JPH11240443A - 液圧倍力装置 - Google Patents

液圧倍力装置

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JPH11240443A
JPH11240443A JP10043513A JP4351398A JPH11240443A JP H11240443 A JPH11240443 A JP H11240443A JP 10043513 A JP10043513 A JP 10043513A JP 4351398 A JP4351398 A JP 4351398A JP H11240443 A JPH11240443 A JP H11240443A
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valve
hole
hydraulic
power chamber
housing
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Application number
JP10043513A
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Inventor
Kuraji Yamashita
山下倉治
Osamu Kanazawa
金沢治
Hiroyuki Yamaga
山賀裕之
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】戻り弁が絞られたときに流体音の発生を抑制す
る。 【解決手段】ブレーキブースタ3は、戻り弁14が第1
絞り弁36と、この第1絞り弁36に連続して設けられ
た第2絞り弁37とから、2段絞りとして構成されてい
る。作動時バルブスプール28が前進すると、第1絞り
弁36の隙間が小さくなるとともに、第2絞り弁37の
隙間も小さくなる。このため、ポンプから吐出された作
動液は、入口通路12を通って第2環状溝13に流入
し、更に、まず第1絞り弁36で絞られるとともに、続
いて第2絞り弁37で絞られるようになる。すなわち、
作動液は2段絞りで絞られるようになる。この作動液の
2段絞りにより、全体として作動液の流速が滑らかに変
化し、急激には変化しなくなる。したがって、流速の変
化による流体音の発生が抑制されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
いてブレーキペダルの踏力を作動液の液圧により倍力し
てブレーキ力を増大させるオープンセンタ型のブレーキ
ブースタ等の液圧倍力装置の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車等の車両においては、操作
部材の操作力を作動液の液圧により倍力して出力する液
圧倍力システムが用いられているものがある。この液圧
倍力システムとして、例えば、ブレーキペダルのペダル
踏力のみでは得られない大きなブレーキ力を得るためや
ペダル踏力を軽減するため等により、作動液の液圧によ
り作動する液圧ブレーキ倍力装置を用いてペダル踏力を
倍力してマスタシリンダを作動させる液圧ブレーキシス
テムがある。
【0003】このような液圧ブレーキシステムとして、
従来図5に示すような液圧ブレーキシステムがある。図
中、1は液圧ブレーキシステム、2はブレーキペダル、
3はこのブレーキペダル2によって作動されてペダル踏
力を倍力して出力するオープンセンタ型ハイドロリック
ブレーキブースタ(以下、ブレーキブースタまたは単に
ブースタともいう)、4はこのブースタ3の出力によっ
て作動されブレーキ液圧を発生するタンデム型のマスタ
シリンダ、5はマスタシリンダ4からのブレーキ液圧で
作動して各車輪に対するブレーキ力を発生するブレーキ
シリンダ、6はエンジン7によって駆動されて作動液を
ブースタ3に送給するポンプ、8は作動液を貯留するリ
ザーバ、および9はポンプ6の故障等によりポンプ6か
ら作動液が送給されないときに、ブースタ3を作動させ
るための非常用の液圧を蓄える非常用アキュムレータで
ある。
【0004】オープンセンタ型のブースタ3は、ブレー
キ非操作時に戻り弁の隙間が最大に開かれて作動液を自
由に流すとともに、操作時に戻り弁の隙間を絞ることに
より作動液の流れを制限して液圧を発生し、この液圧を
