JP4650323B2 - 回転電機の巻線構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シングルスター結線された回転電機の巻線構造に関する。より詳細には、絶縁性能を高めることができる回転電機の巻線構造に関するものである。
従来、回転電機においてはシングルスター結線されたものが多かった。このシングルスター結線は、例えばU相コイルを8個形成する場合を考えると、図4(a)に示すように、U相コイル配置位置1U〜8Uに対して、コイルU1から巻始め、その後順番にコイルU1〜U7を巻いていき、コイルU8で巻き終わるようになっている。このため、巻き始めのコイルU1と巻き終わりのコイルU8とが隣接する構造になっている。なお、隣接するコイルにおいては、巻線の巻回方向が互いに逆になっている。そして、図4(b)に示すように、U相コイルにおいて、U点と中性点との間の電位差が最大になる。つまり、コイルU1とコイルU8との間で最大電位差Vmaxが生じる。従って、シングルスター結線では、最大電位差を持つコイルU1とコイルU8とが隣接する構造になっている。これによりシングルスター結線された回転電機では、高電位で使用すると、同相コイル間における絶縁性能を確保することができないおそれがある。
このため、高電位で使用される回転電機では、シングルスター結線の代わりにダブルスター結線されたものが使用されている(特許文献1)。このダブルスター結線は、例えば上記と同様にU相コイルを8個形成する場合を考えると、図5(a)に示すように、コイルU1〜U4とコイルU11〜U14とのペアのコイル群を並列に配置するようになっている。ここで、コイルU1〜U4のコイル群においては、シングルスター結線と同様に、U1から巻き始め、その後順番にコイルU2,U3を巻いていき、コイルU4で巻き終わるようになっている。なお、コイルU11〜U14のコイル群においても同様である。このため、巻き始めのコイルU1,U11同士と巻き終わりのコイルU4,U14同士とが隣接する構造になっている。そして、図5(b)に示すように、U相コイルにおいて、U点と中性点との間の電位差が最大になる。つまり、コイルU1,U11とコイルU4,U14との間で最大電位差Vmaxが生じる。従って、ダブルスター結線では、最大電位差を持つコイルU1,U11とコイルU4,U14とが隣接せずに離れる構造になる。これにより、ダブルスター結線された回転電機では、高電位で使用されても、同相コイル間における絶縁性能を確保することができるようになっている。
特開2002−199638号公報
しかしながら、上記したダブルスター結線では、シングルスター結線に比べてリード線の数が増える(倍になる)のに伴い、リード線を処理するための部品や工程が増加してしまい、コストアップや生産効率の低下を招くという問題があった。また、リード線の数が増えることにより、回転電機のコイルエンド高さ(ステータ軸方向高さ)が増大してしまい、回転電機の小型化が阻まれるという問題もあった。
これに対して、シングルスター結線の場合であれば、リード線がダブルスター結線の半分であるため、コストアップや生産効率の低下を招くことがないし、コイルエンド高さ(ステータ軸方向高さ)も増大しないから回転電機の小型化を図ることができるという有利な点がある。ところが上記したように、シングルスター結線された回転電機が高電位で使用されると、同相コイル間における絶縁性能を確保することができないおそれがあった。このため、シングルスター結線された回転電機において、同相コイル間における絶縁性能を確保することができるように絶縁性能を高めることが望まれていた。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、同相コイル間における絶縁性能を高めることができるシングルスター結線された回転電機の巻線構造を提供することを課題とする。
上記問題点を解決するためになされた本発明に係る回転電機の巻線構造は、
シングルスター結線された回転電機の巻線構造において、
同相の複数のコイルが形成されて配置されるコイル配置位置が周状に配置され、そのうちの少なくとも1つ以上のコイル配置位置が飛ばされてコイルが形成されており、
前記巻き始めコイルから第1のコイル配置位置までは、隣接するコイル配置位置に対して順次コイルが形成され、
