JPH11247884A - 自動車用摩擦クラッチの調整機構 - Google Patents

自動車用摩擦クラッチの調整機構

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JPH11247884A
JPH11247884A JP10361317A JP36131798A JPH11247884A JP H11247884 A JPH11247884 A JP H11247884A JP 10361317 A JP10361317 A JP 10361317A JP 36131798 A JP36131798 A JP 36131798A JP H11247884 A JPH11247884 A JP H11247884A
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annular cam
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ユージェイン カマー マーティン
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチペダルの各ストロークごとに、自動
調整機構の過調整を阻止しながら、自動調整を連続して
行えるようにする調整制限装置を得る。 【解決の手段】 圧力板32とダイアフラムばね38と
の間に自動調整機構40が配置されている。ダイアフラ
ムばね38は、直径ピボットリング42と第2の直径ピ
ボットリング44とにそれぞれ接触することによって、
カバー36と自動調整機構40に間接的に係合する。ピ
ボットリング42はカバー36の内側に配置され、ピボ
ットリング44は自動調整機構40の上に中心が置かれ
ている。自動調整機構40は、圧力板32のカム溝48
の内部に配置された、静止環状カム46を含む。静止環
状カム46は軸22と同軸である。静止環状カム46は
カム溝48とは反対側に第1の傾斜カム面50を有す
る。溝48の底面からカム46の受け開口部内まで延び
ている複数の回転防止ピン52によって、静止環状カム
46は回転を阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摩擦クラッチの分野
に関し、特に、自動調整機構を有する摩擦クラッチに関
する。
【0002】
【従来の技術】公知の摩擦クラッチは自動車エンジンの
フライホイールとこれと組合わせられた変速機との間の
切り離し可能なねじれ連結を行う。そのようなクラッチ
は、クラッチによって駆動される摩擦材料が磨耗し始め
た後で、摩擦クラッチの完全な係合を達成できるように
するために、フライホイールに対するクラッチ摩擦板の
切り離される位置の調整を要する。いくつかのクラッチ
には、圧力板と、これと組合された、ダイアフラムばね
などの偏倚部材との間に配置された自動調整機構が設け
られている。係合させられた状態で偏倚部材によって供
給されるクラッチ係合力は調整機構の調整を妨げる。し
かし、クラッチが切られると、クラッチの過大な調整が
行われることがあり、特に偏倚部材が圧力板から分離す
ると過大な調整が行われることがある。調整を制限する
要素を圧力板に連結することが知られている。しかし、
そのような制限要素を有する調整器は通常、調整を行う
前に偏倚部材を圧力板から完全に切り離すことをも必要
とする。完全に切り離すというこの要求の結果として、
調整は周期的にのみ行われることになる。その時にはク
ラッチペダルが十分に踏まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、クラッチ
ペダルの各ストロークごとに、自動調整機構の過調整を
阻止しながら、自動調整を連続して行えるようにする調
整制限装置を備えることが望ましい。部品の数が最少で
ある制限装置を備えることも望ましい。
【0004】調整機構をリセットすることが困難である
という別のおそれがある。いくつかの種類の調整機構
は、調整機構をリセットするために圧力板をカバーから
分解することを要することがある。磨耗した被駆動円板
を交換する場合は、圧力板をカバーから分解することな
く、調整機構を磨耗した位置から新しい位置すなわち磨
耗していない位置にリセットすることが極めて望まし
い。
【0005】調整機構を磨耗した位置から新しい位置、
すなわち磨耗していない位置にリセットすることを調整
機構に可能にする、使用が容易なリセット機構を持つク
ラッチを得ることが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】開示している自動調整摩
擦クラッチは、クラッチペダルの各ストロークごとに、
自動調整機構の過調整を阻止しながら、自動調整を連続
して行えるようにする調整制限装置を含む。さらに、こ
の自動調整装置に使用される制限装置は最少数の部品を
有する。また、圧力板をカバーから分解することなく、
調整機構を磨耗した位置から新しい位置すなわち磨耗し
ていない位置にリセットすることを可能にする、使用が
容易なリセット機構も開示する。
【0007】自動車用摩擦クラッチの調整機構は、圧力
板と、第1の環状カム部材と、第2の環状カム部材と、
カムばねと、カム制御フィンガと、回転防止機構と、制
御フィンガ引っ張りばねとを含む。圧力板は回転軸と、
この回転軸にほぼ垂直な係合面とを有する。第1の環状
カム部材は前記回転軸と同軸であって、複数の第1の傾
斜カム面を持つ。第2の環状カム部材は第1の環状カム
部材に対して回転でき、第1の傾斜カム面と係合する複
数の第2の傾斜カム面を有する。第2の環状カム部材
は、第1の環状カム部材と一緒に、実効圧力板厚さを構
成する。第2の環状カム部材は外周縁部に係合段も有す
る。カムばねはカム部材の間に機能的に配置され、カム
部材を高くされたカム高さへ向かって回転可能に偏倚す
る。カム制御フィンガは圧力版の開口部内に滑ることが
できるようにして配置される。カム制御フィンガは、圧
力版の開口部内に配置されて、圧力板に対して軸線方向
に滑り可能に変位するために軸線方向に向けられた胴部
を有する。カム制御フィンガは、前記胴部から放射状に
延びて、第2の環状カム部材と係合する係合部も含む。
回転防止機構はフィンガに係合することによって圧力板
に対するフィンガの回転を阻止する。制御フィンガ引っ
張りばね(drag spring)はフィンガを偏倚して開口部の
側面に係合させ、制御フィンガの軸線方向変位に抗する
摩擦引っ張り力をひき起こす。
【0008】自動車の摩擦クラッチの調整機構は、圧力
板と、第1の偏倚部材と、第2の偏倚部材と、第1の環
状カム部材と、第2の環状カム部材と、カムばねと、カ
ム制御フィンガと、回転防止機構と、制御フィンガ引っ
張りばねとを含む。圧力板は、ある軸を中心としてカバ
ーと共に回転するためにカバーに結合され、その軸にほ
ぼ垂直な摩擦係合面を有する。第1の偏倚部材は、カバ
ーと圧力板との間に配置されて、係合されている位置と
係合されていない位置との間で選択的に動くことができ
る。係合されている位置において第1の偏倚部材は圧力
板を係合された圧力板位置まで偏倚させる。第2の偏倚
部材は圧力板をカバーに回転できるようにして結合す
る。第2の偏倚部材は圧力板をカバーの方へ偏倚させ
る。第1の環状カム部材は前記軸を中心とされ、圧力板
に対して回転できるようにして固定される。第1の環状
カム部材は複数の第1の傾斜カム面を有する。第2の環
状カム部材は前記軸を中心とされ、第1の環状カム部材
に対して回転できる。第2の環状カム部材は複数の第1
の傾斜カム面に係合する複数の第2の傾斜カム面を有す
る。係合させられたカムは圧力板と第1の偏倚部材の間
に軸方向に配置されている。係合させられたカムは、摩
擦係合面から第2の環状カムの係合機構までの、圧力板
の実効厚さを定め、その実効厚さは第1の向きの相対回