利用して入力を倍力して出力するものであり、従来種々
の構造のものが公知となっている。その一例のブースタ
3を図6に示す。
【0005】図6に示すように、このブースタ3におい
ては、循環通路10を介してリザーバ8に常時連通する
第1環状溝11と、入口通路12を介してポンプ6に常
時接続される第2環状溝13とで、ポンプ6から吐出さ
れた作動液がリザーバ8に戻るのを制御する戻り弁14
が構成されている。また、第2環状溝13と、第1径方
向孔15、軸方向孔16、第2径方向孔17およびチェ
ックバルブ18を介して動力室19に常時連通している
第3環状溝20とで、第2環状溝13に発生するポンプ
6の吐出圧を動力室19に供給する供給弁21が構成さ
れている。更に、第3環状溝20と、排出通路22を介
してリザーバ8に常時連通している第4環状溝23と
で、動力室19に供給された作動液をリザーバ8に排出
する排出弁24が構成されている。
【0006】そして、図6に示すブレーキ非操作状態に
おいては、戻り弁14が開いてその隙間(第1環状溝1
1と第2環状溝13との間の隙間)が最大となっている
とともに、供給弁21が閉じており、更に排出弁24が
開いてその隙間(第3環状溝20と第4環状溝23との
間の隙間)が最大となっている。したがって、ポンプ6
から吐出された作動液は、オープンセンタ型のブースタ
3の入口通路12、第2環状溝13、戻り弁14、循環
通路10を通って再びリザーバ8に戻るようにして循環
している。その場合、戻り弁14の隙間が最大となって
いるので、第2環状溝13にはほとんど液圧は発生しな
い。
【0007】この状態でブレーキペダル2の踏込により
入力軸25が前進すると、レバー26が支点27を中心
にして時計方向に回動し、バルブスプール28が前進す
る。すると、戻り弁14の隙間が絞られ、また排出弁2
4が閉じるとともに、供給弁21が開く。戻り弁14の
隙間が絞られる(最終的には戻り弁14は閉じる場合も
ある)ことにより、第2環状溝13に液圧が発生する。
この液圧は、開いた供給弁21、第3環状溝20,第1
径方向孔15、軸方向孔16、第2径方向孔17および
チェックバルブ18を通って動力室19に導入される。
動力室19に導入された液圧はパワーピストン29に作
用するので、パワーピストン29はペダル踏力を倍力し
たブーキ操作力を発生し、このブレーキ操作力が出力軸
30から出力されてマスタシリンダ4を作動し、ブレー
キが作動する。
【0008】また、第2環状溝13に発生した液圧は、
アキュムレータバルブ31のチェックバルブからなるチ
ャージングバルブ32における弁体33を図6において
右方に移動してゴムシート34から離座させ、チャージ
ングバルブ32を開く。これにより、この液圧は弁体3
3とゴムシート34との間の隙間、弁体33の外周およ
びアキュムレータ通路35を通って非常用アキュムレー
タ9に導入され、この非常用アキュムレータ9に蓄えら
れる。
【0009】ブレーキペダル2を解放すると、入力軸2
5が図示の非作動位置に後退するとともに、レバー26
が支点27を中心に反時計方向に回動し、バルブスプー
ル28が図示の非作動位置に後退する。すると、戻り弁
14の隙間が最大に開き、また供給弁21が閉じるとと
もに、排出弁24が最大に開く。このため、動力室19
の作動液は、孔17,16,15、第3環状溝20、排出
弁24の隙間、第4環状溝23および排出通路22を通
ってリザーバ8に排出される。これにより、動力室19
の液圧が低下するので、パワーピストン29が図示の非
作動位置に後退してブレーキ操作力が消滅し、マスタシ
リンダ4が非作動状態に戻ってブレーキ作動が解除され
る。そして、戻り弁14の隙間が最大となることによ
り、第2環状溝13に発生した液圧は消滅し、ポンプ6
から吐出された作動液は前述のように戻り弁14を通っ
てリザーバ8に循環する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この液圧ブ
レーキシステム1のブースタ3においては、バルブスプ
ール28が前進し、戻り弁14の隙間が絞られたとき、
この隙間での作動液の流速変化が大きくなる。このた
め、流体音が発生するおそれが考えられる。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、戻り弁が絞られたときに流体
