JPH11243205A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11243205A
JPH11243205A JP4518798A JP4518798A JPH11243205A JP H11243205 A JPH11243205 A JP H11243205A JP 4518798 A JP4518798 A JP 4518798A JP 4518798 A JP4518798 A JP 4518798A JP H11243205 A JPH11243205 A JP H11243205A
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JP
Japan
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conductivity type
region
well region
oxide film
type
Prior art date
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Pending
Application number
JP4518798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Hayazaki
嘉城 早崎
Masahiko Suzumura
正彦 鈴村
Yuji Suzuki
裕二 鈴木
Yoshifumi Shirai
良史 白井
Takashi Kishida
貴司 岸田
Masamichi Takano
仁路 高野
Takeshi Yoshida
岳司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレイン領域に接続されたドレイン電極を、
ウェル領域よりも外部に配線する場合において発生する
寄生容量を低減することのできる半導体装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 SOI基板におけるn型半導体層3の一
主表面に、離間してn+型ドレイン領域4及びp型ウェ
ル領域5が形成され、p型ウェル領域5に内包されるよ
うにn+型ソース領域6が形成されている。また、p型
ウェル領域5のn型半導体層3の一主表面に露出してい
る部分上には、ゲート酸化膜7を介して絶縁ゲート8が
形成されている。更に、n+型ドレイン領域4,n+型
ソース領域6,絶縁ゲート8の各々と電気的に接続する
ように、ドレイン電極9,ソース電極10及びゲート電
極が形成され、ドレイン電極9は、n+型ドレイン領域
4からp型ウェル領域5の外まで延設されている。ここ
で、ドレイン電極9の下部及びその近傍のp型ウェル領
域5上の酸化膜厚を厚くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SOI構造型の半導
体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パワーICの高耐圧化に伴い、素
子間を絶縁層によって完全に分離できるSOI(Silicon O
n Insulator)技術を利用したパワー半導体装置が注目
されている。
【0003】この種のパワー半導体装置の一つとして、
横型二重拡散MOS電解効果トランジスタ、いわゆるLD
MOSFET(Lateral Double Diffused MOSFET)がある。
図3は、従来例に係るLDMOSFETを示す概略構成図であ
り、(a)は拡散領域を示す概略平面図であり、(b)
は電極を含めた概略平面図であり、(c)は(b)のY
−Y’における概略断面図である。
【0004】このLDMOSFETは、単結晶シリコン等から成
る半導体基板1の一主表面上に、シリコン酸化膜等の絶
縁層2を介してn型半導体層3を形成してSOI基板を構
成している。
【0005】なお、SOI基板の形成方法としては、絶縁
層上に気相,液相,固相の各相で単結晶シリコンを成長
させるSOI成長法や、基板を張り合わせる張り合わせSOI
法や、単結晶シリコン中に酸素をイオン注入して内部に
絶縁層を形成するSIMOX(Separation by Implanted O
xygen)法や、陽極酸化によってシリコンを部分的に多孔
質化し酸化することによって形成する方法等がある。
【0006】そして、SOI基板におけるn型半導体層
3の表面(一主表面)に露出するようにn型半導体層3
内の略中央にn+型ドレイン領域4が形成され、n+型
ドレイン領域4との間で所定の耐圧を保持できる最短の
距離だけ離間(この距離をドリフト距離という)される
ようにn+型ドレイン領域4を囲み、n型半導体層3の
表面に露出するようにn型半導体層3内にp型ウェル領
域5が形成され、p型ウェル領域5に内包され、n型半
導体層3の表面に露出するようにn+型ソース領域6が
