JP2004032840A - 車輪の駆動装置及びゴルフカー - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量化を図り易いとともにバックラッシュを抑えることができ、しかも、車輪の駆動装置としての十分な伝達効率が得られる車輪の駆動装置を提供する。
【解決手段】回転力を出力する駆動源11と、駆動源11により回転駆動されるウオーム18と、ウオーム18のねじ状の歯19に噛合して従動するホイール20と、ホイール20に接続された駆動車輪33の車軸34とを備え、ホイール20がホイール本体21の外周に所定間隔で配設された複数の回転体22を有し、複数の回転体22がそれぞれホイール本体21の半径方向に沿う回転軸23に回動自在に取付られ、隣接する回転体22の間にウオーム18のねじ状の歯19が噛合され、ウオーム18が回転すると回転体22が転動してホイール20を回転させるように構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車軸に装着された車輪を駆動するための駆動装置に係り、特に、短い伝達経路により大きな減速比で駆動力を伝達することができる車輪の駆動装置及びそれを用いたゴルフカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輪の駆動装置では、駆動源から車輪までの回転力が伝達される経路はできるだけ伝達効率が高くなるように構成されている。特に、ゴルフカー等の小型電気車では、小型軽量化を図るために駆動源から車軸までの伝達経路ができるだけ短くて伝達効率が高い駆動装置が望まれている。
【0003】
図5乃至図7は従来のゴルフカー及びその駆動装置を示す。
【0004】
このゴルフカー30の駆動装置31では、後部座席32の下側であって後輪33の車軸34の前側にバッテリー35及び駆動モータ36が配置され、図6及び図7に示すように、駆動モータ36の出力軸37から、減速機構38及び差動装置39を経由して、後輪33の車軸34まで駆動力が伝達されるように伝達経路が構成されている。
【0005】
減速機構38は、動力伝達部品として4つのギア41a、41b、41c、41dを備えている。ここでは4つのギア41a〜41dを用いることにより、過剰に大きい直径のギアを用いることなく、所定の大きな減速比を得ている。
【0006】
差動装置39は、左右の後輪33間の略真中に配置されていて、減速機構38の最終のギア41dが差動ケース40の一部を構成している。このギア41dからの回転がピニオン42を介して左右の車軸34に伝達されるようになっている。
【0007】
また、この駆動装置31には、パーキングブレーキとしての電磁ブレーキ43が設けられている。電磁ブレーキ43は、減速比に応じた大きな制動力が得られるように駆動モータ36の出力軸37側に配置されている。また、ハウジング44の差動装置39側には、図6に示すように、車速センサ45が装着されていて、ギア41dの回転停止を検出することにより電磁ブレーキ43を作動させ、出力軸37の回転の停止状態を維持するように構成されている。
【0008】
このような駆動装置を有するゴルフカー30では、駆動モータ36の回転力が減速機構38及び差動装置39を経由して車軸34に伝達され、これにより後輪33が駆動されて走行する。また、停車時には、電磁ブレーキ43により駆動モータ36の出力軸37の回転が停止した状態で維持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような駆動装置31では、多数のギア41a〜41dを介して駆動モータ36の回転力が伝達されるため、動力伝達部品及びそれに付随する部品の点数が多く、駆動装置31の重量が重くなりやすい。また、ギア41a、41b間及びギア41c、41d間毎にそれぞれバックラッシュが存在するため、各ギア間毎のバックラッシュが複合されて大きくなり易い。その結果、このバックラッシュに起因して、駆動装置31の駆動時の騒音が大きくなりやすく、さらに、駆動モータ36の回転の停止直後に後輪33が回動するため、車体が揺れてスムーズな停車が行い難いなどの問題点を有していた。
【0010】
また、このような駆動装置31では、駆動モータ36の出力軸37と車軸34とが近接して平行に配置されているため、左右一対の後輪33間の中心に配置された差動装置39に対し、駆動モータ36が右又は左にずれた位置に配設されて車体の重量バランスが悪く、走行安定性が低下し易いという問題点もあった。
