JPH11251269A - スライスベース剥離装置 - Google Patents

スライスベース剥離装置

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JPH11251269A
JPH11251269A JP5239398A JP5239398A JPH11251269A JP H11251269 A JPH11251269 A JP H11251269A JP 5239398 A JP5239398 A JP 5239398A JP 5239398 A JP5239398 A JP 5239398A JP H11251269 A JPH11251269 A JP H11251269A
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wafer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種類の異なる複数のインゴットを切断機で多数
枚同時に切断して得られたウェーハを各種類ごとにスラ
イスベースから剥離することができるスライスベース剥
離装置の提供。 【解決手段】スライスベースSa〜Scに接着されたウ
ェーハWa〜Wcを熱水槽12内にセットする。そのセ
ットしたウェーハWa〜Wcの各ロット間をロット検出
ユニット164によって検出し、仕切板134A〜13
4Cを挿入してゆく。挿入作業が終了したのち、剥離装
置14によって順次ウェーハWa〜Wcをスライスベー
スSa〜Scから剥離してゆく。そして、その剥離過程
で挿入した仕切板134A〜134Cを検出することに
より、剥離するロットの切り替わりを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスライスベース剥離
装置に係り、特に種類の異なる複数本のインゴットをワ
イヤソーで多数枚同時切断して得られたウェーハを、そ
のウェーハが接着されているスライスベースから1枚ず
つ剥離するスライスベース剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インゴットの切断装置の一つとしてワイ
ヤソーがある。ワイヤソーは、高速走行するワイヤ列に
インゴットを押し付け、その接触部にスラリを供給する
ことにより、ワイヤによる一種のラッピング作用によっ
てインゴットを多数枚のウェーハに切断する。
【0003】ところで、ワイヤソーでインゴットを切断
する場合、通常は一回の切断に対して一本のインゴット
を切断するようにしているが、近年、その切断効率を上
げるために、マルチ方式と呼ばれる一度に複数本のイン
ゴットを同時に切断する切断方法が採用されるようにな
っている。このマルチ方式は、図16に示すように、マ
ウンティングプレートMに複数のインゴットIa、I
b、Icを直列して接着し、この状態でマウンティング
プレートMをワイヤソーに装着することによって各イン
ゴットIa、Ib、Icを同時に切断するものである。
この方法によれば、複数本のインゴットを一度にまとめ
て切断することができるため、効率的にインゴットを切
断することができるという利点がある。
【0004】ところで、前記の如くワイヤソーでインゴ
ットを切断した場合、その切断されたウェーハは全てス
ライスベースに接着された状態で切り出される。このた
め、切断終了後にウェーハをスライスベースから剥離す
る必要があるが、このワイヤソーで切断されたウェーハ
をスライスベースから剥離する方法としては、従来二つ
の方法が用いられていた。一つはスライスベースに接着
されているウェーハを熱水中に浸漬させ、熱軟化による
自然剥離によってウェーハを一度に全部剥離する方法で
あり、他の一つは、ウェーハをパットで吸着し、そのパ
ットの揺動動作によってウェーハを一枚ずつ剥離する方
法である。そして、この剥離方法は、マルチ切断された
ウェーハを剥離する場合も同様であり、上記いずれかの
方法が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
剥離方法によってマルチ切断されたウェーハを剥離する
と、ウェーハが一度に或いは連続的に剥離されてしまう
ため、各種類ごとにウェーハを回収するということがで
きず、種類の異なるウェーハが混入して後工程に問題が
生じるという欠点があった。
【0006】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、種類の異なる複数のインゴットを切断機で多
数枚同時に切断して得られたウェーハを各種類ごとにス
ライスベースから剥離することができるスライスベース
剥離装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、直列して配置された複数のインゴットを
切断機で多数枚同時に切断して得られたウェーハを、そ
のウェーハが接着されているスライスベースから一枚ず
つ剥離して枚葉化するスライスベース剥離装置におい
て、熱水が貯留される熱水槽と、前記ウェーハに接着さ
れているスライスベースを前記熱水中に浸漬させた状態
で保持する保持手段と、前記熱水槽に沿って配設された
ガイド部材と、前記ガイド部材に沿って走行する走行体
と、前記走行体に設けられ、前記熱水中に浸漬されてい
るスライスベースからウェーハを一枚ずつ剥離する剥離
手段と、前記ガイド部材に沿って移動自在に設けられ、
前記走行体に押されて移動する複数の移動体と、前記各
移動体に設けられ、ウェーハのロット間に挿入される仕
切板と、前記各移動体と接続されることにより、前記各
移動体を前記ガイド部材に沿って移動させる移動体駆動
手段と、前記移動体駆動手段で前記各移動体を前記ガイ
ド部材に沿って移動させる過程で、前記スライスベース
に接着されているウェーハのロット間を検出するロット
検出手段と、前記剥離手段で前記ウェーハを剥離してゆ
く過程で、前記ウェーハのロット間に挿入された各仕切
板を検出する仕切板検出手段と、前記ロット検出手段か
ら出力される検出信号に基づいて前記仕切板を前記ウェ
ーハのロット間に挿入するとともに、前記仕切板検出手
段から出力される検出信号に基づいて前記仕切板を前記
ウェーハの間から退避させる仕切板挿入手段と、前記各
移動体と前記移動体駆動手段とを接続するとともに、前
記ロット検出手段から出力される検出信号に基づいて、
その接続を解除する接続手段と、からなることを特徴と
する。
【0008】本発明の作用は、次の通りである。まず、
ウェーハが接着されたスライスベースを保持手段に保持
させる。これにより、スライスベースが熱水中に浸漬さ
れる。次に、移動体駆動手段と各移動体とを接続手段に
よって接続し、この状態で移動体駆動手段を駆動して各
移動体をガイド部材に沿って移動させる。この移動体が
ガイド部材に沿って移動すると、その移動過程において
前記スライスベースに接着されているウェーハのロット
間がロット検出手段によって検出される。仕切板挿入手
段は、このロット検出手段から出力される検出信号に基
づいて各仕切板を各ウェーハのロット間に挿入してゆ
く。また、この仕切板の挿入作業と同時に、接続手段は
ロット検出手段から出力される検出信号に基づいて、挿
入された仕切板が設けられた移動体と移動体駆動手段と
の接続を解除してゆく。以上の操作により、各ウェーハ
のロット間に仕切板が挿入される。そして、この仕切板
の挿入作業が終了したのち、剥離手段による剥離作業が
開始される。
【0009】剥離手段によってスライスベースに接着さ
れたウェーハを順次剥離してゆくと、各ウェーハのロッ
ト間に挿入しておいた仕切板が現れる。この現れた仕切
板は仕切板検出手段によって検出され、これによってロ
ットの切り替わりを検出することができる。前記のごと
く仕切板が検出されると、仕切板挿入手段は仕切板をウ
ェーハから退避させる。そして、同様の手順で次のロッ
トのウェーハをスライスベースから順次剥離してゆく。
【0010】なお、退避させた仕切板が設けられている
移動体は、走行体に押されながらガイド部材に沿って移
動してゆく。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るスライスベース剥離装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。なお、本実施の形態のスライスベース剥離
装置で剥離するウェーハは、図16に示すように、種類
の異なる3本のインゴットIa、Ib、Icをワイヤソ
ーでマルチ切断したウェーハWa、Wb、Wcを対象と
する。このウェーハWa、Wb、Wcは、おのおのスラ
イスベースSa、Sb、Scを介してマウンティングプ
レートMに接着保持されており、このマウンティングプ
レートMに接着保持された状態でワイヤソーから搬送さ
れてくる。
【0012】図1、図2は、それぞれ本発明に係るスラ
イスベース剥離装置の実施の形態の構成を示す平面図と
正面図である。同図に示すように、前記スライスベース
剥離装置10は、熱水槽12、剥離装置14、仕切装置
16及び受渡装置18を主要装置として構成されてい
る。まず、熱水槽12の構成について説明する。熱水槽
12は矩形の箱型に形成されており、その内部に熱水2
0が貯留されている。スライスベースSa〜Scから剥
離するウェーハWa〜Wcは、この熱水槽12内に設け
られたワーク保持部22にセットされる。そして、この
