JPH11240340A - 産業用車両 - Google Patents

産業用車両

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JPH11240340A
JPH11240340A JP4338798A JP4338798A JPH11240340A JP H11240340 A JPH11240340 A JP H11240340A JP 4338798 A JP4338798 A JP 4338798A JP 4338798 A JP4338798 A JP 4338798A JP H11240340 A JPH11240340 A JP H11240340A
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Masami Kondo
正美 近藤
Saizo Kondo
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の産業用車両においては、エンジンを、
該エンジンの両側に配設した防振部材を介して、慣性主
軸から離れた位置で四点で支持しているので、該エンジ
ンから発生する振動を充分に低減することができなかっ
た。また、キャビンを冷却する空調装置を、該キャビン
の天井面に取り付けていたので、機体の重心が高くなっ
て不安定になり、機体の振動が大きくなっていた。 【解決手段】 エンジン3を防振部材5を介して三点で
支持し、前記三点をエンジン3の冷却ファン3d側に二
点とし、且つ、エンジン5の軸線方向で、冷却ファン3
dと反対側に一点として支持し、該エンジン3の支持位
置を、エンジン3の重心Gを通過する慣性主軸Kに沿っ
て配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の建
設機械といった産業用車両であって、特に、機体の振動
を低減する構成とした産業用車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、バックホーといったような建
設機械等の産業用車両において、エンジンを機体に設置
する場合には、該エンジンから発生される振動を低減す
るために、該エンジンの周囲四箇所に防振部材を配設
し、該防振部材を介して設置していた。
【0003】例えば、図25、図26に示すように、バ
ックホーにおいて、走行装置81の上方に回転自在に配
設された旋回体82には、エンジン83が設置されてい
る。該エンジン83の本体83aの一端部にはフライホ
イールを覆うフライホイールカバー83bを付設し、該
フライホイールカバー83bには油圧ポンプが取り付け
られている。一方、エンジン83の本体83aの他端部
にはファン83dが回転自在に取り付けられ、該ファン
83dの本体83aと反対方向にはラジエータ84が配
設されている。そして、エンジン83は、本体83aの
ファン83d側端部における両側、及び、フライホイー
ルカバー83bの両側部分の合計四箇所で、防振部材8
5・85・・・を介して旋回体82に取り付け支持され
ている。さらに、前記油圧ポンプ83cや、旋回体82
に配設された他の油圧機器86等がお互いに油圧ホース
87・87・・・により連結されている。
【0004】また、従来例として、特開平8−4813
9号に示すように、また、図29、図30に示すよう
に、前記バックホーの旋回体上にはキャビン90が立設
されて運転操作部を覆っており、キャビン90内の天井
面には空調機器であるクーラーの室内機91が取り付け
られて、室外機93が旋回体の前方に配設されている。
また、コンプレッサ92がエンジン83へ取り付けられ
て、該エンジンによって駆動されている。そして、これ
らの室内機91、室外機93、及び、コンプレッサ92
をガス配管94・94・・・により接続して、キャビン
90内を冷房するように構成している。さらに、キャビ
ン90内を冷房するための空調装置として、図31に示
すように、クーラーユニット94をキャビン90の天井
上面に取り付けたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の如く、
エンジン83を、該エンジン83の両側に配設した防振
部材85・85・・・を介して四点で支持しているの
で、設置スペースが広くなって、該エンジンの設置位置
をあまり後方ヘずらすことができなかった。そして、エ
ンジン83の周囲4箇所で支持しているので、支持構造
が複雑となって、油圧ポンプ83cを配管している前記
油圧ホースの配管レイアウトに制約が多くなってしま
う。
