JPH11244340A - 電動車両のブレーキ装置 - Google Patents
電動車両のブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH11244340A JPH11244340A JP10052388A JP5238898A JPH11244340A JP H11244340 A JPH11244340 A JP H11244340A JP 10052388 A JP10052388 A JP 10052388A JP 5238898 A JP5238898 A JP 5238898A JP H11244340 A JPH11244340 A JP H11244340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking
- vehicle
- speed
- electric vehicle
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
削減を図り、ブレーキ解除時にも所定速度以上での走行
を制止できる電動車両のブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 電動三輪車は、前記駆動モータ26で発
生する駆動力を駆動機構28を介して後輪24、24に
伝達して駆動可能にするものである。そして、前記駆動
機構28は、当該電動三輪車の走行時および停止時のい
ずれも駆動モータ26と後輪24、24との間で駆動力
の伝達をするものであり、クラッチ機構を有しておら
ず、かつ、手押し時には電磁ブレーキ48を通常解放し
所定速度以上出る以前で電磁ブレーキ48を係合して制
動する。
Description
車椅子等の電動車両のブレーキ装置に関する。
移動できるようにするためのものであって、電動車椅子
の外、路上を走行することを目的とした電動三輪車や電
動四輪車等、種々のものがある。
合等は、運転者が電動車両を押していった方が便利かつ
容易である。そのように車両を手押しするときには、駆
動輪の回転により駆動機構が従動したのでは、負荷が大
きく、力の弱い人が押した場合非常に押しにくくなる。
そのため、電動車両では、通常、クラッチ機構により、
運転時はモータや減速歯車等の駆動機構と駆動車輪を係
合して駆動力が伝わるようにし、一方、手押しする等の
非運転時には、駆動車輪と駆動車輪との縁を切って軽く
移動できるようにしている。
構は駆動機構と駆動車輪との係合を入り切りするため、
ギア機構やドグを使用し構造が複雑であり、電動車両の
普及のためにでき得る限りのコスト削減が要求されるの
で、前記のクラッチ機構を用いないことが考えられる。
べく駆動機構のモータはブレーキ付きのものが使用され
ており、このブレーキはモータへの駆動電流が供給され
ているときに解放されるので、停車時にはブレーキが効
いた状態である。
いた電動車両では、手押してもブレーキが効いた状態な
ので動かすのが困難である。
されたものであって、クラッチ機構を除いて構成を簡易
化しコスト削減を図り、ブレーキ解除時にも所定速度以
上での走行を制止できる電動車両のブレーキ装置を提供
することを目的とする。
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
モータ部で発生する駆動力を駆動機構を介して駆動輪に
伝達して駆動可能になる電動車両であって、前記駆動機
構は、当該車両の走行時および停止時のいずれもモータ
部と駆動輪との間で駆動力の伝達をするものであると共
に、モータ部に電動車両の速度を検出する車両速度セン
サと電動車両に制動力を掛ける制動手段と、電動車両の
乗車走行状態、手押し状態および停止状態のうちのいず
れかを選択して設定できる切換スイッチとを設け、前記
手押し状態が設定されたときに、前記車両速度センサの
検出車両速度が所定速度を超えたならば制動手段により
制動をかけて車両の速度を所定速度以下になるよう制御
する制動制御部を設けたことを特徴とする電動車両のブ
レーキ装置である。請求項2の発明は、制動手段は、モ
ータ部のケース側と回転軸のそれぞれに固定された対の
摺接体を、モータ部への駆動電流のON/OFFあるい
は制動解除/制動入り信号とに応じて、解放/摺接させ