ワーク保持部22にセットされることにより、ウェーハ
Wa〜Wcに接着されたスライスベースSa〜Scが熱
水20中に浸漬される。
【0013】ワーク保持部22は、図3及び図4に示す
ように、マウンティングプレートMが載置されるテーブ
ル24と、そのテーブル24上に載置されたマウンティ
ングプレートMをクランプするクランプユニット26と
から構成されている。クランプユニット26は、前記テ
ーブル24上に立設された一対のストッパーピン28、
28と、そのストッパーピン28、28と対向するよう
に設置された一対のクランパ30、30とから構成され
ている。
【0014】一対のクランパ30、30は共に回転軸3
2に固着されており、該回転軸32は、両端部が熱水槽
12に設けられた軸受34、34に回動自在に支持され
ている。また、この回転軸32には図示しないロータリ
ーアクチュエータが連結されており、該ロータリーアク
チュエータを駆動することにより回動する。そして、こ
の回転軸32が回動することにより、クランパ30、3
0が揺動する。
【0015】前記のごとく構成されたワーク保持部22
にウェーハWa〜Wcをセットする場合は、次の通りで
ある。まず、各ウェーハWa〜WcのスライスベースS
a〜Scが接着されているマウンティングプレートMを
ワーク保持部22のテーブル24上に載置する。次い
で、図示しないロータリーアクチュエータを駆動して回
転軸32を回転させる。これにより、クランパ30、3
0がストッパーピン28、28に向かって揺動し、この
揺動したクランパ30、30によってマウンティングプ
レートMがストッパーピン28、28に押し当てられて
挟持される。この結果、ウェーハWa〜Wcが所定位置
に位置決めされてセットされる。
【0016】次に、剥離装置14の構成について説明す
る。剥離装置14は、熱水槽12内にセットされたウェ
ーハWa〜WcをスライスベースSa〜Scから一枚ず
つ剥離する装置である。図1及び図2に示すように、前
記熱水槽12の右側部近傍には、熱水槽12に沿って一
対の第1ガイドレール36、36が配設されている。こ
の第1ガイドレール36、36上には、リニアガイド3
8、38を介して第1スライドテーブル(走行体)40
がスライド自在に支持されている。
【0017】前記第1スライドテーブル40の下面には
ナット部材42が固着されており、該ナット部材42
は、前記一対の第1ガイドレール36、36の間に配設
されたネジ棒44に螺合されている。このネジ棒44の
両端部は、軸受部材46、46によって回動自在に支持
されており、また、このネジ棒44の一方端には、第1
ガイドレール36、36の一方端に設置された第1送り
モータ48が連結されている。ネジ棒48は、この第1
送りモータ48を駆動することにより回動し、この結
果、第1スライドテーブル40が第1ガイドレール3
6、36に沿って移動する。
【0018】前記第1スライドテーブル40上には、ス
ライスベースSa〜ScからウェーハWa〜Wcを剥離
するための剥離ユニット50が設けられている。この剥
離ユニット50の構成は、以下のとおりである。図5〜
図7に示すように、第1スライドテーブル40上には、
軸受ブロック52が設けられており、該軸受ブロック5
2には、揺動フレーム54の基端部に設けられた支軸5
6が揺動自在に支持されている。
【0019】また、前記第1スライドテーブル40上に
はブラケット58を介して揺動用ロータリーアクチュエ
ータ60が設置されており、該揺動用ロータリーアクチ
ュエータ60の出力軸には駆動ギア62が固着されてい
る。この駆動ギア62には、従動ギア64が噛合されて
おり、該従動ギア64は回転軸68の先端部に固着され
ている。回転軸68は軸受部材70によって回動自在に
支持されており、該軸受部材70は、前記揺動用ロータ
リーアクチュエータ60に固定された支持プレート72
に支持されている。
【0020】前記従動ギア64には、円盤状に形成され
た回転プレート74が同軸上に固着されており、該回転
プレート74には、コネクティングロッド76の一方端
がピン78によって連結されている。そして、このコネ
クティングロッド76の他方端は、前記揺動フレーム5
4にピン80によって連結されている。以上の構成によ
り、前記揺動フレーム54は揺動用ロータリーアクチュ
エータ60を駆動することにより、その基端部に設けら
れた支軸56を中心に揺動する。すなわち、前記揺動用
ロータリーアクチュエータ60を駆動すると回転プレー
ト72が180°の範囲で往復回転し、その往復回転が
コネクティングロッド76を介して揺動フレーム54に
伝達され、揺動フレーム54が揺動する。
【0021】前記揺動フレーム54の上端部には、軸受
ユニット82が設けられており、該軸受ユニット82に
は二本の回転軸86、88が回動自在に支持されてい
る。この各回転軸86、88の先端部には、それぞれア
ーム90、92が固着されており、該アーム90、92
の先端は、互いにピン94、96を介してパット支持プ
レート98に連結されている。パット支持プレート98
には、所定の間隔をもって一対の剥離用吸着パット10
0、100が配設されており、この一対の剥離用吸着パ
ット100、100によってウェーハWa〜Wcが真空
吸着されて保持される。
【0022】また、前記揺動フレーム54の背面部に
は、支持プレート102が取り付けられており、該支持
プレート102には昇降用ロータリーアクチュエータ1
04が設置されている。この昇降用ロータリーアクチュ
エータ104の出力軸には、扇形状に形成された回転プ
レート106が固着されており、該回転プレート106
にはコネクティングロッド108の一方端がピン110
によって連結されている。そして、このコネクティング
ロッド110の他方端は、一方のアーム90にピン11
2によって連結されている。
【0023】以上の構成により、前記パット支持プレー
ト98に設けられた剥離用吸着パット100、100
は、昇降用ロータリーアクチュエータ104を駆動する
ことにより昇降移動する。すなわち、前記昇降用ロータ
リーアクチュエータ104を駆動すると回転プレート1
06が180°の範囲で往復回転し、その往復回転がコ
ネクティングロッド108を介してアーム90に伝達さ
れ、一方のアーム90が上下方向に往復角運動を行う。
このアーム90が往復角運動を行うと、他方側のアーム
92も揺りテコとなって往復角運動を行い、この結果、
パット支持フレーム98に設けられた剥離用吸着パット
100、100が昇降移動する。
【0024】このように、ウェーハWa〜Wcを吸着保
持する剥離用吸着パット100、100は、昇降用ロー
タリーアクチュエータ104を駆動することにより昇降
移動する。また、この剥離用吸着パット100、100
が設けられているパット支持フレーム98は、アーム9
0、92を介して揺動フレーム54に接続されているの
で、揺動フレーム54が揺動することにより前後方向に
揺動する。
【0025】すなわち、剥離用吸着パット100、10
0は、揺動用ロータリーアクチュエータ60を駆動する
ことにより前後方向に揺動し、昇降用ロータリーアクチ
ュエータ104を駆動することにより昇降移動する。そ
して、この剥離用吸着パット100、100でスライス
ベースSaからウェーハWaを剥離するときは、次のよ
うにして行う。
【0026】まず、熱水槽12内にセットされたウェー
ハWaの端面を剥離用吸着パット100、100で吸着
保持する。次いで、揺動用ロータリーアクチュエータ6
0を駆動して剥離用吸着パット100、100を前後方
向(ウェーハの軸線に沿った方向)に揺動させる。ここ
で、前記ウェーハWaとスライスベースSaとを接着し
ている接着剤は、熱水20中に浸漬されているため十分
に熱軟化している。このため、ウェーハWaは、複数回
揺動が与えられると簡単にスライスベースSaから剥離
される。
【0027】ウェーハWaがスライスベースSaから剥
離されると、昇降用ロータリーアクチュエータ104が
駆動され、剥離したウェーハWaを保持した状態で剥離
用吸着パット100、100が上方に向かって移動す
る。そして、所定の受渡位置が停止する。受渡位置に移
送されたウェーハWaは、後述する受渡装置18に受け
渡されたのち、該受渡装置18によってシャトルコンベ
ア172に移送され、該シャトルコンベア172によっ
て次工程に搬送されてゆく。
【0028】一方、ウェーハWaの受渡の終了した剥離
用吸着パット100、100は、昇降用ロータリーアク
チュエータ104に駆動されて下方に移動し、元の剥離
作業位置に復帰する。ところで、ウェーハWa〜Wc
は、前記のごとくその端面を剥離用吸着パット100、
100によって揺動を与えることによりスライスベース
Sa〜Scから剥離されるが、ウェーハWa〜Wcの中
には剥離用吸着パット100、100で揺動を与える前
から、スライスベースSa〜Scから剥離してしまって
いるものもある。この場合、ウェーハWa〜Wcが前方
に倒れて回収不能になるおそれがある。このため、剥離
するウェーハWa〜Wcの前方位置には、ウェーハWa
〜Wcが前方に倒れるのを防止するための倒止板114
が配設されている。この倒止板114は、前記昇降用ロ
ータリーアクチュエータ104が設置された支持プレー
ト102に設けられており、前記剥離用吸着パット10
0、100と共に揺動する。
【0029】なお、剥離用吸着パット100、100
