JPH11241758A - 一体ブレード及びその製造方法 - Google Patents

一体ブレード及びその製造方法

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JPH11241758A
JPH11241758A JP4403698A JP4403698A JPH11241758A JP H11241758 A JPH11241758 A JP H11241758A JP 4403698 A JP4403698 A JP 4403698A JP 4403698 A JP4403698 A JP 4403698A JP H11241758 A JPH11241758 A JP H11241758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タービン翼車に用いるブレードの生産性を向
上する。 【解決手段】 インペラを構成する複数のブレード部1
2a,12bを、各ブレード部12a,12bの基端側
に連なる基板部11および先端側に連なる連結部13を
介して一体にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
などの流体動力伝動装置のタービン翼車及びポンプ翼車
等のいわゆるインペラのブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】インペラの本体であるシェルへのブレー
ドの取付方法として、シェルに1枚ずつ位置決めしたブ
レードとシェルとの接触部をろう付けする方法が知られ
ているが、ろう付け時の熱でブレードに歪みが生ずるた
め、ろう付けの後工程として切削等の仕上げが必要であ
り、生産性の向上が難しく、コスト高である。また、シ
ェルに形成した溝にブレードを1枚ずつ溝に差し込んで
シェルの溝部をかしめる方法(特開昭64−39963
号公報参照)や、シェルに形成したスリットにブレード
に形成した突起を差し込んで1枚ずつブレードを位置決
めした後シェルの裏側に突き出た突起を折り曲げる方法
等が知られているが、かしめや折り曲げでは必ずしも十
分な取付強度を確保できない場合がある。そして、いず
れの取付方法でも、ブレードを1枚ずつ取付ける必要が
あり、取付誤差が生じ易く、取付作業性を含めたいわゆ
る生産性の向上を図り難い。
【0003】ところで、複数枚のブレードを一度にシェ
ルに取付け得るようにして取付作業性を向上させたもの
に、特開平7−4496号公報記載のものがある。この
ものでは、複数のブレードが一体になっているブレード
構成部品を溶接によりシェルに取付けてインペラを形成
している。このブレード構成部品は、同心に配置される
大径リング状部材と、小径リング状部材と、両リング状
部材間に配置され、連結部を介して両リング部材に一体
に連なる複数のブレード部とを備えるものであり、平板
状のブランク材を打ち抜いてあるいは鋳造や鍛造により
形成されており、打ち抜きの場合はその後ブレード部を
曲げ加工しつつ傾斜させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
して形成されたブレード構成部品では、ブレード部の端
部形状の確保のため、また打ち抜きによるものでは、さ
らにブレード部の折り曲げ加工の容易性確保及び折曲げ
時の端部形状の変形防止等のため、両リング部材との連
結部を細くせざるを得ず、強度不足が生じ易い。
【0005】強度が不足すると、打ち抜きによるもので
はブレード部の向きが変わり易いと共に変形し易く、ま
た連結部が細くくびれた形状であると、鋳造や鍛造によ
るものではいわゆる湯回り性が悪いと共に熱収縮により
生ずる残留応力等の応力が集中しやすく、いずれの場合
でも欠陥が生じやすいため、生産からシェルに取り付け
るまでの取り扱いに注意を要し、生産性向上が妨げられ
る。
【0006】さらに、ブレード部をシェルに溶接する
際、板状のブレードの端縁における、いわゆる端面溶接
になるため、十分な溶接強度を確保しにくく、溶接品質
がばらつき易い。
【0007】このような問題点に鑑み、本発明は、生産
性に優れるブレード及びブレードの製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、インペラを構成する複数のブレード部が一体化さ
れた一体ブレードであって、前記複数のブレード部が、
