JPH11241793A - ハウジング形管継手 - Google Patents

ハウジング形管継手

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JPH11241793A
JPH11241793A JP14960598A JP14960598A JPH11241793A JP H11241793 A JPH11241793 A JP H11241793A JP 14960598 A JP14960598 A JP 14960598A JP 14960598 A JP14960598 A JP 14960598A JP H11241793 A JPH11241793 A JP H11241793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対をなす管端を確実に固定し、空間に収容さ
れた弾性リングのねじれを防ぐことができる。 【解決手段】 円弧状継手セグメント20に2つの締付
部24,25を設け、一方の締付部24の周方向一端側
に一方の管4の周方向溝3の管端に近い側壁3aに当接
する突部26と周方向他端側に一方の管4の周方向溝3
の管端に遠い側壁3bに当接する突部27を設け、他方
の締付部25の周方向一端側に他方の管5の周方向溝3
の管端に遠い側壁3bに当接する突部28と他端側に他
方の管5の周方向溝3の管端に近い側壁3aに当接する
突部29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の管の突き合
わせた端をシールするのに使用するハウジング形管継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】管端をシールするハウジング形管継手と
して、図6に示す構成のハウジング形管継手は多くの産
業で使用されている。上記ハウジング形管継手は、一対
の円弧状継手セグメント1,2と、各円弧状継手セグメ
ントに形成されたそれぞれ周方向溝3を有する2つの管
4,5の端部を収容する空間6と、この空間6に2つの
管4,5の端部をシールするように設けられる弾性リン
グ7と、上記空間6の両側で半径方向内方に延びて収容
される2つの管4,5の各周方向溝3に係合する2つの
締付部8,9と、一対の継手セグメント1,2を互いに
結合するための取付手段10とから形成されている。
【0003】上記ハウジング形管継手は、一対の円弧状
継手セグメント1,2の空間6,6に配置される弾性リ
ング7で2つの管4,5の端部外周面に圧接することで
2つの管4,5の端部をシールするとともに、各継手セ
グメント1,2に設けた締付部8,9を2つの管4,5
の端部に設けた周方向溝3の底部に圧接して2つの管
4,5を円弧状継手セグメント1,2に固定するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ハウジン
グ形管継手では、各継手セグメントに設けた締付部を、
締付部の端部が管に設けた周方向溝の底部に圧接するよ
うな寸法にしなければならないが、使用する管は公称直
径が同じであっても直径に差があり、管の周方向溝の深
さにも差が生じ、締付部による管の圧接力に差が生じ、
締付部による管の固定が弱くなって2つの管の端部を確
実に固定することできず、2つの管の端部が継手部分で
伸びたり、縮んだり、あるいは曲がったりする現象が生
じたり、空間に収容された弾性リングがねじれたりする
という問題がある。
【0005】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、管の周方向溝の深さに差があっても管端を確実に固
定しかつ空間に収容される弾性リングのねじれを防ぐハ
ウジング形管継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のハウジング形管
継手は、一対の円弧状継手セグメントと、各円弧状継手
セグメントに形成された周方向溝を有する管の端部を収
容する空間と、この空間に上記2つの管の端部をシール