は、前記倒止板114に形成された通路114aを通っ
て昇降移動する。また、この倒止板114の上部には、
二枚取り防止板116が固着されており、スライスベー
スSa〜Scから剥離されたウェーハWa〜Wcは、こ
の二枚取り防止板116に形成されたスリット116a
を通って所定の受渡位置まで移送される。このスリット
116aは、ウェーハが丁度一枚通れる幅で形成されて
おり、これにより、例えば、ウェーハが二枚同時に剥離
されたような場合に、その二枚のウェーハが互いにくっ
ついて二枚同時に受渡位置まで移送されるのを防止する
ことができる。
【0030】すなわち、スライスベースから二枚のウェ
ーハが同時に剥離され、互いにくっついた場合であって
も、二枚取り防止板116のスリット116aを通過す
る際に、その一枚目のウェーハにくっついた二枚目のウ
ェーハが、スリット116aを通過できずに落下するの
で、常に一枚ずつ受渡位置に移送することができる。な
お、この場合、スリット116aを通過できずに落下し
たウェーハは、倒止板114によって前方に倒れるのを
防止されるので、次回の剥離時に確実に回収することが
できる。
【0031】次に、仕切装置16の構成について説明す
る。仕切装置16は、熱水槽12内にセットされたウェ
ーハWa〜Wcの各ロット間に仕切板を挿入し、この挿
入された仕切板をウェーハWa〜Wcの剥離過程で検出
することにより、各ロットの終了地点を認識する。この
仕切装置16は、三台の仕切ユニット120A、120
B、120Cと、その仕切ユニット120A〜120C
を駆動する駆動ユニット122と、駆動ユニット122
と仕切ユニット120A〜120Cとを接続する接続ユ
ニット124と、仕切ユニット120A〜120Cを所
定位置に固定するブレーキユニット125とから構成さ
れている。
【0032】まず、仕切ユニット120A〜120Cの
構成について説明する。図1に示すように、上述した剥
離離置14が設置された第1ガイドレール36、36上
には、三台のスライドプレート(移動体)126A、1
26B、126Cがスライド自在に支持されている。各
スライドプレート126A〜126B上には、図8及び
図9に示すように、支持プレート128A〜Cが垂直に
立設されており、該支持プレート128A〜128Cの
頂部には、シリンダ130A〜130Cが水平に支持さ
れている。このシリンダ130A〜130Cのロッド先
端部には、L字状に形成された連結アーム132A〜1
32Cが固着されており、この連結アーム132A〜1
32Cの先端部に仕切板134A〜134Cが固着され
ている。
【0033】各仕切板134A〜134Cは、シリンダ
130A〜130Cを駆動することにより進退移動し、
このシリンダ130A〜130Cを駆動制御することに
よって仕切板134A〜134Cの挿入及び抜き取りを
制御する。すなわち、シリンダ130A〜130Cのロ
ッドを伸長させることによりウェーハWa〜Wcの各ロ
ット間に仕切板134A〜134Cを挿入し、ロッドを
収縮させることによりウェーハWa〜Wcから仕切板1
34A〜134Cを引き抜く。
【0034】ここで、一枚目の仕切板134Aと二枚目
の仕切板134Bは、図8及び図9に示すように、各ス
ライドプレート126A〜126Cを互いに接合させた
ときに(図8の状態)、同一面上に位置するように、各
アーム132A、132Bの長さと、高さ方向の設置位
置が設定されている。また、三枚目の仕切板134C
は、一枚目の仕切板134Aと二枚目の仕切板134B
の直後に配置されるようにアーム132Cの長さが設定
されている。
【0035】仕切ユニット120A〜120Cは、以上
のように構成される。なお、以下、必要に応じて仕切ユ
ニット120Aを第1仕切ユニット120A、仕切ユニ
ット120Bを第2仕切ユニット120B、仕切ユニッ
ト120Cを第3仕切ユニット120Aという。シリン
ダ130A〜130C及び仕切板134A〜134Cに
ついても同様である。
【0036】次に、前記仕切ユニット120A〜204
Cを第1ガイドレール36、36に沿って移動させる駆
動ユニット122の構成について説明する。図1及び図
10に示すように、熱水槽12の左側部近傍には、熱水
槽12に沿って一対の第2ガイドレール136、136
が配設されている。この第2ガイドレール136、13
6上には、リニアガイド138、138を介して第2ス
ライドテーブル(第2走行体)140がスライド自在に
支持されている。
【0037】前記第2スライドテーブル140の下面に
はナット部材142が固着されており、該ナット部材1
42は、前記一対の第2ガイドレール136、136の
間に配設されたネジ棒144に螺合されている。このネ
ジ棒144の両端部は、軸受部材146、146によっ
て回動自在に支持されており、また、このネジ棒144
の一方端には、第2ガイドレール136、136の一方
端に設置された第2送りモータ148が連結されてい
る。ネジ棒144は、この第2送りモータ148を駆動
することにより回動し、この結果、第2スライドテーブ
ル140が第2ガイドレール136、136に沿って移
動する。
【0038】次に、前記駆動ユニット122と仕切ユニ
ット120A〜120Cとを接続する接続ユニット12
4の構成について説明する。図8及び図9に示すよう
に、前記スライドプレート126A〜126Cの先端部
上方には、矩形状に形成された接続プレート150が所
定の隙間をもって配置されている。この接続プレート1
50上には、所定の間隔をもって三台のピン挿入装置1
51A、151B、151Cが設置されている。
【0039】ピン挿入装置151A〜151Cは、ガイ
ドピンブッシュ152A〜152C内に挿入された接続
ピン153A〜153Cを、ピン挿入用シリンダ154
A〜154Cを駆動することにより、接続プレート15
0の下面から突出させる装置であり、この接続プレート
150の下面から突出させた接続ピン153A〜153
Cを、各スライドプレート126A〜126Cに形成さ
れている接続用ピン穴155A〜155Cに挿入させる
ことにより、接続プレート150と各スライドプレート
126A〜126Cとを接続する。
【0040】ここで、図1及び図10に示すように、前
記接続ユニット124の接続プレート150と、前記駆
動ユニット122の第2スライドテーブル140とは、
連結バー156を介して互いに連結されており、第2ス
ライドテーブル140が移動すると、それに伴って接続
プレート150も移動する。したがって、前記接続プレ
ート150と各スライドプレート126A〜126Cと
を連結させた状態で、すなわち、各接続ピン153A〜
153Cを各スライドプレート126A〜126Cの接
続用ピン穴155A〜155Cに挿入した状態で、第2
スライドテーブル140を移動させることにより、各ス
ライドプレート126A〜126Cを移動させることが
できる。そして、このスライドプレート126A〜12
6Cを移動させるることにより、各仕切板134A〜1
34Cを熱水槽12内にセットされているウェーハWa
〜Wcの軸線に沿って移動させることができる。
【0041】なお、前記連結バー156は、前記熱水槽
12の下部に形成されている空間に配設されており、こ
の下部空間を移動する。次に、前記各仕切ユニット12
0A〜120Cを固定するブレーキユニット125の構
成について説明する。図1に示すように、前記第1ガイ
ドレール36、36の側部近傍には、第1ガイドレール
36、36に沿ってブレーキプレート157が配設され
ている。このブレーキプレート157は、図9に示すよ
うに、先端部が水平に折り曲げられた逆L字状に形成さ
れている。
【0042】一方、前記スライドプレート126A〜1
26Cには、前記ブレーキプレート157の水平部を挟
むようにして一対のブレーキパッド158A〜158
C、159A〜159Cが配設されている(図9には第
1仕切ユニット120Aにおけるブレーキユニットの構
成のみが図示されている。)。この一対のブレーキパッ
ド158A〜158C、159A〜159Cのうち、下
側のブレーキパッド159A〜159Cは支持部材16
0を介してスライドプレート126A〜126Cに固定
されている。一方、上側のブレーキパッド158A〜1
58Cは、それぞれ前記スライドプレート126A〜1
26C上に設置されたブレーキ用シリンダ161A〜1
61Cのロッド先端部に固着されており、該ブレーキ用
シリンダ161A〜161Cを駆動することにより、ス
ライドプレート126A〜126Cの下面から突出す
る。
【0043】前記のごとく構成されたブレーキユニット
125では、ブレーキ用シリンダ161A〜161Cを
駆動して、一対のブレーキパッド158A〜158C、
159A〜159Cでブレーキプレート157を挟持す
ることにより、各仕切ユニット120A〜120Cを固
定する。ところで、前記のごとく移動可能な仕切板13
4A〜134Cは、各ウェーハWa〜Wcのロット間に
挿入されて、ロットの切り替わりを認識するために用い
られるが、この仕切板134A〜134Bを各ウェーハ
Wa〜Wcのロット間に自動で挿入するためには、各ウ
ェーハWa〜Wcのロット間を自動で検出する必要があ
る。
【0044】そこで、上記の仕切装置16には、各ウェ
ーハWa〜Wcのロット間を自動で検出するロット検出
ユニット164が設けられており、該ロット検出ユニッ
