JPH11245721A - 車両の上部車体構造 - Google Patents
車両の上部車体構造Info
- Publication number
- JPH11245721A JPH11245721A JP10053741A JP5374198A JPH11245721A JP H11245721 A JPH11245721 A JP H11245721A JP 10053741 A JP10053741 A JP 10053741A JP 5374198 A JP5374198 A JP 5374198A JP H11245721 A JPH11245721 A JP H11245721A
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- Japan
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- body structure
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- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Abstract
することを防止可能な車両の上部車体構造の提供。 【解決手段】 空調ダクト11の車内への突出量は、ル
ームランプ1の突出量より大きな形状を有している。ル
ームランプ1の照射する直接光の範囲20は、空調ダク
ト11及びルームランプの突出量の関係、並びに、ルー
ムランプ1と空調ダクト11との位置関係により、3列
目のシートに着座している乗員の視線16より下側に広
がっている。
Description
造に関し、例えば、代表的な車両である自動車の上部車
体構造に関する。
おいては、車内において乗員が快適に過ごせるように、
空調装置の吹き出し口の配置が工夫されている。このよ
うな自動車において、近年では所謂ワゴン車(ワンボッ
クス車)等のように空調すべき車内の容積が大きな自動
車を適切に空調すべく、例えば、実開平3−10380
6号には、空調用のダクトを車幅方向に配設する手法が
提案されている。但し、この場合に考慮すべき事項とし
て、空調ダクトは、車内における乗員の所謂、ウォーク
スルーを確保すること、そして、2列目或いは3列目の
シートに着座した乗員の動作、或いは居住性を可能な限
り妨げない位置に配設することが必要である。
ルームランプの配設場所は、車内の天井部に配設するの
が一般的であるが、2列目或いは3列目のシートを備え
る自動車においては、ルームランプについても上記の事
項を考慮することが必要である。
ようなワゴン車においては、2列目或いは3列目のシー
トに着座する乗員の目に、天井部のルームランプの照射
光が直接入射してしまう場合もある。ルームランプは走
行時に常用するためのものではないが、ワゴン車の多用
途性を考慮すると、後部のルームランプは比較的長い時
間に渡って点灯させておく使用法も十分考えられる。こ
の場合、長時間に渡ってルームランプの照射光が乗員の
目に直接入射するのは好ましくない。また、乗員の目に
ルームランプの照射光が直接入射すると、当該乗員の前
方の視認性を低減することにもなる。
直接乗員の目に入射することを防止可能な車両の上部車
体構造の提供を目的とする。
め、本発明に係る車両の上部車体構造は、以下の構成を
特徴とする。
数のシートが備えられ、且つそれらシート間の天井部
に、当該車両内部の車幅方向に突出する突出部材が配設
された車両の上部車体構造であって、前記突出部材の前
記車両方向前方の近傍位置に、その突出部材の突出量よ
り突出量の少ない大きさの照明装置が配設されているこ
とを特徴とし、例えば、前記突出部材を、空調用のダク
ト(請求項2)、或いはクロスメンバ(請求項4)で構
成するとよい。これにより、車内照明装置の照射光が直
接乗員の目に入射することを防止する。
前記車両方向前方に、空気の吹き出し口が配設されると
共に、前記照明装置が、該吹き出し口からの空気の吹き
出し範囲より上方に位置することを特徴とする。これに
より、前記照明装置の内部の温度と、前記吹き出し口か
ら吹き出される空気の温度との差によって前記照明装置
の内部が結露することを防止する。
車両方向前方のトップシーリングの取り付け位置を、そ
の突出部材と略同様に突出させ、前記照明装置が、前記
突出部材の前記車両方向前方の近傍位置であって該トッ
プシーリングに設けられた凹部に配設されていることを
特徴とする。これにより、前記車両内部の天井部をフラ
ットにすることにより、見栄えを向上する。
体構造を、代表的な車両である自動車のうちワゴン車に
適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明す
る。
の実施形態としての車両の上部車体構造と乗員の位置関
係を示す図であり、ノーマルルーフ車の場合を示してい
る。同図において、2は、当該ワゴン車の上部車体構造
におけるルーフパネルである。3は、1列目のシートで
ある。4は、2列目のシートである。5は、3列目のシ
ートである。
れた蛍光灯等のルームランプである。11は、ルーフパ
ネル2に取り付けられ、車幅方向に配設された空調ダク
トである。ルームランプ1及び空調ダクト11は、図1
に示すように2列目のシート4と3列目のシート5との
間の天井部に配設されている。
は、トップシーリング7が貼られている。6は3列目の
シートに着座している乗員の視線を表わす。ここで、視
線6を設定する際に参照する乗員の体格(座高)として
は、車両やシート等の設計に一般的に参酌される乗員モ
デルのサイズを基準とする。
さ、即ち車内への突出量は、ルームランプ1の高さ(突
出量)より大きな形状を有している。ルームランプ1の
照射する直接光の範囲20は、空調ダクト11及びルー
ムランプの突出量の関係、並びに、ルームランプ1と空
調ダクト11との位置関係により、3列目のシートに着
座している乗員の視線16より下側に広がっている。即
ち、ルームランプ1が照射する直接光の一部は、空調ダ
クト11の縁部にて遮られるため、3列目のシートに着
座している乗員の目に直接入射することを防止できる。
これにより、ルームランプ1の直接光による当該乗員の
目の疲労及び不快感の低減すること、そして、前方の視
認性の確保することが可能となる。
シート5の乗員の視線6からルームランプ1の全体形状
が隠れるように空調ダクト11を配設したが、例えば、
ルームランプ1のカバーの内側で発光する蛍光灯等のラ
ンプの照射光の経路が、そのカバーに施されたカットグ
ラス状の加工によって適宜変更される場合には、ルーム
ランプ1の一部の形状が隠れるように空調ダクト11を
配設すれば、上述した効果と略同様な効果が得られる。