転とともに増加する。第2の環状カム部材はその外周縁
部に係合段も有する。そのステップは第2の環状カム部
材の予測される回転と少なくとも同じ大きさの開先角度
(includedangle)を有する。カムばねがカム部材の間
に配置され、それらの間に第1の向きの相対回転をひき
起こす。カム制御フィンガは、圧力板の前記開口部内に
滑ることができるようにして配置され、胴部と係合部と
を有する。胴部は、圧力板の前記開口部内に配置され、
前記圧力板に対して軸線方向に滑ることができるように
して変位を行うために軸線方向に向けられる。係合部
は、胴部から放射状に延び、第2の環状カム部材に係合
する。回転防止機構は、フィンガに係合し、圧力板の一
部分を構成する。回転防止機構は圧力板に対するフィン
ガの回転を阻止する。制御フィンガ引っ張りばねは開口
部内にほぼ配置されて、開口部の側面に係合するように
前記フィンガを偏倚する。制御フィンガ引っ張りばね
は、前記制御フィンガの軸線方向変位に抗する摩擦引っ
張り力をひき起こす。引っ張り力はカムばねに起因する
軸線方向の偏倚力に抗するためには十分であるが、第1
の偏倚部材に起因する力に抗するためには十分ではな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0010】自動車用摩擦クラッチ20が図1に示され
ている。クラッチ20のより詳しい斜視図が図11に示
されている。クラッチ20は軸22を中心として回転す
る。図2に示されているフライホイール24が自動車の
エンジン(図示せず)の出力軸に回転可能に固定されて
いる。軸22を中心とする駆動される円板26が、自動
車の変速機(図示せず)の入力軸に係合するハブ(図示
せず)を有する。駆動される円板26の摩擦要素28の
一方の側が圧力板32の係合面30によって係合され、
他の側がフライホイール24の係合面34によって係合
されている。
【0011】図1には部分的に切り欠いて示されている
カバー36が圧力板32の上に配置され、かつ図2ない
し図5に最も良く示すようにフライホイール24に固定
されている。内向きに放射状に延びている複数のフィン
ガを有するダイアフラムばね38が偏倚部材として機能
し、かつ、カバー36と圧力板32との間に配置されて
いる。ばね38は圧力板36を駆動される円板26に対
して押す。そうすると円板26は、係合された状態にあ
るフライホイール係合面34に対して押される。ダイア
フラムばね38のフィンガ37の内側先端部が切り離し
軸受(図示せず)によって軸線方向に係合させられる。
切り離し軸受を軸線方向に変位させることによって、ク
ラッチ20は係合された状態と切り離された状態との間
を選択的に動かされる。切り離し軸受が軸線方向に変位
させられた結果としてダイアフラムばね38が偏倚させ
られる。ダイアフラムばね38の考えられる代りの物
は、フィンガなしダイアフラムばね、またはレバーを押
して圧力板32をフライホイール24へ向かって偏倚さ
せる複数のコイルばねを備えた、カバー36と圧力板3
2との間に配置される複数のクラッチレバーである。図
2ないし図5に概略的に示され、図13に断面で示され
ている、圧力板32とカバー36を連結板ばね39は、
圧力板32をカバー36へ向かって偏倚させる。圧力板
32とダイアフラムばね38との間に自動調整機構40
が配置されている。
【0012】ダイアフラムばね38は、第1の、すなわ
ち外部の直径ピボットリング42と第2の、すなわち内
部の直径ピボットリング44とにそれぞれ接触すること
によって、カバー36と自動調整機構40に間接的に係
合する。第1のピボットリング42はカバー36の内側
に配置され、第2のピボットリング44は自動調整機構
40の上に中心が置かれている。
【0013】自動調整機構40は、圧力板32のカム溝
48の内部に配置された第1のすなわち静止環状カム4
6を含む。静止環状カム46は軸22と同軸である。静
止環状カム46はカム溝48とは反対側に第1の傾斜カ
ム面50を有する。あるいは、図12と図19に示すよ
うに、第1の傾斜カム面50が圧力板32と共に単一の
ユニットとして形成されるように、静止環状カム46と
第1の傾斜カム面50とが圧力板32と一体に形成され
ている。溝48の底面からカム46の受け開口部内まで
延びている複数の回転防止ピン52によって、図2の静
止環状カム46は回転を阻止される。図3と図6に最も
良く示すように、第2の、すなわち回転環状カム54が
静止環状カム46の上に配置され、かつ、第1のカム面
50に係合している複数の第2の傾斜カム面56を有す
る。第2のピボットリング44が、反対側のカム面56
の側の回転環状カム54の溝の中に配置されている。係
合面30からカム54の先端部までの実効圧力板厚さH
は、図3と図6に示すように、調整機構40によって調
整される。あるいは、図12に示すように、ダイアフラ
ムばね38に係合するために、カム面56とは反対側の
回転環状カム54の側に一定直径の円を形成する頂部を
持つ回転環状カム54を形成できる。頂部を設けること
によって第2のピボットリング44が必要でなくなる。
【0014】回転環状カム54と係合してそのカム54
を軸22と同軸に整列させるために、複数のカム整列ピ
ン57が回転環状カム54内に放射状に配置されてい
る。あるいは、図12と図14に示すように、カム54
に、カム54を圧力板30に関して同軸に維持するパイ
ロット肩58を設けることができる。
【0015】図7と図8に最も良く示されている、丸い
ワイヤで構成されたカムばね60が静止環状カム46と
回転環状カム54との間に配置されて、実効圧力板厚さ
Hを、図6に示すように、係合面30から第2のピボッ
トリング44まで増加させる向きにカムを偏倚する。カ
ムばね60は「新しい」クラッチ位置にある様子が仮想
線で示され、「磨耗した」クラッチ位置にある様子が実
線で示されている。カムばね60の第1の端部59が回
転環状カム54と一緒に回転するためにその環状カムの
穴の中に配置されている。カムばね60の第2の端部6
1は静止環状カム46または圧力板32のスロットによ
って受けられることが好ましい。あるいは、図16ない
し図18に示すように、カムばね60は時計のぜんまい
に使用される平らなワイヤに類似する平らなワイヤで構
成できる。図22に示すように、カムばね60の第1の
端部59は約74°の開先角αを持ち、約72°の開先
角βを持つ回転環状カム54上のばねフック62に係合
する。90°より小さい角度を持つと第1の端部59が
フック62の上を滑って外れる傾向が大幅に低下する。
フック62と肩58との間を延びる三角形ウエブ部が第
1の端部59をカム部材54の一方の側で軸線方向に捕
え、圧力板32がそれをカム部材の他の側で捕える。ば
ね61の第2の端部61が、図19に最も良く示されて
いる圧力板32のリング部の切り込み63の中に配置さ
れている。図16、17、18は自由な位置と、磨耗し
たクラッチ位置と、新しいクラッチ位置、すなわち完全
に巻かれた位置とにそれぞれある平らなワイヤばね60
を示している。駆動される円板26が磨耗するにつれ
て、ばね60がほどけて、カム54を厚さHが厚くなる
位置まで押す。
【0016】調整機構40の調整を制限する機構が、図
9と図19に最も良く示されているように、圧力板32
の外径から放射状に延びる複数の圧力板延長部65を含
む。各延長部65は開口部66を有する。カム制御フィ
ンガ64を開口部66内で軸22に平行に軸線方向に動
くように、開口部66はカム制御フィンガ64を滑り可
能に保持する。フィンガ64(その第1の実施形態が図
10に最も良く示されている)の全長に沿う横断面がほ
ぼ正方形である。フィンガ64は、開口部66内に配置
され、軸線方向に延長びる胴部68と、軸線方向内向き
に延びて回転環状カム54に係合するアーム部70とを
有する。アーム部70は、図2ないし図5に示すよう
