JPH11242979A - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

内燃機関用のスパークプラグ

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JPH11242979A
JPH11242979A JP32086598A JP32086598A JPH11242979A JP H11242979 A JPH11242979 A JP H11242979A JP 32086598 A JP32086598 A JP 32086598A JP 32086598 A JP32086598 A JP 32086598A JP H11242979 A JPH11242979 A JP H11242979A
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JP
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insulator
head
spark plug
internal combustion
combustion engine
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JP32086598A
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Yasushi Kawashima
泰 川島
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼成時における碍子頭部の曲がり発生がな
く,キャップシールの密着性が高く,かつプラグキャッ
プの挿入性に優れた内燃機関用のスパークプラグを提供
すること。 【解決手段】 絶縁碍子4の貫通孔に保持された中心電
極2と,絶縁碍子4を保持するハウジング5と,該ハウ
ジング5に設けられた接地電極3とよりなる内燃機関用
のスパークプラグ10において,上記絶縁碍子4は,そ
の全長Lが90mm以上であり,また,ハウジング取付
上端面429から上記絶縁碍子4の碍子頭部先端面43
までの間の碍子頭部42の長さKが40mm以上であ
る。更に,碍子頭部先端面43の投影面積Sは,80m
2〜200mm2である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,自動車,コージェネレーショ
ン,ガス圧送用ポンプ等に使用する内燃機関用のスパー
クプラグに関する。
【0002】
【従来技術】コージェネレーション(ガス燃料を用いた
大型発電機),ガス圧送用ポンプなどに用いられる大型
のエンジンにおいては,例えばハウジングねじ径が18
mm,絶縁碍子の直径が14mm,中心電極の太さが
2.5mm,全体長さが115mmという,大型のスパ
ークプラグが用いられる。上記スパークプラグには,プ
ラグキャップ挿入部の碍子頭部の外周にコルゲーション
が設置されている。
【0003】上記大型のエンジンは,通常の自動車用エ
ンジン等に比べて,次のような特徴がある。第一に,プ
ラグホールが深い。第二に,圧縮比が高く,燃料である
ガス自体も電離性が悪いため,上記スパークプラグの火
花発生のための要求電圧が高い。従って,第三に,プラ
グキャップ挿入部における耐絶縁性の悪化により,フラ
ッシュオーバー(碍子頭部におけるリーク)が発生しや
すい。このフラッシュオーバーを防ぐためには,プラグ
キャップを碍子頭部に密着させて絶縁確保する必要があ
る。以上3つの特徴に対応するため,碍子頭部のプラグ
挿入部を長くするという手段がとられている。
【0004】また,上記スパークプラグ90は,図10
に示すごとく,絶縁碍子の貫通孔45に保持された中心
電極2及び端子電極29と,ハウジング5と,接地電極
3とを有する。上記端子電極29はプラグコードのター
ミナル62(図11)と電気的に接続する接続頭部29
1を有する。また,端子電極29は,上記接続頭部29
1を除いて絶縁碍子4により覆われている。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の内
燃機関用のスパークプラグ90には以下のような問題が
ある。上記スパークプラグ90の絶縁碍子4は,焼成に
よって作製する。この際,絶縁碍子4は,後述する図4
に示すごとく,碍子頭部先端面43を下面にして焼成台
8上に垂直状に立てた状態で焼成する。これは絶縁碍子
4の,中心電極側に位置する碍子脚部先端面44の面積
が小さく,こちらを下面にして,焼成台8に立てて焼成
することができないためである。
【0006】しかし,上述のごとく上記スパークプラグ