3及び図5を参照して説明する。
おけるルームランプと空調ダクトとの位置関係を示す概
略斜視図である。また、図5は、図3に示すルームラン
プと空調ダクトとの位置関係を示す概略断面図である。
図3及び図5は、何れもノーマルルーフ車の場合を示し
ている。
1には、車内前方に空気の吹き出す吹き出し口11F
と、車内後方に空気の吹き出す吹き出し口11Rとが設
けられており、吹き出し口11Fとルームランプ1との
位置関係は、吹き出し口11Fから吹き出される空気が
ルームランプ1に直接当たることのない位置関係として
いる。即ち、ルームランプ1は、吹き出し口11Fから
の空気の吹き出し範囲より上方に位置している。これに
より、ルームランプ1の内部の温度と、吹き出し口11
Fから吹き出される空気の温度との差によってルームラ
ンプ1の内部が結露することを防止することができる。
き出し口11F及び11Rを設けたが、吹き出し口11
Fだけであってもよいことは言うまでもない。
圧迫感の低減、並びに乗員が車内を移動する際の接触を
防止するという観点から、空調ダクト11の断面形状を
図5に示す形状としたが、その形状によってルームラン
プ1の照射光が乗員の目に直接入射することを防止する
観点からは本実施形態に示した形状でなくてもよいこと
は言うまでもない。
と3列目のシート5とを照明すべく、ルームランプ1及
び空調ダクト11を、図1に示すようにシート4とシー
ト5との間の天井部に配設したが、これに限られるもの
ではなく、1列目のシート3と2列目のシート4との間
の天井部に配設してもよいことは言うまでもない。
の実施形態としての車両の上部車体構造と乗員の位置関
係を示す図である。また、図4は、図2に示す車両の上
部車体構造におけるルームランプと空調ダクトとの位置
関係を示す概略斜視図である。何れの図もサンルーフ車
の場合を示している。
は、ルーフパネル2の下方にサンルーフユニット2が備
えられている関係から、トップシーリングが図2及び図
4にしめす位置に貼られていることである。この場合、
ルームランプ1は、図4から判るように空調ダクト11
とサンルーフユニット2との間の凹部に位置するため、
車内の天井部をフラットにすることができ、見栄えを向
上することができる。それ以外は第1の実施形態と同様
なため説明は省略する。
の実施形態としての車両の上部車体構造と乗員の位置関
係を示す図であり、ノーマルルーフ車の場合を示してい
る。本実施形態が、第1及び第2の実施形態と異なるの
は、空調ダクト11ではなく、車幅方向のクロスメンバ
12により、ルームランプ1の照射光が乗員の目に直接
入射することを防止している点である。それ以外は第1
及び第2の実施形態と同様なため説明は省略する。
車内照明装置の照射光が直接乗員の目に入射することを
防止可能な車両の上部車体構造の提供が実現する。
体構造と乗員の位置関係を示す図である(ノーマルルー
フ車の場合)。
体構造と乗員の位置関係を示す図である(サンルーフ車
の場合)。
ランプと空調ダクトとの位置関係を示す概略斜視図であ
る。
ランプと空調ダクトとの位置関係を示す概略斜視図であ
る。
関係を示す概略断面図である。
体構造と乗員の位置関係を示す図である(ノーマルルー
フ車の場合)。
Claims (5)
- 【請求項1】 車両内の前後方向に複数のシートが備え
られ、且つそれらシート間の天井部に、当該車両内部の
車幅方向に突出する突出部材が配設された車両の上部車
体構造であって、 前記突出部材の前記車両方向前方の近傍位置に、その突
出部材の突出量より突出量の少ない大きさの照明装置が
配設されていることを特徴とする車両の上部車体構造。 - 【請求項2】 前記突出部材は、空調用のダクトである
ことを特徴とする請求項1記載の車両の上部車体構造。 - 【請求項3】 前記空調用のダクトの前記車両方向前方
に、空気の吹き出し口が配設されると共に、前記照明装
置が、該吹き出し口からの空気の吹き出し範囲より上方
に位置することを特徴とする請求項2記載の車両の上部
車体構造。 - 【請求項4】 前記突出部材は、クロスメンバであるこ
とを特徴とする請求項1記載の車両の上部車体構造。 - 【請求項5】 前記突出部材より前記車両方向前方のト
ップシーリングの取り付け位置を、その突出部材と略同
様に突出させ、前記照明装置が、前記突出部材の前記車
両方向前方の近傍位置であって該トップシーリングに設
けられた凹部に配設されていることを特徴とする請求項
1乃至請求項4の何れかに記載の車両の上部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10053741A JPH11245721A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 車両の上部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10053741A JPH11245721A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 車両の上部車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11245721A true JPH11245721A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12951254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10053741A Pending JPH11245721A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 車両の上部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11245721A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1326617C (zh) * | 2000-12-28 | 2007-07-18 | 昭和电工株式会社 | 光功能性粉体及其用途 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP10053741A patent/JPH11245721A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1326617C (zh) * | 2000-12-28 | 2007-07-18 | 昭和电工株式会社 | 光功能性粉体及其用途 |
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