形成されている。
【0007】n+型ドレイン領域4,n+型ソース領域
6及びp型ウェル領域5は、製造の精度向上及びプロセ
スの簡略化のために、一般的に自己整合的にアライメン
トするDSA(Diffusion Self-Alignment)プロセスを採用
して形成される。
【0008】ここで、ドリフト長を所定の耐圧を保持で
きる最短の距離に設定しているのは、ドリフト長とオン
抵抗とは比例関係にあり、ドリフト長を耐圧等の制約条
件下で最も短くすることによって、オン抵抗が小さく、
ドリフト領域面積も小さな高性能のLDMOSFETを構成する
ことができるからである。
【0009】また、n型半導体層3表面の、n+型ドレ
イン領域4とn+型ソース領域6との間に介在するp型
ウェル領域5上には、ゲート酸化膜7を介してポリシリ
コンから成る絶縁ゲート8が形成されている。ここで、
絶縁ゲート8は、n+型ドレイン領域4とn+型ソース
領域6との間でn型半導体層3内を流れる主電流を制御
するものである。
【0010】そして、n+型ドレイン領域4と電気的に
接続され、n型半導体層3の表面に露出するようにn型
半導体層2内に形成された素子分離領域(図示せず)を
跨いで他の半導体素子まで引き出されるようにアルミニ
ウム(Al)等から成るドレイン電極9が形成され、p
型ウェル領域5及びn+型ソース領域6と電気的に接続
されるようにアルミニウム(Al)等から成るソース電
極10が形成され、絶縁ゲート8と電気的に接続される
ようにアルミニウム(Al)等から成るゲート電極(図
示せず)が形成されている。
【0011】このLDMOSFETは、n+型ソース領域6の長
手方向に垂直な面で切断した場合の断面素子構造が常に
一定になり、かつ、前記断面素子構造がn+型ソース領
域6の長手方向に常に連続して構成されるように、n+
型ソース領域6はn型半導体層3内で円弧を描いて閉じ
た形状となっている。
【0012】以下において、従来例に係るLDMOSFETの製
造工程を図面に基づいて説明する。図4は、従来例に係
るLDMOSFETの製造工程を示す概略断面図である。先ず、
SOI基板のn型半導体層3の一主表面上にフィールド酸
化膜11を形成し、所定形状にパターニングされたフォ
トレジスト13をマスクとして、p型ウェル領域5,n
+型ドレイン領域4及びn+型ソース領域6形成箇所の
フィールド酸化膜11を選択的にエッチングし(図4
(a))、プラズマアッシング等によりフォトレジスト
13を除去する。
【0013】続いて、所定形状にパターニングされたフ
ォトレジスト13及びフィールド酸化膜11をマスクと
して、ボロン(B)等のp型不純物をイオン注入し(図
4(b))、アニール処理を行うことによりp型ウェル
領域5を形成し、フォトレジスト13を除去する。
【0014】次に、所定形状にパターニングされたフォ
トレジスト13及びフィールド酸化膜11をマスクとし
て、リン(P)等のn型不純物のイオン注入及びアニー
ル処理によりn+型ドレイン領域4及びn+型ソース領
域6を形成し(図4(c))、フォトレジスト13を除
去する。
【0015】次に、所定形状にパターニングされたフォ
トレジスト13をマスクとして、活性領域上のフィール
ド酸化膜11を選択的にエッチングし(図4(d))、
フォトレジスト13を除去した後、熱酸化等により薄い
膜厚のゲート酸化膜7を形成する。
【0016】次に、ゲート酸化膜7上にポリシリコン層
を堆積し、フォトレジスト13をマスクとしてポリシリ
コン層を選択的にエッチングして絶縁ゲート8を形成し
(図4(e))、層間絶縁膜12を形成した後、フォト
レジスト13をマスクとして層間絶縁膜12及びゲート
酸化膜7を選択的にエッチングしてコンタクトホール1
4を形成する(図4(f))。
【0017】最後に、電極と成るアルミニウム(Al)
を堆積後、フォトレジスト13をマスクとしてAlを選
択的にエッチングすることにより、ドレイン電極9,ソ
ース電極10及びゲート電極(図示せず)を形成する
(図4(g))。
【0018】ところで、上述のLDMOSFETにおいては、n
型半導体層3の厚みAとドリフト領域の不純物濃度Bと
の間に、 A(cm)×B(atm/cm3)=1×1012(atm/cm2) という式で表されるRESURF(Reduced Surface Field)
条件と呼ばれる表面電界に関する最適条件が存在し、上
記RESURF条件を満たすとき、LDMOSFETのn型半導体層3
内の電界の局所集中が緩和され、電界は高耐圧に適した
分布となることが知られている。
【0019】このようにして形成されたLDMOSFETは、大
電流を流すためにゲート幅を大きくする必要があり、そ
のために図5に示すように、racetrack形状のLDMOSFET
を複数個隣接配置し、各LDMOSFETのドレイン電極,ソー
ス電極及びゲート電極同士を接続して同時に動作する一
群のLDMOSFETを構成する方法や、図6に示すように、LD
