JPH043175Y2 - - Google Patents

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JPH043175Y2
JPH043175Y2 JP1987038480U JP3848087U JPH043175Y2 JP H043175 Y2 JPH043175 Y2 JP H043175Y2 JP 1987038480 U JP1987038480 U JP 1987038480U JP 3848087 U JP3848087 U JP 3848087U JP H043175 Y2 JPH043175 Y2 JP H043175Y2
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valve
insulating member
electrically insulating
piping connection
electrically
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、地下埋設管等における流体制御に使
用されるボールバルブ等の電気絶縁型バルブに関
するものである。
(従来技術とその問題点) 都市ガス、水道等のような流体輸送導管のよう
にその大部分が地中に埋設されている配管におい
ては、迷走電流等の影響による配管の腐食を避け
るため、配管の途中に電気絶縁型の管継手を設け
るようにしている。
ところが、この電気絶縁型の管継手を配管の途
中に設ける場合には、特公昭57−12912号の従来
技術の問題点で示された如く、配管の強度が低下
したり、施工性が悪くなる等種々の問題点があつ
た。
この点に鑑み、管継手によることなく、配管途
中に流体制御のために接続されるバルブを改良し
て電気絶縁機能をも持たせたものとして、上記し
た特公昭57−12912号の電気絶縁型分割式バルブ
や特開昭60−108866号の電気絶縁機能を有するバ
ルブが提案されている。
上記した特公昭57−12912号の電気絶縁型分割
式バルブにおいては、ボールバルブにおいて分割
されたバルブ本体を接続する合わせフランジ同志
の間に、電気絶縁材料で製作されたボルトシー
ト、ボルトスリーブ、並びにリング状のジヨイン
トシート等を介在させて電気的に絶縁して連結し
うるよう構成することにより、バルブ本体の電気
絶縁を実現し、一方、特開昭60−108866号におけ
る電気絶縁機能を有するバルブも、同じく分割さ
れたバルブ本体の間に電気絶縁性ガスケツトを装
着し、電気絶縁材を介した締結手段で分割された
バルブ本体を連結することで、バルブ本体の電気
絶縁を実現している。
しかしながら、これらの電気絶縁バルブでは、
上記の如く、バルブ内部に各種の絶縁材料を組込
むと同時に、分割されたバルブ本体の連結に際し
て電気絶縁を実現するための特殊な構造を余儀無
くされ、かつバルブの部品点数も増加するため、
従来のバルブとは全く異なる電気絶縁専用の新た
なバルブを製造することが必要となり、必然的に
バルブ自体のコストアツプにつながるばかりか、
特殊な構造故に流体圧等が絶縁部材、連結部に加
わつて該絶縁部材の永久変形を起こさせ、バルブ
の損傷、ひいては本体連結部における流体の漏洩
等の問題があつた。
本考案はかかる従来の問題点に鑑み、鋭意検討
の結果開発されたもので、バルブにおける電気絶
縁手段を簡易な構造で完全に実現すると共に、通
常のバルブと構造を殆ど同じくし、製造工程もほ
とんど変わらず安価に製造できる電気絶縁型バル
ブを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、弁体を
内蔵したボデー本体に配管接続部を設けたバルブ
において、上記接続部の少なくとも一方側に、プ
ラスチツク或はセラミツク等の材料で形成した電
気絶縁部材を一体に内蔵すると共に、この電気絶
縁部材に配管接続用の雌螺子部を形成した電気絶
縁型バルブにおいて、上記の電気絶縁部材の内端
面と配管接続部の段部面に形成した凹み部と突起
部を係止させると共に、電気絶縁部材の外周面と
配管接続部の内周面に設けた螺子部とこの螺子部
と連設した角形状部で電気絶縁部材と配管接続部
を一体に鋳込み成形した。
(作用) 本考案によると、バルブと配管を接続する接続
部に電気絶縁部材を介在しているので、両者の電
気絶縁が完全にでき、配管・バルブ等の電池作用
などのよる腐食が生じることはない。また、前記
絶縁部材は、配管軸心方向の引抜力ないし軸心回
りの回転力が作用しても、バルブ本体の配管接続