【0006】また、エンジン83には、図26に示すよ
うに、該エンジン83の重心Gを通って、エンジン83
のファン83d側の上方から油圧ポンプ83c側下方ま
でを通過する慣性主軸Kがあり、この慣性主軸K上でエ
ンジン83を支持すると最も高い防振効果を得ることが
できるが、前述のような四点支持であると慣性主軸Kの
近傍で支持することが困難であり、あまり高い防振効果
を得ることができなかった。
【0007】例えば、図27には、エンジン83から発
生する振動の周波数とその場合の上下方向の変位量との
関係を示すグラフ89aを示しているが、該グラフ89
aの変位量のピークが、エンジン回転数が最も低い状態
であるアイドリング時に発生する振動周波数88aより
も高い周波数域にあるので(定格運転時等、アイドリン
グ時よりもエンジン回転数が高い場合には、発生する振
動周波数もアイドリング時の振動周波数88aよりも高
くなる)、あまり高い防振効果が得られていないことと
なる。さらに、図28には、エンジン83から発生する
振動の周波数とその場合の横方向の変位角度との関係を
示すグラフ89bを示しているが、この場合において
も、該グラフ89bの変位角度のピークが、エンジン回
転数が最も低い状態であるアイドリング時に発生する振
動周波数88bよりも高い周波数域にあるので(定格運
転時等、アイドリング時よりもエンジン回転数が高い場
合には、発生する振動周波数もアイドリング時の振動周
波数88bよりも高くなる)、あまり高い防振効果が得
られていないこととなる。
【0008】また、従来例の特開平8−48139号に
示すように、また、前述の図29、図30に示す空調装
置においては、室内器91を天井面に取り付けていたの
で、機体の重心が高くなって不安定になり、機体の振動
が大きくなっていた。 そして、クーラーユニット94
をキャビン90の天井上面に取り付けたものにおいて
は、該天井面からクーラーユニット94が出っ張って外
観が悪化し、該クーラーユニット94から排出されるド
レンが、天井面の四方から落下して、下方の作業者にか
かる場合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、請求項1においては、走行装置
に機体を左右旋回自在に装着し、該機体に、エンジン、
座席等を配設し、機体に設置したエンジンを防振部材を
介して支持する産業用車両において、該エンジンを防振
部材を介して三点で支持し、前記三点をエンジンの冷却
ファン側に二点とし、且つ、エンジンの軸線方向で、冷
却ファンと反対側に一点として支持する。
【0010】また、請求項2においては、走行装置に機
体を左右旋回自在に装着し、該機体に、エンジン、座席
等を配設し、機体に設置したエンジンを防振部材を介し
て支持する産業用車両において、該エンジンを防振部材
を介して三点で支持し、前記三点をエンジンの冷却ファ
ン側に二点とし、且つ、エンジンの軸線方向で、冷却フ
ァンと反対側に一点として支持し、該エンジンの支持位
置を、エンジンの重心を通過する慣性主軸に沿って配置
した。
【0011】また、請求項3においては、走行装置に機
体を左右旋回自在に装着し、該機体に、エンジン、座
席、及び、キャビン又はキャノピー等を配設し、機体に
設置したエンジンを防振部材を介して支持する産業用車
両において、コンプレッサ、室内機、コンデンサを一体
にした空調装置をキャビン又はキャノピー上に設置し、
前記コンプレッサの駆動をバッテリーからの電気駆動で
行った。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明の産業用車両であ
るバックホーを示す平面図、図2は旋回体に設置したエ
ンジンの支持構造を示す平面図、図3は同じく側面図、
図4は同じく背面図、図5は同じく正面図、図6はエン
ジンの支持構造の別実施例を示す平面図、図7は同じく
側面図、図8は同じく背面図、図9は同じく正面図、図
10はエンジン運転時に発生する振動の周波数と変位量
との関係を示す図、図11はエンジン運転時に発生する
振動の周波数と変位角度との関係を示す図、図12はキ
ャビン天井面の凹部にクーラーユニットを設置したバッ
クホーを示す平面図、図13は同じく側面図、図14は
クーラーユニットを内部を示す平面図、図15は同じく
側面図、図16は同じく底面図、図17はキャノピーの
天井面に形成した凹部へクーラーユニットを設置したバ
ックホーを示す側面図、図18はキャビン内にクーラー
ユニットを設置した例を示す部分側面図、図19は同じ
く別実施例を示す平面図、図20はキャノピーの天井面
に形成した凹部の別実施例を示す側面断面図、図21は
