JP3083419B2 - 水管橋用管継手 - Google Patents

水管橋用管継手

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JP3083419B2
JP3083419B2 JP05004449A JP444993A JP3083419B2 JP 3083419 B2 JP3083419 B2 JP 3083419B2 JP 05004449 A JP05004449 A JP 05004449A JP 444993 A JP444993 A JP 444993A JP 3083419 B2 JP3083419 B2 JP 3083419B2
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利行 岩本
範行 荒川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の管を順次アーチ
形に接続して一対のアンカーブロック間に架設した水管
橋を構成するための、水管橋用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】河川などを横断して管路を敷設する場合
には、この管路を両岸の一対のアンカーブロック間にお
ける空中に架設した水管橋で構成する場合が多い。水管
橋では、アンカーブロック間の管路の中央部にキャンバ
ーを設け、管路全体が緩やかな曲率を有したアーチ形と
なるように、複数の管を順次接続する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、水管橋にお
ける各管継手は、管路に所定の屈曲角度を与えることが
でき、かつ、自重、水重などの外荷重に対し屈曲するこ
とのない曲げ剛性を有しなければならないという問題点
がある。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、管路に所定の屈曲角度を与えることができるととも
に、外荷重に対し屈曲することのない曲げ剛性を有した
水管橋用管継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、互いに接合される一方の管の端部に受口を形
成するとともに、他方の管の端部に前記受口内に挿入さ
れる挿口を形成し、挿口の外周に、この挿口の外周の方
向に対し傾斜した環状溝を形成し、この環状溝に、受口
の内周に係り合うロックリングをこの環状溝の底部に押
圧した状態ではめ合わせたものである。
【0006】
【作用】このような構成によれば、環状溝にロックリン
グをはめ合わせるだけの簡単な構成によって、受口挿口
間すなわち管路に、所要の屈曲角度が付与される。しか
底部に押圧した状態で環状溝にはめ合わされたロック
リングが受口と挿口とに係り合って、これら受口と挿口
とが強固に接合されるため、継手部に所要の曲げ剛性が
付与される。
【0007】
【実施例】図4は、本発明にもとづく水管橋の概略構成
を示す。ここで10は河川であり、その両岸には、コンク
リート製のアンカーブロック12がそれぞれ形成されてい
る。そして、これらアンカーブロック12を基端として、
河川10の水面よりも上方の空中に水管橋14がわたされて
いる。この水管橋14は、複数の管16を管継手で接合する
ことによりアーチ形に形成され、その中央部には、空気
弁18を備えたキャンバー20が設けられている。図4に例
示した水管橋14では、通常のメカニカル管継手22と、本
発明にもとづく管継手24とが使用されている。
【0008】図1は、本発明にもとづく管継手24の詳細
構造を示す。ここで30は一方の管の端部に形成された受
口で、その内周には、開口端側から順に、テーパ状のシ
ール材圧接面32と、比較的幅の広いロックリング収容溝
34と、挿口収容部36とが形成されている。
【0009】38は他方の管の端部に形成された挿口で、
受口30の内部に挿入される。この挿口38の外周には、比
較的幅の広い横断面矩形状の環状溝40が形成されてい
る。図2に示すように、環状溝40は、挿口38の外周の方
向に対し角度Cだけ傾斜している。この角度Cは、受口
挿口間の所要屈曲角度に相当する。
【0010】ロックリング収容溝34には比較的幅の広い
ロックリング48が収容されている。このロックリング48
は、横断面が矩形状に形成されるとともに、周方向ひと
つ割りの開き勝手に形成されている。図3においてやや
誇張して示すように、ロックリング48の内周面46は、受
口挿口間の所要屈曲角度Cに加工されている。このロッ
クリング48は、受口30を貫通してねじ込まれるとともに
管軸方向に一対が配置されたセットボルト50により、押
圧状態で環状溝40にはめ合わされる。受口30の外周面か
ら突出した各セットボルト50の先端部分には、袋ナット
を利用したシールキャップ52がねじ合わされている。
【0011】シール材圧接面32と挿口38の外周面との間
には、環状のシール材54が配置されている。挿口38には
押輪56が外ばめされ、この押輪56がT頭ボルト58により
受口30の開口端のフランジ60に締結されることで、シー
ル材54はこの押輪56により圧縮されて所定のシール機能
を発揮する。
【0012】このような構成において、図示のように受
口30の内部に挿口38を挿入し、シール材54を圧縮すると
ともにロックリング48を環状溝40の内部にはめ合わせる
と、図3に示すように環状溝40とロックリング48とが環
状溝40の傾斜角度Cに等しい角度Cで屈曲した状態で互
いに係り合う。すると、これに対応して受口30と挿口38
とは、これと等しい角度Cで屈曲した状態で接合される
ことになる。このとき、ロックリング48が比較的広い幅
で形成されているため、受口30と挿口38との屈曲に容易
に追従できる。このため、図4に示すように、この構成
の管継手24を必要数設置することで、水管橋14を図示の
ようにアーチ形に形成することができる。
【0013】ロックリング48が、環状溝40にはめ合わさ
れるとともにロックリング収容溝34に収容され、またセ
ットボルト50によって環状溝40の底部に押圧されるた
め、またロックリング48が比較的広い幅で形成されてい
るため、受口30と挿口38とが強固に接合され、自重、水
重などの外荷重に対し屈曲することのない十分な曲げ剛
性が付与される。
【0014】なお、図示は省略するが、あまり大きな曲
げ剛性を必要としない場合には、環状溝やロックリング
を上述のように幅広く形成することなしに、これらを従
来の通常のメカニカル継手に使用される程度の幅に形成
するだけで足りる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、挿口
の外周面に、この挿口の外周の方向に対し傾斜した環状
溝を形成し、この環状溝にロックリングをその底部に押
圧した状態ではめ合わせただけの簡単な構成で、受口と
挿口とを強固に接合して継手部に十分な曲げ剛性を付与
したうえで、継手部に所要の屈曲角度を付与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の水管橋用管継手の要部の断
面図である。
【図2】図1における挿口の外観図である。
【図3】図1における挿口とロックリングとの係り合い
状態を示す図である。
【図4】本発明にもとづく水管橋の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
30 受口 38 挿口 40 環状溝 48 ロックリング C 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−5010(JP,U) 実開 昭62−177986(JP,U) 実開 平6−28475(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 21/00 - 21/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の管を順次アーチ形に接続して一対
    のアンカーブロック間に架設した水管橋のための管継手
    であって、互いに接合される一方の管の端部に受口を形
    成するとともに、他方の管の端部に前記受口内に挿入さ
    れる挿口を形成し、挿口の外周に、この挿口の外周の方
    向に対し傾斜した環状溝を形成し、この環状溝に、受口
    の内周に係り合うロックリングをこの環状溝の底部に押
    圧した状態ではめ合わせたことを特徴とする水管橋用管
    継手。
JP05004449A 1993-01-14 1993-01-14 水管橋用管継手 Expired - Fee Related JP3083419B2 (ja)

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