【0011】
そこで、この発明では、小型軽量化を図り易いとともにバックラッシュを抑えることができ、しかも、十分な伝達効率が得られる車輪の駆動装置及びこのような車輪の駆動装置を備えたゴルフカーを提供することを課題とする。
【0012】
また、車体の重量バランスを向上させることを他の課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の車輪の駆動装置は、回転力を出力する駆動源と、該駆動源により回転駆動されるウオームと、該ウオームのねじ状の歯に噛合して従動するホイールと、該ホイールに接続された駆動車輪の車軸とを備え、前記ホイールは、該ホイール本体の半径方向に沿う回転軸がホイール本体の外周に所定間隔で複数設けられ、該回転軸に回転体がそれぞれ回動自在に取付られ、前記ホイールの隣接する前記回転体の間に前記ウオームのねじ状の歯が噛合され、前記ウオームが回転すると前記回転体が転動して前記ホイールを回転させるように構成されたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項2に記載の車輪の駆動装置は、請求項1に記載の構成に加え、前記駆動源が駆動モータであることを特徴とする。
【0015】
さらに、請求項3に記載の車輪の駆動装置は、請求項2に記載の構成に加え、前記駆動車輪が左右一対の後輪であり、該左右一対の後輪の略真中に前記ホイールが配置され、該ホイールの軸と前記車軸とが同一軸上に設けられ、前記駆動モータの出力軸と前記ウオームの軸とが同一軸上に設けられ、前記後輪の車軸の前側に前記駆動モータが配置されたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項4に記載の車輪の駆動装置は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記駆動モータの出力軸が鉛直方向に沿う方向となるように前記駆動モータが前記ウオームの上側に配置されたことを特徴とする。
【0017】
さらに、請求項5に記載の車輪の駆動装置は、請求項4に記載の構成に加え、前記駆動モータの上部に電磁ブレーキを前記出力軸に直結して設けるとともに、前記駆動モータの出力軸の回転を検出可能な車速センサを設け、該車速センサにより前記出力軸の停止状態を検出して前記電磁ブレーキを作動させるように構成したことを特徴とする。
【0018】
また、請求項6に記載の車輪の駆動装置は、請求項1乃至5の何れか1つに記載の構成に加え、前記複数の回転体は、それぞれ前記ホイール本体に取外し可能に装着されていることを特徴とする。
【0019】
そして、請求項7に記載のゴルフカーは、前記請求項1乃至6の何れか1つに記載の駆動装置により左右一対の車輪が駆動されるように構成されたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1及び図2はこの実施の形態の駆動装置を示し、図3及び図4はその駆動装置を装着したゴルフカーを示す。
【0022】
図において、符号10はゴルフカー30の後輪33を駆動するための駆動装置である。この駆動装置10は、図1及び図2に示すように、駆動源としての駆動モータ11を備え、この駆動モータ11の出力軸12に減速機構13及び差動装置14が順に接続され、この差動装置14に左右の後輪33の車軸34が接続されて、駆動モータ11の出力軸12の回転力が車軸34まで伝達されるように伝達経路が構成されている。ここでは駆動モータ11は、車軸34に対して前側で、かつ、出力軸12が鉛直方向に沿うようにして減速機構13の上側に配置されていて、減速機構13及び差動装置14は駆動モータ11に装着されたハウジング16内に一体的に設けられている。
【0023】
減速機構13は、駆動モータ11の下側の出力軸12に直結されて回転駆動されるウオーム18と、このウオーム18に噛合して従動するホイール20とを備えている。ウオーム18の外周面には所定ピッチでネジ状の歯19が形成されている。一方、ホイール20は、回転可能な略円形のホイール本体21と、このホイール本体21の外周に配設されて、ネジ状の歯19に噛合可能な複数の回転体22とを備えている。複数の回転体22は、円筒状の形状を有し、ホイール本体21の半径方向に沿う回転軸23にそれぞれ回動自在に取付けられている。各回転体22は、ホイール本体21の外周から突出した状態で配置され、ネジ状の歯19のピッチに対応した所定の間隔で配列している。