するように設けられた弾性リングと、上記空間の両側で
半径方向内方に延びて管の周方向溝に係合する締付部
と、一対の継手セグメントを互いに結合するための取付
手段とを有し、上記締付部の一方は、周方向一端側に一
方の管の周方向溝の管端に近い側壁に当接する突部と周
方向他端側に一方の管の周方向溝の管端に遠い側壁に当
接する突部を有し、上記締付部の他方は、周方向一端側
に他方の管の周方向溝の管端に遠い側壁に当接する突部
と他端側に他方の管の周方向溝の管端に近い側壁に当接
する突部を有することを特徴とし、これにより、締付部
に形成した突部を管の周方向溝の側壁に圧接して管端を
確実に固定し、継手部における伸び、縮み、曲がりが発
生せず、しかも、空間に収容された弾性リングのねじれ
を防ぐことができる。
【0007】本発明のハウジング形管継手は、一対の円
弧状継手セグメントと、各円弧状継手セグメントに形成
された周方向リブを有する管の端部を収容するる空間
と、この空間に上記2つの管の端部をシールするように
設けられた弾性リングと、上記空間の両側に形成された
管固定部と、各管固定部に形成された管の周方向リブを
受けるための凹部と、一対の継手セグメントを互いに結
合するための取付手段とを有し、上記各凹部は一対の側
壁を有し、一方の凹部は、一方の側壁の周方向一端側に
管の周方向リブの管端に遠い面に当接する突部と他方の
側壁の周方向他端側に管の周方向リブの管端に近い面に
当接する突部を有し、他方の凹部は、一方の側壁の周方
向一端側に管の周方向リブの管端に近い面に当接する突
部と他方の側壁の周方向他端側に管の周方向リブの管端
に遠い面に当接する突部を有することを特徴とし、これ
により、締付部に形成した突部を管の周方向リブの側壁
に圧接して管端を確実に固定し、継手部における伸び、
縮み、曲がりが発生せず、しかも、空間に収容された弾
性リングのねじれを防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
つき説明する。図1において符号20は、本発明による
ハウジング形管継手の対をなす円弧状継手セグメントの
一方の円弧状継手セグメント20を示す。対をなす円弧
状継手セグメント20,20aは同一構成であるから、
一方の円弧状継手セグメント20についてのみ説明す
る。
【0009】上記円弧状継手セグメント20は、周方向
一端側端面に対をなす円弧状継手セグメント20a(図
3)を印籠結合するための係合部21と、周方向他端側
端面に印籠結合するための係合部22を有する。円弧状
継手セグメント20と円弧状継手セグメント20aは、
ボルトナットのような通常の取付手段10により一体的
に結合される。
【0010】印籠結合部は、図7および図8に示すよう
に、一方の円弧状継手セグメント20の端面に形成され
た半分の幅の凸状係合部21と半分の幅の凹状係合部2
2と、他方の円弧状継手セグメント20aの端面に形成
された半分の幅の凸状係合部21aと半分の幅の凹状係
合部22aとで構成され、一方の円弧状継手セグメント
20の凸状係合部21と凹状係合部22を他方の円弧状
継手セグメント20aの凹状係合部22aと凸状係合部
21aに嵌合することで構成される。
【0011】上記円弧状継手セグメント20は、図1お
よび図2に示すように、周方向溝3を設けた管4,5の
端部およびこれら管4,5の端部を囲む弾性リング7を
収容する空間23を有する。上記空間23の一側には空
間23の一方の側壁から半径方向内方に延びる締付部2
4が形成されている。この締付部24は、図3に示すよ
うに、一方の管4の端部に設けた周方向溝3に嵌合して
管4の端部を円弧状継手セグメント20に固定する。ま
た、上記空間23の他側には空間23の他方の側壁から
半径方向内方に延びる締付部25が形成されている。こ
の締付部25は、図3(a)に示すように、他方の管5
の端部に設けた周方向溝3に嵌合して管5の端部を円弧
状継手セグメント20に固定する。
【0012】上記締付部24は、図1に示すように、周
方向一端側(図2において上方側)から周方向他端側
(図2において下方側)まで同じ曲率半径の端面を有す
