JPH11247886A - クラッチ断接装置 - Google Patents
クラッチ断接装置Info
- Publication number
- JPH11247886A JPH11247886A JP10048399A JP4839998A JPH11247886A JP H11247886 A JPH11247886 A JP H11247886A JP 10048399 A JP10048399 A JP 10048399A JP 4839998 A JP4839998 A JP 4839998A JP H11247886 A JPH11247886 A JP H11247886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- piston
- phase
- electromagnetic valve
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
の耐久性を確保することが可能なクラッチ断接装置を提
供する。 【解決手段】 クラッチ1に連結されたピストン6をク
ラッチ断方向に移動させるために油圧シリンダ4内に油
を注入する油圧ポンプ7を設け、前記ピストン6をクラ
ッチ接方向に移動させるために油を解放する電磁バルブ
8を設け、クラッチ完接の直前の油圧を検出する油圧ス
イッチ17を設け、クラッチ接動作の開始時には前記電
磁バルブを開閉させて緩やかにピストンを移動させる発
進又は変速フェイズを実行し、クラッチ1が動力を伝達
し始めたら前記電磁バルブ8を開いて急速にピストンを
移動させる急接フェイズを実行するフェイズ移行手段を
設けた。
Description
クラッチ接続速度制御を行うクラッチ接続制御装置に係
り、特に、動力伝達に支障をきたすことなく電磁バルブ
の耐久性を確保することが可能なクラッチ断接装置に関
するものである。
組み合わせ、クラッチを自動断接し得る所謂オートクラ
ッチ装置が公知である。この自動断接に加え、クラッチ
ペダルを用いたマニュアル断接も可能とした所謂セミオ
ートクラッチ装置も提案されるに至っている。
ッチ装置やセミオートクラッチ装置にあって、クラッチ
断動作の制御は比較的簡単であるが、クラッチ接動作の
制御は複雑である。これは、クラッチの断接方向の変位
を位置センサで検出して、この位置情報でクラッチ接を
制御しようとしても、クラッチ完接が実現される位置が
ばらつくためである。
作を得るために、電磁バルブによるクラッチ接続速度制
御を行うことが考えられるが、電磁バルブを用いる場
合、電磁バルブの長時間連続通電を回避することが望ま
しい。
し、動力伝達に支障をきたすことなく電磁バルブの耐久
性を確保することが可能なクラッチ断接装置を提供する
ことにある。
に本発明は、クラッチに連結されたピストンをクラッチ
断方向に移動させるために油圧シリンダ内に油を注入す
る油圧ポンプを設け、前記ピストンをクラッチ接方向に
移動させるために油を解放する電磁バルブを設け、クラ
ッチ完接の直前の油圧を検出する油圧スイッチを設け、
クラッチ接動作の開始時には前記電磁バルブを開閉させ
て緩やかにピストンを移動させる発進又は変速フェイズ
を実行し、クラッチが動力を伝達し始めたら前記電磁バ
ルブを開いて急速にピストンを移動させる急接フェイズ
を実行するフェイズ移行手段を設けたものである。
実行中に前記油圧スイッチが作動してから所定時間経過
するか又は前記電磁バルブを開いている時間が制限時間
を超えたとき、クラッチ完接と判定してもよい。
図面に基づいて詳述する。
断接装置は、エンジン回転をトランスミッションに伝達
するクラッチ1、そのクラッチ1を断接方向に移動させ
るべくクラッチ1と機械的に連結されたクラッチフォー
ク2、クラッチフォーク2の片端に設けられているピス
トンを収容するスレーブシリンダ3、スレーブシリンダ
3に油圧を提供してクラッチフォーク2のストロークを
制御する中間シリンダ4、中間シリンダ4内に縦列に配
置された第一及び第二ピストン5,6、両ピストン間
5,6に油を注入する油圧ポンプ7、両ピストン間5,
6の油を解放する電磁バルブ8、第二ピストン6を第一
ピストン5側に押しつけるバネ9、マニュアル断接に使
用されるクラッチペダル10、クラッチペダル10の踏
み込み量を第一ピストン5に伝達するマニュアル操作用
伝達系11を備えている。12は動作油を蓄える動作油
タンク、13は異常高圧で作動するリリーフバルブであ
る。油圧ポンプ7、電磁バルブ8及びリリーフバルブ1
3の低圧側は共通の低圧回路14に接続され、この低圧
回路14には動作油タンク12が設けられている。中間
シリンダ4のヘッド部分は、第二ピストン5が図示の位