所定間隔をおいてリング状に配置されており、各ブレー
ド部の基端側が、隣接するいずれか一方のブレード部の
基端側に連なっており、先端側が隣接する他方のブレー
ド部の先端側に連なっていることを特徴とする一体ブレ
ードである。
【0009】また、一体ブレードは、インペラを構成す
る複数のブレード部が一体化された一体ブレードの製造
方法であって、鋼板を絞り加工して、所定間隔でリング
状に配置される複数の基板部と、各基板部の配置方向両
側から起立するブレード部と、相互に隣接するブレード
部の先端側をつなぐ天板部とを備える凹凸形状のリング
部材を成形し、リング部材の表裏に貫通する開口を、天
板部のリング部材径方向両側に形成して製造される。
【0010】このように、各ブレード部を基板部や天板
部を介して隣接するブレード部と相互に一体にすれば、
強度が高くなるため、力による変形や向きの変化が起こ
りにくくなり、ブレード性能が安定すると共に向上す
る。
【0011】また、一体ブレードの強度が高いと、その
分取扱いが容易になるので、シェルへの取り付ける作業
や、一体ブレードとコアリングとを組み付ける場合はそ
の作業の作業性が向上し、インペラの生産性が向上す
る。そして、ブレードを1枚ずつ生産する必要がなく、
生産性が向上する。
【0012】ところで、ろう付けによりブレードをシェ
ルに取り付けると、熱影響によりブレードに歪みが生ず
ることがある。この点、本発明のものは、一体ブレード
を基板部をシェルのリング状凹部に取り付けてなるもの
であり、基板部とシェルのリング状凹部とを容易に面接
触させることができるので、両部を面接触させてスポッ
ト溶接、レーザ溶接、リベットかしめ又はだぼ出しかし
めにより結着すれば、シェルに一体ブレードを取り付け
る際に、ブレード部に熱影響を与えることがなく、ブレ
ード部の歪みが防止される。また、一体ブレードを用い
ると、一体ブレードの固定によりブレードを位置決めで
き、一体ブレードが固定できれば溶接位置は限定されな
いので、より高い接合強度が得られるTIG溶接を用い
て、ブレードへの熱影響が小さい部分を溶接することが
可能になる。
【0013】そして、コアリングを一体ブレードの天板
部に取り付ける場合も、同様にコアリングと一体ブレー
ドの天板部との結着部を面接触させて、スポット溶接、
レーザ溶接、TIG溶接、リベットかしめ又はだぼ出し
かしめにより結着すれば、一体ブレードとコアリングと
を結着する際、ブレード部に熱影響を与えることがな
く、ブレード部の歪みが防止される。
【0014】このようにしてブレードの歪みを防止すれ
ば、取付精度が向上し、取付け品質、生産時の歩留まり
が向上する。また、ろう付けに比較して作業性に優れ
る。さらに、かしめや折り曲げと比較して、固定強度や
取付精度が向上し、取付品質、歩留まりが向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1はインペラ、
すなわち車両用の流体式トルクコンバータのタービン翼
車である。タービン翼車1は、その本体としてのシェル
2と、該シェル2のリング状凹部に固定された複数のブ
レード3,…と、各ブレード3のシェル2側とは反対側
の端部を相互に連結するコアリング4とを備えており、
図2に示すように、全てのブレード3が一体的に形成さ
れた一体ブレード10をシェル2に取付けてなるもので
ある。
【0016】一体ブレード10は、図3及び図4に示す
ように、外観が略リング形状であり、その中心寄りの内
側リング端10aから外側リング端10bに亘って径方
向に延びる複数の基板部11と、リング状に配置される
基板部11の配置方向すなわち周方向両側の端辺から起
立する、前記ブレード3に対応する第1ブレード部12
a及び第2ブレード部12bと、隣接するブレード部1
2a,12bの先端側を相互に連結する連結部13とを
備えており、該連結部13の径方向両側には、一体ブレ
ード10の表裏に連通する開口14a,14bが形成さ
れている。
【0017】各基板部11は、一体ブレード10の周方
向に一定間隔をおいて配置され、シェル2側に向く凸状
の裏面11aを備える。そして該裏面11aでシェル2
のリング状凹部の凹面2a(図2参照)に面接触し得る
ようになっている。
【0018】第1ブレード部12a及び第2ブレード部
12bは、タービン翼車1のブレードとして機能する部
分であり、その基板部11側の周方向の端辺にその全幅
で連なっている。第1ブレード部12aは、隣接する連
