JPH11241491A - 防音床材、および防音床材用の緩衝材の製造方法 - Google Patents

防音床材、および防音床材用の緩衝材の製造方法

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JPH11241491A
JPH11241491A JP10055953A JP5595398A JPH11241491A JP H11241491 A JPH11241491 A JP H11241491A JP 10055953 A JP10055953 A JP 10055953A JP 5595398 A JP5595398 A JP 5595398A JP H11241491 A JPH11241491 A JP H11241491A
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cushioning
soundproof
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JP10055953A
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Hidetaka Hanajima
秀隆 花島
Kazufumi Kishimoto
一史 岸本
Yasunari Kawasaki
泰成 河崎
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを削減し且つ防音性能を向上させ
ることができる防音床材、およびそのような防音床材用
の緩衝材を容易かつ安価に製造することができる防音床
材用の緩衝材の製造方法を提供する。 【解決手段】 緩衝材4を含む複数の材料層2、3、4
を表裏方向に積層することによって形成された防音床材
であって、緩衝材4が、表裏面の少なくとも一方に凹凸
6、7を形成した不織布で構成されている。また、表裏
方向に積層され、防音床材1を構成する複数の材料層の
1つとして用いられる防音床材1用の緩衝材4の製造方
法であって、プレス面に所定の凹凸14、15を形成し
た熱圧プレス機11を準備し、この熱圧プレス機11の
熱圧により融解可能な繊維を含む不織布シートSを作製
し、この不織布シートSを熱圧プレス機11で熱圧する
ことによって、緩衝材4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音性能を得るた
めの緩衝材を含む複数の材料層を積層した防音床材、お
よびそのような防音床材用の緩衝材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のこの種の防音床材の一例
を示している。この防音床材51は、表層側から順に、
化粧材52、基材53および緩衝材54で構成されてい
る。化粧材52は、ラワン合板などの表面に化粧単板な
どを一体に接着した、いわゆる化粧合板で構成されてい
る。基材53は、合板やMDFなどの比較的高い剛性の
材料で構成され、その裏面には、防音性能を高めるため
の複数の裏溝55が形成されている。また、緩衝材54
は、表裏面に凹凸56を形成した熱圧縮発泡ポリウレタ
ンなどの発泡樹脂で構成されている。
【0003】この構成では、基材53によって防音床材
51の剛性が確保され、緩衝材54によって防音性とク
ッション性が得られる。また、緩衝材54を音が通る際
に、凹凸56の凹部56aに画成される空気層を介し
て、あるいは緩衝材54の広い面積の部分と凸部56b
に相当する狭い面積の部分とを介して、伝搬されること
により、音の反射および干渉による減衰が促進されるこ
とで、より良好な防音性能が得られる。音の減衰は、基
材53に形成した裏溝55によって、さらに促進され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した防音床材51
において、緩衝材54として熱圧縮発泡ポリウレタンな
どの発泡樹脂が用いられるのは、他の緩衝材料、例えば
不織布と比較して、凹凸56を成形時に同時かつ容易に
形成でき、また凹凸56の復元性も良いなど、凹凸56
を形成する上での利点があるためである。しかし、発泡
樹脂自体は、不織布と比較して、材料コストがかなり高
いとともに、防音性能もやや劣るという特性を有するた
め、従来の床材51は、製造コストが高くなるととも
に、得られる防音性能に限界が生じてしまう。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、製造コストを削減し且つ防音性
能を向上させることができる防音床材、およびそのよう
な防音床材用の緩衝材を容易かつ安価に製造することが