音の発生を抑制することのできる液圧倍力装置を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、液圧倍力装置の戻り弁が第1
絞り弁と第2絞り弁とを備え、作動時に作動液の流れを
まず前記第1絞り弁で絞り、続いて前記第2絞り弁で絞
る2段絞りを行うことを特徴としている。
【0013】また、請求項2の発明は、入力軸の作動に
よって作動制御されるバルブスプールがハウジングの孔
またはこのハウジングの孔に嵌合固定されたスリーブの
孔に摺動可能に嵌合されており、第1絞り弁、第2絞り
弁、供給弁および排出弁が、それぞれバルブスプールと
このバルブスプールが摺動可能に嵌合されるハウジング
またはスリーブとにより構成されていることを特徴とし
ている。
【0014】更に、請求項3の発明は、第1絞り弁が、
その通路断面積が下流側に向かって漸増するように設定
されていることを特徴としている。更に、請求項4の発
明は、液圧倍力装置の戻り弁が、その通路断面積が下流
側に向かって漸増するように設定されていることを特徴
としている。
【0015】更に、請求項5の発明は、入力軸の作動に
よって作動制御されるバルブスプールがハウジングの孔
またはこのハウジングの孔に嵌合固定されたスリーブの
孔に摺動可能に嵌合されており、絞り弁、供給弁および
排出弁が、それぞれ前記バルブスプールの外周面に形成
された環状溝とこのバルブスプールが摺動可能に嵌合さ
れるハウジングの孔またはスリーブの孔の内周面に形成
された環状溝とにより構成され、戻り弁の、通路断面積
が下流側に向かって漸増する通路部分が、ハウジングの
孔またはスリーブの孔の内周面に形成された環状溝の底
部の内径が下流側に向かって漸増するように設定され
て、この底部の面が軸方向にテーパ面とされていること
を特徴としている。
【0016】更に、請求項6の発明は、ハウジングの孔
またはスリーブの孔のテーパ面とされている環状溝に対
向する、バルブスプールの外周面の部分の外径が、下流
側に向かって漸増するように設定されて、この外周面の
部分が軸方向にテーパ面とされていることを特徴として
いる。
【0017】更に、請求項7の発明は、入力軸の作動に
よって作動制御されるバルブスプールがハウジングの孔
またはこのハウジングの孔に嵌合固定されたスリーブの
孔に摺動可能に嵌合されており、絞り弁、供給弁および
排出弁が、それぞれバルブスプールの外周面に形成され
た環状溝とこのバルブスプールが摺動可能に嵌合される
ハウジングの孔またはスリーブの孔の内周面に形成され
た環状溝とにより構成され、戻り弁の、通路断面積が下
流側に向かって漸増する通路部分は、バルブスプールの
外周面の外径が、下流側に向かって漸増するように設定
されて、この外周面の部分が軸方向にテーパ面とされて
いることを特徴としている。
【0018】
【作用】このように構成された請求項1ないし3の発明
の液圧倍力装置においては、ポンプから吐出された作動
液が、2段絞り、すなわちまず第1絞り弁で絞られ、更
に続いて第2絞り弁で絞られるようになる。したがっ
て、全体として作動液の流速が滑らかに変化し、急激に
は変化しなくなる。これにより、流速の変化による流体
音の発生が抑制されるようになる。特に、請求項3およ
び5の発明では、作動液が第1絞り弁で絞られたとき、
第1絞り弁の通路断面積が漸増するように変化するの
で、この部分での流速の変化が更に一層緩やかになる。
したがって、流体音の発生が更に効果的に抑制されるよ
うになる。しかも、その後で、作動液が更に第2絞り弁
で絞られるので、流体音の発生が更に一層効果的に抑制
される。
【0019】また、請求項4ないし7の発明では、絞り
弁の通路断面積が漸増するように変化するので、作動液
が絞り弁で絞られたとき、この部分での流速の変化が緩
やかになる。したがって、流体音の発生が効果的に抑制
されるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明に係る液圧倍
力装置をブレーキブースタに適用した実施の形態の第1
例を部分的に示す図である。なお、以下の説明におい
て、前に記載さえれちる構成要素と同じ構成要素には同
じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0021】図1に示すように、この第1例のブースタ
3は、戻り弁14が第1絞り弁36と、この第1絞り弁
36に連続して設けられた第2絞り弁37とから、2段
絞りとして構成されている。具体的に説明すると、第1
環状溝11と入口通路12の開口部との間のハウジング
38の孔に、第5環状溝39が形成されている。また、
バルブスプール28の外周面には、第2環状溝13に隣
接して第6環状溝40が形成されている。そして、第2
環状溝13と第5環状溝39とで、第1絞り弁36が構
成されているとともに、第6環状溝40と第1環状溝1
1とで、第2絞り弁37が構成されている。第1絞り弁
36は、前述の従来のブースタ3の戻り弁1に比べて、
バルブスプール28の同じ前進量に対する絞り量(つま
り、絞り率)が小さく設定されているとともに、第1お
よび第2絞り弁36,37のトータルの絞り量が前述の
従来のブースタ3の戻り弁14とほぼ同じに設定されて
いる。 この第1例のブースタ3の他の構成は、図6
に示す従来例と同じである。
【0022】このように構成された第1例のブースタ3
においては、その作動時バルブスプール28が前進する
と、第1絞り弁36の隙間が小さくなるとともに、第2
絞り弁37の隙間も小さくなる。このため、ポンプ6か
ら吐出されてきた作動液は、まず第1絞り弁36で絞ら
れるとともに、続いて第2絞り弁37で絞られるように
なる。すなわち、作動液は2段絞りで絞られるようにな
る。このとき、第1絞り弁36の絞り率が従来に比べて
小さく設定されているので、作動液が第1絞り弁36で
絞られるときの流速変化は従来に比べて小さくなる。そ
して、作動液は更に第2絞り弁37で絞られることによ
り、第2環状溝13には、バルブスプール28の同じ前
進量で従来とほぼ同じ大きさの液圧が発生する。この液
圧が従来と同様に動力室19に供給されて、ブースタ3
が作動する。
【0023】このように、ポンプ6から吐出された作動
液が、まず第1絞り弁36で絞られ、更に続いて第2絞
り弁37で絞られるので、全体として作動液の流速が滑
らかに変化し、急激には変化しなくなる。これにより、
流速の変化による流体音の発生が抑制されるようにな
る。この第1例のブースタ3の他の作用効果は、前述の
従来例と同じである。
【0024】図2は、本発明の実施の形態の第2例を部
分的に示す図である。
【0025】前述の第1例では、第5環状溝39の底部
の内径が軸方向に一定であるのに対して、この第2例の
ブースタ3では、第5環状溝39の底部の内径が下流側
(つまり図2において右側)に向かって漸増するように
設定されている。すなわち、第5環状溝39の底部の面
は下流側に向かって軸方向に傾斜するテーパ面とされて
いる。
【0026】この第2例のブースタ3の他の構成は、第
1例と同じである。
【0027】このように構成された第2例のブースタ3
においては、ブースタ3の作動時、作動液が第1絞り弁
36で絞られたとき、第1絞り弁36の通路断面積が漸
増するように変化する。すなわち、通路断面積が緩やか
に大きくなるように変化し、この部分での流速の変化が
更に一層緩やかになる。したがって、流体音の発生が更
に効果的に抑制されるようになる。しかも、その後で、
作動液が更に第2絞り弁37で絞られるので、流体音の
発生が更に一層効果的に抑制される。この第2例のブー
スタ3の他の作用効果は、第1例と同じである。
【0028】図3は、本発明の実施の形態の第3例を部
分的に示す図である。前述の第2例では、第5環状溝3
9の底部の内径が下流側に向かって漸増するように設定
されているとともに、この第5環状溝39に対向するバ
ルブスプール28の外周面41が軸方向に同じ外径に設
定されているが、この第3例のブースタ3では、第5環
状溝39の底部の内径が下流側に向かって漸増するよう
に設定されているとともに、この外周面41の外径も下
流側に向かって漸増するように設定されて、外周面41
も軸方向に傾斜するテーパ面とされている。その場合、
外周面41のテーパ角は第5環状溝39の底部のテーパ
角より小さく設定されていて、この部分での通路面積が
緩やかに大きく変化するようになっている。この第3例
のブースタ3の他の構成および作用効果は、第2例と同
じである。
【0029】図4は、本発明の実施の形態の第4例を部