同じく平面図、図22はキャノピーの天井面に形成した
凹部の第三の実施例を示す側面断面図、図23は同じく
平面図、図24はキャビン天井面に防振部材を介してク
ーラーユニットを設置した状態を示す側面図、図25は
従来の産業用車両におけるエンジンの支持構造を示す平
面図、図26は同じく側面図、図27は従来のエンジン
支持構造をとった場合のエンジン運転時に発生する振動
の周波数と変位量との関係を示す図、図28は同じくエ
ンジン運転時に発生する振動の周波数と変位角度との関
係を示す図、図29は従来の産業用車両における空調装
置の設置状態を示す平面図、図30は同じく側面図、図
31はキャビンの天井面上に空調装置を設置した例を示
す側面図である。
【0013】まず、本発明の産業用車両であるバックホ
ーにおけるエンジンの支持構造について説明する。図1
において、旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部
中央に旋回体2を左右旋回自在に配設している。該旋回
体2上にはエンジン3が設置されており、該エンジン3
の前後方向を旋回体2の左右方向に向けて配置してい
る。尚、該エンジン3はボンネット(図示せず)により
被覆されており、旋回体2前端部の作業機支持部2aに
は作業機(図示せず)が取り付けられている。
【0014】エンジン3における本体3aの一端部(後
端部)にはフライホイールを覆うフライホイールカバー
3bを付設し、該フライホイールカバー3bには油圧ポ
ンプ3cが取り付けられている。一方、エンジン3の本
体3aの他端部(前端部)にはファン3dが回転自在に
取り付けられ、該ファン3dの前方(本体3aの方向と
反対方向)にはラジエータ4が配設されている。そし
て、エンジン3は、本体3aの前端部における両側壁
と、フライホイールカバー3b及び油圧ポンプ3cの下
方に配置した防振部材85・85・・・等により、合計
三箇所で旋回体2に取り付けられ支持されている。
【0015】図2乃至図5に示すように、エンジン3に
おける本体3a前端部の両側壁には、ブラケット11・
11が取り付けられ、外方へ突出している。該ブラケッ
ト11・11の下方には、支持台12・12がそれぞれ
配設され、旋回体2上に固設されている。そして、該ブ
ラケット11と支持台12との間に、弾性を有したゴム
や合成樹脂等で構成された防振部材5が介装されてい
る。一方、フライホイールカバー3b及び油圧ポンプ3
cの下方には、ブラケット11が取り付けられており、
該ブラケット11と旋回体2との間に前記防振部材5が
介装されている。即ち、エンジン3は、本体3a前端部
の両側と、エンジン3後部のフライホイールカバー3b
及び油圧ポンプ3cの下方との合計三箇所において、防
振部材5・5・・・を介して、旋回体2に設置されてい
るのである。
【0016】このように、三点支持することにより、エ
ンジン3後部における防振部材5の左右への出っ張りを
なくすことができるので、設置スペースを減少すること
ができ、エンジン3を旋回体2の後方側へ寄せて設置す
ることができる。これにより、機体の前後バランスが向
上して振動を低減することができるとともに、作業者が
運転操作を行う運転部のスペースを広く確保することが
できる。また、エンジン3の支持構造を簡単な構造とす
ることができ、低コスト化が図れるとともに、油圧ポン
プ3c等の油圧機器を接続する油圧ホースのレイアウト
や該油圧機器の配置の自由度を広げることができる。
【0017】ここで、図3に示すように、エンジン3に
は、該エンジン3の重心Gを通って、エンジン3の前方
上方から後方下方までを通過する慣性主軸Kがあり、こ
の慣性主軸K上でエンジン3を支持すると最も高い防振
効果を得ることができる。そこで、本支持構造において
は、エンジン3に取り付けるブラケット11・11・・
・が、側面視において慣性主軸K上に位置するように構
成している。即ち、エンジン3を慣性主軸K上で支持す
るように構成している。
【0018】また、エンジン3は、次のように支持する
こともできる。即ち、図6乃至図9に示すように、エン
ジン3における本体3a前端面の左右側には、ブラケッ
ト21・21が取り付けられ、前方へ突出している。該
ブラケット21・21の下方には、支持台22・22が
それぞれ配設され、旋回体2上に固設されている。そし
て、該ブラケット21と支持台22との間に、弾性を有
したゴムや合成樹脂等で構成された防振部材15が介装
されている。一方、フライホイールカバー3b及び油圧
ポンプ3cの下方には、ブラケット21が取り付けられ
ており、該ブラケット21と旋回体2との間に前記防振