できる防音床材用の緩衝材の製造方法を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、緩衝材を含む複数の材料層
を表裏方向に積層することによって形成された防音床材
であって、緩衝材が、表裏面の少なくとも一方に凹凸を
形成した不織布で構成されていることを特徴としてい
る。
【0007】この防音床材では、緩衝材に伝搬された音
は、緩衝材を構成する不織布自体の吸音作用によって、
減衰される。また、緩衝材の表裏面の少なくとも一方に
凹凸が形成されているので、緩衝材を音が通る際、この
凹凸の凹部に画成される空気層を介して、あるいは緩衝
材の広い面積部分と凸部の狭い面積部分とを介して、音
が伝搬されることにより、音の反射および干渉による減
衰が促進される。この場合、緩衝材を構成する不織布自
体の吸音性能は、緩衝材として従来用いられている熱圧
縮発泡ポリウレタンなどよりも高いので、その分、防音
床材全体としての防音性能を向上させることができる。
また、不織布の材料コストは、熱圧縮発泡ポリウレタン
などよりもかなり低いので、緩衝材の製造コストひいて
は防音床材の製造コストを削減することができる。
【0008】この場合、緩衝材の凹凸が、不織布の熱圧
によって形成されていることが好ましい。
【0009】この構成では、不織布の熱圧によって凹凸
が形成されているため、凹凸の復元性を長期間、良好に
維持することができる。
【0010】あるいは、緩衝材の凹凸が、不織布に縫わ
れた糸によって形成されていることが好ましい。
【0011】この構成では、不織布に縫われた糸によっ
て、凹凸の復元性を長期間、良好に維持することができ
る。
【0012】また、前記目的を達成するため、請求項4
に係る発明は、表裏方向に積層され、防音床材を構成す
る複数の材料層の1つとして用いられる防音床材用の緩
衝材の製造方法であって、プレス面に所定の凹凸を形成
した熱圧プレス機を準備し、この熱圧プレス機の熱圧に
より融解可能な繊維を含む不織布シートを作製し、この
不織布シートを熱圧プレス機で熱圧することによって、
緩衝材を形成することを特徴としている。
【0013】この防音床材用の緩衝材の製造方法によれ
ば、プレス面に所定の凹凸を形成した熱圧プレス機で、
不織布シートを熱圧することによって、不織布シートに
含まれる繊維が融解することで、不織布シートの表裏面
の一方または両方に、プレス面の凹凸に対応した凹凸が
形成される。このように、この製造方法では、融解可能
な繊維を含む不織布シートを、2次加工により熱圧プレ
ス機で熱圧するだけで、請求項2に係る防音床材用の緩
衝材、すなわち表裏面の少なくとも一方に熱圧により凹
凸を形成した不織布から成る緩衝材を、容易かつ安価に
製造することができる。
【0014】この場合、不織布シートがバインダー繊維
を用いたサーマルボンド法で作製され、融解可能な繊維
がバインダー繊維であることが好ましい。
【0015】この製造方法は、サーマルボンド法で作製
された不織布シートを用いるものであり、この不織布シ
ートを、凹凸を形成した熱圧プレス機で熱圧することに
より、サーマルボンド法で使用したバインダー繊維が再
融解することで、不織布シートに凹凸を容易に形成する
ことができる。
【0016】あるいは、融解可能な繊維が、不織布シー
トを構成する熱融解性繊維であることが好ましい。
【0017】この製造方法では、不織布シートがサーマ
ルボンド法以外の方法で作製されている場合であって
も、不織布シート自体を低温で融解する熱融解性繊維で
作製しておくことによって、熱圧プレス機の熱圧によ
り、不織布シートを構成する熱融解性繊維が融解するこ
とで、不織布シートに凹凸を容易に形成することができ
る。
【0018】あるいはまた、融解可能な繊維が、不織布
シートに混入された熱融解性繊維であることが好まし
い。
【0019】この製造方法では、不織布シートがサーマ
ルボンド法以外の方法で作製されている場合であって
も、不織布シートに熱融解性繊維をあらかじめ混入して
おくことによって、熱圧プレス機の熱圧により、混入し
た熱融解性繊維が融解することで、不織布シートに凹凸
を容易に形成することができる。
【0020】また、請求項8に係る発明は、表裏方向に
積層され、防音床材を構成する複数の材料層の1つとし
て用いられる防音床材用の緩衝材の製造方法であって、
バインダー繊維を混入した不織布用ウェブを作製し、プ
レス面に所定の凹凸を形成した熱ローラを準備し、不織
布用ウェブを熱ローラで熱圧することによって、緩衝材
を形成することを特徴としている。
【0021】この製造方法によれば、バインダー繊維を
混入した不織布用ウェブを熱ローラで熱圧することによ
って、バインダー繊維が融解して、不織布用ウェブの繊
維同士を融着して定着させることによって、不織布シー
