JPH11252245A - 留守番電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、期日や期間の指定を含む用件メッ
セージについて、外出先から保存期間を設定できる留守
番電話機を提供することを目的とする。さらに保存期間
が間近になった用件メッセージを外部に送出できる留守
番電話機を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係る留守番電話は、DTMF信号を
検知するDTMF信号検知手段からのDTMF信号によって外出
先から留守番モード時に録音した用件メッセージの保存
する期間を設定する保存期間設定手段を有する。また設
定された用件メッセージ保存期間が間近になると、予め
留守番電話機に設定された電話番号に自動発信して、用
件メッセージを送出する機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、着信に対して自動
応答し、発信者の用件メッセージを録音する留守番電話
機に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、留守番電話機の普及がめざまし
い。留守番電話機は、ユーザの不在時の着信に対して自
動応答する。応答後、予めメモリに録音された応答メッ
セージを発信者に聞かせ、さらに発信者からの用件メッ
セージをメモリに録音する。このようにして録音された
用件メッセージを、ユーザーは帰宅後に再生、あるいは
外出先から遠隔操作により再生して聴取する。

【０００３】この用件メッセージ録音用に使用されるＩ
Ｃメモリは、その容量に応じて十数件から数十件の用件
メッセージを録音することができる。しかし、メモリに
空きがなくなると、留守番電話機はそれまでに録音され
た用件メッセージを保護するため、新たな用件メッセー
ジの録音を行わなくなる。そのため留守番電話機が録音
を行える状態にするには、ユーザが、不要な用件メッセ
ージの消去操作を行う必要がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の留守番
電話機は、重要な用件メッセージを保存しておくことが
できるが、メモリの容量に限りがあるので、いずれは用
件メッセージ毎に内容を確認して、不要であれば消去の
操作を行う必要があり、その操作が煩わしいという問題
があった。

【０００５】特に、「・・・何月何日・・・」、「・・
・１週間以内に・・・」というような内容の用件メッセ
ージの場合、消去の際、期日や期間に注意しなければな
らないので、上記の操作の煩わしさはより顕著になる。
もし注意せずにうっかり消去してしまうと、期日や期間
を確認したくなってもできないという問題が起こるし、
消去せずにいつまでも保存しておくと、期日や期間の過
ぎた用件メッセージがいつまでもメモリに保存され、メ
モリを有効に利用できないという問題が起こる。

【０００６】またユーザが長期間外出している場合、留
守番電話に録音された用件の保存期間の設定ができない
と期日や期間の過ぎた用件メッセージがいつまでもメモ
リに保存され、メモリを有効に利用できないという問題
が起こる。

【０００７】よって本発明は、用件メッセージの保存や
消去を簡単な操作で実現する留守番電話機を提供するこ
とを目的とする。

【０００８】特に、期日や期間の指定を含む用件メッセ
ージについて適宜に保存し、または消去を行うことがで
きる留守番電話機を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明における留守番電話機は、留守番モード時に
着信に対して自動応答し、発呼者からの用件メッセージ
を録音する留守番電話機において、外出先からのDTMF信
号を検知するDTMF信号検知手段とDTMF信号検知手段から
のDTMF信号によって留守番モード時に録音した用件メッ
セージを再生する再生手段と、各用件メッセージについ
てその重要度に応じた録音状態を保存する期間を 外出
先からのDTMF信号により設定する保存期間設定手段と、
時計手段と、時計手段が計上する時刻が設定された保存
期間に達すると用件メッセージを消去または上書き可能
な状態に変更する制御手段とを有する。

【００１０】また留守番モード時に着信に対して自動応
答し、発呼者からの用件メッセージを録音する留守番電
話機において、留守番モード時に録音した用件メッセー
ジを再生する再生手段と、各用件メッセージについてそ
の重要度に応じた録音状態を保存する期間を 外出先か
らのDTMF信号により設定する保存期間設定手段と、時計
手段と、時計手段が計上する時刻が設定された保存期間
に達すると用件メッセージを消去または上書き可能な状
態に変更する制御手段とを有し、設定された用件メッセ
ージ保存期間が間近になると、予め設定された電話番号
に自動発信して、用件メッセージを送出する機能を有す
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施の形態にお
ける留守番電話機の外観図である。

