回路
5は、サイリスタ等の制御整流素子を用いて構成するこ
ともできる。平滑コンデンサ6により平滑された直流
は、電圧がPWM制御される電圧制御型の三相ブリッジ
・インバータ7に供給される。この例では、三相ブリッ
ジ・インバータ7の半導体スイッチング素子として、I
GBTと呼ばれる絶縁ゲートバイポーラトランジスタを
用いている。インバータ7の三相出力(UA ,VA ,W
A )は、多重巻き誘導電動機1の第1の系統を構成する
三相固定子巻線17〜19に供給されている。そしてス
レーブ制御装置となるインバータ制御ユニット24のイ
ンバータ7の三相出力(UB ,VB ,WB )は、多重巻
き誘導電動機1の第2の系統を構成する三相固定子巻線
20〜22に供給されている。
【0021】またインバータ制御ユニット23の三相整
流回路5の出力は、専用接続端子T1及びT2から接続
線を介してインバータ制御ユニット24の専用接続端子
T1及びT2に接続されており、これにより2台のイン
バータ制御ユニット23及び24の出力は共通接続され
ている。
流回路5の出力は、専用接続端子T1及びT2から接続
線を介してインバータ制御ユニット24の専用接続端子
T1及びT2に接続されており、これにより2台のイン
バータ制御ユニット23及び24の出力は共通接続され
ている。
【0022】インバータ制御ユニット23の変流器から
なる2つの電流検出器8a及び8bは、インバータ制御
ユニット23の2相の出力即ち相電流(UA ,VA )を
検出する。これら2相分の相電流は、過電流検出器3と
W相電流演算回路11とに入力される。過電流検出器3
は検出レベル以上の過電流が流れると電源スイッチをオ
フにする指令を出力する。W相電流演算回路11では、
Iw=−(Iu+Iv)の演算式により、U相とV相の
2相の合成電流値からW相の合成電流値を演算により求
める。なおこの回路構成は周知であるので説明は省略す
る。W相電流演算回路11を用いずに、3相に対して3
台の電流検出器を設けてよいのは勿論である。
なる2つの電流検出器8a及び8bは、インバータ制御
ユニット23の2相の出力即ち相電流(UA ,VA )を
検出する。これら2相分の相電流は、過電流検出器3と
W相電流演算回路11とに入力される。過電流検出器3
は検出レベル以上の過電流が流れると電源スイッチをオ
フにする指令を出力する。W相電流演算回路11では、
Iw=−(Iu+Iv)の演算式により、U相とV相の
2相の合成電流値からW相の合成電流値を演算により求
める。なおこの回路構成は周知であるので説明は省略す
る。W相電流演算回路11を用いずに、3相に対して3
台の電流検出器を設けてよいのは勿論である。
【0023】インバータ制御ユニット23に入力される
速度指令VCMは、接続状態にある速度指令切り替えスイ
ッチ27を通して入力される。速度指令VCMとエンコー
ダ用コネクタ16を介して入力されたエンコーダ2によ
って検出した検出速度VTGとの偏差即ち速度偏差は、電
流ベクトル演算回路10に入力される。電流ベクトル演
算回路10では、周知のすべり周波数制御型ベクトル制
御方式により電流指令Iu*,Iv*,Iw*を演算し
て出力する。なお電流ベクトル演算回路10では、磁束
フィードバック制御方式により電流指令を出力するよう
にしてもよい。なおこの例では、電流ベクトル演算回路
10に至るまでの構成要素が、電流指令発生手段を構成
している。
速度指令VCMは、接続状態にある速度指令切り替えスイ
ッチ27を通して入力される。速度指令VCMとエンコー
ダ用コネクタ16を介して入力されたエンコーダ2によ
って検出した検出速度VTGとの偏差即ち速度偏差は、電
流ベクトル演算回路10に入力される。電流ベクトル演
算回路10では、周知のすべり周波数制御型ベクトル制
御方式により電流指令Iu*,Iv*,Iw*を演算し
て出力する。なお電流ベクトル演算回路10では、磁束
フィードバック制御方式により電流指令を出力するよう
にしてもよい。なおこの例では、電流ベクトル演算回路
10に至るまでの構成要素が、電流指令発生手段を構成
している。
【0024】電流ベクトル演算回路10から出力された
電流指令Iu*,Iv*,Iw*は、合成電流値Iu,
Iv,Iwとの偏差をとられ、その偏差値は電流ループ