トがサーマルボンド法で作製される。また、熱ローラの
プレス面に所定の凹凸が形成されていることにより、不
織布シートの作製と同時に、不織布シートに凹凸が形成
される。このように、この製造方法では、上記請求項2
の緩衝材を、不織布シートの作製と同時に効率良く製造
することができる。
【0022】さらに、請求項9に係る発明は、表裏方向
に積層され、防音床材を構成する複数の材料層の1つと
して用いられる防音床材用の緩衝材の製造方法であっ
て、不織布シートを作製し、ミシンを準備し、不織布シ
ートの表裏面の少なくとも一方にミシンの縫い糸による
凹凸が形成されるように、不織布シートをミシンで縫う
ことによって、緩衝材を形成することを特徴としてい
る。
【0023】この製造方法によれば、不織布シートをミ
シンで縫うことによって、不織布シートの表裏面の少な
くとも一方に、ミシンの縫い糸による凹凸が形成される
ので、不織布シートの簡単な2次加工により、請求項3
の緩衝材を容易かつ安価に製造することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第
1実施形態による防音床材(以下、単に「床材」とい
う)を示している。同図に示すように、この床材1は、
3層構造のものであり、表層側から順に、化粧材2、基
材3および緩衝材4で構成されている。
【0025】化粧材2は、ラワン合板などの表面に楢や
カバなどの化粧単板などを一体に接着した、いわゆる化
粧合板で構成されている。基材3は、合板やMDFなど
の比較的高い剛性の材料で構成され、その裏面には、音
の減衰を促進して、防音性能を高めるための複数の裏溝
5が、等間隔で形成されている。なお、これらの裏溝5
は省略することが可能である。
【0026】緩衝材4は、ポリエステル繊維やポリプロ
ピレン繊維などから成る不織布で構成されている。緩衝
材4の表裏面には、複数の凹部6aおよび凸部6bから
成る凹凸6と、複数の凹部7aおよび凸部7bから成る
凹凸7が、熱圧によってそれぞれ形成されている。これ
らの凹部6aおよび凹部7aはいずれも矩形状を有し、
表面の凹部6aは裏面の凹部7aよりも、小さく、浅く
かつ細かいピッチで形成されている。
【0027】以上の構成の床材1では、緩衝材4に伝搬
された音は、緩衝材4を構成する不織布自体の吸音作用
によって、減衰される。また、緩衝材4の表裏面に凹凸
6、7が形成されているので、緩衝材4を音が通る際、
この凹凸6、7の凹部6a、7aに画成される空気層を
介して、あるいは緩衝材4の広い面積部分と凸部6b、
7bの狭い面積部分とを介して、音が伝搬されることに
より、音の反射および干渉による減衰が促進される。こ
の場合、緩衝材4を構成する不織布自体の吸音性能は、
緩衝材として従来用いられている熱圧縮発泡ポリウレタ
ンなどよりも高いので、その分、床材1全体としての防
音性能を向上させることができる。この場合、音の減衰
が、基材3に形成した裏溝5によって促進されること
は、従来と同様である。
【0028】また、緩衝材4の凹凸6、7が不織布の熱
圧によって形成されているため、凹凸6、7の復元性を
長期間、良好に維持することができる。さらに、不織布
の材料コストは、従来の熱圧縮発泡ポリウレタンなどよ
りもかなり低いので、緩衝材4の製造コストひいては床
材1の製造コストを削減することができる。
【0029】図2は、上記構成の緩衝材4の製造方法の
一例を示している。同図の符号11は、熱圧プレス機で
あり、上下一対のプレス板12、13を備えている。上
プレス板12のプレス面には、緩衝材4の表面の凹部6
aに対応する複数の凸部を有する凹凸14が形成され、
下プレス板13のプレス面には、緩衝材4の裏面の凹部
7aに対応する複数の凸部を有する凹凸15が形成され
ている。この他、熱圧プレス機11は、不織布シートS
をそれぞれ繰り出し、卷き取るための繰出しリール16
および卷取りリール17や、不織布シートSを案内する
ガイドローラ18、18などを備えている。
【0030】不織布シートSは、本実施形態では、サ
ーマルボンド法で作製された不織布シート、サーマル
ボンド法以外の方法で作製され、ポリエチレン、ナイロ
ンやポリエステルなどの低温で融解する熱融解性繊維を
あらかじめ混入した不織布シートや、サーマルボンド
法以外の方法で作製され、不織布シートの繊維を熱融解
性繊維で構成した不織布シートなどが、用いられてい
る。
【0031】そして、不織布シートSを、繰出しリール
16などで所定量ずつ送り、上下のプレス板12、13
により、所定の加熱および加圧条件で熱圧する。この熱
圧により、例えば、不織布シートSが上記のタイプの
場合には、サーマルボンド法で使用した不織布シートS
中のバインダー繊維が再融解することで、不織布シート