前記第1のコイル配置位置にコイルが形成された後、既に形成された1つ以上のコイルを飛ばして、前記巻き始めコイルに対し前記巻き始めコイルから前記第1のコイル配置位置へコイルが形成される周方向とは逆方向にて隣接するコイル配置位置から第2のコイル配置位置までは隣接するコイル配置位置に対して順次コイルが形成され、
前記第2のコイル配置位置にコイルが形成された後、前記第2のコイル配置位置に隣接するコイル配置位置が飛ばされて、前記第1のコイル配置位置に隣接するコイル配置位置にコイルが形成され、
その後に前記第2のコイル配置位置から前記第1のコイル配置位置に向かう方向とは逆方向に隣接するコイル配置位置に順次コイルが形成され、
前記第2のコイル配置位置に隣接するコイル配置位置に、前記巻き終わりコイルが形成されていることを特徴とする。
このような構成にすることにより、巻き終わりコイルに隣接する両側に、巻き終わりコイルに連続して巻かれたコイルを配置するとともに、巻き終わりコイルに隣接するコイルと巻き始めコイルとが隣接しないようにする(巻き始めコイルと巻き終わりコイルとをより離して配置する)ことができる。これにより、隣接コイル間における最大電位差をさらに小さくすることができ、同相コイル間における絶縁性能をより高めることができる。
本発明に係る回転電機の巻線構造によれば、シングルスター結線を維持しつつ、巻き始めコイルと巻き終わりコイルとを隣接させることなく配置することができるので、隣接コイル間における最大電位差が小さくなり、同相コイル間における絶縁性能を高めることができる。
以下、本発明に係る回転電機の巻線構造を具体化した最も好適な実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。本実施の形態では、三相ブラシレスDCモータに使用するステータを製造する際に本発明を適用した場合について説明する。なお、各相コイルは、平面視リング状であって径方向内側に向かって延びる複数のティース、およびこれらのティース同士の間に位置するスロットが形成された周知のステータコア(不図示)に装着されている。以下に述べる実施の形態では、ティースおよびスロットが48個形成されたステータコアに対して、各相コイルが8個ずつ装着される場合を例示する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。そこで、第1の実施の形態に係る巻線構造を図1に示す。図1は、第1の実施の形態に係る巻線構造を模式的に示す図である。なお、図1にはU相コイルのみの巻線構造を示しているが、V相コイルおよびW相コイルにおいても、コイルの配置位置がずれるだけであり、各相の巻線構造はU相コイルと同じである。従って以下では、U相コイルについてのみ説明し、V相コイルおよびW相コイルについての説明は省略する。
第1の実施の形態に係る巻線構造では、図1に示すように、円周状に配置されたコイル配置位置1U〜8Uに対し、巻線10の巻き始めを中性線UNとして、1番コイルU1から順に8番コイルU8までを順次形成し、8番コイルU8に対する巻き終わりを動力線Uとしている。ここで、コイル配置位置1U〜8Uは、巻き始めコイル(1番コイル)U1が配置される位置をコイル配置位置1Uとして、時計回りに順に符号を付したものである。
そして、第1の実施の形態に係る巻線構造では、6番コイルU6が形成された後に7番コイルU7が形成される際に、コイル配置位置7Uが飛ばされてコイル配位置8Uに7番コイルU7が形成されている。これにより、8番コイルU8が6番コイルU6と7番コイルU7とに挟まれた構造になっている。このため、巻き始めコイルである1番コイルU1と巻き終わりコイルである8番コイルU8とが隣接しないようになっている。
このような巻線構造とするためには、まず、U相コイル配置位置1Uに対応するスロット間に反時計回り(CCW)に巻線10を巻回して1番コイルを形成する。次に、U相コイル配置位置2Uに対して、巻線10を時計回り(CW)に巻回して2番コイルU2を形成する。その後、同様に、U相コイル配置位置3Uに対して3番コイルU3、U相コイル配置位置4Uに4番コイルU4、U相コイル配置位置5Uに5番コイルU5、およびU相コイル配置位置6Uに6番コイルU6を、それぞれ巻線10の巻回方向を交互に反転させながら順に形成していく。具体的には、3番コイルU3および5番コイルU5は巻線10を反時計回りに巻線10を巻回して形成し、4番コイルU4および6番コイルU6は巻線10を時計回りに巻線10を巻回して形成する。つまり、1番コイルU1から6番コイルU6までは、従来のシングルスター結線の巻線構造と同じである(図4(a)参照)。