る。上記締付部24は、図1ないし図3に示すように、
周方向一端側に内方に突出して、一方の管4の端部に設
けた周方向溝3の管端に近い側壁3aに当接する円弧状
突部26と、周方向他端側に外方に突出して一方の管4
の周方向溝3の管端に遠い側壁3bに当接する円弧状突
部27を有する。円弧状突部26および円弧状突部27
は、図1に示すように、接合面30から約45度の位置
まで連続して延びているが不連続であってもよい。実験
的には、円弧状突部26および円弧状突部27は、約4
5度の位置で周方向溝の側壁に圧接することが望まし
い。
【0013】上記締付部24の円弧状突部26,27
は、図1では接合面30から約45度の位置まで連続し
て延びているが、周方向一端側に設けた円弧状突部を約
45度の角度位置から周方向他端側まで傾斜面で連続す
るようにしてもよい。円弧状突部は、接合面から約45
度の位置に設けた突起であってもよい。
【0014】上記締付部25は、上記締付部24と同様
に、周方向一端側(図2において上方側)から周方向他
端側(図2において下方側)まで同じ曲率半径の端面を
有する。上記締付部25は、図1ないし図3に示すよう
に、周方向一端側に外方に突出して他方の管5の端部に
設けた周方向溝3の管端に遠い側壁3bに当接するる円
弧状突部28と、周方向他端側に内方に突出して他方の
管5の端部に設けた周方向溝3の管端に近い側壁3aに
当接する円弧状突部29を有する。上記円弧状突部28
および円弧状突部29も上記円弧状突部26および円弧
状突部27と同様に接合面30から約45度まで延びて
いる。円弧状突部28および円弧状突部29は、好まし
くは接合面30から約45度の位置まで連続して延びて
いるが、不連続であってもよい。実験的には、円弧状突
部28および円弧状突部29は、約45度の位置で周方
向溝の側壁に圧接することが望ましい。
【0015】上記締付部25の円弧状突部28,29
は、図1では、接合面30から約45度の位置まで連続
して延びているが、周方向一端側に設けた円弧状突部を
約45度の角度位置から周方向他端側まで傾斜面で連続
するようにしてもよい。円弧状突部は、接合面から約4
5度の位置に設けた突起であってもよい。
【0016】円弧状継手セグメント20と円弧状継手セ
グメント20aは、図3(a)で示すように、円弧状継
手セグメント20の係合部21と係合部22と円弧状継
手セグメント20aの係合部22aと係合部21aが対
向するように配置される。
【0017】つぎに、ハウジング形管継手の組み立て手
順について説明する。ハウジング形管継手に一対の管
4,5の端部を固定する準備段階として、管4と管5
を、弾性リング7の両側から端部同士が突き合わされる
ように装着し流体密シール組立て体を形成する。
【0018】つぎに、上記組立て体を円弧状継手セグメ
ント20に弾性リング7が空間23に入るように配置す
る。図3(a)では、説明を明瞭にするために弾性リン
グを省略している。
【0019】つぎに、他方の円弧状継手セグメント20
aを、図3(a)で示すように、円弧状継手セグメント
20に対して係合部21a,22aが係合部22,21
に対向するように配置し、円弧状継手セグメント20と
円弧状継手セグメント20aを互いに近付く方向に押圧
して係合部21a,22aを係合部22,21を嵌合す
る。
【0020】図3(a)で示す円弧状継手セグメント2
0と円弧状継手セグメント20aの嵌合前の段階では、
図3(b)で示すように、円弧状継手セグメント20の
締付部24は、円弧状突部26側で管4の周方向溝3の
底面に接触し、円弧状突部27側で管4の周方向溝3の
底面から浮き、円弧状継手セグメント20の締付部25
は、円弧状突部29側で管5の周方向溝3の底面に接触
し、円弧状突部28側で管5の周方向溝3の底面から浮
き、締付部24の円弧状突部26および27と締付部2
5の円弧状突部28および29は、それぞれ管4および
5の周方向溝3の側壁3aに対して間隔を置いた遊んだ
位置にある。図3(b)では、円弧状継手セグメント2
0aについては示されていないが、円弧状継手セグメン