ゲイン回路12で電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に変
換されて各相ごとに増幅される。なお偏差を取って増幅
する回路が、2系統一括電流制御部13を構成してい
る。電流ベクトル演算回路10と2系統一括電流制御部
13とに図1の電流調整器9が構成されている。
電流指令Iu*,Iv*,Iw*は、合成電流値Iu,
Iv,Iwとの偏差をとられ、その偏差値は電流ループ
ゲイン回路12で電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に変
換されて各相ごとに増幅される。なお偏差を取って増幅
する回路が、2系統一括電流制御部13を構成してい
る。電流ベクトル演算回路10と2系統一括電流制御部
13とに図1の電流調整器9が構成されている。
【0025】PWM信号発生回路14は、電流ループゲ
イン回路12から出力された電圧指令Vu*,Vv*,
Vw*を三角波と比較して、各相の相電流の電流値を電
流指令によって指令された指令電流値にするためのPW
M制御信号を出力する。
イン回路12から出力された電圧指令Vu*,Vv*,
Vw*を三角波と比較して、各相の相電流の電流値を電
流指令によって指令された指令電流値にするためのPW
M制御信号を出力する。
【0026】PWM信号発生回路14の出力は、PWM
入力切り替えスイッチ28を介してデッドタイム生成回
路15に入力される。デッドタイム生成回路15では、
三相ブリッジを構成する上下のアーム(ブリッジの上下
の回路)が短絡するのを防止するためにデッドタイムを
生成して三相ブリッジ・インバータ7の各パワー素子に
PWM信号(PWMU〜PWMW)を供給する。PWM
入力切り替えスイッチ28には、外部からPWM信号を
入力する場合に用いるラインレシーバ26が接続されて
おり、このラインレシーバ26には、ケーブル接続用の
ケーブル用PWMコネクタ30が接続されている。
入力切り替えスイッチ28を介してデッドタイム生成回
路15に入力される。デッドタイム生成回路15では、
三相ブリッジを構成する上下のアーム(ブリッジの上下
の回路)が短絡するのを防止するためにデッドタイムを
生成して三相ブリッジ・インバータ7の各パワー素子に
PWM信号(PWMU〜PWMW)を供給する。PWM
入力切り替えスイッチ28には、外部からPWM信号を
入力する場合に用いるラインレシーバ26が接続されて
おり、このラインレシーバ26には、ケーブル接続用の
ケーブル用PWMコネクタ30が接続されている。
【0027】またPWM信号発生回路14の出力には、
外部にPWM信号を出力するためのラインドライバ25
が接続され、このラインドライバ25には、ケーブル接
続用のケーブル用PWMコネクタ29が接続されてい
る。以上の構成により、インバータ制御ユニット23及
び24が構成されている。なおこの例では、インバータ
制御ユニット23のラインドライバ25からインバータ
制御ユニット24のラインレシーバ26、PWM入力切
り替えスイッチ28及びデッドタイム生成回路15を通
して、インバータ制御ユニット24のインバータに、イ
ンバータ制御ユニット23のインバータに与えられるP
WM制御信号と同じPWM制御信号が与えられる。その
ためインバータ制御ユニット24では、独自にPWM制
御信号を発生しないように、速度切り替えスイッチ27
が非接続状態になっており、また切り替えスイッチ28
もラインレシーバ26側に切り替わっている。なお速度
切り替えスイッチ27及びPWM入力切り替えスイッチ
28(切り替えスイッチ)は、ソフトウエアによって構
成してもよい。例えば、マイクロコンピュータのCPU
で処理し、切り替え結果をEEPROMに保存すること
により、これらのスイッチをソフトウエアで構成するこ
とができる。この例では、インバータ制御ユニット24
のPWM制御部は、過電流保護とインバータ制御ユニッ
ト23からのPWM制御信号を受信する目的で用いられ
ている。
外部にPWM信号を出力するためのラインドライバ25
が接続され、このラインドライバ25には、ケーブル接
続用のケーブル用PWMコネクタ29が接続されてい
る。以上の構成により、インバータ制御ユニット23及
