JPH11240625A - 排出機能付ツインベルト式連続アンローダ - Google Patents

排出機能付ツインベルト式連続アンローダ

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JPH11240625A
JPH11240625A JP6040398A JP6040398A JPH11240625A JP H11240625 A JPH11240625 A JP H11240625A JP 6040398 A JP6040398 A JP 6040398A JP 6040398 A JP6040398 A JP 6040398A JP H11240625 A JPH11240625 A JP H11240625A
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JP
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belt
unloading
discharge
cargo
conveyor
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JP6040398A
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Tadayoshi Kamiwaki
忠義 上脇
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ばら物の付着による駆動プーリのスリップをな
くし、荷搬送中の発塵および荷の破砕や騒音の発生、荷
詰まりをなくす。 【構成】上端を支点に揺動可能で下端が積荷内に挿入さ
れる荷揚搬送部1と、排出コンベヤの荷受け部上方に配
置され、かつ、垂直軸線まわりに旋回可能な荷降搬送部
3と、荷降搬送部3の上端に起伏可能に保持され、か
つ、荷揚搬送部1と荷降搬送部3とを連結する横搬送部
2とを有し、荷揚搬送部1から横搬送部2を経て荷降搬
送部3まで搬送ベルトを張り渡して逆U字状のベルトコ
ンベヤを構成したベルト式連続アンローダにおいて、そ
れぞれの搬送面が重ね合さるように荷揚搬送部1から荷
降搬送部3まで張設された2体のベルトコンベヤ13を
有し、この2体のベルトコンベヤの荷排出端が排出コン
ベヤ8の荷受け部近傍まで延在されると共に一方のベル
トコンベヤの荷排出端が他方のベルトコンベヤの荷排出
端に対して上下にずれており、さらに各々のベルトコン
ベヤの荷排出端を画成する端部プーリ18,19をベル
ト駆動プーリとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、ベルト式連続ア
ンローダに関し、特に、石炭、鉄鉱石あるいは穀物等の
ばら物荷物を船艙あるいは地上の積荷場所から荷揚げし
て他場所へ搬送する際にブームコンベヤの排出シュート
を不要とし、かつ、ばら物の破砕や搬送ベルトへの付着
を防止し、また発塵や騒音の発生を少なくした排出機能
付ツインベルト式連続アンローダに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のベルト式連続アンローダは、例
えば運搬船から陸揚げする場合に船艙内のばら物を、該
ばら物内に挿入された垂直な荷揚部から水平ブームを介
して該ブームの元付部につながる荷降部まで搬送し、そ
こから適当なシュートを介して地上側の排出コンベヤ上
へ落下させるようになっている。最近のように船舶が大
形化してくると、連続アンローダのブームの元付位置を
高くする必要があり、それに伴なってブームと前記排出
コンベヤとの高低差も大きくなり、その分、ばら物の落
下距離も大きくなる。したがって、搬送されるばら物が
排出コンベヤに衝突した際に破砕される恐れがあるとと
もに、大きな騒音が発生する。また前記排出コンベヤの
損傷の危険があり、粉塵の発生も大きい。
【0003】上述したブームコンベヤから排出コンベヤ
上にばら物を落す際のばら物の破砕および騒音、発塵を
少なくする構造の連続アンローダとしては、例えば実開
平5−86940号公報に示されるものが開示されてい
る。これによれば、ブームコンベヤの元付部から垂下し
た荷降部の第1のベルトコンベヤの搬送面に重なるよう
に、第2のベルトコンベヤを荷降部の全長にわたって設
置し、これによって前記荷降部におけるばら物を両ベル
トコンベヤで囲包すると共に、これらの第1,第2のベ
ルトコンベヤの下端(荷排出端)を下方の地上側排出コ