90は碍子頭部42が長い。即ち,絶縁碍子4は碍子頭
部先端面43を下面とすると重心が高くなる。そのた
め,後述する図5に示すごとく,焼成時に焼成台8や碍
子頭部先端面43の傾きにより,上記絶縁碍子4が傾い
た状態で焼成された場合,自重により,絶縁碍子4の軸
方向に対し斜めの力が加わることとなる。
【0007】更に,絶縁碍子4の全長に対する上記碍子
頭部先端面43の投影面積S(図1参照)が小さいた
め,径方向の強度がその自重に対して相対的に弱くな
る。また,碍子頭部42に多数の凹凸状のコルゲーショ
ンを有することも,上記曲りを助長することとなる。何
故なら,径方向の強度が弱くなるからである。これらの
原因により,上記焼成時において,碍子頭部42に曲り
を生じることとなる。
【0008】ところで,上記碍子頭部42には,図11
に示すごとく,プラグキャップ6が装着される。プラグ
キャップ6は,図11に示すごとく,先端部に絶縁碍子
4の碍子頭部42に嵌合するゴム製の筒状のキャップシ
ール61と,スパークプラグ90の端子電極29の接続
頭部291に嵌合するための環状のターミナル62とを
有する。
【0009】しかし,上記碍子頭部42に曲りを生ずる
と,上記プラグキャップ6の上記キャップシール61と
の密着性が低下する。そのため,碍子頭部42のプラグ
キャップ挿入部における絶縁性が悪化する。従って,フ
ラッシュオーバー(碍子頭部におけるリーク)の発生要
因となる。
【0010】また,プラグキャップ6の装着は,上記ス
パークプラグ90を,エンジンブロックに穿設したプラ
グホールへ装着した後に行うため(図3参照),上記碍
子頭部42に曲りがあると,プラグキャップ6の挿入性
も悪化する。
【0011】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,焼成時における碍子頭部の曲り発生がな
く,キャップシールとの密着性が高く,かつプラグキャ
ップの挿入性に優れた,内燃機関用のスパークプラグを
提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,絶縁碍子の貫通
孔に保持された中心電極と,絶縁碍子を保持するハウジ
ングと,該ハウジングに設けられた接地電極とよりな
り,また上記絶縁碍子における上記中心電極と反対側の
先端部には,上記中心電極と電気的に接続された端子電
極を有してなり,かつ該端子電極はプラグコードのター
ミナルと電気的に接続する接続頭部を有し,また上記端
子電極は上記接続頭部を除いて上記絶縁碍子により覆わ
れてなる内燃機関用のスパークプラグにおいて,該スパ
ークプラグは,上記絶縁碍子の全長Lが90mm以上で
あり,また,上記絶縁碍子におけるハウジング取付上端
面から上記絶縁碍子の碍子頭部先端面までの間の碍子頭
部の長さKが40mm以上であり,かつ上記碍子頭部先
端面の投影面積Sは,80mm2〜200mm2であるこ
とを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある。
【0013】本発明において最も注目すべき点は,上記
スパークプラグの絶縁碍子の全長Lと,碍子頭部の長さ
Kと,上記碍子頭部先端面の投影面積Sを,それぞれL
≧90mm,K≧40mm,80mm2≦S≦200m
2と規定したことにある。
【0014】上記において,Lが90mm未満の場合に
は,碍子頭部長さKを充分長くすることが困難であるた
め,フラッシュオーバーの要因となるという問題があ
る。また,Kが40mm未満の場合には,上記碍子頭部
と上記キャップシール部との密着性が低下し,フラッシ
ュオーバーの要因となるおそれがある。
【0015】また,Sが80mm2未満の場合には,絶
縁碍子の焼成時に曲りが発生するおそれがある。一方,
Sが200mm2を超える場合には,碍子頭部先端面の
外径が16mmを超え,ハイテンションコードの挿入が
困難となる問題がある。なお,上記投影面積Sとは,図
1に示すごとく,碍子頭部先端面における,貫通孔面積
も含めた,全面積である。
【0016】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明の上記スパークプラグは絶縁碍子の全長Lと,碍
子頭部の長さKと,該碍子頭部先端面の投影面積Sとを
上記のごとく規定している。そのため,焼成時におい
て,絶縁碍子が,仮に,若干傾いた場合でも曲りを生じ
難い。
【0017】次に,請求項2の発明のように,上記絶縁
碍子の全長Lは,90mm〜130mmであることが好
ましい。この場合には,絶縁碍子の曲りを更に抑制する
ことができる。上記Lが130mmを超える場合には,
絶縁碍子の焼成時に,重心が高くなり曲り発生のおそれ
がある。一方,Lが90mm未満の場合には,既述のご
