JPH11241361A - フロントローダの配管構成 - Google Patents

フロントローダの配管構成

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JPH11241361A
JPH11241361A JP4169698A JP4169698A JPH11241361A JP H11241361 A JPH11241361 A JP H11241361A JP 4169698 A JP4169698 A JP 4169698A JP 4169698 A JP4169698 A JP 4169698A JP H11241361 A JPH11241361 A JP H11241361A
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front loader
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pipe
loader
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Eiichi Okamoto
栄一 岡本
Shinsuke Tani
真介 谷
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車体の左右側部よりメインフレームを立
設し、リフトアームの回動基部を枢支したフロントロー
ダに作動油を送油する構成が機体外部に露出されて障害
物に干渉させることのないようにする。 【解決手段】 前記油圧シリンダー20・22に接続す
る配管34・34・35・35をリフトアーム18の内
周面に沿って配設し、メインフレーム10内側に配した
コントロールバルブ40より分岐する機体側配管41・
41・42・42をメインフレームに沿ってリフトアー
ム回動基部まで延設し、両者を機体側油路とローダ側油
路とをリフトアーム回動基部と同一軸芯上に配したスイ
ベルジョイントで回動自在に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作業等を行うト
ラクタの前部に装着するフロントローダの油圧シリンダ
ーに作動油を送油する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタ等の走行機体の前部左
右側面にメインフレームを立設し、該メインフレーム上
部に、サブフレームを用いてリフトアームを回動自在に
枢支し、該リフトアームの前端部に装着用部材であるキ
ャリアツールを枢支し、該キャリアツールを用いてアタ
ッチメントであるバケット等を装着し、前記リフトアー
ムを回動させて昇降するフロントローダは公知となって
いる。また、各リフトアームには、リフトアームを昇降
回動させるリフトシリンダーと、キャリアツールととも
にアタッチメントを回動させる作業用シリンダーが配設
されている。これらのシリンダーには、各々ベントチュ
ーブが連結され、リフトアームの内周面に沿って左右一
側のリフトアーム基部に集められ、メインフレーム側部
に配したコントロールバルブより分岐した各々対応する
油圧ホースを連結し、油圧ポンプからの圧油を圧送し、
各シリンダーを伸縮駆動して、リフトアームを昇降した
り、バケットを上下に回動するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、コントロールバルブがメインフレーム外側に配
置され、該コントロールバルブより分岐した油圧ホース
をリフトアーム内周面に集合させたベントチューブに連
結させるために、メインフレームやリフトアーム基部を
跨いで連結させる必要があり、リフトアームの下降時に
油圧ホースが屈曲してホース内部に油圧がかからなかっ
たり、リフトアームの昇降回動時に油圧ホースがリフト
アーム等に当たって傷ついたりすることがあった。ま
た、油圧ホースやコントロールバルブがメインフレーム
の外側にあると、外部の障害物に接触されて損傷し易く
なっており、また、外観を損なうものでもあった。ま
た、フロントローダをメインフレームに装着若しくは取
り外す為にサブフレームをメインフレームに着脱し、そ
の後にコントロールバルブより分岐して各油圧ホースと
ベントチューブとの連結を手動によって抜脱する作業が
必要となっており、オペレーターが機体より降車する必
要があり、その抜脱作業が煩雑なものに感じられてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