ンベヤの極近位置まで延在させてばら物の落下距離が短
くなるようにしている。
【0004】また特開平7−267379号公報に示さ
れた荷下し荷積み兼用連続粉粒体運搬装置は、船艙内へ
挿入される海側垂下部から水平な張出し腕を経て陸側の
柱状部分まで連続して2重ベルトコンベヤを配置し、こ
れによって逆U字状のツインベルト式搬送部を形成する
とともに、陸側柱状部のコンベヤ下端を岸壁上面に近接
させかつ該上面に沿って横方向へ延在させた構造を有し
ている。この構造で前記2重ベルトコンベヤの前記柱状
部の一方、即ち岸壁上面に沿って横へ延びる両コンベヤ
下端の下側に位置する方を上側のコンベヤ端部より横方
向へ長く伸長させ、この下側コンベヤの露出部分から粉
粒体の荷を排出、あるいは荷の取込みを行い、これによ
って前記粉粒体の荷下し、荷積み兼用としている。岸壁
上面に沿うコンベヤ下端は旋回動作せず、前記陸側柱状
部と前記張出し腕との連結部分で旋回する構造であり、
したがって前記張出し腕の旋回時には、前記陸側柱状部
のベルトコンベヤは上部から下部近くにかけて垂直軸線
まわりにねじられるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した実開平5−8
6940号公報に記載の連続アンローダは、排出コンベ
ヤに近いばら物の排出部では2体のベルトコンベヤの重
ね合せで搬送されるばら物を覆うので、この部分での発
塵は阻止されるものの、ブームコンベヤ上あるいは荷揚
部とブームコンベヤの接続部では荷を覆うものがないの
で、前記排出部に到るまでの間で粉塵が発生する。ま
た、ベルトコンベヤではベルトの転向プーリを駆動プー
リとするが、このアンローダでは転向プーリとなる排出
部の下端のベルトプーリが中央部で小径となった鼓形を
しており、かつ、軸方向に複数個に分割されてそれぞれ
回転自在に軸支されているので、ばら物を包み込むには
有利であるものの、ベルト駆動プーリとすることができ
ず、ベルト復行側のベルト張力調整機構に隣接した転向
プーリを駆動プーリとしているため、ベルト搬送面に付
着したばら物の粉体が該ベルトと共にこの転向プーリに
巻き込まれ、ベルトがスリップするという問題があっ
た。
【0006】また上述した特開平7−267379号の
荷下し荷積み兼用連続粉粒体運搬装置は、陸側の柱状部
分を構成する荷降部の下部近くが地上の門形構造体に固
定され、水平な張出し腕(ブーム)の旋回支点が前記柱
状部分の上端の回転台となっているので、該柱状部分の
管状柱内の垂直なベルトコンベヤのねじり範囲でしか前
記張出し腕が旋回できない。前記柱状部分のベルトコン
ベヤのねじり動作を可能とするために該ベルトコンベヤ
のプーリ群を多数の水平な枠体で支持し、該枠体の周囲
下面を固定筒体のフランジ部でローラ等を介して回転支
持しなければならず、構造が複雑になる。前記ベルトコ
ンベヤのねじり動作でベルトの寿命も短かく、またベル
トのねじり部分での粉塵の発生があり、さらにコンベヤ
下端の岸壁上面を這う下側コンベヤの露出部分からの発
塵も大きいという問題があった。
【0007】本発明は、上述した従来の不具合をなく
し、駆動プーリがばら物の付着でスリップすることがな
く、ばら物の荷揚げ搬送経路の全長で発塵が起らず、ま
た荷の破砕や騒音の発生あるいは搬送途中でのばら物の
詰り等のない排出機能付ツインベルト式連続アンローダ
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上端を
支点に揺動可能で下端が積荷内に挿入される荷揚搬送部
と、排出コンベヤの荷受け部上方に配置され、かつ、垂
直軸線まわりに旋回可能な荷降搬送部と、前記荷降搬送
部の上端に起伏可能に保持され、かつ、前記荷揚搬送部
と前記荷降部とを連結する横搬送部とを有し、前記荷揚
搬送部から前記横搬送部を経て前記荷降搬送部まで搬送
ベルトを張り渡して逆U字状のベルトコンベヤを構成し
たベルト式連続アンローダにおいて、それぞれの搬送面
が重ね合さるように前記荷揚搬送部から前記荷降搬送部
まで張設された2体のベルトコンベヤを有し、該2体の
ベルトコンベヤの荷排出端が前記排出コンベヤの荷受け
部近傍まで延在されると共に一方のベルトコンベヤの荷
排出端が他方のベルトコンベヤの荷排出端に対して上下
にずれており、さらに各々のベルトコンベヤの荷排出端
を画成する端部プーリをベルト駆動プーリとした排出機
能付ツインベルト式連続アンローダが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形