とく,フラッシュオーバーの要因となるという問題があ
る。
【0018】次に,請求項3の発明のように,上記絶縁
碍子におけるハウジング取付上端面から上記絶縁碍子の
碍子頭部先端面までの間の碍子頭部の長さKは,40m
m〜80mmであることが好ましい。この場合にも,絶
縁碍子の曲りを更に抑制することができる。上記Kが8
0mmを超える場合には,絶縁碍子の焼成時に,重心が
高くなり曲り発生のおそれがある。一方,Kが40mm
未満の場合には,既述のごとく,フラッシュオーバーの
要因となるという問題がある。
【0019】次に,請求項4の発明のように,上記絶縁
碍子の径方向の断面は,略円形状であることが好まし
い。これにより,焼成時における絶縁碍子の傾きを抑制
することができる。
【0020】次に,請求項5の発明のように,上記絶縁
碍子は,碍子頭部の外周表面にコルゲーションのない平
坦面を有していることが好ましい。これにより,上記絶
縁碍子の径方向の力に対する強度が向上する。即ち,焼
成時に,仮に上記絶縁碍子が傾いたとしても凹凸状のコ
ルゲーションがなく,外周が平坦であるため,軸方向に
対して斜めの力に対する強度が向上し,絶縁碍子の曲り
を抑制することができる。
【0021】次に,請求項6の発明のように,上記碍子
頭部の外周表面には凹凸状のコルゲーションを有し,該
コルゲーションは,その深さが最大形と最小形の差とし
て0.7mm以下とすることもできる。この場合にも,
焼成時において絶縁碍子の変形が生じ難い。
【0022】次に,請求項7の発明のように,上記碍子
頭部の外周表面には凹凸状のコルゲーションを有し,該
コルゲーションは,4山以下であることが好ましい。こ
の場合にも,焼成時において絶縁碍子の変形が生じ難
い。
【0023】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例1にかかる内燃機関用のスパークプ
ラグにつき,図1〜図5を用いて説明する。本例のスパ
ークプラグ10は,コージェネレーション等の大型エン
ジンに用いられる大型のスパークプラグであって,図
1,図2に示すごとく,絶縁碍子4の貫通孔45に保持
された中心電極2と,絶縁碍子4を保持するハウジング
5と,該ハウジング5に設けられた接地電極3とよりな
る。
【0024】また上記絶縁碍子4における上記中心電極
2と反対側の先端部には,上記中心電極2と電気的に接
続された端子電極21を有している。かつ該端子電極2
1はプラグコードのターミナルと電気的に接続する接続
頭部211を有している。また,上記端子電極21は上
記接続頭部211を除いて,上記絶縁碍子4の貫通孔4
5内に挿入されており,該絶縁碍子4により覆われてい
る。
【0025】上記スパークプラグ10は,図1,図2に
示すごとく,上記絶縁碍子4の全長Lが90mm〜13
0mmである。上記絶縁碍子4の全長Lとは,碍子頭部
先端面43から碍子脚部先端面44までの長さをいう。
また,上記絶縁碍子4における,ハウジング5の取付上
端面58から上記絶縁碍子4の碍子頭部先端面43まで
の間の碍子頭部42の長さKは,40mm以上である。
また,該碍子頭部42は,図1,図2に示すごとく,そ
の外周表面がコルゲーションのない平坦面を有してい
る。更に,上記碍子頭部先端面43の投影面積Sは,8
0mm2〜200mm2である。また,上記碍子頭部42
は,円筒形状であり,その径方向の断面は略円形状であ
る。
【0026】また,図1,図2に示すごとく,絶縁碍子
4は,碍子頭部42よりも中心電極側に碍子中央部44
1,碍子下部442,碍子脚部443を有する。また,
貫通孔45は,端子電極側開口部451,中心電極側開
口部452を有する。なお,図2において,符号51は
ハウジング5に設けた取付ネジ部である。また,上記絶
縁碍子4とハウジング5とのかしめ部分には,該かしめ
部分を封止するためのリング55とタルク56を介在さ
せてある(図2)。
【0027】上記絶縁碍子4は,焼成によって作製す
る。この際,絶縁碍子4は図4に示すごとく,碍子頭部
先端面43を下面にして,焼成台8に垂直状に立てた状
態で焼成する。
【0028】次に本例の作用効果につき述べる。本例の
上記スパークプラグ10は,その絶縁碍子4の全長L
と,碍子頭部42の長さKと,該碍子頭部先端面43の
投影面積Sは,それぞれ90mm≦L≦130mm,K
≧40mm,80mm2≦S≦200mm2の範囲内にあ
る。そのため,図5に示すごとく,焼成時において絶縁
碍子4が若干傾いた場合にも,曲りを生じ難い。
【0029】即ち,絶縁碍子4は,焼成時において,碍
子頭部先端面43を下面にして焼成台8に立てて焼成す
る(図4参照)。しかし,上記スパークプラグ10は碍