て回転軸を回転許容/制動する電磁ブレーキ体であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の電動車両のブレーキ装
置である。請求項3の発明は、制動手段は、モータ部を
発電させる制動する発電制動部であるものであることを
特徴とする請求項1に記載の電動車両のブレーキ装置で
ある。請求項4の発明は、制動手段は、モータ部のケー
ス側と回転軸のそれぞれに固定された対の摺接体を、モ
ータ部への駆動電流のON/OFFあるいは制動解除/
制動入り信号とに応じて解放/摺接させて回転許容/制
動する電磁ブレーキ体と、モータ部を発電させて制動す
る発電制動部とを有しているものであり、制動制御部
は、車両速度センサの検出車両速度が第2の所定速度を
超えたならば発電制動を開始し、第2の所定速度より高
い第1の所定速度を超えたときに電磁ブレーキ体により
制動をかけて電動車両の速度を第1の所定速度以下にな
るように制動制御するものであることを特徴とする電動
車両のブレーキ装置である。請求項5の発明は、制動手
段は、モータ部のケース側と回転軸のそれぞれに固定さ
れた対の摺接体を、モータ部への駆動電流のON/OF
Fあるいは制動解除/制動入り信号とに応じて解放/摺
接させて回転許容/制動する電磁ブレーキ体と、モータ
部を発電させて制動する発電制動部とを有しているもの
であり、制動制御部は、車両速度センサの検出車両速度
が第1の所定速度を超えたならば発電制動を開始し、第
1の所定速度より低い第2の所定速度より低くなったと
きに電磁ブレーキ体により制動をかけて電動車両を停止
させるように制動制御するものであることを特徴とする
電動車両のブレーキ装置である。
該車両の走行時および停止時のいずれもモータ部と駆動
輪との間で駆動力の伝達をするものであるので、クラッ
チ機構を使用せず、構成が簡単で電動車両のコスト低減
を図ることできる。また、モータ部に電動車両の速度を
検出する車両速度センサと電動車両に制動力をかける制
動手段とを設ければ、速度センサと制動手段とをモータ
部に一体にして製造部品の規格化ができる。そして、切
換スイッチの選択により、前記センサ検出の車両速度が
所定速度に近づいたときに制動手段により制動をかけて
車両の速度を所定速度以下になるよう制御するので、不
要な所定速度以上の走行を防止できる。
を、モータ部のケース体と回転時のそれぞれに固定され
た対の摺接体を、モータ部への駆動電流のON/OFF
あるいは制動解除/制動入り信号とに応じて解放/摺接
させて回転許容/制動する電磁ブレーキ体とするので、
比較強い制動力を容易に得ることができる。また、請求
項3の発明のように、制動手段を、モータ部を発電させ
る発電制動によるものにするので、簡単な構成で電動車
両を制動できる。この場合、発電電力は、抵抗で消費し
たり、あるいは発電電力をバッテリーに蓄えるようにし
てもよい。また、請求項4の発明のように、制動手段
に、電磁ブレーキ体と発電制動を用いて、回転速度に応
じて効いてくる発電制動を電動車両が第2の所定速度を
超えたら発電制動を開始して減速して行き、もしも第1
の所定速度を超えたときには電磁ブレーキ体で強く制動
できるようにする。したがって、制動は、2段階でかか
り、制動による衝撃発生を防止でき、制動感覚がソフト
になる。また、請求項5の発明のように、車両速度セン
サの検出車両速度が第1の所定速度を超えたならば発電
制動を開始し、第1の所定速度より低い第2の所定速度
より低くなったときに電磁ブレーキ体により制動をかけ
て電動車両を停止させるようにすれば、発電制動した後
に停止状態に近づいて行ったときに電磁ブレーキ体の強
い制動力により完全に停止状態にすることができる。
施形態を詳細に説明する。図1〜図6は、実施形態1に
かかる電動三輪車(電動車両の例)の制動装置の説明図
である。図1に示すように、電動三輪車は、車体8上の
シート10上に乗員が腰を下ろしてフロアフートレスト
12に足を乗せた状態で乗車する。そして、乗員は、ハ
ンドル14の操舵およびスロットルレバー16aや各種
スイッチ類の設けられたコントロールボックス(スイッ
チボックス)16bおよびブレーキ16cの操作により
運転走行するものである。
メインコントローラボックス20とが搭載される。ま
た、車体8の前端下部には前記ハンドル14で操舵する
ステアリング機構により前輪22が旋回動可能に軸支さ
れ、車体8後端下部左右には、駆動輪である後輪24、