置にあるとき低圧回路14に連通している。
ンプ駆動用モータ及び電磁バルブを制御する図示されな
いエレクトロニクスコントロールユニット(ECU)、
クラッチペダル10が解放状態かどうかを認識するペダ
ルスイッチ15、クラッチフォーク2のストローク量
(位置)を検出するストロークセンサ16、中間シリン
ダ4のヘッド部分の圧力を検出してクラッチフォーク2
がクラッチ完接位置から離れ始めるとき、又はクラッチ
フォーク2がクラッチ完接位置に近付いたとき切り替わ
る油圧スイッチ17、油圧ポンプを駆動するモータ18
が設けられている。本発明のフェイズ移行手段はECU
に収容されている。なお、電磁バルブ8は、通電時に流
路を開き、非通電時に流路を閉じる、所謂、ノーマルク
ローズのものである。また、図示しないが、エンジン回
転数センサ、トランスミッション回転数センサが設けら
れているものとする。
ニュアル断接も共に可能なセミオートクラッチ装置であ
る。
明する。
ピストン5は中間シリンダ4の一端に位置し、第二ピス
トン5はバネ9によって第一ピストン5側に押されてい
る。マニュアル断接においては、図2に示されるよう
に、運転者がクラッチペダル10を踏み込むことによ
り、第一ピストン5が第二ピストン6を押して、第二ピ
ストン6をクラッチ断方向に移動させるので、スレーブ
シリンダ3に油圧が印加され、クラッチフォーク2が移
動してクラッチ断が達成される。運転者がクラッチペダ
ル10を徐々に解放すると、第一ピストン5及び第二ピ
ストン6は、クラッチに設けられているスプリング(ダ
イヤフラム等のクラッチスプリング)とバネ9とにより
押し戻される。これにより、クラッチフォーク2が徐々
に元の位置に復帰し、半クラッチを経てクラッチ完接が
達成される。
ラッチペダル10が解放状態になっているものとする。
図3に示されるように、油圧ポンプ7を駆動することに
より、両ピストン5,6間に油が注入されて両ピストン
間が高圧になる。このため第二ピストン6がクラッチ断
方向に移動する。スレーブシリンダ3に油圧が印加され
て、クラッチフォーク2が移動し、クラッチ断が達成さ
れる。クラッチ接の制御では、図4に示されるように、
電磁バルブ8に通電することにより両ピストン間を低圧
回路14に連通させて両ピストン間の油を解放する。第
二ピストン6がクラッチスプリングとバネ9とによりク
ラッチ接方向に押し戻され、両ピストン5,6間の油が
電磁バルブ8を通って抜けていく。これにより、クラッ
チフォーク2が徐々に元の位置に復帰し、半クラッチを
経てクラッチ完接が達成される。なお、電磁バルブ8を
任意のデューテイー比で開閉することにより、クラッチ
フォーク2のストローク速度、即ちクラッチ接続速度を
制御することができる。また、自動断接においては、ク
ラッチフォーク2のストローク量がストロークセンサ1
6で検出されており、このストローク量で半クラッチ点
を認識したり、静的にクラッチ完接を認識することがで
きる。ただし、クラッチ完接ストローク量は毎回ばらつ
きがあるので、ストローク量によらないクラッチ完接判
定が必要となる。
動作を説明する。
ェイズである。このフェイズでは、クラッチが完全に離
れているので、エンジン側回転系とミッション以下の負
荷側回転系とは断絶しており、回転数が互いに異なる。
完断フェイズにおいてアクセルペダルが踏まれたことを
検出した後、クラッチ接動作に入ることになる。
又は変速フェイズを実行する。このフェイズでは、クラ
ッチの円滑な接続を行うために電磁バルブを所定のデュ
ーテイー比で開閉させる。即ち、電磁バルブを短時間だ
け開き、短時間だけ閉じるという動作を繰り返すことに
より、第二ピストン6を緩やかに移動させる。これによ
りクラッチフォーク2が緩やかに移動する。クラッチが
つながり始めると、エンジン回転が負荷側回転系に伝わ
り始める。クラッチが動力を伝達し始めたことは、エン
ジン回転数とトランスミッション回転数との差が所定回
転数以下、例えば、32rpm以下になったことで検出
する。エンジン回転数とトランスミッション回転数との
差が32rpm以下であれば、急激にクラッチをつない
でも不具合がない。
ら急接フェイズに移行する。急接フェイズでは、電磁バ
ルブを開いて急速に第二ピストン6を移動させる。この
ように急接フェイズを行う理由は、クラッチ完接に至る
まで緩やかにクラッチフォーク2を移動させると、クラ
ッチに滑りが発生すること、及び電磁バルブのデューテ
ィー比制御が長時間に及ぶと電磁バルブの耐久性に影響
することがあるからである。
件のいずれかが成立すると、急接フェイズから完接フェ
イズに移行する。条件の第1は、油圧スイッチ17が作
動してから所定時間、例えば、1秒経過することであ