部材5が介装されている。即ち、エンジン3は、本体3
a前端面の左右部と、フライホイールカバー3b及び油
圧ポンプ3cの下方との合計三箇所において、防振部材
15・15・・・を介して、旋回体2に設置されている
のである。
【0019】このように、本体3a前端面と、フライホ
イールカバー3b及び油圧ポンプ3cの下方とで三点支
持することにより、エンジン3前部及び後部における防
振部材5の左右への出っ張りをなくすことができるの
で、設置スペースを前記例の場合よりもさらに減少する
ことができ、エンジン3を旋回体2のさらに後方側へ寄
せて設置することができる。これにより、機体の前後バ
ランスがさらに向上して振動を大きく低減できるととも
に、作業者が運転操作を行う運転部のスペースをより広
く確保することができる。
【0020】ここで、図7に示すように、エンジン3に
は、前述の如く該エンジン3の重心Gを通って、エンジ
ン3の前方上方から後方下方までを通過する慣性主軸K
があり、この慣性主軸K上でエンジン3を支持すると最
も高い防振効果を得ることができる。そこで、本支持構
造においても、エンジン3に取り付けるブラケット21
・21・・・が、側面視において慣性主軸K上に位置す
るように構成している。即ち、エンジン3を慣性主軸K
上で支持するように構成しているのである。
【0021】そして、図6乃至図9に示す本実施例や、
図2乃至図5に示す前記実施例の如く、エンジン3を慣
性主軸K上で支持することによって、高い防振効果を得
ている。例えば、図10には、エンジン3から発生する
振動の周波数とその場合の上下方向の変位量との関係を
示すグラフ9aを示しているが、該グラフ9aの変位量
のピークが、エンジン回転数が最も低い状態であるアイ
ドリング時に発生する振動周波数8aよりも低い周波数
域にあるので(定格運転時等、アイドリング時よりもエ
ンジン回転数が高い場合には、発生する振動周波数もア
イドリング時の振動周波数88aよりも高くなる)、エ
ンジン3の運転時には振動量が小さくなることとなり、
高い防振効果を得ることができている。
【0022】さらに、図11には、エンジン3から発生
する振動の周波数とその場合の横方向の変位角度との関
係を示すグラフ9bを示しているが、この場合において
も、該グラフ9bの変位角度のピークが、エンジン回転
数が最も低い状態であるアイドリング時に発生する振動
周波数8bよりも低い周波数域にあるので(定格運転時
等、アイドリング時よりもエンジン回転数が高い場合に
は、発生する振動周波数もアイドリング時の振動周波数
88bよりも高くなる)、エンジン3の運転時には振動
量が小さくなることとなり、高い防振効果を得ることが
できている。尚、エンジン3の支持部に配置する防振部
材は、防振部材5の如く略V字状に形成したものや、防
振部材15の如く略円筒状に形成したものの他、略直方
体状に形成したもの等を使用してもよい。
【0023】次に、旋回体2上に立設され運転部を覆う
キャビン内の空調を行う空調装置の設置構造について説
明する。図12、図13において、旋回体2上には、運
転部を覆うキャビン6が立設されており、該キャビン6
の天井面の後部は前部よりも全体的に一段低く形成して
凹部6aを構成している。該凹部6aの上面にはキャビ
ン6を冷房する空調装置であるクーラーユニット7が設
置され、該クーラーユニット7下面の冷風口7aからキ
ャビン6内に冷風を吹き出すように構成している。該ク
ーラーユニット7は旋回台2に配設されたバッテリー3
1と接続され、該バッテリー31により運転されてい
る。
【0024】図14乃至図16に示すように、クーラー
ユニット7は、コンプレッサ32、コンデンサ33、エ
バポレータ34、DC/ACコンバータ35、冷却ファ
ン36、外気ファン37、及び、操作スイッチ38等が
一つのケーシング7b内に収納されて構成されている。
そして、該クーラーユニット7は、バッテリー31から
の直流電源をDC/ACコンバータ35により交流電源
に変換して、クーラーユニット7におけるコンデンサ3
3配設側の面から外気を取り込んでエバポレータ34部
で冷却し、冷風口7aから吹き出すとともに、クーラー
ユニット7内の排熱を外気ファン37により外部へ放出
するように構成している。該冷風口7aはクーラーユニ
ット7の下面に形成され、キャビン6の天井面内側に配
設される該クーラーユニット7の下面からキャビン6内
の作業者に向かって冷風を吹き付けられるようにし、前
記操作スイッチ38も、キャビン6内の作業者が容易に
操作できるように、クーラーユニット7の下面に取り付
けられている。
