JP2000115904A - 電動車の安全装置 - Google Patents

電動車の安全装置

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JP2000115904A
JP2000115904A JP10276168A JP27616898A JP2000115904A JP 2000115904 A JP2000115904 A JP 2000115904A JP 10276168 A JP10276168 A JP 10276168A JP 27616898 A JP27616898 A JP 27616898A JP 2000115904 A JP2000115904 A JP 2000115904A
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JP
Japan
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brake
clutch
motor
shaft
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10276168A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahito Kagawa
貴人 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atex Co Ltd
Original Assignee
Atex Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動車の下り坂での安全な走行を図る。下り坂
でクラッチを切ったときの高速降下走行を自動停止す
る。 【解決手段】電動モータMからクラッチ1を経て電磁ブ
レーキ2を有するブレーキ軸3を回転しながら走行車輪
4を駆動するように連動構成し、この電磁ブレーキ2
は、該クラッチ1を切った状態で、かつ走行車輪4の高
回転域で、電磁的作動で自動制動可能に設けてなる電動
車の安全装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動車の安全装
置に関する。下り坂走行時に高速回転で自動的にブレー
キを効かせて安全を図る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】下り坂走行時にクラッ
チを切ると、速度コントロールが働かないことは勿論、
モータブレーキがかからなくなって走行車輪が高回転と
なって危険性を増す。このようなとき手動ブレーキを効
かせても何らかの故障等で、ブレーキが効き難いことが
あったり、長時間に亘るブレーキを維持でき難いことが
ある。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、電動モータ
Mからクラッチ1を経て電磁ブレーキ2を有するブレー
キ軸3を回転しながら走行車輪4を駆動するように連動
構成し、この電磁ブレーキ2は、該クラッチ1を切った
状態で、かつ走行車輪4の高回転域で、電磁的作動で自
動制動可能に設けてなる電動車の安全装置の構成とす
る。
【0004】
【発明の作用及び効果】電動車の走行は、電動モータM
の駆動で、クラッチ1の入りで伝動機構を介して左右の
走行車輪4が回転されて行われる。このときブレーキ軸
3が走行車輪4への伝動と共に回転される。又、クラッ
チ1を切った状態では、電動モータMからの伝動は断た
れるが、走行車輪4が回転する間は、この走行車輪4か
らブレーキ軸3が逆連動されているため、電磁ブレーキ
2の作動で制動できる。この電磁ブレーキ2は、前記ク
ラッチ1の切り状態で、かつ走行車輪4の回転が所定以
上の高回転域に達したときに、電磁的に自動制動され
る。このため、電動車が下り坂走行中に、クラッチ1を
切って高速下降走行状態になろうとしても、電磁ブレー
キ2の自動制動によって、走行が低速、又は停止され
て、安全を維持できる。
【0005】
【実施例】電動車体5は、シート6の下側に搭載の電動
モータMによって駆動される左右一対の走行車輪4を車
軸7に軸装し、ステップフロア8の前部には、ハンドル
9で操向自在の単一操向車輪10を設けて、小型三輪形
態としたものである。11はフェンダー、12はカバ
ー、13はバッテリー、14はハンドルポスト、15は
ミラー、16はバッグである。前記走行車輪4の伝動構
成は、電動モータMでモータ軸17からクラッチ1を経
てカウンター軸の機能を有するブレーキ軸3及び走行車
輪4を駆動するように設けられる。該電動モータM側の
モータ軸17には、電磁的に作動して該モータ軸17を
制動するモータ軸ブレーキ18と、このモータ軸17の
回転を検出するモータ軸エンコーダ19とを設ける。
又、前記ブレーキ軸3には、該クラッチ1を切った状態
で電磁的に作動して制動する電磁ブレーキ2と、このブ
レーキ軸3の回転を検出するブレーキ軸エンコーダ20
とを設ける。なお、モータ軸ブレーキ18も同様の電磁
ブレーキを用いてある。この構成により、該クラッチ1
を切って電磁ブレーキ2、及びモータ軸ブレーキ18を
制動しないで走るときは、これらモータ軸エンコーダ1
9及びブレーキ軸エンコーダ20の検出値の差によっ
て、コントローラ21から電磁ブレーキ2を制動して走
行を停止できるようにしている。前記電動モータMやブ
レーキ軸3上の電磁ブレーキ2等は、伝動ケース22の
左右両側に配置される。この伝動ケース22の上部内に
は、前記モータ軸17上のギヤ23と常時噛合のギヤ2
4を、ブレーキ軸3上に回転自在に設ける。又、前記ブ
レーキ軸3には、ばね25に抗してシフター26で切り
操作できるクラッチギヤ27を設け、このクラッチギヤ
27と前記ギヤ24との嵌脱によりクラッチ1を構成し
ている。28はシフタアームで、前記ハンドルポスト1