MOSFETを変形して櫛型のLDMOSFETを構成する方法があ
る。
【0020】図6に示すLDMOSFETでは、ドレイン,ソー
ス及びゲートの各領域が連続して形成されているので、
配線に特別な配慮が不要であるという利点を有するが、
所定の耐圧を維持するためには各部の曲率を適正に設定
する必要があり、このために不要な領域15が大きく、
面積効率が悪いという欠点がある。
【0021】これらの問題点を解決するためには、図5
に示すように、複数個のracetrack形状のLDMOSFETを並
列接続するようにすれば良く、この場合、耐圧を維持す
るための曲率を考慮する必要がなく、不要な領域が生じ
ないので面積効率が良く、スイッチング時間も良好なLD
MOSFETを構成することができる。
【0022】しかし、図5に示すようなLDMOSFETを構成
するためには、各LDMOSFETの全ての電極を並列配線する
必要があり、また、複数のパワーLDMOSFETを用いた回路
ブロックを1チップに集積する場合等にも各LDMOSFETの
全ての電極を、n型半導体層3の一主表面上で配線する
必要がある。
【0023】従って、LDMOSFETの中心電極(ドレイン電
極9)を外周の半導体領域(p型ウェル領域5)の外ま
で延設する必要が生じる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の場
合、ドレイン電極9とp型ウェル領域5とが交差する部
分において、酸化膜を介して、ドレイン電極9とp型ウ
ェル領域5との間、及びドレイン電極9と絶縁ゲート8
との間に寄生的な静電容量が発生する。これによって、
出力容量及び帰還容量が増大し、スイッチング時間が遅
くなる等の問題があった。
【0025】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、ドレイン領域に接続
されたドレイン電極を、ウェル領域よりも外部に配線す
る場合において発生する寄生容量を低減することのでき
る半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半導体基板と該半導体基板上に絶縁層を介して形成され
た第一導電型半導体層とから成るSOI基板と、該第一導
電型半導体層の一主表面に形成された高濃度第一導電型
ドレイン領域と、該高濃度第一導電型ドレイン領域と離
間して囲み、前記第一導電型半導体層の一主表面から前
記絶縁層に達するように形成された第二導電型ウェル領
域と、該第二導電型ウェル領域に内包さるように前記第
一導電型半導体層の一主表面に形成された高濃度第二導
電型ソース領域と、前記第一導電型半導体層の一主表面
における、前記高濃度第二導電型ドレイン領域と前記高
濃度第一導電型ソース領域との間に介在する第二導電型
ウェル領域上にゲート酸化膜を介して形成された絶縁ゲ
ートと、前記高濃度第一導電型ドレイン領域と電気的に
接続され、酸化膜を介して前記第二導電型ウェル領域を
跨いで引き出されるように形成されたドレイン電極と、
前記高濃度第一導電型ソース領域と電気的に接続される
ように形成されたソース電極と、前記絶縁ゲートと電気
的に接続されるように形成されたゲート電極とを有して
成る半導体装置において、前記ドレイン電極が前記第二
導電型ウェル領域を跨いでいる部分の前記酸化膜の膜厚
を、前記ドレイン電極が配線されていない部分の前記第
二導電型ウェル領域上の前記酸化膜の膜厚よりも厚膜化
したことを特徴とするものである。
【0027】請求項2記載の発明は、半導体基板と該半
導体基板上に絶縁層を介して形成された第一導電型半導
体層とから成るSOI基板の、該第一導電型半導体層の一
主表面から前記絶縁層に達するように第二導電型ウェル
領域が形成され、該第二導電型ウェル領域に離間して囲
まれるように前記第一導電型半導体層の一主表面に高濃
度第二導電型ドレイン領域が形成され、前記第二導電型
ウェル領域に内包さるように前記第一導電型半導体層の
一主表面に高濃度第二導電型ソース領域が形成され、前
記第一導電型半導体層の一主表面における、前記高濃度
第二導電型ドレイン領域と前記高濃度第一導電型ソース
領域との間に介在する第二導電型ウェル領域上にゲート
酸化膜を介して絶縁ゲートが形成され、前記高濃度第一
導電型ドレイン領域と電気的に接続され、酸化膜を介し
て前記第二導電型ウェル領域を跨いで引き出されるよう
にドレイン電極が形成され、前記高濃度第一導電型ソー
ス領域と電気的に接続されるようにソース電極が形成さ
れ、前記絶縁ゲートと電気的に接続されるようにゲート
電極が形成されて成る半導体装置の製造方法であって、
前記高濃度第一導電型ソース領域が酸化膜をマスクとし
て形成され、前記ドレイン電極が前記第二導電型ウェル
領域を跨いでいる部分及びその近傍の前記酸化膜が除去
されないことを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づき説明する。なお、本実施の形態において