【0025】また、前記クーラーユニット7は、産業用
車両がキャノピー仕様であっても、前述のキャビン仕様
の場合と同様に取り付けるようにしている。即ち、図1
7に示すように、キャノピー16が旋回体2上の運転部
上方に設けられており、該キャノピー16上面の後部
は、前部よりも全体的に一段低く形成して凹部16aを
構成している。そして、該キャノピー16の凹部16a
にクーラーユニット7を設置して、クーラーユニット7
の冷風口7aから運転部へ向かって冷風を吹き出すよう
にしている。
【0026】即ち、本発明の産業用車両であるバックホ
ーにおいては、コンプレッサ32、エバポレータ34及
び冷却ファン36等で構成される室内機、コンデンサ3
3を一体にした空調装置であるクーラーユニット7をキ
ャビン6又はキャノピー16上に設置し、前記コンプレ
ッサ32の駆動をバッテリー31からの電気駆動で行っ
ているのである。
【0027】さらに、前記クーラーユニット7のように
構成部品を一つのケーシング7b内に収納した空調機器
はコンパクトに構成することができるので、キャビン6
の凹部6a上面に設置するだけでなく、次のような場所
に設置することもできる。即ち、図18に示すクーラー
ユニット41の如く、キャビン6内の運転座席24の前
方に設置したり、クーラーユニット42の如く、該運転
座席24の後部上方へ設置することもできる。また、図
19に示すクーラーユニット43の如く運転座席24の
横部に設置することも可能である。
【0028】以上のように、キャビン6内やキャノピー
16下方の運転部を冷却する空調装置を、一つのクーラ
ーユニット7に纏めて構成し、該クーラーユニット7を
バッテリー31により駆動するように構成することによ
り、該クーラーユニット7をコンパクトに構成すること
ができるので、キャビン6の天井上面や、該キャビン6
内の各部へ容易に設置することができ、機体全体の小型
化を図ることもできる。また、該クーラーユニット7の
設置時に、各機器間を接続するガス配管を行う必要や、
エンジンへのコンプレッサの取り付けを行う必要がない
ので、設置時間が短縮できるとともに、ガス配管や継手
部分からのガス漏れが発生する心配がなくて、信頼性を
向上することができる。そして、設置時には、バッテリ
ー31と接続する電気的な配線のみでよいので、設置及
び取り外しが容易で、メンテナンスせいを向上すること
もできる。さらに、軽量で小型であるので、キャノピー
仕様の車両への設置も容易で高い冷房効果を得ることが
でき、空調装置を安価に提供することが可能となる。
【0029】また、クーラーユニット7をキャビン6の
天井面に形成した凹部6aに設置した場合には、該クー
ラーユニット7が、キャビン6の天井面前部の高さより
も上方へ突出することがないので、外観性が向上する。
さらに、クーラーユニット7の設置位置を低く抑えるこ
とができるので、キャビン6の重心が低くなって安定
し、機体の振動を抑えることができるとともに、冷却風
の吹き出し口を低位置に配置することができて高い冷却
効果を得ることができる。そして、キャビン6の天井面
における凹部6aの前方は、該凹部6aよりも高く形成
されているので(前方以外の三方向は凹部6aと同じ高
さに形成されている)、クーラーユニット7から排出さ
れるドレンが落下する箇所を規制することができ(本実
施例の場合はキャビン6の前方へ落下することがな
い)、作業者が排出されたドレンによって濡れることを
防止することができる。
【0030】また、キャビン6の天井面の凹部6aや、
キャノピー16上面の凹部16aは、前述の如く前部よ
りも一段低く形成するだけでなく、次のような形状に形
成してもよい。例えば、図20、図21に示すキャノピ
ー26には、上面の後半部分における略中央部に凹部2
6aを形成しており、該凹部26aの後部はキャノピー
26の後端部まで延設されている。即ち、凹部26aの
前端及び左右端は、キャノピー26の他部よりも一段低
く形成して、凹部26aの後端はキャノピー26の後端
部まで延設して、該凹部26aと同一の高さに形成して
いるのである。そして、該凹部26aの上方には、カバ
ー体27を配設して、凹部26aに設置したクーラーユ
ニット7の上方を覆うようにしている。
【0031】キャノピー26の凹部26aをこのように
形成することで、該凹部26aに設置したクーラーユニ
ット7から排出されたドレンを、キャノピー26の後端
部からのみ下方へ落下させることができる。また、クー
ラーユニット7の上方を覆うことにより、該クーラーユ
ニット7が外部から見えなくなるので、外観性が向上す