に、胴部68から先端部73まである角度で延びてい
る。先端部73はアーム部70および胴部68と比較し
て厚さが薄くされている。各胴部68は、胴部68の横
側のフィンガばねポケット74内に配置された引っ張り
ばね72を有する。引っ張りばね72は、ポケット74
から外側へ曲って、開口部66内の軸線方向運動に抗す
る開口部内の引っ張り荷重、すなわち保持荷重を生ずる
板ばねである。板ばねは、開口部66の面する壁に対し
てばね荷重を一様に分布させるための広い表面積を有
し、かつ最少数の付加部品を導入するから有利である。
引っ張りばね72は予め荷重を加え、カムばね60によ
って加えられる軸線方向荷重に起因するフィンガ64の
動きを阻止するために、フィンガの動きに対する十分な
軸線方向抵抗を起こすためにばね率が選択され、一方ダ
イアフラムばね38の力に応答して滑りが圧力板32を
駆動される円板26に対して押す。クラッチ20がつな
がれるとカム制御フィンガ64の第1の端部がフライホ
イール24の係合面34に接触する。胴部68の端部が
係合面に接触して、圧力板ダイアフラムばね38または
それと均等な偏倚部材が圧力板32を駆動される円板2
6に対して押す時に、フィンガ64はカム部材66の中
で滑らされる。フィンガ64と引っ張りばね72との別
の実施形態を図20と図12に示す。引っ張りばね72
は胴部68の半径方向内側に配置されている。更に他の
実施例では、引っ張りばね72を胴部68の2つ以上の
側に配置できる。図12と図20に示す別のフィンガ6
4のアーム部70が曲げられ、まず胴部68から圧力板
32に平行に延び、その後で先端部73まで曲る。
【0017】板ばね39とカムばね60と、フィンガ予
荷重ばね72の最適な組合わせ、すなわちばね率とのバ
ランスと予荷重の釣り合いの決定には、特定のクラッチ
についてある実験を要することがある。上記のように、
引っ張りばね72はフィンガ64がカムばね60の偏倚
力に抗すること、およびダイアフラムばね39によって
加えられる力に屈することができるようにしなければな
らない。この釣り合いは、カムばね60に起因する力と
ダイアフラムばね38に起因する力との間の力の差が大
きいため、達成することが比較的に容易である。また、
カムばね60は、板ばね39によって加えられる回転カ
ム54の回転に対する抵抗にそれ自身で打ち勝つことが
できるほど強くてはならず、したがって、フィンガ64
はカム54の調整の制限に効力がなくなる。
【0018】カム制御フィンガ64は、ほぼ正方形の胴
部およびカム部材によってばかりでなく、アーム部70
の両側に配置されている一対の両側の回り阻止肩位置決
めラグ76によっても、圧力板32に対する回転を阻止
される。長方形、特にほぼ正方形はフィンガ64の横断
面として好適であるが、特に位置決めラグ76が設けら
れた場合には、他の横断面形状も代わりに用いることが
できる。その理由は、横断面の形がラグ76によるフィ
ンガ64の回転の阻止にあまり決定的ではないためであ
る。図12と図20に示されている曲げられたアーム部
70は、より低い輪郭のラグを使用できるようにするた
めに有利であることを理解すべきである。
【0019】先端部73は、回転環状カム54の外径弧
部に形成されている係合段80に係合する。段80と、
薄くされている先端部73とは、ダイアフラムばね38
の動作を妨害しない低い輪郭の移動制限部を提供する役
目をする。係合段80の第1の端部82と第2の端部8
4は、約34°の開先角γだけ隔てられている回転スト
ッパを構成する。開先角γは、駆動される円板26と、
カム面50、56の傾斜で変化する、回転することを予
測されるカム54の回転の量にほぼ等しい。もちろん、
この他の構造もこの回転制限機能を提供することはでき
る。たとえば、段80がカムを完全に囲むことができ、
その回転はカム54の放射状に延びる部分と圧力板32
から軸線方向に延びる突出部との間の係合によって制限
される。
【0020】図21はリセット機構80を有するクラッ
チ20の断面を示す。リセット機構80は、パイロット
ピン90の上に選択的に滑ることができるようにして配
置されているリセットドライバ、すなわち駆動ツール8
8を含む。駆動ツール88は、駆動ツール88がパイロ
ットピン90のパイロット軸94を中心として回転でき
るようにするパイロット穴92を有する。駆動ツール8
8のドライバヘッド96が、回転環状カム54のカム歯
100に駆動するように係合する4本のドライバ歯98
を有する。もちろん、ヘッド96には異なる数の歯98
を設けることができる。六角形の棒102がドライバヘ
ッド96とは反対側の端部に駆動ツール88の駆動部を
形成して、従来のレンチで駆動ツール88を操作するこ
とを可能にする。ダイアフラムばねフィンガ37が弧状
の開口部110の中に終端する。開口部110の1つが
カバー36の内径上のカバー切り込み106に整列させ
られている。両方ともパイロットピン90に整列させら
れている。ダイアフラムばね開口部104と、カバー切
り込み106と、パイロットピン90との整列によって
駆動ツール88をパイロットピン90の上で選択的に滑
らさせて、ドライバ歯98をカム歯100に駆動係合す
ること、および駆動ツール88をクラッチ22から選択
的に外すことを可能にする。
【0021】フィンガアクセス開口部105が、胴部6
8に整列しているカム制御フィンガ64のおのおのに整
列させられている。開口部105は、回転環状カム54
が新しい位置、すなわち磨耗していない位置へ戻された
後で、ピンまたはポンチを新しい位置、すなわち磨耗し
ていない位置へ戻すために、それらをフィンガ64に係
合させることを可能にするのに十分長い。
【0022】図23と図24はリセット機構86とは僅
かに異なるリセット機構107を示す。リセット機構1
07は、クラッチ20から外されない駆動ツールを含む
ことを除いて、リセット機構86とほぼ同じである。駆
動ツール88はコイル型ドライバ戻しばね109によっ
てパイロットピン90に沿って偏倚させられて切り離さ
れた位置、すなわち非駆動位置まで偏倚させられる。外
径がダイアフラムばね開口部104の直径より長い保持
ワッシャ110が、ドライバヘッド96とダイアフラム
ばね38との間でドライバ108の上に配置されてい
る。ドライバ108の胴部が内部六角ソケット、すなわ
ちアレン型ソケットを有する。図23に示すように、カ
ム54は磨耗した位置にある。図24には同じリセット
機構107が示されているが、クラッチ組立体20は切
られた状態にあり、カム54は新しい位置すなわち磨耗
していない位置にリセットされている。
【0023】図25ないし図40は全てリセット機構の
他の代わりの実施形態に関している。
【0024】図25のリセット機構114は、各端部に
星形ドライバヘッド118を有するL形駆動ツール11
6を含む。星形ドライバヘッド118は6つの点を有す
るが、より多くの点またはより少ない点を持つこともで
きる。カム54は、駆動ツール116のドライバ118
の1つを受ける駆動スロット120を有する。スロット
120は、駆動ツール116を回すことによってカム5
4をリセットさせる一連の起伏を少なくとも一方の側に
有する。
【0025】図26に示すリセット機構122は、取外
し可能なドリルチャックキー124が駆動ツールとして
用いられていることを除き、図25のリセット機構とほ
ぼ同じである。カム54内のスロット126がチャック
キー124の先端を受け入れている。チャックキー12
4の歯によって係合されている回転カム54の歯がスロ
ット126の近くでカム54の上に配置されている。
【0026】図27のリセット機構128は、リセット
機構128の駆動ツール130がカムと常に係合されて
いることを除き、リセット機構122とほぼ同じであ
る。駆動ツール130の先端部がスロット125の中に
配置されている。駆動ツール130は、駆動ツール13