態に係る排出機能付ツインベルト式連続アンローダの全
体側面図である。岸壁上を走行する門形本体4の上部
に、ばら物の荷降搬送部3が該門形本体4に対して旋回
可能に設けられ、前記荷降搬送部3の上端には接岸され
た船6に向って伸長する横搬送部2が起伏可能に枢着さ
れている。横搬送部2の先端には船艙内に挿入される荷
揚搬送部1がその上端を支点に前記横搬送部2の軸線を
含む垂直面内で揺動し得るように枢着されている。5は
横搬送部2と荷降搬送部3との間に装着された横搬送部
起伏駆動用シリンダ、7は横搬送部2と荷揚搬送部1と
の間に装着された荷揚搬送部揺動駆動用シリンダであ
る。さらに荷降搬送部3の下端に近接して陸側へのびる
排出コンベヤ8が門形本体4に設置されており、この排
出コンベヤ8の先端下側に地上コンベヤ(機内コンベ
ヤ)9が設置されている。なお、排出コンベヤ8は図示
のように門形本体4の上部フレームに覆われるように該
フレーム内に配置される。
【0010】横搬送部2は、後述するベルトコンベヤを
担持する起伏ブーム10を有する。この起伏ブーム10
はその元付部が荷降搬送部3の旋回フレーム(後述)に
連結され、また先端部には荷揚搬送部1の揺動ブーム3
0が枢着されている。そして荷揚搬送部1の先端から横
搬送部2を経て荷降搬送部3の下端まで連続して、2体
のベルトコンベヤが互いのベルト搬送面を重ねるように
して設置され、これによって全体として逆U字状のツイ
ンベルト式ばら物搬送路が構成される。荷揚搬送部1の
ベルトコンベヤ下端に近接して該荷揚搬送部1に船艙内
のばら物を取り込むスクリュウフィーダ装置Fが枢着さ
れている。
【0011】図2,図3は図1のD部を拡大してより詳
細に示したものであり、特に図2は荷降搬送部の部分的
な側面図、図3は前記荷降搬送部の下端のベルトプーリ
駆動部および該荷降搬送部の旋回フレーム下方部分の側
面図である。また図4は図3のA−Aに沿った平面断面
図である。これらの図を参照して荷降搬送部3の構造を
説明すれば、門形本体4上には筒状フレーム12が設け
られ、その接続部に開口部4aが形成されている。この
開口部4aの直下に排出コンベヤ8の荷受端部8aが位
置している。筒状フレーム12には軸受14を介して旋
回可能に旋回フレーム15が支持されており、該旋回フ
レーム15の下端内側には、荷降搬送部ベルトコンベヤ
13を通すための挿通孔16aを有する端板16が固着
され、該端板16上に軸支ブラケット17を介して2体
のベルトコンベヤ13の各端部プーリ18,19が軸受
支持されている。これら2体の端部プーリ18,19は
図2,図3に明示する如く互いに上下方向の高さ位置が
ずれている。また端板16上にはそれぞれの端部プーリ
18,19を回転駆動する駆動装置20,21が設けら
れている。端板16および各ベルトコンベヤ13の端部
プーリ18,19の位置は排出コンベヤ8に近い位置に
あり、排出コンベヤ8の上面に近接した位置から端部プ
ーリ18,19の近傍位置までベルトコンベヤ13の下
端部が防塵カバー22で囲包されている。
【0012】ここで本発明の特徴について説明する。本
発明では、ベルトコンベヤ13のベルト裏側面(搬送面
の裏側)に、ベルトコンベヤ13の駆動プーリの表面を
接触させることにより、ベルトと駆動プーリとのスリッ
プを少しでも少なくすることを目的としている。また、
駆動プーリとしては、駆動源も必要になるので、少しで
も門形本体4に近い位置に設けるのが望ましく、揺動ブ
ーム30の先端に設けると揺動ブーム30、起伏ブーム
10を頑丈にする必要がある。これらの条件を満してい
る所は、ばら物の排出端側である端部プーリ18,19
の所である。そこで本発明では、端部プーリ18,19
の高さ位置をずらすことにより、ベルトコンベヤ13で
挟んだばら物を容易に排出できるようにした。
【0013】筒状の旋回フレーム15の上部には櫓状の
ブーム支持柱23が固着され、このブーム支持柱23の
上端にブーム元付ピン24を介して起伏ブーム10の元
付部10aが起伏可能に枢支されている。図5に示すよ
うに、この支持柱23上端に、好ましくはブーム元付ピ
ン24と同芯状に、鼓形のプーリ25が枢支さており、
起伏ブーム10上に設置された2体のベルトコンベヤ1
3の各ベルトの往行側がこの鼓形プーリ25に重なって
巻き掛けられ、ここから該ベルトの前記往行側が互いに
重なった状態で垂下してそれぞれ端部プーリ18,19
で折り返されて復行経路を上昇する。この復行側のベル
トは櫓状ブーム支持柱23の基部に軸支された各々のプ