分的に示す図である。前述の第2例では、第5環状溝3
9の底部の内径が下流側に向かって漸増するるように設
定されているが、この第4例のブースタ3では、第5環
状溝39の底部の内径は一定に設定されているととも
に、バルブスプール28の外周面41の外径が下流側に
向かって向かって漸減するように設定されて、前記底部
の面が軸方向に傾斜するテーパ面とされている。したが
って、この第4例でもこの部分での通路面積が緩やかに
大きくなるように変化する。
【0030】この第4例のブースタ3の他の構成および
作用効果は、第2例と同じである。
【0031】なお、前述の例では、いずれもバルブスプ
ール28がハウジング38の孔に直接摺動可能に嵌合さ
れているが、ハウジング38の孔にスリーブを嵌合固定
し、このスリーブの孔にバルブスプール28を摺動可能
に嵌合することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液圧倍力装置によれば、作動液を、2段絞りで絞るよ
うにしているので、全体として作動液の流速を滑らかに
変化させることができる。これにより、流速の変化によ
る流体音の発生を抑制できる。
【0033】また、本発明の液圧倍力装置によれば、絞
り弁の通路断面積を漸増するように変化させているの
で、この部分での流速の変化を緩やかにできる。したが
って、流体音の発生を効果的に抑制できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液圧倍力装置の実施の形態の第
1例を部分的に示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の第2例を部分的に示す
断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の第3例を部分的に示す
断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の第4例を部分的に示す
断面図である。
【図5】 従来の液圧倍力システムの一例を示す図であ
る。
【図6】従来のオープンセンタ型ハイドロリックブレー
キブースタの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…液圧倍力システム、2…ブレーキペダル、3…オー
プンセンタ型ハイドロリックブレーキブースタ、4…マ
スタシリンダ、5…ブレーキシリンダ、6…ポンプ、8
…リザーバ、10…循環通路、11…第1環状溝、12
…入口通路、13…第2環状溝、14…戻り弁、19…
動力室、20…第3環状溝、21…供給弁、22…排出
通路、23…第4環状溝、24…排出弁、28…バルブ
スプール、29…パワーピストン、30…出力軸、36
…第1絞り弁、37…第2絞り弁、38…ハウジング、
39…第5環状溝、40…第6環状溝、41…第5環状
溝39に対向するバルブスプール28の外周面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、前記ポンプから吐出さ
    れて前記入口通路を通って流れてくる作動液を、非作動
    時自由に前記循環通路へ流動させるとともに、作動時前
    記入口通路を通って流れてくる前記作動液の流れを絞っ
    て液圧を発生させる戻り弁と、前記入力軸の作動によっ
    て作動制御され、非作動時前記入口通路を前記動力室か
    ら遮断するとともに、作動時前記戻り弁によって発生さ
    れた液圧を前記動力室に供給する供給弁と、前記入力軸
    の作動によって作動制御され、非作動時前記動力室を前
    記リザーバに連通してこの動力室の作動液を排出すると
    ともに、作動時前記動力室を前記リザーバから遮断する
    排出弁とを備え、前記入力軸に伝えられた操作力を前記
    動力室に導入された液圧により倍力して出力する液圧倍
    力装置において、 前記戻り弁は第1絞り弁と第2絞り弁とを備え、作動時
    に前記作動液の流れをまず前記第1絞り弁で絞り、続い
    て前記第2絞り弁で絞る2段絞りを行うことを特徴とす
    る液圧倍力装置。
  2. 【請求項2】 前記入力軸の作動によって作動制御され
    るバルブスプールがハウジングの孔またはこのハウジン