子頭部42の長さKが長いため重心が高くなる。そのた
め,図5に示すごとく,焼成時に焼成台8や碍子頭部先
端面43の傾きにより,上記絶縁碍子4が傾いた状態で
焼成された場合,自重により,絶縁碍子4の軸方向に対
し斜めの力が加わる。
【0030】しかし,本例においては,上記絶縁碍子4
を,上記全長L,及び上記碍子頭部42の長さK,上記
碍子頭部先端面43の投影面積Sを上記のごとく規制し
ているので,碍子頭部42の曲りを抑制することができ
る。
【0031】また,碍子頭部42の外周表面は,凹凸状
のコルゲーションの無い平坦面を有している。そのた
め,上記絶縁碍子4の径方向に対する強度が向上する。
即ち,焼成時に上記絶縁碍子4が若干傾いた場合でも,
軸方向に対して斜めの力に対する強度が向上する。その
ため,絶縁碍子4の曲りを更に抑制することができる。
更に,上記碍子頭部42は,その径方向の断面が略円形
状であるため,焼成時における絶縁碍子4の傾きを一層
抑制することができる。
【0032】このように構成した本例のスパークプラグ
10は,図3に示すごとく,内燃機関70におけるプラ
グホール7に,ハウジング5の取付ネジ部51を介して
装着する。そして,同図に示すごとく,上記碍子頭部4
2にプラグキャップ6を装着する。これにより,プラグ
キャップ6のキャップシール61が絶縁碍子4の碍子頭
部42に嵌合され,またそのターミナル62はスパーク
プラグ10の接続頭部211と電気的に接続される。こ
の際,本例のスパークプラグの絶縁碍子4は曲りを生じ
ていないので,上記キャップシール61の密着性が高く
なる。また,プラグホール7内に装着した状態にあるス
パークプラグ10の上記碍子頭部42へ,プラグキャッ
プ6を装着する場合にも,その挿入性も向上する。
【0033】従って,本例によれば,焼成時における碍
子頭部の曲り発生がなく,キャップシールの密着性が高
く,かつプラグキャップの挿入性に優れた内燃機関用の
スパークプラグを提供することができる。
【0034】実施形態例2 本例においては,図6に示すごとく,上記絶縁碍子の焼
成時における,碍子全長Lと碍子の振れ量との関係を測
定した。この測定は,碍子頭部先端面の投影面積Sが7
0mm2,110mm2のものについて行った。また,碍
子頭部の外周表面は凹凸状のコルゲーションがなく,平
坦面である。その他は,実施形態例1に示した絶縁碍子
である。テスト方法としては,1500℃,24時間の
条件で,絶縁碍子の焼成を行った。
【0035】なお,上記振れ量とは,図8に示すごと
く,碍子下部442をチャック79にて固定し,絶縁碍
子4の軸を中心として1回転した場合の碍子頭部先端の
振れ幅をいう。測定方法としては,上記のごとく固定さ
れた絶縁碍子4の碍子頭部42の碍子頭部先端面43の
外周にダイヤルゲージ78を当てる。そして,上記のご
とく絶縁碍子4を1回転させ上記ダイヤルゲージ78の
指示値を読む。この際の指示値の最大値と最小値の差に
より上記振れ量を導いた。
【0036】測定の結果を,図6に示す。同図より,S
=70mm2のものとS=110mm2のものとでは,明
らかに碍子全長Lの増加に対する振れ量の増加に差があ
る。S=70mm2の場合,碍子全長Lが90mmを超
えると碍子の振れ量が1.5mmを超えて更に急増し,
曲りが大きい。これに対し,S=110mm2の場合に
は,Lが90mmを超えても碍子の振れ量は0.5mm
未満と少なく,絶縁碍子の曲りに影響はない。
【0037】実施形態例3 本例においては,図7に示すごとく,上記絶縁碍子の焼
成時における振れ量に対する,上記碍子頭部のコルゲー
ションの影響を調査した。サンプルとしては,碍子頭部
の外周表面にコルゲーションの無い絶縁碍子(本発明
品)と,5山の凹凸状のコルゲーションが存在する絶縁
碍子(従来品)を用いた。両サンプルとも,コルゲーシ
ョンの有無,上記投影面積Sを110mm2としたこと
を除いて,実施形態例2と同様である。
【0038】テスト方法としては,実施形態例2と同条
件で焼成しその振れ量を測定した。なお,上記振れ量の
測定方法は,実施形態例2と同様である。
【0039】測定の結果を,図7に示す。同図より,凹
凸状のコルゲーションを設けている場合には,明らか
に,絶縁碍子全長Lの増加に伴って曲り量の増加が大き
くなることが分かる。一方コルゲーションがないときに
は,焼成時における絶縁碍子の曲りを抑制できることが
分かる。
【0040】実施形態例4 本例は,図9に示すごとく,絶縁碍子4の碍子頭部42
0をテーパ状に形成した内燃機関用のスパークプラグの
例である。即ち,上記碍子頭部420の形状を,単なる
円筒形状ではなく,その外周の直径が碍子頭部先端面4
3に近づくに従って徐々に小さくなる形状としている。