る。油圧スイッチ17は、クラッチフォーク2がクラッ
チ完接位置に近付いたときオフに切り替わる。従って、
油圧スイッチ17が作動してから1秒後にはクラッチ完
接が達成されているものと判断できる。しかし、急接フ
ェイズに移行してから油圧スイッチ17が作動するまで
に、時間がかかることがある。電磁バルブは、長時間連
続通電を行うと過熱のおそれがあるので、制限時間を設
ける必要がある。そこで、条件の第2は、電磁バルブを
開いている時間が制限時間、例えば2秒を超えることで
ある。この制限時間は、電磁バルブの保護を目的とした
ものであるが、実際には、両ピストン5,6間の油が電
磁バルブ8を通って完全に抜けるに十分な時間であり、
急接フェイズに移行してから2秒を経過していれば、ク
ラッチ完接が達成されているものと判断できる。
移行するための制御の流れを示す。また、図6にフェイ
ズの遷移を示す。油圧スイッチ17がオフになってから
1秒経過していれば、完接フェイズに移行する。1秒経
過していなくても電磁バルブを開いている時間が2秒を
超えると、完接フェイズに移行する。
状態の時間的変化を示す。完断フェイズではクラッチ断
の状態にある。発進又は変速フェイズでは、徐々にクラ
ッチがつながるが、図に2つのケースを示したように、
状態変化の速さや、回転数差が所定範囲に縮まるクラッ
チ状態は、一定でない。急接フェイズでは、急速に状態
が変化するが、このときも状態変化の速さや安定するク
ラッチ状態は一定でない。
移行するときのクラッチストローク上のイベントを示
す。ストロークセンサ16が検出するクラッチストロー
クのクラッチ断位置からクラッチ接位置までの間に、急
接の開始点及び油圧スイッチ17がオフに切り替わる点
がある。この油圧オフ点から1秒経過したところがクラ
ッチ完接点となる。或いは、急接の開始点から2秒経過
したところがクラッチ完接点となる。
置について説明したが、本発明はオートクラッチ装置に
も適用される。
る。
ことがないので、電磁バルブの耐久信頼性が確保され
る。
構成図である。
作図である。
ある。
ある。
る。
ある。
ト図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 クラッチに連結されたピストンをクラッ
チ断方向に移動させるために油圧シリンダ内に油を注入
する油圧ポンプを設け、前記ピストンをクラッチ接方向
に移動させるために油を解放する電磁バルブを設け、ク
ラッチ完接の直前の油圧を検出する油圧スイッチを設
け、クラッチ接動作の半クラッチ時には前記電磁バルブ
を開閉させて緩やかにピストンを移動させる発進又は変
速フェイズを実行し、クラッチが動力を伝達し始めたら
前記電磁バルブを開いて急速にピストンを移動させる急
接フェイズを実行するフェイズ移行手段を設けたことを
特徴とするクラッチ断接装置。 - 【請求項2】 前記フェイズ移行手段は、急接フェイズ
を実行中に前記油圧スイッチが作動してから所定時間経
過するか又は前記電磁バルブを開いている時間が制限時
間を超えたとき、クラッチ完接と判定することを特徴と
する請求項1記載のクラッチ断接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10048399A JPH11247886A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | クラッチ断接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10048399A JPH11247886A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | クラッチ断接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11247886A true JPH11247886A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12802235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10048399A Pending JPH11247886A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | クラッチ断接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11247886A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100349839B1 (ko) * | 1999-10-18 | 2002-08-22 | 현대자동차주식회사 | 차량의 클러치 제어 장치 및 방법 |