び24が構成されている。なおこの例では、インバータ
制御ユニット23のラインドライバ25からインバータ
制御ユニット24のラインレシーバ26、PWM入力切
り替えスイッチ28及びデッドタイム生成回路15を通
して、インバータ制御ユニット24のインバータに、イ
ンバータ制御ユニット23のインバータに与えられるP
WM制御信号と同じPWM制御信号が与えられる。その
ためインバータ制御ユニット24では、独自にPWM制
御信号を発生しないように、速度切り替えスイッチ27
が非接続状態になっており、また切り替えスイッチ28
もラインレシーバ26側に切り替わっている。なお速度
切り替えスイッチ27及びPWM入力切り替えスイッチ
28(切り替えスイッチ)は、ソフトウエアによって構
成してもよい。例えば、マイクロコンピュータのCPU
で処理し、切り替え結果をEEPROMに保存すること
により、これらのスイッチをソフトウエアで構成するこ
とができる。この例では、インバータ制御ユニット24
のPWM制御部は、過電流保護とインバータ制御ユニッ
ト23からのPWM制御信号を受信する目的で用いられ
ている。
【0028】以上の構成によれば、第1の系統を制御す
るインバータ制御ユニット23で作ったPWM制御信号
を第2の系統を制御するインバータ制御ユニット24の
インバータの制御に利用するため、各系統のトルクの負
担は異なるものの誘導電動機のトータルトルクを常に所
望の値に制御できるため、誘導電動機で振動が発生する
のを抑制できる。
るインバータ制御ユニット23で作ったPWM制御信号
を第2の系統を制御するインバータ制御ユニット24の
インバータの制御に利用するため、各系統のトルクの負
担は異なるものの誘導電動機のトータルトルクを常に所
望の値に制御できるため、誘導電動機で振動が発生する
のを抑制できる。
【0029】図3は、本発明で制御する3相、4極、4
8スロットの多重巻き誘導電動機の固定子鉄心の概略正
面図であり、既存の誘導電動機で用いる固定子鉄心と同
様のものを用いることができる。図3において、32は
巻線導体を収容する固定子スロットであり、各スロット
には1〜48の順番符号を付してある。図4は、1つの
スロット32の形状を概略的に拡大して示しており、ス
ロット32の深い部分(径方向外側の部分)と浅い部分
(径方向内側の部分)とに、2系統の三相固定子巻線の
うち同じ相の2つの巻線が、それぞれ収納されている。
図4においては、第2の系統の三相固定子巻線のうちの
1相の巻線34がスロット32の深い部分に収納され、
第1の系統の三相固定子巻線のうちの1相の巻線33
(巻線34と同相)がスロット32の浅い部分に収納さ
れている。35は、巻線33を構成する巻線導体であ
り、36は巻線34を構成する巻線導体である。
8スロットの多重巻き誘導電動機の固定子鉄心の概略正
面図であり、既存の誘導電動機で用いる固定子鉄心と同
様のものを用いることができる。図3において、32は
巻線導体を収容する固定子スロットであり、各スロット
には1〜48の順番符号を付してある。図4は、1つの
スロット32の形状を概略的に拡大して示しており、ス
ロット32の深い部分(径方向外側の部分)と浅い部分
(径方向内側の部分)とに、2系統の三相固定子巻線の
うち同じ相の2つの巻線が、それぞれ収納されている。
図4においては、第2の系統の三相固定子巻線のうちの
1相の巻線34がスロット32の深い部分に収納され、
第1の系統の三相固定子巻線のうちの1相の巻線33
(巻線34と同相)がスロット32の浅い部分に収納さ
れている。35は、巻線33を構成する巻線導体であ
り、36は巻線34を構成する巻線導体である。
【0030】図5は、本例における固定子巻線の巻き方
の一例を示す説明図である。なお図5の例は、図6に示
した三相固定子巻線のうち、固定子巻線17及び20に
ついての巻き方を示したものである。図5においては、
白抜きの三角印はU相、白抜きの四角印はV相、白抜き
の丸印はW相の第1の系統の巻線17を示し、黒色の三
角印はU相、黒色の四角印はV相、黒色の丸印はW相の
第2の系統の巻線20を示している。第1及び第2の系
統の総コイル数は48となる。固定子巻線17及び20
は、図6に示したaからbに至るまで図5のa〜bで示