る。尚、凹部26aの端部をキャノピー26の端部まで
延設して、該凹部26aと同一の高さに形成するのは、
後端部一箇所だけでなくてもよく、後端部と左右端部の
何れか一方との二箇所、又は、左右両端部の二箇所とし
てもよい。
【0032】また、図22、図23に示すキャノピー2
8の如く形成してもよい。該キャノピー28には、上面
の後半部分における略中央部に凹部28aを形成してお
り、該凹部28aの左右部分の一方はキャノピー28の
端部まで延設されている。即ち、凹部28aの左右端部
の一方はキャノピー28の端部まで同一の高さに形成し
て、凹部28aの前後端及び左右端の他方は、キャノピ
ー28の他部よりも一段低く形成しているのである。
【0033】キャノピー28の凹部28aをこのように
形成することで、該凹部28aに設置したクーラーユニ
ット7から排出されたドレンを、キャノピー28の左右
一方の端部からのみ下方へ落下させることができる。ま
た、クーラーユニット7の上方を覆うことにより、該ク
ーラーユニット7が外部から見えなくなるので、外観性
が向上する。
【0034】尚、凹部26aの端部をキャノピー26の
端部まで延設して、該凹部26aと同一の高さに形成す
るのは、左右端部の何れか一方のみの一箇所だけでなく
てもよく、後端部と左右端部の何れか一方との二箇所、
又は、左右両端部の二箇所としてもよい。そして、キャ
ノピー26の凹部26aの構成や、キャノピー28の凹
部28aの構成は、前記キャビン6においても同様に構
成することができる。
【0035】このように、キャノピー26・28の如
く、天井面の凹部の一方向、又は、二方向を、天井面の
端部まで該凹部と同じ高さに形成しているので、下方の
作業者にクーラーユニット7から排出されたドレンがか
かって濡れることを防止することができる。
【0036】また、図24に示すように、キャビン6の
凹部6aにクーラーユニット7を設置する際には、該ク
ーラユニット7と凹部6aとの間に、弾性を有したゴム
や合成樹脂等で構成された防振部材30を介して設置す
るように構成している。このように、クーラーユニット
7を、防振部材30を介してキャビン6に設置すること
で、該クーラーユニット7へ伝達される振動を低減する
ことができ、該クーラーユニット7内の各機器が振動に
より破損することを防止することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
機体に設置したエンジンを、防振部材を介して支持する
産業用車両において、該エンジンを防振部材を介して3
点で支持したので、エンジンを支持する防振部材が、エ
ンジンの左右方向へ出っ張ることを防止することができ
るので、エンジンの設置スペースを減少することがで
き、該エンジンを旋回体の後方側へ寄せて設置すること
ができた。これにより、機体の前後バランスが向上して
振動を低減することができるとともに、作業者が運転操
作を行う運転部のスペースを広く確保することができ
た。また、エンジンの支持構造を簡単な構造とすること
ができ、低コスト化が図れるとともに、油圧ポンプ等の
油圧機器を接続する油圧ホースのレイアウトや該油圧機
器の配置の自由度を広げることができた。
【0038】更に、請求項2の如く、機体に設置したエ
ンジンを、防振部材を介して支持する産業用車両におい
て、該エンジンを防振部材を介して3点で支持し、該エ
ンジンの支持位置を、エンジンの重心を通過する慣性主
軸に沿って配置したので、エンジンから発生する振動の
ピークを、エンジン回転数が最も低い状態であるアイド
リング時に発生する振動周波数よりも低い周波数域に位
置させることができた。これにより、エンジンの運転時
における振動量を小さくすることができて、高い防振効
果を得ることができた。
【0039】更に、請求項3の如く、コンプレッサ、室
内機、コンデンサを一体にした空調装置をキャビン又は
キャノピー上に設置し、前記コンプレッサの駆動をバッ
テリーからの電気駆動で行ったので、第一に、空調装置
がコンパクトに構成できるため、該空調装置のキャビン
の天井、又は、運転部近傍への設置が容易にできる。第
二に、空調装置の設置時のガス配管、エンジンへのコン
プレッサの配置が不要で、該空調装置が短時間で設置で
きる。また、この場合、キャビン又はキャノピーの天井
面上の一部を他部よりも低くした凹部を構成し、該凹部
に空調装置を設置すれば、空調装置の設置位置を低く抑
えることができるので、キャビンの重心が低くなって安
定し、機体の振動を抑えることができるとともに、冷却
風の吹き出し口を低位置に配置することができて高い冷
却効果を得ることができる。さらに、空調装置が、キャ