部に螺着結合や突起手段及び角形手段により強固
に一体に結合されているので、強度的に十分であ
り、引抜阻止力や回転阻止力が加わつても、バル
ブと配管を接続する接続部が損傷するおそれもな
い。しかも通常のバルブの構成部品と殆ど同じで
あるから、安価な電気絶縁型のバルブを提供する
ことができる。
(実施例) 本考案における電気絶縁型バルブの実施例を第
1図及至第5図に従つて説明する。
第1図は本考案をボールバルブに適用した場合
の一実施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA
−A線断面図、第3図は本考案の実施例の他の例
を示す縦断面図、第4図は第3図のB−B線断面
図、第5図は本考案の更に他の実施例を示す部分
拡大縦断面図である。
図中1はバルブ本体であり、このバルブ本体1
は、ボデー1aとボデーキヤツプ1bとを螺子結
合乃至はボルト結合により組付けている。そし
て、ボデー1aの内部には、貫通孔2aを有する
ボール2をステム3を介して回動自在に設け、ボ
ール2の両側に一対のボールシート4を装着し、
更に、ボデー1aには配管用接続部5を設けてい
る。ボデーキヤツプ1bは、第1図において、配
管接続部6の内周面に雌螺子部6aを形成し、こ
の雌螺子部6aに、プラスチツク或はセラミツク
等の電気絶縁性の材料により形成した電気絶縁部
材7の雄螺子部7cを螺合して引抜及び回転阻止
力を与え、この電気絶縁材料7の外周に形成した
環状突条部7aを配管接続部6の凹部6bに係合
し電気絶縁部材7の引抜阻止力を与えている。こ
の場合は、ボデーキヤツプ1bと電気絶縁部材7
を一体に鋳込み成形することにより構成する。更
に、この電気絶縁部材7は、内周側に配管8の雄
螺子部8aと螺合する雌螺子部7bを設ける。
なお、特に図示しないが、電気絶縁部材7側に
凹部を形成し、配管接続部6に環状突条部を形成
して、上記環状突条部と凹部とをそれぞれ逆にし
てもよい。
第3図は、前記実施例の螺着手段に代えて、電
気絶縁部材11に六角形等の角柱部11cを形成
し、配管接続部10の内周面に同様の角形部10
aを形成し、この角形部10aに電気絶縁部材1
1を一体に鋳込み成形して配管接続部10と電気
絶縁部材11の一体化を図り、両者の回転阻止力
を与えており、この電気絶縁部材11の外周に形
成した環状突条部11aを接続部10の凹部10
bに係合して電気絶縁部材11の引抜阻止力を与
えている。この環状突条部及び凹部は、電気絶縁
部材11に凹部を、配管接続部に環状突条部を形
成してもよい。更にこの電気絶縁部材11は、内
周側に配管8の雄螺子部8aと螺合する雌螺子部
11bを設ける。本例は、全体を角柱形状とする
ことにより、嵌合状態を一体的にし、軸心回りの
回転を阻止し、引張り又は回転モーメントに対し
て十分な強度を確保している。
第5図は、本考案の更に他の実施例を示す部分
拡大縦断面図であり、上記第1図及び第3図に示
す各実施例を組合わせたものである。即ち、本実
施例では、電気絶縁部材13に第1図に示す実施
例と同様の螺子部13cを形成して配管接続部1
2の螺子部12bと螺着して引抜阻止力を与える
と共に、前記電気絶縁部材13の外周部13d
(螺子部13c以外の外周部)及び配管接続部1
2の内周部12cをそれぞれ第3図に示すごとき
六角形等の角形状部13d,12cを形成して、
前記絶縁部材13と配管接続部12とを嵌合し回
転阻止力を与えている。この場合は、配管接続部
12を有するボデーキヤツプと電気絶縁部材13
を一体に鋳込み成形することにより構成する。
また、本実施例では電気絶縁部材13の内端面
部に1個所又は複数個所の凹み部13aを形成
し、それに対応して配管接続部12の段部面に突
起部12aを設け、両者を嵌合して更に回転阻止
力を強化している。かかる突起部12a及び凹み
部13aは、図示しないが、逆に配管接続部12
の段部面側に凹み部を、電気絶縁部材13側に突
起部を設けるようににしてその位置関係を任意に
変更して回転阻止力を発揮するようにしてもよ
い。
尚、上記各実施例において説明した環状突条
部、角柱部、角形部、突起部、凹部等を、それぞ
れ各種組合せて電気絶縁部材及び配管接続部を形
成し、又はその位置関係を代えて形成してもよい
ことはいうまでもない。
次に、上記実施例の作用について説明する。
電気絶縁部材7,11,13を配管接続部6,
10,12に接続した状態で、配管8の雄螺子部
8aを電気絶縁部材7,11,13の内側に設け
た雌螺子部7b,11b,13bと螺合させて配
管8をバルブに接続する。このとき、配管8の接