【0024】
このホイール20とウオーム18とは、互いに組合わされていて、隣接する回転体22間にウオーム18のネジ状の歯19が噛合され、ネジ状の歯19の溝側面部分に回転体22の外周面が当接した状態でウオーム18が回転すると、回転体22が転動しつつネジ状の歯19で押圧され、これによりホイール20を回転させるようになっている。
【0025】
この減速機構13では、ウオーム18に対してホイール20の回転体22の数により減速比を設定することができ、ここでは回転体22の数を多くすることにより、従来の多数のギア41a〜41dを用いた減速機構と同等の所定の大きな減速比に設定されている。
【0026】
差動装置14は、減速機構13から差動ケース24に伝達された回転力を、ピニオン25を介して、車軸34の端部に設けられたサイドギア26に伝達するように構成されている。この差動装置14では、差動ケース24の一部がホイール20により構成されているため、減速機構13で減速された回転力がホイール20から直接差動装置14に伝達される。
【0027】
駆動モータ11の上部、即ち、ウオーム18とは反対側の端部12aには、電磁ブレーキ27が出力軸12と直結して設けられている。この電磁ブレーキ27は作動時に出力軸12を停止状態で維持するように構成されている。さらに、この出力軸12の端部12aには、出力軸12の回転を検出可能な車速センサ28が設けられていて、出力軸12の停止状態を検出して電磁ブレーキ27を作動するように構成されている。
【0028】
この実施の形態のゴルフカー30では、図3及び図4に示すように、上記のような駆動装置10が左右一対の後輪33を駆動するように装着されている。ここでは、差動装置14が左右の後輪33間の中心に配置されて、ホイール20がその中心付近に配置されている。なお、この駆動モータ11の前側にはバッテリー35が配置されている。
【0029】
以上のような車輪の駆動装置10によれば、駆動モータ11により回転駆動されるウオーム18と、このウオーム18のねじ状の歯19に噛合して従動するホイール20とにより駆動モータ11の回転力を車軸34に伝達するので、ウオーム18とホイール20だけで大きな減速比を得ることができ、伝達経路を短くして、動力伝達部品を少なくできる。
【0030】
特に、ウオーム18が駆動モータ11の出力軸に直結され、ホイール20が差動装置14の差動ケース24の一部を構成しているため、特に短い伝達経路が得られる。そのため、減速機構13の部品点数が少なくて軽量小型化が図り易い。そして、このような駆動装置10を装着したゴルフカー30では、軽量のため走行中に芝に乗り入れても芝を傷めにくい。
【0031】
また、減速機構13はウオーム18とホイール20で構成されているため、動力伝達部品が少ない上、従来のように複数のギア41a〜41dを用いることにより生じるバックラッシュがない。そのため、駆動時には従来の複数の歯車を使用した減速機構に比べて騒音が小さい。また、駆動モータ11の出力軸12の回転停止時に後輪33が回動するのを抑制でき、電磁ブレーキ27を作動させて停車した直後の車体の揺れが少なくてスムースな停車を行うことが可能である。
【0032】
しかも、隣接する回転体22の間にウオーム18のねじ状の歯19が噛合されて、ウオーム18が回転すると、回転体22が転動してホイール20を回転させるように構成されているので、ウオーム18からホイール20へ回転力を伝達する際の抵抗を少なくすることができ、伝達効率がよい。即ち、従来のウオームギアのように当接面同士が摺動する動力伝達部品の場合には、当接して摺動するため回転伝達時の抵抗が大きいが、回転体22が転動することにより伝達するようにすると摺動部分が少なく、回転伝達時の抵抗を小さくでき、これにより十分な伝達効率が得られる。
【0033】
また、バッテリー35で駆動モータ11を駆動させるが、駆動装置10が小型軽量で、しかも伝達効率がよいため、駆動時の消費エネルギーを少なくすることができ、バッテリー35の容量を増やさずに航続距離を延ばしたり、バッテリ35を小さくすることが可能である。
【0034】
