JP2548243Y2 - 木質系床材 - Google Patents
木質系床材Info
- Publication number
- JP2548243Y2 JP2548243Y2 JP1990063803U JP6380390U JP2548243Y2 JP 2548243 Y2 JP2548243 Y2 JP 2548243Y2 JP 1990063803 U JP1990063803 U JP 1990063803U JP 6380390 U JP6380390 U JP 6380390U JP 2548243 Y2 JP2548243 Y2 JP 2548243Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- wooden
- fabric layer
- nonwoven fabric
- substrate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、木質系床材に関し、詳しくは遮音性を有し
ながら木質基材の含水程度に起因する伸び及び反りを抑
制しようとする技術に係るものである。
ながら木質基材の含水程度に起因する伸び及び反りを抑
制しようとする技術に係るものである。
[従来の技術] 従来から、モルタル、コンクリート等により仕上げら
れた床下地上に敷設される木質系床材Aaが知られてい
る。例えば、第4図に示す如く、木質合板のような木質
基材4の裏面側に脚基板3が積層接着され、この脚基板
3にて側方に開口して形成された空所2を配線等に利用
するものであり、オフィス等に施工されるものである。
れた床下地上に敷設される木質系床材Aaが知られてい
る。例えば、第4図に示す如く、木質合板のような木質
基材4の裏面側に脚基板3が積層接着され、この脚基板
3にて側方に開口して形成された空所2を配線等に利用
するものであり、オフィス等に施工されるものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このような構成の木質系床材Aaにおいて
は、表層の木質基材4に生じる音が伝播されやすく、騒
音が生じやすく、また、表層の木質基材4が吸湿して伸
びや反りが生じやすい等の問題があった。
は、表層の木質基材4に生じる音が伝播されやすく、騒
音が生じやすく、また、表層の木質基材4が吸湿して伸
びや反りが生じやすい等の問題があった。
本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、遮音性を高めるとともに
吸湿に基づく伸びや反りを抑制することができる木質系
床材を提供することにある。
り、その目的とするところは、遮音性を高めるとともに
吸湿に基づく伸びや反りを抑制することができる木質系
床材を提供することにある。
[課題を解決するための手段 本考案の木質系床材は、床下地1との間に空所2を側
方に開口させて形成する脚基板3の表層側に表面が化粧
仕上げされた木質基材4を積層する木質系床材であっ
て、木質基材4を複数の小片4aに分割して形成すると共
にこの複数の小片4aからなる木質基材4の裏面側に不織
布層6を介して遮音シート5が積層接着されて成ること
を特徴とするものである。
方に開口させて形成する脚基板3の表層側に表面が化粧
仕上げされた木質基材4を積層する木質系床材であっ
て、木質基材4を複数の小片4aに分割して形成すると共
にこの複数の小片4aからなる木質基材4の裏面側に不織
布層6を介して遮音シート5が積層接着されて成ること
を特徴とするものである。
[作用] このように、木質基材4の裏面側に不織布層6を介し
て遮音シート5が積層接着されることによって、遮音シ
ート5にて充分な遮音を図りながら、木質基材4の裏面
に積層された不織布層6において表層の木質基材4の吸
湿に起因する伸び及び反りやねじれ等を抑制するように
したものである。
て遮音シート5が積層接着されることによって、遮音シ
ート5にて充分な遮音を図りながら、木質基材4の裏面
に積層された不織布層6において表層の木質基材4の吸
湿に起因する伸び及び反りやねじれ等を抑制するように
したものである。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
例えば、木材を薄くスライスして木目を有する突板
(スライス単板)のような木質化粧板7が合板基材の表
層に積層接着されて、表面化粧を行って木質基材4が形
成されている。木質基材4の合板基材は3プライ、5プ
ライもしくは7プライ等のものが使用される。このよう
な木質基材4の厚さは例えば5.0mm厚程度であり、木質
基材4は第3図に示すように小片4a…に分割されている
そして木質基材4の裏面側に不織布層6を介して遮音シ
ート5が積層接着されている。このように不織布層6を
介して遮音シート5を木質基材4の裏面に積層接着する
のに、塩ビシートのような合成樹脂シートを母材とする
遮音シート5の成形時に不織布層6を同時成形して一体
化して固定しておき、しかして不織布層6を木質基材4
に接着剤にて接着して遮音シート5を木質基材4に固定
するようにしてもよいものであり、また、不織布層6に
遮音シート5を接着剤にて接着してもよいものである。
(スライス単板)のような木質化粧板7が合板基材の表
層に積層接着されて、表面化粧を行って木質基材4が形
成されている。木質基材4の合板基材は3プライ、5プ
ライもしくは7プライ等のものが使用される。このよう
な木質基材4の厚さは例えば5.0mm厚程度であり、木質
基材4は第3図に示すように小片4a…に分割されている
そして木質基材4の裏面側に不織布層6を介して遮音シ
ート5が積層接着されている。このように不織布層6を
介して遮音シート5を木質基材4の裏面に積層接着する
のに、塩ビシートのような合成樹脂シートを母材とする
遮音シート5の成形時に不織布層6を同時成形して一体
化して固定しておき、しかして不織布層6を木質基材4
に接着剤にて接着して遮音シート5を木質基材4に固定
するようにしてもよいものであり、また、不織布層6に
遮音シート5を接着剤にて接着してもよいものである。
不織布層6としては、ポリエステル繊維やポリプロピ
レン繊維等のものであり、このような不織布層6は短繊
維を絡ました通常品や、長い繊維を絡ましたスパンボン
ド等のものがある。そして遮音シート5はできる限り軟
質であり、引張りに対して伸びの少ないものがよい。
レン繊維等のものであり、このような不織布層6は短繊
維を絡ました通常品や、長い繊維を絡ましたスパンボン
ド等のものがある。そして遮音シート5はできる限り軟
質であり、引張りに対して伸びの少ないものがよい。
そして塩化ビニルのような合成樹脂にて側方に開口す
る配線空間のような空所2が成形された脚基板3が成形
され、かかる脚基板3に遮音シート5が接着剤にて接着
されて、木質系床材Aが形成されるのである。脚基板3
の高さは37mm程度である。このような木質系床材Aはそ
の空所2が連通するように突き合わせた状態で床下地1
上に敷設され、連通した空所2を使って配線等が行なわ