す経路で巻かれる。例えば1番のスロットでは、深い部
分に一方の巻線20が収納され浅い部分に他方の巻線1
7が収納される。そして次に挿入される12番、その次
に挿入される2番のスロット、その次に挿入される11
番のスロットでも同様に、深い部分に一方の巻線20が
収納され浅い部分に他方の巻線17が収納される。そし
て次の24番、13番、23番、14番のスロットで
は、深い部分に一方の巻線17が収納され浅い部分に他
方の巻線20が収納される。そして次の25番、36
番、26番、35番のスロットでは、深い部分に一方の
巻線20が収納され浅い部分に他方の巻線17が収納さ
れる。最後の48番、37番、47番、38番のスロッ
トでは、深い部分に一方の巻線17が収納され浅い部分
に他方の巻線20が収納される。このように隣接する極
毎に固定子スロットの深い部分と浅い部分とに収納する
巻線を交互に替えると、2つの系統の磁気バランスがと
れるようになって好ましい。
の一例を示す説明図である。なお図5の例は、図6に示
した三相固定子巻線のうち、固定子巻線17及び20に
ついての巻き方を示したものである。図5においては、
白抜きの三角印はU相、白抜きの四角印はV相、白抜き
の丸印はW相の第1の系統の巻線17を示し、黒色の三
角印はU相、黒色の四角印はV相、黒色の丸印はW相の
第2の系統の巻線20を示している。第1及び第2の系
統の総コイル数は48となる。固定子巻線17及び20
は、図6に示したaからbに至るまで図5のa〜bで示
す経路で巻かれる。例えば1番のスロットでは、深い部
分に一方の巻線20が収納され浅い部分に他方の巻線1
7が収納される。そして次に挿入される12番、その次
に挿入される2番のスロット、その次に挿入される11
番のスロットでも同様に、深い部分に一方の巻線20が
収納され浅い部分に他方の巻線17が収納される。そし
て次の24番、13番、23番、14番のスロットで
は、深い部分に一方の巻線17が収納され浅い部分に他
方の巻線20が収納される。そして次の25番、36
番、26番、35番のスロットでは、深い部分に一方の
巻線20が収納され浅い部分に他方の巻線17が収納さ
れる。最後の48番、37番、47番、38番のスロッ
トでは、深い部分に一方の巻線17が収納され浅い部分
に他方の巻線20が収納される。このように隣接する極
毎に固定子スロットの深い部分と浅い部分とに収納する
巻線を交互に替えると、2つの系統の磁気バランスがと
れるようになって好ましい。
【0031】なお磁気バランスをとるためには、例えば
1つのスロットに2つの巻線17及び20を構成する巻
線導体をほぼ均等に分散させてまたは混在させて収めて
もよい。このようにすると特性の均一化を図ることがで
きる。
1つのスロットに2つの巻線17及び20を構成する巻
線導体をほぼ均等に分散させてまたは混在させて収めて
もよい。このようにすると特性の均一化を図ることがで
きる。
【0032】なお上記例において、モータ容量が30k
Wであるとすると、2台のインバータ制御ユニット2
3,24は、それぞれ15kW相当のものを準備すれば
よい。また交流リアクトル4a〜4fとしては、%リア
クタンスが5%以内の交流リアクトルを用いればよい。
Wであるとすると、2台のインバータ制御ユニット2
3,24は、それぞれ15kW相当のものを準備すれば
よい。また交流リアクトル4a〜4fとしては、%リア
クタンスが5%以内の交流リアクトルを用いればよい。
【0033】また上記例は2系統の三相誘導電動機を対
象にするものであるが、更に多くの系統(n系統)にす
ることも可能であり、更に多相とすることも可能であ
り、更に本発明は同期電動機にも適用できる。
象にするものであるが、更に多くの系統(n系統)にす
ることも可能であり、更に多相とすることも可能であ
り、更に本発明は同期電動機にも適用できる。
【0034】更に上記例では、固定子巻線をデルタ結線
により接続しているが、スター結線でもよく、またスタ
ー結線−デルタ結線の切り替え結線でもよい。
により接続しているが、スター結線でもよく、またスタ
ー結線−デルタ結線の切り替え結線でもよい。
【0035】また上記実施の形態では、専用接続端子T
1及びT2を備えたインバータ制御ユニットを用いた
が、このような専用接続端子を用いないインバータ制御