ト164は、次のように構成されている。図1及び図1
0に示すように、前記接続ユニット124と駆動ユニッ
ト122とを連結する連結バー156には、熱水槽12
を挟んで一対の支持フレーム164R、164Lが垂直
に立設されている。この一対の支持フレーム164R、
164Lのうち一方の支持フレーム164Lの頂部に
は、投光センサ166Lが設置されており、他方の支持
フレーム164Rの頂部には、受光センサ166Rが設
置されている。
【0045】前記投光センサ166Lと受光センサ16
6Rは、互いに対向するように設置されており、投光セ
ンサ166Lから投光された光が、受光センサ166R
によって受光されるように構成されている。また、投光
センサ166Lと受光センサ166Rは、図8に示すよ
うに、各スライドプレート126A〜126Cを互いに
接合させたときに、一枚目の仕切板134Aと同一の平
面上に位置するように配置されている。
【0046】以上のように構成されたロット検出ユニッ
ト164は、次のようにして各ウェーハWa〜Wc間の
ロットを検出する。ロット検出ユニット164は連結バ
ー156上に設置されているので、駆動ユニット122
の第2スライドテーブル140を移動させることによ
り、ウェーハWa〜Wcの軸線に沿って移動する。
【0047】そこで、まず、図11に示すように、ロッ
ト検出ユニット164を第3ロットであるウェーハWc
の後段部に位置させる(図中(a)の位置)。そして、
投光センサ166Lから受光センサ166Rに向けて光
と投光させる。このとき、投光センサ166Lから投光
された光は、前を遮るものが何もないので、そのまま受
光センサ166Rで受光される。
【0048】次いで、駆動ユニット122の第2スライ
ドテーブル140を移動させることにより、ロット検出
ユニット164をウェーハWa〜Wcの軸線に沿って移
動させる。この結果、前記投光センサ166Lから投光
された光は、第3ロットであるウェーハWaによって遮
られ、受光センサ166Rで受光されなくなる(図中
(b)の位置)。
【0049】図示しない制御装置は、前記受光センサ1
66Rで光が受光されなくなったことを検出すると、第
2スライドテーブル140の移動を停止させる。そし
て、仕切板134Cの挿入操作を行う。なお、この仕切
板134Cの挿入操作は後に更に詳述する。前記仕切板
134Cの挿入後、図示しない制御装置は、再び第2ス
ライドテーブル140を移動させて、ロット検出ユニッ
ト164をウェーハWa〜Wcの軸線に沿って移動させ
る。
【0050】ここで、前記のごとく第2スライドテーブ
ル140を移動させても、投光センサ166Lから発光
された光は、ウェーハWcによって遮られるため、受光
センサ166Rでは光が受光されない状態が続く。しか
し、前記第3ロットと第2ロットとの間には、一定の間
隔が開いているので、この地点をロット検出ユニット1
64が通過すると、再び受光センサ166Rで光が受光
されるようになる(図中(c)の位置)。制御装置は、
受光センサ166Rで再び光が受光されたことを検出す
ると、第2スライドテーブル140の移動を停止させ
る。そして、仕切板134Bの挿入操作を行う。
【0051】前記仕切板134Bの挿入後、図示しない
制御装置は、再び第2スライドテーブル140を移動さ
せて、ロット検出ユニット164をウェーハWa〜Wc
の軸線に沿って移動させる。前記第3ロットと第2ロッ
トの間を通過すると、前記投光センサ166Lから発光
された光は、第2ロットであるウェーハWbによって遮
られるため、再び受光センサ166Rで光が受光されな
くなる(図中(d)の位置)。
【0052】しかし、前記同様第2ロットと第1ロット
との間には、一定の間隔が開いているので、この地点を
ロット検出ユニット164が通過すると、再び受光セン
サ166Rで光が受光されるようになる(図中(e)の
位置)。制御装置は、受光センサ166Rで再び光が受
光されたことを検出すると、第2スライドテーブル14
0の移動を停止させる。そして、仕切板134Aの挿入
操作を行う。
【0053】以上のように、ロット検出ユニット164
は、投光センサ166Lから発光された光を受光センサ
166Rで検出することにより、各ウェーハWa〜Wc
のロット間の検出を行う。そして、このロット検出ユニ
ット164の検出結果に基づいて各仕切板134A〜1
34Cを各ウェーハWa〜Wcのロット間に挿入してい
く。
【0054】なお、投光センサ166Lから発行される
光の幅は、スライスベースSaに接着されているウェー
ハの間隔(カーフロスの幅)よりも広く設定し、各ロッ
ト間の間隔よりも狭く設定する。これにより、たとえ
ば、ウェーハの隙間から一部の光が通過して、受光セン
サ166Rで検出されたとしても、投光センサ166L
から投光された光の全てが受光センサ166Rで受光さ
れていないことを理由に、誤検出を防止することができ
る。
【0055】また、この場合、複数の投光センサ166
Lを横方向に配置するとともに(但し、各ロット間の間
隔よりも狭くなるように配置する。)、これに対向する
ように複数の受光センサ166Rを設置し、全ての受光
センサ166Rで光が受光されたことを検出することに
よって、各ウェーハWa〜Wcのロット間を検出するよ
うにしても、同様に誤検出を防止することができる。
【0056】各ウェーハWa〜Wcのロット間の検出は
以上のように行われ、これに基づいて仕切板134A〜
134Bの挿入が行われるが、その各ウェーハWa〜W
cのロット間に挿入された仕切板134A〜134Cの
検出は、次の機構によって検出する。図5、図7及び図
8に示すように、前記剥離装置14の第1スライドテー
ブル40上には、第1タッチセンサ168が設けられて
いる。一方、前記第1仕切ユニット120Aのスライド
プレート126A上には、この第1タッチセンサ168
Aに当接する第1接触子170Aが設置されている。
【0057】また、前記第1仕切ユニット120Aのス
ライドプレート126A上には、第2タッチセンサ16
8Bが設けられており、前記第2仕切ユニット120B
のスライドプレート126B上には、この第2タッチセ
ンサ168Bに当接する第2接触子170Bが設置され
ている。更に、前記第2仕切ユニット120Bのスライ
ドプレート126B上には、第3タッチセンサ168C
が設けられており、前記第3仕切ユニット120Cのス
ライドプレート126C上には、この第3タッチセンサ
168Cに当接する第3接触子170Cが設置されてい
る。
【0058】図示しない制御装置は、各タッチセンサ1
68A〜168Cの作動信号を入力することにより、各
ウェーハWa〜Wcのロット間に挿入された仕切板13
4A〜134Cを検出する。すなわち、ウェーハを剥離
する剥離用吸着パット100は、第1スライドテーブル
40を移動させることにより、ウェーハWa〜Wcの軸
線に沿って移動する。そして、この剥離用吸着パット1
00が、第1仕切板134Aの設置位置まで移動する
と、第1スライドテーブル40上に設置された第1タッ
チセンサ168Aが、スライドプレート126A上に設
置された第1接触子170Aに接触する。この第1タッ
チセンサ168Aは、第1接触子170Aに接触するこ
とにより作動し、この第1タッチセンサ168Aの作動
信号を受けることにより、制御装置は第1仕切板134
Aを検出する。
【0059】また、第1仕切板134Aの検出後、更に
第1スライドテーブル40を移動させて剥離用吸着パッ
ト100を移動させると、第1スライドテーブル40に
押されてスライドプレート126Aが移動する。そし
て、前記剥離用吸着パット100が、第2仕切板134
Bの設置位置まで移動すると、スライドプレート126
A上に設置された第2タッチセンサ168Bが、スライ
ドプレート126B上に設置された第2接触子170B
に接触する。この第2タッチセンサ168Bは第2接触
子170Bに接触することにより作動し、この第2タッ
チセンサ168Bの作動信号を受けることにより、制御
装置は第2仕切板134Bを検出する。
【0060】また、第2仕切板134Bの検出後、更に
第1スライドテーブル40を移動させて剥離用吸着パッ
ト100を移動させると、第1スライドテーブル40に
押されて移動するスライドプレート126Aに押されて
スライドプレート126Bが移動する。そして、前記剥
離用吸着パット100が、第3仕切板134Cの設置位
置まで移動すると、スライドプレート126B上に設置
された第3タッチセンサ168Cが、スライドプレート
126C上に設置された第3接触子170Cに接触す
る。この第3タッチセンサ168Cは第3接触子170
Cに接触することにより作動し、この第3タッチセンサ
168Cの作動信号を受けることにより、制御装置は第
3仕切板134Cを検出する。
【0061】このように、各タッチセンサ168A〜1
68Cは、剥離用吸着パット100が各仕切板134A
〜134Cの設置点まで移動すると、順次作動し、これ
により、各ウェーハWa〜Wc間に挿入されている仕切
板134A〜134Cを検出することができる。次に、
受渡装置18の構成について説明する。受渡装置18
は、剥離装置14の剥離用吸着パット100によってス
ライスベースSa〜Scから剥離されたウェーハWa〜
Wcを剥離用吸着パット100から受け取り、シャトル
コンベア172に受け渡す装置である。この受渡装置1
8は、図1及び図2に示すように、駆動ユニット122