続部は前記電気絶縁部材を介して接続されている
ので、この部分は電気的に絶縁された状態にな
る。
また、前記電気絶縁部材は、例えば図中X方向
のような軸心回りの回転力及び図中Y方向のよう
な引抜力を阻止しているので、バルブと配管との
接続状態は確実であり、強度的にも十分な材料で
形成されるため、たとえ上記のような力が作用し
ても、電気絶縁部材がバルブから抜けたり、破損
してバルブがこわれたりする心配はない。しか
も、ボデー1aとこれに内蔵されている部分は通
常のバルブ部品でよいので、通常のバルブの構成
部品と殆ど同じであるから、極めて経済的でもあ
る。
尚、上記実施例においては、本考案をボールバ
ルブに適用した場合を説明したが、本考案の性質
上、ゲートバルブやバタフライバルブその他種々
のバルブに適用できることはいうまでもない。
また、本考案において、電気絶縁部材の形状は
前記実施例に限定されるものではなく、引張(引
抜)又は回転モーメントに対して十分な阻止力を
有するものであれば、その具体的選択は任意であ
り、また、電気絶縁部材とバルブ本体の配管接続
部を接着剤等により接着して前記阻止力を発揮さ
せるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上のような本考案によれば、螺子部により配
管と接続するバルブにおいて、配管とバルブの接
続部分に電気絶縁部材を一体的に介在させたの
で、バルブにおける電気絶縁を簡易な構造で完全
に実現すると共に、電気絶縁部材は、軸心回りの
回転力や引抜力が作用しても確実に接続状態を維
持し、極めて耐久性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をボールバルブに適用した場合
の一実施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA
−A線断面図、第3図は本考案の他の実施例を示
す縦断面図、第4図は同図のB−B線断面図、第
5図は本考案の更に他の実施例を示す部分拡大縦
断面図である。 1……バルブ本体、1a……ボデー、1b……
ボデーキヤツプ、6,10,12……配管接続
部、7,11,13……電気絶縁部材、7a,1
1a……環状突条部、10a,12c,13d…
…角形部、6a……雌螺子部、6b……凹部、7
b……雌螺子部、7c……雄螺子部、11c……
角柱部、12a……突起部、13a……凹み部、
12c……角形状部、13d……角形状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁体を内蔵したボデー本体に配管接続部を設け
    たバルブにおいて、上記接続部の少なくとも一方
    側に、プラスチツク或はセラミツク等の材料で形
    成した電気絶縁部材を一体に内蔵すると共に、こ
    の電気絶縁部材に配管接続用の雌螺子部を形成し
    た電気絶縁型バルブにおいて、上記の電気絶縁部
    材の内端面と配管接続部の段部面に形成した凹み
    部と突起部を係止させると共に、電気絶縁部材の
    外周面と配管接続部の内周面に設けた螺子部とこ
    の螺子部と連設した角形状部で電気絶縁部材と配
    管接続部を一体に鋳込み成形したことを特徴とす
    る電気絶縁型バルブ。
JP1987038480U 1987-03-18 1987-03-18 Expired JPH043175Y2 (ja)

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JP1987038480U JPH043175Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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JP1987038480U JPH043175Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59208283A (ja) * 1983-05-11 1984-11-26 Koyo Sangyo Kk ガスコツク

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JPS59208283A (ja) * 1983-05-11 1984-11-26 Koyo Sangyo Kk ガスコツク

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