結部13側に向けて周方向に凸状に膨らんでおり、ター
ビン翼車1の回転軸方向(図3において紙面に対して直
角の方向)に延びている。また第2ブレード部12b
は、隣接する基板部11側に向けて周方向に凸状に膨ら
んでおり、基板部11とのなす角度が鈍角になるように
傾斜している。
【0019】各連結部13は、両ブレード部12a,1
2bの先端縁に、その径方向中ほどで一体につながって
おり、凹状に窪む表面13aと、凸状に膨らむシェル2
側の裏面(図示せず)とを備える。このうち表面13a
の凹形状はコアリング4の凸状面と面接触し得るように
なっている。また、連結部13の径方向外側に存する外
側開口14aは、外側リング端10bの端面と同一平面
上に開設されており、他方、内側開口14bは、一体ブ
レード10の裏側から表側に向けて回転軸方向に向いて
開口するように開設されている。なお、外側リング端1
0bの端面は、シェル2の形状に沿わせた、シェル2へ
の固着が可能な形状に形成されており、本実施形態では
タービン翼車1の回転軸方向に対して直角になってい
る。
【0020】このような形状の一体ブレード10では、
各ブレード部12a,12bが基板部11及び連結部1
3に一体に、しかも強固につながっており、両ブレード
部12a,12bが相互に強固に固定されるので、ブレ
ード部12a,12bの向き変化や変形が生じにくく、
形状が安定する。従って、組立作業等における取扱いが
容易であり、作業性の向上に寄与する。また、絞り加工
つまりプレス成形により一度に全てのブレード部を成形
できるので、ブレードの生産性が向上する。
【0021】次に、上記一体ブレード10及びタービン
翼車1の製造方法を説明する。
【0022】一体ブレード10は、所定の鋼板に絞り加
工を施して中間加工品であるリング部材R(図5参照)
を成形する絞り工程と、開口14a,14bを形成する
打ち抜き工程とを主工程とする製造過程を経て製造され
る。なお、リング部材Rは、基板部11に相当する底部
R1 と、第1ブレード部12aに相当する第1側部R2
と、第2ブレード部12bに相当する第2側部R3 と、
天板部R4 とからなる凹凸形状を備える。そして、天板
部R4 は、連結部13に相当する裏側に凸状に膨らむ部
分R4-1 と、外側開口14aが形成される平面部分R4-
2 と、内側開口14bが形成される平面部分R4-3 とか
ら構成される径方向断面の形状が略M形の面を有する。
【0023】図6乃至図8を参照して、30は絞り工程
を行うプレス装置であり、図示しないボルスタ上に固定
された下型31と、該下型31に対して上下動自在な上
型32とを備える。なお、33はブランクホルダであ
り、34は製品の位置決め用のノックピンである。下型
31は、リング部材Rを表面側から形成する型であり、
周方向に一定間隔をおいて並ぶ凸部31aの上端面がリ
ング部材R1 すなわち基板部11の凹状表面に対応して
いる。上型32は、リング部材Rを裏面側から形状する
型であり、凸部32aの上端面が天板部R4 の裏面側に
対応している。下型31及び上型32が備える複数の凸
部31a,32aは、下型31あるいは上型32の本体
部分にボルト止めされており着脱自在である。従って、
サイズが同じで特性のみ異なる一体ブレードを製造する
場合は、下型31及び上型32の凸部31a,32aを
交換するだけでよく、型を製造する工数、期間及びコス
トを削減できる。
【0024】このような下型31及びブランクホルダ3
3から上型32を離間させた状態で、間に所定の鋼板か
らなるブランク材を配置した後、ブランクホルダ33で
成形部分の周囲を保持して、下型31と上型32とを押
し当てて絞り加工を行い、上述のリング部材Rを成形す
る。その後、天板部R4 の両平面部分R4-2 ,R4-3の
二点鎖線で示す部分及び外側リング端10bの縁部を打
ち抜いて開口14a,14bを備える一体ブレード10
とする。
【0025】そして、一体ブレード10を用いてタービ
ン翼車1を製造する場合は、まず一体ブレード10を図
2に示すシェル2のリング状凹部に装着し、図9に示す
ように、凹面2aに面接触する基板部11の所定ポイン
トP1 をスポット溶接して、シェル2に一体ブレード1
0を取付ける。そして、連結部13にコアリング4を装
着し、コアリング4の凸状面に接する連結部13の所定
ポイントP2 をスポット溶接して、一体ブレード10に
コアリング4を取り付ける。