Sの表裏面に、上下のプレス板12、13の凹凸14、
15に対応した凹凸6、7がそれぞれ形成される。その
後、不織布シートSを切断などすることによって、緩衝
材4が形成される。
【0032】また、上記プレス板12、13の熱圧によ
り、のタイプの不織布シートSを用いた場合には、不
織布シートSに混入した熱融解性繊維が融解すること
で、のタイプの不織布シートSを用いた場合には、不
織布シートS自体を構成する熱融解性繊維が融解するこ
とで、不織布シートSの表裏面に凹凸6、7が、それぞ
れ同様に形成される。
【0033】以上のように、この製造方法では、あらか
じめ作製した不織布シートSを、2次加工により熱圧プ
レス機11で熱圧するだけで、表裏面に凹凸6、7を形
成した不織布から成る緩衝材4を、容易かつ安価に製造
することができる。また、凹凸6、7が、不織布シート
Sの熱圧で形成されるため、復元性を長期間、良好に維
持できることは、前述したとおりである。
【0034】図3は、緩衝材4の別の製造方法を示して
いる。この緩衝材4の製造方法は、これを構成する不織
布をサーマルボンド法で作製するとともに、この作製と
同時に凹凸6、7を形成するものである。すなわち、同
図中の符号Wは、不織布用ウェブであり、この不織布用
ウェブWには、その構成繊維を融着するためのバインダ
ー繊維があらかじめ混入されている。また、符号21、
22は一対の熱ローラであり、これらの熱ローラ21、
22のプレス面には、緩衝材4の凹凸6、7に対応する
凹凸23、24が、それぞれ形成されている。
【0035】そして、不織布用ウェブWを、搬送ベルト
25や搬送ローラ26などで送り、上下の熱ローラ2
1、22により、所定の加熱および加圧条件で熱圧す
る。この熱圧により、不織布用ウェブW中のバインダー
繊維が融解することで、不織布用ウェブWの構成繊維同
士が融着して定着され、不織布が作製されると同時に、
その表裏面に上下の熱ローラ21、22の凹凸23、2
4に対応した凹凸6、7が形成される。以上のように、
この製造方法では、緩衝材4を、サーマルボンド法によ
る不織布の作製と同時に効率良く製造することができ
る。
【0036】図4は、本発明の第2実施形態による床材
31を示している。この床材31は、第1実施形態の床
材1と比較し、化粧材2と緩衝材4の間に、基材3に代
えて、第1基材32、中間緩衝材33および第2基材3
4を介在させたものであり、全体として5層構造になっ
ている。第1および第2基材32、34は、合板やMD
Fなどで構成され、第2基材34の裏面に裏溝5が形成
されている。中間緩衝材33は、緩衝材4よりも薄く、
SBRやNBRなどのゴム類や、不織布で構成されてい
る。化粧材2と緩衝材4の構成は、第1実施形態と同様
である。したがって、この床材31によれば、中間緩衝
材33の存在により、床材1と比較して、さらに優れた
防音性能とクッション性を得ることができる。
【0037】図5は、本発明の第3実施形態による床材
41を示している。この床材41は、第1実施形態の床
材1と比較し、緩衝材4の構成だけを変えたものであ
る。すなわち、この緩衝材44は、前述した実施形態の
緩衝材4と同様に不織布で構成される一方、その裏面に
のみ凹凸45が形成されている。また、この凹凸45
は、不織布シートを図示しないミシンで縫うことによ
り、その縫い糸46によって形成されている。
【0038】したがって、この床材41によれば、緩衝
材44の裏面の凹凸45の作用によって、良好な防音性
能が得られるとともに、凹凸45がミシンの縫製によっ
て形成されていることにより、その復元性を長期間、良
好に維持することができる。また、不織布シートを2次
加工によりミシンで縫うだけで、緩衝材44を容易かつ
安価に製造することができる。
【0039】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、第1および第2実施形態では、緩衝材4の表裏
両面に凹凸6、7をそれぞれ形成しているが、それほど
高い防音性能が要求されない場合には、凹凸を緩衝材4
の表裏面のいずれか一方のみに形成してもよい。その場
合、図2の熱圧プレス機11のプレス板12、13や図
3の熱ローラ21、22の一方を、プレス面の平坦なも
のに交換するだけで、容易に対応することができる。ま
た、緩衝材44の裏面に形成した第3実施形態の凹凸4
5を、表裏両面あるいは表面に形成することも、もちろ
ん可能である。さらに、実施形態で例示した構成に、他
の材料層を適宜、付加してもよいことはもちろんであ
る。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、細部の