ト20aの締付部24a,25aは、円弧状継手セグメ
ント20の締付部24,25と逆の作用をするように位
置される。
【0021】つぎに、円弧状継手セグメント20と円弧
状継手セグメント20aを図6に示すボルトナットのよ
うな通常の取付手段10により一体的に結合すると、図
4(a)に示すように、円弧状継手セグメント20に設
けた係合部21,22が円弧状継手セグメント20aに
設けた係合部22a,21aに係合する。
【0022】図4(a)で示す円弧状継手セグメント2
0と円弧状継手セグメント20aが嵌合した段階では、
円弧状継手セグメント20は、図4(b)で矢印で示す
方向に揺動し、図示しない円弧状継手セグメント20a
は、矢印と反対の方向に揺動する。
【0023】円弧状継手セグメント20と円弧状継手セ
グメント20aが図4(a)で示すように結合される
と、円弧状継手セグメント20においては、図4(b)
で示すように、締付部24の円弧状突部26が管4の周
方向溝3の管端に近い側壁3aに当接して管4を矢印で
示す管端方向に押圧し、締付部24の円弧状突部27が
管4の周方向溝3の管端に遠い側壁3bに当接して管4
を矢印で示す管端と反対の方向に押圧する。これと同時
に、締付部25の円弧状突部28が管5の周方向溝3の
管端に遠い側壁3bに当接して管5を矢印で示す管端と
反対の方向に押圧押圧し、円弧状突部29が管5の周方
向溝3の管端に近い側壁3aに当接して管5を矢印で示
す管端方向に押圧する。
【0024】円弧状継手セグメント20aは、円弧状継
手セグメント20と反対方向の動きをし、円弧状継手セ
グメント20aにおいては、締付部24aに設けた円弧
状突部26a,27aおよび締付部25aに設けた円弧
状突部28a,29aが、円弧状継手セグメント20の
締付部24に設けた円弧状突部26,27および締付部
25に設けた円弧状突部28,29と対称して同様に作
用する。
【0025】このように、ハウジング形管継手は、一対
の管4,5の端部に設けた周方向溝3の底面および側壁
を締付部により押圧するので、一対の管4,5の端部は
確実に固定でき、一対の管4,5の端部が継手部分にお
いて伸びたり、縮んだり、あるいは軸線方向に対して曲
がったりすることがなく、しかも、空間23に収容され
た弾性リング7のねじれを防ぐこともできる。
【0026】なお、上記実施の態様では、ハウジング形
管継手は、管の端部に設けた周方向溝の底面および側壁
を締付部により押圧するようにしているが、締付部で管
の外周面および側壁を押圧するようにしてもよい。締付
部で管の外周面および側壁を押圧することで、管の端部
に設けた周方向溝の深さに関係なく、管と空間23の底
面との距離を一定に設定でき、空間23に配置される弾
性リング7の締め付け量を一定にすることができる。
【0027】図5は本発明によるハウジング形管継手の
第2の実施の形態を示し、第2の実施の形態のハウジン
グ形管継手は、周方向リブ40を溶着した2つの管4
a,5aを固定するためのものである。
【0028】各円弧状継手セグメント100は、2つの
管4a,5aを周方向リブ40を介して固定するため
に、空間23aの両側に管の外面に当接して管を固定す
る管固定部101,102と、管固定部101に形成さ
れた管の周方向リブ40を受けるための凹部103と、
管固定部102に形成された管の周方向リブ40を受け
るための凹部104を有する。
【0029】上記凹部103は、一対の側壁105,1
06を有し、一方の側壁105の周方向一端側に管4a
の周方向リブ40の管端に遠い面40bに当接する円弧
状突部107が形成され、他方の側壁106の周方向他
端側に管4aの周方向リブ40の管端に近い面40aに
当接する円弧状突部108が形成されている。
【0030】上記凹部104は、一対の側壁109,1
10を有し、一方の側壁109の周方向一端側に管5a
の周方向リブ40の管端に近い面40aに当接する円弧
状突部111が形成され、他方の側壁110の周方向他
端側に管5bの周方向リブ40の管端に遠い面40bに
当接する円弧状突部112が形成されている。
【0031】しかして、円弧状継手セグメント100,