【0026】このように、一体ブレード10の基板部1
1をシェルの凹面2aに面接触し得るように形成してお
けば、スポット溶接により簡便に一体ブレード10を取
付けることができるため、作業性が向上し、強固に取付
けることができ、品質が安定する。また、図10(A)
に示すように面接触部分の所定の部分P3,P4をレーザ
溶接したり、図10(B)に示すようにシェル2との面
接触部分であり、ブレード部12a,12bへの熱影響
が小さい内外のリング端10a,10bの内外縁P5
や、コアリング4との面接触部分である連結部13の端
縁P6をTIG溶接したりしても同様の効果が得られ
る。さらに面接触部分を確保できれば、スポット溶接以
外にも例えば図10(C)に示すように、一体ブレード
10をリベット40によるリベットかしめで取付けた
り、図10(D)に示すように、一体のだぼ41を用い
たいわゆるだぼ出しかしめで取付けたりすることができ
る。
【0027】これらスポット溶接、レーザ溶接、TIG
溶接、そして上記のかしめなどの取付け法を用いること
ができれば、ブレードに熱影響が及ばず、歪みの発生を
防止できる。また、連結部13へのコアリング4の取付
けにも、同様に、スポット溶接、レーザ溶接、TIG溶
接そして上記のかしめを用いることができ、作業性、固
定強度及び取付け品質が向上する。
【0028】なお、一体ブレード10は、車両用の流体
式トルクコンバータのタービン翼車だけでなく、そのポ
ンプ翼車や、車両において補助ブレーキとして用いられ
る流体式リターダのロータやステータなど、流体式動力
伝動装置のインペラ全般のブレードとして適用できる。
【0029】ところで、上記実施形態では、第1ブレー
ド部12aの向きをタービン翼車1の回転軸方向に向け
て絞り加工の容易化を図っているが、図11及び図12
に示すように、一体ブレード50の全ブレード部51
a,51bを所望の方向に傾斜させることができれば、
傾斜角度の選択など、ブレード特性の設定自由度の幅が
広がる。以下、その製造方法を説明する。なお、既に説
明した構造には同符号を付しその説明を省略する。
【0030】まず、図示しない所定形状の上下の型によ
る絞り工程で、図13に示すように、ブレード部51が
基板部11に対して直角方向に起立するように成形す
る。続いて打ち抜き工程の前に、図14に示す下型60
及び上型70により、曲げ加工を主目的とするプレス工
程、いわばブレード成形工程を行って、第1ブレード部
51aの向きと、第2ブレード部51bの向き及び形状
とを所定の状態にし、中間加工品であるリング部材(図
示せず)を成形する。その後、開口14a,14bを打
ち抜いて一体ブレード50の成形を完了する。
【0031】ブレード成型工程の下型60及び上型70
の本体部分は、絞り工程の下型31及び上型32であ
る。下型60の凸部61は、一方のブレード部である第
2ブレード部51bの裏面に対応する傾斜した側面61
aと、一体ブレード50の天板部52の、第2ブレード
部51b寄りの部分の裏面に対応する上端面61bとを
備えており、その高さは、絞り工程終了時の天板部52
の高さよりも低い最終形状の天板部52の高さに対応し
ている。また上型70の凸部71は、第1ブレード部5
1aの先端位置を規定し得るように、該先端位置に沿っ
て存する側面71aを備える。
【0032】なお、上下の型のいずれか一方にゴム素材
等の柔軟素材を用いるいわゆるマーホーム成形装置等の
プレス成形装置や、いずれか一方に圧力液を用いるいわ
ゆるハイドロホーム成形装置等のプレス成形装置を利用
して中間加工品であるリング部材を成形することが可能
である。例えばマーホーム成形装置は、図6に示す下型
31と同様の下型と、ゴム素材から構成される上型(柔
軟ポンチ)とを備えるものであり、所定の鋼板を該成形
装置のブランクホルダで保持した状態で下型と上型とで
絞り加工をして、外観が図11に示すような形状であり
断面形状が図12に示すような形状の一体ブレードの中
間品であるリング部材を成形する。また、ハイドロホー
ム成形装置は、図6に示す下型31と同様の下型と、上
型として機能する圧力液からなる圧力伝達手段とを備え
るものであり、所定の鋼板を該成形装置のブランクホル
ダで保持した状態で、下型と圧力伝達手段とで絞り加工
をして、一体ブレードの中間品であるリング部材を成形
する。この後、中間品の所定位置に開口を打ち抜いて一