24が設けられる。前記スイッチボックス16bの指令
により、メインコントローラボックス16b内のメイン
コントローラはバッテリー18の電源を後輪の駆動モー
タ26に供給制御して走行する。
28を詳細に示す一部断面図であり、左側後輪は図示を
省略している。図2に示すように、電動三輪車は、前記
駆動モータ26で発生する駆動力を駆動機構28を介し
て後輪24、24に伝達して駆動可能にするものであ
る。そして、前記駆動機構28は、当該電動三輪車の走
行時および停止時のいずれも駆動モータ26と後輪2
4、24との間で駆動力の伝達をするものであり、従来
技術のようなクラッチ機構を有していない。
軸30L、30Rは車体8に弾性的に支持された筒状の
ケース体32L、32Rにベアリング34により回動自
在に支持されていて、車軸方向右後輪24Rに寄った箇
所のケース体32Rが膨らんでいて、かつ、そこにカバ
ー体36aが合わさり、駆動機構28を内装したギアケ
ース部36を形成している。このギアケース部36は、
概略太鼓形状を呈して前部が前方に向けて延び、その延
びた箇所の左側に駆動モータ26が設置され、ケース部
36内部に出力軸26aが突出している。
軸26aにボルト締着されたピニオンギア38がアイド
ルドリブンギア40に噛み合い、このドリブンギア40
とアイドル軸に同軸固定されたアイドルドライブギア4
2がディファレンシャルギアセット44のリングギア4
4aに噛み合っている。このディファレンシャルギアセ
ット44は、前記リングギア44aと、左右車軸30
L、30R軸線上に位置していて、左右車軸30L、3
0Rの内側端部に固定されたサイドギア44bと、リン
グギア44aに固定された軸44cと該軸44cに支持
されピニオンギア44dとを有している。このピニオン
ギア44dは、サイドギア44bに噛み合っており、し
たがって、ディファレンシャルギアセット44では、ア
イドルドライブギア42によりリングギア44aが駆動
し、これにより、ピニオンギア44dを介して両サイド
ギア44bが駆動されるようになると共に、ピニオンギ
ア44dにより、左右車軸30L、30Rの回転差を吸
収するようになっている。
る。図3に示すように、駆動モータ26は、その外装に
両端のエンドカバー26b、26b間に筒状のセンター
ハウジング26cがスルーボルト26dで締め付けて固
定されたものになっている。そして、その外装内部で
は、出力軸26aがベアリングにより回動自在に軸支さ
れていて、該出力軸26aの外周にはアーマチュア26
eが設けられ、センターハウジング26cの内周面部に
はアーマチュア26eに対向して磁極26fが配設され
ている。
対側の尾端のエンドカバー26b内には、駆動モータ2
6の出力軸26の回転速度を検出しこれにより電動車両
の速度を検出する速度センサ46と、電動車両に制動力
をかける電磁ブレーキ(制動手段の一例)48が設けら
れている。この場合、エンドカバー26bは外方に向け
て開く椀状を呈しており、開口部が蓋体50で覆われて
エンドカバー26bと蓋体50との間の空間部51に速
度センサ46と電磁ブレーキ48とが内装されている。
前記電磁ブレーキ48は駆動モータ26への駆動電流の
ON/OFFとメインコントローラ52からの制動解除
/制動入り信号とに応じて回転許容/制動する。
に電磁ブレーキ48が外側に速度センサ46が配設され
ている。電磁ブレーキ48は、その固定側のシュー48
aがコイル48bと共に前記エンドカバー26bの底部
に定着固定されており、一方回動側のシュー48cは出
力軸26a尾端にスプライン結合されることにより回転
方向に固定されている。そして、電磁ブレーキ48の配
設箇所外側の出力軸26a上には、前記速度センサ46
のロータ46aが前記電磁ブレーキ固定側シュー48b
と共にナットにより締着固定されている。このロータ4
6aは、径に大小のある段筒状に形成されていて太径部
の内にナットが入りこんだ状態で細径部をナットで締着
している。そして、このロータの外周面に対向して、セ
ンサ検出部46bがエンドカバー26bに固定される。
b)出力は前記電子制御ユニットを含むメインコントロ
ーラ52に入力されて、該メインコントローラ52は当
該速度センサ46の検出車両速度が所定速度に近づいた
ときに電磁ブレーキ48により制動をかけて車両の速度
を所定速度以下になるよう制御する。