その後、7番コイルU7を形成する際に、U相コイル配置位置7Uを飛ばしてU相コイル配置位置8Uに7番コイルU7を形成する。このとき、7番コイルU7は時計回りに巻線10が巻回されて形成される。最後に、飛ばしたU相コイル配置位置7Uに対して、8番コイルU8を形成する。このとき、8番コイルU8は反時計回りに巻線10が巻回されて形成される。
このようにして、1番コイルU1から8番コイルU8を形成することにより、巻き始めコイルである1番コイルU1と巻き終わりコイルである8番コイルU8との間に、7番コイルU7が配置される。これにより、1番コイルU1と8番コイルU8とを隣接させないようにすることができる。
そして、このような巻線構造を有するステータにおいて隣接するコイル間における電位差を調べたところ、1番コイルU1と7番コイルU7との間に最大電位差が生じたが、そのときの電位差は従来のシングルスター結線の巻線構造における最大電位差に比べ約17%低減されていた。
以上、詳細に説明したように第1の実施の形態に係る巻線構造によれば、シングルスター結線を維持しつつ、8番コイルU8を6番コイルU6と7番コイルU7とで挟む構造となるので、同相コイル間における最大電位差を小さくすることができる。これにより、同相コイル間における絶縁性能を高めることができる。また、第1の実施の形態に係る巻線構造によれば、シングルスター結線が維持されているため、ダブルスター結線のようにリード線の数が増えない。その結果、リード線を処理するための部品や工程が増加しないのでコストアップや生産効率の低下を招かず、また、ステータのコイルエンド高さも増大しないのでモータの小型化を阻まれることもない。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。そこで、第2の実施の形態に係る巻線構造を図2に示す。図2は、第2の実施の形態に係る巻線構造を模式的に示す図である。なお、図2でも第1の実施の形態と同様にU相コイルのみの巻線構造を示している。
第2の実施の形態に係る巻線構造では、図2に示すように、円周状に配置されたコイル配置位置1U〜8Uに対し、巻線10の巻き始めを中性線UNとして、1番コイルU1から順に8番コイルU8までを順次形成し、8番コイルU8に対する巻き終わりを動力線Uとしている。そして、5番コイルU5が形成された後に6番コイルU6が形成される際に、2つのコイル配置位置6U,7Uが飛ばされてコイル配位置8Uに6番コイルU6が形成されている。これにより、8番コイルU8が5番コイルU5と7番コイルU7とに挟まれた構造になっている。このため、巻き始めコイルである1番コイルU1と巻き終わりコイルである8番コイルU8とが隣接しないようになっている。
このような巻線構造とするためには、まず、U相コイル配置位置1Uに対応するスロット間に反時計回り(CCW)に巻線10を巻回して1番コイルU1を形成する。次に、U相コイル配置位置2Uに対して、巻線10を時計回り(CW)に巻回して2番コイルU2を形成する。その後、同様に、U相コイル配置位置3Uに対して3番コイルU3、U相コイル配置位置4Uに4番コイルU4、およびU相コイル配置位置5Uに5番コイルU5を、それぞれ巻線10の巻回方向を交互に反転させながら順に形成していく。具体的には、3番コイルU3および5番コイルU5は巻線10を反時計回りに巻回して形成し、4番コイルU4は巻線10を時計回りに巻回して形成する。つまり、1番コイルU1から5番コイルU5までは、従来のシングルスター結線の巻線構造と同じである(図4(a)参照)。
その後、6番コイルU6を形成する際に、U相コイル配置位置6U,7Uを飛ばしてU相コイル配置位置8Uに6番コイルU6を形成する。このとき、6番コイルU6は時計回りに巻線10が巻回されて形成される。次いで、飛ばしたU相コイル配置位置7U,6Uに対して、7番コイルU7と8番コイルU8とを形成する。具体的には、U相コイル配置7U対して巻線10を反時計回りに巻回して7番コイルU7を形成し、U相コイル配置位置8Uに対して巻線10を時計回りに巻回して8番コイルを形成する。このような巻線構造にすることにより、1番コイルU1から8番コイルU8までの巻線10の巻回方向が、従来のシングルスター結線と同様に交互に逆転する。