【００１２】留守番電話機は、本体１、ハンドセット
２、スピーカー３、発信者電話番号や保存期間や用件メ
ッセージの件数などの表示用のディスプレイ４、保存期
間設定ボタン５、６、７、用件メッセージ消去用の消去
ボタン８、応答メッセージ録音用の外出メッセージ録音
ボタン９、用件メッセージ再生用の再生ボタン１１、用
件メッセージ再生中に１つ前の用件メッセージの頭出し
用の前ボタン１０、次の用件メッセージの頭出し用の次
ボタン１２、留守番電話機内部の時間設定用の時計設定
ボタン１３、留守番モード設定用の留守設定ボタン１
５、留守番モードか否かを示すＬＥＤ１４、マイク１６、
呼出音量調節用のリンガースイッチ１７、スピーカーボ
リューム１８、テンキー１９から構成される。

【００１３】保存期間設定ボタン５、６、７は、用件メ
ッセージの保存期間の設定用および保存期間終了間近の
用件メッセージの再生用のボタンである。より詳しく
は、保存期間設定ボタン５、６、７は、それぞれ３ヶ
月、１ヶ月、１週間に対応している。

【００１４】図２は本発明の実施の形態における留守番
電話機の主要な機構を示す構成図である。

【００１５】留守番電話機は、通話回路２０１と、留守
番回路２０２と、DTMF信号検出回路２０３と、制御部２
０５と、操作部２１１と、表示部２１２と、スピーカー
３と、用件メッセージメモリ２０４と、保存期間設定メ
モリ２１０から構成される。

【００１６】通話回路２０１は、回線接続を行う。

【００１７】留守番回路２０２は、留守番モード時の回
線接続の制御を行う。

【００１８】用件メッセージメモリ２０４は、用件メッ
セージを録音させておく一定数のレコードからなる。各
レコードは、「レコード番号」、「用件メッセージ」の
２つの欄を持ち、１つのレコードが用件メッセージ１件
分のデータに対応する。

【００１９】「用件」メッセージの欄には、発信者から
の用件メッセージが保持される。

【００２０】保存期間設定メモリ２１０は、用件メッセ
ージメモリ２０４の各用件メッセージの保存期間を管理
するためのメモリで、用件メッセージメモリ２０４と同
数のレコードからなる。各レコードは、「用件メッセー
ジのレコード番号」、「録音日時」、「保存期間設定日
時」、「保存期間」、「書き込み禁止フラグ」の５つの
欄からなる。

【００２１】「用件メッセージメモリのレコード番号」
の欄は、対応する用件メッセージメモリ２０４のレコー
ド番号を保持する。

【００２２】「録音日時」の欄は、留守番電話機が着信
に対して自動応答し、用件メッセージを録音した日時を
保持する。

【００２３】「保存期間設定日時」の欄は、保存期間が
設定された日時を保持する。

【００２４】「保存期間」の欄は、対応する用件メッセ
ージの保存期間を表す記号を保持する。ここで記号は、
３ヶ月間を示すＡと、１ヶ月を示すＢと、１週間を示す
Ｃと、保存期間が設定されていない旨を示す０とがあ
る。

【００２５】「書き込み禁止フラグ」の欄は、そのレコ
ードと、対応する用件メッセージメモリ２０４のレコー
ドとが書き込み禁止であることを示すフラグを保持す
る。

【００２６】制御部２０５は、記憶制御部２０６と、表
示制御部２０７と、時計制御部２０８と、再生制御部２
０９とを有し、ユーザからの指示の受付や、用件メッセ
ージメモリ２０４および保存期間設定用メモリ２１０の
管理を行う。以下に各制御部の動作を説明する。

【００２７】記憶制御部２０６は、用件メッセージメモ
リ２０４への用件メッセージの録音や、保存期間設定用
メモリ２１０への書き込みなどを行う。以下に、通常
時、再生時、留守番モード時の処理別に詳細を説明す
る。

【００２８】通常時の記憶制御部２０６は、時計制御部
２０８より保存期間の経過した用件メッセージのレコー
ド番号が通知されると、その保存期間設定用メモリ２１
０のレコードの「書込み禁止フラグ」欄を０に変更す
る。

【００２９】再生時の記憶制御部２０６は、操作部２１
１から消去ボタン８が押下されたことが通知されると、
保存期間設定用メモリ２１０の対応するレコードの「書
き込み禁止フラグ」欄を０に変更する。ここで操作部２
１１は、保存期間設定ボタン５、６、７と、消去ボタン
８と、再生ボタン１１と、留守設定ボタン１５と、その
他図１に示したボタンを含む。

【００３０】留守番モード時の記憶制御部２０６は、留
守番回路２０２によって自動応答されると、保存期間設
定用メモリ２１０の「書き込み禁止フラグ」欄が０のレ
コードを検索する。