タ26への駆動電流のON(流入)時にはシュー48a
および48c同士が離れて出力軸26aの回転を許容
し、一方、駆動電流のOFF時にはシュー48aおよび
48c同士が密着して出力軸26aの回転を制動するよ
うになっている。そして、電磁ブレーキ48は、電動三
輪車の停止状態で乗員の指令により、電磁ブレーキを解
放状態にするができるようになっている。
に示す。図5に示すように、充電器54を介して電源と
してのバッテリー18へ充電ができるようになってい
る。そして、メインコントローラ52へは、コントロー
ルボックス(スイッチボックス)16cに設けられたス
イッチ類やインジケータ類の信号線が繋がっている。ま
た、駆動モータ26の出力線や、図示していないが、各
種センサ類の信号線も繋がっている。また、前記のメイ
ンコントローラ52には、その内蔵するROMなどのメ
モリー内に、センサ46検出の車両速度が所定速度に近
づいたときに電磁ブレーキ48により駆動モータ26の
出力軸26aに制動をかけて車両の速度を所定速度以下
になるよう制御するようになっている。
を内蔵するキーシリンダー56の信号線もメインコント
ローラ52に繋がっており、キーシリンダー56の回動
位置の「切」、「走行」、「ライト点灯」および「手
押」の選択により運転状態を設定できる。この場合、キ
ーを上下方向に沿った状態で抜き差しできる位置で電源
「切」状態である。そして、キーを差し込んで、右回し
すると「走行」状態であり、さらに右に回すと「ライト
が点灯」する。一方、キーを「切」の状態から、「手
押」しにすると、電磁ブレーキが解除されて
成したので、走行時において、駆動モータ26の駆動力
を駆動機構28を介して後輪に伝えて駆動力を発生す
る。停止時においては、いったんキースイッチを図6の
「切り」の位置にしている。この状態では、電磁ブレー
キ48が制動状態であり、クラッチ機構もないため、車
両を手押しできない。
ときは、キースイッチを「手押」に切り換える。これに
より、まず電磁ブレーキ48の励磁コイルに電流が供給
されて電磁ブレーキが解除になり、車両を軽く押せるよ
うになる。そして、車両が坂道などに差しかかって、下
り降りていく等したときには速度が増すが、その速度は
速度センサ46で検出されていて、その速度が所定速度
(例えば4〜6km/h)に近づいたならば、電磁ブレ
ーキ48の励磁コイルへの電流供給が停止して制動さ
せ、所定速度以上出ないようにする。
当該電動三輪車は、クラッチ機構を使用しないので、走
行時および停止時のいずれも駆動モータ26と後輪2
4、24との間で駆動力の伝達をするものであるので、
構成が簡単で電動三輪車のコスト低減を図ることでき
る。
を検出する車両速度センサ46と電動三輪車に制動力を
かける電磁ブレーキ48とを設けるので、速度センサ4
6と電磁ブレーキ48とを駆動モータ26に一体にして
製造を規格化できる。そして、前記センサ46検出の車
両速度が所定速度に近づいたときに電磁ブレーキ48に
より制動をかけて車両の速度を所定速度以下になるよう
制御するので、不要な所定速度以上の走行を防止でき
る。
動電流のON/OFFに応じて回転許容/制動する電磁
ブレーキ48とするので、比較的強い制動力を容易に得
ることができる。また、制動を確実化できる。
であったが、本発明はこれに限定されず、実施形態2と
してモータ部を発電させて発電電力を抵抗で消費したり
バッテリーに充電したりする発電制動によるものとして
もよい。この場合、停止時および手押し時には、駆動モ
ータ26への電源線の接点26mを開いておき、通常軽
く動くようにし、所定速度に近づいたら接点を閉じて駆
動モータ26の発電力をメインコントローラ52に戻す
ようにすることができる。このように制動手段を、モー
タによる発電制動とするので、簡単な構成で電動車両を
制動するができる。
ータ部への駆動電流のON/OFFと制動解除/制動入
り信号とに応じて回転許容/制動する電磁ブレーキと、
モータ部を発電させる発電制動とを有しているものと
し、当該前記車両速度センサ46の車両速度センサの検
出車両速度が第2の所定速度を超えたならば発電制動を
開始し、第2の所定速度より高い第1の所定速度を超え
たときに電磁ブレーキ体により制動をかけて電動車両の
速度を第1の所定速度以下になるように制動制御するも
のとしても、もちろん良いものである。このようにすれ
ば、制動は、2段階でかかり、制動による衝撃発生を防