体ブレードの成形を完了する。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、絞り加
工により一体ブレードをプレス成形するので、一体ブレ
ードの生産性が向上する。また、ブレード部の形状が安
定しているので、向きが変わる等の変形が生じにくく、
取り扱いが容易であり、シェルへの取付け作業性が向上
し、ひいてはインペラの生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のタービン翼車を示す断面図
【図2】 図1のタービン翼車の構成を示す部分的な分
解斜視図
【図3】 実施形態の一体ブレードを示す平面図
【図4】 図3の一体ブレードの要部を示す斜視図
【図5】 絞り加工後、打抜加工前の中間加工品の要部
を示す斜視図
【図6】 絞り工程で用いるプレス装置の概略構成を示
す断面図
【図7】 絞り加工に用いる下型を示す平面図
【図8】 絞り加工に用いる上型を示す平面図
【図9】 図1のX−X断面を示す断面図
【図10】(A),(B),(C),(D)は、一体ブ
レードの取付方法例を示すタービン翼車の断面図
【図11】 他の実施形態の一体ブレードの要部を示す
平面図
【図12】 図11のY−Y断面を示す断面図
【図13】 絞り工程終了時の状態を示す断面図
【図14】 ブレード成形工程終了時の状態を示す断面
【符号の説明】
2 シェル 2a 凹面 4 コアリング 10,50 一体ブレード 11 基板部 12a,51a 第1ブレード部 12b,51b 第2ブレード部 13 連結部 14a,14b 開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラを構成する複数のブレード部が
    一体化された一体ブレードであって、 前記複数のブレード部が、所定間隔をおいてリング状に
    配置されており、 各ブレード部の基端側が、隣接するいずれか一方のブレ
    ード部の基端側に連なっており、先端側が隣接する他方
    のブレード部の先端側に連なっていることを特徴とする
    一体ブレード。
  2. 【請求項2】 インペラを構成する複数のブレード部が
    一体化された一体ブレードの製造方法であって、 鋼板を絞り加工して、所定間隔でリング状に配置される
    複数の基板部と、各基板部の配置方向両側から起立する
    ブレード部と、相互に隣接するブレード部の先端側をつ
    なぐ天板部とを備える凹凸形状のリング部材を成形し、 リング部材の表裏に貫通する開口を、天板部のリング部
    材径方向両側に形成することを特徴とする一体ブレード
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の一体ブレードの基板部
    を、インペラの本体としてのシェルのリング状凹部に取
    り付けてなるインペラ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の一体ブレードの天板部
    に、コアリングを取り付けてなるインペラ。
  5. 【請求項5】 一体ブレードの天板部へのコアリングの
    取付けを、スポット溶接、レーザ溶接、TIG溶接、リ
    ベットかしめ又はだぼ出しかしめのいずれかによって行
    ったことを特徴とする請求項4に記載のインペラ。
  6. 【請求項6】 一体ブレードの基板部のシェルのリング
    状凹部への取付けを、スポット溶接、レーザ溶接、TI
    G溶接、リベットかしめ又はだぼ出しかしめのいずれか
    によって行ったことを特徴とする請求項3から5のいず
    れか1つに記載のインペラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008249049A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Jatco Ltd トルクコンバータのブレード構造およびトルクコンバータのブレード構造の製造方法
DE102004055295B4 (de) * 2003-11-19 2008-12-04 General Motors Corp., Detroit Hydrogeformtes Fluidkupplungselement eines Drehmomentwandlers

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