【００３１】検索した結果、フラグが０のレコードがあ
れば、そのレコードの「録音日時」欄に時計制御部２０
８から通知される日時を記録し、対応する用件メッセー
ジメモリ２０４のレコードに用件メッセージを録音す
る。それとともに、この時点ではまだ保存期間は設定さ
れていないので、「保存期間」の欄には０を書き込み、
保存期間設定用メモリ２１０の「書き込み禁止フラグ」
欄を１に変更する。

【００３２】フラグが０のレコードが無い場合、すなわ
ち用件メッセージがすべて書き込み禁止状態である場
合、記憶制御部２０６は保存期間設定用メモリ２１０の
「保存期間」欄を参照して、その欄が保存期間設定がな
されていない旨を示す０となっているレコードを検索す
る。その結果、０のレコードがあれば、そのレコードを
書き込み可能なレコードと見なして、上記同様そのレコ
ードに録音日時を記録し、用件メッセージメモリ２０４
の対応するレコードに用件メッセージを録音する。

【００３３】検索の結果、「保存期間」欄が０のレコー
ドが無い場合、用件メッセージメモリ２０４にはそれ以
上用件メッセージを録音することができない。そこで記
憶制御部２０６は、その旨を留守番回路２０２に通知
し、留守録応答を固定応答に切り替えさせる。ここで留
守録応答とは、応答メッセージを送出した後に相手の用
件メッセージを録音することであり、固定応答とは、応
答メッセージのみを送出し、用件メッセージを録音せず
にオンフックすることである。

【００３４】表示制御部２０７は、表示部２１２の表示
を制御する。特に、保存期間終了間近の用件メッセージ
が存在する場合、時計制御部２０８からの通知に応じて
期間設定ボタン５、６、７内部のＬＥＤを発光させる。
ここで、表示部２１２は、図１のディスプレイ４や、Ｌ
ＥＤ１４、保存期間設定ボタン５、６、７内部のＬＥＤ
を含む。

【００３５】時計制御部２０８は、内部に時計を有し、
用件メッセージの保存期間の管理や、保存期間設定メモ
リ２１０の書き込み／読み出しや、録音日時の記憶制御
部２０６への通知を行う。以下に詳細を通常時、再生
時、留守番モード時に分けて説明する。

【００３６】通常時の時計制御部２０８は、一定期間
毎、たとえば１分毎に、用件メッセージの保存期間のチ
ェックを行っている。その処理を図３のフローチャート
を用いて説明する。

【００３７】時計制御部２０８は、保存期間設定メモリ
２１０の「保存期間」が設定されているレコードを１件
読み出す（ステップ３１）。読み出したレコードについ
て、「現在日時」−「保存期間設定日時」−「保存期
間」を計算し、計算結果を変数Ｔに代入する。（ステッ
プ３２）。時計制御部２０８は、この変数Ｔの範囲に応
じて以下の処理を行う。計算結果が「６時間＜Ｔ」の場
合（ステップ３３：Yes）、時計制御部２０８は何も行
わずに、ステップ３７の終了判定に進む。

【００３８】計算結果が「０＜Ｔ＜＝６時間」の場合
（ステップ３４：Yes）、これはその用件メッセージの
保存期間終了が間近に迫っていることを示している。そ
こで時計制御部２０８は、保存期間設定ボタン５、６、
７のいずれか対応するＬＥＤを発光させるため、表示制
御部２０７に通知する。さらに、発光している期間設定
ボタン５、６、７がユーザに押下されたときに、対応す
る用件メッセージを再生させるため、再生制御部２０９
にその用件メッセージの「レコード番号」と「保存期
間」とを通知し、それらの情報を再生制御部２０９に保
持させる（ステップ３５）。

【００３９】計算結果が「Ｔ＜＝０」の場合（ステップ
３４：No）、これは用件メッセージの保存期間が終了し
ていることを示す。よって時計制御部２０８は、保存期
間設定メモリ２１０の「書き込み禁止フラグ」欄を０に
変更させるため、記憶制御部２０６にその「レコード番
号」を通知する。これによりそのレコードは書き込み可
能となる。さらに、保存期間設定ボタン５、６、７の
内、該当するボタンの発光を停止させるため、その旨を
表示制御部２０７に通知する。（ステップ３６）。

【００４０】変数Ｔの値に応じた処理を行った後、時計
制御部２０８はすべてのレコードを読み出し終えたかど
うかを判定し（ステップ３７）、読み出し終えていない
場合は、ステップ３１に戻る。