の第2スライドテーブル140上に設けられており、第
2送りモータ148を駆動することにより、第2ガイド
レール136、136に沿って移動する。具体的な構成
は、以下のとおりである。
【0062】図12〜図14に示すように、前記駆動ユ
ニット122の第2スライドテーブル140上には、支
柱174が垂直に立設されている。この支柱174の頂
部には、支持フレーム176が垂直に立設されており、
該支持フレーム176には旋回用ロータリーアクチュエ
ータ178が水平に設置されている。前記旋回用ロータ
リーアクチュエータ178の出力軸には駆動ギア180
が噛合されており、該駆動ギア180には旋回軸184
に固着された従動ギア182が噛合されている。旋回軸
184は、前記支持フレーム176の頂部に設置された
軸受ユニット186に回動自在に支持されており、前記
旋回用ロータリーアクチュエータ178を駆動すること
により180°の範囲で回動する。
【0063】前記旋回軸184の基端部には、旋回フレ
ーム188が固着されており、該旋回フレーム188に
は回転軸190が回動自在に支持されている。この回転
軸190の基端部には、旋回フレーム188に設置され
た方向転換用ロータリーアクチュエータ192の出力軸
が固着されており、該方向転換用ロータリーアクチュエ
ータ192を駆動することにより、90°の範囲で回動
する。
【0064】前記回転軸190の先端部には、L字状に
形成された旋回アーム194が固着されており、該旋回
アーム194の先端部には支持プレート196が固着さ
れている。この支持プレート196にはパット進退用シ
リンダ198が設けられており、該パット進退用シリン
ダ198のロッド先端部には、受渡用吸着パット200
が設けられている。前記剥離装置14の剥離用吸着パッ
ト100、100によって剥離されたウェーハWa〜W
cは、所定の受渡位置まで搬送されたのち、この受渡用
吸着パット200に受け渡される。
【0065】以上のように構成された受渡装置18にお
いて、受渡用吸着パット200に吸着保持されたウェー
ハWa〜Wcは、旋回用ロータリーアクチュエータ17
8を駆動することにより、垂直面上を180°の範囲で
旋回し(図12参照)、方向転換用ロータリーアクチュ
エータ192を駆動することにより、垂直状態から水平
状態に方向転換される。
【0066】なお、仕切装置14で剥離したウェーハW
a〜Wcの受け取り、及び、その受け取ったウェーハW
a〜Wcのシャトルコンベア172上への受け渡しは、
次のように行う。前述したように、スライスベースSa
〜Scから剥離されたウェーハWa〜Wcは、剥離用吸
着パット100、100に吸着保持された状態で上昇し
て所定の受渡位置に移送される。この受渡位置には、す
でに受渡用吸着パット200が待機しており、ウェーハ
Wa〜Wcは、この受渡用吸着パット200の軸心と同
軸上に位置する。
【0067】前記ウェーハWa〜Wcが受渡位置に移送
されると、次いで、パット進退用シリンダ198が駆動
されて、受渡用吸着パット200がウェーハWaに向か
って所定量前進する。この結果、ウェーハWaの端面に
受渡用吸着パット200が密着する。次に、受渡用吸着
パット200が駆動され、該受渡用吸着パット200に
よってウェーハWaが吸着保持される。この受渡用吸着
パット200にウェーハWaが吸着保持されると、次い
で、剥離用吸着パット100の駆動が停止され、これに
より、ウェーハWaが剥離用吸着パット100から受渡
用吸着パット200に受け渡される。
【0068】ウェーハWaを受け取った受渡用吸着パッ
ト200は、パット進退用シリンダ198が駆動され
て、剥離用吸着パット100から後退する。一方、ウェ
ーハWaを受け渡した剥離用吸着パット100は、下降
して元の剥離作業位置に復帰する。前記受渡用吸着パッ
ト200が後退すると、次いで、旋回用ロータリーアク
チュエータ178が駆動されて、旋回アーム194が1
80°旋回する。この結果、ウェーハWaがシャトルコ
ンベア172の上方位置に移送される。
【0069】ここで、シャトルコンベア172の上方に
移送されたウェーハWaは、シャトルコンベア172に
対して直交した状態にあるので、移送後、方向転換用ロ
ータリーアクチュエータ192が駆動されて、旋回アー
ム194が回転軸190を中心に90°回転する。この
結果、ウェーハWaがシャトルコンベア172から所定
高さの位置に水平な状態で位置する。
【0070】前記方向転換用ロータリーアクチュエータ
192の駆動後、パット進退用シリンダ198が駆動さ
れて、受渡用吸着パット200がシャトルコンベア17
2に向かって所定量前進する。この結果、ウェーハWa
が、シャトルコンベア172上に載置される。ウェーハ
Waが、シャトルコンベア172上に載置されると、受
渡用吸着パット200の駆動が停止される。そして、パ
ット進退用シリンダ198が駆動されて受渡用吸着パッ
ト200がシャトルコンベア172から後退する。
【0071】以上により、ウェーハWaの受け渡し作業
は終了し、受渡用吸着パット200は、上記と逆の動作
で元の受渡位置に復帰する。一方、ウェーハWaが受け
渡されたシャトルコンベア172は、図示しない駆動手
段に駆動されて、その受け渡されたウェーハWaを次工
程に搬送する。本実施の形態のスライスベース剥離装置
10は、以上のように構成される。なお、このスライス
ベース剥離装置10の駆動は、全て図示しない制御装置
によって自動制御されており、この制御装置から出力さ
れる駆動信号に基づいて各構成装置が作動する。
【0072】次に、前記のごとく構成された本実施の形
態のスライスベース剥離装置10の作用について説明す
る。始動前の状態において、剥離ユニット50が設置さ
れた第1スライドテーブル40は、第1ガイドレール3
6の一方端(図1において下端)に位置している(この
位置を剥離作業開始位置という。)。一方、受渡装置1
8が設置された第2スライドテーブル140は、第2ガ
イドレール136の他方端(図1において上端)に位置
している(この位置を仕切作業開始位置という。)。そ
して、接続装置の接続プレート150には、ピン挿入装
置151A〜151Cによって各スライドプレート12
6A〜126Cが接続されている。
【0073】まず、ワイヤソーでマルチ切断されたウェ
ーハWa、Wb、Wcを熱水槽12内に設置されたワー
ク保持部22にセットする。これにより、各ウェーハW
a〜Wcが接着されたスライスベースSa〜Scが熱水
槽12内に貯留された熱水20中に浸漬される。なお、
ウェーハWa〜Wcのセッティングは、オペレータが手
動で行ってもよいし、図示しないマニピュレータによっ
て自動でワーク保持部22に搬送して、自動でセットす
るようにしてもよい。
【0074】ウェーハWa〜Wcが熱水槽12内にセッ
トされると、制御装置は、まず、第2送りモータ148
を駆動して第2スライドテーブル140を図1中下側に
向けて移動させる。これと同時に、制御装置は、ロット
検出ユニット164の受光センサ166Rから受光信号
の入力を開始する。第2スライドテーブル140の移動
開始から所定の間は、光を遮るものが何もないので、投
光センサ166Lから発光された光は、そのまま受光セ
ンサ166Rで受光される。
【0075】しかし、ロット検出ユニット164が第3
ロットのウェーハWcに到達すると、前記投光センサ1
66Lから投光された光は、ウェーハWcに遮られるた
め、受光センサ166Rでは光が受光されなくなる。制
御装置は、前記受光センサ166Rで光が受光されなく
なったことを検出すると、第2スライドテーブル140
の移動を停止させる。そして、第3仕切ユニット120
Cのブレーキ用シリンダ161Cを駆動して第3仕切ユ
ニット130Cを固定する。
【0076】第3仕切ユニット130Cを固定後、制御
装置は、シリンダ130Cを駆動して、第3仕切板13
4Cを前進させる。これにより、第3ロット(ウェーハ
Wc)の後段位置に第3仕切板134Cが挿入される。
また、制御装置は、前記第3仕切板134Cの挿入後、
接続プレート150と第3スライドプレート126Cと
の接続を解除する。すなわち、ピン挿入装置151Cの
ピン挿入用シリンダ154Cを駆動して、第3スライド
プレート126Cに形成されている接続用ピン穴155
Cから接続ピン153Cを抜き取る。これにより、接続
プレート150と第3スライドプレート126Cとの接
続が解除され、第2スライドテーブル140を移動させ
ても、第3スライドプレート126Cが移動しなくな
る。
【0077】制御装置は、前記第3スライドプレート1
26Cと接続プレート150との接続を解除したのち、
再び第2スライドテーブル140を移動させて、ロット
検出ユニット164をウェーハWa〜Wcの軸線に沿っ
て移動させる。ここで、前記のごとく第2スライドテー
ブル140を移動させても、光はウェーハWcによって
遮られるため、受光センサ166Rでは光が受光されな
い状態が続く。
【0078】しかし、前記第3ロットと第2ロットの間
には一定の間隔が開けられているので、この第3ロット
と第2ロットの間をロット検出ユニット164が通過す
ると、再び受光センサ166Rで光が受光されるように
なる。制御装置は、受光センサ166Rで再び光が受光
されたことを検出すると、第2スライドテーブル140
の移動を停止させる。そして、第2仕切ユニット120
Bのブレーキ用シリンダ161B(図示せず)を駆動し