100を印籠形式で結合すると、管固定部101に設け
た凹部103の一方の側壁105の円弧状突部107が
管4aの周方向リブ40の管端に遠い面40bに当接し
て管4aを矢印で示す管端方向に押圧し、他方の側壁1
06の円弧状突部108が管4aの周方向リブ40の管
端に近い面40aに当接して管4aを矢印で示す管端と
反対の方向に押圧する。これと同時に、管固定部102
に設けた凹部104の一方の側壁109の円弧状突部1
11が管5aの周方向リブ40の管端に近い面40aに
当接して管5aを矢印で示す管端と反対の方向に押圧
し、他方の側壁110の円弧状突部112が管5aの周
方向リブ40の管端に遠い面40bに当接して管5aを
矢印で示す管端の方向に押圧する。
【0032】図9は本発明によるハウジング形管継手の
第3の実施の形態の円弧状継手セグメント120を示
す。対をなす円弧状継手セグメント120aは同一構成
であるから、一方の円弧状継手セグメント120につい
てのみ説明する。
【0033】円弧状継手セグメント120は、周方向一
端側端面に印籠結合するための凸状係合部121と、周
方向他端側端面に印籠結合するための凹状係合部122
を有する。
【0034】円弧状継手セグメント120は、図9に示
すように、周方向溝3を設けた管4,5(図6)の端部
およびこれら管4,5の端部を囲む弾性リング7(図
6)を収容する空間123を有する。空間123の一側
には空間123の一方の側壁から半径方向内方に延びる
締付部124が形成され、空間123の他側には空間1
23の他方の側壁から半径方向内方に延びる締付部12
5が形成されている。
【0035】上記締付部124は、図9および図10に
示すように、周方向一端側に内方に突出して一方の管の
周方向溝の一方の側壁に当接する突部126と、周方向
他端側に外方に突出して一方の管4の周方向溝の他方の
側壁に当接する突部127を有する。各突部126,1
27は、図9では、接合面130から約45度の位置ま
で連続して円弧状に延びているがこれは不連続であって
もよい。実験的には、突部は約45度の位置で周方向溝
の側壁に圧接することが望ましい。
【0036】上記締付部125も、図9および図10に
示すように、周方向一端側に外方に突出して他方の管に
設けた周方向溝の一方の側壁に当接する突部128と、
周方向他端側に内方に突出して他方の管の周方向溝の他
方側壁に当接する突部129を有する。各突部は、図9
では、接合面130から約45度まで円弧状に延びてい
るが、これは、不連続であってもよい。実験的には、突
部は約45度の位置で周方向溝の側壁に圧接することが
望ましい。
【0037】つぎに、上記ハウジング形管継手の組み立
て手順について説明する。ハウジング形管継手に一対の
管4,5の端部を固定する準備段階として、管4と管5
を、図6に示す弾性リング7の両側から端部同士が突き
合わされるように装着し、流体密シール組立て体を形成
する。
【0038】つぎに、上記組立て体を、円弧状継手セグ
メント120に弾性リング7が空間123に入るように
配置する。
【0039】つぎに、他方の円弧状継手セグメント12
0aを、図11で示すように、凸状係合部121aと凹
状係合部122aが、円弧状継手セグメント120の凹
状係合部122と凸状係合部121に対向するように配
置し、円弧状継手セグメント120と円弧状継手セグメ
ント120aを互いに近付く方向に押圧し、凸状係合部
121aと凹状係合部122aを凹状係合部122と凸
状係合部121に嵌合する。
【0040】図11で示す嵌合途中の段階では、円弧状
継手セグメント120は、締付部124の円弧状突部1
26側で管4の周方向溝3の底面に接触し、締付部12
4の円弧状突部127側で管4の周方向溝3の底面から
浮き、締付部125の円弧状突部129側で管5の周方
向溝3の底面に接触し、締付部125の円弧状突部28
側で管5の周方向溝3の底面から浮き、締付部124の
円弧状突部126および127と締付部125の円弧状
突部128および129は、それぞれ管4の周方向溝3
の側壁3aおよび管5の周方向溝3の側壁3aに対して