【００４１】再生時の時計制御部２０８は、操作部２１
１から保存期間設定ボタン５、６、７のいずれかが押下
された旨を受け付けると、対応する保存期間設定用メモ
リ２１０内のレコードに、押下されたボタンの示す「保
存期間」と、押下された日時である「保存期間設定日
時」とを書き込む。この時点から、保存期間のチェック
が始まる。

【００４２】留守番モード時の時計制御部２０８は、留
守番電話機が自動応答して用件メッセージを録音した日
時を記憶制御部２０６に通知する。

【００４３】再生制御部２０９は、用件メッセージメモ
リ２０４に保存されている用件メッセージを再生する。
詳しくは、操作部２１１より再生ボタン１１が押下され
ると、保存期間設定用メモリ２１０の「書き込み禁止フ
ラグ」の欄が１になっているレコードのうち「録音日
時」の古いレコードから「録音日時」を読み上げて、そ
の用件メッセージをスピーカー３を通して再生する。

【００４４】また、再生制御部２０９は、保存期間終了
間近の用件メッセージのみを再生させることもできる。
詳しくは、再生制御部２０９は、前述した変数Ｔの範囲
が「０＜Ｔ＜＝６時間」の用件メッセージの「レコード
番号」と「保存期間」とを１組として、時計制御部２０
８より通知され、保持している。そして再生制御部２０
９は、ユーザより期間設定ボタン５、６、７の何れかが
押下されると、そのボタンの示す保存期間と、保持して
いる「保存期間」との照合により、「保存期間」に対応
する「レコード番号」を獲得し、その「レコード番号」
の用件メッセージを再生させる。

【００４５】以上のように構成された本発明の実施の形
態における留守番電話機の再生時について、各構成要素
をまとめた全体の動作を以下に説明する。なお、留守番
モード時および通常時（図３で説明）の動作については
省略する。

【００４６】図４は、用件メッセージ再生中の処理を示
すフローチャートである。

【００４７】なお、この処理は１件分の用件メッセージ
の再生開始時から、その用件メッセージの再生が終了し
てさらに５秒間経過した時点までに起こる処理を示して
いる。

【００４８】操作部２１１は、ステップ４１およびステ
ップ４３において、消去ボタン８が押下されたか、ある
いは保存期間設定ボタン５、６、７のいずれかが押下さ
れたか、あるいは何も押下されなかったかを判断する。

【００４９】消去ボタン８が押下された場合（ステップ
４１：Yes）、記憶制御部２０６は対応する用件メッセ
ージメモリ２０４のレコードの「書き込み禁止フラグ」
欄を０に変更して、そのレコードを書き込み可能な状態
にする。（ステップ４２）。

【００５０】保存期間設定ボタン５、６、７のいずれか
が押下された場合（ステップ４３：Yes）、時計制御部
２０８は、対応する保存期間設定用メモリ２１０内のレ
コードに、押下されたボタンが示す「保存期間」と、押
下された日時である「保存期間設定日時」とを書き込
む。（ステップ４３）。

【００５１】こうして再生制御部２０９は、１件分の用
件メッセージの再生が終了してさらに５秒間待った後、
用件メッセージをすべて再生し終えたか否かを判断する
終了判定を行う（ステップ４５）。

【００５２】次に外出先から用件メッセージの保存期間
を設定する場合の処理を図５のフローチャートを用いて
説明する。DTMF信号検知回路２０３によりDTMF信号を検
知し用件メッセージを再生させる。たとえば着信信号を
４回検出すると、自動的に電話回線をオフフックして、
予め録音されている応答メッセージを、回線に送出し
て、用件録音をスタートする（ステップ５１）。この
際、回線からの音声があるかないかを、たとえば８秒間
検出を行う（ステップ５２）。音声であれば、そのまま
用件録音を行い、８秒間音声が無ければ、用件録音を中
止して、回線をオンフックし、留守番電話機は待機状態
に入る。

【００５３】音声ではなく、DTMF信号が入ってくれば
（ステップ５３：Yes）、まず暗証番号を受け付け、正
規の暗証番号であれば、録音用件を自動再生する（ステ
ップ５４）。用件メッセージの保存期間設定を行う場合
は、その再生中に用件の保存区分を、あらかじめ定めら
れた電話機のテンキーを押下する。たえば図1に示した
保存期間３ヶ月を設定する保存期間設定ボタンＡに対し
てはテンキーの＃１を、保存期間１ヶ月を設定する保存
期間設定ボタンＢに対してはテンキーの＃２を、保存期
間１週間を設定する保存期間設定ボタンＣに対してはテ
ンキーの＃３を対応させておく。この様な操作を行うこ
とで、対応する保存期間設定用メモリ２１０内のレコー
ドに、入力された「保存期間」と、入力された日時であ
る「保存期間設定日時」とを書き込む（ステップ５
５）。