ユニットを用いる場合でも、各ユニットの三相整流回路
の出力を接続する作業は容易であるため、ユニットを用
いることの利点は失われるものではない。
1及びT2を備えたインバータ制御ユニットを用いた
が、このような専用接続端子を用いないインバータ制御
ユニットを用いる場合でも、各ユニットの三相整流回路
の出力を接続する作業は容易であるため、ユニットを用
いることの利点は失われるものではない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、各インバータ制御ユニ
ットの多相整流回路の出力電圧が一致し、しかも各イン
バータ制御ユニットの多相整流回路を流れる電流は、A
Cリアクトルにおける電圧降下またはインピーダンスに
よって支配されるため、各インバータ制御ユニットの多
相整流回路を流れる電流に大きな差がなくなって、各系
統の多相固定子巻線に流れる電流を実質的に等しくする
ことができる。その結果各インバータ制御ユニットの多
相整流回路を許容容量の範囲で動作させることが可能に
なる利点がある。また平滑コンデンサの容量に大きな容
量差がある場合や、直流電圧にリップルがある場合に
も、大きなトルクリップルが発生することがない。更に
交流リアクトルを設けると、高調波(商用電源の周波
数)のリップルを改善することができ、また力率改善の
効果も得られる利点がある。
ットの多相整流回路の出力電圧が一致し、しかも各イン
バータ制御ユニットの多相整流回路を流れる電流は、A
Cリアクトルにおける電圧降下またはインピーダンスに
よって支配されるため、各インバータ制御ユニットの多
相整流回路を流れる電流に大きな差がなくなって、各系
統の多相固定子巻線に流れる電流を実質的に等しくする
ことができる。その結果各インバータ制御ユニットの多
相整流回路を許容容量の範囲で動作させることが可能に
なる利点がある。また平滑コンデンサの容量に大きな容
量差がある場合や、直流電圧にリップルがある場合に
も、大きなトルクリップルが発生することがない。更に
交流リアクトルを設けると、高調波(商用電源の周波
数)のリップルを改善することができ、また力率改善の
効果も得られる利点がある。
【図1】 本発明の実施の形態の一例の概略図である。
【図2】 本発明を実施する場合の実施の形態の要部の
一例の回路図である。
一例の回路図である。
【図3】 本発明で制御する3相、4極、48スロット
の多重巻き誘導電動機の固定子鉄心の概略正面図であ
る。
の多重巻き誘導電動機の固定子鉄心の概略正面図であ
る。
【図4】 スロットに巻線を収納した状態を説明するた
めに用いる説明図である。
めに用いる説明図である。
【図5】 本例における固定子巻線の巻き方の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図6】 固定子巻線の結線状態を示す結線図である。
4a〜4f 交流リアクトル 5 三相整流回路 6 平滑コンデンサ 7 三相ブリッジ・インバータ 8a,8b 電流検出器 14 PWM信号発生回路 23,24 インバータ制御ユニット 25 ラインドライバ 26 ラインレシーバ 27 速度切り替えスイッチ 28 PWM入力切り替えスイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の固定子スロットにn(正の整数)
系統の多相固定子巻線が各相が同相になるようにそれぞ
れ収納されてなる多重巻き電動機の制御装置であって、 多相交流電源から入力される多相交流電力を直流電力に
整流する多相整流回路と、前記多相整流回路の出力を入
力として交流電力を出力するインバータと、該インバー
タをPWM制御するためのPWM制御信号を出力するP
WM制御部と、前記PWM制御信号を外部に出力するラ
インドライバと、外部から前記PWM制御信号を受信す
るラインレシーバと、前記PWM制御部と前記ラインレ
シーバとを選択的に前記インバータに接続する切り替え
スイッチと、前記多相固定子巻線の相電流を検出する相
電流検出手段とを備えたn台のインバータ制御ユニット
が前記n系統の多相固定子巻線に対してそれぞれ設けら
れ、 1台の前記インバータ制御ユニットにおいては、前記相
電流検出手段により求めた前記相電流がフィードバック