0の胴部の上に滑り可能に配置されているプラスチック
ブッシング132によって保持され、かつ、ブッシング
132から延びて、クラッチカバー36からブッシング
132と駆動ツール130とが外されることを阻止する
固定タブ134を有する。駆動ツール130はアレンヘ
ッド駆動ソケット(図示せず)を有する。
【0027】図28のリセット機構136は、駆動ツー
ル138に長い直径の胴部140と短い直径の端部14
2が設けられ、駆動ツール138がカバー38とカム5
4との間に配置されていることを除き、リセット機構1
28とほぼ同じである。
【0028】図29のリセット機構144は図23と図
24とのリセット機構107とほぼ同じである。駆動ツ
ール146が、カバー36とダイアフラムばね38との
間の過大な寸法のフランジ148によってクラッチ20
の内部に保持されている。また、ドライバヘッド96が
カム歯100と常時係合されている。
【0029】図30のリセット機構150は、リセット
機構150の駆動ツール152がクラッチ20に装着さ
れたままであることを除き、リセット機構114にほぼ
類似する。駆動ツール152はリセット機構114で使
用されているのと同じ駆動ヘッド118を持っているこ
とが示されているが、それはL形ハンドルを持たず、そ
の代りに、ボックスレンチ、端開きレンチまたはラチェ
ットによって係合されるための六角ヘッド駆動部を有す
る。駆動ツール152は一対のスナップリング156に
よってクラッチ20内に保持されている。図30に示す
ように1つのスナップリングがカバー36の各側に置か
れている。あるいは、スナップリング156の代りにプ
ッシュロックリングを使用できる。
【0030】図31のリセット機構158は、偏倚ばね
162によって切り離された位置すなわち非駆動位置へ
偏倚されている駆動ツール160を有する。駆動ツール
160に係合するスナップリング164と過大な寸法の
六角ヘッド166とが駆動ツール160をクラッチ20
内に軸線方向に保持する。ばね162の向きに六角ヘッ
ド166に対して向けられた力が駆動ツールを押してカ
ム歯100に係合させる。カム歯100とのドライバヘ
ッド96の係合が外れると、さもなければエンジンが作
動している時に部品の間の係合によって起きる歯車の歯
の間の腐食がなくなる。
【0031】図32のリセット機構168は図28のリ
セット機構138にほぼ類似する。駆動ツール170の
先端部170がスロット126内に配置されている。駆
動ツール170の歯がカム54の歯にかみあっている。
駆動ツール170は長い直径の胴部172と、駆動ツー
ル170の先端部170から長い直径の胴部172とは
反対側の短い直径の胴部174とを有する。プッシュオ
ンベルビル(belville)ばね176がカバー3
6の外部で短い直径の胴部174の上に配置されて、駆
動ツール170を非係合位置へ偏倚する。図32は、カ
ム54へ向かって押されているかのように係合された位
置にあって、ベルビルばね176のばね荷重に勝つ駆動
ツール170を示している。図1のリセット機構158
のように、駆動ツール170は、クラッチ20が作動し
ている時に係合位置から偏倚され、それによって腐食を
無くす。
【0032】図33のリセット機構178は図27のリ
セット機構128とほぼ同じである。リセット機構17
8のプラスチックブッシング132は僅かに短く、偏倚
ばね180をブッシング132と、かみあう歯を支持す
る駆動ツール160のヘッドとの間に配置できるように
する。クラッチ20が動作させられている時でも駆動ツ
ール130がカム54の歯に係合されたままであるよう
に、ばね180が駆動ツール130を係合された位置に
偏倚する。この向きに駆動ツール130を偏倚すると、
自動車の駆動機列からのよじれパルスによってひき起こ
されたカム運動を弱める追加の摩擦を系に生じる。図2
7に示す偏倚させられていない系と比較して、ばね荷重
は歯車の歯の間の腐食の量も減少させる。
【0033】図34のリセット機構182は図30のリ
セット機構150にほぼ類似する。しかし、リセット機
構182の駆動ツール184は、駆動ツール152より
もわずかにさらに離れているスナップリング156のた
めのスロットを有する。また、カバー36と最も外側の
スナップリング156との間に配置されているベルビル
ばね186が駆動ツール184を非係合位置まで偏倚す
るが、図34には係合されている位置にあるが駆動ツー
ル184が示されている。リセット機構158と168
についての説明で注意したように、駆動ツール184が
カム54とそれの歯とから切り離されると、腐食はなく
なる。
【0034】図35のリセット機構188は、駆動ツー
ル190がピン90の上で案内する点で、リセット機構
144に多少類似している。駆動ヘッド96はカム歯1
00に係合されたままである。ねじを切られているブッ
シング192がカバー36内に固定されている。駆動ツ
ール190のねじを切られている胴部194がブッシン
グ192にねじ合わされてそのブッシング内に配置され
ている。偏倚ばね190はドライバヘッド96とねじを
切られているブッシング192との間に配置されてい
る。先に述べたように、ばね偏倚荷重が、カム54を調
整しようとするよじれインパルスを弱くすることを支援
する。カバー36を越えて延びている駆動ツール190
の露出端部をクラッチの磨耗指示器として使用できるこ
とを理解すべきである。その理由は、カバー36を越え
て延びている駆動ツール190の量が磨耗量とともに変
化するためである。たとえば、クラッチが磨耗すると、
アレンヘッド駆動部112が配置される駆動ツール19
0の端部が、クラッチが磨耗した時に、ブッシング19
2の外面と同じ高さで配置されるように、リセット機構
188を構成できる。
【0035】図36と図37に示すリセット機構198
は、歯付きドラム202が固定されている駆動ツール2
00を用いている。歯付きドラム202はカム歯204
に駆動可能に係合する。駆動ツール200は圧力板32
の開口部205内で案内する第1の端部を有し、かつカ
バー36内に配置されているブッシング206の開口部
内で案内する第2の端部を有することによって、それの
動作位置に保持される。駆動ツール200は、それを案
内する軸94に対して90°の角度で延びるハンドル/
指示器部206を有する。歯付きドラム202は回転す
る環状カム210を駆動し、その環状カム210は圧力
板32と、回転しないが軸線方向に変位できる環状カム
212との間に配置されている。保持部材214が非回
転環状カム212に固定されて、圧力板32に滑り可能
に係合する。駆動される円板26が磨耗すると、ハンド
ル/指示器部206は、図37に実線で示されている
「新しい」位置から、図37に仮想線で示されている
「交換」位置まで回る。それらの部品の正確な寸法と、
図37に示す角度とは特定の用途に応じて変化すること
を理解すべきである。
【0036】図38のリセット機構216は一部のみが
示されている。回転するカムリング218が関連する非
回転カムと圧力板(図示せず)に対して動く。駆動され
る円板26が磨耗するとカムリング218の回転移動が
起きる。クラッチをリセットするという求めに応じて、
リング218を回すためにねじ回しその他の回し工具が
用いられる。ねじ回し220はカムリング218の切り
込み222に係合する。圧力板などの、クラッチの非回
転部品に固定されているピン224によってカムリング
218の回転は制限される。
【0037】図39と図40のリセット機構226は、
実線で示されている新しい位置すなわち磨耗していない
位置と使用された位置、すなわち磨耗した位置との間の
カバー36内のレバースロット230内でトグルする戻
しレバー228を含む。レバー228は固定されている
カム234上のレバーピボット232を中心として回
る。リンク部材236が回転カム238からレバー22