に、走行車体の左右側部よりメインフレームを立設し、
該メインフレームにフロントローダの回動基部を支持
し、該フロントローダに昇降用とチルト用の油圧シリン
ダーを配置した構成において、前記油圧シリンダーへの
送油を制御するコントロールバルブを前記メインフレー
ム内側に配し、該コントロールバルブに配管を接続し
て、該配管をリフトアームの内周面に沿って配設したも
のである。また、前記フロントローダの回動基部での油
圧シリンダー側とメインフレーム側の配管接続を、リフ
トアーム回動基部と同一軸芯上に配したスイベルジョイ
ントで連結したものである。また、機体の前側部にメイ
ンフレームを立設し、該メインフレームの上部にフロン
トローダの基部側のサブフレームを着脱可能とし、該フ
ロントローダに昇降用とチルト用の油圧シリンダーを配
置した構成において、前記油圧シリンダーに送油するた
めの配管途中に設けるジョイントをメインフレームとサ
ブフレームの間に着脱自在に設け、フロントローダの着
脱と同時に配管のジョイントを着脱可能としたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1はトラクタの前部にローダを装着した側面図、
図2は同じくフロントローダを示す部分平面図、図3は
本発明の油圧配管の連結構成を示す側面図、図4は同じ
く平面図、図5はスイベルジョイント継手の断面図、図
6はフロントローダ側の配管を機体側に連結させる構成
を示す側面図、図7は同じく側面図、図8は配管の連結
構成を示す断面図である。
【0006】図1において、本実施例のトラクター1に
ついて説明する。前輪7及び後輪8によって支持される
機体フレーム3の上部において、前方にエンジンを覆う
ボンネット4を配置している。
【0007】そして、前記機体フレーム3の前両側部の
フロントローダ2を取り付けるためにメインフレーム1
0・10下部を固設し、該メインフレーム10・10を
上方に向けて突設し、該メインフレーム10上部にフロ
ントローダ2の支持部材であるサブフレーム14を着脱
可能としている。前記メインフレーム10は、図2、図
3、図6に示すように、機体フレーム3に取り付けるた
めの前後方向に延設した固定部10aと、該固定部10
aより側上方へ延出した装着部10bとにより側面視略
逆T型に形設している。前記メインフレーム10の装着
部10bの前上部には係合凹部10dを形設し、後上部
には左右にピン孔を有する嵌合筒10cを固設し、サブ
フレーム14側の後述するピンを用いて容易に装着され
る。更に、左右の前記メインフレーム10はボンネット
4後部上方を跨ぐ補強フレーム11によって連結して補
強され、フロントローダ2を支持する剛性を高めてい
る。
【0008】また、前記サブフレーム14は二枚の板体
を平行状に配置し、図示せぬ連結部材を用いて連結して
いる。該サブフレーム14の下部には係合用の係合ピン
16が横架され、サブフレーム14後部の上下途中部に
は締結ピン挿入孔14aを開口している。該締結ピン挿
入孔14aの開口位置は、係合ピン16をメインフレー
ム10の係合凹部10dに係合した場合に、締結孔10
cと軸芯を同じくする位置である。さらにサブフレーム
14前面には、上方よりリンクロッド25後部と、リフ
トアーム18基部の枢支軸12と、その下方にリフトシ
リンダー20のロッドが枢支される孔を開口している。
【0009】そして、前記サブフレーム14をメインフ
レーム10の上部に配置し、係合ピン16を係合凹部1
0dに係合し、締結ピン挿入孔14aの軸芯をメインフ
レーム10の締結孔10cの軸芯と合わせて、サブフレ
ーム14の側方より締結ピン17を締結ピン挿入孔14
aに挿入して、サブフレーム14の他面で締結ピン17
の他端をナット等を用いて係止し、サブフレーム14が
メインフレーム10上部に装着される。
【0010】次に、前記フロントローダ2について図
1、図2を用いて説明する。該フロントローダ2は、メ
インフレーム10・10に連結した左右のサブフレーム
14に枢支した前記リフトアーム18・18、リフトア
ーム18・18前部を連結する前後二本の連結フレーム
30・31と、リフトアーム18・18前端部に枢支す
るキャリアツール29、該キャリアツール29によって
装着するバケット50等のアタチメントより構成されて
いる。前記リフトアーム18は、前後方向略中央部を屈
曲する側面視「く」字状に構成してあり、屈曲した中央
