JP2008109769A - 多巻線電動機の固定子コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】多重数分のコイルを製作することなく、インバータの台数の制限を受けず、インバータの減機運転が可能な安価な多巻線電動機を提供する。
【解決手段】複数台のインバータで駆動する多巻線電動機の固定子コイルであって、固定子スロット内に納めるコイルを複数本の素線を巻回して構成し、隣接する1極1相のコイル間を接続する時及び極間の接続時に素線単位で接続し、この素線単位にそれぞれインバータを接続する多巻線回路を構成しているので、運転するインバータの台数が電動機の極数の制約を受けず、容易に任意の多巻線回路数を構成することができ、また多重数分のコイルを製作しないため、製作時間を低減することが可能となる。さらに、各々の多巻線回路は独立して回転磁極を形成するため、複数台中のインバータが故障しても減機運転を継続することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数台のインバータにより駆動される多巻線電動機の固定子コイルに関する。
複数台のインバータにより駆動される多巻線電動機は、複数本の素線を独立して接続する多巻線の構成ではなく、特許文献1に開示されているように固定子コイルの並列回路数を複数とし、この各々の巻線を複数台のインバータに接続する駆動システムや、特許文献2に開示されているように同一スロット内へ複数のコイルを巻き入れ、複数台のインバータに接続する駆動システム等として用いられている。
特開平7−298685号公報 特開平11−252986号公報
上述の固定子コイルの並列回路数を複数とした構成の場合、固定子コイルの並列回路数は電動機の極数の約数しかとれず、インバータの並列台数に制限が生じる。また、固定子巻線は各々に給電されることにより回転磁極を形成するため、複数台中のインバータの1台が故障した場合は、回転磁極を形成することができないため電動機は運転不能になるという課題があった。
一方、同一スロット内へ多重数分のコイルを巻き入れした場合、各々のコイルは独立して回転磁極を形成するため、複数台中のインバータの1台が故障しても電動機出力を低減すれば、減機運転が可能であるが、複数のコイルを製作する必要があり、多くの製作時間を要するため高価格となる。また、3以上の複数のコイルを同一スロット内に納めるのは作業性が困難となるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、多重数分のコイルを製作することなく、またインバータの台数の制限を受けず、しかもインバータの減機運転が可能な安価な多巻線電動機を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明の請求項1は、複数台のインバータで駆動する多巻線電動機の固定子コイルであって、固定子スロット内に納めるコイルを複数本の素線を巻回して構成し、隣接する1極1相のコイル間を接続する時及び極間の接続時に素線単位で接続し、この素線単位にそれぞれインバータを接続する多巻線回路を構成することを特徴とする。
本発明の請求項1によると、運転するインバータの台数が電動機の極数の制約を受けず、容易に任意の多巻線回路数を構成することができ、また多重数分のコイルを製作しないため、製作時間を低減することが可能となる。さらに、各々の多巻線回路は独立して回転磁極を形成するため、複数台中のインバータが故障しても減機運転を継続することができる。
本発明の請求項2、請求項1記載の多巻線電動機の固定子コイルにおいて、極間接続時、又は極間及び隣接する1極1相のコイル間の接続時に転位を行うことにより各々の多巻線回路のリアクタンスをバランスさせることを特徴とする。
本発明の請求項2によると、極間接続時、又は極間及び隣接する1極1相のコイル間の接続時に転位を行っているので、各々の多巻線回路のリアクタンスをバランスさせることができ、スロット内に巻き入れされるコイル素線の上下位置により各々の多巻線回路のリアクタンスが異なるのを防止することができる。
本発明によれば、多重数分のコイルを制作することなく、インバータの台数の制限を受けず、インバータの減機運転が可能な安価な多重巻線電動機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態である固定子コイルのスロット断面図、図2は隣接する1極1相内のコイルとの接続の説明図、図3は極間のコイルとの接続の説明図、図4はV相結線図、図5はV1相の上コイルの各スロットに納まる位置を表した図である。