8の下側スロットまで延びている。
【0038】本発明は次のようにして動作する。図2と
図3に示す新しい状態、すなわち磨耗していない状態で
は、カム制御フィンガ64は圧力板32に対して元の位
置にある。クラッチ組立体20がつながれると、カム制
御フィンガ64の第1の端部がフライホイール係合面3
4に接触する。駆動される円板26の厚さがそれが最大
であるときに、圧力板26の実効厚さHはその最小とな
る。先端部73の接触面が係合段80の表面に接触して
いる。係合された状態においてダイアフラムばね38に
よって調整機構40に加えられる荷重はカム46と54
の相対的回転位置を保持する。図3に示すように、クラ
ッチが切られている時の圧力板32の移動中のいかなる
時刻にもカム制御フィンガ64はカバー36に接触する
ことはない。ダイアフラムばね38を図3に示すように
偏倚させることによってクラッチ組立体20が切られる
と、板ばね回転防止ストラップ39が圧力板32をフラ
イホイール24から離れてカバー36へ向かって押す。
クラッチが完全に切られると、ダイアフラムばね38に
加えられている回転カム54の軸線方向力が、圧力板3
2をカバー36へ向かって押す板ばね39に起因する力
に等しくなるまで低下する。カム制御フィンガ64が圧
力板32と一体に軸方向に動き、これによって回転環状
カム54の回転が阻止される。
【0039】図4は、クラッチ20が摩擦要素28のい
くらかの磨耗を受けたが、調整機構40による実効厚さ
Hの調整をされていない後の、係合された位置にあるク
ラッチ20を示す。調整機構40の連続的な調整という
特徴のために、先端部73と係合段80との間の間隙D
は、多くの場合、単一クラッチの再係合に起因する磨耗
の量に多く制限されるため、それが存在しても、常に非
常に小さい。間隙Dの大きさはこのことを示すため図4
では誇張されている。
【0040】クラッチペダル(図示せず)が踏まれる
と、解除軸受(図示せず)がダイアフラムばね38のフ
ィンガ部の先端部をフライホイール24から遠ざけ、軸
22に接近させて圧力板32に加えられていた荷重を除
く。クラッチ20は、切られると、エンジンの点火パル
スによってひき起こされたねじれ振動を用いることによ
って、静止環状カム46に対する回転環状カム54の回
転位置を連続的に調整する。点火パルスはカムばね60
が、回転カム54をダイアフラムばね38に対して押す
板ばね39によって加えられる調整に対する抵抗に勝つ
のを助ける。この結果としての磨耗の連続調整、または
クラッチ組立体20の各切り離しによる調整は、公知の
調整よりも有利であることを表す。公知の自動調整器
は、通常ダイアフラムばねが十分大きく偏倚させられた
時のみ調整を行い、ダイアフラムばねを調整器から分離
する。完全な切り離しを必要とする機構は、所望の調整
を得て、完全な自動よりも少ない調整を行なうために、
自動車の運転者がクラッチペダルを定移動距離まで延ば
すという、自覚的な努力を必要とすることがある。
【0041】図5に示す第1の出発間隙Eがフライホイ
ール係合面34とフィンガ64の第1の端部との間に存
在する。第2の出発間隙Fが圧力板係合面30と駆動さ
れる円板26との間に存在する。出発間隙Eは出発間隙
Fより、駆動される円板26に荷重が加えられていない
時にその円板が変位する大きさがあれば、その大きさだ
け大きい。もちろん、変位の大きさは、駆動される円板
26がクッションを加えられている駆動される円板であ
れば、より大きい。図5はエンジン点火パルスで回転す
る環状カム54の調整を示している。断面平面に対して
環状カム54が回転するために、その環状カムの断面厚
さが大きくなったように見える。圧力板係合面30に対
する、圧力板延長部65におけるフィンガ64の実際の
位置は、クラッチが切られているままである間は変化し
ない。しかし、クラッチペダルが解放されて圧力板32
が駆動される円板26に再び係合すると、その結果とし
ての摩擦要素28の僅かな磨耗がフィンガ64を圧力板
係合面30に対して移動させる。クラッチが後で切られ
ると、カム50はフィンガ64によって許容されている
大きさまで調整し、それによって厚さHを摩擦要素28
の磨耗に等しい量まで厚くする。本発明の有利な連続的
調整という特性を可能にするのは、エンジン点火パルス
に対する回転環状カム54の応答性に組合わされた、フ
ィンガ64の位置におけるそのような小さい増分移動で
ある。
【0042】図21のリセット機構86は、駆動される
円板26がその耐用寿命の終わりに達し、クラッチ組立
体20が自動車から外されて、駆動される円板26の交
換が可能にされた後で用いられる。クラッチ20は装着
具に取り付けられ、その後で圧力板32および関連する
調整機構40から荷重を除くためにダイアフラムばね3
8は変位させられる。調整機構40から荷重が除去され
ると、リセット機構86の駆動ツール88はダイアフラ
ムばねの開口部104とカバー切り込み106とを通さ
れて、パイロットピン90の上を滑らされる。駆動ヘッ
ドの駆動歯98がカム歯100と噛み合っている。リセ
ット駆動ツール88にはラチェットレンチ等が当てられ
て回され、回転環状カム54をその新しい位置、すなわ
ち磨耗していない位置へ戻す。カムばね60に負けない
ように駆動ツール88には十分なトルクを加えなければ
ならない。駆動ツール88からトルクを除く前に、回転
環状カム54の相対回転位置を静止環状カム46に対し
てセットしなければならない。これは、ダイアフラムば
ねをゆるめて調整機構40を再び係合することによっ
て、または1つまたは複数のフィンガ64をリセットす
ることによって行なうことができる。
【0043】回転環状カム54の位置をリセットしても
フィンガ64の軸線方向位置には何の影響も及ばされな
い。回転環状カム54の位置をリセットした後で、フィ
ンガ64の先端部73と係合ステップ80との間に間隙
が存在するであろう。フィンガアクセス穴105にピン
またはポンチを通してフィンガ64に接触させることに
よって、フィンガ64は個々にリセットされる。ピンま
たはポンチを軽くたたくことによってフィンガ64は力
の向きに動かされ、先端部73と係合ステップ80との
間の接触を回復する。ここで開示している好適な実施形
態は4つのフィンガ64を有する。4つのフィンガのお
のおのはクラッチが装着具に取り付けられている間はリ
セットできる。しかし、回転環状カム54を自動車に装
着する前に回転環状カムを過回転しないようにするため
にはピンを1本だけリセットすると十分である。好まし
くは、リセット具でただ1つのフィンガがリセットさ
れ、クラッチが新しい駆動される円板に組合わせられて
自動車に装着された後で、他の3つのフィンガがリセッ
トされる。
【0044】図23と図24は代わりのリセット機構1
07を使用することを示す。リセット機構107は、駆
動ツール108がクラッチ20に永久的に装着されてい
ることを除き、リセット機構86とほぼ同じである。図
23に示すように使用されていない時は、駆動ツール1
08の歯98がカム歯100にかみ合わないように駆動
ツールにはばねによって力が加えられる。保持ワッシャ
110がばね109による駆動ツール108の軸方向の
移動を制限する。図24に示すように、クラッチが切ら
れた状態にある時に調整が行われる。駆動ツール108
は回転させられている間に圧力板32へ向かって下向き
に同時に押されて、回転環状カム54の位置をリセット
する。回転環状カム54の輪郭の図24から図24への
変化は、カム54の磨耗さいた位置から新しい位置への
リセットを反映している。図23と図34では、リセッ
ト機構の代りの実施形態に直接関連しない、混乱させる
恐れがある細部をなくすために、フィンガ64などのク
ラッチのある種の細部は省いている。
【0045】図35と図26は、取り外しできる駆動ツ
ール116と125をそれぞれ用いるリセット機構11