さらに、ホイール20が左右一対の後輪33の略真中に配置されていて、このホイール20の軸が車軸34と同一軸上にあるとともに、ホイール20に噛合するウオーム18の軸と駆動モータ11の出力軸12が同一軸上であるため、車体における重量割合が大きい駆動モータ11を後輪33間の略真中に配置することができ、しかも、後輪33の前側に駆動モータ11が配置されているので、後輪33と前輪の間に配置することができ、車体の左右方向及び前後方向の重量バランスを向上しやすく、車体の走行安定性を向上することが可能である。
【0035】
また、出力軸12が鉛直方向に沿う方向となるように駆動モータ11がウオーム18の上部に配置されているので、駆動モータ11を立てた状態で車載することができ、車体の平面方向の配置スペースをコンパクトにすることが可能である。
【0036】
さらに、駆動モータ11の上部に電磁ブレーキ27を出力軸12に直結して設けるとともに、駆動モータ11の出力軸12の回転を検出する車速センサ28を設け、この車速センサ28により駆動モータ11の出力軸12の停止状態を検出して電磁ブレーキ27を作動させるように構成したので、電磁ブレーキ27により減速比に応じた大きな制動力が確保できるとともに、駆動装置10の下側には電磁ブレーキ27を設けないため、車体の最低地上高を確保し易い。
【0037】
また、複数の回転体22がそれぞれホイール本体20に取外し可能に装着されているので、一部の回転体22が破損した場合、その回転体22だけを交換することが可能であり、従来のようにギア全体を交換する必要がなく、メンテナンス性が改善できる。
【0038】
なお、この発明はこの実施の形態に限定されるものではなく適宜変更可能であり、例えば上記では駆動装置10により後輪33を駆動するように構成したが、前輪を駆動してもよい。
【0039】
また、上記では左右一対の車輪を駆動するために駆動装置10を用いたが、一つの車輪を駆動する場合であっても、この発明の駆動装置を用いることは可能である。その場合、差動装置14は必要なく、ホイール20の回転力を直接駆動輪に伝達するように構成できる。
【0040】
さらに、上記ではゴルフカーの例について説明したが、ゴルフカー以外の電気車に適用することも可能であり、さらに、エンジン等の他の駆動源を用いた車両の駆動装置としても適用することは可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述の通り、請求項1に記載の車輪の駆動装置によれば、駆動源により回転駆動されるウオームと、このウオームのねじ状の歯に噛合して従動するホイールとにより駆動源の回転力を車軸に伝達するようにしたので、少ない動力伝達部品で大きな減速比を達成することができ、部品点数を少なくして軽量小型化を図り易い。しかも、少ない動力伝達部品で回転力が伝達されるため、従来のような複合化された大きなバックラッシュが生じることを防止できる。そのため、駆動時の騒音を抑えることができ、また、駆動源の出力軸の回転停止時に駆動車輪が回動するのを抑制でき、停車直後の車体の揺れを抑えてスムースな停車を行うことが可能である。
【0042】
しかも、ホイール本体の外周に所定間隔で配設された複数の回転体を有し、この複数の回転体がそれぞれホイール本体の半径方向に沿う回転軸に回動自在に取付られ、隣接する回転体の間にウオームのねじ状の歯が噛合されて、ウオームが回転すると、回転体が転動してホイールを回転させるように構成されているので、回転体が転動して駆動源からの回転力を伝達することができ、ギア歯の当接面同士が摺動して回転する動力伝達部品に比べて抵抗が小さく、車輪の駆動装置としての十分な伝達効率を得ることができる。
【0043】
また、請求項2に記載の車輪の駆動装置によれば、駆動源が駆動モータであると、消費エネルギーが少ないため、航続距離を延ばしたり、バッテリを小さくしすることができ、特に効果が顕著である。
【0044】
また、請求項3に記載の車輪の駆動装置によれば、駆動車輪が左右一対の後輪であり、この左右一対の後輪の略真中にホイールが配置され、ホイールの軸と車軸とが同一軸上に設けられ、駆動モータの出力軸とウオームの軸とが同一軸上に設けられ、後輪の車軸の前側に駆動モータが配置されているので、前記効果に加え、車体における重量の割合が大きい駆動モータを後輪と前輪の間で、ホイールに対応して後輪間の略真中に配置することができるため、車体の左右方向及び前後方向の重量バランスを向上しやすく、これにより車体の走行安定性を向上することが可能である。
【0045】