間隔を置いた遊んだ位置にある。円弧状継手セグメント
120aの締付部124aおよび125aは、円弧状継
手セグメント120の締付部124および125と逆の
作用をするように位置される。
【0041】円弧状継手セグメント120は、図12に
示すように、凸状係合部121と凹状係合部122を、
円弧状継手セグメント120aの凹状係合部122aと
凸状係合部121aに嵌合することで印籠結合され、ボ
ルトナットのような通常の取付手段10(図6)により
一体的に結合される。
【0042】円弧状継手セグメント120と円弧状継手
セグメント120aの印籠結合途中の段階では、ボルト
ナット取付手段10のねじ締めにより、図11に示すよ
うに円弧状継手セグメント120は矢印A方向に回動
し、円弧状継手セグメント120aは矢印A´方向に回
動する。
【0043】円弧状継手セグメント120と円弧状継手
セグメント120aの印籠結合が完了した段階では、図
12に示すように、円弧状継手セグメント120の凸状
係合部121と円弧状継手セグメント120aの凹状係
合部122aが嵌合し、円弧状継手セグメント120の
凹状係合部122と円弧状継手セグメント120aの凸
状係合部121aが嵌合し、これにより、凸状係合部1
21と凹状係合部122aおよび凸状係合部121aと
凹状係合部122がP点で当接し、管を動かす外力Fま
たは−Fが作用しても、円弧状継手セグメント120と
円弧状継手セグメント120aの横ずれがなく、外力F
または−Fに対抗する力が生じ、管4,5に対する固定
力が強化される。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、締付
部または管固定部に設けた円弧状突部を管の周方向溝の
側壁または周方向リブの側面に圧接することで、管と管
を確実に固定することができ、円弧状継手セグメントに
製造誤差があっても、継手部において、伸び、縮み、曲
りが発生することがなく、管の相対的な移動や回動を防
ぐことができ、しかも、空間に収容された弾性リングの
ねじれも防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハウジング形管継手の円弧状継手
セグメントの斜視図。
【図2】図1に示す円弧状継手セグメントの一部を切り
欠いて示す展開図。
【図3】本発明によるハウジング形管継手の締め付け前
の段階を示す図。
【図4】本発明によるハウジング形管継手の締め付け後
の段階を示す図。
【図5】本発明によるハウジング形管継手の第2の実施
の形態を示す図。
【図6】従来のハウジング形管継手の分解斜視図。
【図7】図1に示す一対の円弧状継手セグメントを印籠
結合した状態を示すハウジング形管継手の正面図。
【図8】図7のハウジング形管継手の側面図。
【図9】本発明によるハウジング形管継手の第3の実施
の形態の円弧状継手セグメントを示す図。
【図10】図9に示す円弧状継手セグメントの一部を切
り欠いて示す展開図。
【図11】本発明による第3の実施の形態のハウジング
形管継手の締め付け途中段階を示す図。
【図12】本発明による第3の実施の形態のハウジング
形管継手の締め付け完了段階を示す図。
【符号の説明】
3 周方向溝 4 管 5 管 20 円弧状継手セグメント 24 締付部 25 締付部 26 突部 27 突部 28 突部 29 突部 40 周方向リブ 120 円弧状継手セグメント 121 凸状係合部 122 凹状係合部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の円弧状継手セグメントと、各円弧状
    継手セグメントに形成された周方向溝を有する管の端部
    を収容する空間と、この空間に配置され2つの管の端部
    をシールする弾性リングと、上記空間の両側で半径方向
    内方に延びて管の周方向溝に係合する締付部と、一対の
    継手セグメントを互いに結合するための取付手段とを有
    し、上記締付部の一方は、周方向一端側に一方の管の周
    方向溝の管端に近い側壁に当接する突部と周方向他端側