て第2仕切ユニット130Bを固定する。
【0079】第2仕切ユニット120Bを固定後、制御
装置は、シリンダ130Bを駆動して、第2仕切板13
4Bを前進させる。これにより、第2ロット(ウェーハ
Wb)と第3ロット(ウェーハWc)の間に第2仕切板
134Bが挿入される。また、制御装置は、前記同様に
第2仕切板134Bの挿入後、接続プレート150と第
2スライドプレート126Bとの接続を解除する。すな
わち、ピン挿入装置151Bのピン挿入用シリンダ15
4Bを駆動して、第2スライドプレート126Bに形成
されている接続用ピン穴155Bから接続ピン153B
を抜き取る。これにより、接続プレート150と第2ス
ライドプレート126Bとの接続が解除され、第2スラ
イドテーブル140を移動させても、第2スライドプレ
ート126Bが移動しなくなる。
【0080】制御装置は、前記第2スライドプレート1
26Bと接続プレート150との接続を解除したのち、
再び第2スライドテーブル140を移動させて、ロット
検出ユニット164をウェーハWa〜Wcの軸線に沿っ
て移動させる。ここで、前記同様、第2スライドテーブ
ル140を移動させても、光はウェーハWbによって遮
られるため、受光センサ166Rでは光が受光されない
状態が続く。
【0081】しかし、前記同様、第2ロットと第1ロッ
トの間には、一定の間隔が開けられているので、この第
2ロットと第1ロットの間をロット検出ユニット164
が通過すると、再び受光センサ166Rで光が受光され
るようになる。制御装置は、受光センサ166Rで再び
光が受光されたことを検出すると、第2スライドテーブ
ル140の移動を停止させる。そして、第1仕切ユニッ
ト120Aのブレーキ用シリンダ161Aを駆動して第
1仕切ユニット130Aを固定する。
【0082】第1仕切ユニット120Bを固定後、制御
装置は、シリンダ130Aを駆動して、第1仕切板13
4Aを前進させる。これにより、第2ロット(ウェーハ
Wb)と第1ロット(ウェーハWa)との間に第1仕切
板134Aが挿入される。また、制御装置は、前記同様
に第1仕切板134Aの挿入後、接続プレート150と
第1スライドプレート126Aとの接続を解除する。す
なわち、ピン挿入装置151Aのピン挿入用シリンダ1
54Aを駆動して、第1スライドプレート126Aに形
成されている接続用ピン穴155Aから接続ピン153
Aを抜き取る。これにより、接続プレート150と第1
スライドプレート126Aとの接続が解除され、第2ス
ライドテーブル140を移動させても、第1スライドプ
レート126Aが移動しなくなる。
【0083】図15に示すように、以上一連の操作によ
り、各ウェーハWa〜Wcのロット間に仕切板134A
〜134Cが挿入される。制御装置は、前記第1スライ
ドプレート126Aと前記接続プレート150との接続
を解除すると、再び第2スライドテーブル140を図1
中下側に向けて移動させ、その第2スライドテーブル1
40を所定の受渡作業開始位置に位置させる。そして、
この第2スライドテーブル140が受渡作業開始位置に
位置したところで、ウェーハWa〜Wcの剥離作業が開
始する。
【0084】まず、制御装置は、第1送りモータ48と
第2送りモータ148を同期させて駆動し、第1スライ
ドテーブル40と第2スライドテーブル140を前進さ
せる(図1中上方向に移動させる)。ここで、前記第1
スライドテーブル40上に設けられた剥離装置14の倒
止板114には、図示しない非接触接触式の位置センサ
が設けられており、該位置センサは、ウェーハWaの端
面までの距離が所定距離に達すると作動する。制御装置
は、この位置センサの作動信号を入力することにより、
第1送りモータ48と第2送りモータ148の駆動を停
止し、第1スライドテーブル40と第2スライドテーブ
ル140とを停止させる。この結果、前記第1スライド
テーブル40上に設けられた剥離装置14の剥離用吸着
パット100、100がウェーハWaの端面に当接す
る。制御装置は、ウェーハWaの端面に当接した剥離用
吸着パット100、100を駆動し、該剥離用吸着パッ
ト100、100にウェーハWaを吸着保持させる。
【0085】制御装置は、次いで、揺動用ロータリーア
クチュエータ60を駆動して揺動フレーム54を前後に
揺動させ、剥離用吸着パット100、100を前後(ウ
ェーハの軸線に沿った方向)に揺動させる。ここで、前
記ウェーハWaとスライスベースSaとを接着している
接着剤は、熱水20中に浸漬されているため十分に熱軟
化している。また、剥離用吸着パット100、100
は、ウェーハWaとスライスベースSaとの接着部近傍
を揺動中心として揺動している。このため、ウェーハW
aは、剥離用吸着パット100、100によって複数回
揺動が与えられると簡単にスライスベースSaから剥離
される。
【0086】制御装置は、前記剥離用吸着パット10
0、100を所定回数揺動させたところで揺動用ロータ
リーアクチュエータ60の駆動を停止する。そして、こ
れによりウェーハWaがスライスベースSaから剥離さ
れる。制御装置は、次いで、昇降用ロータリーアクチュ
エータ104を駆動してアーム90、92を上方に旋回
させ、剥離用吸着パット100、100を上方に移動さ
せる。
【0087】この際、剥離用吸着パット100、100
に吸着保持されたウェーハWaは、倒止板114の上部
に固着された二枚取り防止板116のスリット116a
を通過することにより、二枚取りが防止される。すなわ
ち、吸着パット100、100で吸着保持したウェーハ
Wa1 に、次に剥離するウェーハWa2 がくっついてき
た場合であっても、前記スリット116aを通過する際
に、くっついてきたウェーハWa2 が、スリット116
aを通過する際に剥がされるので、常に吸着パット10
0、100で吸着しているウェーハWa一枚のみを取り
出すことができる。
【0088】また、スリット116aを通過できずに落
下したウェーハは、倒止板114によって前方に倒れる
のを防止されるので、次回の剥離時に確実に回収するこ
とができる。前記のごとく上方に移動した剥離用吸着パ
ット100、100は、所定の受渡位置で停止する。こ
の受渡位置には、受渡装置18の受渡用吸着パット20
0が待機しており、剥離用吸着パット100、100に
吸着保持されたウェーハWaは、この受渡用吸着パット
200の軸心と同軸上に位置する。
【0089】制御装置は、剥離用吸着パッド100、1
00が所定の受渡位置で停止すると、次いで、パット進
退用シリンダ198を駆動して、受渡用吸着パット20
0をウェーハWaに向かって所定量前進させる。この結
果、ウェーハWaの端面に受渡用吸着パット200が密
着する。制御装置は、次いで、受渡用吸着パット200
を駆動して、該受渡用吸着パット200でウェーハWa
の端面を吸着保持する。そして、剥離用吸着パット10
0の駆動を停止し、ウェーハWaを受渡用吸着パット2
00に受け渡させる。
【0090】前記剥離用吸着パット100の駆動を停止
すると、次いで、制御装置は、パット進退用シリンダ1
98を駆動して、受渡用吸着パット200を剥離用吸着
パット100から後退させる。また、前記パット進退用
シリンダ198の駆動後、制御装置は、昇降用ロータリ
ーアクチュエータ104を駆動してアーム90、92を
下方に旋回させ、剥離用吸着パット100、100を下
方に移動させて、元の剥離作業位置に復帰させる。
【0091】これと同時に、制御装置は、前記パット進
退用シリンダ198の駆動後、旋回用ロータリーアクチ
ュエータ178を駆動して、旋回アーム194を180
°旋回させ、ウェーハWaをシャトルコンベア172の
上方位置に移送する。そして、移送後、方向転換用ロー
タリーアクチュエータ192を駆動して、旋回アーム1
94を回転軸190を中心に90°回転させる。これに
より、ウェーハWaがシャトルコンベア172に対して
平行な状態になる。制御装置は、パット進退用シリンダ
198を駆動して、受渡用吸着パット200をシャトル
コンベア172に向けて前進させる。この結果、ウェー
ハWaが、シャトルコンベア172上に載置されるの
で、次いで、制御装置は、受渡用吸着パット200の駆
動を停止して、ウェーハWaをシャトルコンベア172
に受け渡す。
【0092】受渡用吸着パット200の駆動を停止した
のち、制御装置は、パット進退用シリンダ198を駆動
して受渡用吸着パット200をシャトルコンベア172
から後退させるとともに、シャトルコンベア172を駆
動してウェーハWaを次工程(洗浄工程等)に搬送す
る。また、制御装置は、パット進退用シリンダ198を
駆動後、方向転換用ロータリーアクチュエータ192及
び旋回用ロータリーアクチュエータ178を駆動して受
渡用吸着パット200を元の受渡位置に復帰させる。
【0093】以上一連の工程で一枚目のウェーハWaの
剥離作業が終了する。制御装置は、第1送りモータ48
と第2送りモータ148を同期させて駆動し、第1スラ
イドテーブル40と第2スライドテーブル140を所定
量前進させる。これにより、剥離用吸着パット100、
100が、二枚目に剥離するウェーハWa2 の端面に当
接する。制御装置は、この二枚目のウェーハWa2 を上
記同様の方法で剥離する。
【0094】以上のようにしてスライスベースSaに接
着されているウェーハWa、Wa、…を順次剥離し、次
工程に搬送してゆく。ここで、第1ロットのウェーハW