このようにして、1番コイルU1から8番コイルU8を形成することにより、巻き始めコイルである1番コイルU1と巻き終わりコイルである8番コイルU8との間に、6番コイルU6と7番コイルU7とが配置される。これにより、1番コイルU1と8番コイルU8とを隣接させないようにすることができる。
そして、このような巻線構造を有するステータにて隣接するコイル間の電位差を調べたところ、5番コイルU5と8番コイルU8との間に最大電位差が生じたが、そのときの電位差は従来のシングルスター結線の巻線構造における最大電位差に比べ約21%低減されていた。
以上、詳細に説明したように第2の実施の形態に係る巻線構造によれば、シングルスター結線を維持しつつ、8番コイルU8を5番コイルU5と7番コイルU7とで挟むとともに、1番コイルU1と8番コイルU8との間に6番コイルU6と7番コイルU7とが配置される構造になるのので、同相コイル間における最大電位差をより小さくすることができる。これにより、同相コイル間における絶縁性能をより高めることができる。また、第2の実施の形態に係る巻線構造によれば、シングルスター結線が維持されているため、ダブルスター結線のようにリード線の数が増えない。その結果、リード線を処理するための部品や工程が増加しないのでコストアップや生産効率の低下を招かず、また、ステータのコイルエンド高さも増大しないのでモータの小型化が阻まれることがない。また、第2の実施の形態に係る巻線構造によれば、1番コイルU1から8番コイルU8までの巻線10の巻回方向を従来のシングルスター結線と同様にすることができるので、設備変更を最小限に抑えることができる。
(第3の実施の形態)
最後に、第3の実施の形態について説明する。そこで、第3の実施の形態に係る巻線構造を図3に示す。図3は、第3の実施の形態に係る巻線構造を模式的に示す図である。なお、図3でも第1の実施の形態と同様にU相コイルのみの巻線構造を示している
第3の実施の形態に係る巻線構造では、図3に示すように、円周状に配置されたU相コイル配置位置1U〜8Uに対し、巻線10の巻き始めを中性線UNとして、1番コイルU1から順に8番コイルU8までを順次形成し、8番コイルU8に対する巻き終わりを動力線Uとしている。そして、3番コイルU3が形成された後に4番コイルU4が形成される際に2つのU相コイル配置位置8U,1U(ここにはすでにコイルU2,U1が形成されている)が飛ばされてU相コイル配置位置2Uに4番コイルU4が形成されている。また、6番コイルU6が形成された後に7番コイルU7が形成される際に、U相コイル配置位置5Uが飛ばされてU相コイル配位置6Uに7番コイルU7が形成されている。これにより、1番コイルU1が2番コイルU2と4番コイルU4とに挟まれるとともに、8番コイルU8が6番コイルU6と7番コイルU7とに挟まれた構造になっている。このため、巻き始めコイルである1番コイルU1と巻き終わりコイルである8番コイルU8とが隣接しないようになっている。
このような巻線構造とするためには、まず、U相コイル配置位置1Uに対応するスロット間に反時計回り(CCW)に巻線10を巻回して1番コイルU1を形成する。次に、U相コイル配置位置8Uに対して、巻線10を時計回り(CW)に巻回して2番コイルU2を形成する。続いて、U相コイル配置位置7Uに対して巻線10を反時計回りに巻回して3番コイルU3を形成する。そして、4番コイルU4を形成する際に、U相コイル配置位置8U,1Uを飛ばしてU相コイル配置位置2Uに4番コイルU4を形成する。このとき、4番コイルU4は時計回りに巻線10が巻回されて形成される。その後、U相コイル配置位置3Uに5番コイルU5、U相コイル配置位置4Uに6番コイルU6を、それぞれ巻線10の巻回方向を交互に反転させて順に形成していく。具体的には、5番コイルU5は巻線10を反時計回りに巻回して形成し、6番コイルU6は巻線10を時計回りに巻回して形成する。
次に、7番コイルU7を形成する際に、U相コイル配置位置5Uを飛ばしてU相コイル配置位置6Uに7番コイルU7を形成する。このとき、7番コイルU7は時計回りに巻線10が巻回されて形成される。最後に、飛ばしたU相コイル配置位置5Uに対して、8番コイルU8を形成する。このとき、8番コイルは反時計回りに巻線10が巻回されて形成される。すなわち、6番〜8番コイルU6〜U8の形成方法は、コイル配置位置が異なるだけで第1の実施の形態と同じである。