されて、該1台のインバータ制御ユニットの前記PWM
制御部において対応する多相固定子巻線の各相の前記相
電流の値を前記電流指令によって指令された指令電流値
にするためのPWM制御信号が出力され、 前記1台のインバータ制御ユニットの前記PWM制御部
から出力された前記PWM制御信号が前記n−1台のイ
ンバータ制御ユニットの各インバータに与えられるよう
に、前記n台のインバータ制御ユニットの前記切り替え
スイッチが選択され、かつ前記1台のインバータ制御ユ
ニットの前記ラインドライバと前記n−1台のインバー
タ制御ユニットのラインレシーバとが接続され、 前記n台のインバータ制御ユニット内の前記多相整流回
路の出力がそれぞれ共通に接続され、 前記n台のインバータ制御ユニットの前記多相整流回路
の交流入力端子に対してそれぞれ実質的にインピーダン
スが等しい交流リアクトルが別個に接続されていること
を特徴とする多重巻き電動機の制御装置。 - 【請求項2】 複数の固定子スロットに2系統の三相固
定子巻線が各相が同相になるようにそれぞれ収納されて
なる多重巻き電動機の制御装置であって、 三相交流電源から入力される三相交流電力を直流電力に
整流する三相整流回路と、前記三相整流回路の出力を入
力として交流電力を出力するインバータと、該インバー
タをPWM制御するためのPWM制御信号を出力するP
WM制御部と、前記PWM制御信号を外部に出力するラ
インドライバと、外部から前記PWM制御信号を受信す
るラインレシーバと、前記PWM制御部と前記ラインレ
シーバとを選択的に前記インバータに接続する切り替え
スイッチと、三相固定子巻線の相電流を検出する相電流
検出手段とを備えた2台のインバータ制御ユニットが前
記2系統の三相固定子巻線に対してそれぞれ設けられ、 一方の前記インバータ制御ユニットにおいては、前記相
電流検出手段により求めた前記相電流がフィードバック
されて、該インバータ制御ユニットの前記PWM制御部
において各相の前記相電流の値を前記電流指令によって
指令された指令電流値にするためのPWM制御信号が出
力され、 前記一方のインバータ制御ユニットの前記PWM制御部
から出力された前記PWM制御信号が他方の前記インバ
ータ制御ユニットのインバータに与えられるように、前
記他方のインバータ制御ユニットの前記切り替えスイッ
チが選択され、かつ前記一方のインバータ制御ユニット
の前記ラインドライバと前記他方のインバータ制御ユニ
ットのラインレシーバとが接続され、 前記2台のインバータ制御ユニット内の前記三相整流回
路の出力がそれぞれ共通に接続され、 前記2台のインバータ制御ユニットの前記三相整流回路
の三相交流入力端子に対してそれぞれ実質的にインピー
ダンスが等しい交流リアクトルが別個に接続されている
ことを特徴とする多重巻き電動機の制御装置。 - 【請求項3】 前記相電流検出手段は、三相の相電流の
二相の相電流を検出する2台の電流検出器と検出した前
記二相の相電流から残りの一相の相電流を演算する相電
流演算回路とからなる請求項2に記載の多重巻き電動機
の制御装置。 - 【請求項4】 前記インバータ制御ユニットは、前記多
相整流回路の出力端子に外部から接続可能な専用接続端
子をそれぞれ備えている請求項1または2に記載の多重
巻き電動機の制御装置。 - 【請求項5】 前記多重巻き電動機は、2系統の三相固
定子巻線を有し、前記2系統の三相固定子巻線のうち同
じ相の2つの巻線が前記ステータコアの周方向に並ぶ複
数の固定子スロットの深い部分と浅い部分とにそれぞれ
収納され、しかも隣接する極毎に前記固定子スロットの
深い部分と浅い部分とに収納する前記2系統の三相固定
子巻線の位置が交互に替えられて系統間の磁気バランス
がほぼ等しくなるように構成された構造を有している請
求項2に記載の多重巻き電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046601A JPH11252986A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 多重巻き電動機の制御装置 |
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