4と122の代りの実施形態を示す。
【0046】図27、図28、図29および図30は関
連する駆動ツールが永久的に捕らえられているが、ばね
によって力が加えられていないリセット機構128、1
36、144および150の代りの実施形態を全て示
す。図31、図32、図33および図34はクラッチ2
0内に永久的に捕らえられている、ばねで偏倚させられ
た駆動ツールを全て示す。図35は、上記したように磨
耗指示器として駆動ツール190の露出端部を使用でき
るさらに別の実施形態を示す。
【0047】図36と図37のリセット機構198が、
圧力板とは静止環状カムの反対側に配置されている回転
環状カムを有している他の調整機構とは異なって、圧力
板32と非回転環状カム212との間に配置されている
回転環状カム210に組合わせて示されている。図36
のクラッチがリセット具に取り付けられ、ダイアフラム
ばねの力が除かれると、ハンドル/指示器位置208が
新しい位置へ容易に回されて調整機構をリセットする。
【0048】図38に非常に簡単なリセット機構を示
す。一旦クラッチがリセット具で外されると、回転環状
カム218は、ねじ回しを用いてそれを回して、または
押して元の位置へ戻すために単に押されるだけである。
回転カムリング218が回されたり、押されたりする
と、カムばね60の力より十分強い力を加えなければな
らない。
【0049】図39と図40はリセット機構の更に別の
実施形態を示す。リセット機構226は静止環状カム2
34と、回転環状カム238との半径方向外側に配置さ
れている。クラッチの駆動される円板26が磨耗する
と、圧力板係合面30が一層下へ動き、回転環状カム2
38もそのように動く。レバー228が、実線で示され
ているその新しい位置から仮想線で示されているその磨
耗した位置、すなわち使用された位置へ動く。新しい駆
動される円板に使用するためにクラッチ調整機構をリセ
ットするために、レバー228は、ダイアフラムばね3
8の荷重が除かれた時にその新しい位置へ回して戻すこ
とを必要とするだけである。
【0050】上記のクラッチ部品の容易に明らかである
代り実施形態が存在することを理解すべきである。たと
えば、各フィンガに組合わされた、荷重を予め加えたば
ね72を、フィンガ64ではなくて開口部66の中に保
持できる。また、各フィンガ64の2つ以上の側にばね
72を置くことができる。さらに、静止環状カム46に
ダイアフラムばね38が係合されるように、回転環状カ
ム54と静止環状カム46とを交換できる。リセット機
構に関しては、ドライバヘッドの任意の構成(5点、6
点)を、開示した駆動構成のいずれか(六角ヘッド、ア
レンソケット)を持つ駆動ツールに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】調整機構を示すためにカバーとダイアフラムば
ねとを一部切り欠いて示すクラッチの端部図である。
【図2】クラッチがつながれ、駆動される円板が磨耗し
ていないことを示す図1の矢印2の向きにおける断面図
である。
【図3】切られた状態における図2のクラッチの断面図
である。
【図4】クラッチがつながれた状態にあり、駆動される
円板が磨耗していることを示す図2におけるクラッチの
断面図である。
【図5】切られた位置にある、駆動される円板が磨耗し
ていることを示す図4におけるクラッチの断面図であ
る。
【図6】図1の矢印6の向きにおけるカムの切り欠き図
である。
【図7】カムばねの環状カムへの係合を示すカムばねと
環状カムとの端部図である。
【図8】磨耗した位置と磨耗していない位置とにおける
カムばねの端部図である。
【図9】図1の円9内の拡大切り欠き部である。
【図10】カム制御フィンガとばねとの拡大斜視図であ
る。
【図11】クラッチの拡大斜視図である。
【図12】図11の矢印の向きにおける図11のクラッ
チの断面図である。
【図13】圧力板とクラッチカバーとの間の連結の切り
欠き断面図である。
【図14】回転カム部材の第1の側の斜視図である。
【図15】図14の回転カム部材の第2の側の斜視図で
ある。
【図16】自由位置におけるカムばねの斜視図である。
【図17】磨耗したクラッチ位置における図16のカム
ばねの斜視図である。
【図18】新しいクラッチ位置における図16のカムば
ねの斜視図である。
【図19】クラッチ圧力板の斜視図である。
【図20】カム制御フィンガの代りの実施形態の拡大斜
視図である。
【図21】リセットドライバを有する図12のクラッチ
の断面図である。
【図22】図21で矢印22の向きに選択された部品の
一部切り欠き断面図である。
【図23】リセット機構が非駆動位置にある係合された
位置におけるクラッチの断面図である。
【図24】リセット機構が駆動位置にある切り放された
位置における図23のクラッチの断面図である。
【図25】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図26】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図27】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図28】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図29】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図30】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図31】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図32】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図33】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図34】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図35】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図36】代りのリセット機構を持つ図23のクラッチ
の断面図である。
【図37】矢印37の向きにおける図36のクラッチの
端部図である。
【図38】クラッチのための代りのリセット機構の重要
な部品の切り欠き図である。
【図39】代りのリセット機構を有するクラッチの部分
端部図である。
【図40】矢印40の向きにおける図39のクラッチの
切り欠き断面図である。
【符号の説明】
20 クラッチ 22 軸 24 フライホイール 26 駆動される円板 28 摩擦要素 30 圧力板の係合面 32 圧力板 34 フライホイール係合面 36 カバー 38 ダイアフラムばね 40 自動調整機構 42 ピボットリング 46 静止環状カム 48 カム溝 50、56 傾斜カム面 52 回転防止ピン 54、212 回転環状カム 57 ピン 58 パイロット肩 60 カムばね 62 ばねフック 64 フィンガ 65 圧力板延長部 66、104、110 開口部 68、174、194 胴部 70、78 アーム部 72 引っ張りばね 73 先端部 74 ポケット 76 ラグ 80 係合ステップ 88、116、130、136、170、184、19
0、200 駆動ツール 90 パイロットピン 92 パイロット穴 94 パイロット軸 96 ドライバヘッド 98 ドライバ歯 100 カム歯 105 フィンガ接近開口部 106 カバー切り込み 107、114、122、128、144、150、1
58、168、178182、216、226 リセ