部左右両面にブラケット19を固設し、剛性を高めると
ともに、前記サブフレーム14との間にリフトシリンダ
ー20を介装し、リフトシリンダー20の伸縮駆動によ
ってリフトアーム18を上下方向に昇降させる。
【0011】また、前記ブラケット19の上後部に連結
体21を前後方向に回動自在に枢支し、連結体21の後
部に前記リンクロッド25が枢支され、リフトアーム1
8の昇降とともに連結体21を前後回動させる。更に、
前記連結体21の前部に作業機シリンダー22の基部を
枢支し、作業機シリンダー22のロッドの先端部にアー
ム23・24を介してキャリアツール29を連結し、バ
ケット50をその姿勢に維持した状態で昇降する平行リ
ンク機構が構成されている。
【0012】また、前記アーム23・24と作業機シリ
ンダー22の枢支部に下部ステー64が枢支され、作業
機シリンダー22基部から後上方に上部ステー61を突
設し、該上部ステー61上部にリング体62が固設され
ている。該下部ステー64に回動角表示棒63下部を枢
支し、回動角表示棒63途中部を前記リング体62内に
貫通挿入して係止し、作業機シリンダー22と回動角表
示棒63とを平行状に配している。
【0013】前記回動角表示棒63の途中部が凹状に屈
曲されて凹部63aが形成され、前記バケット50の底
面が水平方向に維持される時に凹部63aがリング体6
2に位置するように構成し、作業機シリンダー22を伸
縮させると、回動角表示棒63が上下方向に摺動し、凹
部63aがリング体62より上または下に移動し、バケ
ット50はチルトする。よって、この凹部63aの移動
方向は運転席のオペレーターから容易に視認することが
でき、バケット50はボンネット4に隠れた位置にあっ
ても、バケット50の回動角度は凹部63aの位置で容
易に判断することができるのである。
【0014】また、前記リフトアーム18前部の後面に
は、図6に示すように、スタンド体32が配設されてい
る。前記スタンド体32は棒状に形成され、リフトアー
ム18前部の後面(下面)にスタンド体32下端が枢支
され、スタンド体32上部を上下に回動可能としてい
る。該スタンド体32の枢支位置より上方にストッパー
33の一端が枢支され、該ストッパー33を下方に回動
してスタンド体32途中部にストッパー33の他端を係
止することによってスタンド体32を後下方に突設した
傾斜状に保持できる。このようにしてスタンド体32・
32とバケット50とでフロントローダ2を支持するこ
とによって、フロントローダ2をトラクター1側に装着
したり、取り外したりするときに、サブフレーム14・
14とメインフレーム10・10との間で容易に着脱で
きるのである。
【0015】次に、前記リフトシリンダー20と作業機
シリンダー22への作動油を送油する配管構成について
説明する。前記リフトシリンダー20と作業機シリンダ
ー22は複動形のシリンダーであり、リフトシリンダー
20に上昇用と下降用のベントチューブ34・34が接
続され、作業機シリンダー22に上昇回動用と下降回動
用のベントチューブ35・35が接続され、ローダ側の
配管としている。この4本のベントチューブ34・34
・35・35は、図2、図3に示すように、リフトアー
ム18・18と連結フレーム30とで囲まれる内周面に
沿って配設され、進行方向の右側のリフトアーム18の
回動基部に集められている。更に、前記ベントチューブ
34・34・35・35の途中部には分岐管36・36
・36・36が介装され、右側のリフトアーム18に配
したリフトシリンダー20と作業機シリンダー22に圧
油が取り出される。
【0016】更に、前記リフトアーム18内周面の回動
基部側に増速バルブ37が固設されている。該増速バル
ブ37の二次側に油圧ホース38・38を接続し、該油
圧ホース38・38他端が対応する上昇用ベントチュー
ブ34と下降用ベントチューブ34に接続され、増速バ
ルブ37を切り替えてリフトシリンダー20の伸長速度
を増速可能としている。前記増速バルブ37の一次側に
は連結用油圧ホース39・39が接続され、該連結用油
圧ホース39・39をリフトシリンダー20の回動基部
側に延設し、作業機シリンダー22に接続したベントチ
ューブ35・35端部の下方に配置し、機体側の配管と
接続するようにしている。
【0017】一方、進行方向の右側の前記メインフレー
ム10(装着部10b)と機体フレーム3との間には、
コントロールバルブ40が配置され、機体外部の障害物
と干渉しないように保護している。前記コントロールバ