    グの孔に嵌合固定されたスリーブの孔に摺動可能に嵌合
    されており、前記第1絞り弁、前記第2絞り弁、前記供
    給弁および前記排出弁は、それぞれ前記バルブスプール
    とこのバルブスプールが摺動可能に嵌合される前記ハウ
    ジングまたは前記スリーブとにより構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の液圧倍力装置。
  3. 【請求項3】 前記第1絞り弁は、その通路断面積が下
    流側に向かって漸増するように設定されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の液圧倍力装置。
  4. 【請求項4】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、前記ポンプから吐出さ
    れて前記入口通路を通って流れてくる作動液を、非作動
    時自由に前記循環通路へ流動させるとともに、作動時前
    記入口通路を通って流れてくる前記作動液の流れを絞っ
    て液圧を発生させる戻り弁と、前記入力軸の作動によっ
    て作動制御され、非作動時前記入口通路を前記動力室か
    ら遮断するとともに、作動時前記戻り弁によって発生さ
    れた液圧を前記動力室に供給する供給弁と、前記入力軸
    の作動によって作動制御され、非作動時前記動力室を前
    記リザーバに連通してこの動力室の作動液を排出すると
    ともに、作動時前記動力室を前記リザーバから遮断する
    排出弁とを備え、前記入力軸に伝えられた操作力を前記
    動力室に導入された液圧により倍力して出力する液圧倍
    力装置において、 前記戻り弁は、その通路断面積が下流側に向かって漸増
    するように設定されていることを特徴とする液圧倍力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記入力軸の作動によって作動制御され
    るバルブスプールがハウジングの孔またはこのハウジン
    グの孔に嵌合固定されたスリーブの孔に摺動可能に嵌合
    されており、前記絞り弁、前記供給弁および前記排出弁
    は、それぞれ前記バルブスプールの外周面に形成された
    環状溝とこのバルブスプールが摺動可能に嵌合される前
    記ハウジングの孔または前記スリーブの孔の内周面に形
    成された環状溝とにより構成され、前記戻り弁の、前記
    通路断面積が下流側に向かって漸増する通路部分は、前
    記ハウジングの孔または前記スリーブの孔の内周面に形
    成された環状溝の底部の内径が下流側に向かって漸増す
    るように設定されて、この底部の面が軸方向にテーパ面
    とされていることを特徴とする請求項3または4記載の
    液圧倍力装置。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングの孔または前記スリーブ
    の孔の前記テーパ面とされている環状溝に対向する、前
    記バルブスプールの外周面の部分の外径が、下流側に向
    かって漸増するように設定されて、この外周面の部分が
    軸方向にテーパ面とされていることを特徴とする請求項
    5記載の液圧倍力装置。
  7. 【請求項7】 前記入力軸の作動によって作動制御され
    るバルブスプールがハウジングの孔またはこのハウジン
    グの孔に嵌合固定されたスリーブの孔に摺動可能に嵌合
    されており、前記絞り弁、前記供給弁および前記排出弁
    は、それぞれ前記バルブスプールの外周面に形成された
    環状溝とこのバルブスプールが摺動可能に嵌合される前
    記ハウジングの孔または前記スリーブの孔の内周面に形
    成された環状溝とにより構成され、前記戻り弁の、前記
    通路断面積が下流側に向かって漸増する通路部分は、前
    記バルブスプールの外周面の外径が、下流側に向かって
    漸増するように設定されて、この外周面の部分が軸方向
    にテーパ面とされていることを特徴とする請求項3また
    は4記載の液圧倍力装置。
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