止でき、制動感覚がソフトになる。また、変形例とし
て、車両速度センサの検出車両速度が第1の所定速度を
超えたならば発電制動を開始し、第1の所定速度より低
い第2の所定速度より低くなったときに電磁ブレーキ体
により制動をかけて電動車両を停止させるように制動制
御するものにできる。このようにすれば、発電制動した
後に停止状態に近づいて行ったときに電磁ブレーキ体の
強い制動力により完全に停止状態にすることができる。
動三輪車を示したが本発明の電動車両はこれに限定され
ないことはもちろんであり、電動車両として、電動車椅
子にも本発明を適用できる。
用したものである。例えば図7、図8に示すような実施
形態4にかかる電動車椅子に適用することもできる。図
7、図8の電動車椅子には前記図1〜6の電動三輪車と
同様部分に同一の符号を付して説明を略する。この電動
車椅子は、上下に分割可能な車体60を備え、この車体
60の下部前方の左右両側に回転可能なキャスタからな
る小径の前輪62が、車体60の下部中央にバッテリ1
8や充電器54が、そして車体60の下部後方の左右両
側には駆動モータ26および駆動機構63からなる駆動
装置がそれぞれ配設されており、各駆動装置には大径の
後輪64が回転可能に軸支されている。
クレバーで固定されるバックシート68、及び着脱自在
の左右一対のアームレスト70を組み合わせて構成さ
れ、各アームレスト70の上部には着脱自在のクッショ
ンが装着されている。一のアームレスト70の前方には
駆動装置用のコントローラボックス16cが設置され、
このコントローラボックス16cには電源スイッチ、操
作レバー、及び速度レバーがそれぞれ取り付けられてい
る。また、車体の前部には、フットプレート72を支持
する回転可能な左右一対のフットレスト74、及びこの
左右一対のフットレスト74の間に架設されたフットガ
ード76がそれぞれ取り外し可能に配設されている。ま
た、コントローラボックス16cの操作レバーの操作に
より、左右の駆動モータ26、26の駆動力を別々に制
御して操舵するものである。
ータ26、および減速歯車セットからなる駆動機構63
から構成される。実施形態1と異なるところは、左右の
後輪64、64それぞれについて、駆動モータ26と駆
動機構63を有しているとともに、駆動機構63、63
は左右一対のギアケース66、66に設置されて車体の
下部後方にスイングユニット式に懸架されていると共
の、駆動機構63が出力軸26aからピニオンギア3
8、アイドルドリブンギア40、アイドルドライブギア
42を経由して、車軸30の駆動ギア68に噛み合って
駆動力を伝えるものであり、デァファレンシャルギアは
使用していないものである。したがって、デァファレン
シャルギアセットを用いず、平行歯車セットのみのた
め、比較的構成が簡易のためコスト低減をしやすい。
れば、駆動機構は、当該車両の走行時および停止時のい
ずれもモータ部と駆動輪との間で駆動力の伝達をするも
のであるので、クラッチ機構を使用せず、構成が簡単で
電動車両のコスト低減を図ることできる。また、モータ
部に電動車両の速度を検出する車両速度センサと電動車
両に制動力をかける制動手段とを設けるので、速度セン
サと制動手段とをモータ部に一体にして製造部品の規格
化ができる。そして、前記センサ検出の車両速度が所定
速度に近づいたときに制動手段により制動をかけて車両
の速度を所定速度以下になるよう制御するので、不要な
所定速度以上の走行を防止できる。また、請求項2の発
明によれば、制動手段を、モータ部への駆動電流のON
/OFFと制動解除/制動入り信号とに応じて回転許容
/制動する電磁ブレーキ体とするので、比較強い制動力
を容易に得ることができる。また、請求項3の発明のよ
うに、制動手段を、モータ部を発電させて発電電力を抵
抗で消費する発電制動によるものにするので、簡単な構
成で電動車両を制動できる。また、請求項4の発明によ
れば、電磁ブレーキ体と発電制動を用いて、回転速度に
応じて効いてくる発電制動を電動車両が第2の所定速度
を超えたら発電制動を開始して減速して行き、もしも第
1の所定速度を超えたときには電磁ブレーキ体で強く制
動できるようにする。したがって、制動は、2段階でか
かり、制動による衝撃発生を防止でき、制動感覚がソフ
トになる。また、請求項5の発明によれば、車両速度セ
ンサの検出車両速度が第1の所定速度を超えたならば発