なお、本実施形態の多重巻線電動機は、多重数6、3相、6極、スロット数72、1極1相スロット数4、固定子巻線巻回数2、素線本数6(横1、縦6)、固定子巻線跨り1〜11、1列スター結線構成の電動機である。
図1に示すように、本実施形態の固定子コイルは、スロット1内に素線本数6(a〜f)、巻回数2からなる2層巻きの上コイル2と下コイル3が納められている。尚、上コイル2と下コイル3はコイルの工作上、各素線位置が180度反転したものとなる。また、各素線(a〜f)はそれぞれ独立して絶縁が施されており、2層巻コイル2、3全体は主絶縁でさらに絶縁が施されている。6本の素線(a〜f)は、他の各相の素線(a〜f)とそれぞれ中性点を介して接続され多重数6の回路を構成する。
次に、コイルの接続について説明する。
上述の各コイルは隣接する1極1相内のコイルとは、図2に示すようにスロット内の同じ位置の素線と接続される。極間との接続(図4中の接続(A))は図3に示すようにスロット内の位置を1段(転位)して接続される。この接続の効果をV1相を例に図4及び図5により説明する。スロット1の素線aに接続されるV1相のコイルは、図2の接続によりスロット2〜4の素線aに接続される。次にスロット16との極間接続時は、図3の接続により素線bと接続され、図2の接続によりスロット15〜13の素線bに接続される。次にスロット25との極間接続時は図3の接続により素線cと接続され、図2の接続によりスロット26〜28の素線cに接続される。
次に、スロット40との極間接続時は、図3の接続により素線dと接続され、図2の接続によりスロット39〜37の素線dに接続される。次にスロット49との極間接続時は、図3の接続により素線eと接続され、図2の接続によりスロット50〜52の素線eに接続される。次にスロット64との極間接続時は、図3の接続により素線fと接続され、図2の接続によりスロット63〜61に接続され、スロット61の素線fは中性点側のY1相(図4)に接続される。
これらの接続を行うことによりV1相のスロット内に納まる上コイルの配置は、図5に示すように回路内でスロット内の上下位置は均等に配置され、V1〜6(図4)のコイルのリアクタンスは、ほぼバランスがとれた回路構成となる。
したがって、インバータの並列台数に制限がなく、多重数分のコイルの製作を必要としない、インバータの減機運転が可能な多巻線電動機を安価に提供することができる。
上述した実施形態では多重数6の場合について説明しているが、その限りではなく、素線本数も多重数と同一ではなく、多重数のn倍としてもよい。また、極数、スロット数、固定子巻線巻回数、固定子巻線跨り、固定子巻線の結線(列数、接続(スター結線またはデルタ結線))もその限りではない。隣接する1極1相内のコイルとの接続時は、スロット内の同じ位置の素線と接続、極間接続はスロット内の位置を1段ずらし接続を行っているが、この限りではなく、多重数及び極数等の組合せにより1極1相内のコイル内で転位を行ってもよく、さらに極間接続においてもスロット内の位置を多段ずらして接続を行ってもよく、また複数本の素線単位でスロット内の位置をずらして接続をしてもよい。
本発明の第1実施形態の固定子コイルのスロット断面図。 本発明の第1実施形態の固定子コイルの隣接する1極1相内のコイルの接続の説明図。 本発明の第1実施形態の固定子コイルの極間コイルの接続の説明図。 本発明の第1実施形態の固定子コイルV相の結線図。 本発明の第1実施形態の固定子コイルV1相スロット配置の説明図。
符号の説明
1…固定子スロット、2…上コイル、3…下コイル。

Claims (2)

  1. 複数台のインバータで駆動する多巻線電動機の固定子コイルであって、固定子スロット内に納めるコイルを複数本の素線を巻回して構成し、隣接する1極1相のコイル間を接続する時及び極間の接続時に素線単位で接続し、この素線単位にそれぞれインバータを接続する多巻線回路を構成することを特徴とする多巻線電動機の固定子コイル。
  2. 請求項1記載の多巻線電動機の固定子コイルにおいて、極間接続時、又は極間及び隣接する1極1相のコイル間の接続時に転位を行うことにより、各々の多巻線回路のリアクタンスをバランスさせることを特徴とする多巻線電動機の固定子コイル。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011041353A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Nishishiba Electric Co Ltd 交流電動機

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