は、説明の便宜上、第一導電型をn型,第二導電型をp
型として説明するが、n型とp型が逆の場合にも適用さ
れる。
【0029】図1は、本発明の一実施の形態に係るLDMO
SFETを示す概略構成図であり、(a)は拡散領域を示す
概略平面図であり、(b)は電極を含めた概略平面図で
あり、(c)は(b)のX−X’における概略断面図で
ある。なお、本実施の形態に係るLDMOSFETの基本構造
は、従来例として図3に示すLDMOSFETと同様であるの
で、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0030】本実施の形態に係るLDMOSFETは、従来例と
して図3に示すLDMOSFETにおいて、ドレイン電極9がp
型ウェル領域5上を跨いでいる部分の酸化膜厚が、ドレ
イン電極9が配線されていない部分のp型ウェル領域5
上の酸化膜厚よりも厚膜化した構造である。
【0031】以下、本実施の形態に係るLDMOSFETの製造
工程について、図面に基づき説明する。図2は、本実施
の形態に係るLDMOSFETの製造工程を示す概略断面図であ
る。先ず、半導体基板1上に、絶縁層2を介してn型半
導体層3が形成されて成るSOI基板のn型半導体層3上
に、フォトレジスト13を塗布し、露光,現像を行うこ
とによりフォトレジスト13を所定形状にパターニング
する。
【0032】なお、n型半導体層3は、予めRESURF条件
が成立するように形成されている。続いて、パターニン
グされたフォトレジスト13をマスクとして、p型ウェ
ル領域5を形成するためのボロン(B)等のp型不純物
をイオン注入し(図2(a))、プラズマアッシング等
によりフォトレジスト13を除去した後、アニール処理
を行うことによりp型ウェル領域5を形成する。
【0033】次に、n型半導体層3上に熱酸化等により
フィールド酸化膜11を形成し、所定形状にパターニン
グされたフォトレジスト13をマスクとして、n+型ド
レイン領域4及びn+型ソース領域6形成箇所のフィー
ルド酸化膜11をエッチングにより除去し(図2
(b))、フォトレジスト13を除去する。
【0034】次に、パターニングされたフィールド酸化
膜11をマスクとしてリン(P)等のn型不純物のイオ
ン注入を行い(図2(c))、アニール処理を行うこと
によりn+型ドレイン領域4及びn+型ソース領域6を
形成する。
【0035】次に、フォトレジスト13をマスクとし
て、活性領域となる部分のフィールド酸化膜11をエッ
チングにより除去する(図2(d))。この時、ドレイ
ン電極9が配線される部分及びその近傍のp型ウェル領
域5上にはフィールド酸化膜11が残るようにフォトレ
ジスト13をパターニングする。
【0036】次に、熱酸化等により薄い膜厚のゲート酸
化膜7を形成し、ゲート酸化膜7上に減圧CVD法等に
よりポリシリコン層を形成し、ポリシリコン層を選択的
にエッチングして絶縁ゲート8を形成する(図2
(e))。この時、絶縁ゲート8は、n+型ドレイン領
域4とn+型ソース領域6との間に介在するp型ウェル
領域5上に配置されている。
【0037】次に、CVD法により層間絶縁膜12を形
成し、絶縁ゲート8,n+型ドレイン領域4及びn+型
ソース領域6上の任意に箇所の層間絶縁膜12及びゲー
ト酸化膜7をエッチングすることによりコンタクトホー
ル14を形成する(図2(f))。
【0038】最後に、コンタクトホール14を埋め込
み、かつ、絶縁ゲート8,n+型ドレイン領域4及びn
+型ソース領域6と電気的に接続されるようにアルミニ
ウム(Al)等から成るゲート電極(図示せず),ドレ
イン電極9及びソース電極10を形成する(図2
(g))。
【0039】なお、ゲート電極(図示せず),ドレイン
電極9及びソース電極10の形成方法の一例としては、
Alをターゲットとしてスパッタリングを行うことによ
りAl層を形成し、フォトリソグラフィ技術及びエッチ
ング技術を用いて所定形状にパターニングすることによ
り形成できる。
【0040】従って、本実施の形態においては、ドレイ
ン電極9とp型ウェル領域5との間の酸化膜ギャップが
大きくなり、ドレイン電極9とp型ウェル領域5との間
の寄生容量が低減して、出力容量Cossを有効に低減する
ことができる。
【0041】また、本実施の形態に係るLDMOSFETは、従
来例として図4に示すLDMOSFETの製造工程において、活
性領域のフィールド酸化膜11のエッチング工程で、ド
レイン電極9が配線される部分及びその近傍のp型ウェ
ル領域5上にフィールド酸化膜11が残るようなマスク
を用いることによって、特別な工程を付加することなく
寄生容量を低減することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ドレイン電極が
第二導電型ウェル領域を跨いでいる部分の酸化膜の膜厚