電制動を開始し、第1の所定速度より低い第2の所定速
度より低くなったときに電磁ブレーキ体により制動をか
けて電動車両を停止させるようにすれば、発電制動した
後に停止状態に近づいて行ったときに電磁ブレーキ体の
強い制動力により完全に停止状態にすることができる。
明図である。
明図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 モータ部で発生する駆動力を駆動機構を
介して駆動輪に伝達して駆動可能になる電動車両であっ
て、 前記駆動機構は、当該車両の走行時および停止時のいず
れもモータ部と駆動輪との間で駆動力の伝達をするもの
であると共に、 モータ部に電動車両の速度を検出する車両速度センサと
電動車両に制動力を掛ける制動手段と、 電動車両の乗車走行状態、手押し状態および停止状態の
うちのいずれかを選択して設定できる切換スイッチとを
設け、 前記手押し状態が設定されたときに、前記車両速度セン
サの検出車両速度が所定速度を超えたならば制動手段に
より制動をかけて車両の速度を所定速度以下になるよう
制御する制動制御部を設けたことを特徴とする電動車両
のブレーキ装置。 - 【請求項2】 制動手段は、モータ部のケース側と回転
軸のそれぞれに固定された対の摺接体を、モータ部への
駆動電流のON/OFFあるいは制動解除/制動入り信
号とに応じて、解放/摺接させて回転軸を回転許容/制
動する電磁ブレーキ体であることを特徴とする請求項1
に記載の電動車両のブレーキ装置。 - 【請求項3】 制動手段は、モータ部を発電させる制動
する発電制動部であるものであることを特徴とする請求
項1に記載の電動車両のブレーキ装置。 - 【請求項4】 制動手段は、モータ部のケース側と回転
軸のそれぞれに固定された対の摺接体を、モータ部への
駆動電流のON/OFFあるいは制動解除/制動入り信
号とに応じて解放/摺接させて回転許容/制動する電磁
ブレーキ体と、モータ部を発電させて制動する発電制動
部とを有しているものであり、制動制御部は、車両速度
センサの検出車両速度が第2の所定速度を超えたならば
発電制動を開始し、第2の所定速度より高い第1の所定
速度を超えたときに電磁ブレーキ体により制動をかけて
電動車両の速度を第1の所定速度以下になるように制動
制御するものであることを特徴とする電動車両のブレー
キ装置。 - 【請求項5】 制動手段は、モータ部のケース側と回転
軸のそれぞれに固定された対の摺接体を、モータ部への
駆動電流のON/OFFあるいは制動解除/制動入り信
号とに応じて解放/摺接させて回転許容/制動する電磁
ブレーキ体と、モータ部を発電させて制動する発電制動
部とを有しているものであり、制動制御部は、車両速度
センサの検出車両速度が第1の所定速度を超えたならば
発電制動を開始し、第1の所定速度より低い第2の所定
速度より低くなったときに電磁ブレーキ体により制動を
かけて電動車両を停止させるように制動制御するもので
あることを特徴とする電動車両のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05238898A JP3661396B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 電動車両のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05238898A JP3661396B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 電動車両のブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11244340A true JPH11244340A (ja) | 1999-09-14 |
JP3661396B2 JP3661396B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=12913433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05238898A Expired - Fee Related JP3661396B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 電動車両のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3661396B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004032840A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 車輪の駆動装置及びゴルフカー |