US6607060B2 (en) | 2001-01-22 | 2003-08-19 | Exedy Corporation | Clutch operating system and a hydraulic mechanism used in the same |
CN104728429A (zh) * | 2015-02-11 | 2015-06-24 | 上海瑞迪汽车科技有限公司 | 一种电动汽车两速自动变速箱液控换档系统 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP10048399A patent/JPH11247886A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100349839B1 (ko) * | 1999-10-18 | 2002-08-22 | 현대자동차주식회사 | 차량의 클러치 제어 장치 및 방법 |
US6607060B2 (en) | 2001-01-22 | 2003-08-19 | Exedy Corporation | Clutch operating system and a hydraulic mechanism used in the same |
CN104728429A (zh) * | 2015-02-11 | 2015-06-24 | 上海瑞迪汽车科技有限公司 | 一种电动汽车两速自动变速箱液控换档系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2667797C1 (ru) | Устройство управления сцеплением | |
JPH0460220A (ja) | 自動クラッチ式変速機の制御装置 | |
JP3598688B2 (ja) | クラッチ断続装置 | |
JP2002021883A (ja) | クラッチ制御装置 | |
US10683930B2 (en) | Hydraulic machine having an adjustable displacement volume, transmission arrangement having the hydraulic machine, and method for controlling the transmission arrangement | |
JP3829006B2 (ja) | クラッチ断接装置 | |
JPH09324852A (ja) | 車両用変速機の変速制御装置 | |
JPH11247886A (ja) | クラッチ断接装置 | |
JP3635333B2 (ja) | 車両用オートクラッチ装置 | |
JP4120429B2 (ja) | エンジンの出力制御装置 | |
JPH11247892A (ja) | クラッチの接続速度制御方法 | |
EP0989013B1 (en) | Power plant system | |
JP3869143B2 (ja) | 自動車のクラッチ装置 | |
JP4633235B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
JPH11241734A (ja) | クラッチ自動制御車両 | |
JP3728472B2 (ja) | クラッチ自動制御車両 | |
CN107208719B (zh) | 用于保护尤其用于车辆的静液压的离合器执行器的方法 | |
JP3303803B2 (ja) | 摩擦クラッチ制御装置 | |
JP2005291433A (ja) | 自動クラッチ装置 | |
JP2002021880A (ja) | クラッチ制御装置 | |
JPH09158960A (ja) | 自動クラッチの操作アクチュエータ制御方法 | |
JP4114307B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
KR100435722B1 (ko) | 수동 변속기 차량의 클러치 제어 장치 및 방법 | |
JP2000220664A (ja) | 自動車のクラッチ装置 | |
JPH1193974A (ja) | 車両の変速機制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050906 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051107 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060718 |