【００５４】また、用件メッセージの保存期間が終了間
近になった場合、あらかじめ留守番電話機に設定された
電話番号に自動発信して、ユーザに通知するようにす
る。図６はその処理を示すフローチャートである。たと
えば用件メッセージの保存期間が６時間以下になると
（ステップ６１：Yes）、あらかじめ留守番電話機のメ
モリに設定された特定の電話番号があれば(ステップ６
２：Yes）、電話回線を自動的にオフフックして（ステ
ップ６３）、その電話番号に対して自動発信し、電話が
かかれば、その用件メッセージを送出する（ステップ６
４）。たとえば、「録音用件の消去期日になりました。
その用件を再生します。用件１・・・、用件２・・・」
というように音声で通知する。

【００５５】もし電話がかからない場合、無音、または
話し中の場合はたとえば３０秒間検出して回線を自動的
にオンフックする（ステップ６５：Yes）。

【００５６】

【発明の効果】本発明に係る留守番電話機は、留守番モ
ード時に着信に対して自動応答し、発呼者からの用件メ
ッセージを録音する留守番電話機において、DTMF信号を
検知するDTMF信号検知手段とDTMF信号検知手段からのDT
MF信号によって外出先から留守番モード時に録音した用
件メッセージを再生する再生手段と、各用件メッセージ
についてその重要度に応じた録音状態を保存する期間を
外出先から設定する保存期間設定手段と、時計手段
と、時計手段が計上する時刻が設定された保存期間に達
すると用件メッセージを消去または上書き可能な状態に
変更する制御手段とを有する。このため、ユーザは従来
の留守番電話のように用件メッセージを後から再生させ
て消去するか否かを判断しなければならないという煩わ
しさがなくなり、操作がより楽になるという効果があ
る。

【００５７】また、設定された用件メッセージ保存期間
が間近になると、予め留守番電話機に設定された電話番
号に自動発信して、用件メッセージを送出する機能を有
することで、ユーザが長期間外出している場合、留守番
電話に録音された用件の保存期間設定ができないと期日
や期間の過ぎた用件メッセージがいつまでもメモリに保
存され、メモリを有効に利用できないという問題も解消
される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態における留守番電話機の外観
図である。

【図２】本発明の実施形態における主要な構成を示す構
成図である。

【図３】本発明の実施形態における用件メッセージの保
存期間チェックの処理を示すフローチャートである。

【図４】本発明の実施形態における用件メッセージ再生
中の処理を示すフローチャートである。

【図５】本発明の実施形態における外出先からの用件メ
ッセージの保存期間チェックの処理を示すフローチャー
トである。

【図６】本発明の実施形態における用件メッセージの自
動発信の処理を示すフローチャートである。

【符号の説明】

２０１ 通話回路 ２０２ 留守番回路 ２０３ DTMF信号検出回路 ２０４ 用件メッセージメモリ ２０５ 制御部 ２０６ 記憶制御部 ２０７ 表示制御部 ２０８ 時計制御部 ２０９ 再生制御部 ２１０ 保存期間設定メモリ ２１１ 操作部 ２１２ 表示部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 留守番モード時に着信に対して自動応答
   し、発呼者からの用件メッセージを録音する留守番電話
   機において、 外出先からのDTMF信号を検知するDTMF信号検知手段とDT
   MF信号検知手段からのDTMF信号によって留守番モード時
   に録音した用件メッセージを再生する再生手段と、 各用件メッセージについてその重要度に応じた録音状態
   を保存する期間を 外出先からのDTMF信号により設定す
   る保存期間設定手段と、 時計手段と、 時計手段が計上する時刻が設定された保存期間に達する
   と用件メッセージを消去または上書き可能な状態に変更
   する制御手段とを有することを特徴とする留守番電話
   機。
2. 【請求項２】 留守番モード時に着信に対して自動応答
   し、発呼者からの用件メッセージを録音する留守番電話
   機において、 留守番モード時に録音した用件メッセージを再生する再
   生手段と、各用件メッセージについてその重要度に応じ
   た録音状態を保存する期間を 外出先からのDTMF信号に
   より設定する保存期間設定手段と、 時計手段と、 時計手段が計上する時刻が設定された保存期間に達する
   と用件メッセージを消去または上書き可能な状態に変更
   する制御手段とを有し、 設定された用件メッセージ保存期間が間近になると、予
   め設定された電話番号に自動発信して、用件メッセージ
   を送出する機能を有したことを特徴とする留守番電話
   機。