を、ドレイン電極が配線されていない部分の第二導電型
ウェル領域上の酸化膜の膜厚よりも厚膜化したので、ド
レイン電極と第二導電型ウェル領域との間の酸化膜ギャ
ップが大きくなって、ドレイン電極と第二導電型ウェル
領域との間の寄生容量が低減され、これにより出力容量
を低減することができ、ドレイン領域に接続されたドレ
イン電極を、ウェル領域よりも外部に配線する場合にお
いて発生する寄生容量を低減することのできる半導体装
置を提供することができた。
【0043】請求項2記載の発明は、高濃度第一導電型
ソース領域が酸化膜をマスクとして形成され、ドレイン
電極が第二導電型ウェル領域を跨いでいる部分及びその
近傍の酸化膜が除去されないので、ドレイン電極が第二
導電型ウェル領域を跨いで引き出される部分及びその近
傍の酸化膜の膜厚を厚膜化することができ、工程数を増
やすことなく、ドレイン電極と第二導電型ウェル領域と
の間の寄生容量が低減され、これにより出力容量を低減
することができ、ドレイン領域に接続されたドレイン電
極を、ウェル領域よりも外部に配線する場合において発
生する寄生容量を低減することのできる半導体装置の製
造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るLDMOSFETを示す概
略構成図であり、(a)は拡散領域を示す概略平面図で
あり、(b)は電極を含めた概略平面図であり、(c)
は(b)のX−X’における概略断面図である。
【図2】本実施の形態に係るLDMOSFETの製造工程を示す
概略断面図である。
【図3】従来例に係るLDMOSFETを示す概略構成図であ
り、(a)は拡散領域を示す概略平面図であり、(b)
は電極を含めた概略平面図であり、(c)は(b)のY
−Y’における概略断面図である。
【図4】従来例に係るLDMOSFETの製造工程を示す概略断
面図である。
【図5】従来例に係るracetrack形状のLDMOSFETを複数
個配列した状態を示す概略平面図である。
【図6】従来例に係るracetrack-interdigited形状のLD
MOSFETをを示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 絶縁層 3 n型半導体層 4 n+型ドレイン領域 5 p型ウェル領域 6 n+型ソース領域 7 ゲート酸化膜 8 絶縁ゲート 9 ドレイン電極 10 ソース電極 11 フィールド酸化膜 12 層間絶縁膜 13 フォトレジスト 14 コンタクトホール 15 不要な領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半導体基板と該半導体基板上に絶縁層を介して形成され
た第一導電型半導体層とから成るSOI基板と、該第一導
電型半導体層の一主表面に形成された高濃度第一導電型
ドレイン領域と、該高濃度第一導電型ドレイン領域と離
間して囲み、前記第一導電型半導体層の一主表面から前
記絶縁層に達するように形成された第二導電型ウェル領
域と、該第二導電型ウェル領域に内包さるように前記
第一導電型半導体層の一主表面に形成された高濃度第
導電型ソース領域と、前記第一導電型半導体層の一主表
面における、前記高濃度第導電型ドレイン領域と前記
高濃度第一導電型ソース領域との間に介在する第二導電
型ウェル領域上にゲート酸化膜を介して形成された絶縁
ゲートと、前記高濃度第一導電型ドレイン領域と電気的
に接続され、酸化膜を介して前記第二導電型ウェル領域
を跨いで引き出されるように形成されたドレイン電極
と、前記高濃度第一導電型ソース領域と電気的に接続さ
れるように形成されたソース電極と、前記絶縁ゲートと
電気的に接続されるように形成されたゲート電極とを有
して成る半導体装置において、前記ドレイン電極が前記
第二導電型ウェル領域を跨いでいる部分の前記酸化膜の
膜厚を、前記ドレイン電極が配線されていない部分の前
記第二導電型ウェル領域上の前記酸化膜の膜厚よりも厚
膜化したことを特徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】請求項2記載の発明は、半導体基板と該半
導体基板上に絶縁層を介して形成された第一導電型半導
体層とから成るSOI基板の、該第一導電型半導体層の一
主表面から前記絶縁層に達するように第二導電型ウェル
領域が形成され、該第二導電型ウェル領域に離間して囲
まれるように前記第一導電型半導体層の一主表面に高濃
度第導電型ドレイン領域が形成され、前記第二導電型
ウェル領域に内包さるように前記第一導電型半導体層
の一主表面に高濃度第導電型ソース領域が形成され、
前記第一導電型半導体層の一主表面における、前記高濃
度第導電型ドレイン領域と前記高濃度第一導電型ソー
ス領域との間に介在する第二導電型ウェル領域上にゲー
ト酸化膜を介して絶縁ゲートが形成され、前記高濃度第
一導電型ドレイン領域と電気的に接続され、酸化膜を介
して前記第二導電型ウェル領域を跨いで引き出されるよ