ルブ40には、リフトシリンダー20側に圧油を送油す
る上昇用と下降用の油圧ホース41・41が接続され、
さらに作業機シリンダー22側に圧油を送油する上昇回
動用と下降回動用の油圧ホース42・42が接続され、
機体側の配管としている。前記コントロールバルブ40
内部にリフトシリンダー20を伸縮駆動させる図示せぬ
昇降用切替弁と作業機シリンダー22を伸縮駆動させる
作業機用切替弁が配設されている。
【0018】更に、前記コントロールバルブ40内に
は、図示せぬ油圧ポンプより圧油が送油され、前記昇降
用切替弁を介して上昇用又は下降用の油圧ホース41に
圧油が送油され、前記作業機用切替弁を介して上昇回動
用又は下降回動用の油圧ホース42に圧油が送油され
る。こられの機体側の油圧ホース41・41・42・4
2は、メインフレーム10の内側を上方に延設され、前
記リフトアーム18基部の枢支軸12の内側方に配設さ
れ、ローダ側の配管である前記ベントチューブ35・3
5と連結用油圧ホース39・39に連結可能となってい
る。
【0019】このリフトアーム18基部の枢支軸12の
内側方には、前記機体側の油圧ホース41・41・42
・42とローダ側のベントチューブ35・35と連結用
油圧ホース39・39とを連結するジョイントとして、
スイベルジョイント43が配設されている。該スイベル
ジョイント43は、スイベル軸45と、該スイベル軸4
5の外周面を遊嵌するジョイント筒46等より構成さ
れ、前記スイベル軸45の外端部(図5の紙面上の右端
部)をサブフレーム14内側面にステー44を介して固
設し、スイベルジョイント43の軸芯を前記枢支軸12
と同一軸芯とするように取付けられている。また、前記
ジョイント筒46は、スイベル軸45上を回転自在であ
る、軸芯方向への摺動が不能となっている。
【0020】このように形成した前記スイベル軸45は
機体側の油圧ホース41・41・42・42端部に連結
し、他側の四つの挿入孔45a・45a・45a・45
aが前記ジョイント筒46内周面に設けた円環状の導入
路46a・46a・46a・46aと連通されている。
さらにジョイント筒46内周面には、導入路46a・4
6a・46a・46aの間位置と、左右外側の導入路4
6a・46aの左右外側位置に、円環状のシール溝46
c・46c・・・が穿設され、内部にシール部材48・
48・・・が内装され、該シール部材48・48・・・
をスイベル軸45外周面に当接して左右のシール部材4
8・48間の導入路46aをシールしている。
【0021】また、前記導入路46a・46a・46a
・46aよりジョイント筒46外周面に向けてジョイン
ト孔46b・46b・46b・46bが開口されてい
る。内側より1つ目と3つ目のジョイント孔46b・4
6bを略同一半径方向に開口し、ジョイント管49・4
9を介して連結用油圧ホース39・39を連結するよう
にし、2つ目と4つ目のジョイント孔46b・46bを
略同一半径方向に開口し、ジョイント管49・49を介
してベントチューブ35・35が連結され、略二方向よ
りローダ側の配管を連結している。
【0022】よって、前記ジョイント筒46が回動して
も、ジョイント筒46側に形成した円環状の導入路46
aと、スイベル軸45側に形成した挿入孔45a内の連
結管47とがたえず連通され、機体側の油圧ホース41
・41・42・42と対応する連結用油圧ホース39・
39、ベントチューブ35・35とを連通させることが
できる。
【0023】従って、前記リフトアーム18の昇降に伴
われて、連結用油圧ホース39・39とベントチューブ
35・35が枢支軸12を中心に回動しても、該ベント
チューブ35・35を連結したジョイント筒46が枢支
軸12と同一軸芯を有するスイベル軸45外周面上を回
動するので、連結用油圧ホース39・39とベントチュ
ーブ35・35とが引っ張られることがない。機体側の
油圧ホース41・41・42・42端部も引っ張られた
り、弛むことがなくスイベル軸45に保持され、この油
圧ホースに予め余分な弛みを持たせる必要がなくなり、
メインフレーム10より外側へ露出されることがなく、
取り回しがスッキリし、外観が損なわれることがない。
更に、機体側の油圧ホース41・41・42・42がリ
フトアーム18基部を横切ることなく連結されており、
リフトアーム18の昇降回動により当接したり傷つけら
れたりする等の不具合をなくしている。
【0024】尚、前記スイベルジョイント継手43のジ
ョイント筒46をステーを介してリフトアーム18側に