    に一方の管の周方向溝の管端に遠い側壁に当接する突部
    を有し、上記締付部の他方は、周方向一端側に他方の管
    の周方向溝の管端に遠い側壁に当接する突部と他端側に
    他方の管の周方向溝の管端に近い側壁に当接する突部を
    有することを特徴とするハウジング形管継手。
  2. 【請求項2】締付部の突部は、円弧状をなしていること
    を特徴とする請求項1に記載のハウジング形管継手。
  3. 【請求項3】締付部の突部は、接合面から約45度の角
    度位置まで連続していることを特徴とする請求項2に記
    載のハウジング形管継手。
  4. 【請求項4】周方向一端側に設けた突部は、接合面から
    約45度の角度位置から周方向他端側まで傾斜面で連続
    していることを特徴とする請求項3に記載のハウジング
    形管継手。
  5. 【請求項5】締付部の突部は、接合面から約45度の位
    置に設けた突起であることを特徴とする請求項1に記載
    のハウジング形管継手。
  6. 【請求項6】一対の円弧状継手セグメントは、印籠結合
    により互いに結合されたことを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載のハウジング形管継手。
  7. 【請求項7】印籠結合は、円弧状継手セグメントの端面
    に形成された円弧状継手セグメントの幅の半分の幅の凸
    状結合部と半分の幅の凹状結合部であることを特徴とす
    る請求項6に記載のハウジング形管継手。
  8. 【請求項8】印籠結合は、円弧状継手セグメントの一方
    の端面に形成された凸状結合部と、他方の端面に形成さ
    れた凹状結合部であることを特徴とする請求項6に記載
    のハウジング形管継手。
  9. 【請求項9】取付手段のねじ締め方向と継手セグメント
    の回転方向を同じ方向としたことを特徴とする請求項1
    に記載のハウジング形管継手。
  10. 【請求項10】一対の円弧状継手セグメントと、各円弧
    状継手セグメントに形成された周方向リブを有する管の
    端部を収容する空間と、この空間に配置され上記2つの
    管の端部をシール弾性リングと、上記空間の両側に形成
    された管固定部と、各管固定部に形成された管の周方向
    リブを受けるための凹部と、一対の継手セグメントを互
    いに結合するための取付手段とを有し、上記各凹部は一
    対の側壁を有し、一方の凹部は、一方の側壁の周方向一
    端側に管の周方向リブの管端に遠い面に当接する突部と
    他方の側壁の周方向他端側に管の周方向リブの管端に近
    い面に当接する突部を有し、他方の凹部は、一方の側壁
    の周方向一端側に管の周方向リブの管端に近い面に当接
    する突部と他方の側壁の周方向他端側に管の周方向リブ
    の管端に遠い面に当接する突部を有することを特徴とす
    るハウジング形管継手。
  11. 【請求項11】側壁に設けた突部は、円弧状をなしてい
    ることを特徴とする請求項10に記載のハウジング形管
    継手。
  12. 【請求項12】側壁に設けた突部は、接合面から約45
    度の角度位置まで連続していることを特徴とする請求項
    11に記載のハウジング形管継手。
  13. 【請求項13】側壁の周方向一端側に設けた突部は、接
    合面から約45度の角度位置から周方向他端側まで傾斜
    面で連続していることを特徴とする請求項10に記載の
    ハウジング形管継手。
  14. 【請求項14】側壁に設けた突部は、接合面から約45
    度の位置に設けた突起であることを特徴とする請求項1
    0に記載のハウジング形管継手。
  15. 【請求項15】一対の円弧状継手セグメントは、印籠結
    合により互いに結合されたことを特徴とする請求項10
    ないし14のいずれかに記載のハウジング形管継手。
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