うにドレイン電極が形成され、前記高濃度第一導電型ソ
ース領域と電気的に接続されるようにソース電極が形成
され、前記絶縁ゲートと電気的に接続されるようにゲー
ト電極が形成されて成る半導体装置の製造方法であっ
て、前記高濃度第一導電型ソース領域が酸化膜をマスク
として形成され、前記ドレイン電極が前記第二導電型ウ
ェル領域を跨いでいる部分及びその近傍の前記酸化膜が
除去されないことを特徴とするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 618C (72)発明者 白井 良史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岸田 貴司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 高野 仁路 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉田 岳司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と該半導体基板上に絶縁層を
    介して形成された第一導電型半導体層とから成るSOI基
    板と、該第一導電型半導体層の一主表面に形成された高
    濃度第一導電型ドレイン領域と、該高濃度第一導電型ド
    レイン領域と離間して囲み、前記第一導電型半導体層の
    一主表面から前記絶縁層に達するように形成された第二
    導電型ウェル領域と、該第二導電型ウェル領域に内包さ
    るように前記第一導電型半導体層の一主表面に形成され
    た高濃度第二導電型ソース領域と、前記第一導電型半導
    体層の一主表面における、前記高濃度第二導電型ドレイ
    ン領域と前記高濃度第一導電型ソース領域との間に介在
    する第二導電型ウェル領域上にゲート酸化膜を介して形
    成された絶縁ゲートと、前記高濃度第一導電型ドレイン
    領域と電気的に接続され、酸化膜を介して前記第二導電
    型ウェル領域を跨いで引き出されるように形成されたド
    レイン電極と、前記高濃度第一導電型ソース領域と電気
    的に接続されるように形成されたソース電極と、前記絶
    縁ゲートと電気的に接続されるように形成されたゲート
    電極とを有して成る半導体装置において、前記ドレイン
    電極が前記第二導電型ウェル領域を跨いでいる部分の前
    記酸化膜の膜厚を、前記ドレイン電極が配線されていな
    い部分の前記第二導電型ウェル領域上の前記酸化膜の膜
    厚よりも厚膜化したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と該半導体基板上に絶縁層を
    介して形成された第一導電型半導体層とから成るSOI基
    板の、該第一導電型半導体層の一主表面から前記絶縁層
    に達するように第二導電型ウェル領域が形成され、該第
    二導電型ウェル領域に離間して囲まれるように前記第一
    導電型半導体層の一主表面に高濃度第二導電型ドレイン
    領域が形成され、前記第二導電型ウェル領域に内包さる
    ように前記第一導電型半導体層の一主表面に高濃度第二
    導電型ソース領域が形成され、前記第一導電型半導体層
    の一主表面における、前記高濃度第二導電型ドレイン領
    域と前記高濃度第一導電型ソース領域との間に介在する
    第二導電型ウェル領域上にゲート酸化膜を介して絶縁ゲ
    ートが形成され、前記高濃度第一導電型ドレイン領域と
    電気的に接続され、酸化膜を介して前記第二導電型ウェ
    ル領域を跨いで引き出されるようにドレイン電極が形成
    され、前記高濃度第一導電型ソース領域と電気的に接続
    されるようにソース電極が形成され、前記絶縁ゲートと
    電気的に接続されるようにゲート電極が形成されて成る
    半導体装置の製造方法であって、前記高濃度第一導電型
    ソース領域が酸化膜をマスクとして形成され、前記ドレ
    イン電極が前記第二導電型ウェル領域を跨いでいる部分
    及びその近傍の前記酸化膜が除去されないことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11362197B2 (en) 2019-07-25 2022-06-14 Key Foundry Co., Ltd. Semiconductor device with controllable channel length and manufacturing method of semiconductor device with controllable channel length
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