ット機構 108 ドライバ 110 保持ワッシャ 118 ドライバヘッド 120、125 スロット 132、192 ブッシング 134 固定タブ 164 スナップリング 166 六角ヘッド 180 ばね 186 ベルビルばね 206 ハンドル/指示器部 218 カムリング 228 レバー 234 レバーピボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 ダニエル ヴァーン グッチェナー アメリカ合衆国 46706 インディアナ州 オウバーン デイヴィッドソン コート 1411 (72)発明者 マーティン ユージェイン カマー アメリカ合衆国 46706 インディアナ州 オウバーン ルース ストリート 813 (72)発明者 マーク ジェニングス アメリカ合衆国 46706 インディアナ州 オウバーン ハンターズ リッジ 205

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、この回転軸にほぼ垂直な係合
    面とを有する圧力板と、 複数の第1の傾斜カム面を持ち、前記圧力板に回転する
    ように固定され、前記回転軸と同軸の第1の環状カム部
    材と、 前記第1の傾斜カム面と係合し、前記第1の環状カム部
    材とともに、係合面に対する実効圧力板厚さを定める複
    数の第2の傾斜カム面と、外周縁部における係合段と、
    前記圧力板に固定されている、第1の位置におけるスト
    ッパ要素に係合する所定の場所における回転移動制限機
    構とを有し、前記第1の環状カム部材に対して回転でき
    る第2の環状カム部材と、 前記カム要素間に配置されて、前記カム要素を増大した
    カム高さに向って回転可能に偏倚するカムばねと、 前記圧力板の開口部内に滑り可能に配置されたカム制御
    フィンガであり、前記圧力板の前記開口部内に配置さ
    れ、前記圧力板に対して軸方向に滑り可能に変位するよ
    うに軸方向に向けられた胴部と、前記第2の環状カム部
    材と係合して前記胴部から放射状に延びる係合部とを有
    するカム制御フィンガと、 前記圧力板の部分を構成し、圧力板に対するフィンガの
    回転を阻止する、前記フィンガに係合する回転防止機構
    と、 前記フィンガと前記圧力板との間に配置され、かつ前記
    開口部内にほぼ配置されて、前記制御フィンガの軸方向
    変位に抗する摩擦引っ張り力をひき起こす、前記開口部
    の側面に係合するように前記フィンガを偏倚する制御フ
    ィンガ引っ張りばねと、を有する自動車用摩擦クラッチ
    の調整機構。
  2. 【請求項2】 前記制御フィンガ引っ張りばねが板ばね
    である請求項1に記載の摩擦クラッチの調整機構。
  3. 【請求項3】 前記圧力板内の前記開口部をほぼ長方形
    にし、かつ前記開口部によって受け入れられるように、
    前記胴部の下側部分の横断面を同様に長方形にすること
    によって前記回転防止機構が少なくとも部分的に構成さ
    れている請求項1に記載の摩擦クラッチの調整機構。
  4. 【請求項4】 前記圧力板上に形成されるラグを前記制
    御フィンガの前記係合部の両側に配置することによって
    少なくとも部分的に構成される請求項1に記載の摩擦ク
    ラッチの調整機構。
  5. 【請求項5】 前記制御フィンガ引っ張りばねが前記フ
    ィンガの胴部内のポケット内に配置されている請求項2
    に記載の摩擦クラッチの調整機構。
  6. 【請求項6】 前記係合部が厚さが薄くなった先端部を
    持ち、その先端部は前記環状カムに係合して組合わされ
    た前記環状カムと前記係合部との高さを低くする請求項
    1に記載の摩擦クラッチの調整機構。
  7. 【請求項7】 前記係合段が、回転移動制限部を構成す
    る第1の端部および第2の端部を有し、前記回転移動制
    限部に、第1の位置で係合されている前記カム制御フィ
    ンガの係合部によって形成されたストッパ要素が係合さ
    せられている請求項1に記載の摩擦クラッチの調整機
    構。
  8. 【請求項8】 カバーと、 このカバーと共にある軸を中心として回転するように前
    記カバーに結合され、前記軸にほぼ垂直な摩擦係合面を
    持つ圧力板と、 前記カバーと前記圧力板との間に配置されて、係合され
    ている位置と係合されていない位置との間で選択的に動
    くことができ、かつ、係合されている位置において前記
    圧力板を係合された圧力板の位置まで偏倚させる第1の
    偏倚部材と、 前記圧力板を前記カバーに回転できるようにして結合
    し、前記圧力板を前記カバーに向かって偏倚させる第2
    の偏倚部材と、 前記圧力板に回転できるようにして固定され、複数の第
    1の傾斜カム面を有する、前記軸を中心とされた第1の
    環状カム部材と、 前記複数の第1の傾斜カム面に係合する複数の第2の傾
    斜カム面と、外周縁部における係合段と、前記圧力板に
    固定されて、第1の位置にあるストッパ要素に係合する
    所定の場所における回転移動制限機構とを有し、前記第
    1の環状カム部材に対して回転できる、前記軸を中心と
    された第2の環状カム部材と、 前記カム部材の間に配置され、それらの間に第1の向き
    の相対回転をひき起こすカムばねと、 前記圧力板の開口部内に配置され、前記圧力板に対して
    軸方向に滑ることができるよう変位を行うように軸方向
    に向けられた前記フィンガの胴部と、前記第2の環状カ
    ム部材と係合し前記胴部から放射状に延びる係合部とを
    有し、前記圧力板の前記開口部内に滑ることができるよ
    う配置されたカム制御フィンガと、 前記圧力板の部分を構成し、圧力板に対するフィンガの
    回転を阻止する、前記フィンガに係合する回転防止機構
    と、 前記開口部内にほぼ配置されて、前記開口部の側面に係
    合するように前記フィンガを偏倚し、前記制御フィンガ
    の軸方向変位に抗する摩擦引っ張り力をひき起こす制御
    フィンガ引っ張りばねとを有し、 前記係合させられたカム部材は前記圧力板と第1の偏倚
    部材との間に軸方向に配置されており、前記係合させら
    れたカムは、摩擦係合面から第2の環状カムの係合機構
    までの、圧力板の実効厚さを定め、その実効厚さは第1
    の向きの相対回転で増加する自動車用摩擦クラッチ。
  9. 【請求項9】 前記制御フィンガ引っ張りばねが板ばね
    である請求項8に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  10. 【請求項10】 前記圧力板内にほぼ長方形の開口部を
    設けることによって前記回転防止機構が少なくとも部分
    的に構成され、前記開口部によって受けられるように、
    前記胴部の下側部分の横断面を同様に長方形にする請求
    項8に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  11. 【請求項11】 前記圧力板上に形成されるラグを前記
    制御フィンガの前記係合部の両側に配置することによっ
    て前記回転防止機構が少なくとも部分的に形成される請
    求項8に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  12. 【請求項12】 前記制御フィンガ引っ張りばねが前記
    フィンガの胴部内のポケット内に配置されている請求項
    9に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  13. 【請求項13】 前記係合部が厚さが薄くなった先端部
    を持ち、その先端部は前記環状カムに係合して組合わさ