さらに、請求項4に記載の車輪の駆動装置によれば、出力軸が鉛直方向に沿う方向となるように駆動モータがウオームの上部に配置されているので、駆動モータを立てた状態で車載することができ、車体の平面方向の配置スペースをコンパクトにすることが可能である。
【0046】
さらに、請求項5に記載の車輪の駆動装置によれば、駆動モータの上部に電磁ブレーキを出力軸に直結して設けるとともに、駆動モータの出力軸の回転を検出する車速センサを設け、この車速センサにより出力軸の停止状態を検出して電磁ブレーキを作動するように構成したので、電磁ブレーキにより減速比に応じた大きな制動力が得られるとともに、バックラッシュが小さいため、スムーズな停車も可能であり、しかも、駆動装置の下側には電磁ブレーキを設けないため、車体の最低地上高を確保し易い。
【0047】
また、請求項6に記載の車輪の駆動装置によれば、複数の回転体がそれぞれホイール本体に取外し可能に装着されているので、一部の回転体が破損した場合、その回転体だけの個々の部品交換が可能であり、従来のように動力伝達部品全体を交換する必要がなく、メンテナンス性が改善できる。
【0048】
そして、請求項7に記載のゴルフカーによれば、請求項1乃至6の何れか1つに記載の駆動装置により左右一対の後輪が駆動されるように構成されているので、自然の中で使用されるゴルフカーの騒音を低減でき、しかも、芝の上に乗り入れても芝を傷めにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の駆動装置の一部を断面で示す側面図である。
【図2】同実施の形態の駆動装置を示す図1のAーA断面図である。
【図3】同実施の形態の駆動装置を装着したゴルフカーの配置図である。
【図4】同実施の形態の駆動装置を装着したゴルフカーの配置図である。
【図5】従来のゴルフカーの側面図である。
【図6】従来の駆動装置の一部を断面で示す側面図である。
【図7】従来の駆動装置を示す図6のB−B断面図である。
【符号の説明】
10 駆動装置
11 駆動モータ(駆動源)
12 出力軸
13 減速機構
14 差動装置
18 ウオーム
20 ホイール
21 ホイール本体
22 回転体
23 回転軸
27 電磁ブレーキ
28 速度センサ
30 ゴルフカー
33 後輪
34 車軸
35 バッテリー

Claims (7)

  1. 回転力を出力する駆動源と、該駆動源により回転駆動されるウオームと、該ウオームのねじ状の歯に噛合して従動するホイールと、該ホイールに接続された駆動車輪の車軸とを備え、
    前記ホイールは、該ホイール本体の半径方向に沿う回転軸がホイール本体の外周に所定間隔で複数設けられ、該回転軸に回転体がそれぞれ回動自在に取付られ、
    前記ホイールの隣接する前記回転体の間に前記ウオームのねじ状の歯が噛合され、前記ウオームが回転すると前記回転体が転動して前記ホイールを回転させるように構成されたことを特徴とする車輪の駆動装置。
  2. 前記駆動源が駆動モータであることを特徴とする請求項1に記載の車輪の駆動装置。
  3. 前記駆動車輪が左右一対の後輪であり、該左右一対の後輪の略真中に前記ホイールが配置され、該ホイールの軸と前記車軸とが同一軸上に設けられ、前記駆動モータの出力軸と前記ウオームの軸とが同一軸上に設けられ、前記後輪の車軸の前側に前記駆動モータが配置されたことを特徴とする請求項2に記載の車輪の駆動装置。
  4. 前記駆動モータの出力軸が鉛直方向に沿う方向となるように前記駆動モータが前記ウオームの上側に配置されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の車輪の駆動装置。
  5. 前記駆動モータの上部に電磁ブレーキを前記出力軸に直結して設けるとともに、前記駆動モータの出力軸の回転を検出可能な車速センサを設け、
    該車速センサにより前記出力軸の停止状態を検出して前記電磁ブレーキを作動させるように構成したことを特徴とする請求項4に記載の車輪の駆動装置。
  6. 前記複数の回転体は、それぞれ前記ホイール本体に取外し可能に装着されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載の車輪の駆動装置。
  7. 前記請求項1乃至6の何れか1つに記載の駆動装置により左右一対の車輪が駆動されるように構成されたことを特徴とするゴルフカー。
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