れる。
る配線空間のような空所2が成形された脚基板3が成形
され、かかる脚基板3に遮音シート5が接着剤にて接着
されて、木質系床材Aが形成されるのである。脚基板3
の高さは37mm程度である。このような木質系床材Aはそ
の空所2が連通するように突き合わせた状態で床下地1
上に敷設され、連通した空所2を使って配線等が行なわ
れる。
このように、木質基材4の裏面側に不織布層6を介し
て遮音シート5が積層接着されることによって、遮音シ
ート5にて充分な遮音を図りながら、木質基材4の裏面
に積層された不織布層6において表層の木質基材4の吸
湿に起因する伸び及び反りやねじれ等を抑制するのであ
る。
て遮音シート5が積層接着されることによって、遮音シ
ート5にて充分な遮音を図りながら、木質基材4の裏面
に積層された不織布層6において表層の木質基材4の吸
湿に起因する伸び及び反りやねじれ等を抑制するのであ
る。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、木質基材の裏面側に不織布層
を介して遮音シートが積層接着されるから、遮音シート
にて充分な遮音を図ることができながら、木質基材の裏
面に積層された不織布層において表層の木質基材の吸湿
に起因する伸び及び反りやねじれ等を抑制することがで
きるという利点がある。また、木質基材を複数の小片に
分割して形成すると共にこの複数の小片からなる木質基
材の裏面側に不織布層を介して遮音シートを積層接着す
るようにしたので、複数の小片に分割した木質基材を不
織布層や遮音シートによって一体化し、この一体化した
状態で木質基材を脚基板に積層することができるもので
あり、複数の小片が折れ曲がったりばらばらになったり
することなく木質基材を脚基板に固定することができる
と共に、しかも個々の小片に分割されている木質基材は
横方向への音の伝播が小片毎に分断されて、横方向への
騒音の伝播を低減できるものである。さらに、木質基材
の裏面側に不織布層を介して遮音シートを積層接着する
ようにしたので、木質基材の裏面に凹凸があっても不織
布層でこの凹凸を吸収することができ、木質基材に遮音
シートを強固に接着することができるものである。
を介して遮音シートが積層接着されるから、遮音シート
にて充分な遮音を図ることができながら、木質基材の裏
面に積層された不織布層において表層の木質基材の吸湿
に起因する伸び及び反りやねじれ等を抑制することがで
きるという利点がある。また、木質基材を複数の小片に
分割して形成すると共にこの複数の小片からなる木質基
材の裏面側に不織布層を介して遮音シートを積層接着す
るようにしたので、複数の小片に分割した木質基材を不
織布層や遮音シートによって一体化し、この一体化した
状態で木質基材を脚基板に積層することができるもので
あり、複数の小片が折れ曲がったりばらばらになったり
することなく木質基材を脚基板に固定することができる
と共に、しかも個々の小片に分割されている木質基材は
横方向への音の伝播が小片毎に分断されて、横方向への
騒音の伝播を低減できるものである。さらに、木質基材
の裏面側に不織布層を介して遮音シートを積層接着する
ようにしたので、木質基材の裏面に凹凸があっても不織
布層でこの凹凸を吸収することができ、木質基材に遮音
シートを強固に接着することができるものである。
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は同上の側
面図、第3図は同上の分解斜視図、第4図は従来例の側
面図であり、1は床下地、2は空所、3は脚基板、4は
木質基材、4aは小片、5は遮音シート、6は不織布層で
ある。
面図、第3図は同上の分解斜視図、第4図は従来例の側
面図であり、1は床下地、2は空所、3は脚基板、4は
木質基材、4aは小片、5は遮音シート、6は不織布層で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山口 保徳 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)考案者 今西 洋 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−134022(JP,U) 実開 昭62−180131(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】床下地との間に空所を側方に開口させて形
成する脚基板の表層側に表面が化粧仕上げされた木質基
材を積層する木質系床材であって、木質基材を複数の小
片に分割して形成すると共にこの複数の小片からなる木
質基材の裏面側に不織布層を介して遮音シートが積層接
着されて成る木質系床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990063803U JP2548243Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 木質系床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990063803U JP2548243Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 木質系床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0421652U JPH0421652U (ja) | 1992-02-24 |
JP2548243Y2 true JP2548243Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=31594176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990063803U Expired - Lifetime JP2548243Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 木質系床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548243Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62180131U (ja) * | 1985-12-26 | 1987-11-16 | ||
JPS63134022U (ja) * | 1987-02-24 | 1988-09-01 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP1990063803U patent/JP2548243Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0421652U (ja) | 1992-02-24 |
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