    れた前記環状カムと前記係合部との高さを低くする請求
    項8に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  14. 【請求項14】 前記係合段が、回転移動制限部を構成
    する第1の端部および第2の端部を有し、前記回転移動
    制限部に、第1の位置で係合されている前記カム制御フ
    ィンガの係合部によって構成されたストッパ要素が係合
    させられている請求項8に記載の自動車の自動車用摩擦
    クラッチ。
  15. 【請求項15】 カバーと、 前記カバーと共にある軸を中心として回転するように前
    記カバーに結合され、前記軸にほぼ垂直な摩擦係合面を
    持つ圧力板と、 前記カバーと前記圧力板との間に配置されて、係合され
    ている位置と係合されていない位置との間で選択的に動
    くことができ、かつ、係合されている位置において前記
    圧力板を係合された圧力板の位置まで偏倚させる第1の
    偏倚部材と、 前記圧力板を前記カバーに回転可能に結合し、前記圧力
    板を前記カバーへ向かって偏倚させる第2の偏倚部材
    と、 前記圧力板に回転可能に固定され、複数の第1の傾斜カ
    ム面を有する、前記軸を中心とされた第1の環状カム部
    材と、 前記複数の第1の傾斜カム面に係合する複数の第2の傾
    斜カム面と、圧力板に固定され、第1の位置にあるスト
    ッパ要素に係合する所定の場所における回転移動制限機
    構とを有し、前記第1の環状カム部材に対して回転でき
    る、前記軸を中心とされた第2の環状カム部材と、 前記カム部材の間に配置され、それらの間に第1の向き
    の相対回転をひき起こすカムばねと、 前記圧力板の開口部内に滑り可能に配置されたカム制御
    フィンガであって、前記圧力板の前記開口部内に配置さ
    れ、前記圧力板に対して軸方向の変位を行うように軸方
    向に向けられた前記フィンガの胴部と、前記第2の環状
    カム部材と係合し前記胴部から放射状に延びる係合部と
    を有するカム制御フィンガと、 前記圧力板の部分を構成し、圧力板に対するフィンガの
    回転を阻止する、前記フィンガに係合する回転防止機構
    と、 前記開口部内にほぼ配置されて、前記開口部の側面に係
    合するように前記フィンガを偏倚し、前記制御フィンガ
    の軸方向変位に抗する摩擦引っ張り力をひき起こす制御
    フィンガ引っ張りばねと、を有し、 前記係合させられたカム部材は前記圧力板と第1の偏倚
    部材との間に軸方向に配置されており、係合させられた
    カムは摩擦係合面から第2の環状カムの係合機構まで
    の、前記圧力板の実効厚さを定め、その実効厚さは第1
    の向きの相対回転で増加し、前記引っ張り力は第1の偏
    倚部材とカムばねとの少なくとも一方に起因する軸線方
    向偏倚力に抗するためには十分であるが、第1の偏倚部
    材に起因する力に抗するためには十分ではない、自動車
    の摩擦クラッチ。
  16. 【請求項16】 前記制御フィンガ引っ張りばねが板ば
    ねである請求項15に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  17. 【請求項17】 前記圧力板内にほぼ長方形の開口部を
    設けることによって前記回転防止機構が少なくとも部分
    的に構成され、前記開口部によって受けられるように、
    前記胴部の下側部分の横断面を同様に長方形にする請求
    項15に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  18. 【請求項18】 前記圧力板上に形成されるラグを前記
    制御フィンガの前記係合部の両側に配置することによっ
    て少なくとも部分的に構成される請求項15に記載の自
    動車用摩擦クラッチ。
  19. 【請求項19】 前記制御フィンガ引っ張りばねが前記
    フィンガの胴部内のポケット内に配置されている請求項
    16に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  20. 【請求項20】 前記係合部が側面に切り込みを有し、
    その切り込みは前記環状カムに係合して、組合わされた
    前記環状カムと前記係合部との高さを低くする請求項1
    5に記載の自動車用摩擦クラッチ。
  21. 【請求項21】 前記第1の偏倚部材と、前記第2の偏
    倚部材と、前記カムばねとが、クラッチを装着すべきエ
    ンジンからのねじれ点火パルスが、クラッチが切られて
    いる状態にある時に、第2の環状カム部材と前記圧力板
    との間に相対的回転をひき起こすことを可能にするため
    に選択されたばね特性を持つ請求項15に記載の自動車
    用摩擦クラッチ。
  22. 【請求項22】 カバーと、 前記カバーと共にある軸を中心として回転するように前
    記カバーに結合され、前記軸にほぼ垂直な摩擦係合面を
    持つ圧力板と、 前記カバーと前記圧力板との間に配置されて、係合され
    ている位置と係合されていない位置との間で選択的に動
    くことができ、かつ、係合されている位置において前記
    圧力板を係合された圧力板位置まで偏倚させる第1の偏
    倚部材と、 前記圧力板を前記カバーに回転できるようにして結合
    し、前記圧力板を前記カバーへ向かって偏倚させる第2
    の偏倚部材と、 前記圧力板に回転できるようにして固定され、複数の第
    1の傾斜カム面を有する、前記軸を中心とされた第1の
    環状カム部材と、 前記複数の第1の傾斜カム面に係合する複数の第2の傾
    斜カム面と、外周縁部における係合段と、前記圧力板に
    固定されて、第1の位置にあるストッパ要素に係合する
    所定の場所における回転移動制限機構と、放射状に配置
    された歯車の歯とを有し、前記第1の環状カム部材に対
    して回転できる、前記軸を中心とされた第2の環状カム
    部材と、 前記カム部材の間に配置され、それらの間に第1の向き
    の相対回転をひき起こすカムばねと、 第2の環状カム部材の歯車の歯に係合する駆動ツール
    と、を備え、 前記係合させられた前記カム部材は前記圧力板と前記第
    1の偏倚部材との間に軸線方向に配置されており、係合
    させられた前記カムは摩擦係合面から前記第2の環状カ
    ムの係合機構までの、前記圧力板の実効厚さを定め、そ
    の実効厚さは第1の向きの相対回転で増加し、 前記駆動ツールが回転すると前記第2の環状カム部材が
    前記第1の位置から前記第2の位置まで回転できるよう
    にして変位させられる、自動車用摩擦クラッチ。
  23. 【請求項23】 前記駆動ツールの少なくとも一部が前
    記第2の環状カム部材の歯車の歯に係合した状態で配置
    され、かつ前記第2の環状カムと前記圧力板との間の相
    対回転によって回転させられ、前記駆動ツールは前記カ
    バーの外部から見ることができる露出された指示器部を
    有し、前記第2の環状カムの相対回転の結果としての前
    記駆動ツールの回転によって、前記駆動される円板の磨
    耗度の可視指示が行われる請求項22に記載の自動車用
    摩擦クラッチ。
  24. 【請求項24】 前記駆動ツールはクラッチ内に選択的
    に装着でき、かつクラッチから除去でき、前記圧力板に
    固定されている案内ピンが前記駆動ツールの端部内のパ
    イロット穴によって受けられる請求項22に記載の自動
    車用摩擦クラッチ。
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