このようにして、1番コイルU1から8番コイルU8を形成することにより、巻き始めコイルである1番コイルU1と巻き終わりコイルである8番コイルU8との間に、7番コイルU7と3番コイルU3と2番コイルU2とが配置される。これにより、1番コイルU1と8番コイルU8とを隣接させないようにすることができる。
そして、このような巻線構造を有するステータにて隣接するコイル間の電位差を調べたところ、3番コイルU3と7番コイルU7との間に最大電位差が生じたが、そのときの電位差は従来のシングルスター結線の巻線構造における最大電位差に比べ約43%低減されていた。
以上、詳細に説明したように第3の実施の形態に係る巻線構造によれば、シングルスター結線を維持しつつ、1番コイルU1が2番コイルU2と4番コイルU4とに挟まれるとともに、8番コイルU8が6番コイルU6と7番コイルU7とに挟まれるため、1番コイルU1と8番コイルU8との間に7番コイルU7と3番コイルU3と2番コイルU2とが配置された構造になるので、同相コイル間における最大電位差をより一層小さくすることができる。これにより、同相コイル間における絶縁性能をより一層高めることができる。また、第3の実施の形態に係る巻線構造によれば、シングルスター結線が維持されているため、ダブルスター結線のようにリード線の数が増えない。その結果、リード線を処理するための部品や工程が増加しないのでコストアップや生産効率の低下を招かず、また、ステータのコイルエンド高さも増大しないのでモータの小型化が阻まることもない。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、上記した実施の形態においては、巻き始めコイルを1番コイルU1とし、巻き終わりコイルを8番コイルU8として、1番コイルU1から順に8番コイルU8までを形成(U1→U2→U3→U4→U5→U6→U7→U8)している。しかしながら、これとは逆に、巻き始めコイルを8番コイルU8とし、巻き終わりコイルを1番コイルU1として、8番コイルU8から順に1番コイルU1までを形成(U8→U7→U6→U5→U4→U3→U2→U1)することもできる。
また、上記した実施の形態においては、分布巻きのモータを例示したが、本発明は集中巻きのモータに対しても適用することができる。
第1の実施の形態に係る巻線構造を模式的に示す図である。 第2の実施の形態に係る巻線構造を模式的に示す図である。 第3の実施の形態に係る巻線構造を模式的に示す図である。 従来のシングルスター結線された巻線構造を示す図であって、(a)は巻線構造を模式的に示す図であり、(b)は結線図を示す。 ダブルスター結線された巻線構造を示す図であって、(a)は巻線構造を模式的に示す図であり、(b)は結線図を示す。
符号の説明
1U〜8U コイル配置位置
10 巻線
U1〜U8 コイル

Claims (1)

  1. シングルスター結線された回転電機の巻線構造において、
    同相の複数のコイルが形成されて配置されるコイル配置位置が周状に配置され、そのうちの少なくとも1つ以上のコイル配置位置が飛ばされてコイルが形成されており、
    前記巻き始めコイルから第1のコイル配置位置までは、隣接するコイル配置位置に対して順次コイルが形成され、
    前記第1のコイル配置位置にコイルが形成された後、既に形成された1つ以上のコイルを飛ばして、前記巻き始めコイルに対し前記巻き始めコイルから前記第1のコイル配置位置へコイルが形成される周方向とは逆方向にて隣接するコイル配置位置から第2のコイル配置位置までは隣接するコイル配置位置に対して順次コイルが形成され、
    前記第2のコイル配置位置にコイルが形成された後、前記第2のコイル配置位置に隣接するコイル配置位置が飛ばされて、前記第1のコイル配置位置に隣接するコイル配置位置にコイルが形成され、
    その後に前記第2のコイル配置位置から前記第1のコイル配置位置に向かう方向とは逆方向に隣接するコイル配置位置に順次コイルが形成され、
    前記第2のコイル配置位置に隣接するコイル配置位置に、前記巻き終わりコイルが形成されていることを特徴とする回転電機の巻線構造。
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