構成を適宜、変更することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の防音床材
は、製造コストを削減し且つ防音性能を向上させること
ができるなどの効果を有し、本発明の防音床材用の緩衝
材の製造方法は、そのような防音床材用の緩衝材を容易
かつ安価に製造することができるなどの効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による防音床材の断面図
である。
【図2】図1の防音床材の緩衝材の製造方法を示す図で
ある。
【図3】緩衝材の他の製造方法を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態による防音床材の断面図
である。
【図5】本発明の第3実施形態による防音床材の断面図
である。
【図6】従来の防音床材の断面図である。
【符号の説明】
1 防音床材 2 化粧材 3 基材 4 緩衝材 6 緩衝材の凹凸 7 緩衝材の凹凸 11 熱圧プレス機 12 上プレス板 13 下プレス板 14 上プレス板の凹凸 15 下プレス板の凹凸 21 上熱ローラ 22 下熱ローラ 23 上熱ローラの凹凸 24 下熱ローラの凹凸 31 防音床材 41 防音床材 44 緩衝材 45 緩衝材の凹凸 46 縫い糸 S 不織布シート W 不織布用ウェブ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝材を含む複数の材料層を表裏方向に
    積層することによって形成された防音床材であって、 前記緩衝材が、表裏面の少なくとも一方に凹凸を形成し
    た不織布で構成されていることを特徴とする防音床材。
  2. 【請求項2】 前記緩衝材の前記凹凸が、前記不織布の
    熱圧によって形成されていることを特徴とする、請求項
    1に記載の防音床材。
  3. 【請求項3】 前記緩衝材の前記凹凸が、前記不織布に
    縫われた糸によって形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の防音床材。
  4. 【請求項4】 表裏方向に積層され、防音床材を構成す
    る複数の材料層の1つとして用いられる防音床材用の緩
    衝材の製造方法であって、 プレス面に所定の凹凸を形成した熱圧プレス機を準備
    し、 この熱圧プレス機の熱圧により融解可能な繊維を含む不
    織布シートを作製し、 この不織布シートを前記熱圧プレス機で熱圧することに
    よって、前記緩衝材を形成することを特徴とする防音床
    材用の緩衝材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記不織布シートがバインダー繊維を用
    いたサーマルボンド法で作製され、前記融解可能な繊維
    が前記バインダー繊維であることを特徴とする、請求項
    4に記載の防音床材用の緩衝材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記融解可能な繊維が、前記不織布シー
    トを構成する熱融解性繊維であることを特徴とする、請
    求項4に記載の防音床材用の緩衝材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記融解可能な繊維が、前記不織布シー
    トに混入された熱融解性繊維であることを特徴とする、
    請求項4に記載の防音床材用の緩衝材の製造方法。
  8. 【請求項8】 表裏方向に積層され、防音床材を構成す
    る複数の材料層の1つとして用いられる防音床材用の緩
    衝材の製造方法であって、 バインダー繊維を混入した不織布用ウェブを作製し、 プレス面に所定の凹凸を形成した熱ローラを準備し、 前記不織布用ウェブを前記熱ローラで熱圧することによ
    って、前記緩衝材を形成することを特徴とする防音床材
    用の緩衝材の製造方法。
  9. 【請求項9】 表裏方向に積層され、防音床材を構成す
    る複数の材料層の1つとして用いられる防音床材用の緩
    衝材の製造方法であって、 不織布シートを作製し、 ミシンを準備し、 前記不織布シートの表裏面の少なくとも一方に前記ミシ
    ンの縫い糸による凹凸が形成されるように、前記不織布
    シートを前記ミシンで縫うことによって、前記緩衝材を
    形成することを特徴とする防音床材用の緩衝材の製造方
    法。
JP10055953A 1998-02-20 1998-02-20 防音床材、および防音床材用の緩衝材の製造方法 Withdrawn JPH11241491A (ja)

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