ーリ26からテンションプーリ27を経て起伏ブーム1
0上の復行経路へ延在する。前記ブーム支持柱23の先
端の鼓形プーリ25から前記端部プーリ18,19に至
る部分では荷こぼれを防止するために、重なった各ベル
トの両サイドに複数個の耳押えローラ28が千鳥状に配
置されている。テンションプーリ27には重り29が取
り付けられ、この重り29によってベルトに常時適切な
張力が与えられるようにテンションプーリ27が上下に
変位する。
【0014】起伏ブーム10上に上下に重ねられた2重
ベルトコンベヤ13は、起伏ブーム先端のプーリ(図示
省略)を経て該ブーム先端に枢支されて垂下する荷揚搬
送部1の揺動ブーム30に沿って該揺動ブーム30の下
端まで張り渡される。揺動ブーム30の下端には、ばら
物の荷を掻き上げて揺動ブーム30のベルトコンベヤ1
3へ取り込むためのスクリュウフィーダ装置Fが設けら
れている。以下、この実施例におけるスクリュウフィー
ダ装置について、揺動ブーム下端の構造とともに図6を
参照して説明する。
【0015】揺動ブーム30の下端にピン31を介して
端部プーリ支持フレーム32が枢着され、この支持フレ
ーム32に2体のベルトコンベヤ13の荷揚搬送部側端
部プーリ33,34が上下に並んで軸支されている。こ
こで下側の端部プーリ33に巻き掛けられるベルト11
aは前記起伏ブーム10上では重ねられた2体のベルト
コンベヤ13の下側コンベヤにつながるベルトであり、
上側の端部プーリ34に巻き掛けられるベルト11bは
起伏ブーム10上の上側ベルトコンベヤにつながるベル
トである。揺動ブーム30の2体のベルトコンベヤ13
もその重ね合せ部分ではベルト両サイドに複数個の耳押
えローラ35が千鳥状に配置され、またローラ36およ
びベルト支持ローラ37によって図示形状のコンベヤ先
方部分を形成している。上下の端部プーリ33,34で
画成される片側間隙部分がばら物の受入口38となる。
【0016】揺動ブーム30下端に枢支された端部プー
リ支持フレーム32の側部に、前記端部プーリ33,3
4の受入口38に隣接して、フィーダ支持フレーム39
が連結されている。スクリュウフィーダ装置Fの本体を
なす外筒50が前記フィーダ支持フレーム39に保持さ
れ、この外筒50の中途部にベルトコンベヤ側のばら物
受入口38に向けて連接された荷送出口51が設けられ
ている。外筒50内にはスクリュウ羽根52aをもつス
クリュウ軸52が配置されている。スクリュウ軸52
は、その上部分が軸受を介して外筒50に軸支され、か
つ、外筒50の上部外周に設けられたスクリュウ軸駆動
用モータ(図示せず)によって回転駆動される。外筒5
0の下部分には、掘削ブレード53を有する掘削胴55
がターンテーブルベアリング56を介して支承されてい
る。掘削胴55は外筒50の下部分にブラケット(図示
省略)を介して取り付けられた掘削胴駆動用油圧モータ
(図示省略)によりスクリュウ軸52の回転方向に対し
逆方向に回転され、これによって船艙内のばら物40が
掘削胴55の荷取入口57からスクリュウ羽根52aに
向けて取り込まれる。
【0017】揺動ブーム30の下側部とフィーダ支持フ
レーム39との間に姿勢保持シリンダ58が枢着されて
いる。姿勢保持シリンダ58の作動により、荷揚搬送部
側端部プーリ33,34およびスクリュウフィーダ装置
Fは、端部プーリ支持フレーム39を介してピン31の
まわりに揺動ブーム30に対し揺動可能であり、これに
よって例えば起伏ブーム10の俯迎角が変動してもスク
リュウフィーダ装置Fが垂直姿勢を保持できるようにな
っている。なお、揺動ブーム30のベルトコンベヤ13
の下端へ荷を取り込むには必ずしも上記実施例のような
スクリュウフィーダ装置である必要はなく、パドルフィ
ーダその他適当な荷掻取装置、荷送込装置など、堆積さ
れたばら物を取り込んでベルトコンベヤ13の端部プー
リ33,34間に送り込む装置であれば採用可能であ
る。また、門形本体4に筒状フレーム12を設けたが、
門形本体4に直接スラスト軸受14を設けてもよい。
【0018】スクリュウフィーダ装置Fの荷送出口51
から揺動ブーム30のベルトコンベヤ13の下端の受入
口38へ送り込まれたばら物は2体のベルトコンベヤ1
3のベルト間に挟まれて該ベルトの回動により上昇し、
揺動ブーム30から起伏ブーム10へとベルト搬送さ
れ、さらに起伏ブーム元付部10aを経て旋回フレーム
15およびその下方の筒状フレーム12内のベルトコン
ベヤ13によって荷降搬送部3を下降し、該ベルトコン