その他は,実施形態例1と同様である。本例の場合に
も,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,内燃機関用のスパーク
プラグの絶縁碍子の一部断面正面図。
【図2】実施形態例1にかかる,内燃機関用のスパーク
プラグの一部断面正面図。
【図3】実施形態例1にかかる,スパークプラグをエン
ジンのプラグホールに装着した状態を表す説明図。
【図4】実施形態例1又は従来例にかかる,絶縁碍子の
焼成時の説明図。
【図5】実施形態例1又は従来例にかかる,焼成時に絶
縁碍子が傾いている状態を示す説明図。
【図6】実施形態例2にかかる,碍子頭部先端面の投影
面積の違いによる,焼成時の振れ量の違いを表す説明
図。
【図7】実施形態例3にかかる,コルゲーションの有無
による絶縁碍子の振れ量の違いを表す説明図。
【図8】実施形態例2にかかる,絶縁碍子の振れ量の測
定方法の説明図。
【図9】実施形態例4にかかる,絶縁碍子の正面図。
【図10】従来例にかかる,内燃機関用のスパークプラ
グの一部断面正面図。
【図11】従来例にかかる,スパークプラグをエンジン
のプラグホールに装着した状態を示す説明図。
【符号の説明】
10...スパークプラグ, 2...中心電極, 3...接地電極, 4...絶縁碍子, 42...碍子頭部, 43...碍子頭部先端面, 5...ハウジング, 6...プラグキャップ, 61...キャップシール, L...絶縁碍子の全長, K...碍子頭部の長さ, S...碍子頭部先端面の投影面積,

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁碍子の貫通孔に保持された中心電極
    と,絶縁碍子を保持するハウジングと,該ハウジングに
    設けられた接地電極とよりなり,また上記絶縁碍子にお
    ける上記中心電極と反対側の先端部には,上記中心電極
    と電気的に接続された端子電極を有してなり,かつ該端
    子電極はプラグコードのターミナルと電気的に接続する
    接続頭部を有し,また上記端子電極は上記接続頭部を除
    いて上記絶縁碍子により覆われてなる内燃機関用のスパ
    ークプラグにおいて,該スパークプラグは,上記絶縁碍
    子の全長Lが90mm以上であり,また,上記絶縁碍子
    におけるハウジング取付上端面から上記絶縁碍子の碍子
    頭部先端面までの間の碍子頭部の長さKが40mm以上
    であり,かつ上記碍子頭部先端面の投影面積Sは,80
    mm2〜200mm2であることを特徴とする内燃機関用
    のスパークプラグ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記絶縁碍子の全長
    Lは,90mm〜130mmであることを特徴とする内
    燃機関用のスパークプラグ。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記絶縁碍子におけ
    るハウジング取付上端面から上記絶縁碍子の碍子頭部先
    端面までの間の碍子頭部の長さKは,40mm〜80m
    mであることを特徴とする内燃機関用のスパークプラ
    グ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記絶縁碍子の径方向の断面は,略円形状であることを
    特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記絶縁碍子は,碍子頭部の外周表面にコルゲーション
    のない平坦面を有していることを特徴とする内燃機関用
    のスパークプラグ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記碍子頭部の外周表面には凹凸状のコルゲーションを
    有し,該コルゲーションは,その深さが最大形と最小形
    の差として0.7mm以下であることを特徴とする内燃
    機関用のスパークプラグ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記碍子頭部の外周表面には凹凸状のコルゲーションを
    有し,該コルゲーションは,4山以下であることを特徴
    とする内燃機関用のスパークプラグ。
JP32086598A 1997-12-26 1998-11-11 内燃機関用のスパークプラグ Pending JPH11242979A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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