4上のハンドル9部のクラッチレバー29の把持でクラ
ッチ1を切り連動することができる。又、このクラッチ
レバー29を解放するときは、ばね25でクラッチギヤ
27が押されて、ギヤ24と嵌合し、クラッチ入りの状
態とすることができる。前記伝動ケース22の下部内に
は、デフ装置30が設けられ、この中央部のリングギヤ
31を、前記クラッチギヤ27と常時噛合させている。
又、伝動ケース22の左右両側にはアクスルハウジング
32が設けられて、該デフ装置30の差動軸から連動さ
れる車軸33が軸装され、各車軸33の外側端には走行
車輪4を一体回転するように有する。前記クラッチ1を
入りの状態で電動モータMを駆動すると、ギヤ23、2
4、クラッチ1を経てブレーキ軸3が回転され、更にク
ラッチギヤ27、リングギヤ31を経てデフ装置30が
回転されて、左右の車軸33及び走行車輪4を差動回転
伝動する。クラッチ1を切りにした状態では、モータM
からブレーキ軸3への伝動は行われないが、走行車輪4
の駆動回転が無負荷状態となって、下り坂のような場所
での走行で、走行車輪4の回転が行われると、デフ装置
30及びリングギヤ31を介してクラッチギヤ27やブ
レーキ軸3が回転され、逆伝動される。この状態で電磁
ブレーキ2を制動すると、走行車輪4を制動停止するこ
とができる。コントローラ21の入力側には、アクセル
レバー34でON、OFFしうるアクセルスイッチ3
5、前記モータ軸エンコーダ19、及びブレーキ軸エン
コーダ20等を設ける。又、出力側には、電動モータ
M、モータブレーキ18、及び電磁ブレーキ2等を設け
る。前記ハンドルポスト14上のコントロールパネル3
6のキースイッチ37をONして、アクセルレバー34
を操作してアクセルスイッチ35をONすると、制動状
態にあったモータ軸ブレーキ18と電磁ブレーキ2と
が、制動状態から開放状態となって、電動モータMが電
動回転される。コントローラ21の制御ソフトは、図3
のフローチャートのように、前記モータ軸エンコーダ1
9の検出値Aとブレーキ軸エンコーダ20の検出値Bと
の入力によって、走行車輪4が高速回転となるときは、
電磁ブレーキ2を制動して非常停止できる。ブレーキ軸
エンコーダ20の検出値Bが絶対高速回転(6km/h以
上)の領域に達したときは、上記の回転差速Cに拘ら
ず、電磁ブレーキ2が制動されて、非常停止される。ブ
レーキ軸3の回転検出値Bとモータ軸17の回転検出値
Aとの回転差速C=(B−A)が3km/h以上(C≧3
km/h)になると、電磁ブレーキ2を制動して、走行を
非常停止する。又、該回転差速Cが3km/hから1km/
hにあっても、一定の時間(1sec)を経過するとき
は、同様にして電磁ブレーキ2を制動して、走行を非常
停止する。しかし、その一定時間を経過しないか、回転
差速Cが1km/h以下の低速域にあるときは、電磁ブレ
ーキ2は、制動されない。なお、前記各制動時におい
て、電磁ブレーキ2と共にモータ軸ブレーキ18も同時
制動するように構成するもよい。上記のように、クラッ
チ1の入り、切りに拘らずブレーキ軸3の回転が絶対高
速回転域(6km/h以上)になると、電磁ブレーキ2の
自動制動で停止され、又、クラッチ1の切りの状態で
は、モータ軸17の電動回転との差速Cが一定値(3km
/h)以上で自動制動停止され、又、この差速Cが一定
値域内にあっても一定時間(1sec)を越えて継続する
ときも自動制動停止されて、安全を図ることができる。
【0006】又、図例では、モータ軸17にもモータ軸
ブレーキ18を設けてあるが、これを省略して、ブレー
キ軸3にのみ電磁ブレーキ2を設けてもよい。又、図例
では、モータ軸17にモータ軸エンコーダ19を設けて
いるが、ブレーキ軸エンコーダ20のみとし、この検出
値と、アクセルレバー34の操作によって出力される指
令速度値と比較して実速度や、速度差を演算するもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行車輪伝動部の正面図。
【図2】ブレーキ制御ブロック図。
【図3】そのフローチャート。
【図4】ハンドル部の斜視図。
【図5】全体側面図。
【符号の説明】
1 クラッチ 2 電磁ブレーキ 3 ブレーキ軸 4 走行車輪 M 電動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータMからクラッチ1を経て電磁
    ブレーキ2を有するブレーキ軸3を回転しながら走行車
    輪4を駆動するように連動構成し、この電磁ブレーキ2
    は、該クラッチ1を切った状態で、かつ走行車輪4の高
    回転域で、電磁的作動で自動制動可能に設けてなる電動
    車の安全装置。
JP10276168A 1998-09-29 1998-09-29 電動車の安全装置 Pending JP2000115904A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043404A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sanyo Electric Co Ltd 電動車両用駆動装置及びこれを具えた電動車椅子
CN105213120A (zh) * 2015-08-31 2016-01-06 太仓市中峰模具塑胶有限公司 一种电动代步车驱动电机
GB2599721A (en) * 2020-10-09 2022-04-13 Rollersafe As Drive unit for wheeled article
CN115103972A (zh) * 2020-03-25 2022-09-23 斯堪尼亚商用车有限公司 用于在上坡中使档位降档的方法、计算机程序、计算机可读介质、控制装置和车辆

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