aの剥離が全て終了したとする。制御装置は、この段階
では第1ロットの剥離が終了したことを認識することが
できず、第1送りモータ48と第2送りモータ148を
駆動して、第1スライドテーブル40と第2スライドテ
ーブル140を前進させようとする。
【0095】しかしながら、第1ロットのウェーハWa
と第2ロットのウェーハWbとの間には、第1仕切板1
34Aが挿入されているので、前記第1スライドテーブ
ル40を前進させると、その第1スライドテーブル40
上に設置された第1タッチセンサ168Aが、前記第1
仕切板134Aが設置されている第1スライドプレート
126A上に設置された第1接触子170Aに接触して
作動する。制御装置は、この第1タッチセンサ168A
の作動信号を入力することにより、第1ロットのウェー
ハWaの剥離が全て終了したことを検出する。そして、
制御装置は、第1ロットのウェーハWaの剥離が全て終
了したことを次工程以降の各装置(洗浄装置やウェーハ
格納装置等)に情報として流す。
【0096】これにより、次工程以降の各装置では、次
にシャトルコンベア172から搬送されてくるウェーハ
Wbは、種類の異なる第2ロットのウェーハWbである
ことを認識することができ、種類の異なるウェーハを混
入させることなく処理、回収等することができる。ま
た、制御装置は、前記第1タッチセンサ168Aの作動
信号を入力すると、第1送りモータ48と第2送りモー
タ148の駆動を停止して、第1スライドテーブル40
と第2スライドテーブル140の移動を停止させる。そ
して、第1シリンダ130Aを駆動して、第1仕切板1
30Aを後退させる。
【0097】また、制御装置は、第1仕切板130Aを
後退させたのち、第1仕切ユニット120Aのブレーキ
用シリンダ161Aの駆動を停止して第1仕切ユニット
130Aのロックを解除する。前記のごとく次工程以降
の各装置に第1ロットのウェーハWaの剥離が終了した
ことの情報を流したあと、制御装置は、再び第1送りモ
ータ48と第2送りモータ148を同期させて駆動し、
第1スライドテーブル40と第2スライドテーブル14
0を前進させる(図1中上方向に移動させる)。このと
き、第1スライドテーブル40は、第1仕切板134A
が設置された第1スライドプレート126Aを押しなが
ら前進する。
【0098】前記第1ロットのウェーハWaを剥離した
ときと同様に、第2ロットのウェーハWbまでの距離が
所定の距離に達すると倒止板114に設置された図示し
ない位置センサが作動する。そして、この作動信号を入
力することにより、制御装置は、第1送りモータ48と
第2送りモータ148の駆動を停止し、第1スライドテ
ーブル40と第2スライドテーブル140とを停止させ
る。この結果、剥離装置14の剥離用吸着パット10
0、100が第2ロットのウェーハWbの端面に当接す
る。
【0099】制御装置は、ウェーハWbの端面に当接し
た剥離用吸着パット100、100を駆動し、該剥離用
吸着パット100、100に第2ロットのウェーハWb
を吸着保持させる。以下、前記第1ロットのウェーハW
aを剥離したときと同様の手順でスライスベースWbに
接着されているウェーハWbを順次剥離して、次工程に
搬送してゆく。
【0100】ここで、第2ロットのウェーハWbの剥離
が全て終了したとする。前記同様、制御装置は、この段
階では第2ロットのウェーハWbの剥離が終了したこと
を認識することができず、第1送りモータ48と第2送
りモータ148を駆動して、第1スライドテーブル40
と第2スライドテーブル140を前進させようとする。
【0101】しかしながら、第2ロットのウェーハWb
と第3ロットのウェーハWcとの間には、第2仕切板1
34Bが挿入されているので、前記第1スライドテーブ
ル40を前進させると、その第1スライドテーブル40
に押されて移動する第1スライドプレート126A上に
設置された第2タッチセンサ168Bが、前記第2仕切
板134Bが設置されている第2スライドプレート12
6B上に設置された第2接触子170Bに接触して作動
する。制御装置は、この第2タッチセンサ168Bの作
動信号を入力することにより、第2ロットのウェーハW
bの剥離が全て終了したことを検出する。そして、制御
装置は、前記第1ロットの場合と同様に、第2ロットの
ウェーハWbの剥離が全て終了したことを次工程以降の
各装置に情報として流す。
【0102】これにより、次工程以降の各装置では、次
にシャトルコンベア172から搬送されてくるウェーハ
Wcは、種類の異なる第3ロットのウェーハWcである
ことを認識することができ、種類の異なるウェーハを混
入させることなく処理、回収等することができる。ま
た、制御装置は、前記第2タッチセンサ168Bの作動
信号を入力すると、第1送りモータ48と第2送りモー
タ148の駆動を停止して、第1スライドテーブル40
と第2スライドテーブル140の移動を停止させる。そ
して、第2シリンダ130Bを駆動して、第2仕切板1
34Bを後退させる。
【0103】また、制御装置は、第2仕切板130Bを
後退させたのち、第2仕切ユニット120Bのブレーキ
用シリンダ161Bの駆動を停止して第2仕切ユニット
130Bのロックを解除する。前記のごとく次工程以降
の各装置に第2ロットのウェーハWbの剥離が終了した
ことの情報を流したあと、制御装置は、再び第1送りモ
ータ48と第2送りモータ148を同期させて駆動し、
第1スライドテーブル40と第2スライドテーブル14
0を前進させる(図1中上方向に移動させる)。このと
き、第1スライドテーブル40は、第1仕切板134A
が設置された第1スライドプレート126Aと第2仕切
板134Bが設置された第2スライドプレート126B
とを押しながら前進する。
【0104】前記第2ロットのウェーハWbを剥離した
ときと同様に、第3ロットのウェーハWcまでの距離が
所定の距離に達すると倒止板114に設置された図示し
ない位置センサが作動する。そして、この作動信号を入
力することにより、制御装置は、第1送りモータ48と
第2送りモータ148の駆動を停止し、第1スライドテ
ーブル40と第2スライドテーブル140とを停止させ
る。この結果、剥離装置14の剥離用吸着パット10
0、100が第3ロットのウェーハWcの端面に当接す
る。
【0105】制御装置は、ウェーハWcの端面に当接し
た剥離用吸着パット100、100を駆動し、該剥離用
吸着パット100、100に第3ロットのウェーハWc
を吸着保持させる。以下、前記第2ロットのウェーハW
bを剥離したときと同様の手順でスライスベースWbに
接着されているウェーハWbを順次剥離して、次工程に
搬送してゆく。
【0106】ここで、第3ロットのウェーハWcの剥離
が全て終了したとする。前記同様、制御装置は、この段
階では第3ロットのウェーハWbの剥離が終了したこと
を認識することができず、第1送りモータ48と第2送
りモータ148を駆動して、第1スライドテーブル40
と第2スライドテーブル140を前進させようとする。
【0107】しかしながら、第3ロットのウェーハWc
の直後には、第3仕切板134Bがセットされているの
で、前記第1スライドテーブル40を前進させると、そ
の第1スライドテーブル40に押されて移動する第2ス
ライドプレート126B上に設置された第3タッチセン
サ168Cが、前記第3仕切板134Cが設置されてい
る第3スライドプレート126C上に設置された第3接
触子170Cに接触して作動する。制御装置は、この第
3タッチセンサ168Cの作動信号を入力することによ
り、第3ロットのウェーハWcの剥離、すなわち、全て
のウェーハWa〜Wcの剥離が終了したことを検出す
る。そして、制御装置は、全てのウェーハWa〜Wcの
剥離が終了したことを次工程以降の各装置に情報として
流す。
【0108】次工程以降の各装置では、これにより1サ
イクルの剥離作業が終了したことを認識することができ
る。また、制御装置は、前記第3タッチセンサ168C
の作動信号を入力すると、第1送りモータ48と第2送
りモータ148の駆動を停止して、第1スライドテーブ
ル40と第2スライドテーブル140の移動を停止させ
る。そして、第3シリンダ130Cを駆動して、第3仕
切板134Cを後退させる。
【0109】また、制御装置は、第3仕切板130Cを
後退させたのち、第3仕切ユニット120Cのブレーキ
用シリンダ161Cの駆動を停止して第3仕切ユニット
130Cのロックを解除する。前記のごとく次工程以降
の各装置に第3ロットのウェーハWcの剥離が終了した
こと、すなわち、全てのウェーハWa〜Wcの剥離が終
了したことの情報を流したあと、制御装置は、再び第1
送りモータ48と第2送りモータ148を同期させて駆
動し、第1スライドテーブル40と第2スライドテーブ
ル140を前進させる(図1中上方向に移動させる)。
このとき、第1スライドテーブル40は、第1仕切板1
34Aが設置された第1スライドプレート126Aと第
2仕切板134Bが設置された第2スライドプレート1
26B、及び第3仕切板134Cが設置された第3スラ
イドプレート126Cを押しながら前進する。
【0110】前記第2スライドテーブル140が、所定
の仕切作業開始位置に到達すると(仕切作業開始位置に
到達したことは図示しないタッチセンサ等で検出す
る。)、制御装置は、第1送りモータ48と第2送りモ
ータ148の駆動を停止して、第1スライドテーブル4