ビンの天井面前部の高さよりも上方へ突出することがな
いので、外観性を向上することができる。そして、キャ
ビンの天井面における凹部以外の部分は、該凹部よりも
高く形成されているので、クーラーユニットから排出さ
れるドレンが落下する箇所を規制することができ、作業
者が排出されたドレンによって濡れることを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の産業用車両であるバックホーを示す平
面図である。
【図2】旋回体に設置したエンジンの支持構造を示す平
面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】同じく背面図である。
【図5】同じく正面図である。
【図6】エンジンの支持構造の別実施例を示す平面図で
ある。
【図7】同じく側面図である。
【図8】同じく背面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】エンジン運転時に発生する振動の周波数と変
位量との関係を示す図である。
【図11】はエンジン運転時に発生する振動の周波数と
変位角度との関係を示す図である。
【図12】キャビン天井面の凹部にクーラーユニットを
設置したバックホーを示す平面図である。
【図13】同じく側面図である。
【図14】クーラーユニットを内部を示す平面図であ
る。
【図15】同じく側面図である。
【図16】同じく底面図である。
【図17】キャノピーの天井面に形成した凹部へクーラ
ーユニットを設置したバックホーを示す側面図である。
【図18】キャビン内にクーラーユニットを設置した例
を示す部分側面図である。
【図19】同じく別実施例を示す平面図である。
【図20】キャノピーの天井面に形成した凹部の別実施
例を示す側面断面図である。
【図21】図21は同じく平面図である。
【図22】キャノピーの天井面に形成した凹部の第三の
実施例を示す側面断面図である。
【図23】同じく平面図である。
【図24】キャビン天井面に防振部材を介してクーラー
ユニットを設置した状態を示す側面図である。
【図25】従来の産業用車両におけるエンジンの支持構
造を示す平面図である。
【図26】同じく側面図である。
【図27】従来のエンジン支持構造をとった場合のエン
ジン運転時に発生する振動の周波数と変位量との関係を
示す図である。
【図28】同じくエンジン運転時に発生する振動の周波
数と変位角度との関係を示す図である。
【図29】従来の産業用車両における空調装置の設置状
態を示す平面図である。
【図30】同じく側面図である。
【図31】キャビンの天井面上に空調装置を設置した例
を示す側面図である。
【符号の説明】
G 重心 K 慣性主軸 2 旋回体 3 エンジン 5 防振部材 6 キャビン 6a 凹部 7 クーラーユニット(空調装置) 7a 冷風口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置に機体を左右旋回自在に装着
    し、該機体に、エンジン、座席等を配設し、機体に設置
    したエンジンを防振部材を介して支持する産業用車両に
    おいて、該エンジンを防振部材を介して三点で支持し、
    前記三点をエンジンの冷却ファン側に二点とし、且つ、
    エンジンの軸線方向で、冷却ファンと反対側に一点とし
    て支持することを特徴とする産業用車両。
  2. 【請求項2】 走行装置に機体を左右旋回自在に装着
    し、該機体に、エンジン、座席等を配設し、機体に設置
    したエンジンを防振部材を介して支持する産業用車両に
    おいて、該エンジンを防振部材を介して三点で支持し、
    前記三点をエンジンの冷却ファン側に二点とし、且つ、
    エンジンの軸線方向で、冷却ファンと反対側に一点とし
    て支持し、該エンジンの支持位置を、エンジンの重心を
    通過する慣性主軸に沿って配置したことを特徴とする産
    業用車両。
  3. 【請求項3】 走行装置に機体を左右旋回自在に装着
    し、該機体に、エンジン、座席、及び、キャビン又はキ
    ャノピー等を配設し、機体に設置したエンジンを防振部
    材を介して支持する産業用車両において、コンプレッ
    サ、室内機、コンデンサを一体にした空調装置をキャビ
    ン又はキャノピー上に設置し、前記コンプレッサの駆動
    をバッテリーからの電気駆動で行ったことを特徴とする
    産業用車両。
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