ベヤ13の端部プーリ18,19位置から排出コンベヤ
8上へ排出され、さらに地上コンベヤ9へと送り出され
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明においては、荷降搬
送部のベルトコンベヤの端部プーリが駆動プーリとなっ
ており、該端部プーリはベルトの荷搬送面の裏面と接触
するので、ベルトに挟まれて搬送されるばら物が端部プ
ーリに付着することがなく、従来問題となっていた駆動
プーリのスリップが起らない。また、端部プーリを上下
方向にずらせているので、ばら物を容易にベルトコンベ
ヤ端部から排出させることができる。ばら物は起伏ブー
ムの元付部から荷降搬送部まで連続してベルト搬送さ
れ、従来のようにこの間にシュートが存在しないので起
伏ブーム元付部での発塵がなく、またシュートの荷詰り
やシュート部分での騒音がなくなる。荷降搬送部のベル
トコンベヤの端部は排出コンベヤの近傍位置まで延ばさ
れており、またシュートを介することなく直接排出コン
ベヤ上へ荷を排出するので、荷の落下による破砕や騒
音、粉塵の発生が防止される。
【0020】起伏ブームの旋回動作も荷降搬送部下部の
筒状フレーム12に支持された筒状の旋回フレーム15
とともにベルトコンベヤ、端部プーリ18,19の駆動
装置および起伏ブームなどが一体で旋回する構造である
ため、旋回動作がきわめてスムーズに行える。ばら物は
堆積部の荷揚搬送部から荷降搬送部まで連続したツイン
ベルトコンベヤで搬送され、その間に受渡し部のような
中断部分がないので、全体として粉塵の発生が少なく、
騒音も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る排出機能付ツインベル
ト式連続アンローダの全体側面図である。
【図2】図1のD部を拡大した荷降部の一部裁断した部
分的な側面図である。
【図3】図1のD部を拡大した荷降部の下端のベルトプ
ーリ駆動部および該荷降部の旋回フレーム下方部分の一
部裁断した側面図である。
【図4】図3のA−Aに沿った平面断面図である。
【図5】図2の矢視Gからみた荷降搬送部の起伏ブーム
元付部および変曲プーリの側面図である。
【図6】本発明の実施例に係るスクリュウフィーダ装置
および揺動ブーム下端部分を示す側面図である。
【符号の説明】
1 荷揚搬送部 2 横搬送部 3 荷降搬送部 4 門形本体 8 排出コンベヤ 10 起伏ブーム 12 筒状フレーム 13 ベルトコンベヤ 15 旋回フレーム 16 端板 18,19 端部プーリ 20,21 端部プーリ駆動装置 23 ブーム支持柱 30 揺動ブーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端を支点に揺動可能で下端が積荷内に挿
    入される荷揚搬送部と、排出コンベヤの荷受け部上方に
    配置され、かつ、垂直軸線まわりに旋回可能な荷降搬送
    部と、前記荷降搬送部の上端に起伏可能に保持され、か
    つ、前記荷揚搬送部と前記荷降部とを連結する横搬送部
    とを有し、前記荷揚搬送部から前記横搬送部を経て前記
    荷降搬送部まで搬送ベルトを張り渡して逆U字状のベル
    トコンベヤを構成したベルト式連続アンローダにおい
    て、それぞれの搬送面が重ね合さるように前記荷揚搬送
    部から前記荷降搬送部まで張設された2体のベルトコン
    ベヤを有し、該2体のベルトコンベヤの荷排出端が前記
    排出コンベヤの荷受け部近傍まで延在されると共に一方
    のベルトコンベヤの荷排出端が他方のベルトコンベヤの
    荷排出端に対して上下にずれており、さらに各々のベル
    トコンベヤの荷排出端を画成する端部プーリをベルト駆
    動プーリとしたことを特徴とする排出機能付ツインベル
    ト式連続アンローダ。
  2. 【請求項2】前記荷降搬送部は前記排出コンベヤに近接
    した固定筒と、該固定筒に旋回自在に保持された旋回筒
    と、該旋回筒内に支持フレームを介して設置された端部
    プーリ駆動装置とを有し、前記ベルトコンベヤの荷排出
    端が前記旋回筒内に挿入されて前記排出コンベヤの近傍
    位置まで延在されており、前記旋回筒の上部に前記横搬
    送部の起伏ブームが起伏可能に連結されることを特徴と
    する請求項1に記載した排出機能付ツインベルト式連続
    アンローダ。
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