0と第2スライドテーブル140の移動を停止させる。
これにより、第2スライドテーブル140と各仕切板1
34A〜134Cが設置されたスライドプレート126
A〜126Cは初期位置に復帰する。制御装置は、各ピ
ン挿入装置151A〜151Cのピン挿入用シリンダ1
54A〜154Cを駆動して、各スライドプレート12
6A〜126Cに形成されている接続用ピン穴155A
〜155Cに接続ピン153A〜153Cを挿入し、各
スライドプレート126A〜126Cを接続プレート1
50に接続して次の剥離作業のために待機する。
【0111】また、制御装置は、前記第2スライドテー
ブル140を所定の仕切作業開始位置に復帰させると、
その後、第1送りモータ48のみを駆動して、第1スラ
イドテーブル40を後退させる(図1中下側の方向に移
動させる。)。前記第1スライドテーブル40が、所定
の剥離作業開始位置に到達すると(剥離作業開始位置に
到達したことは図示しないタッチセンサ等で検出す
る。)、制御装置は、第1送りモータ48の駆動を停止
して、第1スライドテーブル40の移動を停止させる。
これにより、第1スライドテーブル40が初期位置に復
帰する。
【0112】以上により、1サイクルの剥離作業が終了
する。オペレータ若しくは図示しないマニピュレータ
は、熱水槽12内に残留しているスライスベース付マウ
ンティングプレートMを熱水槽12内から取り出す。そ
して、次の剥離作業を続行する場合は、熱水槽12内の
ワーク保持部22に新たなウェーハWa〜Wcをセット
し、同様の手順で剥離作業を行う。
【0113】このように本実施の形態のスライスベース
剥離装置によれば、マルチ切断された種類の異なるウェ
ーハWa、Wb、Wcを互いに混入させることなく剥離
し、処理してゆくことができる。また、本実施の形態の
スライスベース剥離装置では、仕切板134A〜134
Bの挿入から剥離、次工程への搬送を全て全自動で行う
ことができるため、効率的な剥離作業を行うことができ
る。
【0114】また、仕切板134A〜134Bは、各ウ
ェーハWa〜Wcのロット間に挿入されることにより、
各ウェーハWa〜Wcのロット間の検出にのみ使用され
るのではなく、倒れ止めとしても作用する。すなわち、
例えば最後の一枚のウェーハを剥離しようとする場合
に、その最後の一枚のウェーハが前進してきた剥離用吸
着パット100、100に押されて後方に倒れてしまう
ことがあるが、このような場合であっても、仕切板13
4A〜134Cがあることにより、後方に倒れたウェー
ハが支えられ、回収不能になることが防止される。
【0115】なお、本実施の形態のスライスベース剥離
装置では、仕切板134A〜134Cの設置数を3枚と
したが、これに限定されるものではなく、剥離するウェ
ーハのロット数に応じて適宜変更して使用することがで
きる。また、本実施の形態のように仕切板134A〜1
34Bの数が3枚の剥離装置でロット数が2のウェーハ
を剥離する場合は、第2仕切板134Bを使用せず、第
1仕切板134Aと第3仕切板134Cのみを使用して
仕切作業を行うようにする(図1参照)。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種類の異なる複数のインゴットを同時に切断して得られ
たウェーハを剥離する場合であっても、互いの種類を混
入させることなく剥離し、処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライスベース剥離装置の全体構成を示す平面
【図2】スライスベース剥離装置の全体構成を示す正面
【図3】熱水槽の構成を示す正面断面図
【図4】熱水槽の構成を示す側面断面図
【図5】剥離装置の構成を示す平面図
【図6】剥離装置の構成を示す正面図
【図7】剥離装置の構成を示す側面図
【図8】仕切ユニットの構成を示す平面図
【図9】仕切ユニットの構成を示す正面図
【図10】仕切装置の構成を示す正面図
【図11】ロット検出ユニットによるロット検出方法の
説明図
【図12】受渡装置の正面図
【図13】受渡装置の側面図
【図14】受渡装置の平面図
【図15】スライスベース剥離装置の作用の説明図
【図16】マルチ切断による切断方法を説明する説明図
【符号の説明】
10…スライスベース剥離装置 12…熱水槽 14…剥離装置 16…仕切装置 18…受渡装置 22…ワーク保持部 36…第1ガイドレール 40…第1スライドテーブル 48…第1送りモータ 50…剥離ユニット 54…揺動フレーム 60…揺動用ロータリーアクチュエータ 90、92…アーム 100…剥離用吸着パット 104…昇降用ロータリーアクチュエータ 114…倒止板 120A〜120C…仕切ユニット 122…駆動ユニット 124…接続ユニット 125…ブレーキユニット 126A〜126C…スライドプレート 130A〜130C…シリンダ 134A〜134C…仕切板 136…第2ガイドレール 140…第2スライドテーブル 148…第2送りモータ 150…接続プレート 151A〜151C…ピン挿入装置 153A〜153C…接続ピン 155A〜155C…接続用ピン穴 164…ロット検出ユニット 166L…投光センサ 166R…受光センサ 168A〜168C…タッチセンサ 170A〜170C…接触子 172…シャトルコンベア 178…旋回用ロータリーアクチュエータ 194…旋回アーム 198…パット進退用シリンダ 200…受渡用吸着パット Wa〜Wc…ウェーハ Sa〜Sc…スライスベース M…マウンティングプレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列して配置された複数のインゴットを
    切断機で多数枚同時に切断して得られたウェーハを、そ
    のウェーハが接着されているスライスベースから一枚ず
    つ剥離して枚葉化するスライスベース剥離装置におい
    て、 熱水が貯留される熱水槽と、 前記ウェーハに接着されているスライスベースを前記熱
    水中に浸漬させた状態で保持する保持手段と、 前記熱水槽に沿って配設されたガイド部材と、 前記ガイド部材に沿って走行する走行体と、 前記走行体に設けられ、前記熱水中に浸漬されているス
    ライスベースからウェーハを一枚ずつ剥離する剥離手段
    と、 前記ガイド部材に沿って移動自在に設けられ、前記走行
    体に押されて移動する複数の移動体と、 前記各移動体に設けられ、ウェーハのロット間に挿入さ
    れる仕切板と、 前記各移動体と接続されることにより、前記各移動体を
    前記ガイド部材に沿って移動させる移動体駆動手段と、 前記移動体駆動手段で前記各移動体を前記ガイド部材に
    沿って移動させる過程で、前記スライスベースに接着さ
    れているウェーハのロット間を検出するロット検出手段
    と、 前記剥離手段で前記ウェーハを剥離してゆく過程で、前
    記ウェーハのロット間に挿入された各仕切板を検出する
    仕切板検出手段と、 前記ロット検出手段から出力される検出信号に基づいて
    前記仕切板を前記ウェーハのロット間に挿入するととも
    に、前記仕切板検出手段から出力される検出信号に基づ
    いて前記仕切板を前記ウェーハの間から退避させる仕切
    板挿入手段と、 前記各移動体と前記移動体駆動手段とを接続するととも
    に、前記ロット検出手段から出力される検出信号に基づ
    いて、その接続を解除する接続手段と、からなることを
    特徴とするスライスベース剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体駆動手段は、 前記熱水槽を挟んで前記ガイド部材の反対位置に配設さ
    れた第2ガイド部材と、 前記第2ガイド部材に沿って走行する第2走行体と、か
    らなり、前記接続手段を介して前記各移動体と分離可能
    に接続されることを特徴とする請求項1記載のスライス
    ベース剥離装置。
  3. 【請求項3】 前記接続手段は、 前記熱水槽の下部空間に配設され、一方端を前記第2走
    行体に連結された接続部材と、 前記接続部材に設けられ、前記各移動体に形成されたピ
    ン穴に挿入されることにより、前記接続部材と前記移動
    体とを接続するピンと、 前記ピンを前記各移動体に形成されたピンに挿入するピ
    ン挿入手段と、からなることを特徴とする請求項2記載
    のスライスベース剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記ロット検出手段は、前記接続手段に
    設けられ、前記熱水槽を挟んで互いに対向するように配
    設された投光手段と受光手段とからなり、前記投光手段
    から投光された光が前記受光手段で受光されたことを検
    出することにより、前記スライスベースに接着されてい
    るウェーハのロット間を検出することを特徴とする請求
    項3記載のスライスベース剥離装置。
  5. 【請求項5】 前記仕切板検出手段は、前記走行体と前
    記移動体の接触及び前記移動体同士の接触を検出するこ
    とにより、前記ウェーハのロット間に挿入された各仕切
    板を検出することを特徴とする請求項1記載のスライス
    ベース剥離装置。
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