固定し、スイベル軸45を枢支軸12と同一軸芯上に支
持し、該スイベル軸45内にローダ側のベントチューブ
35・35と連結用油圧ホース39・39を挿入保持
し、ジョイント筒46側に機体側の油圧ホース41・4
1・42・42を接続する構成とすることもできる。
【0025】次に、前記フロントローダ2をトラクター
1に取付け若しくは取り外す為に、メインフレーム10
とサブフレーム14とを着脱すると同時に、コントロー
ルバルブ40’側にローダ側のベントチューブ35・3
5と連結用油圧ホース39・39を連結若しくは離脱さ
せる構成について説明する。図6、図7に示すように、
サブフレーム14の内側下部に、上下に長い板状の支持
プレート60を固設している。該支持プレート60に
は、上下適宜間隔毎に連結パイプ51・51・51・5
1が前後方向に摺動自在に遊嵌されている。該連結パイ
プ51・51・51・51の前端部に前記ベントチュー
ブ35a・35b及び油圧ホース39a・39b端部を
接続するようにしている。この場合には、ベントチュー
ブ35a・35b端部に油圧ホース52・52が固設さ
れ、該油圧ホース52・52他端を連結パイプ51・5
1前部に連結している。
【0026】また、図8に示すように、前記支持プレー
ト60より後方に突設した連結パイプ51後部の外周面
には当接体53が形成さ、該当接体53前面(紙面上の
左側)と支持プレート60後面との間の連結パイプ51
外周面上にスプリングコイル54が巻回され、連結パイ
プ51を後方に付勢し、コントロールバルブ40’側と
の連結力を大きくしている。
【0027】一方、右側のメインフレーム10上部に
は、コントロールバルブ40’が図示せぬステーを介し
て内側方に固設されている。該コントロールバルブ4
0’の前面には、前記連結パイプ51・51・51・5
1と対向するように、上下に適宜間隔毎に吐出口55・
55・55・55が設けられている。該吐出口55・5
5・55・55は、上方より作業機シリンダー22の下
降回動用と上昇回動用の吐出口とし、下方の吐出口55
・55をリフトシリンダー20の下降用と上昇用の吐出
口としている。図8に示すように、該吐出口55内周面
をシール体59で被装し、吐出口55内に挿入される連
結パイプ51をシールしている。
【0028】このように構成して、前記スタンド体32
・32とバケット50とでフロントローダ2を立設した
状態とし、サブフレーム14をメインフレーム10に装
着するようにトラクター1を進行させて、サブフレーム
14の係合ピン16を係合凹部10dに係合し、サブフ
レーム14とメインフレーム10との位置が合うと、前
記連結パイプ51・51・51・51後端部が吐出口5
5・55・55・55内に挿入可能な位置となる。この
時、機体の進行速度が早いと、連結パイプ51がスプリ
ングコイル54の付勢力に抗して前方に摺動するので、
連結パイプ51若しくは吐出口55が損傷することがな
い。
【0029】そして、サブフレーム14をメインフレー
ム10に装着するとともに連結パイプ51・51・51
・51後部が吐出口55・55・55・55内に挿入さ
れ、前記スプリングコイル54の付勢力で吐出口55・
55・55・55内に押しつけられ、ローダ側のベント
チューブ35・35と連結用油圧ホース39・39がコ
ントロールバルブ40’と連通される。
【0030】また、前記締結ピン17を抜脱してサブフ
レーム14をメインフレーム10から取り外すと、吐出
口55内より連結パイプ51が抜脱される。
【0031】従って、前記サブフレーム14のメインフ
レーム10への着脱時に、オペレーターはトラクター1
より降車して、ローダ側のベントチューブ35a・35
b及び油圧ホース39a・39bの挿脱する作業を行う
必要がなくなり、作業の迅速性が高められる。また、フ
ロントローダ2の離脱時にベントチューブ35a・35
b及び油圧ホース39a・39bの連結を外す作業忘れ
による、ベントチューブ35a・35b及び油圧ホース
39a・39bを引きちぎる等の連結部を損傷するとい
った不具合を発生することがなくしている。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1に記載するよう
に構成したことで、走行車体の左右側部よりメインフレ
ームを立設し、該メインフレームにフロントローダの回
動基部を支持し、該フロントローダに昇降用とチルト用
の油圧シリンダーを配置した構成において、前記油圧シ
リンダーへの送油を制御するコントロールバルブを前記
メインフレーム内側に配し、該コントロールバルブに配
管を接続して、該配管をリフトアームの内周面に沿って
配設したので、油圧シリンダーに接続される配管とコン
トロールバルブとを、メインフレームの内側に配置で
き、外部の障害物と干渉することがなく保護することが
できる。また、配管の途中部がリフトアームを横切るこ
となく油圧シリンダーとコントロールバルブとが連結さ
れ、昇降回動によりリフトアームに配管が当接されて傷
つけられる等の不具合をなくすことができる。
【0033】また、請求項2に示す如く、前記フロント
ローダの回動基部での油圧シリンダー側とメインフレー
ム側の配管接続を、リフトアーム回動基部と同一軸芯上
に配したスイベルジョイントで連結したことによって、
リフトアームを昇降回動させても、機体側の配管が引っ
張られたり弛んだりすることがなく、弛んでリフトアー
ムに接触して傷が付く等の不具合を生じることがない。
また、機体側の配管に予め弛みを持たせる必要がないの
で、機体側の配管が外側へ露出されることもなく、取り
回しがスッキリされ、外観が損なわれることがない。
【0034】また、請求項3に示す如く、機体の前側部
にメインフレームを立設し、該メインフレームの上部に
フロントローダの基部側のサブフレームを着脱可能と
し、該フロントローダに昇降用とチルト用の油圧シリン
ダーを配置した構成において、前記油圧シリンダーに送
油するための配管途中に設けるジョイントをメインフレ
ームとサブフレームの間に着脱自在に設け、フロントロ
ーダの着脱と同時に配管のジョイントを着脱可能とした
ことによって、オペレーターが降車して、ジョイントを
挿脱する作業を行う必要がなくなり、作業の迅速性が高
められる。また、配管の抜脱作業の忘れによる、配管を
損傷するといった不具合を発生することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前部にローダを装着したトラクタの側面図であ
る。
【図2】同じくフロントローダを示す部分平面図であ
る。
【図3】本発明の油圧配管の連結構成を示す側面図であ
る。
【図4】同じく平面図である。
【図5】スイベルジョイント継手の断面図である。
【図6】フロントローダ側の配管を機体側に連結させる
構成を示す側面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】配管の連結構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 フロントローダ 10 メインフレーム 14 サブフレーム 18 リフトアーム 20 リフトシリンダー 22 作業機シリンダー 34 ベントチューブ 35 ベントチューブ 40 コントロールバルブ 41・42 油圧ホース 43 スイベルジョイント継手 51 連結パイプ 55 吐出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体の左右側部よりメインフレーム
    を立設し、該メインフレームにフロントローダの回動基
    部を支持し、該フロントローダに昇降用とチルト用の油
    圧シリンダーを配置した構成において、前記油圧シリン
    ダーへの送油を制御するコントロールバルブを前記メイ
    ンフレーム内側に配し、該コントロールバルブに配管を
    接続して、該配管をリフトアームの内周面に沿って配設
    したことを特徴とするフロントローダの配管構成。
  2. 【請求項2】 前記フロントローダの回動基部での油圧
    シリンダー側とメインフレーム側の配管接続を、リフト
    アーム回動基部と同一軸芯上に配したスイベルジョイン
    トで連結したことを特徴とする請求項1記載のフロント
    ローダの配管構成。
  3. 【請求項3】 機体の前側部にメインフレームを立設
    し、該メインフレームの上部にフロントローダの基部側
    のサブフレームを着脱可能とし、該フロントローダに昇
    降用とチルト用の油圧シリンダーを配置した構成におい
    て、前記油圧シリンダーに送油するための配管途中に設
    けるジョイントをメインフレームとサブフレームの間に
    着脱自在に設け、フロントローダの着脱と同時に配管の
    ジョイントを着脱可能としたことを特徴とするフロント
    ローダの配管構成。
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