JP2012191747A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Atex Co Ltd | 電動車 |
JP2018098898A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | スズキ株式会社 | 電動車両の駆動制御装置 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP05238898A patent/JP3661396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004032840A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 車輪の駆動装置及びゴルフカー |
JP2012191747A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Atex Co Ltd | 電動車 |
JP2018098898A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | スズキ株式会社 | 電動車両の駆動制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3661396B2 (ja) | 2005-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3524640B2 (ja) | 車いす | |
JP6669422B1 (ja) | 自己充電で走行可能な電動自転車 | |
JP3661396B2 (ja) | 電動車両のブレーキ装置 | |
JP3490860B2 (ja) | 車両の制動制御装置 | |
CN109982761B (zh) | 包括电动机的车辆和启动用于推进车辆的电动机的方法 | |
JP3596389B2 (ja) | バッテリー式乗用ゴルフカート | |
TWI771511B (zh) | 煞車系統 | |
JP2001122184A (ja) | 補助動力付き車両 | |
JP6885843B2 (ja) | ブレーキシステム | |
JPH10243505A (ja) | 電動二輪駆動車に於ける駆動制御方法と該駆動制御方法を用いた三輪電動自転車及び四輪電動ワゴン車 | |
JP2735351B2 (ja) | 小型電動車 | |
JPH02141332A (ja) | 電動乗用車の駆動方向反転装置 | |
JP2000210340A (ja) | 走行装置およびこの走行装置を備えた車椅子 | |
KR101583158B1 (ko) | 전동 휠체어 겸용 보행 보조기의 구동장치 | |
JP3888606B2 (ja) | 自動走行車の制御装置 | |
JP2001041313A (ja) | 小型乗用車両 | |
KR102725111B1 (ko) | 휠체어용 경사로 주행 보조장치 | |
JPH06237509A (ja) | 電気自動車の駆動力制御装置 | |
JP2003164492A (ja) | 電動車椅子 | |
JP2001080569A (ja) | 補助動力付き車両 | |
JP2000115904A (ja) | 電動車の安全装置 | |
JP2000070309A (ja) | 電動車両の安全装置 | |
JPH08108881A (ja) | 小型電動車 | |
JP3327421B2 (ja) | 電動歩行補助車 | |
JP7282333B2 (ja) | リハビリテーション機能を備えた電動車椅子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050314 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |